2016年02月29日

エレベーターで異界に行く方法!

サインディスプレイ部  営業のKです。

また雪が降ってますね。

積もるのでしょうか?

まあ、北海道の寒波に比べれば可愛いもんなんでしょうけど。

あ~春が待ち遠しいです。

それでは、怖くない話、スタートです。



エレベーターを使って異界に行く方法というのが存在するのをご存知

だろうか?

やり方は、こうである。

まず、10階以上あるエレベーターを見つける。

その後、1人でエレベーターに乗り込みます。

2人以上ではダメらしく、必ず1人で乗らなくてはいけない。

そして、その後は、エレベーターに乗ったまま、4階→2階→6階→10階

と移動します。

この間、誰かが乗ってきたら、そこで失敗になるそうです。

1人のままで、10階まで辿り付けたラッキーな方は、そのまま降りずに

5階を押します。

5階に着いたら、若い女の人が乗ってくるそうです。

この際、乗ってきた女の人には絶対に話しかけてはいけないそうです。

もしも、話しかけると、恐ろしい事になるそうです。

実は、女の人が乗ってきた時点で、既に現世とあの世の境界線にいるのだそうです。

そして、無言のまま、1階を押します。

すると、エレベーターは1階には降りずに10階に向かって上昇します。

この時、途中で別の階のボタンを押してしまうと、そこでゲームオーバー。

逆に言うと、これが、思い留まる、最後のチャンスになります。

そして、無事に10階に到着すると、成功だそうです。

エレベーターの扉が開くと、その世界には、あなた1人しか居ないそうです。

実際、その方法が、真実なのか、嘘なのか、誰にも分かりません。

分る訳がないのですから。

その世界に行った者は二度と現世には戻って来れないという事ですから。

そして、5階から乗ってきた女の人は、当然、人間ではないのですから・・・。

こんな感じの話である。

ただし、トライして万が一成功したとしても、この世に戻って来れない以上、

それが、ラッキーなのか、アンラッキーなのか、は考えれば分る事です。

だから、この話を読んでも、絶対にトライしようなどとは思わないでください。

まあ、これから書く、お馬鹿な話を聞けば、ヤル気も失せるとは

思いますが・・・。

ということで、そのお馬鹿な話というのは、当然、俺の友人の話である。

彼は、これまたお馬鹿な友人に乗せられて、金沢某所のとある建物で、

この話の真偽を確かめようとしました。

それが、彼の使命らしく、あわよくば、現世と霊界の橋渡しをする、と

息巻いておりました。

妻と子供もいるというのに・・・。

しかも、彼の職業は、弁護士というお堅い仕事。

頭が良いのと、お馬鹿なのは、全然、別物だと確信しました。

かくして、彼は、夜に結構するのはさすがに怖いとの事で、昼間から

トライを繰り返しますが、何度やっても、誰かが乗ってきてしまい、

失敗します。

で、結局、夜になってしまい、さすがに怖くなり止めようかとも思った

そうですが、見物しているお馬鹿な友人の手前、なかなか言い出せず。

そのうち、お馬鹿な友人が、またお馬鹿な友人を呼び、そして、また

その彼女さんも参加しての大見学団になってしまい、さすがにやらざるを得ない

状況になる。

時刻は、もう夜の12時近かった。

そこで、そんなに怖いなら、ということで、各階に、最低1人ずつ、誰かが

エレベーターホールで見守るということで、継続される。

1階からエレベーターに乗り込み、4階→2階→6階→10階と移動する。

当然、各階に、誰かが見学しているわけであるから、彼も余裕綽綽であり、

ピースサインやら手を振るやら、写真を撮るやら、とお祭り騒ぎだった。

しかし、5階のボタンを押した時、何かが変わったという。

エレベーターの移動速度が速くなった感じがして、体が宙に浮くような

感じだったという。

そして、エレベーターの窓から見えるホールは、突然、明かりのない暗い場所

に変化したそうである。

そして、6階を通過する時も、そこで見学している筈の友人は、忽然と

姿を消していたという。

実は、この時、もう既に彼の頭の中はパニックになっていたという。

どうせ、嘘に決まってる・・・そう思いこんでいた。

だが、今、彼の目の前で起こっている事は、明らかに普通ではなかったから。

もう逃げ出したかったのだが、既に逃げる場所はもう存在しなかった。

かくして、エレベーターは、5階に到着する。

すると、当然ドアが開く。

目の前には、暗闇が広がっている。

そして、誰も居ないように見えた。

彼は、内心ホッとしたという。

この階で若い女の人が乗ってこなければ、そこでゲームセット。

終われるのだから。

ただ、彼は、理解していなかった。

そこは、もうこの世ではないという事を。

すると、突然、背後から声がした。

降ります、と小さく囁くような声が。

彼は、ハッとして、背後を振返ると、明らかに白い死装束を着た女が

彼の目の前を通り、エレベーターから降りた。

彼は思った。

一体いつから俺と一緒にエレベーターに乗っていたんだ?

というか、アレは人ではないのか?

とにかく、この階で、若い女が乗ってこないという事は、俺は助かったのかも

しれない。

とにかく、早くここを離れなければ・・・・・。

そして、彼は、1階のボタンを押す。

このまま誰も乗ってこないうちに・・・・。

早く扉が閉まってくれ!

そう願った。

彼の願いが通じたのか、扉は、スーっと閉まりだした。

やった!助かった!

そう思った、次の瞬間、扉はゆっくりと再び開く。

彼は、一体何が起こったのか、理解出来なかった。

が、次の瞬間、その理由が分った。

開いた扉のすぐ前に、先程出て行った女とは違う、別の女が立っていた。

目が見開かれ、口は、大きく裂けたように広がり、その口元が笑っていた。

とても、嫌な笑い方であり、彼は、血の気が引くのを感じた。

そして、なによりも、その女は、首の骨が折れているかのように、

ありえない角度で、ダラ~ンと首が横に垂れていた。

そして、ドアが開き切ると、その女は、片足を引き摺るようにして、ゆっくり

エレベーター内に入ってきた。

そして、エレベーターの一番奥まで来ると、反転して、彼の方を向いた。

その女とは、このエレベーターに一緒に乗ってはいけない・・・・。

彼の生存本能が、そう教えていた。

そう思った瞬間、エレベーターのドアが再び閉まりだした。

これが最後のチャンスだと思ったという。

彼は、慌てて、開ボタンを連打する。

すると、背後から、ゲラゲラと笑う声が聞こえ、そして次の瞬間、

彼の腕は、その女に掴まれた。

その女の顔には、先程よりも酷く、邪悪な笑いが満ちていた。

とても強い力だったという。

彼の抵抗は、虚しく徒労に終わろうとした。

それほど女の力は尋常ではなく、どれだけ暴れてもびくともしなかった。

が、一瞬、妻と子供の顔が浮かぶ。

すると、人間の火事場の馬鹿力というのは、凄いもので、その女の手を

掴み、振りほどくことに成功する。

氷のように冷たく堅い皮膚だったという。

そして、彼は、再び、ドアの開ボタンを連打。

そのまま、エレベーターの外に飛び出る。

転げ出るように倒れ込む彼に、その女は、エレベーターから半身を乗り出し、

再び、ゲラゲラと笑い出す。

そして、笑い声が静かになった時、エレベーターの照明が消え、辺りが

真っ暗闇になる。

彼は、反転し、何か明かりらしきものは無いかと、探した。

すると、前方、かなり遠くに、うっすらと明かりが見えたという。

彼は、急いで立ち上がり、その光めがけて走り出した。

あの女、足を引き摺ってたみたいだから、追いかけては来れないだろう。

彼は、そう思いつつ、走り続けた。

すると、背後から、ペタンペタンとまるでスリッパで走るかのような

音がグングン近づいてくるのが聞こえてきた。

彼は、もう半泣き状態だった。

だが、走るしかなかった。

止まってしまえば全て終わる、というのは、明らかだったから。

だが、背後から聞こえる足音は、どんどん近くなって、彼のすぐ後ろから

聞こえるようになる。

もう駄目なのか?と彼は思った。

すると、今度は、前方にある明かりが、どんどん明るさを増しながら、

グングン彼に近づいてきた。

そして、彼は、その光の中へそのまま飲み込まれる。

と、その途端、急に足場が突然無くなったかのように、彼の体は、

真っ逆さまに落ちていったという。

俺は、このまま死ぬのか?と思ったという。

が、次に彼が目を覚ますと、彼の周りには、心配そうに見つめる

友人達の姿があった。

彼は、無事に、現世に戻れたらしい。

そして、これは、後日談であるのだが、

彼が、1階からエレベーターに乗り、スタートしてから、各階ではしゃいで

撮った写真には、全て彼の背後に、既に1人の女が写っていたらしい。

そして、それは階をまわる毎に、1人また1人と増えていったらしい。

そして、彼が、10階から5階に降りる時、もう既に6階で待つ友人の目には、

彼が乗っていない無人のエレベーターが見えたとの事でした。

彼は、その後は、真面目に仕事一筋に頑張っていますが、あの時の恐怖は、

トラウマになり、いまだにエレベーターには乗れないそうです。

この話は事実である。


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 21:53Comments(3)

2016年02月27日

車内で夜を明かしてはいけない!

サインディスプレイ部  営業のKです。

今日、土曜日も仕事でした。

それにしても、土曜日1日働いて、その後、自宅で怖い話

書いている私は、少し変なのかも(笑)

まあ、お客さんから飲みに誘われたんですけど、さすがに

娘の受験も近いので、断りました。(キッパリ)

まあ、奥さんが怖いですから・・・・

それでは、怖くない話、スタートです!



俺が社会人になってからの話である。

俺の大学の友人に、公務員をしている者がいる。

その友人は、古い大昔のホンダのライフという軽四に乗っており、その車で

日本一週を実行した。

昔のライフというのは、今の軽四からは想像も出来ない位の360ccの排気量しか

ない車であり、ホンダの人気車だったが、非力な車であり、室内もかなり

狭いので、到底、長距離運転には不向きな車である。

最初は、どうせなら、もっと排気量の大きな車で走った方が楽じゃないの?

と皆から言われたらしいが、彼には彼の拘りがあるらしく、愛着のある、その

ホンダ・ライフという軽四で、全国津々浦々をまわり、その土地その土地の

絶景や美味しい物を満喫したいと思いが強かった。

そして、美食にお金を掛ける代わりに、宿泊は全て、その車の中で寝るという

なんとも、変わった旅であった。

その話を聞いたとき、俺は、やっばり公務員って楽なのかね~、と思ったのだが、

彼が、金沢市にも立ち寄り、俺に愛に来てくれた時の、学生時代とは全然違う

逞しさに、なるほど!と納得させられたものである。

そして、今からする話は、その友人が旅の途中で俺に会った時に、語ってくれた

話である。

それは、彼が、新潟県を巡っていた時のこと。

あえて地名は書かないが、新潟市から、かなり富山寄りの場所だった。

その日も、観光というよりも、車を騙し騙し走るという事に専念し、彼の

一日は終わった。

で、近くの食堂で、夕食を食べ、さっさと寝る場所を探し回った。

寝るといっても、車の中で寝るだけなのだが、そこにも彼の拘りがあるらしく、

出来るだけ、人目につき難く、それでいて寂し過ぎないという難しい場所。

色んな場所を走り、探し回り、彼は、海沿いの閉鎖されたドライブインの

駐車場を、その晩、寝る場所に決める。

海風が気持ちよく、そして、車の通行量も、そこそこ有ったというのが、

彼の決断を促した。

かくして、彼は、そのドライブインの駐車場に車を停めると、来る途中で

買ってきた酒を飲んで、1人宴会を楽しむ。

夕日を見ながら、一人で飲む酒は、格別だったらしい。

だが、昼間は、それなりに活気のあった、その場所も夜になると

様相が一変する。

車が全くと言って良いほど通らず、また昼間には気付かなかった事だが、

民家の明かりが全く見えなかった。

しまった。もう少し民家の近くにすれば良かった。

彼は、そう後悔したが、既に酒を飲んでしまっている以上、車での移動は

出来る筈も無かった。

ただ、彼が居るその場所の暗さは、半端ではなく、まるで暗闇に吸い込まれる

様な気になってしまい、怖ささえ感じたらしい。

ただ、彼の心配をよそに、昼間神経を使って運転した疲れも手伝い、酒を

飲み切らないうちに、彼は眠りに落ちてしまう。

それから、どれくらい時間が経ったのだろう。

彼は、背後からゴソゴソと聞こえる音に反応して目が覚める。

最初、犬かなにかだと思ったらしいが、なにやらフーフーという苦しそうな

息づかいが聞こえてきた。

人間なのか?

彼は、いつも寝る時にはドアのロックは当然してから寝るのだが、さすがに

その時は、きちんとドアロックがされているか、を静かに音を立てないように

確認したという。

そして、手を伸ばし、ルームミラーの角度を変えて、寝た状態のまま、後ろの

様子を探った。

そこには、リアウインドウに張り付くようにして車内を伺う、女が居た。

彼は、何かとても嫌な予感がした為、出来るだけ音を立てないようにして、

再び、寝ているフリをしたという。

その女は、それからずっと彼の車の窓の至るところに張り付いては車内の

様子を伺っていたらしいが、10分くらいすると、ペタペタっという足音と共に

遠ざかっていった。

時計を見ると、午前2時を少しまわっていた。

何だったんだ、今のは?

彼は、すっかり酔いも醒めてしまい、

こんな場所で寝られるはずもない、と思い、車のキーを回した。

が、何の反応も無かった。

セルモーターすら、回らない。

こんなトラブルは、過去にこの車で経験は無かったという。

不安が一気に彼を襲った。

だから、彼は、ダッシュボードに入れてある携帯を取る為に体を

助手席側に大きく倒し、携帯を掴むと、また体を起こした。

誰かの声が聞きたかったのだという。

それが、警察だとしても・・・・。

彼は、携帯の電源を入れ、通話出来る状態になるのを待った。

が、次の瞬間、彼は恐怖のどん底に叩き落される。

運転席の窓に、先程の女が張り付いていた。

髪はおかっぱ頭であり、目は異様に細く、そして横に広がり、黒い喪服のような

着物を着ていたという。

そして、その顔は、満面の笑みを浮かべていた。

彼を見つけたのが、さも嬉しいかのように。

彼は、心臓が止まるかと思ったほどの恐怖の中に居た。

とっさに、体を助手席側に倒し、出来るだけ運転席の窓から離れた。

すると、どうやって瞬間的に移動したのか、その女は既に助手席側の

窓に張り付き、またしても嫌な笑みを浮かべていた。

当然、彼は運転席の方に逃げるのだが、やはり彼が動くよりも早く、

その女は、彼の逃げる方の窓へと移動していた。

そして、何度、それと同じ事を繰り返しただろうか。

突然、後部座席のドアロックが音を立てて上がった。

当時の車は、今の車と違い、ドアロックの構造も簡易的であり、一本の

バーの上げ下げで、ドアのロックと開錠を切り替えていた。

彼は、慌てて、後部座席に身を投げ出し、そのドアを再びロックした。

その様子が、嬉しかったのか、その女は、今度はゲラゲラと声を出して

笑った。

すると、今度は、反対側のドアのロックがひとりでに開錠された。

またしても、彼は、慌ててそのドアに飛び掛るようにして、ドアをロックする。

そして、ドアロックが外されたドアの外には、間一髪のタイミングで、常に

その女が、ドアノブに手を掛け、ドアを開けようとした。

そして、それから、どれくらい、同じ事を繰り返しただろうか。

突然、全てのドアロックが解除される。

彼は、それでも、女を車内に入らせまい、とドアロックする為に、後部座席

に体を投げだした。

何故なら、そのドアの横に既に女が立っていたから・・・。

しかし、次の瞬間、ガチャっという音がして、彼が座っている運転席の

ドアが開けられる。

勿論、その女によって。

その女は、満面の笑みのまま、彼の首に手を掛けた。

間近で見る女の顔と、閉められていく苦しさで、彼は、気を失った。

そして、気付いた時には、既に朝になっており、横を走る道路にも、

昼間の活気が戻っていたという。

俺は、何か幻でも見たのかもしれない。

彼は、そう思ったという。

だが、ルームミラーに写した自分の首には、はっきりと手の跡が残っていた。

この閉鎖されたドライブインは、今も実在するらしい。


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 20:36Comments(3)

2016年02月26日

死者からの電話

サインディスプレイ部  営業のKです。

最近、一番怖かったのは・・・・。

車両営業のプログ管理画面が、Mさんによって

エクソシスト人形に変更されていた事です(泣)

それでは、今夜も怖くない話、スタートします(涙)



これは、我が家の体験談である。

俺には、娘がいるのだが、娘が小学生の4年位の時に、実際にあった

話である。

ある日の晩、夜の10時くらいに家に電話が掛かってきた。

受話器は娘が取った。

そして、どうやら友達からの電話らしく、娘は、喜んで話し込んでいた。

久しぶりだね~、とか、元気だった?とか。

そして、長電話の後、受話器を置き、嬉しそうな顔で、妻に話した。

今の電話、A子ちゃんからの電話だったよ。

突然転校していってから、心配してたけど、凄く元気な声だった。

で、また電話するって!

それと、今度、うちに遊びに来たいって言ってたよ!

それを聞いて、俺達夫婦は、一瞬、動きが止まった。

それには、訳が有った。

A子ちゃんというのは、以前、娘ととても仲の良かった女の子だったのだが、

夫婦仲が悪かったのか、離婚してしまい、それを苦にしたのか、A子ちゃんの

お母さんは、精神を病んでしまい、ある日、A子ちゃんと、その弟を道連れ

にして、高い橋の上から身を投げて、無理心中してしまう。

学校側とPTAの協議の結果、子供達への精神的なショックを防ぐ為に、

親の都合で転校したという事になっており、娘も当然、そういう説明しか

聞いておらず、無邪気にA子ちゃんからの電話を喜んでいる。

しかし、親の気持ちとしては、複雑だった。

確かに、本当にA子ちゃんからの電話だったとすれば、それはそれで大変なのだが、

もしも、誰かがいたずらで、このような電話をしているとすれば、由々しき問題だ。

そこで、何日か経ってから、学校に相談した。

すると、同じ様な電話が、娘の同級生、しかも、A子ちゃんと仲の良かった子

数人に、掛かってきたという事だった。

とにかく、学校側としては、表に出ないように気をつけて、調べてみますから、

それが、はっきりするまでは、娘さんは、出来るだけ電話を取らないように

気を配ってください、と言われた。

そして、数日後、またしても、その電話が掛かってくる。

気をつけていたのだが、ついつい電話の近くに居た娘が電話を取ってしまった。

そして、娘の嬉しそうな顔と話し方で、相手が、A子ちゃんだとすぐに分った。

なので、すぐに妻が娘に、

代わりなさい!と言って、娘から受話器を取り上げた。

娘は、半泣き状態で、ぶつぶつと文句を言っていたが、電話を代わった

妻の顔が、みるみる青ざめていくのが分った。

どちら様ですか?

