2017年06月30日

Aさんについての考察?

サインディスプレイ部  営業のKです。

今日は夕方に、仕事の内容でブログを更新

したんですが、なんとなく、書かなくてはいけない、と

いう使命感に駆られて、怖くない話を1話

アップさせて頂きます。

何故かしらないですけど、話によく登場する

Aさんの話をもっと書いてくれ、というコメントが

多かったからです。

もしもAさんが何かのきっかけで読んでしまったら

完全にバレてしまう内容であり、とても危険です。

だから、もしも、バレそうになったら間違いなく、

迷うことなく、消去します(キッパリ!)

そんなこんなで、別な意味で怖い話ですが、

いってみましょう!



今回は、知り合いの霊能者、Aさんについて書きたいと思う。

何故か、もっとAさんの話を聞きたいというコメントが多いからだ。

ちなみに、個人情報的な事は当然書けないので、あくまで

抽象的な内容になるのだが・・・。

ちなみに、本人いわく、”永遠の18歳”だそうであるが、実は

年齢はギリギリ20代、いや、もしかすると30代にのってしまって

いるのかもしれない。 (あくまで私見)

家はかなりの資産家であり、彼女自身も、それなりの給料を貰っている筈

なのだが、何故かいつも金欠状態である。

大昔、ミス○○というにはなった事があるらしく、お酒を飲むと、いつも

自慢する。

しかし、彼氏はおらず、寂しい毎日を送っていると思いきや、本人曰く、

結婚する気無いですから・・・・。

といつも強気だ。

趣味は、バンド活動と美味しいもの巡り、そしてスポーツ全般らしい。

バンド活動としては、ハードロックバンドでキーボード担当。

いつもキーボードのくせに、ボーカルやギターより目立っている。

使用しているのは、ヤマハとコルグ。

しかも、生意気に相当高額な機材を使用している。

いつもノリノリで、ライブの度に、服装や髪型が変わる。

一度、髪の毛を綺麗なブルーにしてきた事があったので、

もしかして、白髪染め?

と聞くと、無言で殴られた。(暴力反対!)

ハードロックが好きなの?

と聞くと、

私が好きなのはクラシックだけです。

誘われたから、入っただけですから・・・・。

だいたい、なんで私ほどの高貴な人間がハードロックなんていう低俗な音楽を

好きにならなきゃいけないんですか?

と偉そうに言っていたが、某ハードロックバンドのライブに行っていたのも

知っているし、アイドル系のコンサートに行っていたのも知っている。

ちなみに、毎年、姪っ子を連れてアンパンマンショーにも遠征しているらしい。

どうやら幼い頃から色々と英才教育を受けたようで、ピアノ、バイオリン、サックス、

琴が弾けるのだが、何故かドラムも叩けたりする。

その他、クラシックバレー、生け花、書道もこなし、これまた何故か、逆立ちが

得意だったりする。

愛車は、生意気に外車。

赤いハッチバックだが、車名を書くとバレる危険があるので伏せておく。

ちなみに、赤い車は似合ってないよというと無言で殴られた(暴力、反対!)

そんなAさんだが、確かに、過去に幾度と無く助けられているから、酷い事は

書きたくないのだが、性格には問題があると思っている。

あまり親しくない人からの評判はすこぶる良いのだが、かなり親しい友人達からの

評判は、とても良いとはいえない。

あの口の悪ささえ直せば・・・・。

いつもそう思ってしまう。

ただ、一つだけいつも感心し感謝していることがある。

それは、彼女の場合、特に親しい友人達には、護符というものを渡している。

それは、彼女曰く、

私と知り合った事が原因で霊が見えたり、霊障があったりしたら困るので。

という事らしいのだが、それでも、護符を渡した相手の危険は察知出来るらしく、

いつもギリギリの所で助けてもらえる。

本当ならギリギリではなく、もっと早い段階で助けてくれよ!と思うのだが、

常に、護符を渡した相手の危険に気を配ってくれているというのは、とても

心強いものだ。

ただ、いつでも、そうかと言えば、そうでもない。

過去にこんな事があった。

実は、Aさんも俺と同じで、週末になると、一人で片町を飲み歩いたりする。

基本的には、俺が行かないようなお洒落なお店が多いのだが、俺が連れて行った

事があるスナックや場末の汚らしい店も実は気に入っているらしく、ちょくちょく

訪れているらしい。

そして、彼女はジンか日本酒しか飲まない。

ちなみに、ジンのボトルにかけられているプレートには、

絶世の美女、花婿募集中・・・と書かれているのを俺は知っている。

結婚する気は無い、と豪語していた筈なのだが・・・・。

で、話を戻すと、俺はその日、とあるスナックで一人で飲んでいた。

お客はお礼外には、誰もおらず、ママさんと従業員のお姉さんと、世間話を

しながら静かに飲んでいたと思う。

すると、突然、お店のドアが勢い良く開けられた。

そこには、1人の男性が立っていた。

どうやら、その店の常連客らしく、ママさん達は、ひの男性客の接客に忙しくなり、

俺は1人でのんびりとお酒を楽しんでいた。

すると、何やら様子がおかしい。

俺がお店のお姉さんに聞いてみると、どうやら、その客の様子がいつもと全然違う

らしかった。

いつもは物静かな男性らしいのだが、その時の様子はとても賑やか。

いや、賑やかというのを通り越して、明らかにうるさく、時折、怒号も

混じっている。

何か静かに飲む雰囲気ではないな、と思った俺は、お店を出ようと思い、お姉さんに

お勘定をお願いした。

すると、その客の言動だけでなく、いつもとは声も違うみたいであり、怖いから

もう少しお店に留まってくれ、と懇願される。

確かに、先程から聞いていると、その男性の口からは、殺してやる、とか

呪ってやる、という尋常ではない言葉が聞こえてくる。

ママさんの顔を見ると、もう完全に半泣き状態。

これでは、さすがに店を出られないな、と思い、俺はその店に留まる事にする。

俺は、

こいつ、なんなんだよ・・・・

と思い、つい顔を見てしまった。

すると、その顔は、明らかに、常軌を逸した顔になっている。

そして、カウンターの中に置いてあったアイスピックを手に持って、それを

トントンとカウンターに刺している。

そして、俺がジッと顔を凝視したのがまずかったのか、その男の顔が、じっと

俺を見ている。

こんばんは・・・・

俺は間抜けな挨拶をしてしまう。

そして、それが気に入らなかったのか、その男が立ち上がって俺の方を向く。

その時、俺は見てしまう。

その男の肩あたりにうっすらと乗っかっている別人の男の顔を・・・。

やはり憑依されてるのか・・・・。

俺は確信した。

だが、相手は完全に俺に敵意を剥き出しにしている。

そして、ヘラヘラと笑うその顔には明らかに殺意が見て取れる。

どうする?

俺は、思案した。

しかし、相手がアイスピックを持っている以上、まともに相手にしていては

命が幾つあっても足りない。

お店の中が凍りつく。

その時、こんばんわ~・・・まだやってますか~

という呑気な声と共にお店のドアが開いた。

そして、そのドアから顔を覗かせたのは、紛れもないAさんだった。

そして、お店の中を見渡すし、最後に俺と目が合う。

俺は目で必死にSOSを送った。

しかし、ドアは無情にも、

失礼しました~さよなら~

という声と共にゆっくりと閉められた。

おいおい、見捨てるんかい?

俺は一瞬見えた救済の光の中から、一気に絶望へと突き落とされた。

だから、閉まっていくドアに向かって、

おいおい!

と大きな声を出した。

すると、しばらくの沈黙の後、再びドアが開く。

あれ?Kさん居たんですか?

すると、俺は

いや、さっき、目が合っただろ?

と語気を強めた。

すると、本当に面倒くさそうにAさんがお店の中に入ってきて、俺とその男性客の

ちょうど真ん中のカウンターへ座る。

そして、これまた面倒くさそうに、ため息をつく。

そして、キープしてあるジンのボトルから自分でグラスに注ぎながら、俺に

言った。

本当・・・Kさんが行くところって、必ずトラブルが起きますよね。

もしかして、トラブルメーカー?

一週間の仕事の疲れを癒す為に飲みに来てるっていうのに・・・・。

どこまで私の邪魔するんですか?

そう言われ、

いや、今回のは、俺が起こした訳じゃないし・・・

と返すと、

少しニンマリと笑い、こう続けた。

でも、良かったですね。

片町の通りにあるケーキ屋さん、まだ開いてましたよ!

どうです。ケーキ5個で手を打ちませんか?

そう言われ、俺は

はい。お願いします・・・・

と言うしか選択肢は無かった。

それを聞くと、Aさんは、その男性の方へと向き直り、ジッと相手を見つめる。

そして、おもむろに、

出て行くなら今のうち・・・・だよ。

どうする?

浄化する?

それとも、消滅して欲しい?

うん。今日の私、機嫌が悪いから、消滅かな・・・・

とその男性に向かって話し続ける。

相手の男性の顔がみるみる、何かを恐れているような顔になる。

きっと、Aさんの素性が相手の霊にも分ったのだろう。

そして、Aさんは、カウンターの男性の隣に座り、何やらお説教めいた

事を話し出す。

そして、しばらく話していると、

うん。じゃ、それに決定!

そう言うと、男性の背後に立ち、一気に背中をバンバンバンと3回叩いた。

すると、その男性は崩れ落ちるように、カウンターの上に顔を載せた状態で

眠ってしまう。

そして、Aさん。

あっ、もう大丈夫ですから。

起きたら、もういつものお客さんに戻ってる筈です。

そう言って、自ら作ったジンロックを楽しそうに飲んでいる。

俺は、気になってしまい、

その人どうしたの?

いや、その人に憑いていた霊・・・・どうしたの?

すると、Aさんは、楽しそうに

まあ、話してみたら、そんなに悪いやつでもなかったので、とりあえず、目一杯

脅した後に、男性の体から、離しました。

そんな、私だって、好き好んで消滅なんて事、しませんって・・・・。

そう言ってコロコロと笑った。

そして、

でも、良かったですね。

私みたいな女神が現れるなんて・・・・。

しかも、私、Kさん助けても、一回もお金とか要求した事ないし・・・・。

本当に良いヤツですよね。私って・・・・。

そう言われ、確かに金銭を要求された事は無いが、甘いものを要求されなかった

事も無いだろ?と心の中で呟いた。

その後、そのお店でひたすら飲んだ後、通りのケーキ屋で、一番高いケーキを

結局7個も買わされ、4000円以上払わされたのはいうまでも無い。

ヤ○ザでも、ここまで酷くはないと思うのだが・・・・。

  


Posted by 細田塗料株式会社 at 22:10Comments(18)

2017年06月30日

ミマキの極上中古プリンタです!

SOLDOUT!

お買い上げ、ありがとうございました!


サインディスプレイ部 営業のKです。

いつも怖くない話ばかりを書いておりますが、たまには

仕事の話もアップさせてくださいませ。



モデル名はミマキJV33-260になります。

いわずと知れたミマキの傑作プリンタであるJV33シリーズ。

その中でも、最大サイズのプリンタになります。



主な仕様は下記リンクから
http://japan.mimaki.com/product/inkjet/i-roll/jv33-series/specification.html



インクは、イエロー・マゼンタ・シアン・ブラック各2本仕様になります。

きれいな環境で約4年間使用頂きました。

ミマキの最新上位機種と入替の為の中古売却です。

使用頻度はそれほど多くなかったのもあり、程度は極上

といっても良いかと思います。





当然ですが、RIP用として使用されていたノートPC(win7)も

付属いたします。

最大印字幅が2600ミリと大型ですが、大は小を兼ねる。

設置場所に余裕がある方でしたら、1300幅のモデルよりも

かなり使い勝手が良いと思いますよ。

いつもの様に、ミマキさんのメンテナンスを受けてからの

お渡しになります。

また、他のプリンタ同様、お客様の引き取りが大原則になります。

引き取り時、プリンタとソフト他の説明をさせて頂き、

動作確認をさせて頂いたうえで、代金のお支払になりますが、

今回のプリンタは大型になりますので、

ユニック付トラックが必須になります。

動作確認をして頂いた後は、全てお客様の責任の下に

搬送・設置をお願いしております。

当然、トラックへの積載はお手伝いさせて頂きます。

また、お持ち帰り後も、電話などでのサポートは

継続してやらせて頂きますので、ご安心を!

この極上プリンタですが、

新しいプリンタの設置場所の問題もあり、早く売りたいとの

事ですので、

60万円(税別)での販売になります。

滅多に出ないプリンタですので、お早めにご検討を!

ご質問などは、お気軽にどうぞ!



 
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 18:39Comments(0)

2017年06月29日

深夜のラジオから聞こえる声

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆様、お疲れ様です。

最近は、更に新規読者様のコメントが増え、

嬉しくて小躍りして喜んでおります。

今日は帰宅すると、娘がリビングでクーラーを

つけて寝ておりました。

妻はまだ仕事から帰っておらず、ソファーで横になっている

娘は、完全に下着だけという無防備な姿。

せめて、毛布でも掛けてやろうと近づくと、寝顔が幼児期から

あまり変わっていない事を発見。

思わず、ホッペをツンツンして感触を楽しんでいると、

ウザイ!と言いながら起き上がる娘。

その顔には、顔の下に敷いていたタオルの文字がくっきりと

転写されており、大爆笑!

ということで、今夜も怖くない話、始まります。

(中西様、怖い話と書いたのをご指摘頂き感謝致します)

それでは、どうぞ~!


