2013年06月30日

(改)怪奇スポット おかりや公園

金沢市のお隣り、白山市の松任という所に、おかりや公園

という公園がある。

以前は、周囲の古めかしい雰囲気の為か、とても暗く、

湿っぽい雰囲気が感じられた。

しかし、今は、駅前の再開発で、周囲が整備され、心霊スポット

というイメージとはかけ離れた明るいイメージの公園になっている。

しかし、この公園が元々持っている霊的なエネルギーはいまだ

衰えていないようだ。

昔はここにお城があり、戦の際に、沢山の武者が、ここで首を刈られた

事から名前が由来しているというおかりや公園。

確かに、昼間は、昼食を食べるOLさんが居たりと、ごくごく普通の日常

に溶け込んでいるが、夜になるとやはり、異様な雰囲気が漂う。

大きな石碑もあり、小さな公園なのだが、霊の目撃談が絶えない。

ある人は、幾人もの声を聞いたといい、また、ある者は、

自分の首を捜してさまよう首の無い霊を見たと言う。

昔、どれだけの惨劇があり、そして、どれだけの恨みが蓄積

されているのかは、知る由も無いが、とにかく負の

パワーを強く感じる。

実は過去にこんな事があった。

得意先の飲み会ということで、おかりや公園近くの居酒屋

に集合した。

飲み会は盛り上がり、そのまま2次会、3次会へと進む。

そして、午前2時頃にお開きとなった。

その日は、どうやら金沢市や白山市で飲み会が多数あった

ようで、タクシーを呼んでもらったのだが、いつ来るか、分らない、と

言われてしまった。

それなら、もしかしたら、JRの松任駅ならタクシーが居るかもしれない、

と思い、JR松任駅へ向かった。

しかし、当たり前なのだが当然、松任駅にもタクシーはおらず、

タクシー待ちの長い列だけが伸びていた。

かといって、歩いて帰宅出来る距離でもないので、仕方なく、

何処かで暇つぶしをしようと考えた。

そして、思い立ったのが、おかりや公園だった。

昼間や夕方には、何度も行った事はあった。

だから、大して期待?もしていなかったが、何かの話の種に

でもなれば、という軽い気持ちだった。

しかし、おかりや公園の敷地内に足を踏み入れた途端、

突然、寒気と耳鳴りに襲われた。

そして、外から見る公園と、実際に中から見る公園の

暗さが明らかに違う事に驚かされる。

それでも、更に歩を進めて、大きな木に近づこうとした時、

俺は、足を止め、固まってしまった。

そこには、高貴な着物を着た髪の長い女性が、ゆっくりと

手招きをしていた。

落ち武者が出るんじゃないのか?

そう思ったが、何故か、引き寄せられるように、その女性の

方へと無意識に歩いていく自分がいた。

その時、突然、近くから大きな音がした。

どうやら、偶然にも、近くで車通しの事故があったようだ。

俺は、ハッと我に帰り、逃げ帰るように、その場を後にした。

偶然にも、事故が発生しなかったら、俺はどうなっていたのか?

俺が夜には、最も近づきたくない場所のひとつである。
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 23:51Comments(2)

2013年06月30日

(改)敦賀峠の心霊体験。

これは、俺が大学生の時代の話である。

確か、大学1年の夏だったと思う。

関西から石川県まで、初めてバイクで帰省する事になった。

同じ関西の大学に通う兄から、帰省する時は、敦賀峠を

明るいうちに通るようにしろ!と言われていた。

しかし、何故?と理由を聞いた俺に、兄は、別に・・・・

としか言わなかった。

敦賀峠とは、滋賀県から福井県の敦賀市へと抜ける為には

どうしても通らなくてはいけない山道。

確かに台風が来ると、よく通行止めになったり、所々、

霧が出る場所があるらしいが、大して気にも留めなかった。

だから、昼間の出発ではなく、夜の出発を選んだ。

その方が、道が空いている、というだけの理由で。

だから、帰省の日はバイトの関係で、夜10時頃に神戸を出発。

貧乏学生なので、当然、高速は使えず、一般道をひた走る。

京都を過ぎ、滋賀県を琵琶湖に沿って走り、いよいよ敦賀峠。

嫌な事に、霧がでてきた。

まあ、走れない視界ではなかったので、そのままスピードを

落とし気味に敦賀峠を走る。

結構、大型トラックも走っており、別になんとも無いじゃん・・・と

思いつつ、快調にコーナーをクリアしていく。

で、今もはっきり覚えているが、道幅が急に狭くなる最初の

左カーブを過ぎて、次のカーブ。

前方を照らすバイクのライトの中に大人と子供、二人の姿が

はっきりと見えた。

えっ、こんな時間に?

時刻は、午前1時を少し過ぎたくらい。

そう、この敦賀峠は、親子の霊がよく目撃されているらしい。

冗談だろ?と思いつつ、無意識にスピードを上げようとした途端、

急にバイクが失速。

ついに、エンジンがストップしてしまう。

何が起こったか、理解できないまま、クラッチを切り、惰性でバイク

を走らせるが、当然、すぐに停止してしまった。

さっき、親子の霊を見たところから、丁度100メートルくらい。

こんな時に限って、大型トラックは一台も走ってこない。

それどころか、上りの道も下りの道も、車が来る気配すらない。

聞こえるのは、虫の音だけだった。

何も考えられないまま、とりあえず、バイクを点検する。

と言っても、頭の中はさっき見た親子の幽霊の事でいっぱい。

きっと、あの幽霊がバイクを停止させたに違いない。

そうだとすると、当然、こちらに近づいて来る。

どうすれば良い?

そう思うと、いても立ってもいられず、俺はバイクの点検を止め、

バイクを押して歩き出していた。

重い。大型バイクなんて買わなきゃよかった。

訳分らない事ばかり考えながら、それでも、ひたすらバイクを押し続ける。

すると、前方に自動販売機の明かり。

こんな時、明かりが有るだけで、意味も無く心強く感じた。

あそこまで行けば、明かりの中でバイクを修理できるかも。

そう考えると少しだけだか勇気が出てきた。

バイクを押す手にも力が入る。

そうして、自販機の明かりまで50メートル位まで来た時、背筋がぞっとした。

あの二人だ。

自販機の明かりの中で立っているのは、紛れもなく、先程のカーブに

立っていた親子らしき姿だった。

それを見た途端、バイクを捨てて、逆方向に走り出していた。

後ろは振り返れなかった。

もしも、二人が追いかけて来ていたら。

そう考えると、気が狂いそうだ。

その時、前方から、明かりが近づいて来る。

どうやらバイクのようだ。

そう確信すると、道路の真ん中で大きく手を振っていた。

バイクは止まってくれた。

突然、俺が現れて、その人も驚いただろう。

で、その人に自分のバイクまで来てもらい、

その明かりで、二人掛かりでバイクを点検する。

異常は無いみたいだけど。

そう言うと、その人はバイクのセルを回した。

勿論、一発で始動。

事情を話し、敦賀市街に降りるまで、

その人に一緒に走ってもらった。

その後、兄から聞いた事なのだが、実は兄も以前、敦賀峠で

俺と同じような体験をしていた為、俺にアドバイスしたらしい。

あの親子の幽霊の目的は分らないが、今でも、敦賀峠を

手を繋いで彷徨っているのだろう。
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 14:03Comments(3)