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2017年01月16日

その占いを聞いてはいけない!

サインディスプレイ部 営業のKです。

皆さん、お疲れ様です。

私事で恐縮ですが、今日は本当に悪いことばかりの

1日でした。

この運気を明日に持ち越さない為にも、今日は医者から

止められているお酒を飲みまくって寝ることにします。

怖くない話は、アップしておきますね!

おやすみなさい!

皆さんの明日が良い1日になりますように!





これは、俺の後輩の女性が体験した話である。

その日、彼女は、よく当たると評判の占い師の所へ友人と出向いた。

俺は占いというものは一切信じない、というか、占いで自分自身が不安

になったりするのが嫌という理由で、占い師というものには縁がない。

ただ、その占い師というのは、いつもお客さんで一杯であり、かなり前から

予約しないと観て貰えないほどの人気だそうだ。

その店に到着し、予約した名前を告げると、すぐに中に入ることが出来た。

そして、しばらく、というかかなりの時間、待たされたらしい。

そして、いよいよ占い師が登場。

が、すぐにとても嫌な顔をされたという。

彼女達は、少しムッとしたが、それでもせっかく予約して入れたのだから、と

我慢して占いをしてもらう事にした。

そして、占い師は、まず彼女の友人の手相を観たらしい。

そして、色々と質問され、タロットなども登場し、それなりに順調に占いは

進んだという。

確かに、その占い師が言う言葉には、驚くほどの眼力と説得力を感じたという。

この人は本物だ!

彼女は、そう実感したらしい。

そして、彼女の友人の占いが終わる。

いよいよ自分の番かと思い、占い師の前へと体を乗り出す彼女。

しかし、占い師は、こう言い放ったらしい。

貴女には占うべきものは有りません。

いや、私には占えません。

それだけです。

代金は必要ありませんので、このままお帰りください、と。

予約して、やっとお店に訪問でき、そして長い時間待たされたあげく

そんな事を言われてしまい、彼女は激怒した。

そして、かなりの言い争いになったのだという。

そして、何より彼女が不安に思ったのは、

自分には未来という物が存在しないのではないか?

つまりは、もうすぐ死んでしまう。

だから、占いが出来ないのではないか?

そういう事だったらしい。

だから、半分泣き顔になりながら、

先生もプロなら、何でも言ってくれるのが本来の姿ではないか。

自分には、何を言われても、受け入れる覚悟はあるので!

そう訴えたらしい。

だが、その先生は、少し困った顔をして、こう言った。

私が占えないと言ったのは、そういう意味ではありませんよ!

でも、貴女の仰る事も確かにもっともですね。

私もプロとしての自覚が足りませんでした。

ただ、私も災難が降りかかるのだけは避けたいので・・・。

そうですね。

少し時間を頂ければ、貴女の疑問に対する答えを手紙にしてお渡し出来ます。

だから、しばらくお待ち頂けますか?

そう言って、奥へと引っ込み、そして30分位して、再び手紙らしきものを

持って現れた。

そして、

ここに、貴女の疑問に対する答えが書かれています。

ただし、約束してください。

ひとつは、この手紙は、眩しい位に明るい場所で読むこと。

そして、読んだらすぐに燃やす事。

そして、この店には、もう二度と近づかないこと。

そして、出来る事なら、この店に来たこと、更に私の名前も忘れてくれると

助かります。

大変だと思いますけど、頑張ってくださいね!

そう励まされたという。

一体、この手紙には何が書かれているのだろうか?

彼女はとても不安になった。

そして、眩しいくらいに明るい場所といわれ思いついたのが、ゲームセンター。

彼女は友人と2人で急いでゲームセンターに向かう。

不安な気持ちもゲームセンターの人ごみのなかにいると少しは和らいだという。

そして、ゲームセンターの中でも一番明るそうな場所を見つけ、彼女は占い師

の先生から貰った手紙を開けた。

そして、そこには、こんな文章が書かれていたという。

先程は失礼いたしました。

取り急ぎ、要点だけを書かせて頂きますので、この後の事は貴女自身、そして

周りの信頼できる、お仲間とよく相談されるのが良いと思われます。

先ず、貴女には、とてつもない霊が憑いています。

悪霊の類だと思いますし、とても強い霊だと思います。

その霊はいつから貴女に憑いているのかは判りませんが、貴女の守護霊達も

これまでは何とか貴女をかろうじて守ってこれたのですが、もう限界のようです。

守護霊が徐々にその悪霊の取り込まれています。

だから、もうすぐ貴女の周りには悪霊しか居なくなってしまい制御が効かなく

なります。

今日、私の元に来られた時も、その悪霊が貴女の背後から、貴女に味方するもの、

アドバイスするものに、明らかな敵対心と攻撃の意志が感じられました。

私が貴女に対して、占うことが無い、占えないと言ったのはそういう意味です。

今日も恐ろしい顔で、ずっと私を睨みつけていました。

残念ながら私には、その悪霊に対抗できるだけの力はありません。

いや、もしかすると、どんな霊能者でも対抗は不可能だと思われます。

ただ、貴女の持ち物の中に強力な護符が入っているのが判りました。

その護符は、その悪霊も苦手なのか、手出しできないようです。

ですから、その護符を授けてくれた人の元に、頼るのが良いと思います。

難しいかもしれませんが、今はそれしか手は無いと思います。

もう残された時間は少ないと思いますので、急がれるのが得策かと

思います。

ご健闘を心よりお祈り致します。

そう書かれていたそうである。

そして、ハッと思い出したそうである。

俺が以前、何気なく渡した護符が財布の中に入っているという事を。

そして、最近、気がつくと知らない場所に立っていたり、自分の中から

誰かの声が、聞こえてきたりしている事を。

そして、俺に相談してきたというわけだ。

なんとか助けて欲しい!と。

勿論、すぐに、その護符をくれた、いつものお寺に連れて行った。

寺に着くと、住職は、いつもとは違い、険しい顔で応対してくれた。

そして、開口一番、

とんでもないものを連れてきたな!

と半分、呆れかえっている。

だが、そんな事は無視して、とにかく頼み込む。

そして、言われたのが、こんな言葉だった。

とんでもない悪霊が憑いている。

この状態で、彼女が生きていられるのが不思議である。

余程、彼女の中は居心地が良いのだろう。

そして、不幸中の幸いか、Kさんが渡した護符が偶然にも

その悪霊には、効力があるらしい。

しかし、その護符では、しばらくの間、護る事は出来たとしても、そのうち、

その護符にも慣れてしまい、効果が無くなる。

その悪霊は、古の昔より、色々な能力者に祓われては、居座り、

そういう事を繰り返しているうちに、どんどん耐性がついてしまっており、

たぶん、この世に存在するどんな教典をもってしても、祓う事は

不可能だろう。

今も、ワシが何かするのではないか、と彼女の背後からじっと

睨みつけているよ。

こんな感じだった。

そして、そのお寺の住職でさえも、冗談なのか本気なのかは判らないが、

正直なところ、此処にも、この女性を連れてきて欲しくなかった。

とにかく、彼女に手を貸そうとするものに対して徹底的に攻撃してくる。

そして、ワシの力ごときでは、到底太刀打ちできるものではない。

そう遠回しに弱音を吐いた。。

もう完全に泣き顔の彼女は、

もう私死ぬんですか?

そう聞いたのだが、

いや、貴女は死なないよ。

現時点で生きてるという事は、この悪霊は貴女を

殺すつもりはないよ。

殺すつもりになれば、いつでも出来る筈だから。

死ぬのは、貴女に関わった者達。

ただ、貴女自身も、このままいくと、この悪霊に支配されて、完全に

コントロールされてしまう。

利用されてしまう、ということかな。

そう返された。

もう涙が止まらない彼女。

沈黙の時間がしばらく流れた。

すると、その住職は、

まあ、こういう場合だからしょうがないか。

目には目を。歯には歯をっていうくらいだから。

駄目元で頼んでみるから、ちょっと待っててくれ!

そう呟いて、どこかへ電話をかけた。

そして、嬉しそうな顔で戻ってくると、

今からrすぐに出かけるぞ。

貴女は運が良いよ。

助かるかもしれない。

うまくいけば!。

そう言って、出掛ける用意を始めた。

その後、とある人物の元へと向かい、ほんの短い時間で彼女に憑いた

悪霊というものは、完全に消えてしまった。

俺も立ち会ったのだが、とてつもない悪霊が存在するのと同じように、

とてつもない、更に上を行く霊能者というのも実在するのだと

思い知らされた。

まあ、実は霊能者とは言えないのかもしれないのだが。

その、とある人物というのが、これまた意外な人物なのだが・・・。

その人物についての話は、近いうちにお話しようと思う。

この話に出てきた占い師は実在する。


  


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2017年01月15日

深夜のエスカレータの恐怖!

サインディスプレイ部 営業のKです。

今日は、昼間に高校生の娘が少ない積雪にもかかわらず

一生懸命作った雪だるまを、不注意により、木っ端微塵にしてしまい、

娘からは泣きながら罵られ、妻からはいつもにも増して

冷たい視線を浴びせられました(笑)

皆さん、気をつけましょう!

それでは、怖くない話です。

どうぞ!




これは、あるショッピングセンターでの話しである。

お客さんが、夜間作業として、徹夜で、とあるショッピングセンターに

入るということで、俺が勧めた製品も使用してもらった為、つきあいで

少しだけ仕事を手伝いに行った。

誰でも知っている大型のショッピングセンターであり、レジャー施設も

併設されている関係で、かなり遅くまで人がひっきりなしに行き来している。

だが、夜間作業に入れるのは、そういう一般の方が全員帰ってから。

勿論、安全の為に他ならないのだが、そういう賑やかな空気も、ほんの一時間後

には、静寂に包まれ、怖いくらいである。

しかし、そういった静寂に浸っている余裕も無く、仕事が始まる。

本当なら、製品の取り扱い説明をしてから、さっさと帰宅したかったのだが、

そうはいかなかった。

エントランスの床に貼るインクジェット出力物とそれに上貼りする床用の

ラミネートなどをテキパキと設置図面を見ながら、現場へと置いて回る。

かなりの重労働である。

そして、それは、エスカレータの側面に貼るメディアを指定場所に置いて

回っている時に起こった。

当然、深夜であり、お客さんも居ないので、エスカレータは止まっている。

だから、全部で2ヶ所あるエスカレータを階段の様に上り降りしながら、作業は

順調だった。

ただ、エスカレータの周りだけがライトで照らされており、やはり深夜のショッピング

センターは不気味というほかなかった。

1階からスタートして、少しずつ作業を進める。、

そして、2階へとエスカレータを登る俺の視界に、在り得ない光景が映る。

誰かいる!

そう思って、つい立ち止まってしまう。

前方の上部から、1人の女性が降りてくる。

歩いて降りてくる、というのではなく、エスカレータに乗せられているかのように

スムーズな動きで・・・。

季節は夏なのに、冬物のコートを着込んだ女性だった。

そして、動いてない筈のエスカレータ・・・。

そう、確かに止まっている登りのエスカレータに乗っている俺にとって、それは

ありえない光景だった。

そして、その女は、そうして見ている間もどんどんと下って俺に近づいて来る。

見てはいけない!

そう思ったが、その女性から目を離す事は出来なかった。

ただ、その女はじっと俯いたまま、顔を上げない。

もしかすると、俺に気付いていない、いや、気付いていたとしても興味が

無いのか?

このエスカレータに想いが有って、ただエスカレータに乗っているだけなのかも

しれない?

そう思った。

だが、その女がすれ違い様に、突然、顔を俺の方へ向けた。

顔は俯いたままなのに、俺の方を不自然に向いたその女は、それだけで

不気味だったのだが、その顔を見た時、俺は更に体が硬直した。

まるで、マネキンの様な顔なのだ。

先程までは、笑っていなかった。

だが、今は俺の方を見て、口を閉じたまま、間違いなく笑っていた。

なのに、その顔には生気というものが感じられなかった。

まるでマネキンのような無機質な顔。

そして、俺の横を通り過ぎる女。

俺は、慌てて後ろを振り返った。

今、思えば、見なければ良かったのかもしれない。

その女はエスカレータを下っていくのに、体は前方を向いたまま、首から上

だけが、確実にまだ俺を見ていた。

まるで、映画“エクソシスト”に出ていた少女のように・・・。

その後、その女は、そのままエスカレータを下って行き、どこかへ行ってくれる

のだろうか?

いや、そうであってくれ!

そう強く願った。

が、次の瞬間、その女は、くるりと回転し、そして今、俺が乗っている

のぼり側へと回り込んでくる。

そこで、はっきりと足元が見えた。

エスカレータが動いているかのように見えていたのは、その女が、少し浮いた

状態でつま先を立てたまま、平行に移動していたからであった。

しかし、そんな事に感心している暇など無く、俺は慌てて、エスカレータを

登りきると、そのまま、下りのエスカレータ側へと回った。

このまま、上に登っても作業している人は居らず、どうしても逃げるなら

下の階へ行くという考えしか、浮かばなかった。

ただ、その為には、もう一度、その女とエスカレータですれ違わなければ

ならなかった。

俺は、思いっきり、その女とは反対側を向いて、ダダダダ~と下っていく。

そして、すれ違いざまに、耳元で

やっぱり見えてるんだ?

そんな声が聞こえた。

そして、下の階までエスカレータで降りてから、振り返ると、もう、その女は

消えていた。

他の場所で作業していたお客さんにその話をしたが、全く信じてもらえなかった。

この大型ショッピングセンターは、実在する。


  


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2017年01月14日

鏡が撤去されたトイレの恐怖!

サインディスプレイ部 営業のKです。

一夜明けて雪景色かと思いきや、殆ど積雪はありませんでした。

お隣の富山県や福井県では、そこそこの積雪があるみたいです。

とりあえず、積雪がなくて、喜ばなければ・・・。

このぶんだと、予定通り、今夜の片町新年会は決行ですね。

頑張ります!

それでは、怖くない話、いってみましょう!


小学校や中学校でも都市伝説的な怖い噂という物が、どこにでも

存在すると思う。

そして、それと同じことが、自分の通っていた大学にも存在した。

それは、都市伝説とかいう生易しいものではなく、かなりリアルで

日常的に起こるものだった。

とにかく自殺が多い大学だった。

それも、女子生徒ばかり。

だから、大学内での七不思議的な話は、全て女子生徒が絡んだ話だった。

そんな七不思議の中に、こういうのがあった。

一号館という一番古い校舎の女子トイレには、洗面所には必須の鏡が

存在しない、という話だった。

最初は当然、鏡が設置されていたのだが、女子生徒の自殺が相次いだ頃から、

その棟の女子トイレにだけ、飛び降り自殺をし、地上に向かって落ちていく

女性の顔が写し出される、という。

当然、俺達は確認してまわった。

女子トイレなので、男性だけというわけにはいかず、女子生徒にも

協力してもらい、全て見て回った。

で、結論としては、確かに1枚も鏡が無かった。

勿論、同じ校舎の男子トイレには鏡はある。

なのに、女子トイレにあるのは、鏡が取り外された後に残された

金具だけであった。

これはなんとしても解明しなくてはいけないという、馬鹿丸出しの思考により、

勿論、誰にも頼まれてもいないのに、それからそのトイレの監視がスタートする。

実際、監視をしてみると、そのトイレを利用する者は生徒はもとより講師や

大学職員を含めても、誰もいなかった。

そして、使うものがいないのだからしょうがないのかもしれないが、掃除の

おばさん達も、そのトイレでは1人も見かける事はなかった。

それくらい、大学全体に浸透している怖い噂、というものに、更に興味が

沸く。

そこで、大学の図書館に保管されている過去の新聞を徹底的に調べてみた。

すると、その大学が現在の場所に移転した年に1人の女子生徒が自殺していた。

薬学部の4年生であり、就職で悩んだ末、大学校舎の5階のトイレの窓から

発作的に飛び降りた、と書かれていた。

まあ、よく聞く話かな、という程度の感想しかなかった。

だが、異常だったのは、それからだった。

日にちのブレこそあったが、毎年1人、必ず薬学部4年の女子生徒が決まって

同じ棟のトイレから飛び降り自殺をしている。

そして、その飛び降りは、5階のトイレばかりではなく、4階や3階の

トイレでも同じように行われていた。

そして、当然、3階のトイレから飛び降りた女子生徒などは、死に切れず

苦しみ、病院へ搬送された後、大学を自主退学していた。

新聞にも、連鎖する自殺として、取り上げられていた位であった。

ただ、それ以上、具体的な話になると、新聞では判る筈も無く、俺達は

大学内に古くから勤めていそうな人を見つけ、その人に話を聞こうと試みる。

すると、学生食堂のおばちゃんが、一応、顔を顰めたものの、名前を出さない、

という条件で、色々と教えてくれた。

最初に、自殺した女子生徒は、就職に悩んだのではなく、教授との不倫の末、

その棟の5階のトイレのガラスに口紅で遺書を残し、飛び降りたらしい。

そして遺書というのは、全てその教授に裏切られたという恨み辛みが

延々と書かれていた。

そして、トイレの小さな窓から身を乗り出していると、下では、どうした?