これは友人が体験した話である。

友人は昔から一人っ子であり、両親が離婚し、母親が1人で彼を育てるように

なってからは、いつもアパートに一人ぼっちという状態で寝るのが常になった。

そして、その頃から、彼が眠る時には、いつも耳元にラジオを置いて寝る習慣

がついてしまう。

1人だと寂しくて怖くて・・・。

というのが、その理由だったのだが、その後彼が成人し、家庭を持ち、子供が

出来てからも、彼が眠りにつく時には、ラジオは必須のままだった。

彼が言うには、ラジオが耳元で鳴っていないと、静か過ぎて眠れない、と

いうのだが・・・・。

夜中に目が覚めてしまっても、ラジオの音が聞こえてくるだけで、何故か

ホッとするらしく、朝起きると、まずラジオの電源を切ってから起き上がる

のだそうだ。

そんな彼は、その頃、子供がまだ小さいということもあり、彼は自室に

1人で寝るという生活を送っていたそうである。

そして、その夜、異変は起こった。

いつもは、一度寝ると朝まで起きないタイプの彼が、夜中に目が覚めてしまう。

時刻を見ると、午前2時半を回っていた。

別にトイレに行きたいわけでもないのに、なんでおきちゃったんだろ?

そう思っていると、いつものように彼の耳にはラジオからの音が聞こえてくる。

少し安心して、彼は再び体を横にして寝ようとした。

そして、しばらく経った頃、彼は異変に気付く。

彼がいつも聞いているラジオ局では、この時間帯はまだ深夜放送でラジオパーソナリティ

が、色々と面白い話をしつつ、曲をかけるという構成の筈だった。

しかし、一向に人の話す声は聞こえず、女性の歌声だけが聞こえている。

最初、彼はそれがラジオ局が選挙区した女性歌手の歌だと思っていた。

しかし、ずっと同じように流れてくるそれは、紛れもなく子守唄に聞こえる。

いや、彼がそれまで聞いてきた子守唄とは異質であり、不気味な歌詞だったらしいのだが、

彼にはそれが、間違いなく子守唄に聞こえたという。

まるで、ソプラノ歌手が歌うように甲高い声で歌われる子守唄は、深夜に1人で

聴くには不気味だった。

そこで、彼は急いでラジオに手を伸ばし、別の放送局を探した。

しかし、どの放送局に合わせても、聴こえてくるのは、同じ子守唄。

さすがに彼も少し気味悪くなってしまう。

そこで、ラジオの電源を切り、そのまま寝る事にした。

そして、うつらうつらしていると、再び、彼の耳には、先程ラジオから流れていた

子守唄が聞こえてくる。

そんな馬鹿な!ラジオの電源は切った筈なのに・・・・。

彼は思わず、布団を跳ね除け、上半身を起こした。

すると、よりはっきりと子守唄が聞こえてくる。

そして、それはラジオから聞こえてきているのではなく、どうやら

外から聞こえてくるようだった。

そして、彼が耳を傾けていると、その子守唄はどんどんと大きくなり、どうやら

ゆっくりと近づいて来ているようだった。

やがて、その子守唄も、一定の音量で聞こえるようになる。

それにしても、こんな夜中に・・・・。

一体誰が?

彼は恐怖心も忘れて、その時は外で子守唄を唄い続けるという非常識さへの

怒りと、一体誰が?という興味で一杯になる。

そこで、彼は部屋の電気を点け、窓へと近づき、わざと外から見えるようにと

一気に窓のカーテンを開いた。

そして、窓の外を睨みつける。

彼は、思わず、

しまった!

と痛感してしまう。

そこに立っていたのは、細いというよりも、骨と皮だけ、といった容姿の

背の高い女。

ヒラヒラした白いドレスを身に付けて、ずっとこちらを凝視したまま、あの子守歌を

唄い続けている。

長い髪は、かなりの部分で抜け落ち、とても普通の人間には見えなかった。

いや、それどころか、彼がカーテンを開けるのを待っていたかのように、彼の姿を

見るや否や、満面の笑みを浮かべる。

彼は、すぐに、

見てはいけないものを見てしまったと実感する。

そして、慌ててカーテンを閉めると、何も見なかったかのように、部屋の電気を消し、

再び、布団へと潜り込んだ。

それからしばらくの間、ずっと窓の外の道路からは、あの女が歌う子守唄が

聞こえていたが、彼が、なんとか眠ろうとしているうちに、突然聞こえなくなる。

やっと、何処かへ行ってくれたのかな・・・・

そう思い、彼は少し安心して、大きく深呼吸した。

すると、またしても、あの子守唄が聞こえてくる。

そして、彼が耳を澄ますと、どうやら、その歌声は、外からではなく、彼の家の中

から聞こえてきている。

そして、その声は、玄関を過ぎ、廊下を進み、階段を上ってきているかのように

近づいて来る。

もう彼には、一体何が起こっているのか、理解出来なかった。

ただ、布団に包まって、震えるしかなかった。

なんで家の中に入れるんだよ?

早く、何処かへ行ってくれよ・・・。

彼はそう呟いた。

すると、突然、彼の部屋のドアが開く様な音が聞こえ、その後、歌声は消える。

どうした?

もう何処かへ行ったのか?

彼はそう思い、ゆっくりと布団から顔を出した。

息が止まるかと思った。

そこには、彼の寝ている布団の横に正座するようにして、先程の女が座っていた。

そして、彼の顔をみるなり、満面の笑みをたたえた。

彼は、思わず悲鳴を上げて、再び布団の中へ逃げ込む。

そして、

どうすればいい?

そう考えていると、家族の事が気になり始める。

妻と小さな娘が、彼と同じ2階の部屋で寝ている。

もしも、この女が、その部屋に行ったら・・・。

そう考えると、居ても立っても居られなかった。

彼は、恐怖心を跳ね除けるように、一気に布団から抜け出し、妻と娘が眠っている

部屋へ向かった。

何とか、妻と娘だけでも逃がさなければ・・・・。

彼の頭には、それしかなかった。

そして、勢い良く、妻の寝室のドアを開ける。

しかし、そこには、誰も寝てなどいなかった。

彼は、しばらく呆然と立ち尽くしたが、その後、他の部屋も見て回る。

そして、一気に1階へと降りると、全ての部屋を見て回る。

しかし、妻と娘の姿は何処にも見つけられなかった。

どういうことだ?

彼は放心状態になってしまう。

一体どこへ消えたんだ?

しかし、次の瞬間、彼は再び現実へと引き戻される。

先程の女が、ゆっくりと階段を折れてくるような音が聞こえてくる。

そして、自分の存在を主張するかのように、再び大きな声で聞こえてくる子守唄。

彼の頭は完全にパニックになり、思考回路が停止していた。

しかし、このまま此処にいてはいけない、という事だけは自覚できた。

だから、彼は、パジャマ姿のまま、玄関から外へ飛び出した。

誰か、助けを呼ばなければ・・・・。

しかし、いつもは深夜といえども車の往来が途絶えない筈の国道にも、車の

姿は一台も見えなかった。

それどころか、彼の視界に入る家々が全て灯りが消え、完全に静まり返っている。

何が起きているんだ・・・・。

彼は、今起きている事が、全く理解出来なかった。

彼は、自分が立っている場所で360度を見渡した。

しかし、そこには、人間の存在を示すようにものは何一つとして確認できない。

それどころか、先程の女が、彼を追ってくるのが見えた。

歩いているとか走っているという感じではなく、滑るようにしてどんどんと

近づいて来る女。

その顔には、もう満面の笑みなど無く、憎悪に満ちた邪悪な顔だ。

その顔にはもう危険しか感じられなかった。

だから、彼は必死で走った。

限界まで走り、少し休んでいると、また、あの子守唄が聞こえてきて、女が

追いかけてくる姿が見えた。

そんな事を繰り返しているうちに、彼はもう動けなくなる。

完全に体力の限界だった。

彼ががっくりとその場に膝をつき、大きく肩で息をしていると、またしても

あの女が追ってくる。

子守唄を唄いながら・・・・。

その顔は、ようやく獲物を追い詰めたかのような嬉々とした不気味な顔だった。

彼は、もう観念するしかなかった。

ただ、姿が見えなくなった家族の事がとても気掛かりだった。

そんな時、彼は、俺がよく言っていた言葉を思い出した。

幽霊だって、元々は人間なんだからさ。

気持ちで負けたら、もうそこで終わっちゃうよ。

絶対に負けるもんか、という気持ちを持てば、絶対に大丈夫だから・・・。

そんな言葉だった。

完全にAさんから聞いた受け売りなのだが・・・・。

そして、その言葉を思い出したとき、彼は何かが吹っ切れ、恐怖心が和らいだという。

そして、もう目の前まで近づいて来ている女に向かって、大声で

ようし!かかってこいや!

と怒鳴りつけた。

すると、その女は、彼に手を伸ばしたままの状態で、消えてしまったという事だ。

そして、緊張が緩んだせいか、彼はその場で倒れこみ、そのまま意識を失う。

そして、翌朝、彼は無事に目を覚ましたのだが、その場所は、彼の家からは

数キロも離れた山の中だったという。

その後、彼の家族も無事に家の中で寝ていた事が分ったのだが、結局、彼が

その晩、体験した事は何だったのか・・・・。

それは、今も不明のままであるが、決して夢などではない事は、彼が一番よく

分っている。

そして、いつものようにAさんに、その話をしてみた。

すると、こんな答えが返ってきた。

うーん。それって、幽霊というよりも妖怪かもしれないですね。

聞いた事もない歌詞って、それはたぶん呪いの言葉だと思いますよ。

昔は、口減らしの為に、子供を殺したりとか、そういうのが日常的に行われていた

時代があったわけですから・・・・。

そのまま、その子守唄を聴き続けたら、きっとその彼は死んでたと思います。

私のいった言葉を、ちゃんと覚えていたんですね。Kさんも。

まあ、私が教えてあげたありがたい教えを、さも自分の教えの様に、べらべらと

話してるんでしょうね。きっと・・・・。

わかりました。

とりあえず、私も金欠で糖分が足りていませんから、今日のところは、いつもの

喫茶店でパフェ3つで手を打ちますよ。

そう言われ、結局、チョコパフェ、バナナパフェ、抹茶パフェの3つをあっという間に

たいらげていた。

そして、挙句の果てに、

太ったら、Kさんの責任ですから・・・・。

と言われてしまう。

誰も食べてくれ、と頼んだ記憶はないのだが・・・・。
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 22:20Comments(17)

2017年06月28日

鳥越で起こった事。

サインディスプレイ部  営業のKです。

今日、仕事から帰宅すると、珍しく娘かシリアスタッチで

泣いている。

まさか、高校で、イジメにでも?と思い心配して

声を掛けると、泣きじゃくりながら訴えてきた。

おかあさんがね。私が買っておいたスーパーカップ

食べてしまって・・・・。

スーパーカップって?と聞くと、

アイスだよ。おいしいやつ。

でも、お母さんが食べた。

それを聞いて、高2にもなってアイス一つで泣くなよ~、と

思ったが、昨日の事を思い出し、

そう言えば、お前、昨日お父さんのカフェオレ飲んだじゃん?

と言うと、そのまま固まって静かになった。

そして、そのままフローリングの上に寂しそうに横たわる姿を

見て、結局、私が娘のアイスを買いに行きました。はい。

高2にもなって、アイス一つの事で泣ける娘が、

ある意味、羨ましく感じました。

ということで、今夜も怖い話いってみましょう。

それでは、どうぞ~!



以前から俺が持っている考えなのであるが・・・。

やはり、石川県でもっとも怖い所、行きたくない所を挙げろと

いわれれば、間違いなく、鳥越地区と即答する。

それは全て一向一揆に起因しているのかもしれない。

確かに柴田勝家に平定されるまでの長い間、争いを繰り返し相当な数の

人間が命を落としている訳だから、そういう恨みや無念さが

残っている土地なので、しょうがないのかもしれない。

実は知り合いの友人に鳥越地区に在住されている女性がおり、色々と

聞いてみた。

その女性が言うには、鳥越地区の家には、どの家にも必ずと言って良いほど

井戸があるのだそうだ。

そして、その女性の家にある井戸でも、何度となく女性の霊が目撃されている

との事。

そして、その女性が最後に言った言葉が衝撃的だった。

まあ、井戸に幽霊は出たりするけど、そんなの普通でしょ?

