2015年05月31日

笑い女という恐怖!

サインディスプレイ部 営業のKです。

先日、とあるお客様のところへ訪問すると、そこの女性社員の方から、

Kさんって、あんな話しを書く人だとは思いませんでした。

もう話しかけないでください!と完全に

変質者扱いされてしまいました。




怖い話しを書くのをライフワークとしておりますので、

へこたれず、今日も怖い話し言ってみたいと思います。

それでは・・・始まり始まり。



昔の日本の妖怪といわれるモノの中には”笑い女“というものが存在したようだ。

なんでも、江戸の町で、のんびり縁側で寛いでいると、塀の外、どこからともなく女性の

笑い声が聞こえてくるという。

そして、その笑い声に、つられて、クスッとでも笑ってしまうと、自分でも笑う

のを止められなくなってしまい、その間、塀の向こうにいた女がどんどん巨大化

していき、最後には、家ごと、踏みつぶされて、殺されてしまうというもの。

昔の妖怪というものは、その世相を反映して、世間を戒める為に考え出された、と

いう説もあるが、本当に全て架空の産物なのだろうか?

今回の話は、自分の祖父に関する話だが、今書いた笑い女という妖怪がそれに

該当するのかは分らないが、不思議な話なので書いてみようと思う。

先日、従兄弟と酒を飲む機会があり、その時に従兄弟から、あの話覚えてるか?

と言われて、昔の記憶が蘇ったのだが・・・。

自分の祖父は、昔は旧日本軍の軍人であり、いつも穏やかで優しい人物だった。

ただ、ある出来事を境にして、全く笑わなくなってしまった。

その、ある出来事、とは以下のようなものだった。

確か、夏休みか何かで、父の実家へ帰省した時の事だったと思う。

父の実家は、今は白山市になっているT町という所にあった。

クワガタや魚釣りと夏休みの退屈しのぎには、事欠かなかった為、全国から

親戚や従兄弟が毎年、集まってきていた。

自分も歳の近い従兄弟が、そこに来るのに合わせて、父の実家へ帰省するのが、とても

楽しみだった。

そして、その年も、遠くから同い年の従兄弟が帰省してくると聞いて、急いで、父の実家

へ向かったのを覚えている。

ただ、今思えば、その年は、何かがおかしかった。

自分が実家の裏を流れる川で、釣りをしていると、突然、後ろから、川に突き落とされた。

運よく、兄に助けられ、事なきを得たのだが、その時、川の流れに飲まれながら流されて

いく自分の目に映るもの。

着物を着た女が、自分が座っていた場所に立って、大きな口を開けて笑っていた。

その後、両親に説教され、何故川に落ちたのか、と問い詰められたが、その女の事は

何故か怖くて口に出来なかった。

そして、自分と同い年の従兄弟も、同じ頃、やはり神社階段から、突き落とされ、軽い

怪我をしていた。

そして、これは、彼が自分にだけ話してくれたのだが、やはり自分と同じように、階段を

転げ落ちながら、高笑いする女を目撃していた。

普通なら、怖くなって、そのまま、帰省を中止しそうなものだが、そこは、退屈さに辟易

している小学生である。

二人で、あの女を見つけて退治しよう、という無謀な計画を立てた。

ただ、そんな自分達の計画を一人だけ見抜いていた者が居た。

祖父である。

祖父は、自分達二人を部屋に呼び、こんな事を言った。

お前達、川や階段で落ちた時、後ろから突き落とされたんじゃないだろうな?

口篭る自分達に、祖父は続けた。

ワシがまだ子供の頃、その年の夏にねお前達と同じように何人もの子供が川や階段で

突き落とされた。あるものにな。

そして、その年、その子供達は、皆、神隠しのように突然、行方不明になったんだ。

もしかして、お前達も、着物を着た女に突き落とされたんじゃあるまいな?

話を聞いているうちに、退治する気持ちも失せ、ボロボロと涙を流しながら、祖父の

珍しく厳しい顔や言葉に頷いていた。

話が終わり、自分たちが頷いたのを見ると、祖父は、元気付ける様に、豪快に笑った。

大丈夫!何も心配せんでええ!ワシに任せとけ!

そういうと、祖父は、一人で家を出て行った。

そして、もう外も暗くなる頃に、帰ったきた。

そして、再び、自分たちは呼ばれ、あるものを渡された。

これは、昔から由緒ある神社の護符だ。肌身離さず持っていなさい。

そしてな、辛いかもしれんが、明日、ワシと一緒に山の上にある神社に行ってもらう。

これは、お前達を守る為には、避けて通れない大切な事だから、我慢してくれ!

ワシも一緒だし、何より、その護符がお前達を守ってくれるから心配ない。

だから、今日は、もう寝なさい。

ただし、夜中に、もしも誰かに扉や障子の向こうから、開けてくれ、と言われても、

絶対に開けてはいけない。

ソレは、お前達の親やワシの声を真似ることが出来るから、絶対に相手が開けるまで、

何があっても、こちらから開けるな。

あいつらは、声色を使って、相手に扉や障子を開けさせようとするが、自分では

決して開けられないから。

だから、お前たちが、騙されて開けなければ、心配ない。

そういうと、祖父は、さっさと寝てしまった。

自分たちは、もう怖くてどうしようもなかったが、子供心に、親や兄弟は巻き添えに

出来ない、と思い、従兄弟と二人で、二階の新しい洋間で寝る事にした。

そして、その夜、それは、やってきた。

疲れたのか、自分達ふたりは、心配をよそに、すーっと深い眠りに就いていた。

そして、夜中の2時を回った頃、従兄弟と自分は、ほぼ同時に目を覚ました。

何かが、ドアをノックしている。

そして、聞こえてくる母の声。

お父さんが、もう帰るって言ってるから、さっさと支度しなさい。

とりあえず、このドアを開けてちょうだい、と。

無言でいると、今度は祖父の声が・・・。

お前達、もう大丈夫だから、部屋から出てきなさい。

祖父の声に、体が反応しそうになったが、従兄弟に止められる。

じいちゃんの声に似てるけど、なんか違う。

それに、夜中にこんな大声だしてるのに、他の者は何も反応してないし。

確かにそうだった。

祖父からは、アレは自分でドアを開けられないと聞いていたので、大声で応えた。

それに、こちらの大声が他の誰かに聞こえれば、助けに来てくれるかも・・・・。

自分たちは、精一杯大きな声で言った。

そんなに言うなら、じいちゃんから、入ってくれば?