何かあったのか?と軽い人ごみが出来ていた。

そこへ、その女子生徒は、不倫相手の教授の名前を叫ぶと、笑いながら

地面へと飛び降りた。

まるで、頭からコンクリートに突っ込むようにして。

そして、最後まで笑い顔を崩さないまま、彼女は地面へと叩きつけられた。

当然、即死だった。

そして、それから毎年、怪異が起こる。

女子トイレを利用すると、ガラスに口紅で書いた彼女の遺書が浮かび上がる。

そして、次の瞬間、その鏡には、飛び降り、地面に向かって落ちていくその女性の

顔が映し出された。

すると、それを見た者は、無意識のうちに、トイレから身を乗り出し、そして

地面へと身を投げ出した。

即死した者も可哀相だが、死に切れなかった者も、ずっと痛みと不便を背負い、

ひっそりと生きて行く事になる。

そして、死に切りなかった者が必ず、救急車の中で、うわごとのように呼び続けて

いたのが、最初に自殺した女子生徒と不倫関係にあった教授の名前だったという。

そして、やっと大学側も重い腰をあげ、事態の収拾を図る。

で、結論として、その棟の女子トイレの鏡を全て無くせば・・・・という

結論に達し、現在の鏡の無いトイレが出来上がったらしい。

そして、それからは、少なくとも、その棟での自殺は無くなったとの事だった。

俺達は、何か虚しさを感じながら、5階にある、その女子トイレに行き、全員で

手を合わせ黙祷した。

勿論、真剣な気持ちで。

そして、その時、同行した1人の女子生徒が、ふざけた訳ではないのだが、

バッグから化粧用の携帯ミラーを取り出してみた。

すると、突然、その場の空気が変わった気がした。

そして、その女子生徒は

キャーと大きな悲鳴を上げて、携帯ミラーを床に落とした。

すると、そこには、携帯ミラーの小さな鏡面に、赤い文字がくっきりと

浮かんでいるのが見えた。

そして、次の瞬間、甲高い邪悪な笑い声が聞こえた。

キャキャキャキャ!

俺達は急いで、その場から逃げるしかなかった。

その後、その時のメンバーの中から自殺する者はいなかった。

だが、最後のあの笑い声を聞いてしまった今となっては、自殺した彼女の

怨念は、どんなことをしても解消することなど出来ないのかもしれない、と

強く思った。

この大学の女子トイレには、今でも鏡は付けられてはいないということだ。


  


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2017年01月14日

中古JV33

ミマキJV33-130の中古機が入荷いたしますので、ご紹介いたします。

言わずと知れた1370mm幅の溶剤プリンタです。


インク仕様はブラック、シアン、マゼンタ、イエローを各2本のSS21インクです。


仕事の使用に問題なくプリントでき、テスト印刷でのノズル抜けもありません。


このプリンタ本体に、ミマキ純正のRIPソフトRasterLinkPro5SGがセットとなります。
RIP用のパソコン(Windows7等)は別途ご用意ください。
パソコンとJV33の通信ケーブル5mは付属しています。

納品前にミマキのサービスでメンテナンス後お渡し致します。
設置して、お手持ちのPCにRasterLinkをインストールすれば直ぐに仕事に使えます。

販売価格は40万円(税別)となります。

なお、中古機の納品は、ご購入者様でのお引き取りをお願いしております。御了承ください。

お問い合せお待ちしております。
076-243-3344

サインディスプレイ営業のTでした。   


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2017年01月13日

片町のパーキングには・・・・。

サインディスプレイ部 営業のKです。

今日の金沢市内、まだ雪も積もっていないのに、何故か

かなりの数の事故を見ました。

明日の朝には、きっと雪景色だろうから、皆さん、

運転にはお気をつけください。

ちなみに、明日の夜も新年会だ~!

その前にしっかり雪かきしておかないと、飲んで帰宅しても

家の鍵が開けて貰えないので、頑張るぞ~(涙)

それでは、怖くない話、どうぞ~



これは俺が体験した話である。

何処にあるとか、名前などは営業妨害と言われかねないので、書かないが、

これは片町にある、とあるパーキングでの話である。

その日、俺は取引先の社長さんと、そしてその社長さんの知人2人の計4人

で片町で飲んでいた。

片町までは、社長さんの車で送ってもらい、車をパーキングに停めてから

他の2人と合流、強い酒を1人で飲みすぎてしまい、気持ち悪くても

吐けない体質の俺は、もう完全にダウン状態になった。

それでも、その社長他3人はまだ飲む、とのことで俺は、

それじゃ、お先に失礼しますね~

と言ったのだが、許可がおりず、

少し楽になるまで、パーキングに停めた車で休めば?

と言われ、仕方なく従う事にした。

時刻は、もう午前1時は回っていたと思う。

社長さんの車は、レクサスであり、革張りのシートだったので、酔った体には

本革シートの感触が、とても気持ちよかった。

なので、俺はすぐに眠りについてしまう。

そして、ある物音で目が覚める。

時計を見ると既に1時間余りが経過している。

少し寝たせてか、体はかなり楽になっていた。

そして、俺を眠りから覚ませたのは、ガラスを鋭利な爪で引っ掻いた時の様な

キーキーという生理的に我慢出来ない音。

俺は、思わず体を起こし、そして、その音の発信源を探した。

すると、駐車場の車にまとわりつく様にしながら、手の指でフロントガラスを

引っ掻いている女がいた。

白い布きれの様な服を着て、その足は裸足だった。

ただ、髪型も普通にきちんとセットされており、その容姿からは、何処にでも

居る様な普通の女性にしか見えなかった。

もしかして、頭のおかしい奴?

そう思ったのだが、その考えは次の瞬間、頭から消える。

その女は、無作為に、順番など関係なく、広い駐車場を行ったり来たりしている。

その移動が、まるで瞬間移動でもしているかのようにパッと消えたかと思うと、

次の瞬間には、かなり離れた場所にある車の窓を覗き込んでいた。

間違いなく人間ではなかった。

そして、それは、必死に何かを探しているのか、車のフロントガラスに

ベッタリと顔を張り付かせるようにして、覗き込んでいる。

その様子は、とても奇妙で不気味な光景だった。

車から出て逃げるか、それとも車の中に隠れてやり過ごすか?

しかし、冷静に考えて、あの移動速度からは逃げられないのは明白だった。

だから、俺は何とか車の中で身を小さくし隠れ、そしてやり過ごすという

方法を選んだ。

それからは、ジッと耐えるしかなかった。

後部座席から足元スペースへと体を潜り込ませ、そして先程まで掛け布団の

代わりに使っていた大き目のタオルを上半身にかけた。

そして息を殺し、じっと待った。

ただ、何しろ、車の並びなど関係なく動くその女に備えるのは簡単ではなく、

ずっと動きを止め息を殺し、じっとしているのは苦痛以外の何物でもなかった。

一体いつまで待てばいいんだ?

やっぱり車から外へ逃げた方が正解だったのかも?

そんな事を考えていると、次の瞬間、すぐ近くで

キーキー、キーキーという音が聞こえた。

間違いなく、今、この車を覗き込んでいる!

そう思うと、更に体は硬直した。

それでも、俺は一切の音も立てず、身動きひとつしなかった。

すると、キーキーと聞こえていた音が消える。

もう他の車に移動したのかもしれない。

そう考えたが、何故か、先程まで聞こえていたキーキーという音が全く

聞こえてこない。

もうこの駐車場から離れていったという事なのか?

考えれば考えるほど、答えは出なかった。

だから、俺はそーっと顔を上げ、辺りを確認した。

勿論、息を殺し、物音を立てない様にしながら・・・・。

俺は思わず、ヒッと声を出してしまった。

俺が顔を上げた、すぐ横の窓に、その女が張り付いていた。

思わず目が合ってしまった。

その女は、先程までの普通の姿ではなく、顔はまるで蛇のようであり、

体から伸びた手足は異様に長かった。

そして、その女は俺が、自分の存在に気付いた事が嬉しいのか、大きな口を

開けて嬉しそうに笑った。

声は聞こえなかったが、間違いなくその顔は笑っていた。

そして、その口に歯というものは一本も存在していなかった。

その後、ひとしきり笑うと、今度は、俺が呆然と凭れ掛かっているドアを

強引に開けようとする。

その力は、とても強く引っ張る度に、ドアがしなるのが判った。

どうする?

そう考えた俺は、急いで運転席へと身を乗り出し、クラクションを押し続けた。

鳴らしている俺自身がうるさく感じるほどの大きな音。

だが、誰もその音に気付かないかのようだった。

もしかすると、またしても、あっちの世界に入ってしまったのか?

しかし、そんな事には目もくれず、その女は、ひたすらドアをこじ開けようとする。

その時、俺には不安があった。

確かに酔っ払って車まで連れて来て貰い、後部座席に寝かせられた。

その時、無意識に、近くのドアをロックしたのは覚えている。

しかし、その他のドアをロックした記憶は無かったから・・・。

しかし、それにも増して不可解なのは・・・。

その女は何かを探している様に見えた。

そして、今、俺を見つけて嬉しそうにドアをこじ開けようとしている。

女が探していたのは、俺なのか?

いや、俺には身に覚えも無ければ、そんな女は見た事すら無かった。

そんな理不尽への怒りが込み上げたが、今の俺には、ドアのロックの方が

重要事項だった。

だから、そーっと悟られない様に、運転席と助手席のドアを確認した。

何故か、ドアはきちんとロックされていた。

無意識に集中ドアロックで全てのドアをロックしてのかも?

そう思った瞬間、背後からバンっという音が聞こえた。

そして、先程まで、ドアをガチャガチャされていた音も消えていた。

諦めたのか?

そう思ったが、先程の背後からのバンっという音が気になった。

すると、突然、背後から

クックックッ、という小さな笑い声が聞こえ、そして次の瞬間

キャッキャツキャ、という甲高い笑い声に変わった。

車内に入られてしまった!

全身から血の気が引いた。

そして、

入れちゃったよ~

何しようか~

そんな声が聞こえた。

見ないようにしていても、ついついルームミラーを見てしまう。

そこには、ベタベタした緑色の皮膚をした腐乱した女の顔があった。

とっさにドアを開けて、外へ飛び出そうとした。

だが、ロックを解除しても、何故かドアは開かなかった。

そして、まるで蛇に睨まれたカエルのように、全く身動き出来なくなる俺。

すると、背後から、にゅーっと手が伸びてきて、俺の首を掴んだ。

俺は、何とか、ポケットに入れているお札を握り締めるのが精一杯だった。

そして、俺の意識はどんどん遠のいていき、

今度こそは助からないのかも・・・・・

そんな事を考えながら、そのまま意識を失う。

その後、どれくらいの時間が経過したのだろうか。

俺は、強い力で体を揺さぶられて目を覚ます。

車のオーナーの社長さんだった。

俺は、生きてるのか!と妙に嬉しかった。

ただ、先程の出来事は、到底、夢として片付けられるものではなく、

何故か、それは傍らで心配そうな目で俺を見ている社長さんの様子

からも、窺い知る事ができた。

俺の首についた手形。

そして、俺の蒼ざめた顔。

そして、なにより、社長さんの愛車レクサスのボディについた擦り傷と

大きな凹み傷が、ただ事ではないことを社長さんにも知らせていたようだ。

その後、俺は、代行で社長さんに付き添われ、家まで帰った。

そして、その後、レクサスの修理代を請求される事はなかった。

片町の駐車場に出る、その女は確実に存在する。


  


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2017年01月12日

浅野川での怪異!

サインディスプレイ部 営業のKです。

いよいよ、本格的に寒くなってきました。

明日の朝には、一面雪景色なんだろうか?

寒いので、早めに、怖くない話、1話アップしますね!

それでは、どうぞ!


これは俺が体験した話である。

金沢市には、犀川と浅野川という2本の川が流れている。

確か、犀川を男川、浅野川を女川というらしいのだが。

俺の勝手な印象からいうと、犀川の方が“危険な川”だと感じていた。

実際、浅野川というと、友禅流し、といった具合に、伝統工芸と

深く結びついた情緒のある川という印象は誰しもが持っているのだと思う。

ただ、だからこそ、昔々の伝統の裏に隠れてしまっている陰の部分という

のも、存在しているのかもしれない。

そして、今回の話は、そういった陰の部分のごく一部をみてしまった、ただ

それだけなのかもしれない。

その日、俺は朝7時に輪島まで、仕事で行かなければならなかったので、

とにかく急いでいた。

まだ暗い午前4時に家を出た。

そして、当時の能登海浜道路に乗る為、浅野川沿いの道路を営業車の

ワンボックス車を走らせていた。

眠い目を擦りながら、ブラックコーヒーで無理やり眠気を飛ばす。

その日は、そもそもおかしな天気だった。

街中を走っているときには、間違いなく雨は降っていなかった。

が、金沢駅を超え、浅野川線の線路と平行して走る頃には、明らかにポツポツと

雨が降っていた。

しかも、まだ、夜は明けていない筈なのに、曇り空を割って、地上に光の帯

の様なものが届いており、そしてそれは、間違いなく俺がその時、側道を

走っている浅野川を明るく照らしていた。

こんな天気っていうのも在り得るのか?

そんな事を考えながら、自然に視線は浅野川の方へと向いてしまう。

そして、そこで摩訶不思議な光景を目撃する。

何かが川の中を泳いでいる。

魚とか動物ではなく、紛れもなく人間の姿をしたもの。

長い着物を着た女性らしき者が、川の中を泳いでいる。

それも、顔も全て水中に沈めた状態で、手足をピンと伸ばした状態で

潜水しながら、それは車のスピードと同じ速度で進んでいる。。

俺は呆気に取られ、思わずブレーキを踏んでしまう。

停止した車から、身を乗り出すようにして、川の方を覗き込む。

そして、それは、俺が車を停止した事に呼応するかのように泳ぎを止め、そして

水面へ浮かび上がった。

最初、水死体がなにかだと思った。

が、次の瞬間、それはバシャという水音と共に、川面に立ち上がった。

何故か距離感がおかしかった。

今、俺がいる道路から川面までは、少なくとも20メートル位は有る。

なのに、立ち上がったその女は、とても背が高く、そして顔が鮮明に

分るくらいに近く見える。

長い髪からはポタポタと水が滴り、切れ長の目からは黒目しかない目が

俺を見つめていた。

周りには、走ってくる車はおろか、人っ子一人居なかった。

今、その空間に居るのは、俺と、その女だけだった。

それが、とても怖かったのを覚えている。

俺は思わず息を呑み、心臓の鼓動が激しくなるのを感じた。

そして、次の瞬間、更なる恐怖が俺を襲う。

その女が、笑ったのだ。

切れ長の目を大きく開け、そしてニンマリと大きな口で笑った。

そして、その女は、体の向きを完全に俺の方へと向ける。

やばい!

そう思うと、すぐに体が反応してくれた。

車を急発進させ、早くこの場から離れようとした。

そして、恐る恐る川の方を見ると、また、女は川の中を潜りながら進んでいた。

そして、それは先程よりも、かなり速く感じ、そして少しづつ俺が走っている

道路の方へと近づいて来ていた。

先程まで聞こえていた車のラジオも、既に消え、代わりに、得体の知れない

女の歌声のようなものが聞こえてくる。

どうすれば良い?