いやいや、全然普通じゃないので・・・・・。

ということで、俺は鳥越地区には近づかない。

勿論、夜は・・・・という限定付きなのだが。

実際、昼間の鳥越地区はいたって普通であり、蕎麦も美味しく自然に恵まれた

風光明媚な場所だと思っている。

しかし、やはり夜になると、その景色は一変してしまう。

地元に住んでいらっしゃる方にはきっと分らないと思う。

そりゃそうだ。

だって、その土地でずっと生きてきたという事なのだから。

変な言い方かもしれないが、そこに住んでいる人々は、元を辿れば、大昔に

一向一揆に関係していた筈である。

そして、長い間、先祖が亡くなってからもずっとその土地を護ってきた。

死霊達にとっても、それらの人々は、大切な子孫であり、仲間なのだから・・・。

しかし、その場所へ興味本位で足を踏み入れたり、真夜中に、心霊探索と称して

その地を訪れる者達には、決して容赦はしないようだ。

そして、これから書く話は、あくまで、知り合いから聞いた話になる。

何故なら、私には、夜間、鳥越地区を訪れる勇気など持ち合わせていないのだから。

その地を敬意を払わず、ただの興味本位で訪れる者には、様々な怪異が訪れる。

ある者は、鳥越地区からの帰り道に、酷い事故にあったそうだ。

また、ある者は、気が狂った状態で、朝方発見された。

そして、憑依され、突然性格がガラッと変わってしまった者も俺は見た事がある。

その中でも、もっとも恐ろしい体験をしたのが、これから書く話になる。

その日、俺の友人は、友達を集めて、深夜12時を回った頃に鳥越地区

に来た。

人数は、男女合わせて5人。

目的は、夏の暑い夜を心霊スポットとして有名な鳥越地区を探検する事により、

涼しくなろう、というものだった。

そして、出来る事なら心霊写真の一枚でも撮影出来れば、と思っていたらしい。

実は俺も誘われていたのだが、目的地が鳥越地区と聞いて、丁寧に辞退させて

もらった。

最初、彼らは二曲城から探索した。

車では到底登れず、徒歩にて城跡を目指す。

その間、何も起こらず、ただカエルの大合唱が聞こえるのみ・・・だった。

まあ、心霊スポットなんてこんなもんだろ・・・。

そう言いながら、彼らの中の一人がカメラのシャッターをきりまくった。

そんな時、ふと、何処かから声が聞こえた。

いらっしゃい・・・・と。

その声はとても甲高い声で、彼らの誰もがその声を聞いてしまう。

すると、彼らが今降りてきた後方に何か白いものが立っているのが見えた。

まさか、本物に出くわすとは夢にも思っていなかったのだろう。

彼らは、叫び声を上げてその場から走り出した。

そして、車まで戻った彼らは急いでその場から離れようとエンジンをかけた。

すると、その時、彼らの1人が声を上げた。

○○君がいない・・・・。

○○君とは、彼らの中で、ひとり写真を撮影していた男だった。

どうする?

探すか?

いや、しかし・・・。

彼らの意見は真っ二つに分かれたが、結局運転手はそのまま車を発進させてしまう。

なんで置いていくの?

しょうがないだろ!

車の中では、激しい言葉のやり取りが行われていたが、しばらく走ったところで

車は停止してしまう。

なんだ?

どうした?

やはり、○○を探すのか?

と運転手に問いかけると、彼は無言のまま前方を指差した。

そして、車内にいる全員が唖然とした。

彼らは二曲城から鳥越城に向かって車を走らせていたのだが、その道の前方から

何やら人の行列が歩いてくる。

辺りには霧が立ち込め、とても視界が悪かったのだが、それでも前方から

何かの行列が近づいてくるのは分ったという。

それは、ゆっくりゆっくりと歩いているようで、なかなか近づいて来ない。

彼らは、その行列が近づいて来るのを固唾を呑んで見守った。

すると、彼らの中の女性が悲鳴にも似た声を上げた。

落ち武者?・・・・落ち武者だよ!あれ!

それを聞いて運転手は、車のライトをハイビームに切り替えた。

すると、そこに浮かび上がったのは、まさに落ち武者の行列だった。

そのどれもが、手や足が千切れかかっており、そこには鎧のようなものを

着た者もいれば、農作業着に槍だけを持った者もいたという。

そして、それらの落ち武者が、足を引き摺りながらゆっくりと前方から近づいて来る。

おい、逃げろ!バックだ!バックして逃げろ!

1人がそう叫んだのを聞いて、運転手は、急いで車をバックさせようとギアを

入れ替えた。

すると、そこで、車のエンジンが急に停止してしまう。

おい、どうした?なんでエンジン切るんだよ?

そんな声に、運転手は、小さな声で、

勝手にエンジンが止まったんだよ。

いいか、静かにしてやり過ごすしかない。

出来るだけ姿勢を低くして・・・・。

運転手に真顔でそう言われ、車内の全員がそれに従った。

車内に大人の男女4人が乗った状態で、姿勢を低くするのは、かなり辛かった

のだが、そこにいる全員が事の深刻さを十分理解していたので、必死になって

外から見られないようにした。

しかし、その中の一人が外の様子を窺おうと、顔を上げた瞬間、思わず声を

出してしまう。

おい、○○がいる。

あいつらと一緒になって歩いてる・・・・。

それを聞いて他の者もそれを確認しようとしたが、運転手がそれを制止した。

それから、どれだけ時間が経過しただろう。

鎧を引き摺るような音も、すっかり聞こえなくなっていた。

彼らの中の一人が、

もう大丈夫みたいだぞ・・・・

そう言って顔を上げた。

そして、次の瞬間、それは悲鳴に変わっていた。

車を取り囲む落ち武者達。

そのどれもが、恨めしそうな顔で、車の窓に張り付くようにして車内を

覗き込んでいた。

しゃがめ!

とにかく生きている事を悟られるな!

誰かがそう言ったのを聞いて、皆、それに従った。

もう、そうするしかない事は彼らの誰もが分っていたから・・・・。

必死になって、死んだように姿勢を低くした。

すると、車が凄い力で揺さぶられる。

だが、車内に居る誰もが、必死になって耐えた。

すると、今度は、車がズルッズルッと押されていくのが分った。

彼らは、必死になって念仏やらお経を唱えた。

だが、車は、ゆっくりと少しずつ、押されていく。

このまま何処に連れて行かれるのか?

不安で仕方なかったが、うろ覚えの念仏やお経を唱えているだけで、少し気持ちが

楽になるように感じたという。

そして、彼らは、そのまま意識を失う。

運転手ひとりを除いて・・・・。

運転手は、その恐怖から、意識を失うことが出来ず、その一部始終を目撃することになる。

車は、彼らを乗せたまま、舗装された道路を、ガードレールが途切れている

場所を目指すかのように、ズルズルと押されていった。

そして、その中には、二曲城までは一緒にいた○○君も含まれ、落ち武者達と

一緒になって車を押していたという。

だが、神の救いか、川に落とされるギリギリの所で夜が明けた。

すると、落ち武者達は、彼らの車から離れ、またゆっくりと何処かへ向かって歩き出し、

そして消えていったという。

間一髪で難を逃れた運転手は、急いで車内にいる全員を起こした。

もう、すっかり夜が空け、ちらほらと農作業の人達の姿も見えた。

不思議なもので、朝になってしまうと、あれほどの恐怖も薄らいでいく。

車のキーを回すと、嘘のように一発でエンジンはかかった。

彼らは、急いで、二曲城まで戻り、○○君を探した。

しかし、そこには、○○君の姿はなく、カメラが1台落ちていただけ。

そして、そり後、そのカメラをパソコンに繋いで再生してみたところ、誰も居ない、と

思って探索していた二曲城の時点で、彼らの周りには沢山の霊達が写りこんでいた。

そして、結局、○○君は、そのまま行方不明のままであり、現在も見つかっていない。

この話をいつものように、Aさんに振ってみたのだが、予想通りの答えが返ってきた。

鳥越?行ったんですか?鳥越に?

まあ、Kさんの友達なんだから、ある意味、当然かもしれないですけど・・・。

でも、馬鹿を通り越して、単なる自殺志願者ですよ。

あそこだけは、絶対に行ってはいけないんです。

昔から、そうなんですよ。

私なんかじゃ、どうにもならないです。

良かったですね。Kさん、その時、断って・・・。

もしも、行ってたら終わってましたよ。

Kさんみたいな人が行くと、特に危険です。

寄って来ますから・・・・。

あっ、それと、その行方不明の人ですけど・・・。

もう連れて行かれてますから、戻って来れません。

残念ですけど。

でも、仕事で結構、鳥越の方に行くんだけどね。

と言うと、面倒くさそうに、俺の車に、何やらしてくれている。

何してるの?と聞くと、

かわいそうだから、車に結界を張ってあげたんですけど・・・やめときます?

と言われ、俺は頭を下げるしかなかった。

最後にこれだけは言っておく。

深夜に遊び半分で、絶対に鳥越地区には近づいてはいけない。

それは勇気とか、そういうレベルの話ではなく、単なる命知らずに過ぎないのだから。
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 22:09Comments(18)

2017年06月27日

部屋から出られなくなった話

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆様、お疲れ様です。

しかし、この話の読者様も、北米に、小学生に、高校生と

多岐に渡り、嬉しい限りです。

更に、コメント欄にて、読者様同士の、やり取りも

あったりして、本当にありがとうございます。

中西様、猫ちゃん、早く全快すると良いですね!

ところで、今日の我が家の高2の娘。

私が帰宅すると、コソコソと2階の自室へ逃げていく。

そして、冷蔵庫を見ると、今夜飲もうと買っておいた

セブンイレブンのカフェラテ300mlが消えていた。

妻に聞くと、美味しそうに飲んでいたらしい。

さすがに娘に一言嫌味を言ってやろうかと思っていると、

妻が冷蔵庫を開けて、何やら取り出す。

そこには、小さなヤクルト1本が・・・・。

妻の話では、お父さんに悪いから、これ代わりに

置いておくね!

と言っていたそうだ。

カフェラテの代わりがヤクルトかい?

と思ったが、少し笑えたので、まあ、いいか!

ということで、今夜も怖くない話、いってみます。

それでは、どうぞ~!


これは知り合いから聞いた話。

前回、霊が追いかけられて引越しを繰り返していた友人の話を書いたが、

今回はその逆のパターンの話。

彼は以前、とある危険な心霊スポットに行ってしまった。

そして、それがきっかけで彼に怪異が起こり始める。

最初はほんの些細な事だった。

部屋に帰ると、玄関のドアの横にある壁に、まるで、壁を引っ掻いたような

爪あとが残っていた。

それを彼は、誰かのいたずらだろう、とそのままにしてしまう。

その後、ドアがドンドンと叩かれたり、窓を手のひらで叩くような音が聞こえたりした。

そして、その後、彼が外出した時、明らかに誰かに付きまとわれているような

感覚に襲われる。

だが、その時も彼は、たぶん気のせいだろう、と片付けてしまう。

そして、その後も怪異は続き、ある時、彼は友人達とドライブに出掛けた。

女友達も参加し、車2台に分乗してのドライブであり、途中、遊園地に行ったり、

カラオケをしたり、観光地に寄ったりと、休日を満喫した。

そして、その時写した写真に、ある異変があることに、友人が気付く。

彼が写った写真全てに、1人の女が写りこんでいたのだ。

彼は、そう指摘され、写真を確認すると、確かに見たことも無い女が写りこんでいる。

それは、彼のすぐ後ろに立っているものもあれば、かなり離れた背後に立っている

ものもあった。

そして、その女は、何故か逆光でもないのに、顔がはっきりとは写り込まず、

俯いた顔に背筋の曲がったシルエットは不気味だった。

彼はさすがに気味悪く感じたのだが、友達の手前、ついつい強がってしまい、

心霊写真が撮れるなんで、ラッキー!

と喜んでみせていた。

その後も色んな怪異は続いたらしいが、彼は特に、対策を講じることもなかった。

そんなある日、彼は本当の恐怖を体験してしまう。

それは雨の日だったという。

彼が横断歩道で信号待ちをしていると、突然、背後から突き飛ばされる。

凄まじい力に彼は車道まで飛ばされてしまう。

しかし、その時は、運転手のお陰で、怪我をする事はなかった。

だが、彼は急いで振り返り、彼を突き飛ばした相手を探したのだが、どうやら

信号待ちをしていたのは彼だけだったようで、周りには誰も居ない。

さすがに薄気味悪くなった彼は、その日はもう帰宅する事にした。

信号待ちが怖かった彼は、地下通路がある場所では、それを利用し、歩道橋が

ある場所では、それを使った。

だが、彼が利用した地下通路でも歩道橋でも、彼は背後から強い力で突き飛ばされた。

なんとなく、嫌な予感がしていたという彼は、大怪我こそしなかったが、それでも

手足を酷く擦りむいてしまい、シャツとズボンにもかなり血が滲んでいた。

そして、その時、彼は間違いなく、後ろを振り向き、警戒しながら歩いていたのだが、

前触れも無く、強い力が彼を突き飛ばしたという。

彼の恐怖は、かなりのものだったのだろう。

急いでタクシーを見つけ、それに乗り込み家路を急いだ。

しかし、彼の住むマンションは、道路からかなり入り込んだ場所に

ある為、彼は通りでタクシーを降りると、急いで自分の部屋に向かう。

雨がシトシト降る中を彼は急ぎ足で歩いた。

と、その時、彼の耳には、パシャバシャと誰かが裸足で雨の中を歩いている

ような音が聞こえてくる。

彼の恐怖は頂点に達してしまい、擦りむいて痛む足で、部屋まで走った。

当然、振り返って背後を見る勇気など無かった。

彼は、何とかマンションにたどり着くと、そのままエレベータを使わずに

非常階段を使い、自分の部屋がある3階まで辿りついた。

エレベータは使ってはいけない・・・・。

そんな気がしたのだという。

そして、彼は急いで部屋の鍵を開けると、飛び込むようにして部屋に入り、

ドアをロックした。

と、その直後、何かがドアに体当たりするような音が聞こえた。

彼の心臓は、外まで聞こえるのではないか、というくらいに大きく鼓動していた。

それでも、神経を集中して、ドアの外に耳を傾ける。

すると、ドアの外からは、ドアを引っ掻くような音に混じって、微かな声が

聞こえてくる。

良く聞いてみると、それは、女の不気味な笑い声だった。

それからしばらくして、その音も笑い声も消えたのだが、それからは更なる

怪異が彼を襲う。

彼が、リビングに居ると、玄関の方からカチャカチャという音が聞こえるので、

そちらを見ると、そこには、郵便受けから覗く顔があった。

その目は、どんよりと淀み、生気は感じられなかった。

また、ある時は、彼がリビングでテレビを見ていると、ベランダから気配がした。

彼が、ベランダを見ると、そこには、1人の女がベランダの窓の外に立ち、こちらを

覗き込んでいた。

それは、全て、写真に映りこんだ女そのものだった。

そして、最悪なのは、彼が部屋から出ようとすると、必ず廊下の端に、女が

立っており、彼の姿を見るや、凄まじいスピードで駆け寄ってくる。

その度に、彼は慌ててドアを閉めて、部屋の中に非難した。

そうして、彼は、その部屋から出られなくなってしまった。

食事などの買い物は、友人に頼んで買って来てもらった。

ゴミ出しも、友人に頼んで代わりに出してもらっている。

そして、今の彼の部屋は、日本全国の色んな神社やお寺から集めた護符や

御札が内側から貼られ、まるで霊的な要塞と化している。

そのせいか、部屋の中に居る限りは、怪異は起こらなくなったらしい。

ただ、そのまま、という訳にもいかないので、俺は、いつものAさんに

お願いしてみた。

そして、話を一通り聞いたAさんは、しばらく目を瞑っていたが、

その後、こんな返事を返してきた。

うん。わかりましたよ。彼に何が憑りついているのか。

最悪ですね。

そして、悪いのは彼・・・です。

心霊スポットに行って、あんな事をすれば、そりゃ、霊だって激怒しますよ。

とにかく、私1人の力ではどうにもなりません。

というか、私もそんな人を助ける気には到底なれませんから・・・。

自業自得ってやつですから。

でも、殺される事はないと思いますよ。

一生、憑りつかれるだけですから・・・・。

あっ、それと、これは彼には言わなくて良い事なんですけど・・・。

その護符とか御札とか、何の役にも立ってませんから・・・。

彼は、必死になって霊を部屋に入れないようにしてるのかもしれないですけど、

実は、もう霊は彼の部屋の中に居ますから・・・。

そうです。

彼は、立て篭もった部屋の中で、幽霊と一緒に生活してるって事ですね。

そう言って、少し機嫌が悪そうに話すAさんに、

彼が、その心霊スポットで、何をしでかしてしまったのか?