何故、そんなに強気になれたのかはよく分からないが、とにかく大声で何度も叫ぶ。

一旦、静かになった。

もう居なくなった?そんな事を話していると、急にドアがドーンと揺れた。

体当たり?入って来れないんじゃ?

その後は、従兄弟と二人で布団の中で知りもしないお経を真似つつ、震えていた。

そして、知らぬうちに寝てしまったようで、もう起きなさい、豪快にドアを開けて入って

くる叔母さんの声で目が覚めた。

そして、朝食の後、祖父に昨夜起こった怪異を話した。

やはり目をつけられたか。のんびりしてられないな。

そう言い、自分達二人を連れて、山へ行く準備を始めた。

実は、今夜は山の神社に泊まる事、そして、他の大人達は、一緒に行けない事をそれぞれ

の両親に話し、祖父と自分達は、心配そうに見送る両親達をよそに、お昼前には、家を

出発した。

山を登り始めると、祖父が色々と話してくれた。

今から、行く山は、昔から神が住むといわれている事。

そして、神と妖怪は紙一重、悪いモノもいるが、お前達を助けてくれる良いモノも沢山

いる。

だから、山に対する感謝の気持ち、そして助けてくださいと懇願する気持ちを強く心に

持ちながら山道を登らなければいけない事。

そして、自分達が渡された護符があれば、なにも心配する事はないという事。

そんな話を聞かされながら、自分達もどこか神妙な気持ちで山道を進んだ。

山頂に着いたのは、ちょうど夕方だった。

山頂には、とても立派とはいえない小さな神社があった。

今晩は、朝になるまで、この社の中で過ごすようだった。

それぞれの両親が作ってくれたお弁当を食べながら、祖父が注意事項を説明する。

絶対に護符を肌身離さない事。

絶対に、朝が来るまで、笑わない事。笑うとアレを引き寄せるそうだ。

そして、絶対に、社の扉を自分から開けない事。

なんでも、自分から扉を開けなければ、アレには、自分達の姿は見えないそうである。

そして、最後の注意事項は、何があったとしても、明日の朝、山を下りる道中、絶対に

後ろを振返らない事。

これらの話を聞き、怖いことは怖いのだが、祖父が一緒に居るということで、とても

安心出来たのを覚えている。

祖父や従兄弟と色んな話をしているうちに、お腹もいっぱいなのもあってか、知らぬ間に

眠りに落ちていた。

そして、どれ位眠っただろうか。

突然、扉を叩く音で眼が覚めた。

外からは、朝の光が差し込んでいた。

お~い。心配で、迎えに来た。もう朝だから大丈夫!早く出ておいで!

従兄弟の父親の声だ。母親の声も聞こえる。

実は、自分の父親や母親の声も聞こえたのだが、声は限りなく近かったが、話し方が

微妙に違って感じた。

しきりに時計を見ながら、首を横に振り続ける祖父。

もう大丈夫なんじゃない?もう外にでようよ!朝まででしょ?と従兄弟。

祖父がポツリと言う。

まだ、日の出まで時間がある筈なんだが・・・。

そして、祖父は、突然声を荒げた。

騙されんぞ!早く立ち去れ!この子達は絶対に渡さん!

そういわれ、扉の外からは、こんな声が聞こえる。

それじゃ、もうお父さんもお母さんも、家に帰るから、お前はそのまま、じいちゃんの

家の子にしてもらいなさい!と語気を荒げてきた。

そして、その時、従兄弟の不安と焦りが我慢の堤防を決壊させた。

従兄弟は、突然立ち上がると、勢い良く、扉をあけてしまった。

こら、駄目だ!という祖父の声よりも早く、扉の外に飛び出す従兄弟。

扉の外はまだ夜だった。

騙された?と思った瞬間、従兄弟の悲鳴にも似た泣き声と、それをかき消すように

大きな女の笑い声が辺り一面響き渡った。

自分を川へ突き落としたあの女だった。

何故か分からないが、その女は尋常ではない位、大きかった。

慌てて、外へ飛び出していく祖父。

そして、従兄弟を掴んで、もう一度社の中へ放り込んだ。

ワシが扉を外から押さえるから、お前達は、護符をしっかり握り締めてなさい!

そういうと、祖父は、扉を背にして、座り込んだ。

自分達は、泣く事しか出来ず、ただ護符を握り締めていた。

その間も、ずっと女の笑い声が、すぐ近くから聞こえていた。

自分達は、そのまま眠るというより、意識を失い、朝になって、神主さんの様な服を着た

男の人に揺り起こされた。

もう大丈夫!ワシがちゃんとお前達を山を下りるまで付き添うから。

そう言われて周りを見ても、祖父の姿はそこに無かった。

おじいちゃんは?と聞く自分たちに、その男の人は、

おじいさんは、きっと、もう山を下りている頃だから。

大丈夫!何も心配要らないから・・・。

そう言われて、自分達は急いで山を下りる事にした。

その男の人は、自分達の前を歩きながらも、体は自分達のほうへ向けて、楽しい話し

を沢山してくれた。

そして、どちらかが、後ろを振返りそうになると、厳しく怒られた。

でも、不思議と、その男の人と居ると、怖いという気持ちがどんどん消えていくのが分か

った。

そして、随分と歩いて、かなり麓の方まで降りてきた時、その男の人は言った。

もう、完全に大丈夫だから。怖いことはもう忘れなさい。

そういって、自分は、今来た山道を引き返していった。

無事に麓までおりてきた嬉しさと祖父が心配という気持ちから、自分達はついつい走って

家に向かった。

そして、家に着くと、家の前でそれぞれの家族が心配そうに待っていてくれた。

そして、祖父が一人で帰ってきて、もう終わった!だけ言って自分の部屋に入っていった

事を聞かされた。

自分達は、お礼とごめんなさいを言う為に二人で祖父の部屋に向かった。

部屋に入ると、祖父は、疲れきった様にぐっすり寝ていた。

自分達は、声もかけずに、じっと祖父の寝顔をみていた。

しばらくすると、祖父が自分達に気付き、声を掛けてきた。

もう心配することはないからな。終わったんだ!