もう掛けてこないでください。

そう言って、すぐ妻は無言になった。

そして、少し震えている。

俺は、慌てて、妻から受話器を取り上げて、

もしもし?

と言ったのだが、既に電話は切れていた。

その後、娘を寝かしつけた後、妻と話したのだが、その内容は驚愕の内容だった。

どちら様ですか?と言った妻に、

あっ、○○ちゃんのお母さん?

どうして、○○ちゃんと話させてくれないの?

そして、もう掛けてこないでください、と言った後には、

どうして、そんな事言うの?

じゃあ、今度、お家に遊びにいくからね

そう言って、電話を切ったらしい。

そして、その声は、間違いなく、生前のA子ちゃんの声に他ならなかった。

俺の心の中には、何故今頃になって、という気持ちが渦巻いていた。

と、突然、玄関のチャイムが鳴った。

時刻は、もう12時を過ぎている。

こんな夜更けに、誰だ?

非常識な!

そう言う俺に、妻は、

もしかしたら、A子ちゃんかも?

だって、うちに遊びに来るって!

そう言った。

妻は、先程の電話で疲れているように見えたので、俺が玄関に向かった。

そして、玄関の明かりを点け、相変わらずチャイムを鳴らし続ける外に

向かって言った。

どちら様ですか?

すると、一瞬、間が空いた後、

○○ちゃん、あーそーぼ!

そう返してきた。

俺は、○○は、もう寝ましたから、今日は、もう帰りなさい、と諭したのだが、

○○ちゃん、あーそーぼ!

と語気を強め繰り返す。

そして、

いや、こんな遅い時間に駄目だよ!と俺が言うと、

突然、玄関の取っ手をガンガンと引っ張りだす。

その力は、尋常ではなく、それこそ、ドアが壊れそうな位に悲鳴を

あげている。

すると、妻が、駆け寄ってきて、外に向かって言った。

A子ちゃん、あなたは、もう死んじゃってるの。わかる?

お母さんの側に居てあげないと、お母さん、きっと寂しがるよ!

そう優しく言うと、ドアノブから手を離し、そのままスーッと

消えたように見えた。

A子ちゃんが、立ち去った後、玄関のドアを開けて確認すると、

ドアの下には、土が、沢山落ちており、とっても、濡れた手で触った

かのように、濡れていた。

そして、その晩、もう一度、電話が掛かってくる。

今度は、最初から、俺が出たのだが、

その電話の声は、明らかに普通ではなかった。

まるで、テレビでインタビューの音声を誰だかわからないように加工した

かの様な低く奇妙な声。

そして、その声で、

○○ちゃんに、バイバイって伝えといて、

とだけ言って、電話は切れた。

娘には、当分、本当の事は話せないだろうが、いつか真実を知った時、

娘は、とんな反応をするのだろうか?

そして、あの時、A子ちゃんは、何をする為に、電話をし、家に来たのか、

は、分かる筈もない。

この話は、実際に我が家で起こった。




  


Posted by 細田塗料株式会社 at 20:02Comments(2)

2016年02月25日

『こっくりさん』にまつわる話

サインディスプレイ部  営業のKです。

もう2月の終わりだというのに、また金沢では

雪が降っていました・・・というか、今も降ってますね。

今年は、営業車のスタッドレスも新品に換えてもらったのに、

あまり出番もなく・・・・で、今頃になってまた降るのって。

やはり異常気象なんですかね。

今年は、金沢に雪が全く無いのに、東京や九州で

かなり雪が積もってたみたいですしね。

あー、春が待ち遠しいです。

それでは、怖くない話、スタートです。

今夜の話は、少しだけ怖いかもしれません。

では、どうぞ!



昔、こっくりさんというものが流行った。

地方によっては、キューピーさんとか、色々な呼び名があるようだが、

基本的にやる事は同じである。

しかも、それは、どの世代においても、ひっそりと語り継がれ、

ずっと行われてきたのだと思う。

実際、どの年齢の人間でも、こっくりさんをやった事が無いという

人間は、居るかもしれないが、こっくりさん自体を知らないという方は

たぶん居ないのではないだろうか?

ちなみに、俺は、こっくりさんには、手を出さなかった。

正直、怖かったのである。

なぜかと言えば、こっくりさんという行為は、明らかに、降霊術に

他ならないからである。

よく、心理学の権威が、あれは、一種の集団催眠とか集団暗示だと

科学的に説明しようとするのを見るが、偉い先生がどう言おうと、

アレは、完全なる降霊術だと確信している。

実際、自分が中学生の時、こっくりさんをやって、何かのトラブルに

巻き込まれ、そのまま学校に登校できなくなり、そのまま転校した

という生徒が何人か居た記憶がある。

表向きには、あくまで家族の都合で転勤という名目だったのだが、

こっくりさんの後、長期に学校を休み、そのまま家族の仕事の都合で

転校というのも、中学生ながら、明らかに不自然だと感じていた。

で、今夜話すのは、俺の馬鹿な友人の話。

馬鹿というのは、失礼かもしれないが、俺が、どれほど強く止めるように

説得し、それを無視して、行った行為が、とんでもない結末に繋がったのだから、

あえて、馬鹿な、という言葉を使わせて貰う。

それは、こんな話である。

俺の大学時代の友人で、ミステリー同好会なるクラブを立ち上げていた者が

居るのだが、そのクラブの夏の行事として、かの、青木が原樹海で、キャンプ

して、その夜に、マージャンをはじめ、ありとあらゆる自堕落な行為を

やって、それをカメラに収めようという企画をした。

そして、その自堕落な行為には、こっくりさんも含まれていた。

そのクラブは、それほど部員も居る訳ではなく、男女合わせても、

男4人と女2人という少数。

そんな人数だったから、俺にも誘いが来て、その企画の存在を知る。

最初、その企画を聞いた時、本気で唖然としてしまった。

あの場所で、そういう行為をする危険性というものが、全く理解出来て

いないようだった。

なので、俺は、その話を持ち掛けられたとき、真剣に反対し、説得した。

が、その当時のテレビなどでの心霊ブームも手伝ってか、彼は聞く耳を

持たなかった。

俺は、どうなっても知らないぞ!と言い放ったのだが、やはり友人である彼の

事が心配でしょうがなかったので、取りあえずではあるが、効力の高い護符を

全員に配り、それだけは、常に体に携帯するようにアドバイスした。

が、彼らには、最後まで俺の気持ちは伝わらなかったようだった。

あとで、聞いた話では、彼らは、その護符を誰一人として、現地に持参しなかった

という。

かくして、その年の夏休みにその危険な企画は実行に移される。

メンバーは、クラブのメンバー、男4人と女2人、そして撮影係として、

映画研究会というクラブの男がひとり参加することになった。

日程としては、確か、樹海で2泊するというものだったと思う。

現地に着くと、まずキャンプできそうな場所を探した。

が、なかなか平坦な場所など見つかる筈も無く、適当な場所を探すうちに

彼らは、樹海のかなり奥深くまで入り込んでしまう。

実は、その間、地元でパトロールをしている方に見つかり、こっ酷く

叱られたらしい。

本来なら、その時点で引き返していれば・・・と思わずにはいられない。

そして、ようやく彼らは、平坦で明るく日が差し込む場所を見つける。

彼らは、キャンプの準備を楽しむように、薪集めや、散策などをして自然

を満喫している様子が記録されていた。

まるで、ピクニック気分で。

そして、その場所は、夜になると様子が一変してしまう。

そこは、光が全て遮断された完全な暗闇。

全員が恐怖と暗闇の圧迫感で逃げ出したい気分になったと思う。

それほど、樹海の夜の闇は、深く完全な闇の世界だった。

それこそ、知らない誰かが自分の隣に居たとしても、気付かないほどの。

実際は、恐怖で大人しく朝が来るのを待てばよかった。

まあ、そんな樹海の奥深くで、大人しくしていたとしても、無事に戻れる

保証は無いのだが・・・。

だが、メンバーに女性が居るという事で、たぶん、格好悪い姿は見せられない

とでも思ったのだろうか?

彼らは、予定していたプランを実行に移す。

テントは大型のものを二つ用意して使ったということだが、実際にマージャン

が始まると、全員が1つのテントに集まり、酒を飲みながらのマージャン大会

となった。

この時点では、カメラに向かい、ピースサインをするなど、まだ余裕が

有ったようだ。

が、マージャンの最中、1人の女性が、異音に気付く。

最初は、カメラの集音マイクでも拾えない位の小さな声だった。

何か聞こえない?という女性の問いかけに皆が一斉に静かになった。

そして、耳を澄ます。

何かが聞こえているようだった。

全員の顔が、凍りついている。

そして、その音は、次第に録画した画像にもはっきりと入り込む。

ブーンブーンという音が、波のように大きくなったり小さくなったりしており、

そのうち、その音に混じって、念仏のような唸り声が聞こえてくる。

そして、その音は、次第に録音した音が割れる位の大きさになる。

撮影している人間の手ブレも激しくなっている。

会話もままならない位の音量だったと思われる。

が、その音は、そのうち、次第に遠ざかるようにして消えていく。

女性ふたりは、完全に耳を塞ぎ身を堅くしている。

そして、何度も書くが、そこで止めれば良かったのかもしれないのだが、

酒の酔いも手伝い、気が大きくなっていたのか、そのまま続行することになる。

そして、事もあろうか、この際だからと、こっくりさんを開始するという

暴挙に出る。

もう止めよう、という女性達の願いには耳も貸さず、そのまま、こっくりさん

がスタートする。

3人が、実際に参加し、その他のメンバーは見学という形だった。

こっくりさんは、そのまま順調に進められた。

ある事を除いては・・・・。

ある事とは、何度やっても、

い・・ま・・い・・く  になった。

誰かが、ふざけてるんだろうと茶化す者もいたが、それは、何度やっても

い・・ま・・い・・く  になる。

一瞬、テントの中が静かになった。

と、その途端、隣のテントから大きく、バサーっという音がした。

何者かが、テントを潰したかのような音だった。

さすがに寝床を壊されては堪らないということで、強者の男2人が、

隣のテントの様子を見に行くことなった。

強がって、喋っているのを聞くと、どうやら、霊なんかより野性動物の

方が怖いという理論だった。

かくして、そのふたりは、野生動物用に、金属バットと懐中電灯を持参して、

テントを出る。

残った全員の耳が彼らの音に集中する。

おいおい、なんだ、これ?という声の次に、

あっ、という声を出したまま、彼らの声は聞こえなくなる。

そして、彼らは、どれだけ待っても戻ってこなかった。

その時、誰も指を乗せていないコインが、勝手に動いたという。

今度は・・・ し・・・ね  だった。

もう女性達は、泣き出してしまい、テントの中は大騒ぎだった。

が、次の瞬間、何者かがテントを外側から叩く。

バンバンという感じで。

彼らの中には、

きっと、あいつらだ!ふざけてんのか?

そして、

おーい、お前ら、全然怖くないぞ!と大声を出す。

その瞬間、突然、ゲラゲラと笑う女の声が聞こえてくる。

テントの中の女性達ではなかった。

この声、あいつらじゃないぞ!

すると、更に、今度は、老人のような声、そして、子供の笑い声も聞こえてくる。

そして、テントをバンバンと叩いたり、手で揺らされたりという現象が更に

激しさを増す。

この時点で、もうカメラは、撮影者は持っておらず、完全に地面に置かれている。

現場の恐怖の度合いが、伝わってくる。

そうしていると、今度は、キキキとかケケケとかいう人間とは思えない声も

入り込む。

そして、その時、置かれたカメラが写したのは、何者かの手が、テントを

捲りあげようとするかのように、テントの中に下から手を入れてくるのを

映し出した。

すると、先程は一度消えたブーンブーンという連続音と念仏の声が入り混じる。

テントの中は、完全にパニックになり、ただ泣き続ける者、耳を塞ぎ、ブツブツと

つぶやく者、そして、ごめんなさい、ごめんなさい、とひたすら謝り続ける者など

様々だった。

そして、次の瞬間、一気にその声が消える。

全員が、呆気に取られたように、顔を見合わせている。

助かったのか?と全員が思ったのかもしれない。

が、樹海の霊だちは、それ程優しくはなかったようだ。

次の瞬間、何者かが、テントの入り口から顔を見せる。

カメラのアングルには、何が入ってきたのかは、死角になり映っては

いなかったが、それを見た全員の顔と、それからの彼らの行動が

その恐怖の存在の全てを物語っていた。

本当の恐怖に遭遇すると、こういう顔になるのかという恐怖と失望に

溢れた顔、そして、彼らは、そのまま、テントの入り口とは、反対側から

逃げ出し、そのまま映像に動きは無かった。

そして、その後、突然、テントが潰され、カメラの映像は、真っ暗になった。

結局、翌日、彼らは地元のパトロール員に発見されるが、一人として

まともに喋れるものは居なかったという。

そして、最初に隣のテントを調べに行った2人の男性は、そのまま行方不明に

なり、結局、発見されなかった。

少なくとも、俺が大学を卒業するまでの2年間は、発見されなかった。

また、それに参加した残りのメンバーは、それぞれ記憶が消えている者、そして

精神に重大な障害を負ってしまった者の二つに分かれたのだが、そのどちらも

そのまま休学し、そして退学していった。

この話は、当時、大学の学園祭で一度だけ公に上映された物を見た内容を

そのまま話したものであり、一切の脚色はしていない。

樹海であれ、どこであれ、こっくりさんは、やらない方が得策である。


  


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2016年02月24日

昔の金沢城の門の中には!

サインディスプレイ部  営業のKです。

今日は、トラブル続きの1日でした。

トラブルといっても、パソコンのトラブルですが・・・。

今日だけで、プリンタ用のRIP用パソコンを3台も

修理しました(泣)

なんか、明日も、パソコントラブルが続きそうな予感が・・・。

というわけで、怖くない話、スタートです。



えている方も居ると思うが、ずっと昔、今のように観光用に

門が綺麗になる前の金沢城の門の中には、とある大学が存在した。

医学部とか工学部などは、別の場所にあったと思うが、確かに

その場所には、大学の各学部の校舎や事務部門が有ったと記憶している。

そして、それは、今の綺麗に飾られた門の中とは完全に別物であり、

とても歴史を感じさせるような別世界が広がっていた。

当時、社会人に成り立ての俺は、先輩からの引継ぎで、その大学を

担当する事になった。

金沢で生まれた癖に、その大学の敷地には入った事も無かったので、

希望に胸をワクワクさせて先輩と共に引き継ぎの為に、その場所

を訪れた。

最初、予想していた大学のイメージとは、あまりにかけ離れた校舎に

呆然としたのを憶えている。

とにかく、古く汚い校舎に、狭い敷地。

その校舎に囲まれるように、狭いグラウンドが有り、その時はちょうど

ラグビー部が練習に汗を流していた。

俺は、正直、期待とは違う大学の実情に、がっかりしつつ、事務室に

向かう。

先輩から、色んなルールや各部門の役割、そしてキーマンなどの

説明を受けつつ、事務室へと向かう。

事務室に入ると、事務長さんが、満面の笑みで迎えてくれた。

頑張ってね!よろしく!

そう言われた。

しかし、俺のヤル気は既に半分削がれた状態であったから、事務長の

言葉にも、はぁ、と答えるのが精一杯だった。

明るく綺麗な校舎に、綺麗な女子大生・・・という俺の期待は完全に

どこかに消えていた。

かくして、事務室での挨拶回りを終え、次に各教授への挨拶回りになった。

先輩が先導して、俺が後に続く。

しかし、その校舎は、何故か日当たりも悪く、細い廊下が、やけに

心細く映った。

その時だった。

前方の廊下を何かが横切った。

最初は、目の錯覚かと思った。

それくらいに、その動きは速く、しかも四つん這いで、それは動いた。

ただ、横切ったモノ自体は、あきらかに人間の女性に見えた。

そして、不自然な事に、先輩にも、それは明らかに見えた筈なのだが、

なにやら誤魔化すかのように、急に話題を変えた。

その先輩の対応を見て、これは突っ込んで聞かない方が良いのかな?と

思い、そのまま、その話題に乗ったのだが、その間もずっと先程見た

四つん這いの女の事で頭が一杯だった。

確かに人間の様に見えたけど、それは人間の服装を着ていたからであって、

じっくりと顔を見た訳ではなかったし、なにより、あの速度で四つん這い

の状態で動ける人間などいるのだろうか?

そして、その答えはNOだった。

そんな事、あり得るわけが無い。

そんな事を考えながら、渡り廊下を渡っていると、先程の女が、中庭の

草むらにいる気配がした。

草木が伸びており、四つん這いの状態では、その姿は、垣間見る事は

出来なかったが、確かに、その気配は強く、そして憎悪にも似た

視線を俺に送ってくる。

そして、俺が立ち止まり、中庭の草むらの方をじっと見つめていると

先輩が、ほら、早く行くぞ!と催促してきた。

まるで、何かに怯えているかのように・・・。

俺は、はい、すぐ行きます、と返したのだが、先程の草むらが気になって

仕方なかった。

そして、そのまま前方の先程、あの女が最初に見えた場所に来た時、

俺は、ある事に気付く。

廊下の下、コンクリートが何やらベットリとした物で濡れていたのだ。

それは、少し緑がかった透明であり、足跡のような形をしている。

だが、その足跡らしきものには、指というものが存在しておらず、

明らかに人間のそれとは違った。

もっとじっくり見たいという気持ちも有ったのだが、またしても

先輩から急かされてしまう。

そして、そのまま奥にあるという教授の部屋に向かう。

すると、教授は留守との事で、たぶん研究用の準備室にいるのでは、と

教えて貰い、そのまま準備室に向かった。

準備室の前に着くと、ノックをして、ドアを開けた。

そこは思っていたよりも、かなり広く、ただし、照明が消えており、

小さな窓からの光だけでは、とても薄気味悪く感じた。

そして、そこで教授に呼びかけたが返事はなく、俺達は途方に暮れる。

だが、その時、何処からか、カサカサという何かが這い回るような

音が聞こえてくる。

すると、先輩は、

おい、すぐに事務室に戻るぞ!と強い語気で命令する。

かなり切羽詰った声だった。

そう命令されても、どうしても俺は自然とその音の発信源を探り続けてしまう。

そして、ついに見つけた。

何かが、天井に張り付き、そして、そのまま移動していた。

間違いなく先程見た女だった。

先輩!あれ!