自問自答する俺。

だが、答えなど見つかる筈もなかった。

すると、前方の川原に人影が見えた。

やった!人がいるんだ!

そう思い、喜んだが、どうも様子が違う。

なので、車のヘッドライトをハイビームにして確認する。

すると、そこに居たのは、ボロボロの服を着た古い時代の農民らしき姿。

それが、手招きするように動きながら、道の脇にザワザワと立ち埋め尽くしていた。

そして、それらの手は、グングンと伸びて、車を掴み止めようとする。

国道の下を通り、中学校の近くまで来る頃には、もうかなりスピードは

落ちていた。

そこで、再び、先程の女が視界に入る。

それは、滑るようにしながら川原を移動し、そして近づいて来ていた。

岸に上がったその女は、とてつもなく大きく、そして、長い着物を引き摺りながらも、

平行移動するかのように、車を追い越し、そして前方の道路に出てこようとしている。

どうする?

焦って、うまく考えなれない。

すると、前方の左方向に、光が差したのが見えた。

そろそろ夜が明けて来ているのがわかった。

それで、俺は思いっきりアクセルを踏んだまま、ハンドルを左に大きく切る。

何か光の中へ入っていき、包まれている様な気がした。

そのまま、踏み切りを渡り、問屋団地の方向へと車を走らせた。

もう必死に車を川から遠ざける事しか考えていなかった。

そして、前方の信号が赤になり、車を停止させ、ふと回りを見ると、もう

そこは、いつもの車が往来する道路だった。

俺は、ホッとしてしまい、そのままシートを倒し、しばらく横になった。

そして、ハッと気がつくと、辺りはもう朝のラッシュが始まっていた。

その後、朝の光の中、輪島まで車を飛ばしたが、遅刻してしまい、上司から

大目玉をくらったのは言うまでもない。

この浅野川の魔物?は何者で、そして何がしたかったのかは未だに判らないが、

それでも、いつ、誰にでもそれと遭遇する機会はあるのだと思っている。

その浅野川を泳ぐ女は実在する。


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 13:08Comments(1)

2017年01月10日

同窓会が怖い!

サインディスプレイ部 営業のKです。

明日から石川県の天気予報は、ずっと雪・雪・雪です。

暖かい日が続いたから、もう冬も終わりみたいな気持ちで

いましたけど、まだ1月の初旬なんですよね。

最近は、雪かきが体に堪えます。本当に!

それでは、今夜も怖くない話、いってみましょうかね~


これは俺が体験した話である。

正月休みや冬休みなどを利用して、よく行われるのが同窓会。

俺の妻も毎年、お洒落して同窓会へと出掛けていく。

本当に楽しそうな顔で帰ってくるのを見ると、やはり羨ましいものだが、

俺はある出来事があってからというもの、同窓会というものには、一切

参加出来なくなってしまった。

それは、今からかなり前の話になるのだが、大学を卒業して社会人になった

頃に、中学生時代のクラス同窓会があった。

中学を卒業してから初めての同窓会ということもあり、勿論、俺も参加した。

それから、やはり同窓会当日が来るのが待ち遠しかった記憶がある。

そして、いよいよ当日、指定された片町の店に行ってみると、クラスの

殆どの人間が参加したのではないか?と思えるほどの人数が集まり、

既に場は盛り上がっていた。

当時の担任の先生も居て、俺を見つけると、大きな声を掛けてくれた。

先生も随分と歳をとっていたが、同級生のなかにも、既に頭部が薄くなった者、

不良からそのままヤクザ屋さんになってしまった者、結婚した者、そして既に

離婚を経験した者など様々な経歴と見た目だったが、その場では一切関係なく、

当時の中学生のまま、盛り上がる俺たちが居た。

そして、一次会が終わり二次会、そして三次会へと店を転々とする。

そして、結局、最後の店では俺を含めて8人程が残っていた。

ただ、そのメンバーを見回した時、どうしても苗字の思い出せない女性がひとり居た。

だから、そ~っと横に座った他の女友達に聞いてみると、

A村さんだよ。覚えてないの?

っていうか、まあ大人しい女子だったから覚えてないのも無理ないかもね。

と言われた。

そう言われて、一生懸命に思い出そうとするが、どうしても思い出せない。

それに、この同窓会の席でも、A村という女性は、いつも端っこの方に座り、

そして、誰とも喋らず、ただニコニコと笑っているだけのような気がした。

でも、そういう性格の女性でも、同窓会に来てくれたこと、そして三次会まで

付いて来てくれた事が、とても嬉しかった。

そう思っていると突然、背後から声を掛けられた。

A村さんだった。

俺は、え?と思い、何を話していいのか、わからずボーっとしていたのだが、

彼女の方から色々と話をしてきてくれた。

そして、こんな事が有って、面白かったとか、こんな事をしてくれて嬉しかったとか、

色んな思い出話をされているうちに、

ああ、そういえば・・・。

と何となくだったが、少しは彼女を思い出せたような気がした。

ただ、彼女からの思い出話が、全て俺との思い出ばかりだったので、

もしかして、俺の事好きだったとか?

と冗談まじりに聞いてみると、なんと黙って頷いた。

モテた記憶など無い俺は、半信半疑ながらも、少し舞い上がってしまい、

その晩は、ずっと彼女と飲み、そして色んな事を話した。

そして、もうお開きにしよう、というタイミングで

今は家族の都合で引越しして、H県に住んでるの、と言い

住所と電話番号を交換して、その日は別れた。

それから、彼女から頻繁に電話が掛かってくるようになった。

同窓会の席では話せなかった事も含めて、本当に色んな話をし、そして

いつしか俺も彼女に好意を抱くようになっていた。

そして、ある日、偶然なのだが仕事でH県まで1人で行く事になった。

だから、当然俺は、教えてくれた住所に突然会いに行ってびっくりさせて

やろう、と心に決めた。

そして、当日、仕事を無理やり早く切り上げ、急いで教えてくれた彼女の

自宅へと営業車を走らせた。

何度か、道に迷ったが、なんとか彼女の家にたどり着いた。

思っていたよりも、小さくひっそりとした家だった。

俺は、まだ彼女は帰宅していないかも?と思いながらも、思い切って彼女の家

の玄関までいき、呼び鈴を押した。

すると、しばらくして玄関のドアが開いた。

そこには、すぐに彼女の母親だと判るくらいに良く似た女性が立っていた。

あの・・・どちら様でしょうか?

と聞かれ、俺は

◎◎中学時代の同級生でKという者なんですが・・・・。

そう言うと、

え?と不思議そうな顔をされた。

なので、続けざまに、

先日、娘さんと同窓会でお会いしまして、それで住所を教えてくれたものですから、

仕事で近くに来たついでに、つい寄ってしまいました。

と元気良く続けた。

すると、彼女の母親は、少しムッとして、

うちの娘は、高校1年の時にこちらに引っ越して、すぐ交通事故で他界してますよ。

こういう悪戯って良くないと思いますよ!

そう言われてしまった。

いや、そんな事はない筈です。だって、先日の同窓会では、俺の他にも

大勢の人間が娘さんを見ていますし、その後だって、何回も娘さんと

電話で話してるんですから・・・・。

そう言う俺に、やれやれといった顔をしながら、母親は家の中へと入れてくれた。

そして、案内され家の中を進む、と一番奥の部屋へと案内された。

そして、その部屋に入ると、そこには、確かに彼女の位牌と写真が仏壇に

備え付けられていた。

俺の顔が余程、蒼ざめていたのか、母親は、大丈夫ですか?と声を掛けて

くれたが、俺にはもう何かなんだか判らなくなっていた。

そして、帰りの車のなかで、色々と考えてみたが、やはり俺を騙す為に

仏壇の写真まで用意する筈はない。

ということは彼女は本当に・・・・・・。

そういう結論にしか至る事は出来なかった。

そして、それから会社へ戻り、自宅へ帰ると、いつものように彼女からの

電話が掛かってきた。

さすがに俺も電話に出る気にもなれず、居留守を使った。

そして、それからも、毎晩、彼女からの電話が掛かってきたのだが、俺はずっと

居留守を使い続けた。

すると、しばらくすると、もう彼女からの電話は掛かってこなくなった。

そして、翌年の正月明け、またしても同窓会の案内が来た。

俺は、迷うことなく、不参加に○をつけて返送した。

そして、事後報告的に送られてくる参加者名簿には、その年もA村さんの

名前があった。

そして、それから何度も何度も繰り返される同窓会。

そして、必ず参加者の欄にはA村さんの名前があった。

俺は、彼女の実家へ行き、知った彼女の死について、誰にも話していない。

いや、これからも、話すつもりはない。

若くして死んでしまった彼女の唯一の楽しみが、他の同窓生達と同じように

歳をとっていく姿を共有する事なのだとしたら、それは誰にも邪魔は

出来るものではない、と思ったから。

去年の同窓会にも彼女は参加していた。

そして、今年もきっと彼女は参加するのだろう。


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 20:02Comments(3)

2017年01月09日

東尋坊で人助け?

サインディスプレイ部 営業のKです。

まだ胃の調子はいまひとつですが、お陰様で

風邪の症状はなくなりました。

これで、なんとか、これから呼ばれる新年会は

乗り切れるかな・・・と思ってます。

しかし、

今日、娘と話していて、ちょっと怖い話教えてやるぞ!

といって、昔流行った

悪の十字架 → 開くの十時か(10時開店という意味)

呪いのバス → のろいの(遅いという意味)バス

恐怖の味噌汁 → 今日、麩の味噌汁(今日は麩の味噌汁だよ)


などの駄洒落を教えてやったら予想以上にウケました。

最近の子供は、こういうのを知らないんですね(笑)

では、早速ですが、いきましょう!

怖くない話!



これは、以前俺が福井県の東尋坊を深夜に訪れ、怖い思いをしてから、

約1年後くらいの話である。

http://sign.hosodapaint.com/e86582.html

↑参照

俺の体験した話を聞いた別の友人から、電話が入った。

お前、なかなか面白い体験したみたいだけど、今度の週末の夜に、

俺達と一緒にもう一度、東尋坊に行かないか?

そう聞かれ、俺は即答した。

行かないよ!というか、お前らも、あそこには近づかない方がいいぞ!

だが、彼らはもう既に女友達も連れて、合計5人で東尋坊に行くプランで

盛り上がってしまっており、俺の言う事に、耳も貸さない。

しかし、メンバーを聞くと、知らない男が2人と彼、そして女友達が

2人であり、その女友達のうちの一人は、俺がいつも何かと世話に

なっている女性だった。

しかも、今回は真夜中に行くのではなく、自殺しようとしている方

を見つけて、何とか思い留まるように説得するのが目的だと言い張る。

だから、嫌な気持ちはしたが、夜には行かないという事。

そして、人助けするにしても、決して深入りはしない事。

以上の点を同意させたうえで、俺も嫌々ながらも参加する事にした。

午前中に金沢を出発したのだか、色々と寄り道したり、グルメ巡りも

していると、ついつい東尋坊への到着時刻が遅くなってしまった。

しかも、福井県に入った頃から雨模様になり、シトシトと嫌な雨が降り続いていた。

現地に入ると、その日は土曜日なのに、観光客が異様に少なかった。

時刻は、午後4時くらい。

先におみやげを見ようと主張する友人達を無視して、俺はさっさと岸壁の

方へと歩き出した。

そんな俺を見て、仕方なく俺に続くご一行様。

しかし、岩場に出るまでにも、

おー、これがお前が言ってた電話ボックスだよな?

ここに、霊が居るんだろ?

俺は

霊とか、そういうこと、口に出すんじゃないよ!

此処って本当に危ないんだから・・・。

わかってる?

と叱責するのだが、彼らのハイテンションは一向に収まらない。

それにしても、土曜の午後4時過ぎだというのに、あまりに観光客が少な過ぎる。

俺は本気で嫌な予感がしてくる。

それにしても、こんなに少ない観光客の中から、自殺志願者を見つける事など

本当に出来るのか、俺には疑問だった。

そんな時、1人の男が声を上げた。

おい、ちょっと、アレ!

アレって、そうなんじゃないの?

俺達は全員で彼が指差す方向を見る。

すると、1人の女性、年齢は30代という感じの、何処にでも居そうな

雰囲気の女性が、岸壁の端っこ、ギリギリの所にしゃがみこみ、眼下の

海を覗き込んでいる。

確かに、そういう雰囲気はあるのかもしれない・・・そう思った。

すると、同行の男3人が、ズンズンとその女性に近づいていく。

おいおい、どうやって声を掛けるつもりなんだよ?

と思っていると、

こんにちは。どちらから来られたんですか?

と、まともな声掛けをするので、思わずホッとしてしまう。

そして、海好きなんですか?

お綺麗ですね?

これから、何処で一緒に食事でもしませんか?

メルアドとか交換出来ますか?

と完全にナンパモードに突入している。

馬鹿か?と思ったが、それでも、

死のうとしてるんですか?と直球で聞くことは無さそうなので、俺は

何処かホッとしていた。

そして、何より、先程から、岩場の周りにはかなりの数の観光客で賑わっていた。

ガヤガヤ、ザワザワと。

こんな状態で、まさか自殺なんてしないだろ?

そんな楽観的な考えも有ったかもしれない。

それでも、どんな問いかけにも、振り向く事すらせずに、その女性はジッと

海を見ている。

なので、彼らは、その女性が見ているのと同じように、いや、もっと身を乗り出す

ようにしながら、眼下の海を覗きこむ。

さすがに、危ないだろ!と思い、声を掛けようとした時、俺の携帯が鳴る。

もしもし?

すると、

馬鹿ですか?あんなに近づくなって言ってたのに!

その場所は、昼も夜も関係ないんです。

全員、憑り殺されちゃいますよ?

それと、海のそばに居るお友達に言ってください。

その女は自殺した女の霊だって!

早く逃げなきゃいけないんですけど、もう回り囲まれちゃってます!

いつもの霊能力のある知人女性だった。

俺に渡していたお札が知らせてくれたのだという。

そう言われ、改めて、その女性を見ると、

服はびしょ濡れであり、顔面や手足が損傷した女であり、ゆっくりと

こちらを振り向こうとしている。

そして、俺は、彼らに、すぐに岸壁から離れるように指示し、そして

そーっと周りを見渡してみる。

それは、観光客などではなく、明らかに死人、いや自殺した亡者の群れ

であった。

そして、先程まで聞こえていた、ガヤガヤ、ザワザワとした話声もピタッと

聞こえなくなっており、ウオーン、ウオーンというサイレンの様な音が

聞こえてくる。

受話器の向こうから大声で俺を呼ぶ声が聞こえる。

慌てて、受話器を耳に当てる俺。

すると、

あっ、良かった。まだ、大丈夫だったみたいですね。

でも、本当に危険な状態なのは、判って貰えたと思いますから、単刀直入に

言いますね。

今から、Kさんが持っている護符に念を送って結界を作ります。

だから、すぐにその場から逃げてください。

逃げている途中に、幾つかの光みたいなのが近づいてくると思いますけど、

それって、味方ですから・・・。

だから、その光の導く方向に走ってください。

そして、もしも誰かが、走れなくなったり、転んだりしたとしても、絶対に

立ち止まらない事。

立ち止まったら、その人も死にます。

えっと、結界を張れるのも、せいぜい30秒から40秒ですから。

だから、その間に何とか安全圏まで逃げてください。

それじゃ、始めますよ!

そう言われ、俺は、全員に声を掛けた。

逃げるぞ!と大声で。

すると、その声に弾かれたように、全員が走り出す。

その間、色々と質問されたが、

死にたくなかったら走れ!

と言うしかなかった。

周りのサイレンのような音はどんどん大きくなる。

そして、彼女の言ったとおり、幾つかの光が道を作ったり、俺達を包んだり

してくれる。

その光の中に居ると、不思議と、恐怖で強張った足も、軽快に動く。

それでも、次第に行く手は亡者の群れにより、塞がれてしまいそうになる。

やっぱり無理なのかも・・・・。

そう思った時、ひときわ眩い光が俺達を包み、そして導いた。

急いで!こっちです!