そう言われて、ありがとう、とごめんなさいを連呼していると、祖父が続けた。

お前達に悪さしたのも、山の神だし、お前達を助けてくれたのも山の神だ。

山や自然を嫌いになってはいけない。

そして、あの時、扉を閉めてから、何があったのか、聞きたいと思うが、頼むから、

それは、聞かないでくれ!

その祖父との約束を守る誓いを立てて、その夏の帰省は終わった。

ただ、それから、祖父は、全く笑わなくなった。

無感情というよりも、笑う事を恐れているように・・・。

そして、月日が流れ、祖父が亡くなる前に、病院に見舞いに行った時、その約束をついに

破ってしまった。

あの時以来、祖父は笑いを封じてしまい、きっと辛い人生だったはずである。

そして、それに対して、大人になった今、何か出来る事は無いか、という事がずっと

胸につかえていたから。

じいちゃん、あの時、何があったのか、教えてくれないかな?

唐突な自分の問いかけに、最初は、驚いた顔をしたが、祖父は、静かに話し始めた。

昔から、あの地方には、笑い女という妖怪とも神とも言われるものが居て、狙った者に

印を付ける。お前達が突き落とされたのもそれだ。

そして、あの夜、扉の外で、ワシは、アレが笑いながら、どんどん大きくなるのを見た。

そして、恐ろしい事に、その笑う声を聞いていると、自分も笑いたくなってしまった。

ソレは自分も笑わせようとしているのが手に取るように分かったので、死ぬ気で笑うのを

我慢した。

きっと、一人なら、つられて笑っていたか、気が狂っていたと思うが、ワシがしっかり

しなければ、お前達が・・・と思えたから、何とか乗り切れた。

だから、お前達は何も悪い事はしていないし、謝る必要は無い、と。

そして、従兄弟にも、この事を話してやってくれと頼まれた。

そして、最後に祖父が言った言葉が忘れられない。

お前達は、あの女をいまだに見たりする事はないんだな?

それなら、良かった。

ワシには、いまだに、アレが頻繁に見えるんだ、

そして、あの笑い声も。

だから、自分から笑うのを封じた。

笑うと、アレはいつもそばに近寄ってくるから。

でも、何より、お前達が平穏無事で本当に良かった!と。

この話の山は、今も実在します。





  


Posted by 細田塗料株式会社 at 20:11Comments(2)

2015年05月30日

ミマキJV300-130納品!

暑いし湿度も高い日が続いておりますが、皆様、如何お過ごしでしょうか?

サイン・ディスプレイ部 営業のKです。

先日、私の担当のお客様へミマキのJV300-130を納品してきました。




今回は、前モデルであるJV33-130からの入れ替えになります。

販売価格も、前モデルに比べて高値設定であり、且つ、前モデルが

あまりにも完成度が高かった為に、なかなか売り難い機種かも

しれませんが、やはりその色域の圧倒的な広さや格段に進歩した

その印字スピードに魅力を感じる方も多くいらっしゃいます。

で、今回のユーザー様は、超高速印字が可能な4色×2本という

インク仕様を選択されました。




確かに、オレンジ、ライトブラックインクによる色域の広さは

魅力的ですが、4色仕様の速度やインク交換の煩わしさが軽減

するというのは、ミマキ独自の素晴らしいメリットだと思えます。

実際に、ヒーターの面積も大きくなり、且つ送風ファンも装備して

ただ速いだけではなく、きちんと乾燥の部分も考慮されています。

ただ、納品のときにいつも感じるのは、その重さ。

そして、プリンタが動かせるようにするまでかなりの調整が必要になり、

結果的に納品自体が、朝から夕方遅くまでかかってしまうという事。

お客様は、早速、印字テストも兼ねて、50m巻のメディアを3本ほど

印字されてました。

喜んで頂いて、苦労して納品した疲れも吹っ飛びます。



ちなみに、こちらに設置されていたJV33は、月曜日に大阪へ嫁入り?です。

K様、万全の体制でお待ちしております。

以上、サインディスプレイ部のKでした。



  


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2015年05月08日

内覧会のお知らせ

楽しみにしていたゴールデンウィークも終わり、5月の営業も本格始動しました。

今回は内覧会のお知らせをいたします。

今月18日の月曜日に、サイン・ディスプレイ関係のプリンタとラミネータの内覧会を催すことになりました。

専門スタッフの実演により製品の機能や性能をじっくりご覧いただけます

たくさんのご来場をお待ちしております。

【日   時】 2015年5月18日(月)午前11時~午後6時

【場   所】 ミマキエンジニアリング金沢営業所
        金沢市駅西新町2丁目12-6

【出展機種】 8色の表現力と超高速印字が人気の溶剤プリンタ・JV300
        UVインクで金属、樹脂、木材、革等へのプリントが可能なUJF
        低温機能&巻取装置が標準装備の失敗しないラミネータ・X-TREME 他

【お問合せ】 細田塗料株式会社 
        金沢市御影町1-17
        TEL(076)243-3344



好天に恵まれた日が多かった今年のゴールデンウィーク。みなさんはどこかお出かけしましたか?

私は…富士山&箱根をバイクでロングツーリングしてきました。

帰ってきた翌日から昨日走ってきた道が火山活動で通行止めになってしまったのには驚きです。

サインディスプレイ部の営業Tでした。

 
  


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2015年05月06日

画面に映る怖いもの。

サインディスプレイ部 営業のKです。

今日で、ライブも最終日!