そう言う俺の手を思いっきり掴み、先輩は、その部屋をでた。

そして、早足で歩く先輩に、引っ張られるように、俺は付いていく。

すると、先輩が、こんな話をしてきた。

○○って、見えちゃうんだな?ああいうの!

実は、俺も見えてしまうというか、以前は、全然そういうモノを見た事も

なかったんだけど、ここの担当をするようになってから、見えてしまう

様になった。

お前が、さっき見たモノは、以前、この大学の生徒だった女子学生が

自殺して、あんな姿らなり、ずっとこの校舎を彷徨ってるという話だ。

見えない人間には、害は無いらしいが、見えてしまう人間には、明らかに

敵意剥き出しで攻撃してくる。

そして、逃げると追って来るという性質らしいから、それを悟られない

様に、早く車まで戻ろう!

お前に、ここの引継ぎをさせたかったけど、見えてしまうんじゃ無理だ。

部長に言って、他の担当を考えるから。

そう言われて、俺は全てが理解出来た。

だから、先輩に言われるとおりに、焦っているのを悟られないようにしながら

出来るだけ早足で歩いた。

その間も、俺たちの背後からは、カサカサという音が、常に聞こえていた。

そして、その音は、上から聞こえたり、また地べたから聞こえてきたりと、

まるで、わざとその音を聞かせ、挑発しているかの様だった。

先輩は、絶対に後ろは、振り向くなよ!と言ってきたのだが、すぐ背後から

聞こえてくる音を無視し続けるのは、神経をすり減らした。

と、その時、何かが俺の背中を叩いた。

俺は、先輩の言いつけを忘れ、無意識に後ろを向いてしまう。

すると、そこには、あの女がいた。

四つん這いではなく、まっすぐに立ち、俺を睨んでいる。

ボサボサの髪の隙間から、淀んだ黒い目が光っており、口からは、

ボタボタと涎のような物を垂らしている。

そして、その容姿は、皮膚をはじめ、全てが人間とは言い難いものであり、

それが、普通の女子大生っぽい服装をしていることが、余計に気味悪く

そして、恐ろしいものに見えた。

俺は、蛇に睨まれたカエルのように、全く動けなくなっており、その姿

を見た、その女らしきものは、確かに笑ったように見えた。

その時、先輩が、俺の背中を掴み、

走れ!と言った。

俺は、はっと我に返り、すぐに全力で走り出す。

先輩は、もうかなり先の方を走っており、俺はかなり焦ってしまう。

そして、その女の足は、規格外に速く、俺は、何度も追い越され、先輩との

間に、その女は、立ち塞がる。

俺は、その都度、その女を避け、走り続けるが、俺がその女に、スピードで

勝てる筈も無く、明らかに弄ばれているのは、明白だった。

そして、ある時、俺は、横から体当たりされたかのように、中庭の草むらに

突き飛ばされた。

そして、すぐに、その女は俺の上に覆い被さる様にして乗ってくる。

俺は、抵抗しようとしたが、金縛りなのか、恐怖で動けなかったのかは、

分らないが、体が全く動かせなかった。

俺は、その女の顔をアップで見続けながら、そのまま意識を失う。

次に気が付いたとき、俺は事務室のソファーに寝かされていた。

そして、俺のワイシャツには、薄い緑色の液体で手形が至るところに

付いていた。

俺は、すぐに、そのワイシャツを脱ぎ捨て、そのまま先輩とその学校を

後にして、会社へと向かった。

帰社途中、先輩が、今日はもう家に帰れ!

と言ってくれたので、そのまま帰宅した。

が、それから、2日間、俺は高熱で寝込む事になる。

そして、その後も、一週間に何度もあの女が夢に出てきては、俺の

首を絞めてきた。

俺が、その大学の担当にならなかったのは、言うまでもない。

その大学は、以前、確かに存在した。


  


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2016年02月23日

スキー骨折した夜に・・・。

<strong>サインディスプレイ部  営業のKです。

明日から、また寒くなりそうです。

そして、今週は、土曜までお仕事!

うーん、まだ一週間の仕事の三分の二が残ってます(涙)

皆さん、共に頑張りましょう!

それにして、先日、お客様から、最近の怖い話の画像は、

あまり怖い画像使わないね?と聞かれたので、

まあ、読んでくれる方の中にも、そういう画像は苦手な方も

多いかもしれませんから・・・・と言い訳しましたが、本当は、

夜に、貼り込み用の怖い画像を探すのが、怖くて怖くて(泣)

はっきりいって、チキンです。ハイ!

それでは、怖くない話、スタートです。



以前、書いたかもしれないが、俺は以前スキー中に、骨折してしまい、

それ以来、スキーを止めた。

今日は、その時の話をしようと思う。

それは、高校生の頃だった。

友人達と連れ立って、今は無き、鳥越にあるスキー場に、友人の

姉が運転する車でスキーに出かけた。

今もあるのかは分らないが、俺の小学生時代には、授業として、

ちゃんとスキー教室が体育の一環として取り入れられていた。

だから、スキーが滑れて当たり前という時代だった。

それに、今ほどではないのだろうが、それなりに飲食関係も

充実しており、本当に楽しい時間だった。

友達の姉は、一人で勝手に滑っているし、俺達は、スキー

したり、好きな物食べたり、と最高の時間だった。

勿論、俺もスキーは人並みに滑る事が出来たし、かなりの

斜度も、そしてコブもなんなくこなせた。

だが、今思うと、一番大切な技術が、足りなかった。

それは、止まるという事。

その時も上級者コースへ一人で向かい、滑り出した。

少し恐怖感を感じる斜度ではあったが、それでも滑り出してみれば、

転ぶ事も無く、順調に下った行くことが出来た。

何か、俺、上達したのかも?という驕りがあったのだろう。

確かに、他のスキーヤーや障害物はうまくかわせたし、スピードも

グングン上がっていく。

正直なところ、その途中で、バランスを崩し、転んでいれば、

あんな思いはしなかったのではないか、と今は思える。

が、その時は、下っていく楽しさが完全に勝っていた。

で、最後の最後にバランスを崩し、それでも転ばず、止まれず、

そのまま雪捨て場に突っ込む事になる。

かなりの衝撃音だったのかもしれない。

その後は、大声で助けを呼ぶ声や、騒ぎが段々大きくなっていくのが

聞こえて恥ずかしい位だった。

だから、何とか、自力で脱出しようと試みたが、無理だった。

自分で確認した俺の左足は、考えられない方向に曲がっていた。

人生で初めての骨折。

が、不思議と痛みはなく、助け出される間も、友人達に、ジョーク

を言えるほどの余裕があった。

だが、人生初の救急車に乗せられる頃から、事情が一変する。

これは、あくまで俺の予想なのだが、最初は、周りの目と寒さで

痛みが感じられなかったが、暖かい救急車に乗り込み、周りの目も

無くなると、尋常ではない痛みが襲ってきた。

左足が完全に、ありえない方向に曲がっているのに、救急隊員さんに、

もしかして、手術しないといけないんでしょうか?

手術以外の方法は有りませんか?

と、馬鹿まる出しの質問をしていた記憶がある。

そんなこんなで、病院に到着したのだが、どうやらすぐに手術は

出来ないという。

それで、それから、丸二日間の間、俺は、ベッドに寝た状態で

折れた左足に重しのようなものを付けて過ごす事になる。

なんでも、人間の体は、そのままにしておくと、折れた骨が

変な状態のまま、くっ付いてしまうらしく、それを防ぐ為の

左足の重りだったようなのだが。

正直、地獄のような入院生活だった。

なにしろ、身動きひとつ出来ない状態。

にも関わらず、折れた足以外は、健康そのものだったのが、

その地獄に拍車を掛けた。

それだけでも、本当に泣きたくなる様な状況なのだか、その辛さに

更なる拍車を掛ける出来事が発生する。

それは、入院1日目から起こった。

俺は、贅沢にも、一人部屋を使わせてもらっていたのだか、当然、

若いのに、一日中、ベッドに寝ている訳だから、夜、寝られる筈も

なかった。

なのに、病院には消灯時間があり、寝る以外の選択肢は無かった。

最初は、何とか、漫画を読んだり、テレビを見たりとしてみたのだが、

すぐに看護婦さんが飛んできて、止めさせられた。

さすがに観念し、寝ることにするが、なかなか熟睡は出来ない。

それでも、静かに目をつぶっていると何とかなるもので、短い時間

ではあったが、少し寝ては目を覚まし、そしてまた少し寝て、という

パターンを繰り返した。

そして、何度目かの、寝て、目を覚まし、の時、目を開けると、目の前に

女が一人立っていた。

立っていた、と書いたが、実際には、寝ている俺に背中を見せる様な

形で、俺の足元にある空中に浮かんでいた。

最初、何が起こっているのか、自分でも理解出来なかったが、その女は

顔も見せず、ただじっと空中に浮かんでいる姿が、どこか滑稽であり、

俺は怖さも忘れて、思わず、ジーッと女を凝視してしまった。

顔が見えないというだけで、恐怖感というのは薄れるものらしい。

それに、女が着ている服装は、幽霊には似つかわしくないカジュアルな

格好だったから尚更である。

だが、身動きしない女の背中を、ただじっと見ているのにも飽きてしまい、

俺は何故かその時、眠りに落ちそうになる。

しばらく目を閉じて、うつらうつらした後、ハッと気が付いて目を開けた。

女は、こちらを向き、上から見下ろす位置に浮かんでいる。

女の顔は、無機質で無感情、そして冷たいまなざしを俺に注ぐ。

さすがに今度はすかさず目を逸らす。

正直、怖くて目をつぶる事は出来なかった。

早く消えてくれ!

そう思い、誰かが部屋に入ってきてくれる事を切に願った。

が、どうやら、その部屋は、現世から切り離されているかのように、

先程まで聞こえていた、声も足音も、全てが無音になっていた。

俺は、どうすれば良いのか?と目を閉じて考える。

が、妙案など浮かぶ筈もない。

そして、次に目を開けると、首を横に向け、目を逸らしている俺の

目の前に、女の顔があった。

俺は、おもわず、ヒッという声を出してしまう。

そして、それが嬉しかったのか、その女はにんまりと笑う。

その顔がとても恐ろしく感じてしまい、パニックになった俺は、

慌てて、ナースコールのボタンを押そうとした。

が、次の瞬間、女の手が伸びてきて、俺の腕を掴んだ。

言い表せないような氷のような冷たい手。

そして、女は、そのまま冷たい体全体で俺に覆い被さってきた。

だが、足が固定され、重しを付けられた状態では、抵抗し、あがく

事すら難しかった。

俺の体は段々と冷たくなったいく。

それと同時に、また睡魔が襲ってくる。

が、その時の睡魔は、とても深いものに感じ、

俺は、もしかしたら、このまま死ぬのかも、と思わせるものだった。

俺は、そのまま眠りに落ちた。

そして、次に目を覚ますのは、それから2日後の事だった。

目を覚ますと、目の前には、母親の顔があり、泣いて喜んでいる。

突然、こん睡状態になり、そのまま、ずっと意識が戻らなかったという。

俺は、助かったのか?と喜んだのだが、すぐにそれは間違いだと気付く。

部屋の隅に、あの女が立っていたから。

女は、俺が死ななかったのが悔しくないのか、相変わらずの無感情ぶり。

その後は、俺の希望で病室を個室から、6人部屋に変更してもらったのだが、

その女は、相変わらず、常に部屋の隅に立っていた。

朝も昼も夜も。

俺が死ぬのを待ってるのか?

そう思えた。

そして、何日か経過し、いよいよ手術の当日になる。

俺は何か嫌な予感がし、手術の日にちを延ばしてくれないか、と頼んだが、

そんなに簡単に変更できる筈もなく、そのまま手術室に連れて行かれる。

手術室までの通路に、あの女が立っているか、と思い探したがどこにも

いない。

もしかすると、俺の思い違いかも?と思ったが、

手術室に入ると、その女は、しっかりと部屋の隅に立っていた。

ジタバタする俺に、医者から厳しい叱責がとぶ。

さずかに、俺も観念するしかなかったのだが、全身麻酔の注射をうたれ、

意識が遠のいていく最中、先生や看護婦に混じって、あの女が手術台のすぐ側に

立っているのを確認して、俺は、

このまま死ぬのか、と悟った。

だが、数時間後、俺は当たり前のように意識を取り戻す。

手術は無事に成功していた。

今となってはあの女が一体何をしたかったのか、は全くの謎であるが、

その後も、しばらくは、あの女が夢にまで出てきて、苦しまされた。

あの女は、今も、あの病院にいるのだろうか?


  


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2016年02月22日

ホテルでのバイトで起きた怪異!

サインディスプレイ部  営業のKです。

こうして、毎日、怖い話を書いていると、仕事で伺ったお客さんから、

私、こんな怖い体験したんだよ~とか

この心霊写真堂思う、とか見せられたりしますが・・・・。

はっきり言って、こう見えても超怖がりですので(泣)

夜、寝られなくなるので・・・・。

と身勝手な愚痴をこぼしながら、今日も怖くない話、

スタートです!



大学生の頃、バイトでホテルの夜間スタッフをしたことがある。

神戸でも、かなり高級とされるホテル。

ホテルによっては、不吉と言われている数字を部屋番号に使わないのが

普通であり、高級ホテルともなれば、尚更の事で、4とか6とか9とか

13などの数字は、部屋番号には、存在しなかった。

ホテルでのバイトと聞くと、優雅でお洒落な印象があるかもしれないが、

実際には、完全な肉体労働であり、お客様の前では、静かに姿勢良く

歩くのであるが、裏に回れば、重いものを持ってバタバタと走り回る

という大変な仕事だった。

ある時は、フロント業務、また、ある時は荷物運び、調理場、掃除など

人での足りない部署には、躊躇無く回され、こき使われた。

ただ、ホテルの従業員の方は、皆優しく、気さくな方が多かったので、

バイトとしては、とても楽しかったのを憶えている。

だが、やはり、多くの人が集まるホテルという場所には、そこで働く

者だけが知る不思議な現象というものも確かに存在した。

例えば、ある棟にあるエレベータの1台は、誰も乗っていないのに、

一晩中、上下動を繰り返していたし、ある広間には、夜中の12時になると、

必ず女性の悲鳴が聞こえてきたり、と推挙に暇が無かった。

そんな中でも、俺が体験した怪異について話してみたい。

その頃は、ホテルのバイトというものにも、それなりに慣れてきた頃であり、

夜間のフロント業務を主に任されていた。

そして、また、色んな不思議な現象に対しても、ホテルというところは、こんな

所なんだ、と変に納得していたから、大抵の事には動じる事もなかった。

それよりも、夜間バイトとはいえ、フロント業務に回されたのが俺には

何より嬉しいものがあった。

暇なのである。

さすがの巨大ホテルといえども、夜間、それも12時をまわる頃には、宿泊客

は全て部屋で眠りにつき、また、その時間にチェックイン、チャックアウトする

客など、普通に考えれば居る筈も無かった。

確かに従業員さんは、夜間で誰もフロントに来ないといえども、それなりに

やるべき仕事というものがあるのだろうが、バイトの身としては、それこそ

万が一、お客様が、フロントに電話を掛けてきた時に、きちんと対応出来れば、

それだけで十分だったと思う。

そして、その晩も深夜12時を過ぎると、当然、暇になってしまい、俺は

睡魔との格闘になった。

そのホテルでは、夜間のフロント業務も、2人体制だったのだが、もう一人の

従業員さんは、忙しいらしく、話し相手もしてくれなかったので、尚更

睡魔に襲われてしまった。

が、突然、一本のコールがフロントに入った。

ピーピーという音で俺は、一気に眠気が醒めた。

電話を掛けてきた部屋番号がデジタル表示されていた。

994号室。

俺は、すぐに受話器を取り、電話に出ようとしたのだが、慌てて

駆け寄ってきた従業員さんに、制止された。

え?取らなくても良いんですか?そう怪訝そうに尋ねる俺に。

いや、この部屋は出なくて良いから・・・。

と返事が返ってきたのだが、どうもスッキリしない。

だから、俺は、

あの、やはり取った方が良いんじゃないですか?

もしかしたら緊急なのかも?

そういう俺に、従業員の方は、言い難そうに答える。

あのな。君はまだ知らないかもしれないけど、この994っていう

数字の意味が分ってるのか?

そう言われて俺は、少しムッとして答える。

はい。9号棟の9階の4号室ですよね?

それを聞いた彼は、少しため息混じりにこう答える。

そこまで知ってるんなら気付いて欲しいんだけどね。

あのさ、このホテルの9号棟は、8階までしか無いんだよ。

それに、4号室なんて演技の悪い数字の部屋は、このホテルには存在すら

しない。

9階が存在するとしたら、それは9号棟の屋上だろ?

そこは、数年前に飛び降り自殺があった場所だよ!

そんな場所に電話なんかある訳もないし、もしも本当に掛けてきたとしたら、

それは、人間以外の何か、なんだろうな!

だから、悪い事は言わないから、この電話は無視しろ!

みんな、そうしてるんだからさ。

そう言われ、俺は、ぞっとしたのだが、更にこう返した。

みんなって?

それじゃ、こんな電話が毎晩掛かってくるんですか?

すると、疲れたような顔で、こう答えた。

そうだよ。毎晩、この時間になると・・・。

それに、うちの夜間のフロントが、常に2人体制なのを疑問に感じた事は無いか?

こんなに、暇な時間帯に、普通に考えたら1人でも十分なのに。

じつは・・・。

かなり前に、1人の従業員が1人で夜間のフロント業務をしている時に

あの電話があの部屋から掛かってきたらしくて・・・。

それで、そういう事を信じない奴だったのだろうけど、そいつ、その電話に

出てしまってさ。

次に、交代の人間がそいつを見つけた時には、彼は気が狂っていたらしい。

そのまま、病院に運ばれたらしいけど、そのまま、病院の屋上から

飛び降りたってさ。

行かなくっちゃ、待っててね、と言いながら、飛び降りたらしい。

それからさ。

夜間のフロントが2人体制になったのは。

1人が、もう一人の人間を、その電話に出ないように監視する為に。

だから、君が、あの電話に出るという事は、そういう結末を覚悟しなくちゃ

いけない。

そう言われ、もう反論する気は失せてしまった。

そして、その部屋からの電話はずっと鳴り続けた。

そのホテルは、今も神戸市に実在する。


  


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2016年02月21日

その漫画を読んではいけない!