そう聞こえたような気がした。

そして、何とか俺達は、1人も転ぶことなく、無事に駐車場まで戻る事が

出来た。

そこには、もう日常のお土産屋の賑わいが戻っており、危険は感じなかった。

その後、無事に金沢に戻る帰路についた。

そして、車の中で、助けてくれた霊能力者の女性に電話でお礼を言った。

すると、

いえいえ、お互い様ですから。

無事で何よりです。

ただ、今回は本当に運が良かっただけ・・・ですから。

私1人力じゃ、どうにもならなかったですよ。

だから、知り合いの霊能者にも力を貸してもらったんですけど、やはり

距離もありますし・・・。

そんな時、福井県の知人も偶然、加わってくれたので・・・・。

最後に大きな光に包まれたと思うんですけど、それ・・・ですね。

その人の力って、凄いので。

ただ、次は、もう助けられないって言ってますから。

本当に精魂尽き果てるくらいの事をしてる訳なので・・・。

そう言われた。

もう二度と、東尋坊近辺に近づく事はないと思う。

余談だが、福井県の東尋坊や雄島と比較しても、いや、更に危険なのが、

石川県の白山市、T越なのだそうだが、そこでの体験談も、いずれ書きたいのだが、

とても危険な話なので、現在、思案中である。

この東尋坊の怪異は実在する。




  


Posted by 細田塗料株式会社 at 16:35Comments(2)

2017年01月08日

白山市にあるラブホテルには・・・。

サインディスプレイ部 営業のKです。

中西様、ちんぱん様、加賀市M様、他の皆様、いつも拙いブログを

お読み頂き、コメントまで頂いて、本当にありがとうございます。

私の本文よりも、コメントの方が面白かったりして、ついつい

笑ってしまったり、感心したり・・・・感謝の極みです。

お礼として、

①豪華客船による世界一周旅行

②NASAとの提携による宇宙旅行

のどちらにするか、現在、検討中です。

尚、当選は、発送をもって発表に替えさせて頂きます。










嘘です(泣)

でも、感謝しているのは、本当です!!



ところで、こういう話をブログにアップさせて頂く様になってから、

知人や友人、お客様、読者様などから、

除霊の悩み相談的な話を頂くのですが、私はそんな大した人間

では、ございませんし、もし、そうならさっさと会社を辞めて

宗教法人でも設立しております(キッパリ!)

ちなみに、無宗教であり、との宗教にも属していない代わりに、

どの宗教も否定は致しません。

と、全然関係ない話になっておりますが・・・・・。

ということで、さっさと怖くない話をスタートするのでした。

では、どうぞ!



これは、私の友人から聞いた話である。

彼は白山市、そのなかでも昔は、松任市といわれた地域に住んでいる。

白山市の中では、それなりに賑やかな場所、の部類に入るのかもしれない。

その彼だが、とある理由で奥さんが多額の借金をしてしまった。

それも、彼に内緒で。

彼は激怒したらしいが、それでも借りたものは返さなければ、と思い

昼の仕事と掛け持ちで夜のバイトをする事にした。

そのバイトというのが、白山市内のラブホテルの室内清掃のバイトだった。

時給も良く、暇な時には交代で仮眠も取れるとの事だったので、そのバイト

に決めたようなのだが、実際にやってみると、かなり大変であり、仮眠を

取る余裕など無いらしい。

まあ、白山市にはホテルが多いので、敢えて、ホテルを特定できる内容を

書くのは避けておく。

でも、実際、白山市のホテルは、自殺とか殺人とか、その他色々な過去を

持つホテルが本当に多い。

つい先日も、大阪の女性と、確か富山県の男性が、白山市のホテルで逢い、

男性が女性を殺したという事件があったのだが、何故、他府県の男女が

わざわざ石川県、しかも白山市で合流し、殺しあうのか?

本当に不思議である。

で、話を本題に戻すと、彼は、少しでも楽に働けそう、という理由で、このバイト

を選んだのだが、結果的には、大失敗であり、約1ヶ月で辞めてしまった。

それは、前述のとおりの忙しさという理由もあるのだが、実は他の理由も

存在する。

霊的なもの・・・つまり、よく出るらしいのである。

利用していない空き部屋から、内線電話が掛かってきたり、室内清掃中にも、

色々な異音を聞いたり、背中を叩かれたりするらしい。

ただ、ラブホテルの室内清掃は時間との戦いであるようで、たとえ何かを

見たとしても、そのまま黙々と作業を続けるしかないらしい。

そして、彼にそのバイトを辞める決心をさせた出来事というのが、とても

興味深かったので、軽く紹介してみる。

ラブホテルには噂として、至るところに防犯カメラが設置されているという

ものがあるが、実際には、駐車場とエントランス、そしてエレベータくらい

にしか、防犯カメラはついていないらしい。

ただ、利用客の中には、こっそり自分達を撮影し、それをそのまま忘れていく

というカップルや、覗き目的なのか分らないが、隠しカメラを設置したまま、

取りに来ないという事がかなり有るらしい。

だから、1人での利用が出来ないホテルが多いが、自殺防止という理由の

他に、そういうカメラを設置されないように、という理由もあるそうだ。

そして、そういう類の隠しカメラが見つかると、一応、防犯上?の理由

という名目で内容を確認するそうだ。

そして、ある日、彼にも、その内容を確認するという仕事が回ってきた。

そこに映っていたのは、とても不自然な光景だった。

部屋のドアが開き、カップルが入ってくる。

そして、そのカップルに続いて、あまりにも自然に、1人の女が入ってくる。

会話するカップルとは別に、その女はスーッと滑るように部屋の奥まで進み、

ベッドの横に立つ。

そして、シャワーを浴びるカップルをガラス越しに見つめる女。

まるでガラスに貼りつくようにして見ている女に、カップルは気付かない。

そして、カップルが浴室から出て、ベッドに入ると、それをずっと

彼らの足元に立ち、見つめ続けている。

そして、何かを思い出したかのように、内線電話の方へと向かい、

何処かへ電話を掛けようといる。

が、繋がらないのか、そのまま、そっと受話器を置き、それからは部屋の中

を滑るようにしながら、まるで巡回するかのように回りだす。

そして、当然、何も気付かないカップルは、その数時間後に抱き合って

眠りに就いた。

泊り客のようである。

すると、その女は、ベッドの上、寝ているカップルに覆い被さるようにして

彼らの顔を覗きこんでいる。

覗き込み、何をしているのかは分らないが、その間、部屋の薄明かりは、

点いたり消えたりを繰り返す。

そして、突然、大きな声が入り込む。

死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!

と大声で連呼するが、そのカップルには聞こえていないようで、気付く素振り

もない。

そして、その女は、カップルの女の首を絞めているような動きをする。

そして、寝言の様な苦しそうな彼女さんの声が聞こえる。

そんな風に時間が過ぎて、部屋に朝の日差しが差し込んでくると、

その女は、ゆっくりと起き上がり、そして、まるでセットされているのを

知っているかのように、隠しカメラの前まで来ると、ニタ~っと薄笑いを

浮かべ壁の中へと消えていった。

その後、そのカップルは目覚め、しばらくして退室した。

そして、すかさず部屋に入り、室内清掃を始めるバイト達。

しかし、よく見ると、作業をしているバイト君の顔を覗き込んだり、

背中にピッタリと引っ付くようにしている、その女の姿が映りこんでいた。

勿論、そのバイト君というのが、彼自身だったらしい。

彼はすぐにバイトを辞めて、今は深夜の荷物整理の仕事をしている。

このホテルは白山市に実在する。


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 18:53Comments(2)

2017年01月07日

白山市にある公園には・・・・。

サインディスプレイ部 営業のKです。

今日は仕事でした。

なので、明日から2連休になります。

ちなみに、私が書く話の中で、友人が体験した話として

書いてるのは、実は、私自身の体験なのでは?とお客さんから

聞かれるのですが、基本的には、友人の話は、そのまま

友人から聞いた話です。

まあ、確かに都合が悪いので、友人の話にしている場合も

無い、とは言い切れませんが・・・・。

しかし、最近は、娘が通う高校に出るという幽霊の話で

娘と2人盛り上がってます。

妻の目は冷たいですが(涙)

それでも、しっかりメモしてる私は、きっと馬鹿なのかもしれません。

また、いつか書く機会があれば、皆様にお話できれば、と

思っております。

それでは、怖くない話、スタートします!


白山市に若◎公園という所がある。

体育館やプール、そして芝生広場などがあり、広い敷地ということもあり、

休みの日などは家族連れで賑わう公園である。

また、昔は、ロック系のライブも行われたりしていたので、俺にとっても

何となく愛着のある公園である。

ただし、雨の日や夜間には、全く別の顔を見せるのも事実である。

もっとも、道路を隔てた場所に、墓苑が存在しているので、それも

しょうがないのかもしれないが・・・・。

ある日、俺が、平日の仕事中、時刻はお昼時間だったと思うが、急に

腹の調子が悪くなり、体育館の手前の駐車場に車を停め、歩いて、

公園の中にあるトイレへと向かった。

ちょうど雨がポツポツと降ってきたせいか、本当に誰も居ない。

まあ、トイレを拝借するにはちょうど良い、と思い、急いでトイレに着くと、

どれも使用中。

まあ、しばらく公園内を散歩すれば、そのうちに空くだろう、と安易に

考え、そして再びプールの方へ向かって歩き出した。

と、前方に小さな、小学生の低学年くらいの男の子がボーっと立って

こちらを見ていた。

平日の昼間なのに、学校は?

と思ったが、最近は、安易に声を掛けるだけで、不審者として学校に通報される

ご時勢だと思い、そのままスルーして歩き続けた。

そして、ふと、思った。

相変わらず、公園内には、さっき見た男の子1人以外には誰も居ない。

なのに、トイレだけが満室なのか?

それに、駐車場に車を停めた時も、他に車は1台もいなかった。

そんな事を考えながら歩いていると、ふと、前方に、先程見た男の子がボーっと

立っている。

え?

と思っていると、その男の子は、今度は、しゃがんで手招きしてくる。

これは、間違いなくヤバイんじゃないか、と思い、慌てて今来た道を

走り出す俺。

すると、突然、ひどい雷と共に、雨がどしゃ降りになった。

前方にトイレが見えた。

ただ、そのトイレには近づくな!と俺の中の何かが危険信号を出す。

俺はしょうがなく、全身ずぶ濡れになりながら営業車まで走り、車の中へ

逃げ込んだ。

そして、ふと、トイレの方を見ると、先程の男の子がトイレの前から、

おいで!おいで!と手を振っていた。

何か得体の知れない恐怖を感じた俺は、そのまま急いで車を発進させた。

これが、俺が体験した話。

そして、また、こういう話もある。

ある時、俺の友人が、近くの酒場で飲み、そして、夏だったので、その他の

友人と計3人で、酔い覚ましにフラフラとサンボしていたそうだ。

そして、ふと、横を見ると、若◎公園の金網があった。

そうだ。この金網を乗り越えて、プールにでも入れば気持ち良いんじゃないか、

ということになり、全員で、公園に侵入した。

時刻は午前1時を回っていた。

さすがに、夏とはいえ、そんな時間には、公園には誰も居る筈も無く、彼らは

まるで、子供に戻ったかのようにして、はしゃぎまくった。

そして、公園のプールは何処か、と暗闇の中で探し回っていた時、目の前を

1人の女性が通り過ぎた。

まだ若くそしてとても可愛い女性だったので、酔っているのも手伝い、

彼らはその女性に声を掛けた。

しかし、何の反応もない。

逃げるでもなく、走るでもなく、彼らの存在など気付いていないかのように、

一定の速度でゆっくりと芝生の上を歩いていく。

足には、靴ははいておらず、裸足だったという。

そして、どうする?もう一回声かける?と相談していると、目の前を次から次と

人間が通っていくのが見えた。

老若男女、関係なく、皆、裸足で先程の女性が通って行ったのと同じ所を歩き、

そして、同じ方向へと向かっていく。

さすがに、これだけの人が続けて歩いていくのを見ると、宗教かなにかの集団

なのかもしれない、と思い、今度は気付かれないようにしながら、そっと後を

追いていった。

すると、その人間の列は、道路を隔てた墓苑の方へと全員が向かい、そして

墓苑の中へ入ると、スーッと消えていったという。

それを見た彼らは、酔いもすっかり冷めてしまい、慌てて公園から逃げ出した。

確かに、公園と墓苑の間を走る道路では、特に夜間、人影のようなものを見た、

という目撃談が絶えないということである。

まあ、何か悪さをするわけではないのだろうが、雨の日や深夜には近づかない

方が賢明かもしれない。




  


Posted by 細田塗料株式会社 at 20:56Comments(2)

2017年01月06日

取引先の新入社員は・・・。

サインディスプレイ部 営業のKです。

皆様、お元気でしょうか?

私は、仕事こそ休んではおりませんが、やはり体調が

悪く、インフルエンザではなかったのですが、なかなか

熱も下がりません。

何より、薬で胃がやられてしまったのか、とにかく

お粥しか、食べられないのがツライです。

皆様もお気をつけくださいませ!

ということで、怖くない話、続けます。

今回のは、本当に怖くありませんので・・・。

お気軽に読んでくださいませ!

それでは、どうぞ~!

これは、とあるお客さんの所で起こった話である。

そのお客さんは、加賀方面でデザインとそれに関わる仕事を

している会社である。

実は、この会社の社長さんというのは、かなり怖い人物という噂が

流れており、その当時、まだ担当になったばかりの俺は、最初、必要以上に

緊張し、恐れ、そして距離を置いていた。

だが、ある事があってから、その社長さんが、自分の中にしっかりとした

仕事のルールを持ち、ただ厳しいだけではなく、ユーモアや優しさも

持ち合わせており、そして何より、社外の人間である俺に対しては

きちんと、礼節をもって対応してくれることが判り、それ以後は、

とても懇意にして頂いた。

その社長さんが、ある日、突然亡くなる。

本当に突然だったので、正直、信じられなかったのだが、お別れの会

などに参列するうちに、事実として受け止めるように努めた。

そして、その社長さんが亡くなったから、5年以上経った頃、1人の

新入社員が入ってきた。

面白い女の子で、普通なら女性は内勤になるのだが、志願して、現場

担当の肉体労働に配属される。

気さくで明るくて何とも面白い女の子だったのだが、1つだけ他人とは

違う部分があった。

それは、かなり霊感が強いということ。

一度、昼食時に、そんな話になり、色々と話を聞いていると

あっ、これは大変かも・・・・。

と思った記憶がある。

とにかく、至る所で霊が見えてしまうらしく、それでいて、霊に対する耐性が

無いというか、必要以上に臆病であり、、それだから、ついつい霊を見かけると、

そちらばかりを見てしまうらしい。

当然、見つめられた霊達は、見える人=話を聞いてくれる人

となってしまう訳で、彼女の周りには常に沢山の霊達が集まってきていた。

ただ、彼女の家族に、更に霊感が強い人がおり、除霊的な事もできるらしく、

とりあえず、自宅までたどり着ければ、その後は何とかなるのだと言っていた。

で、そんな彼女なのだが、最初はとにかく明るく元気だけが取り得、という

感じだったのだが、段々と痩せていき、無口になってしまう。

さすがに俺も見かねて、

どうしたの?何かあった?

すると、覇気なく、言葉を濁すばかり。

もしかすると、とんでもなく悪い霊に憑かれてしまったのかも?

そう感じた。

なので、霊感の強い知人に彼女の画像を見せてみると意外な答えが

帰ってきた。

彼女自身は、お姉さんの霊感がとても強く、そして彼女に悪い例が憑かない

ように、ある種のバリアーを張っているらしい。

だから、彼女の回りにどれだけ沢山の悪霊達が集まってきても、大体の霊

ならば、問題なくブロック出来るらしい。

だから、彼女は、霊に憑かれてはいない。

だけど、彼女の会社に怖い男の人の霊がおり、常に彼女を厳しく叱っている。

そういうことかな。

と言われた。

それで、次の訪問時に、彼女にそれとなく聞いてみた。

もしかして、この会社で以前亡くなった社長さんの事で悩んでる?