ということで、勝手に怖い話シリーズ。スタート!

これは、今からもう10年くらい前に起こった話。

実は、俺はある事が有ってから、マットで映りこみが出来るだけ

少ない画面を使っている。

今日は、そのきっかけとなった出来事をお話ししたいと思う。

その頃、俺は、とにかく、普通じゃないサイト、危険というか

とにかく危なそうで普通に検索しても、決して見つからない、

そんなサイトを探し回っていた。

ブラクラとかメンヘラ系とか色々と見て回った挙句、結局は、

俗にいうところのUG(アンダーグラウンド)の世界に辿り着いた。

今でもUGとかで検索すると、そこそこ検索に引っかかるが、その

頃から見るとサイトの数も激減している。

俺がみていたのは、UGの過渡期というか、一番栄えていた時代。

しかも、そんなUGな世界の中でも、あまり誰も近寄りたがらない

様な特に危険な世界をある意味、興味本位で楽しんでいたのかもしれない。

まずは、UGで検索して、見つかったサイトとかで、少しずつ知り合いを

増やしてから、その世界に詳しい人を見つけては、もっと深く危ない層

に行く方法を聞きまくっていた。

で、ある時、ある方法を教えてもらった。

とあるサイトの隠し部屋へ行き、そこで暗証番号をもらってくる。

そして、とあるサイトのとある検索エンジンでその暗証番号を入力

すれば、きっと、俺が望んでいるような危険なサイトにいけるという

事だった。

ただ、その人に最後に言われた言葉がこうだった。

そのサイトに行くと、まず、誰にも話しかけない事。

そして、海外のサーバを経由して、ネットを繋ぎ、個人情報を特定

されないようにする事。

そして、ここで見聞きした事は、絶対に他言しない事。

そうしないと、本当に命が危険になるから。

色んな意味でね。

そう言われ、少し怖くも感じたのだが、そこで臆する訳もなく、速攻で

言われたとおり、実行してみたのは、言うまでもない。

で、結論から言うと、はっきり言ってとんでもない世界だった。

呪い代行、殺人依頼、人身売買、ありえない仕事の募集、などなど、

確かに、簡単に入れないように隔離されている筈であった。

そんな中、色んな危険なサイトを集めたホームページがあった。

グロ画像、グロ動画、スナッフ動画などに混じって、怖い話や動画の

サイトも存在していた。

グロ系のサイトがある意味常軌を逸した内容だったので、怖い系のサイトも

きっと凄いに違いない。

俺の心は躍った。

そんな怖い系のサイトの1つに、サイトの主が自らを幽霊なのだと主張し、

このサイトを見に来る者は、霊に会いたい、現世に未練がないものとみなす

という但し書きがあった。

普通の怖いサイトに辟易してこんな世界に来たのだから、当然、そのサイト

のエンターをクリックした。

まず、現れたのは、貴女のパソコン画面はグロス?マット?という選択。

迷わず、グロス(ツヤあり)を選択。

すると、真っ黒な画面に、前へ、後ろへ、右へ、左へ、全部一度に、という

4つの選択肢が現れた。

普通は怖い話のタイトルとか、怖い動画のタイトルが現れるんじゃないの?と

思いつつ、そこに注意書きが書いてあるのを見つけた。

どれかをクリックすると、そこから後には戻れませんので、慎重にどうそ!

そう書かれていた。

全てクリックしてみて、決めようと思っていた俺は少し不満に感じたが、そう

書かれている以上、従うしかなかった。

全部一度に、というのを選ぼうかと思ったのだが、不思議な事にマウスは

後ろへ、しか選べなかった。

後ろへ、をクリックすると、選択支は無く、一本の動画が用意されていた。

しかも、クリックしなくても自動で再生が開始される。

どんな怖い話が・・・と思っていた俺は少し驚いてしまった。

動画は、走馬灯のように、一人称視点で、色んな画面が流れているだけ。

たぶん、生まれてからの色んな分岐点をずっと見せようとするだけの動画。

そこには恐怖感はカケラも存在しなかった。

ただ、何歳という年齢が表示されているだけ。

何コレ?と怪訝な目で動画を見続けると、27歳の画面で、急にビルの屋上の

風景が映り、そして、そこから飛び降り、地面にぶつかるまでの一人称視点の

動画がスタート。

見終わった俺は絶句してしまった。

なんなんだ?

作り物とは到底思えないクオリティというか臨場感。

しても、ヘッドフォンで聞いていた俺には、地面にぶつかったときの音、そして

それから、回りが騒がしくなり救急車が来て、それに乗せられ、運ばれている際の

救急隊員の会話も、リアルすぎた。

そして、すぐに動画は終わり、これまた自動で勝手に、チャットコーナーのページに

移動させられた。

部屋のタイトルは、動画を見終わって・・・・。というもの。

正直、既に少し気持ち悪くなっていた俺は、そのサイトから出ようとしたのだが、

出口はおろか、戻るボタンも、ウインドゥを閉じるボタンも全く利かなかった。

しょうがなく、チャットルームへ。

チャットルームには結構先客がいるみたいだが、会話が何もされていなかった。

そして、俺が入室するのを待っていたかのように会話がスタートする。

それぞれ、自己紹介。

俺は、ハンドルネーム以外、年齢も地域も書き込まなかった。

ただ、他の全員の自己紹介が気になっていた。

年齢とか性別、そして地域、全て明かしていた。

そして、最も気になったのが最後に皆が付け足していた言葉。

飛び込み、練炭、首吊り、睡眠薬などなど、それってもしかして?

そう思いつつ、皆、自殺志願者?とか思っていると・・・。

俺に質問が。

○○さんは、書き込んでないけど、終わらせた方法はなんだったの?