サインディスプレイ部  営業のKです。

いゃ~、昨晩のライブは盛り上がりました。

沢山、笑いも取れました!(実はコミックバンドかも)

指と爪の間から出血しました~。

怖い体験もありました。

また、それは、いつか書かせて頂きますが・・・・。

それでは、怖くない話、スタートします。


漫画はよく読んだ。

読んだ、と書いたのは、今は全く読まなくなってしまったから。

以前は、それこそカテゴリーには関係なく漫画を読み漁ったもの

だったが、たぶん俺の記憶では、“アイアム ア ヒーロー”という漫画

を読んだのが最後であり、その作品は、かなり面白かったのを記憶

している。

ただし、そういう漫画のなかにも、いわくつき、といえるものも

存在しているのかもしれない。

そういう物の中でも、俺が一番大好きな作家であるのにも拘わらず、

読むのを止めてしまった漫画家がいる。

N久保K一という漫画家である。

昔、アニメ化もされた“KルラMう”という作品を書かれた作家であり、

たぶん最も有名なのは、I川J二の“IきN形”という話を漫画化した

作品かもしれない。

その“IきN形”という話は知っているが、実はそれを漫画化したものは

俺は読んではいない。

”IきN形“という話が、リアルに怖い話であるのは、知っているのだが、

その話をN久保氏が書いたものには何故か興味が沸かなかったから。

イメージが違うといえばよいのか、上手くは言えないのだが、彼が好んで

書くものは、もっとグロくて直感的に恐ろしいものだったから。

勿論、今も彼は、色んな月刊誌に漫画を書かれているのだが、最近の

作品からは、そういうものが伝わらない。

だから、たぶん今の作品には、危険は皆無なのだろうし、実際に

読んでみても、純粋に面白いという感想しか持たなかった。

仕事として、霊能者との付き合いも広いらしく、彼自身もしっかりと

勉強し、真摯な姿勢で作品作りに真面目に取り組んでいる素晴らしい

漫画家だと、今でも思っている。

ただ、過去の作品、その中でも、以下に書く、限られた作品だけが、

曰くつきになっているのかもしれない。

実は、作品の中でも、N久保氏自身が、

自分の作品を読むと、色々と怪奇現象に見舞われるそうですから

お気をつけください!と書いているのだが、つまりそういう事である。

ある時期の作品に限定されるのだが、ストーリーの怖さも勿論なのだが、

彼が描く”絵“それ自体から発せられる霊気は尋常ではなかった。

俺が過去に体験し、見たモノに限りなく近く、そして、俺の中の深層心理

が、これ以上見るな!と危険信号を送っていた。

凄まじい画力としか言いようが無い。

上手い下手ではなく、絵が持っている力が凄いのである。

だからといって、止められるものでもなく、俺は、怖いもの見たさも

手伝い、彼の作品を片っ端に読み始めた。

そして、リサイクルショップで、古めいた、とある彼の作品に出会う。

タイトルは、あえて書かないが、その漫画は、持っただけで、じっとりと

湿った感じがあり、読み始めるのを躊躇させるほどだった。

実は、俺は、こういう怖い漫画は、絶対に家には持ち帰らない。

まあ、怖がりというのが、一番の理由なのだろうが、以前、大学生時代に

ムーという雑誌を、暇さえあれば読んでいる友人がおり、その本が原因で

友人に、怪異が続き、そしてそれを処分した途端、その怪異は、ぱったりと

消えてしまったのを見ていたから。

勿論、誰にでもそのような怪異が発生する訳ではなく、きっと何かの波長が

合った者だけが、体験する怪異なのだろうが・・・。

話を戻すが、だから、そういう理由で、俺は、そういう怖い系の本を

読む時は、いつも車の中と決めている。

車の窓は全開にし、絶対にドアロックはしない。

何故か?

それは、いつでも逃げられるように!

しかも、大きな駐車場など人が大勢行き来する活気がある場所。

そして、近くに、川や海などの水辺が無い場所。

最後に、晴れた昼間。

この条件が揃わない場所では、俺は、そういうものは読まない。

チキンとか怖がりとか言われるかもしれないが、俺の経験上、それが、

霊障から身を守る最良の策だと思っているから。

かくして、その漫画を読み始めた訳なのだが、明らかに、彼の他の

作品とは、伝わってくる危機感、圧迫感が別物だった。

俺は、このまま読み続けて大丈夫なのか?と不安になりながらも、

何かに操られるように、ページをめくる手を止められなかった。

そして、問題のページが訪れる。

そのページは、見開きで、全面に女の霊の顔がアップで描かれていた。

その鬼気迫る迫力とおどろおどろしさに、俺は息を呑んだ。

が、その時、間違いなく、そこに描かれた女の霊が、動いた。

俺は慌てて、本を閉じる。

が、その時、ある事に気付く。

まわりの雰囲気が一変しているのである。

確かに昼間の駐車場。

多数の車が前方にも停まっており、一見普通の景色なのだが、先程まで

聞こえていた車の音、人の声の全てが消え、大きく耳鳴りがしていた。

そして、その耳鳴りの中、一人の女性の低い声が入り混んでくる。

もう止めちゃうの?

もっと読んでよ。

そう、はっきりと聞こえた。

そして、それと同時に、運転席に座る俺の顔を覗き込む様に、運転席の

横、斜め後ろに、知らない女が立っていた。

サイドミラーにも、その姿ははっきりと映りこんでおり、白いワンピース

を着た女だった。

しかも、それは、偶然の一致なのか、今読んでいた漫画に出てくる女の霊

と完全に服装が一致している。

その女は、俺の顔のすぐ後ろまで、顔を近づけているのだろう。

俺の耳にも、その女のフーフーという息苦しそうな息づかいが聞こえた。

気付いていないフリをしなければ!

それが、俺のその時点で思いつく最善策だった。

俺は、助手席側の方を向き、何気ない動作で、そのまま車の窓を下げ、

ドアを静かにロックしつつ、車のエンジンを掛けようと計画した。

あまりに怪異に多く遭遇していると、こういう場面でも不思議と冷静で

いられるのが、自分でも不思議だった。

俺は、さぁ、もう、そろそろ行かないと!

と誰にいう訳でもなく、声に出しながら、運転席のドアをなるべく

音がしないようにロックし、そして、パワーウインドゥの窓を閉めつつ、

その女が視界に入らないように、助手席側に顔を向ける。

女がいた。

その女が。

助手席に、姿勢良く座り、うつむきがちに、俺の方を見ていた。

そして、一言

もう読まないの?と。

その顔は、リアルに、先程の漫画に描かれた顔そのもの。

腐乱し、醜く爛れた顔や手。

そして、それに似つかわしくない程、整った衣服。

それが、姿勢良く助手席に座っていた。

俺は、一瞬、胸が苦しくなる間隔に見舞われ、慌てて、車の外に

飛び出した。

いや、転げ出た、という表現が正しいかもしれない。

俺は、完全に腰が抜けてしまい、動けずにいた。

そして、その女が車から出てこない事を願った。

そんな時間がどれほど過ぎただろうか。

突然、俺は強い耳鳴りから開放される。

すると、そこは、もとの雑踏の音が溢れる世界に戻っていた。

それから、俺は、しばらく車に戻れなかったのだが、何とか車の中から

例の漫画を車外に出し、近くのゴミ箱に捨てた。

そうすると、何故か気持ちも落ち着き、なんとか

車で自宅までたどり着けた。

そして、この話は、ここで終わりではない。

俺は、それから数日間、悪夢に苦しめられる事になる。

その漫画作品の中に、いつしか俺が取り込まれ、登場人物になってしまって

おり、それが、ループして繰り返された。

あの女に毎晩、何度も対峙する恐怖は、言葉には出来ない。

そして、金縛りにも頻繁に遭った。

が、間違いなく部屋の中に、あの女があの顔で、正座している確信が

あったので、一度も目は開かなかった。

そして、何よりも、それ以後、数ヶ月の間に、家族、親戚に不幸が

続いた。

ガンになった者、命を落とした者さえいた。

なので、俺は、しっかりとした場所で、しっかりとした御祓いを受け、

それ以後は、怪異からは開放された。

俺の体験は、あくまで偶然の産物かもしれない。

だが、もしも、N久保氏の作品を読まれる方は、比較的、最近の作品が

お勧めである。

しっかりと怖いのだが、そこには陰湿さは無く、ある種の明るささえ

感じられるし、なにより、読んでいても面白くて、飽きないと思う。

過去の作品のどれもが霊障があるかは、分らないが、読まれる場合は、

あくまで自己責任でお願いしたい。

たかが漫画、されど漫画である。

もう一度言うが、過去の作品は、探さないほうが良い。

もしも読んでしまい、何かがあっても、俺には責任はとれない。

この漫画は、実在する。




  


Posted by 細田塗料株式会社 at 14:05Comments(1)

2016年02月20日

最強の悪霊というもの。

サインディスプレイ部 営業のKです。

今夜のライブに備えて、練習バッチリです!

でも、練習し過ぎて、既に指が痛いです(泣)

でも、頑張ります!

それでは、そろそろリハーサルに行きますので、

今日は早めの怖くない話です。

というか、今日の話は、少し怖いかもしれませんが・・・・。


あっ、そして、長い話になってます。

ごめんなさい。

もっと、文章を簡潔にまとめる能力を勉強しなければ!

それでは、スタートです。



最強というか、最悪というか、とにかく凄い怨霊の話である。

自分の知人に、とても霊感が強く、霊を祓う力もずば抜けている

女性が居り(今後はAさんと書く)、俺のブログの話にも、時折、出てくるのだが、

今回は、Aさんの姉の体験した話である。

Aさんの姉(以後、姉と書かせてもらう)も、彼女同様にとても

霊力に優れた女性らしく、除霊に関しては、姉の方が遥かに凄い、と

常日頃、Aさんから聞かされていた。

Aさんをはじめ、どうやら家族全員が、霊能力体質らしく、姉はその中でも

ずば抜けた存在だったらしい。

その姉が、ある男と恋に落ちる。

かなり歳も離れていたし、家族は猛反対したらしいが、

恋は盲目ともいう訳で、そんな声など、姉には届く筈もない。

結論から言うと、姉は、その男とは結婚する事はなかった。

その男には、結婚暦が2度あり、つまりはバツ2だった。

ただ、それが結婚しなかった理由ではなく、要は、その中身に

問題があったという。

過去2回の結婚で、2人の妻は、同様に急死していた。

しかも原因不明の心臓発作で処理されていた。

そこで、不審に思った家族が、もしやと思い、徳の高い霊能者に、

その男を霊視して貰うと、彼には1人の女の怨念が憑いているという。

それならば、ということで抵抗する姉を家族全員で説得し、なんとか

結婚を思い止まらせた。

まさに、不幸中の幸いとでも言いたいところであるが、事態は、それほど

簡単なものではなかった。

その霊能者によると、その霊障が既に姉にも及び始めているとの事だったから。

姉は最初、それなら私がその悪霊を祓ってみせるから、と息巻いて

いたのだが、相手は、並大抵の悪霊ではなかったらしい。

通常、どんな場所でどんな悪霊に対峙したとしても、姉なら安心、と

Aさんに言わしめる程の姉が、あっさりと、その霊に屈したという。

姉は、ある日、突然、1人の女を見るようになる。

そして、それはいつ何処にいても、必ずある距離から姉を睨みつけていた。

その形相は凄まじく、一目見ただけで身も凍りつくような恐ろしい顔。

黄色く黄ばんだ白の装束を身に纏い、その体は、はりがねが衣服を纏っている

かのように、骨と皮だけであり、身長も軽く2~3メートルは有る様な

異様さだった。

そして、その目には、白い部分が無く、全てが黒い目。

そして、しわくちゃの顔に、異様に大きな口が異様さに拍車をかけた。

そんな姿をしていたから、いつどこに、その女が現れてもすぐに分った。

姉は、一目見て、それが、とんでもなく邪悪なものだと悟り、護符、お守り、

神水、清められた粗塩など、思いつくもの全てを準備し、その女に備えた。

そうすれば、少なくとも、自分の身に霊障が及ぶ事は無いと知っていたから。

ただし、それはあくまで姉の思い込みであり、その防御は、あっさりと

その女に破られる。

そして、通常、どんな悪霊も逃げ出すような霊力も、全く効かなかったという。

そして、姉は、体調を崩し、高熱にうなされながら寝込むことになる。

熱は、40度を超え、病院にも行ったが、当然のことながら、原因不明で

対応できず、処方して貰った薬も何の効果も無かった。

そこで、家族は、知りうる限りの高い能力を持ち、実績もある人や寺を

高熱にうなされる姉を連れて回った。

が、そのどれもが、姉の姿を見た途端、門前払いされた。

中には、なんという怨霊を連れてくるんだ!と言って激高した者もいた。

どうやら、姉の背後には、既にその女の悪霊がピッタリと憑いてしまっている

状態だったらしい。

やはりどんなに徳の高い霊能力者といえども、自分の身は可愛いようで、

目の前にある絶対的な危険に、命を掛けてくれる者など居る筈もなかった。

ただし、例外として、1人の霊能者が、頼みを聞き入れてくれる。

その霊能者は、娘と2人で悪霊や呪いに悩まされている弱者を

母親が娘に、ある神を降ろす事で除霊するという形で救済し、その方達

から頂く僅かなお礼で細々と生活しているという立派な親子だった。

そして、姉を助ける為に、全てを掛けている母親の姿に打たれ、何とか

出来れば、と協力してくれることになったのだが・・・。

そして、その親子も、姉に憑いている霊が、とんでもなくタチが悪い事、

そして、強大である事は既に見抜いており、その為にも、準備に少し

時間をください、との事で、その間、家族と姉は、自宅で連絡を待つ

事にした。

しかし、どれだけ待っても何の連絡も無い。

やはり怖気づいたのか?と思い、母親が電話をかける。

すると、電話に出たのは、娘であり、ごめんなさいと突然謝られる。

やはり、怖気づいたのか!それもしょうがないのかも、と思ったのだが、

話を聞いてみると、どうも違うらしい。

どうやら、母親が死んだという。

しかも、自分が殺したようだという。

そして、詳しく話を聞いてみると、母親は、姉を救う為の準備に余念が無く、

自分は毎日心身を清め、気を高めるという毎日だった。

そして、霊媒となる彼女にも、より強い神を降ろして、その悪霊に対抗

しようとした様である。

が、ある日、より強力な神を降ろす修練の際、突如として、その悪霊が

娘自身に降りてきたという。

そして、自分の意志とは関係なく、体が動き、自らの母の首を絞めて

しまったと、娘は泣き崩れた。

だから、母の供養が済み次第、警察に行くつもりだとも言った。

その悪霊は、常に姉の近くに居て、高熱を出させながら、同時に

別の場所でも、そんな霊障を起こせるのか、と戦慄を覚えると共に、

巻き添えにしてしまい、申し訳ない気持ちで、いっぱいになり、泣きながら

その娘に詫びたという。

泣きながら、ごめんなさい、ごめんなさい、と。

すると、突然、電話の向こうから、ゲラゲラと汚く大声で笑う声が

聞こえ、

皆、死ねば良いのじゃ!

と、まるで歌舞伎の節回しのように叫んだという。

その声は、もう先程の娘の声ではなく、まるで地の底から沸いてくる様な

重たい声だった。

さすがに尋常ではない悪霊に、家族は怯え、姉を何とか守ろうと、家に

篭もるようになった。

が、その間も、突如として、家が揺れたり、照明がショートして切れたり、

笑い声が聞こえてきたり、と

怪現象は続くのだが、家族は一丸となり耐えた。

だが、そんなことが、あの女の霊に通用する筈もない事は家族全員が十分

分っていたらしく、せめて、姉の死ぬ瞬間だけでも、姉の側に居てあげたい、と

そんな気持ちだけであった。

だが、そのうち、Aさん本人にも、その女の

悪霊が見えるようになってしまう。

そして、時折、憑依されたかのようになり、家族を罵り暴れた。

家族は、もう悠長な事は言っていられない、と何とか、最初に霊視して

貰った強い霊能者に頼み込み、姉に憑いているものの正体だけでも

もっと詳しく霊視できないものか、と相談した。

そして、返ってきた言葉は、絶望的だった。

その悪霊は、平安時代に生きた女であり、今で言う不倫関係の男に

よって、辱めを受け、牢屋に入れられ、飢餓状態で死んだという。

自分の体が痩せ細り、どんどん腐っていき、そして、それを鼠が

食べに来るのに、抵抗も出来ず、そのまま恨んで呪いながら死んでいった。

そして、末代まで、祟ってやると言い残し、自ら舌を噛み切って自害した。

そして、それ以来、その男の家系に代々祟ってきたものであるらしい。

ただ、いつの時代にも有能な霊能者は居るものであり、事あるごとに、

そういう霊能者によって除霊されたらしいのだが、その女の恨みの心や

怨念があまりにも強大過ぎて祓いきれず、そのうち、悪霊祓いに対する

耐性すら身につけてしまい、今では、思うだけで、見るだけで簡単に

人一人を呪い殺せるほどの力があるのだという。

だから、それは、その女の名前を知ってしまっただけでも縁となってしまい、

その女の標的になる事すら有るという。

そして、代々祟ってきたその末裔が、姉が恋した男であり、恨んでいるとはいえ、

元々自分の恋人だった男の末裔に、ちょっかいを出されたという恨みと妬みが

重なり合い、考えられないくらいの悪意に満ちた怨念が発生しているという。

だから、その男の一族は、老若男女に関わらず、常に呪いに苦しみ、

若くして死んでいく。

勿論、その男自身も、もうすぐに死ぬ運命だという。

そして、その男に近づいた姉も、もう手遅れといわざるを得ないほどの

強過ぎる呪いが掛けられているという。

だから、理不尽な話ではあるが、諦めるしかない、と。

ただ、その話を聞いても、家族として、姉の命を諦めきれる訳も無く、

母親は、それなら私が身代わりになれないものか?と泣いて懇願した。

それこそ、三日三晩寝ないで、居座り、頼み続けたという。

すると、その気持ちが通じたのか、本来なら絶対にしない禁忌の方法が

存在していることを、その霊能者は教えてくれる。

その霊能者は、厳しい顔で

それは、まかり間違えば、その家族以外の親戚や縁者全てが根絶やしになる

危険をはらんでいる事、そして、それを行ったものは、その寿命が大きく

削られ、更に、死んだ後は、地獄に落ちるという事を告げ、その禁忌の霊術

を唯一行えるというお寺を紹介してくれた。

それならば、すぐにそのお寺に向かわせて頂きます、という家族に、

もうその禁忌の呪法を成功させる為には、お前達家族が、ここを出て

その寺に行く事を、絶対にその女に悟られてはいけない。

そして、あの女は、お前達が、ここに来ている事をもう知っている筈。

それを助ける行為に手を貸したとなれば、私の身も危ない。

だから、これから、私が準備し、指示したとおりに動いてもらうから、

そのつもりでいなさい、と厳しく言われた。

そして、家族は、それから1日半の間待たされ、ある日の朝、これを着なさい、と

全身が白の装束を渡される。

そして、護符を全面に貼られた通路を抜けると、そこには、車が5台用意

されていた。

色も車種も同じで、完全に目張りされた車だった。

そして、家族の車を挟み込むように、前後に2台の車という隊列で

走り出す。

スピードを上げることなく、全てが周りの車に同調するかように。

ただ、一言も声は出しては行けない!と言われていたから、たまに

暴れだし、奇声を上げるAさんの口を押さえ込むのに苦労したらしい。

そして、家族は、ワラにもすがる思いでそのお寺を訪れる。

誰でも知っている様な有名なお寺であり、そのような場所で、そんな苦行が

出来るものなのか?と俺は驚いたのだが・・・。

寺に着くと、高僧が、穏やかな笑顔で迎えてくれ、今から行うという邪法に

ついて説明してくれた。

詳しくは書かないが、絶対に祓えない悪霊ならば、可能な限り、その目を

誤魔化し、家族の姿を紙人形にすり替えて、その悪霊から見えなくし、

霊障から逃れるというものらしい。

ただし、無機物である紙の人形と人間が、すり替わる為には、家族全員が

無機物の紙人形になりきって生活しなければならず、その間、一切の

言葉を忘れ、感情も忘れ、食事を取るという事も忘れなくてはならない

という事だった。

実際、その苦行が始まると、飢えに加え、コミュニケーションが取れない

という苦しさに翻弄され、時には、あの女の声が聞こえたり、戸がバタバタと

なったりもしたというが、その全てが、あの女が、お前たちが此処に居ないか、と

あの女が探りを入れているだけだと諭され、そして耐えた。

ただ、そのお寺のお堂にいるだけで、大きな何かに守られている様な気がして、

安心でき、苦行にも集中できたという。

かくして、約2週間ほど掛かり、その苦行は無事に済んだ。

姉と共に、家族全員が、事に望んだのは、言うまでもない。

姉は、すっかりと元気を取り戻したが、その顔には、いつもの強気の姉の

顔はなかった。

そして、それは、家族全員の共通の気持ちだった。

苦行の後半も、その寺の周りからは、

何処に行った?