すると、ハッとした顔をして、

◎◎さんにも見えるんですか?

と鋭く聞いてきた。

なので、

いや、俺はこの会社では、社長さんは見えないんだけどね。

でも、社長さんだったとしたら、本当は良い霊だと思うよ!

そうアドバイスしてみた。

すると、

はい。なんとなく、良い霊かも・・・とは思うんですけど、でも・・・。

社内の工場で作業している時も、昼休みの食事の時も、トイレの時も、

そして、現場で高い所に登っている時でも、ずっとすぐ横に居て、私を

ジッと睨んでるんです。

そして、

そこは、そうじゃなくて、こうするんだ!とか

そんな事も出来ないのなら、辞めてしまえ!

と強く叱ってくるんです。

なんか四六時中見張られてる気がして・・・・。

そう言って、顔を伏せた。

それからも、事あるごとに、

凄く良い社長さんだったから、きっと貴女の事が心配なんだと思うよ!

と励ましたりしていたが、それから暫くして彼女は、その会社を

辞めてしまった。

そして、辞める時にも、馬鹿正直にこう言ったらしい。

ずっと、先代の社長の霊が付きまとってくるので・・・・・・・辞めます、と。

現社長は、呆れた顔をして、すぐに辞表は受理された。

まあ、霊が見えない、信じない人にとっては、ふざけた退職理由

なのだろうが、本人にとっては、死活問題なのだろう。

この会社は、実在する。


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 19:50Comments(2)

2017年01月03日

恐怖の文通相手!

サインディスプレイ部 営業のKです。

5日からは仕事始めだというのに、昨夜から

熱が出てしまい、現在、38~39度を行ったり来たり

しています。

熱が出るなんて滅多にないことなので、ツライです。

酷い寒気がしますし、体中の節々がだるくて・・・。(弱気)

まだ熱が上がりそうなので、今日はもう寝ます。

最後の力を振り絞って1話、アップします。

皆様におかれましては、風邪などにお気をつけください!

それでは、おやすみなさい・・・・。




これは、俺の中学時代の同級生が10年位前に体験した話である。

彼は、女性の前に出ると上がってしまい、なかなか普通には喋れなかった。

だからといって、出会いを求めていない訳ではなかったので、色々と

考えた末に、文通というものをする事にした。

メールが既に当たり前の世の中になっており、文通相手などそんなに

簡単に見つかるものなのか、と疑問視していたのだが、こういう時代

でも、文通という、手紙のやり取りに価値を見出しいる人間も多いらしく、

また、そういう専門の雑誌も出ているようで、彼の文通相手はすぐに

見つかった。

彼は、その雑誌を買ってきて、文通相手募集のページから、プロフィール

が気に入った女性、10人ほどに手紙を書いた。

しかし、全く返事は返ってこない。

そして、もう諦めかけた頃に、一通だけ、返事が返ってきた。

30歳過ぎの東北の女性だった。

そこには、手紙とともに、本人の写真も入っており、その可愛く明るそうな

容姿と、手紙の文面から伝わってくる、優しさというものがとても

気に入ったので、彼は急いで返事の手紙を書き、彼自身の写真も同封した。

そして、そこから彼らの文通はスタートした。

女性を前にすると、あがってしまう彼だったが、不思議と文通では、全てを

さらけ出すように、素直な内容の文章を書く事が出来た。

そして、そういう彼の弱い部分も、彼女はうまくカバーし受け入れてくれていた

ようで、とても相性の良い、お似合いのカップルになれるかも、と周りで

応援している俺も、とても嬉しかった。

しかし、半年位、経過した頃、ある事が起こった。

実は、彼が何かの手違いで明らかに違う住所を書いて、その彼女宛の手紙

を送ってしまった事があった。

文通相手の彼女の住所は東北であり、間違って送った住所は関西だった。

彼は、慌てて、関西の住所の相手に電話をして、たぶん手紙が届くと思うが、

絶対に中は見ないで、そのまま捨ててください、と頼み、そして、彼女には

再び、正しい住所宛に手紙を書こうとしていた矢先、彼女からの返信の手紙

が届いた。

そして、その彼女からの手紙を読んでみると、確かに彼が間違った住所に

送った手紙の内容を読まなければ、決して書けないような内容で埋め尽くされていた。

なぜ?

彼は、慌てて、間違って手紙を送った関西の相手に、手紙が届いたのか、を聞くと、

一応、気に掛けているそうだが、そのような手紙は届いていないという。

何かがおかしい!

そう思った彼は、それまでに彼女から届いた手紙を細かくチェックしてみた。

すると、どの手紙にも消印が押されていない。

それに、よく考えてみると、彼が手紙を送ってから、彼女からの返信が

届くのが、いつも、翌々日だった。

普通、金沢市と東北で手紙のやり取りをする場合、どんなに早くても、

相手に手紙が届くのが、翌々日になる筈だった。

だから、彼女からの返信は、どんなに急いでも4日間は掛かる計算になる。

全てがおかしい、と感じた彼は、その疑問を彼女にぶつけてみた。

すると、彼女の態度が豹変してしまう。

こんなに好きなのに、どうして分ってくれないの?

きっと、もう私の事を嫌いになったから、こんな無理難題をぶつけてきて

別れようとしているのでしょうね?

でも、貴方がその気なら、こちらにも、それなりの考えがあります。

それからというもの、彼のところには、彼女からの手紙に必ずある物が

同封されていた。

ある時は、丸ごと剥がされた彼女の爪。

また、ある時は、彼女自身の歯。

その度に、彼は

自分の気持ちは以前と少しも変わっておりません。

だから、こんな自傷行為を続けるのは止めてください。

そんな返信をした。

だが、それからも、何かが同封された手紙が続き、文面自体も、

もう死にたい!

死んで、一生、つきまとってやる。

そんな感じになっていく。

さすがに、これはマズイと感じた彼は、彼女の住所である、東北のとある町

を訪問してみる事にした。

しかし、どうやっても、そんな住所は存在しなかったので、町役場や警察へ

出向き、色々と古い住所を尋ねてみると、かなり以前の地図に、彼女が書いてきていた

住所が存在した事が判った。

だが、その場所について説明された彼は、思わず呆然としてしまう。

なんと、その場所は、もう随分前から使われなくなった、村共同の火葬場

だった。

そして、一応、確認の為にその場所を訪れた彼は、その場所が彼女が最初に

手紙に同封してきた写真の背景に違いなく、その写真は、この場所で撮影

されたものであることが、判った。

彼は、予定を早めて、金沢市へと日帰りした。

そして、もう二度と彼女との手紙のやり取りはしない、と心に誓った。

だが、それから、ずくにまた彼女からの手紙が届いた。

その内容は、以下のようなものだった。

先日は、私の住んでいるところにお越しいただいたみたいで、嬉しいです。

だから、私も、今からすぐに、出発して、金沢市の貴方の住所を訪問

する事にしました。

彼は背筋が凍りついた。

相変わらず、消印が押されていないのだが、それでは、いつ、この手紙は

書かれ、そして、いつ、彼女は、此処にやってくるというのだろうか?

彼は、急いで俺に電話をかけたらしい。

呼び出し音が数回なってから、ガチャっと音がする。

彼は、

おい!◎◎か?やばいよ!助けてくれ!

そう叫ぶと、受話器の向こうから、

大丈夫だよ!

何も怖からなくていいよ。

もう、おうちの前に着いたから・・・・。

と女性の声が聞こえてきた。

彼は、慌てて電話を切り、そして、何も持たずに家を飛び出した。

そして、俺の所へ、助けてくれ!と

訪ねてきた。

話を聞いた俺は、何も準備が出来ないまま、すぐに、彼の家に行くのは危険だと

判断し、翌日、彼の家に行く事にした。

そして、彼の家に到着し、中を確認した俺は、思わず固まってしまった。

壁、ふすま、ドア、そしてガラス窓などが、人間の仕業とは思えないほど、

壊され、散乱していた。

その後、彼は別のアパートに引っ越した。

だが、またすぐにその転居先へと、彼女からの手紙が届いた。

霊能者である、知り合いに霊視してもらったこともあるが、一言だけ

これは無理!

そう言われてしまった。

彼はその後も1年に2回ほど、引越しを繰り返している。

この文通相手は、実在する。


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 13:48Comments(2)

2017年01月02日

切なく、心が温かくなる霊の話

サインディスプレイ部 営業のKです。

本当に北陸の正月なのか?と疑問に感じるほどの

穏やかな晴れの日ですね。

私は、自分が体験した事は元より、知人や友人から話を

聞いた時には、忘れてしまわない様に、きちんと整理して

ノートに書き留めてます。

ただし、話の素材は有っても、パソコンに向かい、ワードソフトを

立ち上げても、一向に話が書けない時も、よくあります。

だから、スラスラと書き込める時に書いておかないと、

後々、辛くなってきますね。はい。

なので、誤字・脱字は、ご勘弁くださいませ。

それでは、今日も時刻は早いですが、怖くない話、

いってみます。

今回は、怖いというよりも、何か切なく、そして暖かくなるという

暖冬に、逆行した話になっております(笑)

それでは、どうぞ!


これは、小学校の先生をしている友人から聞いた話である。

彼女は、金沢市内の小学校で2年生のクラス担任をしている。

そのクラスにはA子ちゃんという女の子がおり、可哀相な家庭環境もあり、

彼女は、特にしっかりとサポートするように努めていた。

そのA子ちゃんだが、先ず、父親がギャンブルにハマッテしまい、ろくに

仕事もせず、結局、多額の借金だけを残して、行方知れずになってしまっていた。

そして、お母さんは、当然、夫とは離婚し、実家へと身を寄せた。

離婚により、夫の借金の代理返済だけは免れたのだが、元々、実家も

裕福ではなく、A子ちゃんは、いつも汚れた靴や勉強に使う文具も、それこそ、

誰かの使い古しのような物を学校に持ってきては、クラスの皆から、

からかわれていたという。

そんな矢先、A子ちゃんのお母さんが病に倒れる。

ずっと我慢してきたのか、入院した時には、もうかなり重篤な状態であり、

ずっと、集中治療室での治療が続いた。

しかし、周りの大人達は、お母さんが、それほどに酷い状態であるとは

A子ちゃんには言えず、そしてA子ちゃん自身も、そんな事は微塵も

考えた事は無かった。

それは、お母さんがいつもA子ちゃんの前だけは、気丈に元気一杯に

振舞っていたから。

もう少ししたら元気になるからね!

そうしたら、一緒に楽しい所に行こうね!

お弁当持って。

動物園とか遊園地とか・・・・。

だから、A子ちゃんは、勉強頑張ってね!

そうしたら、お母さんはもっと頑張って、もっともっと早く退院するからね。

そのやり取りを聞いていると、回りの看護師達も、ついつい涙が流れてきて、

それを隠すのに苦労していたという。

何故なら、実際のところ、お母さんの状態はもう既に末期であり、完全な手遅れ

でした。

あとは、どれだけ多くの日数、A子ちゃんに会えるのか?という感じであり、

いつも、集中治療室では、苦しそうに呼吸し、痛みで顔を歪めていました。

でも、毎日A子ちゃんが見舞いに来た時だけは、いつもの様子が嘘のように

元気に喋るお母さんの様子を見ていると、母親としいのは、強く偉大なのだと

皆が感じずにはいられませんでした。

そんなある日、学校が終わると、A子ちゃんは、いつもよりも元気に満面の笑み

を浮かべてお母さんのお見舞いにやって来ました。

そして、こう言ったそうです。

ねぇ、ママ。

私、お母さんに早く元気になって欲しかったから、お勉強すごく頑張ったんだよ!

そしたら、作文で賞を貰ったの。

そして、今度の授業参観の日に、それをみんなの前で発表するの!

だから、今日も先生と一緒に作文を読む練習をしてきたんだ!

だから、お母さん、絶対に観に来てね。

そしたら、病気なんか、すぐ良くなると思うよ!

A子ちゃんは、本気で、自分が勉強を頑張れば、お母さんの病気が治ると

信じて一生懸命頑張ってきました。

だから、それで、お母さんの病気が治せる、と本気で信じていたようです。

でも、お母さんは、そんなA子ちゃんの気持ちが嬉しくて・・・。

泣きながら、ありがと。ありがと。と繰り返し、そして

A子のお陰でお母さん、元気が出てきたからね。

だから、絶対に授業参観に行くからね!

そう言いました。

その時のA子ちゃんの嬉しそうな顔は、逆に看護師さん達にとっては、とても

辛く悲しい気持ちにさせました。

そう。

お母さんの余命は、もう僅か。

というよりも、今、生きている事自体が奇跡のような状態だったからです。

でも、それから授業参観までの数日間、お母さんは生き続けました。

A子ちゃんとの約束を果たす為に。

そして、授業参観の当日、A子ちゃんは、教室でずっとお母さんが来るのを

じっと待っていました。

やっぱりお母さんの病気は、そんなに簡単には治らないのかなぁ?とそんな気持ちに

なってしまい、いつもじっと我慢していた涙が溢れてきてしまいました。

すると、授業が始まる直前に、A子ちゃんの頭を優しく撫でる手が・・・。

ハッとして振り返るA子ちゃんの目には、優しい笑顔で頭を撫でているお母さんの姿

が映りました。

やっぱり・・・本当に来てくれたんだね?

そう言うA子ちゃんに、お母さんは優しく

A子が頑張ってくれたんだから、お母さんも頑張らないとね。

これからは、いつも一緒に居るからね。

何があっても、どんな事になっても、いつも一緒!

A子ちゃんは、嬉しそうに大きく頷きました。

そして、いよいよ、授業が始まると、A子ちゃんは、時折チラッと

お母さんの顔を見ては、照れくさそうに作文を読み上げました。

俺の友人である先生も、何度かお見舞いに行った事が有り、病状を

知っていた為に、何故来られたのか?と不思議に思ったそうですが、

間違いなく、お母さんは、その授業参観の場に来ていたとの事であり、

他のお母さん方も、何人かは、その姿を見ていたという事です。

そして、満面の笑みで作文を読み終えると、A子ちゃんは、お母さんの

方を振り返ります。

でも、そこには、お母さんの姿はもうありませんでした。

授業参観が終わり、母親達と一緒に下校する友達のなかを掻き分けるようにして、

A子ちゃんは、病院へと急ぎました。

授業中に、お母さんの体調が悪くなったのかも?

そう思ったから・・・。

でも、病院へ着き、いつもの集中治療室へ入ると、そこにはもうお母さんの

姿はありませんでした。

そして、1人の看護師がA子ちゃんの姿を見つけて、駆け寄り、泣きながら

こう言いました。

お母さんね。天国に行っちゃったの。ごめんね。

すると、A子ちゃんは、

もしかして、私が授業参観に来て、なんてワガママを言って無理させたから、

お母さん、天国にいっちゃったの?

と泣きながら尋ねられると、もうそれ以上は何も言えなかったそうです。

そして、迎えに来た祖父母と共に、しょんぼりと帰っていったそうです。

でも、話は、ここで終わりではありません。

その数日後、A子ちゃんが病院の看護師さん達の所へやってきてこう言ったそうです。

あれから、お母さん、私のそばにずっと居てくれるの!

本当に元気で優しいんだよ!

だから、看護師さん達に、お礼を言いに来たの!

と満面の笑みを浮かべて。

普通なら、こんな事を子供が言えば、

悲しみで少しおかしくなってしまったのかも?

と思うのかもしれませんが、その看護師さん達は、それが十分にありえる事

だと皆が思ったそうです。

授業参観の当日、授業が始まる時刻のほんの少し前に、お母さんは、自ら

生命維持装置を外し、そして亡くなられたそうです。

でも、その顔は、本当に幸せそうな満面の笑みを浮かべていたのを、そこに

いる全員が見ていたから。

勿論、俺もその話を聞いて、

きっと本当なんだろうな!