???な俺。

黙っていると、その中の一人の女性が言い放った。

○○さんは、まだ・・・だから。でも、もうすぐこっちに来る訳だから。

更に???な俺に。

更に追い討ちを掛けてくる。

○○さんの本名も年齢も、そして住んでいる場所も、分ってるんだからね。

逃げられないから。

俺はなんか訳も分からず、怒りと恐怖でパソコンのコンセントを引き抜こうとした。

だが、それは叶わなかった。

体は見事に金縛りにあい、動くのは、キーボードを打つ、手首から先だけ。

それでも、なんとかしないと、ともがく俺にその女は、こう書き込む。

ふふふ、ウ・シ・ロ。

そこで、始めて気が付く。

自分が見ているパソコン画面に明らかに映りこむ女。

俺の肩越しに、それは居た。

そして、ふふふ、後ろへ、を選んじゃったんだもんね?と笑った。

もう、こうなってしまうと、心の中では覚えてもいない念仏を唱えてしまうから

不思議である。

しかし、次の瞬間、それは意味を成さなさと思い知らされる。

何しても、無駄だよ、うふふ。

画面に映りこむ、その女の顔は、崩れ、血を流し、そして、その目には白い部分が

無く、全て黒いというもの。

そして、言った。

もっと、よく見て!痛かったんだよ。

そういって、肩越しにいたその女が前に回りこもうとしたとき、あることを思い出した。

以前、危険なサイトに行くにあたり、パソコンに詳しい仲間から教えてもらった方法。

本来はパソコンを痛める、壊れるから、絶対にやらないように、というものだが、

確かにその方法なら、パソコンはシャットダウンできる。

でも、駄目だったら?という迷いもあったが、それでもやるしかなかった。

あえて、その方法は書きませんが、それを押した途端、パソコンは見事に強制的に

シャットダウンされた。

そして、そこには、金縛りが解けて呆然とする俺と、その後、2度と立ち上がらなくなった

パソコンがあった。

後ろの気配も既に消えていた。

俺は、九死に一生を得た思いで、そのまま、パソコン一式を行き付けのパソコンショップ

に下取ってもらい、パソコンもディスプレイも全て新調した。

勿論、パソコンショップに下取りに出した際、その理由も正直に話したが、そこの店員は

こう言っていた。

いや、大丈夫ですよ。そういう理由で下取りに出されるお客さんって、結構居ますので。

勿論、ちゃんとそういう事も処理した上で、中古として販売しますので。

でも、良かったですね。無事で。

そういわれると、逆にある意味怖いものがあった。

これが、俺が出来るだけ映り込まないマット画面しか使わない理由である。

勿論、その後、そういうUGの危険なサイトに行った事は一度もない。

そのサイトは、もしかすると、今でも存在しているのかもしれない。

皆さんも、決して興味本位で、危ないサイトを覗かないでくださいね。


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 15:21Comments(2)

2015年05月05日

船幽霊の話。

サインディスプレイ部 営業のKです。

連日のライブで、もうかなり握力が無くなってますが・・・・。

それでは、怖い話、いってみよ~!



子供の頃は、夏になると、能登にある母方の実家で過ごした。

叔父さんは漁師をしており、よく漁の無い日には、俺も含めた子供達を船で釣りをする為に沖まで

連れて行ってくれた。

港から釣るのとは違い、簡単なえさで、誰でも大きな魚を釣れるのがとたも楽しかった。

そんなある日、いつものようにそんな釣りをしていると、ふと気付かないうちに一隻の漁船が近くにいた。

その時は、確か、俺の母親も一緒に船に乗っていて、何やら叔父さんと話していたのを憶えている。

あの船ってもしかして?

ああ、多分、間違いないな!

距離にして、100メートル位は離れていたかもしれない。

叔父さんは、その時、いつもと違う何やら険しい表情をしていたのが印象に残っている。

そして、小さな声で、子供達に言った。

釣りは中止だ。それからな、暫くの間、体を低くして隠れててくれ。絶対にあの船を見るんじゃないぞ!

そう言うと、叔父さん自身も、身を隠す為に船の操縦室の方へ入って行ってしまった。

そう言われると、尚更、見たくなるのが子供の好奇心というものである。

母親の方を見ると、両手を合わせてなにやら、お祈りをしている。

実際、こんな状態でも、事態を飲み込めていない自分達、子供には、ほれほど怖いというより

ワクワク感の方が強かったんだと思う。

俺達は、その船に見つからないように体勢を低くしながらも、船の動きを目で追っていた。

まるで、かくれんぼでも楽しむかのように。

そうしていると、船は少しずつ、こちらの船に近づき、そして俺たちが乗っている船の周りを回るような動き

をしだした。

そして不思議な事に、動いているのにも拘わらず、エンジンの音は聞こえなかった。

そうしているうちに、その船は回る円を少しずつ小さくして、徐々に、この船に近づいて来ていた。

その時、たぶん従兄弟の女の子だったと思うが、身を乗り出すようにして、その船を凝視して、おじさんに向

かって言った。

あの船、誰も乗ってなかったよ。きっと難破船か何かじゃ・・・・。

言い終わらないうちに、おじさんの小さいながらも怒った声が聞こえる。

馬鹿野郎!見つかったらどうする!

そう言い終えて、船のほうを見たおじさんの驚いた顔。

そして、俺達も、その船の方を見た。

船に音もなく、スーっとこちらに近づいて来る。

その動き方に、子供心にも、得体の知れない怖いものを感じた。

そこで。叔父さんは、子供達に説明してくれた。

昔からこの辺りには船幽霊というものが出て、過去に何人もの漁師が行方不明になり、その後、無残な姿

で発見されたらしい。

それは、まず、気付かないうちに船の近くに突然現れる。

そして、そこに誰かが乗っていると分ると、回りをぐるぐる回って、ゆっくりゆっくり近づいて来る。

だから、最初、もしかして?と思い、叔父さんは船のエンジンを掛ける事をしなかったらしい。

だが、どうやら、もうこちらの船に人が乗っているのがばれてしまったみたいだから・・・。

そういうと、叔父さんは、口をつぐんでしまった。

そして、言った。

こうなってしまったら、普通ならもう絶対に助からない。

だけど、叔父さん達、大人が犠牲になってもお前達だけは何とか助けてやりたい。

だから、これからしばらくの間、怖いかもしれないがちゃんと言う事を聞いてくれ!