隠れても無駄だ!

と叫ぶ声がずっと聞こえていたらしいが、そんな声に耳を傾けるなと諭され、

更に、絶対に、どんなに親しい人が、この場所に

現れて、声を掛けてきても、それに反応してはいけない、

それは、あの女が、探りを入れる為に送り込んだ、まやかしに過ぎず、

その声に反応した時点で、この業は終わってしまい、お前達は連れて行かれるぞ、

と、きつく言われており、確かにそんな場面が何度も有ったが、なんとか、

それを乗り越える事ができた。

そして、今は、もうその声も、すっかり聞こえなくなっていた。

ただ、その寺を出る時、厳しい顔で言われたという。

今、お前達の姿は、あの悪霊からは見えない。

紙でできた人形が、お前達の身代わりになっているから。

この寺には、さすがのあの悪霊も入っては来れないし、何があっても、

その人形がお前達そのものであり、身代わりだと、バレないようにする。

ただし、それは絶対的なものではないし、もしも、バレてしまったら、

お前達も含め、この寺も、その呪いで一瞬にして壊されると思いなさい。

あのモノは、それほどに邪悪で強大なのだから。

そして、あの悪霊を祓う手段が、この日本には、存在しない以上、この方法しか

残されていなかったという事をよく理解して欲しい。

だから、二度と、その男の側に近づいてもいけないし、あの悪霊の事を

考える事すら、禁忌になる、と。

そして、俺も、一度写真に写った、その最強の悪霊とやらを見せて貰った

事があるのだが、その姿は、一度見ただけで、ずっと忘れられないものと

なっている。

ちなみに、この話の中に、一度もその女の名前は、書かなかった。

俺は、聞いてしまっているのだが、もしかすると、名前を知るだけでも、

危険かもしれないと思い、あえて、名前は書かなかった。

だから、安心して頂きたい。

この話の悪霊は、除霊できずに、今も現世に存在している。









  


Posted by 細田塗料株式会社 at 16:23Comments(4)

2016年02月19日

片町にある異界への入り口

サインディスプレイ部 営業のKです。

今夜は自宅で、明日の夜のライブに備えて

猛練習です。

明日、活躍してくれるであろう、我が愛器。

グレコのスーパーリアル期の最上級グレードのストラトに

これまた、ヤマハSG3000のプレミアムハンバッカーを移植。

トーンノブのプッシュプルと、ミニスイッチ、そしてブースターの

搭載で、七色の音色を響かせます。(嘘です!)

時価にすると、もう数千万円は下らないであろう(大嘘です!)この愛器。

とても重いので肩がこります(涙)



ということで、今夜も怖くない、全然怖くない話スタートです。







仕事の付き合いで、いや、一人飲みでも、片町によく出かける。

仕事のストレス解消という名目のもと、仕事関係の方に連れて行って

貰った店にも、一人で行く事がある。

今回の話は、そういう店の中でも、なんとなく気に入って

通うようになった店の話である。

その店は、とある雑居ビルの3階にある。

店の人に言わせると、スナックというカテゴリーになるのだそうだが、

店自体は、かなり広く、ボックス席も、かなり多い。

だが、客の数は、それに反して、いつ行っても少なめであり、

カラオケ設備はあるが、歌う客も少ない為、落ち着いて

ゆっくり飲めるのが、とても気に入っていた。

そして、何より、俺の場合、カウンター席が、どれだけゆったり

していて、和めるかが大きなポイントとなるのだが、

その店のカウンター席は、1人分のスペースがかなり広く、

カウンターテーブルも広く分厚い木が使われており、

申し分なかった。

だから、俺は1人でその店に行く時は必ず、ボックス席を

利用した。

で、その晩も、その店に行き、ボックス席に座る。

正直なところ、ボックス席も多い為、殆どの客は、よりゆったりと

座れるボックス席を利用する。

だから、カウンターには、いつも俺一人しか客が居ないのが普通だった。

しかし、その晩、その店のカウンターには、俺の他にもう1人が居た。

長いカウンターの一番端っこに座り、飲み屋には似つかわしくない程、

姿勢良く座る女の子。

そう女の子なのである。

どう見ても、年齢は小学生の高学年くらいに見える。

しかし、時刻はもう深夜の12時を過ぎている。

俺は最初、お店の従業員が、自分の子供を待たせているのかと思った。

ただし、さすがに深夜ということもあり、一生懸命飲み物を作っている

店長を呼んで、言った。

あのさ、俺はさすがにまずいんじゃない?

万が一、警察に見られたらアウトだし、待たせるにしても、もっと

見えない所にしておかないと・・・・。

そう言うと、店長は、少し驚いた顔をして、こう返してきた。

あぁ、あれが見えちゃうんですね?

まあ、色々とありましてね。

???な俺に、店長は、さらに続けた。

もしも○○さんがそういうものが見える体質だとしたら、この店は

あまり居心地の良い場所ではないかもしれません。

そう言われ、

えっ何?あの子って、そういうことなの?

あんなにはっきり見えてるのに?

と返すと、

ハハ、言わないでくださいね。

と言って、再び仕事に戻ってしまった。

でもなぁ、と思いつつ、先程のカウンターの端に視線を戻すと、

確かに、その女の子は、いなくなっていた。

しかし、その時は、まあ霊なんて、何処にでも居るんだし、特に

悪さをする訳でもないみたいだし、こういう店も有りかもな、と

呑気に酒を飲み続けた。

そして、その後、トイレに行きたくなった。

なので、近くに居た女性スタッフに、トイレの場所を聞いて、

フラフラとトイレへと歩き出した。

広い店なので、しばらく歩くと、トイレに続く直角に曲がった通路

が見えた。

が、その曲がり角の手前にある、不自然に付けられたしっかりした

カーテンが妙に気になった。

なので、そーっとカーテンの中を覗き込もうとしたのだが、ずくに

店の女の子が来て、制止された。

あっ、ここは今使っていないので・・・・

何故か焦って、しどろもどろになって説明しようとしている姿が

俺の興味を更に煽った。

わかった、わかったと言いつつも、トイレの帰りには絶対に見てやろう

と怖いもの見たさに火がついた。

そして、トイレに続く通路を歩いていると、スタッフらしき女性が

歩いてきて、すれ違い様に言われた。

カーテンの向こうは楽しいですよ。待ってますね、と小さな声で。

えっ、と振返ったが、もうその女性は居ない。

この時点で、普通なら、何かおかしい、と思うのだろうが、お酒の力

というのは、凄いもので、

まっ、いっか、と消えた女の事は、すぐに頭から消えた。

それよりも、カーテンの向こうの楽しい事ってなんだろう?

もしかして、特別な客だけが楽しめる秘密のサービスとか?

などという、ノー天気な思考しか存在しなかった。

そして、ワクワクしながらトイレに到着。

一応、ノックして不在を確かめてからドアを開ける。

が、そこには、女がひとり、向こう側を向いて立っていた。

用を足しているという感じではなく、ただ立ち尽くしているという感じ。

俺は、あっ、すみません、と言ってドアを閉めた。

そして、その女性がトイレから出てくるのを待つことにした。

が、どれだけ待っても、トイレの中からは、女性が出てくる事も

なければ、音が聞こえてくる事もなかった。

さすがに、俺も限界が近くなってしまい、

あの~、すみませんが、もう限界なんで、トイレ使いたいんですが?

そう言うと、ゆっくりとトイレのドアを開ける。

しかし、そこには、先程立っていた女は、いなかった。

ここでも、不思議とか怖いとかの気持ちよりも、もう漏れそうという

危機感が強く、急いでトイレに入り、用を足した。

すると、突然、トイレのドアがノックされた。

コンコン!

あっ、入ってますよ、と返す俺。

しかし、

コンコン!コンコン!と続けてくる。

トイレの邪魔をされるのは、さすがに頭にきたので、大声で怒鳴った。

今、俺が使ってるんだからもう少し待てないのか!

一瞬の静寂。

が、今度は、コンコン!という音が一斉に重なり合うように聞こえてきた。

一体何人でノックすれば、こんな音になるのか?

それにしても、こういう遊びがこの店では流行ってるのか?

悪趣味としか言いようがないな!

そう思いつつ、怒ったように、誰?と言いながらドアを一気に開けた。

が、またしても、そこには誰もおらず、シーンと静まり返っていた。

ここまでくると、さすがに気味悪くなってしまい、そのまま走るように

してトイレから離れる。

が、通路の曲がり角までやってくると、先程のカーテンが気になってしまう。

ちょっとだけ・・・・。

そう思い、カーテンを開けてみた。

カーテンは、何故か、上下2ヶ所でしっかりとロックされていたのだが、

なんなく解除。

そして、カーテンを少し開けると、頭だけをカーテンの向こう側に入れて

様子を伺う。

すると、その空間は、今俺がいる店内とは、一線を画す様な怪しくも

まぶしい空間が広がっていた。

ライトがグルグルと回り、昔のディスコのような煌びやかな空間。

しかも、そこには、有り得ないほどの美し過ぎる女性が立って、

俺にお辞儀している。

俺は思わず、入っても良いんですか?と聞くと、

その綺麗な女性達は、黙って頷き笑いかけてくれる。

実際、その空間は、他の客の盛りあがった声でガヤガヤと賑わっていたし、

何よりも、俺には、その怪しいばかりの雰囲気が魅惑的だった。

だから、俺は、カーテンの中に体を滑り込ませた。

すると、小柄なスタイル抜群の女性がふたり俺をエスコートするように

近づいてきて、俺の腕を両側からしっかりと掴んだ。

今から何が起こるんだろう?という下心満載で、俺は歩を進める。

が、何かがおかしかった。

その場所にいる客は、全てがまるで蝋人形の様に固まっており、

腕を掴まれてからは、先程まで聞こえていたザワザワとした音も

すっかり消えてしまい、無音状態。

相変わらず、店内は、煌びやかなライトで満たされていたが、その

空間は、両サイドにボックス席があり、その中央にある通路は、

それこそ、終わりのない位に目の前に続いていた。

俺は、さすがに怖くなり、両側から俺の腕を掴んでいる女性に

一体、どこまで行くんですか?と聞きながら、視線を向けた。

背筋か凍りついた。

先程までの小柄な女性は、そこにはおらず、身長が180センチ以上

ありそうな不気味な顔をした女が両脇を固めている。

俺は、すぐに視線を戻した。

それは、見てはいけないものだと悟ったから。

そして、何とか掴まれた腕を振りほどこうともがいたが、その力は

強く、びくともしない。

俺がもがいていると、その女達は、

息づかいも荒くなり、ヒョッヒョッと気持ち悪く笑った。

そして、もうすぐ、もうすぐ

と呟いているように聞こえた。

そして、その通路を先に進むに連れ、その女達の身長は、どんどん

大きくなり、すでに2メートルは超えている感じだった。

もう駄目なのかな?

そう観念しそうになった時、かなり離れた背後から大きな声が聞こえた。

○○さん、大丈夫ですか?

お店の店長の声だった。

その声に、両脇の女達が一瞬、歩を止めて振返った。

そして、その時、一瞬だが、女達の腕の力が抜けた。

今しかない、と思い、俺はその女達の間を抜けるようにして振返り

全力で走り出した。

すぐに、俺の背後を追ってくる足音が聞こえてきたが振返る暇は無かった

から、俺は全力でひたすら走る。

その間、店長は、塩やら、水のような物をこちらに向かって投げつけてくる。

それが、投げつけられる度に、俺を追う足音は一旦遠ざかるが、すぐに

背後に近づいてくるのが分った。

カーテンの近くまで来ると、店長がかなりしっかりした口調で、何かの

お経のようなものを口ずさんでいるのが分った。

そして、

俺に、もっと急いで!

捕まったら終わりですよ!

と怒ったような声で励ましてくれる。

そして、ようやく、カーテンまで来ると、俺は、そのまま滑り込むようにして

店内へと戻り、それを確認した店長が、カーテンをしっかりとロックした。

もう大丈夫ですよ!

アレは、こちら側には、入ってこれないから。

そう言われて、俺は肩の力がどっと抜けるのを感じた。

その後、店長からは、長々とお説教された。

そして、最後に、もう店には来ないで欲しいとも言われた。

勿論、俺も頼まれても二度とその店には行く気ない。

その店は、今夜も片町で営業している。


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 20:19Comments(3)

2016年02月18日

刑務官の友人の話。

サインディスプレイ部の営業Kです。

今日は、暖かい日で過ごしやすかったですね。

こう暖かいと、愛車のオープンカーで、ドライブ

にでも出かけたくなってしまいます。

そして、海辺のヴィラでのんびりとエスプレッソでも

飲みたい気分です。ハハハ・・・・・嘘です(涙)

というか、当社の自動車補修部門のMさんが

キジの解体ショーをアップしておりますが、

ある意味、あちらの方が怖いと思うのは私だけでしょうか?

あっ、ちなみにH君もちゃんとブログ書いてね!

という訳で(どういう訳?)怖くない話、スタートします!




大学時代の友人のひとりが、長崎県で刑務官をしている。

いわゆる、刑務所の看守というやつである。

その刑務所自体は、特に死刑囚がいるわけでもなく、比較的、刑期の

短い囚人を扱っているそうなのだが・・・。

ある時、入所してきた囚人は、ある事件で人を殺めたらしいのだが、

実際には、正当防衛も認められ、比較的、刑期は短めだったという。

だが、その囚人は、独房に入るのを極端に嫌ったという。

囚人のほとんどは、独房は苦手らしいのだが、なかには、独房のほうが

落ち着けて良い、という囚人もいるとのことだから、それほど極端に

居心地が悪い所でもないのだという。

だが、その囚人の独房への嫌悪は、異常だったという。

まるで、何かを恐れているかのように、独房行きが決まると、

ジタバタと暴れもがいた。

それでも、決まりは決まりなので、独房へは、数人掛かりで引き摺るように

して、連れて行った。

そして、独房に入ってからがまた大変だった。

とにかく、大声で泣き叫び、暴れる。

狭い独房の中を何かから逃げるようにして、走り回った。

そして、独房から出てきたときには、入る前とは別人のように、やつれていた。

実際、独房とはいえ、出された食事を食べないという勝手が許される訳もなく、

当然、食べるものは食べているのだろうが、そのやつれ具合は酷かったという。

そのうち、看守の中にも、ある噂が流れ出す。

その囚人が独房に入っている時、誰かに必死に謝る声を聞いたり、実際に

その独房の中に、その囚人以外の何かが居るのを見た者さえ居た。

確かに、友人もいつも不審に思っていたという。

独房、つまり独居房以外の場所では、模範囚に他ならないその囚人が

何故、独房で、あのような奇行に走るのか?

そして、模範囚である、その囚人を独房に行かなくてはいけないような

奇行に突如として駆り立てるものは何なのか?

なので、彼は、ある日、彼の独房行きが決まった時、見回りの担当を

独房を含めた場所に変更してもらったという。

そして、独房に入ると、相変わらず、その囚人は狂ったように暴れた。

助けてくれ!出してくれ!

聞いているだけで気が滅入ったという。

そして、夜になり、友人が独房の見回りに行くと、叫び声は消えており、

代わりに、お経を読むような声が聞こえていたという。

こんな夜中に何をやってるんだ?

そう思った友人は、独房の前まで来ると、独房の小窓を空けようとした。

が、その時、女の声らしきものが聞こえてくる。

この刑務所に女性が居る筈もなく、一体誰と?

そう思った友人は、そーっと静かに小窓をあけて中を覗き込んだ。

すると、1人の女が、宙に浮き、ジッとその囚人を見つめていた。

お前のせいで!

その女は、そう繰り返していたという。

そして、その女の浮かんでいる下あたりに向けて手を合わせ、

一心不乱にお経を口ずさむ囚人がいた。

友人は、目の前で起こっている事が信じられなかったという。

何なんだ?これは?

俺は何を見ているんだ?

そう自問自答をするしかなかったという。

そして、友人は、なす術もなく、そのまま小窓を閉めるしかなかったという。

そして、その後、何度目かの独房で、その囚人は、命を落とすことになった。

首にタオルが巻かれていた為、自殺として処理されたのだが、友人は

はっきりと見たという。

その囚人の首に残る、両手の跡を!

この刑務所は、長崎県に実在する。


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 20:45Comments(2)

2016年02月17日

絶対に知らない方が良い事!