と思った。

この世には、悪人も善人もいるのと同じように、霊にもそういうのがいる方が

当たり前の事だと思う。

その子が大きくなるまで、いや、大きくなって、1人でしっかり生きていけるように

なるまでは、そのお母さんは、ずっとA子ちゃんのそばを離れないのだろう。

そして、そういう霊の邪魔をする者がいるとしたら、それは絶対に許せない、

そう強く感じた。

この親子の繋がりは、実在する。




  


Posted by 細田塗料株式会社 at 14:21Comments(3)

2017年01月01日

カラオケボックスで起こる怪異

サインディスプレイ部 営業のKです。

皆様、新年明けましておめでとうございます。

本年も宜しくお願い致します。

いや~、昨晩は、怖くない話を書こうと思い、ついつい熱が

入ってしまいまして・・・・。

年越しそばも食べられませんでした。

紅白も観られず、ガキ使も観られず、気が付けば

平成29年になっておりました。

そこでも、まだ書き続け、気が付けば、外も明るくなってきてしまい、

さすがに、何やってろんだろうか?と気付き、とっとと寝ましたとさ(涙)

まあ、こういう年越しも新しいトレンドとして良いのかなぁ、と最近

考えてまして・・・。

で、これから、家族でハワイへ向けて出発で~す!


























嘘です(泣)

正月は、何処にも行かず、ずっと家で過ごしますので、もっともっと

怖くない話を書く事になるのかな~と思ってます。

宜しければ、お付き合いくださいな!(長いですけどね)

それでは、怖くない話。

スタート。スタート。



これは、俺の趣味関係の後輩から聞いた話である。

彼は東京の大学を卒業したのだが、実は卒業するのに4年半かかった。

単位が足りず、半年遅れで卒業。

しかし、新入社員として入社できるのが、4月だったので、その間、

金沢市に戻り、カラオケボックスで半年間、バイトしていたらしい。

だから、カラオケボックスの裏話的な話をネタとして多く持っており、

その中で、唯一、怖い話として教えてくれたのが、以下の話である。

噂話として、カラオケボックスには、どの店にも監視カメラが設置されて

いるという話を聞くが、殆どの場合、それはありえないという。

実際、大手のカラオケチェーン店には、設置している店は無いらしく、

もしも、そういうカメラらしきものが有ったとしても、完全な

ダミーとの事だった。

実際、各部屋ごとに監視カメラを設置したとしたら、それを

モニターし、操作する設備と合わせると、とんでもなく高額になって

しまうとの事。

ただし、一部の個人経営の小さなカラオケボックス店には、例外も

存在するらしく、防犯や風紀的な理由で設置するのだという。

そして、彼がバイトしていたのが、そういう個人経営の店だった。

しかし、その店が監視カメラを設置した理由は、防犯や風紀という事ではなく、

他に理由があった。

とにかく怪奇現象が多く発生するのだという。

ラップ音や物が勝手に動くなどは日常茶飯事であり、店の従業員も、それなりに

耐性がついてしまつており、さほど怖がる事もなく、

あっ、今日は10番の部屋は、ヤバそうだから、あまりお客さんを入れない

ようにしよう!

という風に、監視カメラを利用していた。

しかし、そんな中でも、例外もあるらしく、2階の一番奥から、ひとつ手前

の部屋(仮に15番の部屋とする)は本当に危険で、全ての従業員が

その部屋に近づくのを避けた。

だから、当然、お客さんにも、その部屋を使わせる事は避けていたらしい。

ただ、週末で店が混みあい、お客さんが順番待ちをしている時などには、

お客さんが勝手にその部屋が空いている事を見つけて、強引にその部屋

を利用する事もあったらしい。

ただ、どんな客も、時間よりも早く切り上げて、青い顔をして帰っていく。

更に、15番の部屋の更に奥の部屋。

その部屋自体には、何も出ない、ということだが、その部屋を利用していると、

隣の部屋から異音や悲鳴のような声が延々と聞こえるという苦情が必ず

来るらしく、可能な限り、その隣の部屋も利用させるのは避けていたという。

そんな15番の部屋だが、実際に俺の友人も何度も怪奇現象に遭遇した。

使用していない15番の部屋から、内線電話が掛かってきたりするのだが、

その店のバイトとして入店したばかりの頃に、彼は間違ってその電話に

出てしまう。

15番の部屋からの内線電話が鳴っても、絶対に取ってはいけないというのが、

暗黙のルールだったらしいのだが。

電話に出ると、ボソボソと小さな声が聞こえたらしい。

よく聞き取れなかった彼は、

よく聞こえませんので、もっと大きな声で話して頂けますか?

と言ってしまう。

すると、受話器の向こうから

いまいきますから・・・・

そう聞こえた。

ただ、その時点で15番の部屋からの内線電話だということに気付いた

彼は、すぐに受話器を置いた。

そして、店長に、興奮したようにその話をすると、

危ないから今日はもう帰りなさい。今すぐ、急いで!

まるで、怒ったような口調だったので、彼は、

なにをそこまで怖がる必要があるんだ?

と考えながら荷物を持ち、急かされるように廊下に出ると、ちょうど、びしょ濡れ

の女がヒタヒタと階段を下りてくる所だったらしい。

そして、彼を見つけると、

ニターっと笑って滑るように階段を下りてきた。

彼は反射的にダッシュして逃げたらしい。

本能的に、危険なものである、とすぐ認識出来たから。

そして、急いで駐車場に向かうと、その女はもう追いかけては来なかった。

店の外には出られないのか?

と、彼はホッとして家路についた。

が、翌日、出勤すると、店長にかなりの嫌味を言われた。

君が電話に出てしまったから、昨日の夜の営業は散々だったよ。

お客さんにも迷惑が掛かったし、またその苦情を処理するのに、疲れ果てて

しまったらしい。

店長はそれ以上詳しくは話さなかったが、その日、彼が帰ってからは、

まるで、彼を探し回るかのように、各部屋の窓から、その女が部屋の中を

怖い顔で睨みつけていたらしく、また、廊下やトイレにも、待ち伏せし、

驚かすようにして、その女が突然姿を現し、顔を覗きこんだ。

中には驚いて転び軽い怪我をしてしまう客もいて、店長は、各部屋に

出向いては、謝り続けたらしく、店も早めの時間に閉店したらしい。

そんな彼だったが、彼自身が体験したわけでもないので、怖いと言われても

いまひとつ実感が沸いていなかったという。

ただ、ある日、彼が体験したことにより、彼は思い知らされる事になる。

その日は、雪が降っていたらしく、平日ということもあり、お客さんの

入りは、いまひとつだった。

そんな時、1人の女性が来店し、空いている部屋の中から、15番の隣の部屋

を利用した。

綺麗な女性であり、雪のせいなのか、髪も服もびっしょりと濡れていた。

その当時は、1人カラオケというのは珍しく、更に、他の部屋も空いているのに

わざわざ15番の奥隣りの部屋を利用しようとするので、丁重に他の部屋に

するようにお願いした。

だが、1人で歌の練習をしたいので、隅っこの部屋が良い、とのことで

頑として譲らなかった為、店長とも協議のうえ、それを了承した。

で、彼が、そのお客さんを連れて、部屋へと案内した。

15番の部屋の前を通る時、ちらっと部屋の中を見たのだが、特に異常は

なかった。

部屋へ入ると、電気とカラオケ設備の説明をして、退室時間を告げて、その部屋

を出た。

そして、スタッフルームに戻ろうとして、15番の部屋の前を通った時、

その女が部屋の窓に張り付くようにして、こちらを見ていた。

その女と目が合ったり、気付いたのを悟られると大変な事になると知っていた

彼は、なんとか平静を装い、スタッフルームへと戻った。

しかし、すぐに、その部屋から内線電話が入った。

そして、カラオケの調子が良くないのですが、もしも可能なら、隣の部屋も

空いているようですので、その部屋を利用出来ませんか?

という内容だった。

さすがに、それは承諾できなかったので、

今すぐに伺いますので、お待ちください、と言って受話器を置いた。

そして、その女性を説得する為に、急いでその部屋に向かった。

部屋に入ると、先程の女性が、そのままの状態で座っていた。

動いたような形跡も無かったので、もしかすると、その女性がごねている

のかもしれないと思い、カラオケ設備をチェックした。

すると、その女性がいうように、カラオケ機器が電源すら入らない。

おかしいな?

と思い、色々と点検していると、背後から声が聞こえた。

どうして、隣の部屋では駄目なんでしょうか?

彼はビクっとして、振り返る。

しかし、そこには、先程までと同じく、綺麗な女性が微笑んで立っていた。

彼は、返事に困り、適当な嘘をついたのだが、それは全て否定されてしまう。

そこで、もう本当の事を言うしかない、と思い、15番の部屋にまつわる

話を聞かせた。

すると、その女性は、身を乗り出すようにして、話に食いついてきた。

そういう話が好きなのだという。

そして、責任は自分が持つから、その部屋の怪奇現象を体験させてくれないか?

と聞いてきた。

彼は、もうその場に居るのが耐えられなくなってきており、早く開放されたかった

ので、その女性の願いを聞き入れる。

もうどうでも良かった、のだという。

そして、そのまま、2人で部屋を出て、15番の部屋の前まで来た。

一応、部屋の中を確認するが、例の女は居なかった。

だから、15番の部屋にさっさとその女性を案内してしまおうと思い、

そそくさと、その女性を部屋の中に招きいれた。

そして、部屋の電気をつけ、カラオケ機器の電気をつけていると、突然、

内線電話が鳴った。

ドキっとしたが、とりあえず、受話器をとった。

すると、受話器の向こうから、バイト仲間の怒鳴るような声が聞こえた。

何やってるんだ?お前。例の女と一緒に何してる?

なんでもいいから、すぐに逃げろ!

そう言われた。

すると、背後から

ぼうや?気付かなかったのかい?

という声が耳元から聞こえた。

心臓が止まるかと思った。

後ろを振り返らないように、一気にドアまでダッシュした。

そして、後ろ手で、ドアのノブを開こうとするのだが、ドアは全く開こうとしない。

すると、急に

ゲラゲラという下品で甲高い大きな笑い声が聞こえた。

その声にビクっとして、彼はその女の方を見てしまう。

異常に背の高い女。

薄汚れたドレスのような服を着ており、その足は裸足だった。

髪はかなり抜け落ち、細過ぎるその体と相まって、人間には見えなかった。

そんな女が口元からヨダレを垂れ流しながら、前方にうな垂れるようにして

立っていた。

そして、その女は、ダラダラと床にヨダレを垂らしながら少しずつ近づいて

来ており、もう生きた心地がしなかった。

その時、ドアの外から、号令のような声が聞こえた。

バイト仲間が助けに来てくれたらしい事が判り、とても心強かった。

そして、その号令に合わせる様に、彼は、ドアに肩から体当たりした。

方に激痛が走ったが、ドアは勢い良く開いてくれた。

彼は、痛みも忘れ、すぐに体を反転させると、そのまま廊下へ飛びだした。

勢いあまって転んでしまう彼。

一瞬、助けに来てくれたバイト仲間と目が合い、お互いに喜び合ったが、

すぐに現実に引き戻される。

その女がヒタっヒタっと廊下へと出てこようとしている。

慌てて、後ずさりするようにして、距離をとろうとする彼。

しかし、その女は、バイト仲間達には、目もくれず、恐ろしい形相で

彼の方へ両手を伸ばしながら追ってきた。

急いで起き上がり、階段の方へと走り出す彼。

ただ、何故か、全力で走っているのにも関わらず、その時は、何故か全てが

スローモーションのように感じたという。

捕まったら憑り殺される。

彼は恐怖した。

しかし、これだけの騒動にも関わらず、他の部屋の客は、全く気付かないようで、

まるで、彼だけが、別の世界に居るようだったという。

そして、いよいよ、階段という所で、彼はその女に髪をつかまれる。

思わず振り向いた彼の顔に飛び込んできたのは、満足そうな女の顔。

先程よりも、更に腐り朽ち果てたような顔になっており、その顔が

さも満足そうに笑った。

もう、彼はどうとでもなれ、と思い、

そのまま階段の方へと全体重を掛けた。

すると、ブチブチという嫌な音とともに彼の頭は、その女から解放された。

と同時に階段を転がるようにして落ちていく彼。

何とか頭だけは守ろうとしたらしいが、1階に着くころには彼の体は

全身が立てない程の激痛に包まれていた。

しかし、そんな事よりも、彼にはその女への恐怖の方が強かった。

振り返っている暇は有るはずもなく、彼はそのまま這いながら、出口を目指す。

以前の経験から外に出れば、もう追って来れないのを知っていたから。

どこかの骨が折れているのは自分でも判ったが、そんな事よりも命が大切だった。

彼は、それこそ、死に物狂いで這い続けた。

そして、やっとのことで、体半分が店の外に出た。

が、そこで、足がガシっと掴まれた。

とても冷たい手。

見なくとも、それが、あの女だというのは、すぐに判った。

だから、必死になって抵抗した。

それでも、その女の力は強く、体が少しずつ店の中へと引き戻される。

その時、彼自身も不思議だったそうなのだが、その女に対する恐怖よりも、

その女に対する込み上げてくる怒りが勝ったらしい。

そして、彼は、

ふざけんなよ!このくそババア!

とありったけの大声で叫んだ。

すると、一瞬、その女は呆然としたように動きが止まった。

今しかない!

そう思った彼は、掴まれた足を振りほどき、店の外へ出た。

すると、その女は、

覚えたからな~その顔、その声

そう言いながら少しづつ消えていったらしい。

その後、気を失った彼は、救急車の中で目が覚めた。

とんでもなく体中が痛かったが、命が助かった事が凄く嬉しかった。

そして、その後、彼は肋骨と片手、片足の複雑骨折。

更に、全身の打撲などにより、3ヶ月ほど入院することになった。

そして、退院後、店長に電話すると、

もう済んだ事だから。でも、命が助かって良かった。

以前、君と同じような目に遭ったバイト君が、精神を病み、その後、自殺した。

だから、もうこの店には二度と近づかないほうが良いよ。

バイト代は、きちんと振り込んでおくから。

だから、この事は他言無用で頼むね。

そう言われた。

バイト代金は、口止め料も入っているのか、予想よりもかなり多く振り込まれていた。

その後、その店には、バイトとしても、お客としても近づいていないそうだ。

だが、いまでもきっちり店は存続しており、それなりに繁盛しているらしい。

このカラオケ店は、金沢市に今も実在している。





  


Posted by 細田塗料株式会社 at 17:50Comments(2)

2016年12月31日

最恐の侵入者!

こんばんは。

サインディス不プレイ部 営業のKです。

今日は大晦日。

2016年も、残すところ、あと僅かですね。

本当なら、年越しそばを食べて、紅白でも観て、

心静かに新年への準備をするところなんですが・・・。

大晦日に、1人で怖くない話をせっせと書いている

私って、何なのだろうか?と自問自答しております(笑)

でも、やはり新しい年は、怖くない話と共に迎えたいですよね?

ちなみに、私は、怖くない話を朝方まで書き溜める予定ですが、何か?(涙)

というわけで、今夜も怖くない話、スタートです。

もしかしたら、長い文章になっているかもしれませんが、ご容赦を(笑)


これは、金沢市の野町という所で1人暮らしをしている俺の友人の話である。

彼は、もう40代だが、未だに独身であり、釣りとギャンブルを至上の

喜びとして人生を送っている。

だから、結婚にも興味がなく、それでいて、ちゃんと一戸建ての家に住み、

それなりに充実した毎日を送っていた。

そして、その日、彼はいつものようにパチンコから帰宅すると、そのまま

居間でビデオを見ながらビールとコンビニ弁当で、一日の疲れを癒した。

そして、いつものように、そのままの状態で知らぬ間に寝入ってしまう。

まあ、こんな事は日常茶飯事なのだが、その時は、全てがおかしかった。

いつも、ウトウトと寝てしまったとしても、1時間程で目が覚め、

慌てて寝室にいき、ベッドに入る。

ところが、その晩、彼が目を覚ますと、時刻はもう午前2時を回っていた。

しかも、消した記憶は無いのに、電気が消えていた。

いかん、いかん、と思い、彼は部屋の電気を点け、いつものように慌てて

寝室へ行こうとした。

だが、その時、彼は、何者かが2階への階段を上がっている音を聞いた。

じっと息を殺し耳を傾けて、もう一度、しっかりと、その音を

聞こうとした。

トントントンという軽快な音ではなく、ギシッギシッギシッと一歩ずつ

階段を踏みしめているような音だった。

彼が先ず考えたのは、泥棒なのか?ということ。

だから、彼はそっと近くに置いてある護身用?のバットを持って、そーっと

居間のドアを開け、深呼吸すると、大きな声で

誰だ!