叔父さん達、大人の真剣な顔に底知れない恐怖を感じた。そして・・・。

いいか、これから港まで何とか逃げるから、しっかりつかまってろ。
そして、絶対にあの船に、姿を見られるな。もし、見られたら・・・・。

そこからは良く聞き取れなかったが、おじさんの慌てている様子にただ事ではないという事が

伝わってくる。

港から、此処まで来るのに、20分位掛かった筈だから、このままの苦しい体勢で20分我慢しな

ければならない。

そして、何よりも、見つかったら、そして追いつかれたら・・・と思うと恐怖がこみ上げてきた。

母は、さらに強く祈っている。

子供達だけでも助けてください、と。

船はかなりのスピードで進んでおり、

低い波でも、転覆するんじゃないかという恐怖まで感じていた。

そして、ふと、あの船に視線を移す。

不思議な事に、この船とロープでつながっているんではないかという位、ピッタリとついて来ている。

しかし、あちらの船は、全然揺れていなかった。なんで?だって、この船はこんなに揺れてるのに!

だが、あの船を見ていると、全ての疑問が恐怖心に変わる事に気付き、俺達子供も、母親を真似

るようにして、一心不乱に祈る。

そして、子供達の中では一番年長である俺の兄が呼ばれ、何やら、おじさんと話していた。

そして、戻ってきた兄に聞いてみた。

何話してたの?

ああ、いざという時は、おじさん達、大人が犠牲になるから、その時は、お前が船を港まで進めろ!と、

簡単な船の操縦を教わっていたという。

だって、船はあれ以上、近づかないだろ?と言いかけて言葉が詰まる。

先程より、明らかにこの船との距離が縮まっていた。

そして、暗くて、よくは見えなかったが、船室に男の人らしき顔も見えた。

おじさんは、しきりに無線で仲間の船に助けを求めていたが、何故なのか、全く繋がらないようである。

後で聞いた話では、おじさんは、既に覚悟を決めていたようである。

しきりにダメだ。無理だ。と叫んでいる。

子供にも、かなり向こうに見える港の灯台が、全く近づいていない、いや逆に遠のいている様に感じた。

そして、その船はついにジャンプすれば飛び移れるような位の距離まで近づいていた。
今度はさすがにはっきりと見えたのだが、船室に二人の人影が見えたが、決して暗いくらい昼間なのに

その顔は、ぼんやりと霞んでいた。

もう、駄目だ!叔父さん達が叫んでいた。

そして、叔父さんはその船に飛び移って、なんとかしようと思ったのか、無我夢中で近くにあった棒のような

物を手に取り、体にもロープを結び付けていた。

もう、その頃には、空は黒く曇り、ずっと耳鳴りが響いていた。

子供心にも、無意識に死ぬかもしれないという恐怖に支配され、皆泣きじゃくっていた。

そして、そこにいる皆が覚悟していた。全ての終わりを・・・・。

その時である。

本当に偶然の出来事であったのだろう。

一隻の船が警笛を鳴らしながらぐんぐんこちらに向かってくるのが見えた。

そして、無線でしきりに、何かあったのかと、こちらに問いかけている。

すると、例の船は、スーっと離れ出して、そのまま波間に消えていった。

無線で、こちらの事情を話すと、その漁船は、一緒に港まで行ってくれると言った。

そして、その船からは、おじさんの船以外は見えなかったという事も聞いた。

その後、無事、港へ着いた船から降りると、おじさんは、あれが船幽霊であること。

そして、姿を見られたり、追いつかれたりすると、そのまま、行方不明になったり、沈没した状態で見つかる

のだという事を話してくれた。

その後、母から、母が小さい頃、港の近くで大きなタコに何隻もの船が転覆させられた話なども聞かされ、

海には、いまだに人知が及ばない場所がたくさんある。

そして、その中には、船になって霊がさまよっている事もあるのだ、ということを実感させられた。



  


Posted by 細田塗料株式会社 at 16:45Comments(1)

2015年05月03日

バスに関する怖い話!

サインディスプレイ部 営業のKです。

この連休は、バンド活動に頑張ってます!

というわけで、早速、あまり怖くないけど、怖い話、いってみよ~!


自分の家は国道に面している。

当然、昼間はそうとうの交通量である。

しかし、夜になると、田舎の悲しさか、一転して寂しい通行量となる。

家の2階にある自室で仕事をしていて、疲れると、よく窓から外を眺める。

そして、よく回送のバスの後部座席に誰かが乗っているのを見かける。

回送だから、夜は車内の電気は消えている。

しかし、そこに、それは座っている。

実は人間でした、というオチもあるのかも知れないが、自分が見る場合、殆どは間違いなく、それは、この

世のものではない、と断言できる。

何故なら、暗闇の中で表情まではっきりと見えるというのは、今までの経験上、霊的なもの以外にない。

そして、うまく表現できないが、そこから伝わってくるのは、紛れもなく、死人の顔である。

姿勢良く座る女は、一点を見つめ、後部座席で、後ろを向き、こちらを見てくる子供も、”生命感”というもの

が完全に欠如している。

ということで、今日はバスに関する怖い話です。

そういえば、昔、バイクで走り回っていた峠には、ある条件が整うと、突然、お客を満載したバスが現れて

追いかけまわされる。

で、もしも、追い抜かれたら、そのまま、向こうの世界に連れて行かれるそうだ。

こんな感じで、バス、特に夜中に回送バスは、結構怖い思い出があります。

まあ、それは別の機会ということで、今日書かせて頂くのは、大学時代のバイトの話。

要は、各停留所で乗った人と降りた人をカウンターで数えて表に書き込む仕事でした。

勿論、昼間だし、バイト代も高額なので結構人気のバイトでした。

で、自分がそのバイトに始めて行った日の事。

事前にバス会社で細かく説明を受け、朝から夜まで休憩を挟んでバスに乗りっぱなしというハードスケジュ

ールだった。

それでも、バスが混みあう時間帯は決まっているので、それ以外の時間はバスの運転手さんと話しながら

バスに揺られていれば、すぐに時間は経過してくれた。

そんな時、バスの運転手さんが俺に言った。

乗った人数と降りた人数が、必ず同じという訳じゃないから、そこら辺は、臨機応変に数字の帳尻あわせし

ないとね。

えっ、乗った人は必ず何処かの停留所で降りる訳だから、数字は必ず合う筈ですよね?と俺。

まあ、やってみれば分るよ。頑張って!