サインディスプレイ部  営業のKです。

いや~皆様、雪かき、ご苦労様です。

何故か今回の雪は海沿いの方が多いみたいですね。

でも明日からは、晴れて気温も上がるみたいですから

やっと腰痛から開放されるかも。

でも、明日の朝は冷え込みそうですから、お車の方は

路面凍結にに十分ご注意ください。

昔、凍結した路面でブレーキもハンドルも効かず、そのまま

まっすぐに溝に突っ込んだ私が言うのだから間違いないです(笑)

それでは、怖くないですがスタートです。




これは、友人夫婦の話である。

2人とも中学時代の同級生であり、結婚してからも、お互いの

夫婦同士での付き合いが続いた。

2人は中学時代から、ずっと付き合い続けて結婚したという筋金入りの

ラブラブ夫婦であり、若くして家を購入し、子宝にも恵まれ、絵に書いた

様な幸せな生活だった。

が、その夫婦の奥さんから、ある日、電話が掛かってくる。

どうやら、家の中に何か得体の知れないものが間違いなく居るらしく、

そういう体験の多い俺に相談に乗って欲しいという。

いや、立派な旦那がいるんだから、あいつに相談すれば良いだろ?

どんな事でも受け止めてくれる奴じゃないか!

と一旦は断ったのだが、どうも、この件に関しては、旦那は、係わりたくない

らしく、すぐに話を逸らすのだという。

それなら何とか協力はするけど、あいつには、内緒にしてくれよ!

と頼んだ。

そして、とある日曜日、旦那も子供も、いないから、との

事だったので、気は進まなかったが、その家を訪問した。

だが、玄関をチャイムを押し、出てきた奥さんを見て、愕然とした。

やつれて、疲れ果て、まるで末期患者の様な容姿だった。

俺は、少し本腰を入れて、協力しなければ、と、この時思った。

リビングのソファーに向かい合って座り、話を聞く。

その内容はこんな感じだった。

何か、邪悪なものがこの家に、間違いなく隠れている。

そして、それが、悪行を働き、どんどんエスカレートしている。

最初は、神棚が壊されたり、物が無くなったりと間接的なものが多かった

のだか、最近は、ソファーや子供の枕の中に剃刀の刃やカッターの刃が

入れられていたり、廊下に針金のようなものが張られていたり・・・。

そこで、彼女は泣いた。

何かを思い出してないたように見えた。

だから、気を落ち着かせて全て話してくれないと対処できない旨を

話し、続きを聞く。

その奇怪な現象は、もう我慢出来るレベルを超えてしまっているらしく、

まず、ペットの犬が突然いなくなり、庭の土から数日後に発見される。

また、ある日は子供が階段から突き落とされて頭に怪我をする。

その時点で、警察に連絡して家に来てもらったのだが、大した調査も

せずに、旦那と色々と話した後に、あっさりと帰っていったという。

その事があってからは、子供の安全の為に、お里に預けているという。

安全の為とはいえ、子供に会えないのはやはり辛いという。

更に、何者かに鋭利なもので腕を刺されたという事で、厳重に腕に

巻かれた包帯を見せられた。

そして、その事以外にも、何かにずっと見張られている様な妙な視線を

常に感じるという。

それで、夜も寝られず、どんどん痩せ細っていくばかりだという。

確かに、その顔は、生気がなく、目がくぼみ澱んでいた。

声も老婆の様に年老いた声であり、まるで別人だった。

話を一通り聞き終えると、俺は、その家をくまなく見て回った。

しかし、俺には、その時点で不可解な疑問が有った。

これだけの事件性の有る事が発生しているのに、原因が分らないとしても、

警察がそんなに簡単に手を引くのか、という疑問。

そして、俺は家の中を探索している最中、ある物を発見する。

それは、監視カメラと盗聴器。

その時点で俺は、事の真相が、何となくではあるが、分った気がした。

そして、発見したカメラやマイクの事は彼女には伝えず、特におかしな

所は無いし、霊的な物も感じないけどなぁ、とお茶を濁し、その家を

後にした。

が、玄関先まで、見送ってくれた彼女の顔を見て、確信した。

とりつかれているのは、彼女自身だと。

なにしろ、その時の彼女の顔は、目がギラギラとし、騙し通せたとでも

いうように、邪悪極まりない笑みを浮かべていたのだから。

その後、俺は、彼女の旦那に連絡を取ろうとした。

が、先に電話を掛けてきたのは、彼の方だった。

彼は、どうだった?と聞いてきた。

なんだ、知ってたのか?俺が家に行くのを?

うん、だから、お前には悪いと思ったけど、用事があるフリをして

家を空けた。

で、どう思う?と彼。

どう思うかを言う前に、あのカメラやマイクを取り付けたのってお前か?と俺。

すると、彼は、電話じゃなんだから、会えないか?と聞いてきたので、

早速、喫茶店で会う事にした。

俺は、待ち合わせの際、必ず相手よりも早めに到着するようにしているのだが、

その時は、俺が店に着いた時、彼はもう椅子に座り、なにやらゴソゴソと

やっていた。

で、俺が店に入ってきたのに気づくと、

久しぶりなのに、こんな事に付き合わせてしまって悪いな!と謝られた。

そして、彼は、持参したノートパソコンをおもむろに俺の方に向けて

まあ、まずはこれを見てくれ!

という。

どうやら、監視カメラの映像らしいのだが、俺は、その内容を見て

凍りついた。

その映像には、嬉々として、ペットの犬を殺し、鼻歌を歌いながら、

庭に埋めている姿、子供を自らの手で階段から思いっきり突き落とし、

大声で笑う姿、そして、ブツブツ何かを喋りながら、自分の腕に

カッターナイフを突き立てる姿が映っていた。

そのどれもが、かつての彼女からは想像も出来ない異様な姿だった。

そして、そこに映る彼女の顔は、もはや、人間のソレではなかった。

また、突然訳の分からない言葉を発したり、ゲラゲラと邪悪に笑う顔、

また、四つんばいになり家を徘徊する姿からは、もう疑う余地は無かった。

一通り、映像を見終えて、ノートパソコンを彼の方に向きなおすと、

俺は、言った。

さっきの質問だけど・・・。

間違いなく、何かに憑依されているとしか思えないな!

その言葉を聞いて、彼は納得したらしく、今度は、こう聞いてきた。

で、お前、良い霊能者知ってるか?

お金は幾ら掛かっても良いんだ!と。

その顔は、切羽詰っており、俺はとっておきの霊能力者を紹介する事に決めた。

その人、お金は一切貰わないけど、とにかく厳しいから。

それに、完全に祓うという事に拘る人だから、たぶん、一週間くらいは

泊り込みになるぞ!

と彼に告げると、彼は、本当にありがとう、と頭を深々と下げた。

そして、その霊能力者のもとに彼女を連れて行く際、俺も同行したのだが、

彼女を家に迎えに行き、男数人で縛り上げ、車に担ぎこんだのだが、

その際、彼女は、

裏切り者!

私を誰だと思っておる!

だのと、奇声を上げ続けた。

そして、彼女は、隣県に居る霊能力者のもとに連れて行かれ、昼夜不眠不休で

除霊が行われ、その間、お弟子さんたちにより、家そのものも、除霊された。

そして、一週間後、何事も無かったかのように家に戻った彼女は、以前の

はつらつとした姿にすっかり戻っていた。

と、ここまで書くと、めでたしめでたしなのであるが、この話には

続きがある。

彼女は、憑依されていた間、家で何が起こったか、また、彼女が何をしたか、

という事に関して、全くの記憶が無かった。

それは、当然の事であり、決して知ってはいけない禁忌だった。

だが、彼女は、ある日、知人からその話を聞かされて愕然となる。

そして、どこから入手したのかは分らないのだが、俺が見せられたのと

同じ、監視カメラの映像を見てしまう。

人間の精神とは、それほど強くないものであり、それが常識のある

人間なら、尚更である。

彼女は、自己嫌悪とか、自分が信じられないとかの感情を飛び越え、

気が狂ってしまった。

知ってはいけない真実、知らないほうが良い真実は、この世には沢山

有るのかもしれない。

この監視カメラの映像は、今も現存している。


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 20:22Comments(3)

2016年02月16日

絶対に見てはいけないモノ!

サインディスプレイ部  営業のKです。

寒いです。

朝の渋滞も辛かったです。

今夜も、また積もるのでしょうか。

皆様、ご自愛くださいませ!

それでは、全く怖くない話

スタートです。



これは友人の体験談。

釣りが趣味である友人は、その日、海ではなく、山へ渓流釣りに

出かけた。

ただ、キャンプも趣味にしている友人は、それなら前日からキャンプ

をして、テントで寝泊りし、釣った魚で酒でも飲もうという事で、

友人と3人で、それぞれの車で、川の側にあるキャンプ地に向かう。

そのキャンプ地というのは、石川県内にあるのだが、かなり山奥にあり、

ちょうど、その頃は少し寒い気候になっていた為、現地に到着した時には、

彼ら以外のお客さんは居なかったという。

ただ、それが彼らのキャンパーとしてのヤル気に俄然、火をつけて

しまったようで、誰も居ないなら、好き勝手に騒いで自然を満喫できる、

というポジティブな方向へと向かう。

一応、街で食料品は買い込んできたのだが、どうせなら、という事で

極力、買ってきたものは使わずに、自然の中から食べられそうなものを

見つけて、それを肴に盛り上がろうという事になった。

しかし、その日は、あり得ない位に魚が全く釣れなかったという。

それなら、ということで、山の中に入り、山菜やらキノコやら、

ワケの分からない葉っぱとか、サワガニとか、それこそ、縦横無尽に

採り尽くしたらしい。

そして、それをヤミ鍋と称して、ジャンケンで食べる順番を決め、箸で

つかんだ物は必ず食べるというルールの下、キャンプを満喫した。

煮れば何でも食べられるだろう、と安易な考えの彼らだったが、やはり

現実は、それほど甘くはないもので、彼らのうちの1人が、どうやら

腹を壊し、酷い下痢に見舞われた。

本来なら、明かりもない夜の山であるから、キャンプしている場所から

あまり遠ざかるのは避けたいところだが、酒も飲み、下痢も酷かったらしく、

彼らのうちの1人は、キャンプの焚き火から、かなり遠くまで、用を足しに行く。

だが、彼はなかなか戻ってこない。

さすがに心配になった残りの2人は、懐中電灯片手に、彼を探しに行く。

彼が向かった方向は分っていたので、もしかして腹痛が酷くなり彼が

動けなくなっているのではないか、と足早に探し回った。

そして、かなりの距離を移動したという。

突然、静かに!とい声が。

目を凝らすと、用を足しに行った彼が、草の茂みに身を隠すように

しゃがんでいた。

おいおい、心配したんだぞ!

という2人に彼は、

良いから、お前らもしゃがんで隠れろ、と促す。

半ば呆れながら彼らがしゃがむと、彼は言った。

ちょっと、あそこ見てみろよ!

そして、アレ、何だと思う?

と続けた。

2人は、目を凝らして彼の指差す方を見ると、そこには、なにやら白い着物を

身にまとった女性が、ごそごそと蠢いている。

こんな夜中に女が1人で?

まあ、良いから見てろって!

そんな会話があったという。

そして、その女は、頭にロウソクが取り付けられた器具のようなものを

被り、何度も、太い大木に向かいお辞儀を繰り返す。

そして、懐からワラ人形のようなものを取り出すと、異様に大きな釘で

それを打ち付けだす。

カーンカーンと大きな音を立てて。

一心不乱に釘を打ち続ける姿は、見ているうちに、あれよあれよという間に

人間とは形容しがたい形相になっていったという。

おい、これが噂に聞く、丑の酷参りってやつなのか?

でも、ここに神社なんて有ったか?

いやいや、御神体がなくても御神木があれば・・・。

それじゃ、あの大きな木が御神木なのか?

そんなやり取りの後、彼らの1人が呟いた。

あっ、でも、丑の酷参りって誰にも見られちゃいけないんだろ?

人を呪わば穴二つって言うしね。

丑の刻参りを見られたら、のろいの力が、呪いたい相手ではなく、自分に

戻ってくるって。

だから丑の酷参りを見られた者は、見た相手を絶対に生かして返してはいけない、

という話だったと思うぞ。

ということは、今見てる俺たち、凄く危ないんじゃないのか?

いや、大丈夫!

見つかりっこないって。あんなに必死に釘打ってるのに、他の音なんて

聞こえないだろ?

それに、いざとなれば、男3人いるんだから、女の1人くらい何とか

出来るって!

そんな会話があった。

が、次の瞬間、釘を打ち付ける音が幾重にも重なって聞こえ出す。

え?なに?

そう言って辺りを見ると、先程まで間違いなく一人しかいなかった女が

彼らの周りを取り囲むようにして、数が増えている。

おい、囲まれてるぞ!これって?

そう言うが早いか、1人が、ヒッと大きな声を出す。

馬鹿!静かにしろって!見つかったら、どうする!

すると、その彼は、すぐ前の草むらを指差す。

全員の目が一点に集まり、固まった。

そこには、般若にも似た形相で、立ち尽くす1人の女がいた。

やばい、逃げるぞ!

1人の声に皆が反応する。

身を反転させ、キャンプ地めがけて走り出した。

だが、不思議な事に、その女達は、そのまま一心不乱に釘を打ちつけ続ける。

そして、キャンプ地まで戻ると、彼らは、キャンプ用品は後日取りに来る事

にして、今は、急いでこの場所から離れようという事になった。

3人がそれぞれの車に乗り込み、キーを回す。

だが、一台もエンジンが掛かった車はなかった。

むなしくセルモーターが回るだけで、エンジンは一向に掛かってはくれなかった。

そして、辺りを見ると、先程まで彼らが居た草むらの辺りから、ぼんやりとした

灯りが、滑るようにして近づいて来るのが見えた。

それは、人が移動しているというよりも、無機質なベルトコンベアーにでも

運ばれているような動きであり、それが妙に怖さを煽ったという。

そして、その灯りが近づいて来て、その灯りが先程の女達が頭につけている

ロウソクの灯りだと確認した時点で、観念し、車の中でじっと息を殺して

ひたすら身を隠した。

その女達は、キャンプ場所にある焚き火の回りに集まり、何やら訳のわからない

様な言葉で話している様だったという。

そして、全員がその焚き火の火をじっと見つめていたらしい。

どうか、このまま引き返してくれ!

彼らの全員がそう願った。

だが、その願いは、あっさりと裏切られる。

彼らは、車を3台縦に並べて停めていたのだが、その女達は、一番前の

車に近づき、その車を取り囲んだ。

そして、次の瞬間、その車の至るところに釘を打ち付けだす。

ボディはおろか、窓ガラスまでもが、それにより、あっけなく壊された。

そして、その間、女達は、ずっと何やら大声で叫んでいたという。

一台目の車が廃車寸前になると、その女達は全員で車の中を覗き込んだ。

そして、満足したように、2台目の車に移動する。

そして、一台目と同じ様に、釘で打ちつけ、車を壊していく。

そして、それが終わると、またしばらくの間、全員で車内を覗きこむ。

そして、この話をしてくれた友人の車の番になる。

今度は、釘を打ち付ける前に、その女達は全員でじっと窓に張り付くようにして、

車内を覗き込んだ。

それは、とても長い時間に感じたという。

そして、それが終わると、突然、車に強い衝撃音が走る。

そして、それと同時に、女達は、声を揃えるようにして

見たね!見たね!と繰り返していたという。

釘で打ちつけているだけなのに、車のボディは簡単に凹み、歪み、裂かれ、

そして窓は砕け散った。

その間の衝撃と振動は凄まじく、生きた心地はしなかったという。

そして、一気にシーンとなる。

先程までの流れからいうと、今、女達は、車の中を覗き込んでいる筈だった。

そして、もしも、少しでも動いてしまい、生きている事がバレたとしたら?

そう考えると、恐怖で体が硬直した。

そして、そのまま彼は気を失ったらしい。

気が付くと、警察官が来ていたという。

すっかり夜は明け、見回りに来た警官に発見されたという。

結局、彼らは、恐怖のあまり、3人全員が意識を失い、それによって

命が助かったのかもしれない。

車は廃車になり、友人は、それ以来、山に行く事はなくなった。

そして、これは、後日談であるが、その話を、あるお寺の住職に

話したところ、次のように話してくれたという。

他人を呪う、つまり、丑の酷参りをしていて、誰かに見られてしまい、

結局、呪った本人に呪いがかかり、命を落とした者の怨念が、

集まる場所があるという。

そして、それは絶対に見てはいけない禁忌とされており、もしも見れば、

間違いなくあの世に連れて行かれるという話だ。

だから、お前達は、命が助かっただけでも感謝しなさい、と。

この禁忌の場所は、石川県に実在する。


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 21:23Comments(8)

2016年02月15日

葬祭会館での体験談

サインディスプレイ部  営業のKです。

今日は本当に寒い1日でしたね。

水曜日までは、この寒さが続きそうなので、また雪かきで

腰が・・・・・・。

あっ、それはそうと、先日ブログにアップさせて頂いた

ミマキの中古プリンタが無事に完売致しました。

何故か今回は、初日から問い合わせや値引き交渉

を沢山いただきました。

買いそびれた皆様には、また次回のご紹介の際は、

宜しくお願い致します。

それでは、今日も全然怖くない話スタートです。



以前、仕事で、葬祭会館を担当した事があった。

葬祭会館といえば、人間の死という普遍的なものを扱う場所であるから、

当然、霊的な話も、数多いのだろうと容易に想像できた。

俺が、最初に、その葬祭会館を経営する本社を訪れた時、予想に

反して、とてものんびりとした雰囲気が流れていたのが、とても

印象に残っている。

聞けば、葬儀が有る時は、もう猫の手も借りたい位に忙しいらしいが、

葬儀が無い時は、平和そのもので、事務所にも眠たくなるような

空気が流れていた。

大型のインクジェットプリンタを購入したいとの事で、呼ばれたのだが、

俺の得意先のお客さんからの紹介ということもあり、話はとんとん拍子

に決まった。

そして、納品当日、機械のセットアップをしていると、同い年くらいの

社員の方がやってきた。

どうやら、暇らしく、やることが無いので、機械のセットアップを

見学させて欲しいということだった。

正直なところ、こちらとしては話している暇など有る筈もなかったが、

無下に断ることも出来ず、見学だけなら、ということでOKした。

だが、その彼は、とても話好きらしく、色んな話を勝手にしてくれた。

その中身はこんな感じである。

こういう所の仕事って、楽だとか思ってますよね?

まあ、確かに今日みたいに楽な日もあるんだけど、忙しい日は、もう

頭がパニックになるくらいに忙しいんですよ。

それに、普通の人が絶対にやらないような事もしなくちゃいけないんです。

例えば、列車に飛び込み自殺した方のご遺体も探したり、ご自宅で腐乱死体で

発見された方の遺体も、ちゃんと棺に納めないといけないですしね。

それに、遺体って、実際に持ってみると、改めてその冷たさとか重さに

驚かされるんですよ。

それから、こんな仕事だから、幽霊なんてものは、日常茶飯事で見るんです。

霊感が有るとか無いとかは関係無しに。

でもね。見たからといって、呪われたり、悪さをされたりというのは

絶対にありませんね。

亡くなった方も、自分の為に、汗水垂らして頑張ってる俺達に感謝してる

みたいですから。

あっ、そういえば、さっき、この部屋に来るまでに階段があったでしょ?