と叫んだ。

こういう場合、やはり、そーっと後ろから泥棒の後をつけていき泥棒を捕まえる

という発想はドラマだけのものであり、やはり恐怖が先に立ってしまうらしく、

出来るなら、泥棒が自分の声に驚いて、何も盗らずに逃げていってくれるのが、

最善の安全策だと考えてしまうらしい。

記憶に間違いが無ければ、彼は柔道の有段者だと思うのだが、実際には、

ドラマのようにはいかないらしい。

ただ、その時、彼が発した大声に対して、何の反応も無かった。

驚いたような声はもとより、逃げようとバタバタしている音すら聞こえない。

しようがなく、彼は、大声を出しながら、階段をわざとドスドスと大きな音

を出しながら登った。

そして、わざと聞こえるように大声で

そこに居るのはわかってるんだからな。観念して出て来いよ!

と言いながら、バットを持っている事が判るように、わざとバットで階段を

叩いたりしながら、一歩一歩のぼる。

そして、2階までやって来たが、2階からは何一つ物音はしなかった。

だから、彼は、護身用のバットをしっかりと握り締めた。

今、彼の勇気を支えているのは、手に握ったバットだけだったから。

そして、2階の部屋を1つずつ調べる事にした。

2階には洋間が3部屋あった。

本当は結婚して子供も出来て、という予定で建てた家だったが、1人暮らし

を続けている彼にとっては、2階の部屋は、まさしく開かずの間だった。

右の部屋、そして左の部屋と見て回り、残すは一番奥の部屋だけになった。

そして、その部屋のドアを開け、部屋の明かりを点ける。

2階で一番広いその部屋は、左がクローゼットになっており、家具という

ほどの物は何も置いてなかった。

それに、他の2部屋には誰も居なかったということは、この部屋に泥棒が

隠れている可能性が高い。

部屋に入ると、ギシっと嫌な音がする。

勿論、彼自身の足音なのだが、そういう時は、思わずドキっとしてしまう。

そして、クローゼットの前まで来ると、彼は、一気にクローゼットを

開けた。

出て来い!

という強気の言葉と共に。

だが、そこにも誰もおらず、部屋の中は異常なくらいの静かさが支配している。

もう息が詰まりそうだった。

だから、彼は、急いで、1階にある居間へ戻ろうと、ドアの方を振り返った。

すると、開けっ放しのドアの向こうに誰かが立っている。

鬼女?

彼がそう思ってしまうのも無理が無いほど、それは異形の姿をしていた。

細く痩せた姿で、まるで般若の面を付けたような顔。

白いワンピースを着たまま、その女は直立して立ち、そして彼を睨みつけていた。

彼は、その時、人生で初めて、腰が抜けてしまうという体験をする。

体の力が抜けてしまい、立っている事は出来ず、そのまま後ろに尻餅をついた。

そして、そのまま、後ろにジリジリっと下がる。

彼は、殺されるのではないか?と思ったらしい。

だが、その女は、彼の姿を見て、一瞬、ニャッとした笑みを浮かべると、

そのドアは、静かにスーッと勝手に閉まったらしい。

彼は呆然としながら、どうやってこのピンチを乗り切るかを思案した。

腰が抜けて動けない自分には、窓を開けて助けを呼ぶことも逃げ出す事も

出来なかったから。

ただ、閉じられたドアの向こう側には、先程の女が、彼が部屋から出てくるのを

待っている、という妙な確信はあった。

そうこうしていると、腰に力が入るようになってきた。

そして、何より、彼の手にはバットが握り締められている。

彼はゆっくりと立ち上がると、その部屋の窓を全て開けた。

そうする事で、不思議だか、少しだけ勇気が持てた。

そして、彼は、ただ殺されるくらいなら、少しでも抵抗してやる!という

気持ちがどんどん大きくなっていった。

そこで彼は、手に持ったバットで素振りを何度かして、わざと大きな音を立てて

ドアの方まで歩いていき、深呼吸をすると、一気にドアを開け放った。

バットをいつでも振り下ろせるように構えながら・・・。

しかし、そこには、誰もいなかった。

大きく息をついた彼は、急いで階段を下り、居間のドアノブに手を掛けた。

その瞬間、玄関の方からカチャという音が聞こえた。

もう勢いづいていた彼は、そのまま玄関の方まで走っていくと、玄関のドア

は大きく開かれ、開けっ放しになっていた。

彼は思った。

玄関から逃げたのか。玄関から逃げるっていう事はさっきのアレは、幽霊

なんかではなくて、人間の泥棒に違いない、と。

そう考えると、急に強気になるものらしく、彼は玄関のドアを閉め、鍵を

掛けると、そのまま鼻歌を歌いながら居間へと向かった。

ただ、さすがに先程遭遇した出来事の直後ではなかなか眠る気にはなれず、

彼は再び、居間でテレビをつけて、朝方まで時間を潰す事にした。

しばらくテレビを見ていたが面白い番組はやっていなかったらしく、彼は

再びウトウトとなり、そのまま寝てしまった。

いや、眠りについたと同時に彼は目を覚ました。

またしても、部屋の電気が消えており、朝方までやっている筈の番組も

すっかり消え、テレビの画面にはザーっと砂嵐?が映っているだけだった。

彼はスマホで時刻を確認した。

が、時間は先程、彼が居間に戻ってきてから、30分と経過してはいなかった。

彼の脳裏に先程の嫌な記憶が蘇った。

と同時に彼は金縛りにあう。

動かせない体。彼は必死になって回りの状況を掴もうとした。

すると、何故、真っ先に気付かなかったのか、ソファーに座る彼の

前方に、何かが正座して彼を見ているのが判った。

間違いなく、先程、彼が2階の部屋で見た女だった。

そして、その女は、

おいで~、おいで~、と小さく囁いた。

すると、突然、居間のドアがドーンと開き、そこからバタバタという

足音が部屋の中へ入ってきた。

本当に心臓が止まりそうになったという。

そして、次の瞬間、彼は更なる恐怖を体験する。

たぶん、バタバタと入ってきた何かなのだろうが、それが彼の背後に

ピタッと体をくっ付ける様にして立ち、両手を彼の首に絡めてきた。

首を絞める、というのではなく、二つの手のひらが、彼の顔や首筋を

撫でるかのように。

とても、冷たい手であり、彼は思わず、ヒッという言葉を発した。

すると、今度は、両脇から2本ずつの手が伸びてきて、彼の体を

まさぐった。

そして、その手は、しばらく彼の体を這っていたのだが、最後には彼の

両手をしっかりと握った。

こちらも、とても冷たい手であり、人間のそれとは、到底思えなかった。

そのうち、彼は暗闇に目が慣れてきてしまう。

そして、彼が今、置かれている状況を把握してしまう。

前方には、先程の鬼女が正座したまま、彼を睨みつけ、背後からは、同じく

恐ろしい形相をした男が、更に、両脇からは、2人の女の子が彼の手を

押さえつけており、何故か、その女の子の首は、2人とも、まるで

ポッキリと折れているかのように、力なく垂れ下がっていた。

が、彼は金縛りで声も出ず、出てくるのは恐怖により、涙だけだった。

そして、彼はせめてもの抵抗として、目をつぶり、それらのモノを見ない

ようにするのだが、目を閉じることすら、ままならなかった。

部屋には、死臭のような線香のような匂いが充満していた。

そして、次の瞬間、首に掛けられた両手が、彼の首を締め出し、両脇の

女の子が、彼に顔を近づけてきた。

更に、前方に正座していた女が、身を乗り出すようにして彼の顔を覗きこんだ。

首を絞められたせいなのか、それとも、近づいて来る顔の恐怖からなのか、は

判らないが、彼は、スーッと意識が遠のくのが判った。

そして、完全に意識を失うまで、彼の周りでは、

ゲラゲラという気持ちの悪い笑い声が大きく聞こえていた。

その後、彼が目を覚ますと、すっかり朝になっており、彼の前には、

テレビの放送が映っていた。

夢だったのか?

一瞬、そう思った彼だったが、手についたアザ、そして、首についた手の形の

アザが、昨夜の出来事が夢ではない、と告げていた。

彼は、暫く、その家をあけ、ホテルに宿泊したが、それ以後、そのような

怪異は起こっていないという。

この侵入者は、今夜、あなたの所へ出現するかもしれない。




  


Posted by 細田塗料株式会社 at 18:25Comments(2)

2016年12月29日

海から上がってくるモノ!

サインディスプレイ部 営業のKです。

細田塗料株式会社は、

平成28年12月29日~平成29年1月4日迄

の間、年末年始休業になります。

今年も沢山の方々に、ネット販売にて、中古プリンタ及び資材など

多数のお買い上げを賜りまして、心よりお礼を申し上げます。

また、拙いブログも沢山の方々にお読み頂き、感謝の極みです。

来年もネット販売はもとより、怖くない話、も継続して頑張って

いきたいと思っておりますので何卒宜しくお願い致します。

そして、今日も忘年会です。

いってきます!(笑)

あっ、怖くない話も、どうぞ!(笑)



これは今から、かなり前の話である。

その頃、俺も独身であり、週末になるといつも一緒に遊んだり、

何処かへドライブしたりする友人が2人いた。

今はそれぞれが結婚し家庭を持ってしまった為に、疎遠になっているが、

本当に彼らと居ると、時間が経つのを忘れてしまうくらい楽しかった。

そんな彼らと出かけるのは、いつも危険な場所。

危険と言っても、心霊スポットとかには一切興味がなく、大きな木を見つけて

登ったり、断崖絶壁からロープを体にくくりつけて降りたり、など、

本当に命の危険がいっぱいの場所だった。

そんなある日、金沢港の近くにある海岸に行こうという事になった。

季節は秋であり、車から降りると風が強く、そして肌寒かったのを

よく覚えている。

舗装されていない場所に車を停め、道路を渡って海岸に降りると、

波が本当に近くまで寄せていた。

しかも、いつもは釣り人やカップルがそれなりに居る場所なのだが、

その時は、不思議と俺達以外には、誰も居なかった。

見渡す限りのひと気の無い風景で、余計に寒く感じた。

それなのに、1人が靴を脱いで水の中に入ると、追従するかのように

他の2人も、すぐに靴を脱ぎズボンを膝まで上げながら、海の中へと

入っていく馬鹿な俺達であった。

3人で騒いでいると、冷たい筈の海の水もさほど冷たく感じなかった。

それでも、たまに強い波が来ると、波が膝の上までかかってしまい、俺達は

全員がびしょ濡れになりながら、無邪気に遊んでいた。

その時である。

突然、背後から声がかかった。

何してるんですか?

30歳前後の男性だった。

ついさっき、周りを見渡した時には、間違いなく誰も居なかったのに・・・。

そう思ったが、俺達は、丁寧に受け答えをした。

いえ、ちょっと海に入ってみたくなって・・・。

でも、すぐに上がりますから・・・る

もしかすると、警察や役所関係の人が見回りにきたのか?と思ったから。

だが、どうやら、違うらしく、その男性は、ニコニコしながら、優しく

話しかけてくる。

向こうの浜に行くと、魚が沢山泳いでいますから、もしかしたら手掴みで

魚を捕まえられるかもしれませんよ?

そう言われて、俺達は、つい反応してしまう。

本当ですか?良かったら、その場所を教えて貰えますか?

そう言うと、その男性は、にっこり笑って大きく頷いた。

そして、歩き出した男性の後を慌てて付いていく俺達。

しかし、その男性は、なかなか止まらず、どんどん歩いていく。

そして、濡れたまま歩いていて、そろそろ寒さが身に染みてきた頃、

突然、その男性は足を止め、そして海のほうを見て、ある方角を指差した。

そして、それにつられて、俺達も指差された先の海に視線を送る。

すると、その時、突然、ゴボッという音と共に、何かが海中から浮かび上がってくる。

最初、それが何か判らなかった。

ただ、そこそこ大きかったので、もしかしたら、サメとかイルカなのか?と

お馬鹿な考えが頭をよぎった。

だが、しばらくすると、それが何かわかった。

人間だった。

それも、まだ腐乱も膨張もしていない人間。

だから、最初はもしかしたら、まだ生きているのかも?と思ったのだが、

それが、どんどん砂浜に近づいてくるにしたがって、それが水死体だと確信した。

何故ならば、それは、先程俺達をここまで連れてきた男性の衣服と全く同じ

だったから。

俺達は、急いで警察を呼び、その到着を待った。

そして、しばらくして警察が到着すると、かなり大掛かりな実況見分が

始まり、俺達は、かなりの時間、その場に拘束されることになった。

人ごみが出来るほど見物人が集まり、挙句の果てにはテレビ局もやってきた。

俺は、きっとあの男性は、水死した後、なかなか見つけてくれないのが悲しくて、

俺達を呼んだのかも・・・と思い、少しかわいそうな気持ちになった。

だが、俺以外の2人は、水死体のそばで、菓子パンと缶コーヒーを飲み、

そして、テレビ局にも取材され、満面の笑みで受け答えしていた。

彼らの思考回路だけは、いまだに理解に苦しむ。

これは、紛れもない体験談である。


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 15:59Comments(2)

2016年12月28日

真夜中の電話に出てはいけない!

サインディスプレイ部 営業のKです。

今日が仕事納めでした。

で、今夜も午後8時からお客さんの忘年会です。

ちなみに、明日は午後6時から忘年会

そして明後日は、午後8時から忘年会

昨晩の忘年会は、帰宅すると、午前3時でした(泣)

頑張るしかないですよね?

うん。頑張ります。

といいつつ、日毎に冷たくなる妻の視線に耐えながら、

今夜も怖くない話、いきましょう!


これは、ちょうど娘が生まれる少し前の話である。

妻は出産を控えて病院に入院しており、俺は自宅でひとり寂しく

暮らしていた。

といっても、やはり独身時代に戻ったような気分で自由な時間も満喫

していたのだが、やはり仕事から、暗く明かりの点いていない家に

帰るのは寂しいものだった。

勿論、出産の為の入院とはいえ、別の病気も併発していたので、

仕事の帰りには必ず病院へ行き、その日有った事をお互いに話す

事が日課になっていた。

その日も、仕事の帰りに病院へ立ち寄り、面会時間ギリギリまで

妻のそばに居た。

そして、翌日は休日ということもあり、そのまま1人で外食をし、

映画を見てから帰宅した。

それから、居間でテレビを見ていて、そのまま眠ってしまった。

そして、突然の電話で目が覚めることになった。

時刻は午前1時を回っていたと思う。

突然、電話が鳴り、ビクっとして起きた。

そして、こんな時刻の電話なのだから、きっと緊急事態に違いない、と

思い、急いで受話器をとった。

もしもし?

すると、

◎◎病院ですが、Kさんのお宅でしょうか?

はい。そうですが。何かありましたか?

そう俺が答えると

奥様の容態が急変しまして・・・。

とにかく、急いで来て頂けますか?

わかりました。すぐに伺います!