そう言われて、絶対に数字が合致するように見逃さないようにしなきゃ、と意気込んでいると・・・。

朝の混みあう時間帯で、既に乗った人と降りた人の数が合わない。

こんどこそ!、と思い、朝のラッシュ時間が終わってからのんびり車内の状態でも、やはり数か合わない。

なんでだろ?と不思議がっていると、運転手さんが、言った。

いや、間違っても君が数え間違いしたとか思っていないし、有る意味、経験から言うと、数が合う方がおか

しいくらいだからさ。気にしないで。

???な顔をしていると、その人は更に続けた。

だからさ。バスに乗ってくるのは人間だけじゃないってこと。それが何なのかは分らないけど、確かにそうい

うのが存在してるんだ。今日はお客さんが乗っていない時でも、君が居るから、まだ心強いけどね。

昼間でも一人で運転している時なんかは、あまりルームミラーで車内は見ないんだ。

最初の頃は、全員降りたと思ってルームミラーを見ると人が乗っててね。

チラっとしか見てない筈なんだけど、気付かれたと思うのか、ふと気付くとすぐ隣に立ってたりしてね。

で、顔を覗き込まれたり、話しかけられたり・・・。

でも、それに応えちゃうと、ずっとソレがバスに居ついちゃうみたい。

だから、そういうことは気付かない振りしているのが最善策だよ、と。

確かに、その後、そういう話を聞いてから、人がどうか、という点に着目して、乗客をみていると、明らかに、

服装といい、容姿といい、そんな感じの者達が乗っていた。

しかも、乗り込む時には他の人間に紛れて気付かないのだが、ふと車内をみると、ソレは、既に座席に座っ

ているのだ。

ただ、不思議な事にそんなに怖い印象も受けなかったのは、何故なのか?

自分は、運転手さんの言うとおり、気付かない振りでいると、それはまた降りる人間の客に紛れて、ちゃん

と降りていくのだ。

そして、降りてから、また、そのバス停で次のバスを待つかのように、一点を見つめていた。

自分がバイトで遭遇した不思議な話はここまでだが、その運転手さんは、こうも言っていた。

確かに、回送のバスを夜遅くに運転するのは嫌だね。

それに、運転手仲間はみんな、何かしら体験してるんじゃないかね。

かなりの確立で後部座席に何かが座っている、そう感じる事は自分自身、よく有るしね。

それは、時間帯とかいわくつきの場所とかに限ったことではなくて、ごく普通に乗ってるんだ。

しかし、気付かない振りをしないとね。

気付くというのは、それの存在を認めてしまうことだし、そうなると、さすがに怖くなってしまって運転どころで

はないし、それに以前、気付いて声かけてしまって、大変怖い体験をしてしまったから。

たとえ、ルームミラーにそれが映っていたとしても、気のせい、にしてわざと視線逸らすよ。

無視している以上、何かされたとか言う話は聞かないし、きっと霊達も、生前のように、ただ、自然にバスに

乗ってしまってるのかもしれないしね。無意識に。

そう、考えると、やはりちょっと可哀想な気持ちにもなりますねなるもんね。

そう言っていたのが印象に残っている。



  


Posted by 細田塗料株式会社 at 20:27Comments(3)

2015年05月01日

キャンプに関する怖い話!

>こんばんは。

サインディスプレイ部営業のKです。

いや~っ、今日も暑い一日でした。

本当は夏まで取っておこうと思っていた怖い話ですが、こう毎日暑いと、ついつい。

というわけで、誰も読んでくれないとは思いますが、極々少数のリクエストに

お応えして、今日も行ってみます。

今を遡る事、ウン十年、自分が大学生の頃の話です。

大学では自動車部に入っており、年に何回かは同期の仲間とバイクでツーリング

を楽しんでいました。

で、ある年の初夏だったと思いますが、山陰の方へバイク10台位で出掛けました。

確か、男7人と女3人だったと思います。

色々と観光スポットをチェックしつつ、安価で美味しい物を食べ、それなりに楽しい

ツーリングでしたが、やはり貧乏学生の悲しさというか、宿にはお金が掛けられず、

行く先々で、女性陣は温泉宿、そして男は野宿というかキャンプというパターン。

そして、3泊4日のスケジュールのちょうど最後の日の前日、明日には帰らなくちゃ

いけないという日に、どうせなら、貧乏臭く野宿するんではなくて、ちゃんとした

キャンプ場で焚き火したり宴会したりして盛り上がろうという事になりまして。

勿論、この時は女性達も、温泉宿をキャンセルして、しっかりキャンプに参加です。

で、女性陣3人は料理の準備、そして男7人は焚き火とか食べられそうな食材探し?