その途中にいた掃除のおじさんは見ましたか?

そう聞かれたので、

はい。一生懸命掃除してましたよね。

と答えると、

あのね。あの人も、幽霊なんですよ。

うちの会社は、掃除の為に人なんて雇わないですからね。

でも、あの掃除のおじさんが見えたということは、もしかしなくても

貴方は、見える人みたいだから、この会社とか隣の葬儀場とかに来るたびに

何かしら見てしまうかもしれませんよ。

そう言われ、セットアップの手が止まった。

その日は、無事にセットアップを終え、その会社を後にしたのだが、

それ以後、その会社や葬儀場に行くと、立て続けに不思議なものを

見てしまう事になる。

廊下を歩いていて、人とすれ違い、何か違和感を感じて振返ると

誰も居なかったり、トイレに入っていて、背後か気になったので、

後ろを見ると、鏡越しに男性がこちらを見ているのだが、その男性は

目視では見えず、鏡を通してしか見えないなど。

その他にも色んな体験をしたのだが、確かに社員の彼が言ったように、

ここにいる霊達は、呪ったり悪さをしたりという悪霊はいないのだが、

いたずら好きな霊は居るみたいであり、一度、かなり驚かされたことがある。

その日は、仕事で葬儀場の方に伺い、何かの用事で、2階の広い廊下を

歩いていると、その日は通夜も葬儀も無い筈なのに、おばあさんが1人、

黒い喪服を着て歩いてくる。

そして、すれ違い様に

こんにちは。ご苦労様です、と挨拶され、俺も、誰かは分らなかったが

挨拶した。

すると、トイレの場所を聞いてくるので、

ああ、それなら、こちらですよ。案内しますね!

そう言って、俺が先導して歩き、お婆さんは、後に続いた。

後ろから、

本当にすみませんねぇ、とか言ってくるので

いえ、この建物、トイレが分り難いですからね。

などと話しながら歩いていると、何個かの柱を曲がったところで

お婆さんの声が聞こえなくなった。

なので、俺は振返るが、確かにおばあさんの姿はそこには無かった。

ただ、いつもとは違い、柱の角を曲がった向こう側から、

すみませ~ん、と先程のおばあさんの声が聞こえる。

もしかして、体調でも悪くなったのかと思い、俺は走って柱の角まで

戻り、

大丈夫ですか?と柱の向こう側に顔を出した。

が、そこには、すぐ目の前に大きな顔があった。

身長は、変わらないが、顔だけがやたらと大きく、しかもその目は

黒目がなく、真っ白であり、かなり怖い顔だった。

俺は、うわっと飛びのいたのだが、すると、そのおばあさんは、

すーっと後ろに遠ざかりながら、最初会った時の顔で丁寧に

お辞儀しながら、壁の中に消えていった。

そして、その話を、社員の人に話すと、

たぶん、退屈しのぎに付き合わされたんじゃないですか?

との事だった。

この葬祭会館は、○○市に実在する。


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 19:52Comments(2)

2016年02月14日

片町にある恐怖のエレベータ!

サインディスプレイ部  営業のKです。

今日までは過ごしやすい気温でしたが、

明日からは、また寒くなりそうです。

皆様、ご自愛くださいませ!

それでは、怖くない話、スタート!



片町によく一人で飲みに出るという話は、したと思うが、

とあるビルに不思議なエレベータが存在する。

その雑居ビルには、2台のエレベータがあるのだが、それが

どうやら、“出る”というのである。

最初、その雑居ビルに行った時から、確かに変であった。

その時は、仕事のお客さんの知ってる店があるから、ということで

その雑居ビルを訪れたのであるが、どうみても、詰めれば10人位は

乗れそうなエレベータなのに、3人しか乗れないのである。

別に、相撲の力士が乗っている訳でもなく・・・。

それなのに、4人目が乗ると、重量オーバーの警告音が鳴り出し、

エレベータは、扉を閉めようとしない。

センサーの故障かな?と思ったのだが、左右2台のエレベータが

全く同じ症状であり、3人しか乗せようとしない。

だから、大人数で行くと、何組かに分けて分乗しなければならず、

不便この上ない。

だから、その雑居ビルのお目当ての店に着いてから、何気に聞いてみた。

しかし、その反応は、鈍く、

まあ、私達も困ってるんですけどねぇ

といった感じであり、ちゃんとビルの管理会社とかエレベータの

保守会社には、文句を言ったの?と聞いても、

まあ、その話は、これ位にしておいて・・・・

とはぐらかされてしまう。

その時は、???という気持ちだったのだが、何度か、その店に通ううちに、

なんとなく、分ってきた。

そして、それはお店の女性から聞いたのではなくて、偶然エレベータに

乗り合わせた、見知らぬお客さんから教えて貰う事になった。

その時は、時刻もかなり遅く、完全に日付が変わっており、かなり

酔いの回った人達で片町は賑わっていた。

そして、件の雑居ビルのエレベータ前にやってくると、一人の年配の

男性が、エレベータのボタンも押さず、ただ立っていた。

誰かと待ち合わせかな?と思ったのだが、エレベータが到着し、

扉が開き、俺が乗り込むと、その男性は慌てたように乗り込んできた。

そして、本当に面倒くさいエレベータだよね。くそ!とか言ってるので、

本当ですよね!3人以上乗れないエレベータなんて、完全に設計ミス

ですからね、と俺が言うと、その男性は、

もしかして、知らないのかな?3人しか乗れない理由を?

と、俺の顔を窺ってきた。

だから、俺は、

いや、知らないも何も、単なるメーカーの欠陥品でしょ?と言ったのだが、

その男性は、俺の返事に食いついてきて、

もしも、知りたいなら教えてあげようか?と。

俺は、お願いします、と即答。

すると、突然、エレベータの室内灯が、一瞬、消え、そしてすぐに点いた。

すると、俺達が押した階のひとつ手前でエレベータの扉が開いた。

そして、そこには、薄いブルーのドレスを着た女が立っていたのだが、

その服は、何故か薄汚れており、そして何よりもその女の痩せ細り

目だけがギラギラしたその顔は、明らかに怒りに満ちていた。

更に、その身長は高く、明らかに180センチ以上あったと思う。

そして、何よりも異常だったのは、その女が、裸足だった事。

なんだ、こいつ?と思った俺だったが、その男性の顔は、まるで、

会いたくない顔見知りに会った時のように、引きつり青ざめていた。

そして、何故か固まっている。

俺は、その女が、全くエレベータに乗り込もうとしないのに業を煮やし、

すぐにエレベータの、閉まるボタンを連打。

すると、扉はスーッと閉まり、目的の階に問題なく到着し、扉は

再び開いた。

その男性は、扉の前に、先程の女が居ない事を確認しつつ、慌てて

扉から出る。

そして、その男性のいきつけの店に連れて行かれる。

そして、ボックス席に座ると、その男性は、接客に来た女の子に

いや、この人と真面目な話があるから、今日は付かなくて良いから、と

言い放つ。

だが、その言葉は少し震えているように感じた。

そして、まあ、約束だから話してあげるけど、1つ約束して欲しい。

今夜、この店を出てから、帰る時には、出来るだけ階段を利用した方が

良い。

いや、今夜だけではなくて、今後、このビルに来る時にはずっとかな。

そして、もしもエレベータを利用するのなら、絶対に3人とか1人では

なく、2人で利用する事。

それが守れないのなら、これ以上、この話は聞かない方が良いから!

その男性の酔いは、既に醒めているのか、その顔は真剣だった。

俺は、約束します、と即答し、続きを聞くことにした。

そして、話してくれた内容がこんな感じだ。

昔は、このビルのエレベータは、普通に、かなりの人数が乗れるという

何処にでもある当たり前のエレベータだったらしい。

そして、ある日、1人のホステスさんが、そのビルから飛び降り自殺

をする。

勿論、即死だったらしい。

それが、原因かは分からないが、その日以来、ありエレベータは、

3人しか乗れないエレベータになってしまう。

何故、3人なのかというと、普通、重量オーバーのブザーが鳴ると、

当然、エレベータの扉が閉まらない訳であるから、最後の一人は降り、

エレベータには3人が乗り込む事になる。

だが、そのエレベータには、常にあの女が乗っており、3人と合わせると、

4人で乗ることになるという。

4という数字は確かに死を連想させるが、何故あの女が4人で乗るという

事に拘るのかは分らない。

ただ、自分が自殺した原因である1人の客をずっと探していると言われている。

だから、あのエレベータに3人で乗ると、必ず、変な声を聞いたり、トラブル

に巻き込まれる。

それは、エレベータの室内灯が消えてしまうとか、エレベータが突然止まる

とか、様々らしい。

そして、もしも1人でエレベータに乗ってしまうと、更にとんでもない

事になるという。

過去には、突然、失踪してしまったり、気が狂ってしまったりしたらしい。

そこで、その空間で、どんな恐怖に遭遇したかは、失踪したり、気が狂って

しまっているから、当然、聞くことは出来ないが、その短時間で気が狂う

という事からも、その恐怖は、容易に想像出来る。

だから、俺が、お店の人にどれだけ質問しても教えて貰えなかったのは、

そういう事らしい。

そして、この話を誰かに話してしまうと、話した人間の前に、その女が

現れるという。

だから、誰も、あのエレベータについて話すのを嫌がるという訳である。

そんなのは、ただの都市伝説という人も居るかもしれないが、実際、

エレベータの保守会社や、ビルの管理会社も、念入りに調べたらしいが、

そのエレベータの不具合の原因が、科学的に立証できる訳もなく、

更に、検証している間にも、幾多の怪奇現象が発生して、最後には、

さじを投げたという。

更に、先程、2人でエレベータに乗ったが、俺と一緒にエレベータに

乗る為に、その男性は、10分以上待ったという。

一番安全な人数である2人で乗る為に。

そして、エレベータで上がってくる途中、突然、エレベータが停止し、

扉が開いたが、その時、誰もその階のボタンは押しておらず、更に、

その扉が開いて、立っていた女が、件の女である事は、なんとなく

理解出来た。

自殺した女も、背が高く、客との色恋沙汰で痩せ細り、いつも好きな

青色の服を着ていたという。

その話を聞いていて、背筋が寒くなったが、ずっと、こちらを迷惑そうに

怪訝な目で見つめる、その店のスタッフの顔が印象に残っている。

それから、俺は、やはり怖かったので、階段を利用して、その男性と

一階まで降りた。

当然、何事もなかったのだが、いつもの悪い癖で、遠目から、その


エレベータを再び見つめた。

すると、ちょうど、エレベータが降りてきて、その扉を開けた。

そして、扉から出てくる3人の客。

だが、その背後には、先刻、俺が見た女が、その高い身長で、嫌な笑い
を浮かべて立っており、そして、そのまま閉まっていく扉で

見えなくなった。

それ以後、その雑居ビルには近づいていない。

その呪われたエレベータは実在する。





  


Posted by 細田塗料株式会社 at 15:50Comments(1)

2016年02月13日

超極上中古!ミマキJV33-130です。

サインディスプレイ部 営業のKです。

昨晩も、またお客さんとの新年会でした。

まあ、楽しかったんですが、お財布が凄い勢いで

軽くなっていくのが、寂しかったです(涙)

という訳で、先日、告知させて頂いた中古機を紹介致します。


ミマキ JV33-130です。



とにかく、極上、いや、超極上、いや

超ウルトラ・スペシャルエクセレント・ファンタスティックな極上中古機です。



その内容ですが・・・・

元々、ミマキの、いやサイン業界全体で見ても、間違いなく

溶剤プリンタのベストセラー機として認知されている当機。

後継機であるJV300が発売された、今でも、遜色ない程の性能です!

まず、壊れにくいですし、画質も必要十分過ぎる位の高描画。

しかも、実用でも塩ビシートで約10m/1時間というスピード。

JV33の完成度が高過ぎて、JV300の売り上げの障害?に

なっているくらいですから。

で、この個体ですが、使用年数は、3年未満。



それほど忙しくなかった看板屋さんが、綺麗なフローリングの上で

丁寧に使用してきたマシンです。

ですから、驚くほど綺麗な状態ですし、問題箇所も皆無です。



インクは、Y.M.C.K×2本という4色使用のスピード優先設定。

勿論、お買いあげ頂いたお客様によって、6色+白インク仕様に

する事も可能です。



一応、チェックしたんですが、目立った傷は見つかりませんでした。

今回は、現ユーザー様が、看板業を廃業されるという理由から

中古機としてご紹介させて頂いております。

当然、RIP用パソコンとRIPソフトであるラスターリンク5も当然付属。



原則として、お客様ご自身で引き取りに来て頂き、プリンタとソフト、そして

その他諸々の説明をさせて頂き、動作チェックの後、車に積み込み、

それ以後は、お客様責任の下、持ち帰って頂く事になります。

勿論、積み込みには、当社スタッフも手伝わせて頂きます。

ただ、以前も書かせて頂きましたが、運送に使われる車は、

ハイエースのロングボディ+ハイルーフをおススメします。

お互いの労力削減の為に!

そして、持ち帰っていただいてからも、当社での電話サポートは

させて頂きますし、ミマキさんの電話サポート、そして、各営業所

での修理サービスも問題なく受けられるかと思います。

さて、この極上中古機ですが、お客様の要望もありまして、

40万(税別)

からのスタートになります。

後々のランニングコストを考えると、非常にリーズナブルな価格

設定ではないか、と思います。

ただし、お客様も、早く売却してしまいたいという思いもありますので、

もしも気になられた方は、当社スタッフまで

あの中古プリンタですけど○○万くらいになりませんか?と

お尋ね頂ければ、価格によっては対応も可能かと思います。

それでは、極上中古のJV33-130!

売り切れ御免ですので、ご連絡はお早めにどうぞ!



売り切れました

たくさんのお問い合わせ、ありがとうございました!
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 11:13Comments(2)

2016年02月10日

恐怖のレコーディングスタジオ!

サインディスプレイ部 営業のKです。

晴れたり雪が降ったりと変な1日でした。

ところで、近日中に、ミマキの溶剤プリンタの中古機を

ご紹介出来そうです。

使用頻度も低く、使用年数も3年以下という極上機です。

ちなみに、ミマキのJV33-130で、プリンタ本体に

専用RIPソフトとパソコン一式が付属します。

いつも、すぐに売り切れてしまい、皆様には大変ご迷惑を

お掛けしておりますが、なにしろ、中古は1台限りしか

有りませんので、ご理解くださいませ。

尚、どうしても欲しいという強者は、是非、希望価格を

明記して、会社宛にメールして頂ければ、最優先

したいとは思っておりますので、宜しくお願い致します。

それでは、怖くない話ですが、スタートです。



そのレコーディングスタジオは、山の中にあった。

今もあるのかどうかは、知りたくもないが・・・。

それは、いまから10年以上前、高音質で録音できるスタジオが

あるということで、金沢市から、わざわざ車を走らせ、利用する

事にした。

確かに、街の喧騒から離れた山の中は、音楽に没頭できる良い環境

だと感じた。

が、利用する前に、クチコミを聞いてみるべきだったと反省した。

そう、霊が現れるという事実を・・・。

最初に、違和感を感じたのは、スタジオに入った時。

外は、初夏であり、清清しい空気。

が、スタジオに入ると、異様に寒い。

まだエアコンは必要ないでしょ、と言ったのだが、エアコンなど

電源すら入っていないという。

本当は、その時に、中止すべきだったのかもしれない。

それほど、異質な空気感と寒さだった。

しかし、その決心を邪魔したのは、目の前にある、最新かつ高レベルの

最高の録音設備だった。

その時は、俺たちのバンドメンバー4人とゲストボーカルとして

一人の女性を呼んでいた。

これから、アルバムが完成するまで、この5人メンバーで楽しく

作業する筈だったのだが・・・。

ご存知の方も多いとは思うのだが、通常、レコーディングは、各パート

をそれぞれ録音していき、最後にそれをミックスダウンさせて全体の

バランス調整を行う。

まず、ドラムとベースのリズムセクション。

そして、ギターが入り、平行して、キーボードが録音された。

この時点では、何の問題も無かった。

そして、一番、最後に、そこまでの音をミックスした音に、ボーカル

を乗せていく。

が、ここからが問題発生。

最初に、しコーディングエンジニアが、アレ?と言った。

が、何やら、色々と操作して、

まあ、こんなもんだろ!と勝手に解決。

そこまでは、俺達も、結果オーライ的な考えだったのだが。

その後、ボーカルの女性が、変なことを言い出す。

話を聞いてみると、彼女が歌っている時に、耳元で、ずっと

フフフという感じの笑い声が聞こえるという。

歌っていない時は聞こえないそうだが、歌っていると、間違いなく笑い声が

聞こえるという。

通常、ボーカルの音入れの際には、雑音が入らないように、一人で

スタジオに入り、俺達はガラスの向こうで一人で歌う彼女を見るだけ。

だから、俺達には、そんな声が聞こえる筈もなく、そのまま我慢して

継続してもらう事に。

すると、今度は、そのボーカルの女性が歌っている最中に、メンバーの

一人が、うわっと大声を上げる。

部屋の隅に、女が立っているのが見えたという。

しかし、他のメンバは気付かなかったので、再び、続行。

が、その時から、レコーディングエンジニアの挙動がおかしくなる。

当然、レコーディングエンジニアは、そのスタジオ専属であり、常に

そのスタジオを使っているから、色んな事情を知っていたのだろう。

その後、なんとか、歌入れが数曲終わり、全員でチェックしてみる事に。

すると、その歌の音源には、はっきりと聞こえる声で、

笑い声や、泣くような声が混ざりこんでいた。

なんでこうなるんですか?とエンジニアを問いただすが、のらりくらりと

質問を誤魔化されてしまう。

それならば、もう一度だけ、歌いれしてみましょう、という事になり、

彼女は、再び、ひとりでスタジオに入る。

そして、1曲目の前奏が始まった途端、壁の中から、一人の女が姿を現す。

髪型や服装など、いたって、どこにでもいそうな感じの普通の女。

ただ、今、壁の中からスーッと出てきたのは全員が見ていた事実。

そして、その女の顔は、生気がなく、死んだような冷たい目をしていた。

そして、その女は、そのままスーッと滑るように平行移動し、歌っている

彼女の背後に近づく。

俺達は、慌てて、スタジオのドアを開けようとした。

だが、先程まで簡単に開いていたそのドアは、もうビクともしなかった。

慌てて、ガラス越しに大声で彼女に教えるのだが、目をつぶって

歌う彼女には、なかなか気付いてもらえなかった。

そして、その女は、彼女の背後に張り付くように立ち、歌っている

彼女を鬼のような形相で睨みつけている。

俺達は、必死で、スタジオとの間にある分厚いガラスを叩いた。

すると、さすがに彼女も異常に気付く。

そして、たぶん、何か声が聞こえたのだろう、彼女は、背後に立つ

女に、向けて首を捻る。

そして、悲鳴を上げて、飛びのき、床にへたり込んだ。

そのままの状態で、へたり込み震える彼女を、その女は、ただ黙って

じっと見下ろしている。

冷たく憎しみに満ちた目で。

その時、エンジニアが、何かに八つ当たりするかのように、演奏の

再生を停止する。

すると、その女は、そのまま次第に薄れていき、そして消えた。

すると、スタジオへのドアは、あっけなく開いた。

その後、精神的なショックを受けて震え続けているボーカルの女性を

介抱しつつ、エンジニアに説明を求めた。

すると、そのスタジオは、音質こそ、最高の評価だったが、霊的には

曰くつきの場所であり、かなり頻繁に怪奇現象が発生しているという

事だった。

俺達は、そのまま、レコーディングを中止し帰路についた。

が、スタジオ使用料の返金はなかった。

あのまま、レコーディングを続行していたら、最後にはどうなっていたのか、

想像すらしたくない。

その高音質のレコーディングスタジオは、実在する。


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 22:11Comments(3)

2016年02月08日

その喫茶店には近づくな!