そう言って、俺は受話器を置いた。

そして、急いで着替えている時、ふと、ある違和感を感じた。

先程の電話の相手なのだが、言葉に感情しか抑揚が全く無かったのである。

まるで、コンピュータで擬似的に作られたような声だった。

ただ、違和感が有ったからといって、妻の容態が急変したというのなら、

急いで病院へ向かうしかなかった。

俺は、急いで車のキーを捜すが、何故か見つからない。

脱ぎ捨てていたズボンのポケットに入れていた筈だった。

しかし、何故か、鍵は見つからず、結局、スペアキーを持って車へと向かう。

が、今度は、玄関の鍵がなかなか掛かってくれない。

これも、何度も何度も繰り返すうちに、ようやく鍵がかかった。

そして、車に乗り込むのだが、今度は車のエンジンがかからない。

セルは回るのだが、なかなかエンジンがかかってくれなかった。

それでも、何度も何度もキーをまわして、ようやくエンジンがかかる。

時間をロスしたと思い、急いで車を発進させる俺。

その時、先程まで俺が鍵をかけようと、苦労していた玄関に誰かが

立っているのがミラーで確認できた。

女だった。

俺は、すぐに車を停車し、ドアを開けたのだが、すぐにまた、ドアを閉めた。

間違いなく、知らない女であり、白い服を着たその女は、大事そうに

赤ん坊みたいなものを胸に抱いていた。

間違いなく、この世の者ではなかった。

ドアを開けた俺に近づいて来るような動きをした為、俺は再び急いで

車を発進させた。

そして、大通りまで出ると、急いで右折し、病院へと向かう。

午前1時を回っているとはいえ、休日の前夜にも関わらず、見渡す限り、

車が1台も走っていない。

が、その時は、不思議だな、とは思ったものの、逆に道が空いていて助かる、と

いった程度にしか考えていなかった。

そこから病院までは、車で15分くらい。

しかも、こんなに空いているのだから、もっと時間を短縮できるかも、と。

だが、そこから病院までの道のりが大変だった。

信号という信号、全てにひっかかってしまう。

急いでいる俺は、ついイライラしてしまう。

と、不思議な事に気付く。

俺が赤信号で停まっている時、必ず右前方に、先程、家の玄関に立っていた

女が、相変わらず赤ん坊を抱いて立っている。

そして、俺が気付くと、その女は、車に向かってスーッと近づいて来る。

それが、どの信号、どの交差点でも繰り返された。

だから、俺は、出来るだけ、その女に気付かないフリをした。

そうしていると、不思議とその女は近づいては来なかった。

で、結局、全然時間も短縮できず、病院へと到着した。

そして、その間、一台の車ともすれ違わなかった。

過去に何度もそういう経験があったから、俺は、今日は霊的なものに

引き込まれているという予感が頭をよぎる。

が、そんな事を考えていてもしょうがないので、急いで車を降りて

病院の夜間受付へと向かう。

ブザーを押すと宿直の係りと話すことが出来て、鍵も開けてもらえる。

しかし、その時はどれだけブザーを押しても何の反応もなかった。

だから俺は、とりあえず入り口のドアのノブを回してみた。

すると、無用心な事に、鍵は開いていた。

俺は、

誰か居ませんか~。入りますよ~。

と言いながら病院内へと入った。

そして、急いで妻が入院している部屋へと向かう。

しかし、何度来ても、深夜の病院というのは、不気味だった。

すると、前方に自動販売機があり、そこに1人の女性が立っているのが

見えた。

が、近づくにつれ、それが、先程から俺に付きまとっている赤ん坊を抱いた

女だということが判った。

しかし、早く妻の待つ病室へと急がなければ、と思い、ひたすら無視して

その女の横を通り過ぎる。

すると、その瞬間、チラッとその女が笑ったように見えた。

そして、次の瞬間、急いで早足で歩く俺の耳元で

ねぇ、ねぇ。

と聞こえた。

俺の足音しか聞こえないのに、その女は、しっかりと俺に付いてきている。

まるで、滑るように移動しなから・・・。

背筋が凍りつきそうになりながら、それでも歩くのを止める訳にはいかず、

更に早足で歩く。

すると、前方にエレベータが見えた。

すでに先程のねぇねぇ、という声は消えており、俺は急いでエレベータの

ボタンを押し、すぐに到着したエレベータへと乗り込む。

エレベータに乗り込み、俺が今まで早足で歩いてきた暗い廊下を見るが、

あの女の姿は見えなかった。

安堵する俺。

その直後、突然、俺の背後から

ねぇ!

という大きな声が聞こえた。

俺は反射的にエレベータを降りると、中には、あの女がヘラヘラと笑っていた。

ボサボサの長い髪の間から、笑っている口元と、それに反するように

強い恨みを持ったような憎しみに満ちた目が覗いていた。

そして、エレベータのドアが閉まると、その女はそのまま見えなくなった。

暫く放心状態で立っていると、誰かが背後から声をかけてきた。

あの・・・・。どうしました?急患ですか?

振り返ると、1人の看護師が立っていた。

そして、事情を話すと、妻のいる病室へと連れて行ってくれた。

突然の訪問に驚く妻だったが、特に容態の急変も無い事を聞き、ホッとした。

だが、このまま帰ると、再びあの女に逢いそうな気がしたので、そのまま

病室に泊まらせてもらった。

翌朝、目が覚めると、気温は低かったが、空は快晴であり、本当に

気持ちの良い朝だった。

そして、昨夜の事は、夢でも見たのかな、と思いながら車までいくと、

車のフロントガラスの曇りに、指で大きく

ねぇ

と書いてあった。

霊の目的が何なのか、いまだに判らない経験である。




  


Posted by 細田塗料株式会社 at 19:30Comments(1)

2016年12月27日

タヌキの復讐というもの!

サインディスプレイ部 営業のKです。

今日は、いつもプログをお読み頂いているお客様から、

再開前の怖い話に比べると、再開後の怖くない話の方が怖いよ!

というご評価を頂きました。

自分では、よく分かりませんが・・・・。

そうなんですかね?やっぱり?

ということで、今夜も忘年会の為、早めにブログをアップさせて

頂きます。

これは、本当に怖くない話・・・だと思います。

では、どうぞ!


これは、和歌山県に住む友人から聞いた話である。

大学時代の友人が和歌山県に住んでいるのだが、彼の祖父というのが、

昔、猟師をして生計を立てていたらしい。

昔といっても、もう誰もが自家用車を持っていた頃の話であるから、

さほど、遠い昔の話ではない。

その日、祖父は家の蔵に忍び込んで、貯蓄していた穀物を食べている

タヌキを発見した。

しかし、さすがに家の蔵の中で鉄砲を使うわけにもいかず、祖父は

蔵の中にワナをしかけて、再び、そのタヌキが穀物を食べに来るのを

待った。

そして、数日後、祖父が猟から帰ると、蔵の中から、何やら暴れる

様な音が聞こえてきた。

おっ、やっとワナにかかったか!

と思い、祖父が蔵の中へ入ると、一匹のタヌキがワナに掛かり、暴れていた。

いつもなら、即座に殺し、血抜きをするのだそうだが、その時は何故か、

そのタヌキを殺してはいけない様な気がしたらしい。

だが、このまま解き放ったら、また、きっとこの蔵へ穀物を食べに来る。

そこで、人間の住処へ近づいたら痛い目を見る、ということを教えこむ

事にした。

で、何をしたのかというと、熱く熱した鉄の棒をタヌキの体に当てたらしい。

熱さと激痛にもがき苦しむタヌキ。

祖父はそうやって暫くの間、タヌキをこらしめると、

二度と戻ってくるな!

といい、そのタヌキを開放した。

そして、それから数ヶ月後、彼の祖父が、猟に出掛けた時に、それは起こった。

祖父は、バイクで猟に出掛けていたのだが、ある日、猟に出て、ついつい

山の奥深くまで入ってしまう。

そして、帰宅しようと、バイクの所まで辿りついた時には、もう完全に夜に

なってしまっていた。

急いで、バイクのエンジンをかけ、家路を急いだ。

だが、暫く走ると、おかしなことに気付く。

いつもより、重いのか、バイクのスピードが出ないのだ。

それに、まるで後ろに誰かを乗せているかのように、ハンドルが不安定で

ぎこちなかった。

だから、祖父が後ろを振り返り、後部を確認使用とした、その時。

突然、後部座席から、女のか細い声が聞こえてきた。

うらめしや、うらめしや~

後ろを見たら取り憑いて、殺してしまうぞ~。

そんな声が聞こえた。

猟に出ていて、狐やタヌキや鹿、そして熊でも怖いと思った事のなかった

祖父であったが、やはり幽霊だけは、苦手なようだった。

だから、必死になって、こう言った。

お願いします。殺さないでください。

すると、後部座席から聞こえてくる女の声が

駄目だ。お前はもう助からない。だから、後ろは見るなよ~。

と返してくる。

そのうち、後ろから手が伸びてきて、祖父の体にしっかりと抱きついてきた。

祖父はもうパニックになったらしいが、どれだけもがいても、後ろから

抱きついている手を振りほどく事は出来なかった。

そのうち、またしても背後から、

もうすぐだ。もうすぐお前は死ぬんだよ~

と囁いてくる。

その時、祖父の中で、幽霊に対する恐怖心と、死ぬという恐怖心が

逆転してしまう。

そして、どうせ死ぬのならば・・・と思い、バイクを急停止させ、背後

にいる幽霊を確認した。

幽霊と刺し違える位の気持ちだったのだという。

だが、そこには、幽霊はいなかった。

後部座席にチョコンと座ったタヌキが一匹。

祖父とタヌキは、暫く呆然とお互いの顔を見ていたのだが、何より祖父には

そのタヌキが、蔵の穀物を食べに来ていたタヌキだと、すぐに判り、大声で

こら~!と怒鳴った。

すると、タヌキは、どことなく気恥ずかしそうな表情のまま、バイクの

後部座席から飛び降り、そして森の中へ消えていった。

祖父にしてみれば、悪さをするタヌキを助けてやったつもりだったのだが、

タヌキからすれば、火傷させられた事に、よほどの恨みがあったのかもしれない。

タヌキや狐は、人を化かすというが、この話は、本当にあった話らしい。




  


Posted by 細田塗料株式会社 at 16:02Comments(2)

2016年12月26日

怪異!それは息子ではない!

サインディスプレイ部 営業のKです。

いや~、先週がクリスマスライブで身動きがとれなかった為、

今週は明日から、怒涛の忘年会ラッシュです。

医者に、酒は止められてるんですけどね。

まあ、しょうがないです。

うん。

まあ、ドンペリのゴールドとかP3でも飲んで・・・・・・・嘘です(涙)

安い焼酎でも飲んできます。

それでは、怖くない話、いきましょう!


これは俺の親戚の話である。

俺には東京に親戚が何組か居り、そのうちの俺の従兄弟にあたる家族が

体験した話である。

彼ら夫婦には1人息子がいるのだが、息子は、同じ東京で1人暮らしをしている。

そして、ある日、その息子から夜遅い時間に電話がかかったきた。

こんな遅い時間に何事か?と思い、電話に出ると

今まで、ありがとう。

そんな遺書めいた言葉だけを言って、電話は一方的に切られた。

彼ら夫婦は当然、心配で堪らず、すぐに息子の携帯に電話をかけた。

しかし、電話は、

お客様の都合により、お繋ぎ出来ません、という事務的な返答が

帰ってくるだけ。

そこで、翌日、息子が住んでいるアパートに朝早くから出掛けた。

しかし、その場所に息子はおらず、既に別の人間が住んでいた。

息子がどこかの会社に勤めているのなら、その会社で色々と聞けた

のかもしれないが、あいにく息子はフリーターであり、彼の現状を

探す道は、そこで閉ざされてしまう。

彼らは途方に暮れてしまい、その日から、常にニュースや新聞の事件

に気を配ったり、掛かってくる電話に神経をすり減らす様な生活が始まった。

そして、音信が全く途切れてから、数週間が過ぎると、彼らは、もう息子は

この世にはいない様な気持ちに徐々に、なっていった。

そして、ある日、夜中に目を覚ますと、寝ている彼らの枕元に、息子が座っていた。

不思議な事だが、彼らは夫婦ふたりが同時に目を覚まし、そして、夫婦ふたりが

そろって、枕元に座る息子を見た。

しかし、何故か体を起こしたり、息子に触れる事は出来なかったという。

そして、息子は、虚ろな目で、じーっと彼らを見つめて、こう言った。

◎◎に居る。早く助けて・・・・・と。

◎◎というのは、奥多摩にある、とある場所だった。

そして、暫くすると、そのまま息子はスーッと薄くなっていき、そして消えた。

すると、夫婦2人とも、体が動くようになった。

そして、2人は考えた。

何故、息子はそんな所に居るんだろうか?

事故?いや、もしかすると、何かの事件に巻き込まれたのだろうか?

そんな事を考えていると、二人で奥多摩に行っても埒が明かない、と

思い、その朝、警察に相談した。

事情を話し、夜中に見た息子の話をすると、警察は訝し気な目で見たのだが、

彼らは必死の懇願によって、それなりの人数での捜索が行われた。

しかし、指定された場所を探しても、結局、息子は見つからなかった。

現地で共に捜索し、疲れ果てて家に帰ってきた彼らは、今度は2人で

同じ夢を見た。

その夢とは、こんな感じだったという。

2人だけで奥多摩の山の中を、声を枯らせて息子の名前を呼びながら

一心不乱に捜索する二人。

すると、前方から、その声に応えるように息子の声が聞こえる。

急いで声のする方へ行くと、息子は、車で崖から落ちたらしく、崖の下にある

大きな木に体を串刺しにされたようになりながら、必死にもがいていた。

そして、オロオロとその様子を見つめているしかない彼らに、こう言った。

何で2人で助けに来てくれないの?二人じゃなきゃ助けられないのに?

こんなに痛いのに!死にそうなのに!

そう言って、恨めしそうに彼らを見つめている。

そんな夢だったらしい。

そして、翌朝、2人は、目を覚ますと、すぐに2人だけで奥多摩に

向かって車を走らせた。

痛みに苦しむ息子の顔を思い出すと、ついついアクセルほ踏む足にも

力が入った。

そして、いよいよ、奥多摩に入り、山道を走る。

そして、ちょうど夢に出てきた様なカーブが前方に現れた。

彼らは急いで原則しようとした。

だが、車のブレーキが全く利かなかった。

彼らは、何とか山側に乗り上げるようにして、車を減速させる。

だが、車は走行不能なほどのダメージを受けてしまう。

しかし、そんな事に構ってなどいられず、彼らは急いで崖の上から

2人で身を乗り出すようにして、下の様子を窺う。

と、その時、2人は何者かに後ろから押され、バランスを崩して崖下へと

転落してしまう。

そして、気が付くと、病院のベッドに寝ていたという。

彼らは、夫婦そろって、かなりの重傷を負っていた。

警察も来て、色々と聞かれ、誰かに後ろから押された時の状況について

聞かれたらしいが、彼らには、息子を助けてやれなかったという無念の

気持ちしかなく、毎日、泣き明かした。

そんな時、慌てて病室に駆け込んできた者がいた。

彼らの息子だった。

彼らは、驚きと共に息子の無事を喜んだ。

そして、その後、分った事なのだが、連絡が取れなくなってしまってから、

息子は、ふと、思い立ったかのように、友人達と青木ヶ原樹海へと向かい、

そこで、反文明的な生活を一ヶ月ほどしていたのだという。

そして、その間、彼らが住む実家には何度も電話をかけたらしいが、何度かけても

何故か、留守だったのだという。

すると、彼らの枕元に出てきたのは誰なのか?

夢の中に出てきたのは誰なのか?

そして、崖の上から彼らを突き落としたのは誰なのか?

息子の姿を借りて、自分達を殺そうとしたのは、一体誰であり、何が

目的だったのか。

もしかすると、樹海の住人達が・・・・。

そう考えると、背筋が冷たくなった。




  


Posted by 細田塗料株式会社 at 19:54Comments(1)

2016年12月26日

JV400LX年末限定値引き!

SOLDOUT!

お買い上げ、ありがとうございました!



サインディスプレイ部  営業のKです。

もうクリスマスも終わり、年越しの準備で

大忙しかもしれませんね。

ということで、以前からご紹介させて頂いております、

ミマキJV400LX-130の中古機を年末だけの

特別値引きを実施いたします。



今年中に、御成約頂けた方には、

50万円(税別)にて、販売させて頂きます。

勿論、年が明けたら、元の60万(税別)に戻ります。

勿論、引き取りは、年が明けてからで結構です。

このチャンスをお見逃しなく!!!

  


Posted by 細田塗料株式会社 at 08:10Comments(0)
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