と聞く事は出来なかった。

その後、ミスタードーナツ10個パックお持ち帰りを買わせてもらい、Aさんの

機嫌は直ったのだが、俺は、これ以上深入りするのは止めようと思った。
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 21:02Comments(11)

2017年06月25日

引越しばかりしている友人

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆様、こんばんは。

早いもので6月も残り僅か。

7月に入ると、いよいよ夏の行事が始まりますね。

ちなみに今日のうちの娘。

点数稼ぎの為か、晩ご飯を作ったそうです。

品数は、ハンバーグ1点のみ(涙)

しかも、そのハンバーグなんですが、妻が手伝ってあげるというのを

固辞して、娘1人で作ったらしく、つなぎの無い、

ひき肉100%という作品に仕上がっておりました。

ご想像の通り、食べようとするとボロボロと崩れ、

ただのひき肉の炒め物になっていたのは

言うまでもありません。

で、それを見て泣きじゃくる高2の娘と、それを

なだめる妻・・・。

結局、2人でスシローへ食べに行きました。

帰って来た時にはもう既に娘の頭からは

料理の失敗の事など完全に消えているかのような

満足そうな笑顔。

しかも、結婚当初、うちの妻も確か同じような

ハンバーグを作って私に爆笑されたような

記憶がありますが、怖くて言えませんね。はい。

ということで、今夜も怖くない話、スタートです。

どうぞ~!


これは俺の友人の話。

音楽関係の趣味の友人なのだが、俺がロックバンドなのに対して、彼は

高尚なクラシック。

楽器も俺がギターなのに対して、彼はバイオリンと全く接点が無いように

思うのだが、何故か気が合ってしまうのだから不思議だ。

彼の良い所は、音楽に境界線を引かず、全て受け入れるという姿勢。

とかく、クラシック音楽をやられている方は、他の音楽を小馬鹿にしている

場合が多いと感じるのだが彼にはそんな所が微塵も無いのだ。

別にクラシックが最高の音楽だなんて、誰が決めたの?

というのが彼の口癖である。

そんな彼だが、一つ気になる事がある。

それは、常に引越しをしているという事。

長くても半年、短い時には1~2ヶ月で引越しをしてしまう。

だから、彼の部屋はいつでも引っ越せるように、家具が異常に少ないのだ。

俺はいつもそれが気に掛かっていたのだが、色々と事情もあるだろうから、と

思い、その事を話題にするのを避けてきたのだが、ある日、一緒に飲んでいた時、

彼から引越しの話をしだしたので、ずっと興味があった事もあり、色々と

聞いてしまった。

それにしても、なんでそんなに頻繁に引越ししなきゃいけないの?

引越し費用だって大変だろ?

と聞く俺に

まあ、確かに大変だけどね。

まるで引越し費用を稼ぐ為に働いてる・・・って感じだよな(笑)

でも、引っ越さないと、もっと大変な事になるから・・・。

そう返してきた。

そして、

もっと大変な事になる・・・ってどういう事?

と俺が質問すると、

うん。まあ、話しても良いんだけど・・・。怖いよ?

と前置きして話してくれたのが以下の内容だ。

彼は以前、格安の賃貸物件に住んだことがあり、それ以来、頻繁に引越しをする

ようになったそうで、それ以前は、ごく普通に一箇所に長く定住していた。

では、何が彼に引越しをさせるようになったかといえば、簡単に言えば、

出る・・・のである。

彼が引っ越して、しばらくすると、徐々に怪異が起こりだす。

それはまるでパターンが決まっているかのようにいつも同じ。

最初は、突然照明が消えたり、お風呂の水が勝手に流れ出したり、という

ものらしいのだが、そのうちに、金縛りに遭うようになったり、玄関のドアが

叩かれたりする。

そして、それからは小学生位の女の子、老婆、中年男性、中年女性、そして

20代位の女性の順番で、彼の前に現れるのだという。

元々、霊的なものに恐怖心を抱いていなかった彼なのだが、最後の20代の

女性の霊を目撃してから、その考えが変わる。

そして、いつしか、彼の心の中には、霊とは危険で命さえ落としかねないもの、という

固定観念が出来上がってしまう。

それは早いときには、彼が引越しをした数日後から始まる事もあり、遅いときでも

引越し後、1ヶ月~2ヶ月以内には始まってしまう。

最初は照明が消えたり、勝手に水が流れ出したり、というものであり、その後の

第二段階の金縛りやドアを叩かれるというのも、特に我慢出来ないというものでは

ないらしいのだが・・・・。

それから、小学生の女の子が頻繁に彼の前に現れ、泣きながら玄関の方を指差して

出て行くようにと伝えてくる。

そして、それはその後の老婆、中年男性、中年女性が出てくるようになる

段階でも、同じであり、特に危険な感じはしないらしく、逆に彼には

彼を護る為に、危険を知らせてくれているように感じるのだという。

そんな感じだったから、彼は最初、そのまま部屋での生活を続けてしまった。

そして、最後に現れた20代らしき女が、言葉では言い表せない位の邪悪な

容姿なのだという。

その目には恨みの怒りが満ちており、ありとあらゆる方法で彼を襲う。

寝ていれば、凄まじい金縛りに遭い、首を絞められる。

その力は凄まじく、彼はいつも首の骨が折れてしまうのではないか、と恐怖した。

彼の首には日増しに、絞められたことによる鬱血したアザが色濃く残されていく。

髪を振り乱しながら、細く長い手で、

この~!この~!

と言いながら首を絞め続ける女の形相は、どんどん人外のものになっていく。

更に、寝ている彼の手足の指を嬉々として一本ずつ折っていく時に見せる、その

なんとも言えない様な恍惚の表情が、彼にはとても怖かった。

それ以外にも、階段から突き落とされたり、入浴中に湯の中に引き摺り込まれたり、と

常に彼の命を奪おうとしてくる。

そして、彼がベランダで洗濯物を干している時、後ろから凄まじい力で一気に

彼の体は持ち上げられ、そのまま地面へと突き落とされた。

幸運にも、そこは2階であり、彼は背中を強く打ちつけただけで済んだのだが、

その時、ベランダから悔しそうに彼を見つめるその女の目を見て、

このままでは殺される・・・

そう思い、そのまま彼は病院へと入院した。

しかし、その病院でも、同じような怪異が発生。

彼は、医師が止めるのも聞かず、急いで病院から逃げるように退院。

そして、友人の家へと逃げ込んだ。

しかし、やはり友人の家でも同じような怪異が発生してしまい、彼は

友人にまで迷惑は掛けられない、と思い、急いで友人の部屋を出た。

しかし、彼が出てからも、その友人の家では怪異が続き、その後、その友人が

大怪我をしたという話を聞き、彼はもう二度と、友人の家には行かない、と

決心する。

その後、ネットカフェやカプセルホテルを利用するようになるのだが、結局、

怪異は発生してしまい、他の利用者にも実害が及んでしまう。

そして、彼は考えた結果として、怪異が発生し始めると同時に、次の引越し先

を探すという生活を続けるようになってしまったらしい。

その話をいつものAさんに話してみたところ、意外な答えが返ってきた。

いつものように、謝礼として、スイーツを食べさせながら話を聞いたのだが、

いつものように、興味がなさそうに、答えるAさん。

それって、彼に憑いてるのではなくて、彼の持っている楽器、つまりバイオリン

に憑いてしまってますね。

最初に彼が引越ししてしまった事故物件の賃貸住宅。

そこは、たぶん、その家の20代くらいの娘さんが原因で、一家心中しています。

でも、まあ、一家心中といっても、その娘が家族全員を殺したようなものですけど。

で、その娘というのが、彼と同じでバイオリンを弾くのが唯一の楽しみだった。

そこへ、彼がのこのこと引越ししてしまったものですから・・・・。

その娘は、彼が自分の夢だったバイオリニストとして成功している事にとても

嫉妬し、それが恨みに変わってしまっています。

そして、その娘が出てくるまでに登場する小さな女の子や老婆、中年の男女は、

全て、その娘の家族です。

それらは、悪霊ではなく、娘がこれ以上、他人に憑りついて殺さないように、

制止する為に成仏できないんですけど・・・。

でも、その娘とは圧倒的な力の差というか、怨念の差があるので・・・。

全然抑止力にはなれないんです。

それが分ってて、その人達は、彼女が来ること、危険が迫っている事を知らせる

為に、彼の部屋に現れてるんです。

そう言った。

それで、俺が、

それじゃ、どうすれば良いの?

と聞くと、

うーん。そうですね。一番簡単なのは、彼が持っているバイオリンを壊してしまう、

燃やしてしまう事ですかね。

そうすれば、その女は、彼の居場所を突き止められなくなりますから。

そう言われたので、その事を彼に話した。

すると、彼は、

このバイオリンって実はかなり高価なんだよね。

それに、とても気に入ってる。

だから、手放すのはおろか、壊すなんて、とても考えられない、という。

それでも、俺が、説得を続けると、

わかった。わかったけど、俺にはやはり壊せない。

誰かに壊してもらえたら助かる!

そう言ったので、それをAさんに伝えると、

あっ、そうですか。それじゃ、私が壊せば良いですね。

と少し嬉しそうに言った。

その後、Aさんは、俺の前で、現在も、彼がローン払い継続中の数百万円の

バイオリンを、気持ちよいくらい、真っ二つにし、更に細かく叩き潰した後、

火にくべて燃やしてしまった。

その時のAさんのなんとも言えない幸せそうな顔を見て、俺は、

Aさんこそ、本当の悪魔かもしれない・・・・

と思ってしまった。

その後、Aさんの言うとおり、彼に怪異は発生しなくなったのだが、相変わらず、

残された多額のローンを彼は払い続けている。


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 18:43Comments(19)

2017年06月24日

お寺に安置されている幽霊画の話

サインディスプレイ部  営業のKです。

昨晩は、会社主催の、

焼肉を食べて暑い夏を乗り切ろうの会・・・でした。

そして、それが終わると、そのままお客さんが待つ

片町へと移動。

午前2時頃に帰宅しました。

ところで、いつも何かと話題を提供してくれる高2の娘。

学校の部活から帰ったお嬢様は、何故かチャーハンが

食べたくなったようで、私に、作って!と言ってくるので

当然、拒否。

それでも、どうしても食べたいらしく、

それじゃ、作り方教えて!と言うので、横に付いて

手取り足取り教えたんですが、どうやらフライパンで

炒める際に、大きく鍋を振りたかったお嬢様は、

一振りごとに、大量に、こぼれる始末。

でも、面白いので最後まで静観していると、

出来上がったチャーハンよりも、こぼれ散らかった量の

方が圧倒的に多かった。

一応、レンジ周りは掃除したのですが、妻が帰宅すると、

私と娘は、2人揃って妻にお説教されてしまいました(涙)

ホント、誰に似てあんなに不器用なんだろ?

はい。私です。ごめんなさい。

それでは、今夜も怖くない話、スタートです。

楽しんで頂けると嬉しいです。

どうぞ~!



これは、いつもお世話になっている富山県のお寺での話。

そのお寺の住職には、憑依された友人を救ってもらったり、個人的には

護符を作ってもらったり、と色々と世話になっている。

その住職は、それなりにその筋では有名らしく、退魔師的な仕事もこなし、

色々と相談にも乗っているらしく、日々、忙しく全国を飛び回って

いたりする。

俺とは年齢も近いせいか、お寺の住職というよりも、良き友人として

お互いを認知している。

しかも、その住職は、退魔師として仕事をこなしても、必要経費以外の

謝礼は受け取らない。

金銭的余裕は、人間を堕落させる。

そして、俺の本業はあくまで檀家の方達のお墓を護ることであり、退魔的な

仕事はあくまで趣味・・・というのが、彼の方針らしい。

俺に対しては、

いつも気軽に護符をくれ、とか言ってくるけど、護符作るのもかなりの

気がいるんだけど、お前、それを分ってる?