サインディスプレイ部  営業のKです。

今日は忙しかったです。

そして、明日は更に、もっと忙しくなる予定です。

皆様、体調には十分お気をつけくださいませ!

それでは、怖くない話、スタートです。



金沢市にある、とある喫茶店。

その喫茶店での体験を今夜は話してみたいと思う。

俺が趣味で音楽をやっているのは、以前、書いたかもしれないが、

実際、ハートロックからパンクロック、そしてジャズまで

俺の趣味とは関係なしで、色んなバンドに在籍させられている。

まあこれは、行きつけの楽器屋さんから、頼まれたり、知り合い

から頼まれたり、となかなか断りきれない理由があって、

現在に至る。

が、その中でも、自分が、もっとも力を入れているのが、

アコギ2本での歌なしのオリジナル曲をまったりと演奏するという

スタイル。

もっとも、お互いに、ギターを色々と持ち替えたり、フルアコギター

やガットギターを使用したり、たまには女性ボーカルも入れてみたりと

好き勝手にやらせてもらっている。

そんなスタイルだから、大きな会場というよりも、どちらかというと

小さな場所、特に、喫茶店にお願いして演奏させて貰ったりするのが、

とても楽しくてハマッている。

その喫茶店も、いつも生演奏が聞けるような店ではなく、何となく

雰囲気の良さそうな店を見つけると、そこの店主にお願いして、

演奏させてもらうというゲリラ的なライブであるから、おのずと

どこか懐かしい様なふるい喫茶店ということになる。

そのライブもそこそこ数をこなしていると、雰囲気の良い店は

あらかた利用してしまったという状態になる。

同じ店ではライブはしないという変な信条があるため、実際、

お店探しには苦労する。

だから、人づてに、こんな店がある、という情報を聞きつけると、

すぐにチェックしに行くというのが、いつものパターン。

今回の話に出てくる喫茶店もそんな感じで見つけた店である。

場所とか店名は、ご迷惑を掛けないように当然伏せておくが。

その店は、全て木造の古き良き時代の喫茶店という趣。

店内も、古めかしいテーブルと年季の入った椅子。

メニューも、食事類は無く、飲み物のみであり、その飲み物

も、基本的には、コーヒーのみ、という願っても無い様な、

もの凄く好みの店だった。

そして、店にいるのもマスター一人であり、俺たちが店を気に入り、

ライブの話を持ちかけると、二つ返事で快諾してくれた。

そんな、どちらかというと、殺風景で時代に逆行したような

店ではあるが、俺たちと似た趣向の人もいるようで、いつも

そこそこの客がその店に来ていた。

そして、その日、俺達は、リハーサルを兼ねてその店を

訪れた。

店内を見渡すと、まだ早い時間のせいか、お客さんは一人もいない。

マスターに挨拶を終えると、早速、PAのチェック。

音質のバランスを色んなパターンでチェックする。

で、ふと、気付くと、店の隅にある席に一人の女性が座っている。

誰かが店に入ってきた音はしなかったのだが、確かにその席には

女性が座っていた。

だが、マスターは知らん顔で、注文を取りにいく様子も無い。

もしかして、マスターの奥さんか、もしかしたら不定期の店員さん

なのかもしれない、と思い、それなら、ということでセッティング

を兼ねた練習にも力が入る。

それにしても、綺麗な女性だった。

小さく整った顔に、長く綺麗な髪。

完璧な顔って本当にあるんだな~とか思いつつ、たまにチラチラと

その女性に目を配った。

それにしても、完璧過ぎる顔だった。

まるで、作り物のように・・・。

そして、その感想は、次第に恐怖へと変わっていく。

その女性を見るたびに、座っている席が違うのだ。

移動する暇も無いほど、わずかな時間でも、少しでも目を離すと

その女は、テーブルを移動していた。

そして、それに伴って、俺たちと、その女の距離も・・・。

そう、少しずつ、確実に俺たちに近づいて来ている。

しかも、それは普段は全く見えない人である、相方にも、しっかりと

見えている様だった。

そして、その女性は、ついに俺達が演奏している目の前のテーブル

までやって来た。

さすがに、相方も気味が悪くなったのか、俺に目配せをしている。

まあ、大丈夫だと思うから、もう少し続けようか!と俺が合図し、

視線を女に戻した瞬間、その女の顔が目の前にあった。

もう鼻と鼻がぶつかりそうな位の至近距離。

俺は、思わず、ウワっと声を上げて、演奏を止めた。

俺は、こういう事に免疫の無い相方が心配になり、そちらを見た。

すると、相方は、なにやら、体と顔を強張らせて、小刻みに

震えている。

後で聞いた話では、その時、相方は、突然の金縛りに遭い、

体が動かせなかったという。

そして、それからが地獄だった。

その女の顔は、間近で見ると、一つ一つのパーツこそ、整っているが、

そのバランスはどこか異様であり、肌の色も、白いのを通り越して

青白く、その全身は、まるで水から這い上がってきたかのように、

ベトベトしており、常にポタポタと、何かの液体が垂れ落ちていた。

さすがに、その至近距離の恐怖に俺も体が硬直してしまい、何も

出来なかった。

それ様子を見て取ると、その女は嬉しそうな笑みを浮かべて、俺の

顔を至近距離から舐めまわす様に、覗き込む。

その時の死臭にも似た臭い息と、髪や服から、俺の顔や手に

垂れ落ちるネバネバした液体は、俺の恐怖を増幅させる。

そして、その女は、次の瞬間、自分の首を両手で掴むと、

ボキっという嫌な音をさせて、水から、ほぼ90度以上に

曲げた。

そして、その首は、力なく、ダラーンと垂れ下がり、俺たちを見ている。

さすがのグロい展開に、目を避けようとしていると、それがとても

嬉しいのか、その女は、キャッキャッと笑った。

そして、次の瞬間、その女は、自分の手首をテーブルに押し付け、

力を込めると、再び、ボキっという嫌な音が・・・。

再び、目を背ける俺達を見て、その女は嬉しそうに笑った。

こいつ、何考えてるんだ?

というより、一体、何がしたいんだ?

そう思っていると、その女は、再び、顔を近づけて、ゲタゲタと

嬉しそうに笑う。

そして、それからは、もうグロい瞬間のオンパレードであり、

手の指、足の骨、それこそ、折れる所の骨は全て、自分で折ってしまい、

耳を引きちぎる、髪を思いっきり引っ張って、ブチブチと自らで

抜いていく。

もう綺麗な顔はどこにもなく、死霊と呼ぶにふさわしい顔になっている。

そして、これだけの事をしながら、マスターは全く気付く素振りも無く、

きっと、この光景は、マスターには見えていないのだと悟る。

そして、一通りの事を終えると、ケラケラと笑いながら、今度は相方に

近づいていった。

折れた手足でズルっズルっと這いながら。

そして、相変わらず、金縛りで動けない相方の小指に手を掛けた。

そして、次の瞬間、嫌な音を立てて、相方の小指は折られた。

嬉しそうにゲタゲタと笑う、あの女の顔は忘れられない。

しかし、相方は、金縛りで、身をよじることも、声を出す事も

出来ないようだった。

そして、今度は、相方の薬指に手を掛ける女。

全部の指を折るつもりなのか?

一体、何の恨みが?

そう思い、とっさに怒りで俺は大声を出してしまう。

いい加減にしろ!

その声と、同時に、店に数人のグループが入ってきた。

その途端、急に、その女は、忽然と消えた。

何の痕跡も残さずに。

そして、残されたのは、折られた指を押さえる相方と、俺の怒鳴り声に

呆然としているマスターと客だけであった。

それから、急いで、その店に事情を話し、ライブの中止を

お願いして、その店を出た。

相方は、今も、小指のリハビリ中である。

そして、当然であるが、もう、その店には近づくつもりは毛頭ない。

この恐怖の喫茶店は、金沢市内に実在する。



  


Posted by 細田塗料株式会社 at 19:51Comments(2)

2016年02月07日

ライブ音源に入った声!

サインディスプレイ部  営業のKです。

前回、告知させて頂いた様に、たまには、

仕事として商品の紹介も今後は織り交ぜて

いきたいと思っております。

まあ、怖い話との比率は、10:1くらいになるかも

しれませんが(笑)

それでは、怖くない話ですが、どうぞ!



大学時代の話。

その頃は、バンド活動もかなり活発に行っており、それなりに

固定客もいて、定期的にライブをやり、アルバムも発売していた。

そして、ある時、ライブの音源でアルバムを作ろうという話になる。

その頃は、何故か、へビィメタル的な音楽をやっており、技術的にも、

他のバンドには負けたくないというプライドがあり、本来なら、色んな

ライブでのベストテイクを集めたほうが完成度も高くなると思うのだが、

その時は、何故か、ある会場でやったライブが評判も良かったことから、

そのライブ音源のみでアルバムを作ろうという事になった。

今でいうところのインディーズに当たるのかもしれないが、その当時、

アルバムを自費で作るというのは、それなりに大変であり、実際、そこそこ

売れたとしても、結果的には、儲かる事は、殆ど無かったのだが、それでも

その頃は、若さも手伝ってか、全員が一丸になってライブアルバムの製作に

没頭した。

ただ、実際には、幾つものライブをやっていても、それなりに失敗している

部分や録音がうまく出来ていないというケースもかなり有った。

だが、不思議と、音源として利用しようとしたライブの日だけは、誰も

ミスを犯さず、録音も、とても高音質に録れていた。

ただ1つの問題点を除いては・・・・。

その問題点というのは、有り得ない声が入っている事。

しかも、まるでマイクのすぐ側で語りかけているように明瞭な声が。

だから、その音源のテープをレコード会社に持ち込んだ時、エンジニア

の方に聞いてもらったのだが、すぐに

何これ?

という事になってしまった。

ただ、その当時の技術でも、入り混んでしまった声を消す事は可能

だということで、そのままレコード会社に預けることにした。

その声というのは、明らかに若い女性の声であり、ある所では低い声で、

また、ある所では、叫び声のような声が入っていた。

キャーというか、ギャーという叫び声。

そして、死にたくなかったという呟き。

しかも、どのようにして死んだという経緯や、死に方、そして死んだ時の

痛さや辛さ、そして、特定の人物に対する恨みつらみが、切々と

訴えるようにして、録音されていた。

当然、メンバーにも心当たりはないし、内容から判断すると、ライブに

来ていたお客さんという事でもない様だ。

では、何故、そのような声が入ったのかは、全く分らなかった。

が、ミキシングの段階で、その声が消えるのなら、と思い、俺達は、

待ち続けたのだが・・・・。

長い時間待たされたのだが、まあ、それだけ大変な作業なんだろう、と

期待して待ち焦がれる日々。

だが、次にレコード会社から連絡が来た時、このテープは使えない。

いや、というよりも、君達のレコーディングには、もう関われないと

言われてしまう。

納得がいかなかった俺達は、全員でレコード会社を訪ねてもう一度、

お願いしてみることにした。

が、そこでレコード会社の方から聞いた話は、こうだった。

俺たちのライブテープを預けてから、まず、レコード会社の内部で

妙な現象が現れだす。

見知らぬ女が色んな人に目撃され、それは、時間帯や場所に関係なく、

突然現れて、そして消えるという。

そして、その間、エンジニアさんが、夜も徹して、音源から、あの声

を消去する為に、ありとあらゆる手段を使ったという。

だが、普通なら簡単に消せる、その声は、全く消せなかったという。

そして、その声は、消すどころか、逆に増えていったという。

しかも、呟きではなく、罵倒するような女の声が。

そうして時間が過ぎるうちに、例の女を最初に見たという女性が、会社の

屋上から身を投げて自殺。

更に、レコーディングのエンジニアは、移動中に事故に遭い、生死の境を

今も彷徨っているという。

そして、それからも、社員や関係者の事故や怪我が相次ぎ、さすがに

これはマズイという結論に達したということだった。

それなら、最後に、女の声が増えたというテープを聞かせてください、と

頼んだが、

いい加減にしてくれ!と怒鳴られてしまう。

それでも、まだ納得のいかなかった俺達ではあったのだが、それから

練習スタジオで、その音源を聞いてみて、その声の異様さに恐怖し、

そのまま、そのテープはお蔵入りになった。

実際、さのテープを聴いていたとき、スタジオの照明が何度も消え、

更に、女の笑い声も聞こえてきた。

テープの女の声は、今も耳に焼き付いて離れない。

このテープは、たぶん、まだ友人の家に保管されている。


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 17:08Comments(1)

2016年02月06日

踏み切りに立つ女!

サインディスプレイ部 営業のKです。

昨日は、ついつい忙しくて疲れてしまい、ライフワークである

怖い話をアップ出来ませんでした。

そういう時の為に、書き溜めて置かないといけないな、とは

思いつつ、記憶を思い出しながら書いていると、なかなか

怖いものがありまして・・・・。

基本、超怖がりですので(キッパリ!)

それでは、今日もユルユルと怖い話いってみます!



その日、俺は、バンドの練習があり、帰りが遅くなった。

ライブも近いということで、ついつい力が入り過ぎてしまい、

その踏み切りを通りかかったのは、もう午前1時を過ぎていた。

その踏み切りは、御経塚の近くにあるのだが、列車の飛び込み自殺

が、何度か発生しており、夜には出来るだけ通るのを避けていた

のだが、早く家に帰って寝たいと思い、ついつい近道を選択し、

この踏み切りを通る羽目になった。

自業自得なのであるが・・・。

朝や夕方には、長い渋滞の列が出来るその踏み切りも、さすがに

深夜1時を回ると、俺の他に、車はいない。

そして、踏み切りの遮断機はおり、カンカンと煩い音が暗闇に

響いている。

それにしても、こんな時間に遮断機が下りるという事は、たぶん、

というか、間違いなく、貨物列車である。

だとすると、この遮断機があがるまでは、まだ時間は掛かるかもしれない、と

思い、車のライトをスモールライトに切り替えた。

すると、昔、この近くに住んでいた友人の話を思い出す。

ある日、この踏切で飛び込み自殺があり、駅員と警察が総出で

粉々になった遺体を回収した。

が、どうしても首だけは見つからなかった。

なので、夜が明けて、線路内だけでなく、総がかりで、周りの民家を

訪問し、一軒一軒、虱潰しに、首から上の部分を探したそうだ。

そして、結局、その時は、捜索から数日後に、民家の屋根にある首が

発見される事になったそうである。

首がそれほど高く遠く飛ばされるほどだから、その時の事故の瞬間には、

停車中の人や車や自転車が血しぶきで見まみれになったそうだ。

そんな話を思い出しつつ、

首が見つかった家の人は、さぞかし嫌な気分だったろうし、血しぶきが

かかった人も、それこそ、一生消えないトラウマになってるだろうな、と

考えていた。

そして、相変わらず、遮断機は、下りたままである。

それにしても、なんで列車が通る何分も前から遮断機を降ろす必要が

あるのか?とJRにクレームでも入れてやろうか、等と馬鹿な事を

考えていた。

そして、その時、ふと前方を見ると、踏み切りの向こう側にひとりの

女性が立っていた。

こんな夜更けに?

そう思っていると、列車が踏み切りに近づいてきたのか、急に辺りが、

ガタガタと騒がしくなる。

やっと、遮断機が上がるのか、

いやいや、貨物列車は、結構長いから、通過にも時間が掛かるかも?

そう思っていると、突然、前方の女性が、遮断機を潜るような動きをした。

最初は、何をしたいのか、分からなかったのだが、よく見ると、その女の

顔は、俺の方を見ながら、ニコニコと笑っていた。

飛び込むつもりなのか?

そう思った俺は、深夜もはばからず、思いっきりクラクションを鳴らした。

そして、近づいてくる列車の運転手にも、その女が見えているらしく、

列車の大きな警笛が鳴り響いた。

が、次の瞬間、その女は、列車に飛び込んだ。

薄ら笑いを浮かべながら。

嫌なものを見た、というのが俺の本音だった。

が、不思議な事に、列車は、警笛こそ鳴らしたものの、そのままスピード

も落とさず、通り過ぎていった。

しかも、飛び込んだ筈の女の体も、そこには、転がってはいなかった。

幻でも見たのか?

そう思い、しばらく呆然としている俺に、突然、後部座席から

声がする。

ちゃんと見てくれた?

驚いたでしょ。

もの凄く痛いんだよ。

その声に反応しルームミラーを見ると、そこには、今目の前で飛び込んだ

筈の女が、後部座席に座っていた。

悲しそうでも笑った顔でもなく、とても、無感情な顔で。

ウワッと声を上げて、車から転げ出る俺。

すると、また踏み切りの遮断機が目の前で下りてくる。

そして、カンカンと煩い音が。

心臓が、大きく鼓動している。

が、ふと目を上げると、再び、踏み切りの向こう側に、今、車の

後部座席にいた女が立っていた。

その顔は、うっすらと笑い、小さく手を振っていた。

俺は、もう、この踏み切りに一秒も居たくなかったので、そのまま

バックして、方向転換し、その踏切から遠ざかった。

遠ざかる車のバックミラー越しに、その女がまだ立っているのが見えた。

それ以来、その踏み切りは、夜間は利用しない様にしている。

そして、その話をすると、ある飛び込み自殺があってから、あの踏み切りでは

女の霊がたびたび目撃されており、列車の運転手の間でも有名らしい、と

いう話を友人から聞いた。

その踏み切りでは、今夜も、その女が飛び込み続けているのだろうか?

この踏み切りは実在する。


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 19:01Comments(2)