という楽しいプランに決定し、それぞれ行動開始。

キャンプ場といっても、平日という事もあり、他には誰もおらず、設備も水道と

調理場があるだけの至ってシンプルなものでした。

立地は、山の中の一本道を進むと急に視界がひらけて、そこに小さなスペースの

空間があるだけ。

そして、その場所を少し下ると、川が流れているというありがちなシチュエーション。

男はそれぞれ3人、2人、2人の3組に分かれて2組は山の中へ、もう一組は川沿いを

捜索という事になりました。

自分は山の中へ入っていったんですが、そこらじゅうで大嫌いなカエル君を見つけて

食材探しではありませんでした(泣)

でも、まあ、なんのかんので、焚き木やら山菜やら茸をかき集めて、元のキャンプ場へ

戻ると何やら、揉めている様子。

まあまあ、となだめながら、事情を聞いていると、どうも川沿いを探索した3人が

やらかしたみたいで。

詳しく説明すると、川沿いを探索していた3人はろくな食材も見つからないまま、かなり

上流へ。

そして、そこには、木々に隠れるように、小さな洞窟があったそうです。

ここで、説明しておくと、件の3人ですが、霊感ゼロの2人と霊感びんびんな1人という組み合わせ。

当然、霊感のある一人は、入るべきじゃない、と強く止めたそうですが、その言葉を無視して、

他の二人は、嬉しそうに中へ入っていったそうです。

一応、外で待っていた彼も、入ったまま、声も聞こえなくなりさすがに心配になったそうです。

そこで、意を決して中へと入っていった。

その洞窟は、奥が結構深く、なんか凄く嫌な臭いがしたそうです。

おーい、大丈夫か?と呼びかけると、大発見!早く来いよ!と元気な声。

安心して彼らの元に近づいた彼は思わず絶句してしまったそうです。

洞窟の奥は少し広い空間になっており、そこに祠がありました。

そして、その祠の扉が開いており、彼ら二人は宝物でも見つけたように、奇妙な形の

緑色の石を手に持ってはしゃいでいました。

そして、手には、一枚の紙切れが・・・。

それって?御札?

ああ、祠の扉に貼ってあったから、破いて。で、扉開けたら、こんな変わった石が置いてあった。

あのさ、洞窟があって、その中に祠があって、そしてその扉に御札が貼ってあるって事は

扉を開けちゃいけないって事だろ?しかも、中の御神体まで外に出すなんて・・・・。

お前ら、どうなっても、知らないぞ!

そういう彼に対して、彼らはあくまで身勝手というか怖い物知らずな解釈。

鍵かけてないんだから、どうぞ、持って行ってくださいって事だろ?

お前、どこまで、びびってんの?

そう言いつつ、彼らのうちの一人が、その緑の石をリュックの中へ。

お前、持ち帰る気なの?本当に馬鹿なの?死ぬよ?良いの?

そこまで言われると彼らも意地になったのか、そのまま彼の言葉を無視して、

そのまま外に向かって歩き出した。

そして、キャンプ場まで戻る途中も、ずっと石を返すように説得する彼と無視する二人。

で、キャンプ場まで戻ってきて、皆にその話をすると、当然、その二人が集中攻撃された。

しかし、こうなってしまうと、引くに引けないのが若いという事なのか、彼ら2人も

必死に応戦。

結局、リーダーである部長の仲裁で、明日、その二人が責任を持って返しに行く、と

言う事で、一件落着。

でも、怖い体験をするのはこの後であった。

その夜は、昼間のいざこざも忘れて、皆、飲んで食べて盛り上がった。

そして、明日も早いということで、午後10時には皆で3つのテントに別れて眠りに着いた。

疲れていたのか、自分もすぐに夢の世界へ。

で、テントの中で隣に寝ている奴に起こされて、現実を知ることになった。

おい、何か聞こえないか?そう言われて耳を澄ます。時計を見ると、午前2時を少し回っていた。

確かに、ぺちゃぺちゃという歩く音が・・・。

それも、一人じゃなくて、大勢の足音。

なんで?雨降ってないのに、なんで、歩く音がぺちゃぺちゃって聞こえるんだ?

自分達のテントは一番大きく、且つ、4人が寝ていた為、少々強気になれたのかもしれない。

一人が、外の様子を見てみるよ!と言って、テントのチャックを開けようとした時、突然、

ごめんなさい、とか助けてください、とか悲鳴にも似た声が聞こえてきた。

さすがに、こうなると、ついつい声を殺してしまう。

そこには、もう恐怖という気持ちしかなかった。

どうする?いや、どうするって、助けないと・・・。

そうこう小声で話していると、小さく念仏の様なものが聞こえ出した。

女性陣の泣き声も聞こえてくる。やるしかない。

いくぞ!という一人の声で一斉に全員でテントの外へ。

そして、そこで自分達は、とんでもないものを見ることになる。

明かりも無く、はっきりとは見えないのだが、黒っぽい着物?を着たような男達が

昼間、祠から石を盗んだ二人をテントから引きずり出して、その周りを囲んでいた。

で、なにやら、黒いものをその二人に塗りたくっていた。念仏を唱えながら。

昼間の件が関係している事は、誰にでも想像出来た。

呆気にとられて、暫く声が出なかったのだが、とにかく助けなきゃと思い、

何をやってるんだ!石は明日、ちゃんと返しに行きますから、勘弁してください。

そう、大声で言うと、念仏が止まり、一斉にそれらが動きを止めた。

そして、一斉にこちらを向き、歩き出した。

そして、変なのだか、その後、全員の記憶が無い。

気を失った記憶もないのだが、朝、気が付くと、テントのに寄りかかる様にして

寝ていた。

しかし、例の二人を見ると、昨晩見た体勢のまま、気を失っていた。

そして、昨晩、黒いものを塗られていたのも、そのまま残っていた。

そして、その黒いものの臭いといったら、何とも表現出来ないような臭さだった。

その後、川に行き、その二人に付いた黒いものを洗ったのだが、その臭いだけは

全く取れなかった。

そして、その悪臭は、その後、彼らがバイク事故で亡くなるまで、決して消えなかった。

その日は、出発する前に、怖がる彼らと女性陣を残して、5人の男で恐々、例の

祠へ石を返しに行き、丁寧に謝ってきた。

お札で祠の扉に封印する事は出来なかったが、何となくその場に居た5人が全員、

これで許してもらえるだろう、と安易な考えを持った。

しかし、これ以後、キャンプに参加していた全員が様々な怪異に見舞われることに

なる。

それは、また、別の回に。

そのキャンプ場は、今も実在する。






  


Posted by 細田塗料株式会社 at 23:28Comments(4)