と恩着せがましく言ってはくるのだが、それなら、ということで謝礼を

渡そうとすると、絶対に受け取らない、という変わった男である。

まあ、そんな彼に、いつも頼り過ぎている俺も問題なのだが・・・・。

そして、そんなボランティア的な活動を続ける彼の元には、全国から、

清めて欲しい、とか

処分して欲しい、

という理由で沢山のいわくつきの品々が送られてくる。

それは、人形だったり、写真だったりと様々なのだが、そのどれもが、もう

手が付けられない、厳重に保管してておくしかない、という物ばかりである。

本当に困るよな。こんなに勝手に送って来られても・・・・。

と俺が言うと、

そういえば、お前も何点か、勝手に置いていったいわくつきの物があるよな~、と

返してくる。

実際、聞いてみると、そういういわくつきの品々は、所有しているだけでも

危険なものが多い為、毎日、お祈りを捧げる事は欠かせないのだという。

大変な仕事である。

そして、俺がよく、その寺に遊び?に行くと、たまにそういう曰くつきの品を

見せてくる。

その中でも、俺が特に記憶に残っているものがある。

それは、掛け軸に書かれた一枚の幽霊画。

丸山応挙などの有名な作者のものではなく、あくまで作者不詳の絵画。

そにこは、全身痩せ細った女の幽霊が恨みに淀んだ目でこちらに手を伸ばす

ようにして立っており、その傍らには、その女に呪い殺された男性が

ありとあらゆる方向に手足、首の関節が捻じ曲げられ、横たわっている。

それほど古いものではなく、多分明治時代のものだということなのだが、

その幽霊画が不気味なのは、それが、どうやら人間の血を使って描かれている

ということである。

書いた当時は、たぶん真っ赤な絵画だったと思われるが、現在では、どす黒い

赤が、その異様さを際立たせている。

そして、作者不詳のその幽霊画は、過去に数え切れない程のコレクターの

手に渡り、そして、すぐにそれは手放された。

どうやらとてつもない怪異が、その所有者を襲うらしい。

その怪異に関しては、住職は詳しくは教えてくれなかったのだが、一つだけ

教えてくれたのは、その幽霊画を所有した者で、原因不明の死を遂げたのは、

1人や2人ではない、ということ。

確かに、凄まじい妖気や怨念が感じられ、見ているだけでも、何やら

背筋か冷たくなり、心臓が締め付けられる気がした。

そんな危険な絵だから、常日頃は、何重もの木箱に入れ、それぞれに封印をし、

最後に鉄の箱に入れてたら、お寺のご本尊の下に保管している。

そして、それだけ厳重に保管しても、毎晩のように、唸り声のような声が聞こえたり、

住職の寝室の戸を叩かれたりする。

そんな事があった翌朝に確認すると、保管していた鉄製の箱が開いており、更に

中の封印した木箱が割れているのだという。

その度に、更に厳重に封印した後、保管される、という事を繰り返している。

それじゃ、お金掛かってしょうがないだろ?

と聞くと、

まあ、根競べだな。

と笑っている。

怖くないの?

と聞くと、

お寺の和尚が幽霊を怖がってちゃ商売にならんだろ?

と返してきた。

そんな幽霊画だが、以前、一度だけ見せてもらった際、やはり俺に怪異が

及んでいる。

その帰り道、自宅への帰路を車で走っていると、住職から電話が掛かってきた。

あっ、もしもし、今何処?

今何処?って自宅に向けて車を走らせてるよ。もうすぐ金沢市かな。

そう言うと、

悪いけどさ。戻ってきてくれ。今すぐ。

それと、護符持ってると思うから、それをすぐに手でしっかりと握り締めてくれ。

あとは、ゆっくりと走ってきてくれればいい。

さすがに、もうかなりの距離を走っていた俺は、

用事があるのなら、来週じゃ駄目か?

と言うと、

まあ、言いたくなかったんだが、どうやら、お前にあの幽霊画を見せた際に

中の幽霊が、お前に追いていってしまったみたいだ。

まあ、幽霊と来週まで一緒に過ごす気があるのなら止めないけど・・・。

でも、そいつには、護符もそう長くはもたないだろうし、取り殺されるぞ。

間違いなく・・・・。

あっ、それとな。絶対にルームミラー見たり、振り返ったりするな。

今、お前の肩越しからお前を睨んでるから・・・・。

隙あらば、取り殺そうとして・・・・。

そいつの顔を間近で見たら、たぶん心臓が止まると思うから。

過去に殺されたのも、みんなそうやって死んでいったみたいだから・・・。

ということで、安全運転で・・・ヨロシク!

と言われ、電話が切れた。

それから、俺は慌てて、お寺へと逆戻りした。

背後から感じる殺気に、気がおかしくなりそうだったが、スピードを出すと

事故死させられるような気がしたので、言われた通りに、超安全運転で。

そして、お寺に着き、出迎えてくれた住職に、急いで車から降りるように

言われ、俺は言う通りにした。

そして、どうやら、その幽霊は、俺ではなく車に憑りついている事が分ったので、

その日は車を置いて帰ることになった。

そして、タクシーが到着し、乗り込む際、俺は自分の車をジッと見てしまった。

すると、そこには、窓に張りつくように、とても大きい顔の女、あの幽霊画そのままの

女がジッとこちらを睨んでいた。

その後、自宅に帰ると、その晩は高熱にうなされた。

そして、数日後、車の除霊は済んだ、ということで引き取りに行ったのだが、当然

もうその車に乗る気にはなれず、そのまま手放してしまった。

そして、一度でも見てしまったら頭から離れない、その幽霊画の女の顔は、今も

俺の脳裏から消えることはない。

これからも、ずっと・・・・・。
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 20:05Comments(20)

2017年06月22日

夜の公園に巣食うモノ達

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆様、こんばんは。

なんか、Aさんの話を書くだけで、コメントが凄いです。

しかも、小学生の読者様もいらっしゃるようで・・。

しかも、そのコメントの内容がしっかりしており、

感心させられます。

その他、大勢の新規の読者様もおいで頂きまして。

感謝の極みです。

更に、大阪市のY様。

またしても、大量のお香を送って頂きまして、

感謝の言葉も見つかりません。

でも、お気持ちだけで本当に十分ですので。

ありがとうございます。

ところで、うちの高2の娘。

夏に東京で開催されるコミケに行きたいらしく、

妻にお願いしたところ、

何処にそんなお金あるの?

と言われたらしく、

私に、肩たたき5年分というチケットを売れつけようとしてきました。

というか、過去に何度チケット提示しても、何もしなかった癖に・・

で、幾ら欲しいの?

と聞くと

うーん。5千円くらい?

と答えてきたので爆笑してやりました。

5千円で金沢と東京を往復出来ると思ってるところが、

まだまだお子ちゃま・・・・・ですよね。

ということで、今夜も体調が良いので、一話アップ

させて頂きます。

それでは、どうぞ~!



これは知り合いの女性が体験した話である。

彼女は取引先の会社に勤めており、とても明るくおっとりした性格。

そんな彼女が、恐怖に駆られながら話してくれたのが以下の話だ。

彼女は金沢市内の東部に家族と住み、愛犬と散歩に出かけるのが

日課になっていた。

その日、彼女は休日ということで、友達と遠方へドライブに出かけた。

そして、帰宅すると、時刻は午後6時をまわっていた。

季節が夏という事もあり、午後6時をまわっているとはいえ、外はかなり

明るかった。

彼女は、愛犬にリードを付け、散歩に出掛けた。

夏の夕暮れの少しだけ涼しい風がとても気持ちよかった。

だから、彼女はいつもとはコースを変えて、自宅から少し離れた公園まで

行く事にする。

いつもと少しだけ散歩のコースを変えるだけで、まるで別の場所に来たかのようで、

知り合いに会う事もなく、それが彼女にはとても新鮮に感じられた。

うん。今度から、こっちのコースも散歩する事にしよう!

彼女はそう思ったらしい。

そして、20分ほど歩くと、目的の公園に到着する。

さすかに午後7時近くの公園は、まだ完全に暗くなってはいないというのに、

すっかり人の気配が消えていた。

誰もいない公園というのは彼女にとっても久しぶりだったので、彼女自身が

ワクワクしてしまったという。

そして

どうせ、誰もいないんだから犬のリードをはずしてあげよう!

と思い、犬の首輪に付けられたリードを外した。

そして、いっぱい走り回りなさい、と言って犬の背中を押してあげた。

しかし、いつもは早くリードを外せ、といわんばかりに元気のいい愛犬が

彼女の側から離れようとしない。

それどころか、犬の視線は、ある一点を見つめていた。

犬の視線を辿ると、そこには古いブランコがあった。

人が座る椅子が二つ付いているブランコ。

そして、彼女がそのブランコをじっと見つめていると、突然、その一つが

ひとりでに動き出した。

え?

風は既に止んでおり、完全な無風状態。

そんな状態で、ブランコは、ゆっくりと前後に動いている。

なんで?

彼女が動揺しながら更に見つめていると、そのブランコは、まるで誰かが

乗ったまま勢いをつけたように、大きく前後に動き出した。

そうしていると、辺りはどんどん真っ暗になっていき、ポツポツと細かい雨も

降り始める。

愛犬は、完全に固まってしまい、吠えるのも忘れ、ただ彼女にピッタリと

くっ付いたまま、震えていた。

彼女は、恐怖で早くこの公園から逃げなければ、と思ったのだが、既に

彼女の足は、まるで地面に縫い付けられたかのように動かなくなっている。

彼女は、なんとか体を屈ませて、愛犬を抱きかかえた。

愛犬は小刻みに震えていたが、それは彼女も同じだった。

今にも意識が飛びそうな怖さを愛犬のぬくもりを抱く事で何とか我慢出来た。

すると、今度は誰も乗っていないシーソーが動き出す。

それどころか、彼女の視界に入る遊具全てが、まるで、誰かが遊んでいるかの

ように動き出してしまう。

外灯の灯りだけの公園は、それだけでも怖いものだが、その時の彼女の

恐怖は想像を絶するものがある。

彼女は、訳がわからなくなってしまい、小さな声で

なんで?どうして?

と繰り返した。

でも、目に見えない誰かが居るとは絶対に信じたくなかった。

それを認めてしまうと、もう目の前の恐怖にあがなえなくなってしまいそうだったから。

だから、彼女は必死に自分の足を地面から持ち上げようとした。

しかし、何故か彼女の足はピクリとも動いてはくれなかった。

その時、突然、彼女のは、服を引っ張られた気がして、横を見た。

すると、そこには小さな女の子が彼女の横に立ち、彼女の顔を見上げるようにして、

あそぼ?

と聞いてきた。

その女の子は、とても無表情な顔で、目だけがぼんやりと光っていた。

彼女は恐怖のあまり、その女の子から目を逸らすようにした。

すると、そこには、信じられない光景が広がっていた。

遊具を取り囲むように沢山の子供達が立っており、そして、無言のまま、全員が

彼女の目を見つめていた。

その全ての子供達は無表情な顔で、まるで人形のようだった。

そして、その子供達がぎこちなく、まるで人形のような動きで彼女にゆっくりと

近づいて来る。

そして、口々に、

あそぼ?

と聞いてくる。

彼女は、完全にパニック状態になり、その場にヘナヘナと崩れ落ちてしまう。

そして、崩れ落ちた彼女の顔を覗き込む様に、その女の子が顔を近づけてくる。

すると、その時、突然、大きな雷が鳴った。

地響きを伴いながら・・・・。

すると、その途端、彼女の足は動くようになったのだという。

彼女は、愛犬を抱えたまま、急いで起き上がると、一気に駆け出して、公園から

出た。

その後も、彼女の耳の近くから、

あそぼ?

という声が聞こえていたが、それはいつしかヒソヒソという聞き取れない様な

声に変わり、次第に聞こえなくなっていった。

その後、彼女は自宅に戻ると、家族に今ほど自分が体験した話を聞かせた。

しかし、皆、笑いながら、そんな馬鹿な事あるわけない、という感じて

誰も信じてはくれなかった。

そこで、俺の顔を見るなり、この話をしてくれた。

そして、

信じてくれます?

というので、

勿論、信じますよ!と俺は答えた。

そして、その後、Aさんに会う機会があったので、その話をしてみた。

すると、こんな返事が返ってきた。

ああ、子供の霊ですよね。

公園は集まりやすいんですよ。

色んな理由があると思いますけど、結局は、死んでしまった子供で成仏できないとか、

死んでしまったのが判らない、という理由で集まるんですよ。公園に。

だって、子供って公園が大好きですからね。

だから、夜の公園は、そういう子供達のもの・・・なんですよ。

出来るだけ邪魔しちゃいけないんです。

そこで、俺が

それじゃ、知り合いの女性がそのまま子供達と遊ばされたとしたら、どうなるの?

と聞くと、

まあ、連れて行かれますよね。たぶん。

二度と帰っては来れないと思いますよ。

でも、そういう子供達を浄化しようとは思わないんですよ。私は。

悲しい子供の霊なわけですから・・・。

そう言って、少しだけ寂しそうな顔をした。

この公園は、今も金沢市東部に実在している。


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 21:55Comments(19)

2017年06月21日

絶対絶命のAさん(後編)

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆様、こんばんは。

今日は仕事から帰ると、ずっとAさんの話の後編を

書いてました。

だから、とても長い話になっています。

ごめんなさい。

ところで、最近は、北米の読者様もいらっしゃるようで、

感謝の極みです。

いよいよ、このプログもワールドワイドな・・・・・。

便乗するわけではないですが、中西様の猫ちゃん、

速く元気になるように祈っております。

また、中西様をはじめ、

銀ロッド様、高松佑衣様、tamasudare様、はるた夏雲様、ゆき様、

マアボウ様、ポコ様、iq1様、nimd様、ヤフーから来ました様、

aorachimu様、エリ様、ハマっ子様、高橋様、マッスル爺様、

二階堂千夏様、なまちゅ様、かずお様、みっちょ様、

ちゃんふ~様、ひで様、TOMO様、オスカー様、はるこ様、

ちんぱん様、S様、おれんじ様、穴あきさん様、KM様、

オハギくん様、セルゾウ様、怪談好き様、T様、

怖がりビビリの怪談好き様、N様、ファン子様、

さまーず様、主婦のM様、田崎様、TK様、sakbaby様、

ビン様、けけこ様、ミニ子様、L/R様、桜様、トモヤ様、

a100-7様、芝わんこ様、モズ様、とんほ様、びびり様、

おせんこう様、通りすがり様、ゆきぞぅ様、流日様、

仕事に疲れた20代様、TO様、noir様、佑実様、

よだれ様、メチャ☆様、きい様、ろくがつ様、

メリコ様、アストレイ様、蒼猫様、ももちん様、

tomoaaa24様、aba様、JUNK様、北米様、

宮川様、うごけるデブ様、やま34様、りん様、

ちはるる様、にゃあママ様、なのは様、千葉県ON11様、

みねらかづら様、たまひろ様、怖くない話!様、

ポン太様、にやー様、まな様、チキン様、

いつも、拙いブログにコメントを頂きまして、

心より御礼申し上げます。

それでは、昨日の続き、お読み頂ければ、と

思います。

最初に断っておきますが、嫌になる位の

長さです。

ごめんなさい。

それでは、

どうぞ~!


(後編)

俺は慌てて玄関に向かい、ドアを開けると、そこには意外な人物が立っていた。

そこに立っていたのは、過去にも何度か話に登場している、最強の霊能者と

呼ばれている女性だった。

その女性に関して詳しく書く事は、絶対に禁忌とされているので、割愛させて

頂くが、俺も過去に何度か助けてもらった事がある。

ちなみに、俺の守護霊である小さな姉とは、とても馬が合うらしく、守護霊の

くせに、俺から離れて、彼女のところへ遊びに行ったりしているらしい。

その最強の霊能者の女性を、敬意を込めて、以下、姫と呼ぶ。

(実際に周りの皆は、姫と呼んでいる。本人は嫌がっているのだが・・・)

姫は、Aさんよりもかなり年下であるにも関わらず、Aさんにして、

あの人は、次元が違う。特別ですから・・・・。

というくらい、全ての霊力が強い。

まだ学生さんなのだが、生まれ持って、特別な存在であるらしく、更に

とてつもなく強い最上位の守護霊と最上位の悪霊を、自分の中に共存させている。

本来なら、共存し得ることの無い最強の善と悪が何故か持ちつ持たれつの関係で

バランスが取られているらしい。

本当に一見すると、ただの可愛らしい女子学生なのだが・・・・。

その姫が、今起こっている事を知っているかのように、とても険しい顔で

そこに立っていた。

そして、俺が、

どうしたの?

と聞くと

Aさんの事、凄く心配で・・・・。

私なんかじゃ何の役にも立たないかもしれないんですけど、でもじっとしていられなくて。

そう言うので、

俺が、

誰から聞いたの?

と聞くと

Kさんの守護霊が教えてくれました。

貴女なら、何とか出来るでしょ?って。

え?俺の守護霊、また俺をほったらかして姫のところに行ったの?

と聞くと

ええ、まあ、よく来ますから・・・・。

と言われてしまう。

そして、真剣な顔で、こう言った。

Aさんの妹さん、今、病院に入ってるはずなんですけど、知ってましたか?

俺が首を横に振ると、

それじゃ、まず、妹さんに会って話を聞かないと・・・・。

そう言われ、俺はハッとしてしまう。

確かにその通りだった。

妹さんの事など、頭から完全に消えていた。

妹さんに聞けば、解決への糸口が見えてくるかもしれない・・・。

そう思い、俺達は、急いでAさんの家族に連絡を取り、妹さんが入院している

病院へ向かった。

そして、これは病院へ着いたとき、母親から聞いた事なのだが、妹さんも

Aさんと同じ日から行方不明になっていたらしい。

それが、突然、自宅の前にボーっと座り込んでいるのを発見された。

そして、現在はこん睡状態が続いており、とても話を聞ける状態ではないとの

事だった。

しかし、彼女がこん睡状態になる前に紙に書いていたというものを見せてくれた。

そこには、動物らしきものが書かれており、その尻尾は6本に割れていた。

鉛筆で書いたような簡単な絵たったが、何かとてつもなく気持ちの悪いものに

感じられた。

そして、それを見て姫が、こう言った。

判りました。

Aさんを苦しめているのが何なのか・・・。

そこで、俺はこう聞いた。

あるさ。実は他の霊能者さん達は、まるで相手が判っているみたいにビクビクして

尻込みしてしまってたんだけど、姫は、相手が何なのか、全然判らなかったの?

すると、外へ出ますか、と言って歩き出す。

そして、駐車場まで歩いてくると、姫は俺の車のボンネットに寄りかかるようにして、

ゆっくりと話し始める。

あの・・・Kさんは、今回の事をどこまで知らされてますか?

そして、俺が

いや、全く。でも危険なのは判る。なんとかしてやりたい。

というと、

やっぱりですか。

Aさんって、辛い事を全部1人で抱え込んじゃうタイプですからね。

実際、私にも何も連絡は無かったですし、相談もされてません。

実は、私、学校のクラブの関係で少し遠い所に行ってました。

そして、本当に情けないんですけど、Aさんの事、何も気付いてあげられなくて。

でも、Kさんの守護霊が教えてくれたので、色々と気を集中して調べました。

それで・・・なんですけど。

はっきり言いますね。

聞いてしまうと、Kさんにも災いが降りかかるかも知れない相手ですけど。

大丈夫ですか?

俺は、もう後には引けない気持ちだったので、

勿論!

と力強く言った。

すると、

良かった。

私も同じ気持ちです。

それじゃ、話を戻しますね。

今回、Aさんを苦しめているのは、狐です。

それも、長い年月を生きて妖狐になったもの。

そこまでは、判ってたんですけど、妖狐にも色んなレベルがあるので・・・。

実はそこが判らなかったんです。

でも、さっきの絵を見て、ようやく判りました。

Kさんは九尾の狐って知ってますか?

昔、実際した妖狐なんです。

とても強い。そして恐ろしい。

で、今回の相手は、尻尾が6本に分かれている妖狐です。

おそらく1000年以上生き続けている妖狐で、九尾の狐よりは位は下なんですが、

それでも、とてつもなく強い力を持っています。

そして、何かの縁で、Aさんの妹さんがその妖狐に魅入られてしまった。

そして、それを察知したAさんは、何とか開放して欲しいと懇願しに行ったみたいです。

でも、そういう願いが全く通じない相手だと判ったので、妹さんを救い出す為に

Aさんは、その妖狐に戦いを挑みました。

まあ、普通は絶対にしないんですよ。

だって勝ち目なんてカケラもありませんから・・・・。

でも、Aさんは立ち向かったんですよ。

負けるのを覚悟のうえで・・・・。

でも、そのお陰で奇跡的に妹さんは現世に戻ってこれました。

まだ、妖狐の気が纏わりついている状態ですけど。

そして、負けたAさんは、もう現世にはいません。

でも、まだ死んではいない。

私もAさんから沢山のモノを頂きました。

だから、その恩を少しでも返せるとしたら今しかありません。

力になって貰えますか?

そう強い眼差しで言われた。

俺は、

勿論、そのつもりだよ。

でも、俺はどうすれば良いの?

と聞くと

私1人では心許ないというか、人数が足りないんです。

今回は、相手の妖狐と闘うのと同時に、Aさんを現世に連れてこなければ

なりません。

Aさんを守りながら・・・。

だから・・・。

それを聞いて、俺が

でも、姫くらいの力があれば、1人でも何とかなるんじゃないの?

と聞いてみると、

あの・・・・はっきり言いますね。

妖狐・・・しかも尻尾が6本に割れているものって、それほど簡単な相手では

ないんですよ。

というか、私が今まで出会った事が無いレベルの相手になります。

しかも、今回の流れを追っていくと、相手は完全に悪い妖狐です。

ズル賢く、人間の力なんて完全に及ばない存在です。

私なんて、一瞬で消されてしまうかも・・・です。

そう言われ、背筋かぞっとした。

今、目の前にいる、最強の霊能者といわれている人間が歯が立たないなんて、

本当にありえるのか?

だから、俺は続けて聞いた。

それなら、どうやって闘うの?

それと、俺は何をすれば良いの?と。

すると、姫はゆっくりと目を閉じてこう言った。

Kさんは、知りうる限りの最高の力を持った霊能者さんを3人集めてください。

Aさんほどの女性ですから、そういうレベルの人達ならきっと力になってくれると

思います。

そうですね。

特に、防御に優れた力を持っている方だと最適なんですが・・・。

何とかなりそうですか?

そう言われて、俺は

相手に土下座してでも何とか3人用意してみせるよ!

と言いきった。

すると、姫はホッとした顔をして、

それじゃ、ここからはお互いに単独行動になります。

そして、明日のちょうど今の時刻にもう一度此処で集まりましょう。

そう言った。

だから、俺は、

姫は明日までの間、何するの?

と聞くと

気を集中して、日本中を探ってみます。

妖狐といっても、悪いモノばかりでありませんから・・・・。

うまく尻尾が6本以上に分かれている良い妖狐が見つかると良いんですけど・・・。

良い九尾の狐なんかが見つかると最高なんですけどね。

でも、時間がありません。

お互いに急ぎましょう!

そう言うと、駐車場から駆け足で出て行ってしまった。

それから、俺は自宅へ戻り、過去にAさんと何らかの繫がりがあった霊能者を

ピックアップして電話をかけた。

すると、電話の向こうからは、予想外にも

許せないですね。

あのAさんの為なら何でもしますよ。

人間の力を見せてやりますかね!

という心強い言葉が返ってきた。

そして、翌日、駅で集合という事を確認して電話を切った。

これで何とか3人の霊能力者が確保できた。

しかも、Aさんを遥かに凌駕するレベルの人達ばかり。

しかし、実際、電話した時に感じたことなのだが、電話の向こうの相手は

明らかに、姫の名前を出した途端、一気にヤル気に火がついたように感じた。

俺には全く感じられない事なのだか、やはり、姫は規格外というか、敵にしなくて

良かったと思わせるレベルなのだと実感した。

そして、翌日、駅に3人を迎えに行き、そのまま約束の駐車場に着くと、既に

姫がそこに1人で立っていた。

俺は、

何故ひとりなんだ?

やはり見つからなかったのか?

と思い、姫の元に駆け寄って、こう言った。

もしかして、見つからなかった?

すると、姫は、ニコニコしながらこう答えた。

いえ、凄い妖狐が味方についてくれましたよ。

しかし、俺には何も見えない。

ただ、俺が連れてきた3人の霊能者には、その姿がはっきりと見えているらしく、

かなり怯えてパニックになりかけている。

そして、

こんなレベルの・・・初めて見た。

本当に良い妖狐なんですよね?

現代の日本にもまだこんなのがいるんだ・・・・。

と、呆然としているので、

姫が、

Aさんと妹さんの事を話したら、絶対に許せることではないって言ってくれてます。

それに、相手よりも格上ですから・・・・大丈夫ですよ。

と上機嫌に話していた。

後で聞いたところによると、どうやら、九尾の狐というものだったらしい。

それにしても、そんな大物を簡単に説得し連れてくるなんて、この娘は、

一体何者なんだ?と思うと同時に

これなら、Aさんが姫の事を別格扱いするのもうなづけた。

そして、姫と初対面の3人の挨拶が終わると、

さあ、そろそろ反撃開始ですね、と姫が皆を見渡して言った。

空は、今から始まる戦いを予感させるように、暗くどんよりと曇り出した。

そして、姫が

3人の方は、Aさんの護りをお願いします。

私は、妖狐さんと、悪狐をやっつけに行きますから!

そう言ったので、俺は

あの・・・俺は何すれば良いの?

と聞くと、

しばらく考えてから、

うーん。それじゃ、守護霊さんお借りしても良いですか?

あの子、実はかなり強力な力を持ってるので・・・。

そう言われ、俺はうなづいた。

そして、続けて姫にこう言われた。

それでは、今から始まりますから、Kさんは、出来るだけ遠くに逃げてください。

私達ってかなり強力だと思いますので、私達と闘っている間は、少なくとも

相手もKさんに手を伸ばす余裕はありませんからご安心を。

そして、もしもKさんの身に危険が及ぶ様なことが起きたとしたら、

私達が負けてしまった・・・。

そう思ってください。

そう言って笑った。

それから、俺は急いでその場から避難した。

俺など居るだけで邪魔になる事は明らかだったから。

だから、それから一体どんな闘いや防御が行われ、どちらが勝ったのかは

判らなかったが、俺のみに危険が及ぶ様な事は一切無かった。

それから、1週間ほどか過ぎた頃、俺の自宅のインターホンが鳴った。

はい。どちら様ですか?

と聞いたが、返答が無い。

そこで、急いで玄関へ行き、ドアを開ける。

すると、そこに立っていたのは、紛れもないAさんだった。

俺は驚いて、


どうしたの?大丈夫だった?死んで化けて出たんじゃないよね?

と聞くと、

ほら、また何にでも首を突っ込みたがる。

その性格直したほうが良いですよ。
と冷たく答える。

そのふてぶてしさは紛れもなくAさんそのものだった。

そして、俺が

良かったね。助かったんだ。今回は俺も頑張ったからね。

と続けると、

あの・・・約束を守ってもらいに来ました、という。

俺が、

え?約束って?

と聞くと

特大パフェって言いませんでしたか?私。

そう冷たく言われ、しばらく放心状態になった。

それから、約束通り、喫茶店に行き、特大のチョコパフェを二つ注文させられた。

一緒に食べるのかと思ったら、1人で二つ食べ出した。

お腹空いてるんですよ。

とブツブツ言いながら・・・・。

その間、終始、いつもの横柄な態度でパフェを食べていたのだが、喫茶店を出て、

別れるとき、小さな声で

あの・・・でも・・・まあ・・・ありがとうございました。

と言ったのを俺は聞き逃さなかった。

これは過去に起こった事実である。
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 22:34Comments(33)

2017年06月20日

絶対絶命のAさん(前編)

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆様、こんばんは

とりあえず、今回はAさんが主役のお話です。

少しサスペンスタッチで書いてみました。

というか、なんか長くなりそうなので、とりあえず

前編をアップして、私はその続きを書きます。

近日中に、続きはアップさせて頂きます。

それでは、どうぞ~!



最近、やたらとAさん人気が高い様なので、今回はAさんに無断で

過去にあった話を書こうと思う。

強気な発言しかしない、悪魔(天使)のようなAさんだが、過去にはとんでもない

体験をしている。

以下が、その内容である。

Aさんには妹がいる。

異母姉妹というやつなのだが、とても仲が良く、2人とも社会人なのだが、

時間が合えば、いつも2人で買い物に行ったり旅行に行ったりしているらしい。

一度、飲み会の席にも連れて来た事があるのだが、Aさんとは違い、低姿勢

且つ、礼儀も正しく、本当に姉妹なのか?と思ったほどである。

ちなみに、妹さんには霊感の類は備わっていない。

ただ、霊を引き寄せてしまう体質なのだと、Aさんは言っていた。

そんなある日、俺は珍しい場所でAさん姉妹と偶然鉢合わせする。

そこは、富山県の某お寺であり、俺がいつも護符を貰いに行っている場所。

そんな場所にAさんは、妹さんと一緒に訪れ、何やら深刻な顔をしていた。

だが、俺の顔を見ると、そそくさと帰ろうとする。

俺が、

こんな処に妹さんを連れてきて何してるの?

それにしても、俺の顔を見るなり帰ろうとするなんて、露骨すぎるんじゃない?

と言うと、

いえ、話はもう終わったので・・・・。

話が終わったから帰るだけですから・・・・。

そう返してきた。

俺はいつものように冷たい言葉を掛けられるだろうと予想していたので、完全に

拍子抜けしてしまう。

それでも、Aさんのとてつもなく深刻な顔を見て、更に妹さんの様子を見た時、

何やら大変なことが起こってるのではないか、と感じてしまう。

それは、あれだけ明るく礼儀正しい妹さんが、俺のことには目もくれず、ただ

ひたすら俯いてブツブツと独り言を言っていたから。

そして、妹さんの顔自体も、以前見た時とはまるで別人のように、目が釣りあがり

目がギョロっとし、とても怖い顔になっていたから。

だから、Aさん姉妹が帰った後、お寺の住職に聞いてみた。

Aさん、どうしたの?

すると、

言わないよ。Aさんにお前には絶対に言うなって言われてるから。

それに、お前に言っても、どうにもならない事だから・・・・。

だから、そっとしておいてあげるのが一番だな。

そう呑気に言った住職の顔もかなり険しい表情だったのを俺は

見逃さなかった。

だから、俺は更にしつこく食い下がってみる。

あのさ。

俺は今までAさんには色々と助けてもらってきたんだよね。

だから、もしもAさんが何か災いに巻き込まれてるんだとしたら、

何とか力になりたいんだよね。

そういう気持ちって間違ってる?

すると、住職は、困った顔でこう答えた。

うーん。気持ちは分るけど。

でもどうしようもない事なんて世の中には沢山あるだろ?

それに、俺が何の力にもなれそうもない、と断った位なのに、お前が

どうやって力になれるっていうの?

勿論、俺だって、力になれるタイミングが来るのだとしたら、どんな事を

してでも力になるつもりだよ。

でも、今はその時じゃない。

それに今動けば、Aさんの思いを台無しにしてしまうんだよ。

そう言われてしまい、俺は言葉が見つからなくなった。

それから、自宅に帰ってきたのだが、どうしても気になってしまう。

ただ、住職の言っていた言葉を思い出し、何とか自制の日々を送った。

そんなある日、突然Aさんから電話がかかってきた。

俺は無理に元気な声で

どうしたの?

久しぶりだね。

元気にやってる?

という社交辞令的な言葉を話した。

すると、電話の向こうのAさんの声は、かすれている様に疲れきった声だった。

そして、小さな声でこう言った。

突然、申し訳ありません。

実は、色々と事情がありまして・・・・。

私がKさんに渡した護符とか御守りとか、それ全部燃やして処分してください。

出来る事なら、私とKさんを繋いでいるもの全てを燃やしてください。

これから私は、すこし大変な事をしでかしちゃうと思いますから。

だから、これは、Kさんに被害が及ぶのを防ぐ意味でお願いしてます。

詳しい事は、絶対に話せないので勘弁してください。

Kさんの性格なら、今もの凄く聞きたいと言う衝動に駆られていると

思いますが、どうかお願いします。

でも、Kさんには、強い守護霊さんがついてるから、きっと大丈夫です。

それから、これは他の誰にも言わないでくださいね。

約束ですよ。

そう言われて、俺は、やはり黙っていられず、

あのさ、ちょっと・・・・・

と聞こえとすると、電話は勝手に切れてしまい、それからAさんにかけなおしても

もう繋がる事はなかった。

そして、俺は電話が切れた後、考えてみた。

大変な事をしでかしちゃう・・・ってどういう意味なんだ。

そして、妹さんの様子や住職の話から、これは間違いなく、霊的なものだと

思えるのだが、そうだとすると、あのAさんをあそこまで追い詰める相手って

一体何なのか?と。

だから、俺は知っている限りの霊能者さん達に、連絡をとった。

すると、その全ての人の所へAさんは相談していた事が分ったのだが、その誰もが

Aさんの相談を断っていた事がわかった。

そして、その全員に、俺は聞いてみた。

一体何が起こっているのか?と。

しかし、誰も答えようとはしなかった。

それは、俺が話を聞くと、その災いの中に俺までもが巻き込まれてしまうからだ、と

言われてしまった。

そして、他には

相手が悪過ぎるよ、とか

まだ死にたくないから・・・・

そんな断片的な言葉だけが返ってきた。

俺は、自分に霊的なものと対峙するだけの霊能力が無いという事実を恨んだ。

そして、Aさんの無事だけを祈りながら日々を過ごした。

すると、前回の電話から1週間が過ぎた頃、またしても突然、Aさんから

電話がかかってきた。

俺は、受話器に向かって

今どこなの?

無事でいるの?

とまくしたてた。

すると、受話器の向こうから、Aさんがこう言った。

ちゃんと、全部燃やしてくれましたか?

元気な声で電話に出たということは、そういうことですよね。

良かった。安心しました。

もしも、また会えたら、今度は特大のチョコパフェをおごってくださいね。

その声は、力も無くとても小さな声だったが、それは声が小さいというだけでなく、

何かとても遠い場所にいる様な感じがした。

それに、声にエコーがかかり反響してとても聞き取り難かった。

だから、俺は再び、

だから、今どこにいるの?

今すぐ助けに行くからさ!

と言ったのだが、

Aさんは、

今まで本当にありがとうございました。

とだけ言うと、またしても電話は切れてしまった。

急いでかけなおしたのだが、またしても繋がらなかった。

俺はとてつもなく嫌な予感がした。

それと同時に、なんとも言えない恐怖に襲われてしまう。

それが、今Aさんと電話したのが原因である事は、俺が一番よくわかっていた。

そして、それから俺は2日間ほど高熱が出て寝込んでしまう。

今まで体験した事も無い程の高熱にうなされながらも、

このまま生霊としてAさんを助けにいけたら・・・・

そんな事を考えていた。

そして、熱が下がった俺は、友人からの電話でとんでもない事実を知る。

Aさんが、1週間以上、行方不明だというのだ。

俺は急いで富山県のお寺に行くと、住職が暗い顔で出迎えてくれた。

この寺の護符も効かなかったか。

高熱でうなされてたんだろ?

まあ、無理も無いよ。

あれだけ深入りしておいて、この程度ですんだのだから、Aさんに感謝しないとな。

そう言われ、俺は

そうなんだよ。Aさん、行方不明なんだよね?

どうにか出来ないの?

っていうか、他の知り合いの霊能者達も皆、完全にビビッてしまってて・・・。

あんたも、このままで良いの?

と住職に食ってかかる。

すると、住職は強い口調でこう言った。

お前が、他の霊能者にも電話して色々と探ったり協力を求めたりしてたのは

知ってるよ。

だも、誰も力を貸してくれなかっただろ。

同然だよ。

あいつらが束になってかかっても、歯が立つわけも無いんだから。

無駄死にしても、しょうがないだろ。

あいつら、みんな本物の霊能者だから、今度の相手が、ヤバ過ぎて何の力にも

なれないって事を知ってるんだよ。

だから、負けると分ってて、力になりますなんて言うわけが無い。

なによりも、Aさんが、それを望んでいない筈だから。

そう言われ、俺はまたしても言葉を失う。

それでも、何とか搾り出すように、こう聞いてみた。

わかったけどさ。

でも、今、Aさんはどうしてるの?

生きてるんだよね?と。

すると、

ああ、まだ生きてるよ。

でも、時間の問題かもな。

相手を完全に怒らせてしまったんだから。

今、彼女は、暗い地の底に沈められてる。

何も無い無の世界。

そこで死を待ってる・・・・。

そう言われ、俺は自分の無力さが情けなくてたまらなくなった。

そして、俺よりも悔しそうな顔をしている住職の顔を見ると、もう何も

言えなくなってしまった。

そして、自宅へ帰り、少しでもAさんに元気を届けたくて、以前、Aさんの

バンドとジョイントライブをした時、Aさんが一番好きだと言っていた曲を

ギターで爪弾いた。

そして、最後まで演奏できるか、と思った、その時、突然ギターの弦が切れた。

俺はしばらく放心状態でいたのだが、そのうち、もの凄い怒りが込み上げてきた。

この曲も、Aさんとの繋がりを示す事になるのか?

だから、そいつが弦を切って弾けなくしたというのか?

好きだった曲を贈る事すら出来ないのか?

もしも、そうだとしたら、Aさんを死の淵に追い込んでいるのは、とてつもない

大きな相手などではなく、とても器の小さい相手に思えてきた。

俺の心から、未知の相手に対する恐怖がどんどん小さくなっていった。

今、俺に出来る事は?

俺はギターを置き、必死に考えた。

そして、導き出したのは、Aさんを超えるような、霊能者を集めること。

しかし、普通に考えれば、また断られる事は明白だった。

どうすればいい?

俺は必死に考えた。

すると、突然、玄関のチャイムが鳴った。

俺は慌てて玄関に向かい、ドアを開けると、そこには意外な人物が立っていた。

以下、後編につづく。


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 22:02Comments(13)

2017年06月19日

センサーカメラ

サインディスプレイ部 営業のKです。

皆様、こんばんは。

10日連続アップが祟ったのか、またしても体調不良です。

特に、話を書き始めると、すぐに部屋の空気が

変わってしまいます。

ラップ音も、凄いです。

唯一の救いは、隣の部屋に居る娘が

呑気に歌を歌っていること位でしょうか。

まあ、話をアップ出来ない日は、そういうのが

酷い日なんだな、とご理解ください。

また、部屋の護符を新調しないと・・・・。

それでは、怖くない、絶対に怖くない、誰が何と言おうと・・・

始めます。

どうぞ~!


これは知り合いから聞いた話しである。

彼は趣味でカメラを楽しんでいる。

ただ、少し変わっているのは、彼が撮影するのは自然の中で自由に動き回る

動物達であり、人間や風景などを撮ることはしない。

とにかく、動物達の姿には、圧倒されるほどの力強さがあり、常に死と

隣り合わせで生きている緊迫感があるのだという。

そんな彼は、特に熊の撮影を好んだ。

だから、地元石川県だけではなく、北海道のヒグマや、更には海外にも

出かけて行き、グリズリーなども撮影するという力の入れようだった。

北極のシロクマやコディアック島のクマも、いつか撮影してみたいと

意気込んでいる。

そして、そんな彼のもう1つの楽しみは、朝方からカメラをセットして

動くものに反応するセンサーを取り付け、自動で撮影するということ。

確かに自分で撮影するような緊迫感は味わえないが、逆に動物達の素のままの

写真が撮れるという事だった。

確かに、センサーにより自動で撮影した写真には、動物達が至近距離まで寄って来ている

写真が撮れているものが多く、それを見せて貰い感動したことがある。

その日、彼は朝から石川県と富山県の県境に近い山の中に朝から向かい、

いつもの場所に定点カメラを設置した。

その場所は、いつも彼が無人カメラを設置する場所であり、色んな動物達

の通り道になっている為、沢山の種類の動物が撮影できるスポット。

その場所は近くに村があったのだが、かなり昔に廃村になっていた。

彼はいつものように草や木片でカモフラージュし、カメラをセットする。

そして、そこから20分位かけて歩き、停めてあった車まで戻ってきた。

その時、ふと、思った事があった。

それは、いつもは山の中を歩いていく途中に、色んな動物の鳴き声や足音

などが聞こえるのだが、その時は全て消えてしまったかのように静かだということ。

それでも、翌日のカメラの回収を楽しみにしながら家路についた。

翌日、彼は朝早い時間に起きて、早速、昨日定点カメラを設置した場所へと

向かった。

車を停めて、カメラのある場所まで歩いていると、やはり動物達の音は完全に

聞こえてこない。

いったい、どうしたのかな?

彼は、もしかするとカメラには何も写っていないのではないか?という思いを

抱きながら山道を進んだ。

カメラが設置してある場所までたどり着くと、彼は驚いてカメラに走り寄った。

設置しておいたカメラが、隠しておいた場所から、地面に落ちていたから。

おいおい。高いんだぞ。これ。

そう思いながら、カメラをチェックすると、何処も壊れている様子はなかった。

彼はホッと胸をなでおろし、その場に座り込んで、昨夜の収穫を確認することにした。

撮影履歴を見てみると、かなりの数の撮影が行われているようだった。

なんだ。動物はちゃんといるんだ・・・・。

そう思いながら彼はカメラについている再生画面を凝視する。

だが、そこに写っていたのは動物などではなく、明らかに人間だった。

しかも、人間が長い列を作ってカメラを前を通りすぎる様子が写っている。

なんなんだ、これは?

彼は、そこに写っているものが、人間だとはどうしても思えなかった。

その人間達は、撮影記録にある、夜中の午前2時頃にこんな山の中へ

大挙して遠足にでも来たというのか。

そして、全員が同じような白い布きれの様なものを着て、誰も靴など

履かず、裸足のままだった。

彼は、画像を順に見ていくうちに、

もしかしたら、とんでもないものを写してしまったのではないか?と

思い始める。

そして、撮影のライトに反応するように、その人間達の列から、どんどん

カメラに近づいて来るものが写り出す。

そこで、彼は確信した。

これは人間を写したものではない、という事を。

カメラに近づいてきたモノ達には目が無かった。

黒い穴があいているだけ。

そして、まるでどこまでも伸びるかのような腕でカメラに手を伸ばしていた。

それが人間ではない、と分ると、一気に恐怖が襲ってくる。

彼は急いでカメラ類やセンサーを片付けて、その場から撤収しようとした。

そして、リュックに荷物を押し込んで、振り返ったとき、前方の草むらから

彼をジッと見つめるものが居た。

それも、1人や2人ではなく、かなりの数。

最初、動物か?と思ったが、どうもそうではなかった。

そして、次の瞬間、それが草むらから立ち上がった時、その正体が分った。

それは、昨晩、彼の設置したカメラに写りこんでいたモノ達。

草むらから立ち上がったそれらは、異様に背が高く、そして痩せ細った体で

ボサボサの髪を風になびかせている。

そして、それらがゆっくりとこちらへ近づいて来る。

もしかして、カメラを設置した俺を待ち伏せしていたのか?

そう思ったが、そんな事はどうでも良かった。

何とかして逃げなければ・・・・

彼の頭には、もうそれしかなかった。

彼は一気に反転すると、それらとは反対方向へと走り出した。

しかし、2.3歩進んだところで、彼の記憶は飛んでしまう。

頭に鈍い衝撃が走り、彼はその場に倒れこんだ。

それから、次に彼が目を覚ましたのは、2日後の事だった。

彼が目を覚ますと、何やら酷い頭痛がして、目の前が真っ暗だった。

手探りで前方を触ると、どうやら彼の横たわっている真上に、板が

張られているようだった。

手や足でそれを動かそうとするが、全くびくともしない。

それどころか、彼が寝ている間に雨が降ったようで、彼の寝ている場所には

沢山の水か浸入してきていた。

彼は、やけくそになり、大声でおーいおーい、と助けを呼ぶ。

空腹で疲れきった体では、まともな声も出なかったが、それでも彼には

助けを呼び続ける事しか出来なかった。

それから、どれだけの時間が経過しただろうか。

彼はさすがに体力も気力も限界に達してしまい、死を覚悟し、受け入れた。

もう目を閉じて、このまま土に還るのも良いのかもしれない。

そう思い始めたとき、彼の耳に、犬の鳴き声が聞こえてくる。

その声は紛れもなく、彼が可愛がっている愛犬の吠える声だった。

彼は小さな声で、その愛犬の名を呼び続けた。

すると、今度は、大勢の人間の声が聞こえてくる。

おーい。此処だー。此処にいるぞ。

そして、何かで掘り返すような音が聞こえ、次の瞬間、彼の目の前には、

空が広がり、沢山の人達が心配そうに彼を覗き込んでいる。

そこには、彼の友人達の姿もあり、当然、愛犬の姿もあった。

彼はそのまま安心し、意識を失う。

そして、次に目を覚ますと病院のベッドの上だった。

体中が痛んだが、生きている事が嬉しかった。

彼が目を覚ますと、警察が来て、色々と質問していった。

そして、警察が帰ると、彼の奥さんが、説明してくれた。

彼が、家を出てから、丸二日間、連絡が取れなかった事。

だから、警察に捜索願を出して、あの山の周辺を探したこと。

警察も、さすがに諦めかけていた時、彼の友人達が、全員で探してくれ、

その際、愛犬なら、彼の居場所がわかるかもしれない、と連れて行き、

見事に彼が居る場所を発見して、皆に教えてくれたこと。

更に、彼が発見された時、彼は、山の麓にある廃村の墓地で見つかった事。

その墓地は、死体を焼かずに、そのまま土に埋めるという土葬の墓地だった

という事。

そして、何故か、彼が埋められていた土葬墓の横の墓が、まるでそこから

何かが出て行ったかのように、土が掘り返されており、その土が彼の

墓の上にかけられていたということ。

最後に、警察の調べでは、彼が埋められていた墓は古いものだったが、

彼以外のものは、その墓からは発見されておらず、更に墓の周りには、

無数の裸足の足跡と、出て土を掘ったかのような跡が残っていたのだという。

その後、彼は無事に退院した。

それでも、毎夜、山で出会ったモノ達の夢を見るようになる。

そこで、俺はいつものように、霊能者Aさんに頼みこんで、色々と

聞いてみた。

奢りのパフェふたつを前にして、Aさんは、すこぶる機嫌が良かった。

だから、俺は、彼が体験した話を一部始終、話した上で、彼が撮影した

画像をコピーしたものをAさんに見てもらった。

すると、Aさんの顔つきが急に変わった。

これ、コピーしたものをKさんが持ってるんですか?

どこまで馬鹿なんですか?

まあ、私が何言っても、馬の耳に念仏・・・ですよね。

あのですね。これ持ってたら、Kさんも死にます。間違いなく。

あの村が廃村になった理由も、これを見て分りました。

凄く邪悪な事が原因です。

更に悪いことに、その村から、カメラを設置した山まで霊道が通っています。

余程、凄い恨みなのか、凄い怨念を感じます。

そして、狡猾な奴らですよね。

カメラにわざと写って、そこに呪いをかけてあります。

本当は、こんな奴ら、除霊して、完全に清めないと駄目なんですけど、数が

多過ぎて無理です。

でも、Kさんと、その彼が縁を持たされてしまった呪いくらいなら、断ち切る

事が出来ます。私にも。

だから、早く、この画像、焼いてくださいね。

Kさんと、彼、そして他にもコピーがあるなら、全部です。

火が完全に消えるまでずっと燃やし続けてください。

後は、私と知り合いの霊能者でなんとかしますから・・・・。

こう言われ、ぞっとした。

そして、それと同時に、口は悪いが、やはり頼りになるな、と感心させられた。

勿論、その後、お礼として、ハーゲンダッツギフト券を請求されたのは

言うまでもない。


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 21:38Comments(11)

2017年06月17日

寝室での怪異

サインディスプレイ部 営業のKです。

今日は仕事でした。

昨夜は仕事関係の商社さんと片町でした。

午前2時まで飲んでしまい、辛い1日になりました。

ところで、今日仕事から帰宅すると、娘がリビングの

フローリングの上をゴロゴロと移動している。

何してんの?

と聞くと、

お昼にお母さんとしゃぶしゃぶを食べていったら

食べ過ぎてしまって・・・。

で、体にも熱がこもっちゃって・・・・。

だから、冷たい場所を探して移動してるの!

と返してくる。

え?あんた達、お昼からそんなご馳走食べたの?

お父さんは、コンビニのファミチキ1つだけだったのに・・・。

そう言うと

あっ、そうなんだ。大変だね。うん。

でも、ファミチキも美味しいから良いじゃん・・・・。

と言い放ち、また冷たい場所を探しながらフローリング

の上をズルズルと移動していた。

こんなので、彼氏なんて出来るのだろうか?

まあ、知ったことではないが・・・・。

それから、

あっ、そういえば、誕生プレゼント、テーブルに置いてあるから、と

言われたので、急いで見てみると、過去にも何度ももらった記憶がある

手書きのマッサージ券が5枚置いてある。

よく見ると、1枚につき、5分という制限時間が書かれている。

あの~、去年より更に時間が短くなってないか?

と聞くと、

まあ、年齢と共に体力が衰えてきているので・・・・

との答えが返ってきた。

というか、お前、まだ16歳のはずだが?

しかも、過去に貰ったマッサージ券を提示しても、忙しいとの

理由で一度もマッサージをしてもらった記憶が無いのだが・・・。

最近、娘の性格が面に妻に似てきているのが恐ろしくもある。

ということで、2日間休みましたが、またアップさせて頂きます。

怖くないと思いますがどうぞ~!



これは俺の友人が体験した話。

ちなみに彼ら夫婦には子供はおらず、一戸建てに夫婦2人だけで住んでいる。

そして、

彼はその晩、嫌な汗をかいて目が覚めた。

肌はじっとりと汗ばみ、寝室の空気も何故か息苦しい。

横を見ると、ベッドには彼の妻の姿がなかった。

どこにいったのか?

彼は寝ぼけた頭でボーっと考える。

すると、階下から物音がする。

どうやら妻はトイレに行っているようだ。

彼は安心して目を閉じた。

すると、階段をゆっくりと上ってくる音が聞こえてくる。

そして階段を上りきると、ゆっくりと寝室のドアが開き、そして

静かに閉まる音が聞こえた。

そして、妻のベッドの中へゴソゴソと入っていく音が聞こえた。

戻ってきたのか・・・・・・。

彼はそう思い、安心してもう一度眠りに就こうと布団をかぶった。

その時、彼は大切な事を思い出す。

妻はその日から2泊3日の日程で会社の慰安旅行に出掛けている。

そして、彼が帰宅してからも、妻の旅行先である沖縄から電話があり、

5分ほど話をしていた。

その時の事が鮮明に思い出された。

そして、彼はハッとして眠ろうとして閉じていた目をゆっくりと開けた。

それでは、先程から聞こえていた一連の音は何なのか?

1人で留守番している家に誰か他の者がいるというのか?

そう考え出すと、一気に恐怖が込み上げてきて、背中を冷たい汗が流れるのが

わかった。

泥棒なのか?

だとしたら、何か武器になる物を探さないと・・・・。

その時、ちょうど妻のベッドに背を向けるようにして寝ていた彼は、目をつぶり

寝室に置いてある家具や備品を必死に思い出した。

すると、趣味で音楽をしている彼はいつでも弾けるようにと、いつも部屋の端に

エレキギターを1本スタンドに立てかけている事を思い出す。

大切なギターだけど命には代えられないな。

それに、エレキギターなら固くて重いから十分武器として使えるだろう。

そう思った彼は、背後に気を配りつつ、一気にベッドから抜け出して

立てかけてあるエレキギターの方へと走り寄り、それを手に持った。

そして、一気に身を翻し、身構えた。

だが、彼はその時、拍子抜けしてしまう。

彼の予想では、そこには泥棒が彼を襲おうと構えている筈だったのだが、

その時、彼の目に飛び込んできたのは、いつものように隣のベッドで

眠っている妻の姿だった。

彼に背を向けて寝ている妻は、布団から見えるのは髪形と布団越しに見える

シルエットだけだったが、それは紛れもなく妻のものだった。

だから彼の頭の中はかなり混乱してしまう。

妻は間違いなく今夜は旅行で不在であり、寝る前にも、楽しそうに話す

沖縄に居る妻と電話で話した。

しかし、目の前でスースーと寝息を立て、横になっているのも紛れもなく

妻であったのだから。

彼は思案した。

もしかしたら、何か急用が出来て、妻は沖縄から帰ってきたのかも?

しかし、妻と電話で話したのは、ほんの3時間ほど前。

それに、そんな夜中に飛行機など飛ぶはずもなかった。

どれだけ考えても、彼には現状を的確に説明できる理由が見つからなかった。

だからといって、このまま再び眠りに就く気分には到底なれなかった。

だから、彼は、妻を起こさない様に、静かに部屋の入り口まで移動し、そして

部屋の明かりを点けた。

部屋の中はシーンと静まり返り、明るくなった部屋とは対照的に、異様な気配がした。

それでも、彼はゆっくりと妻のベッドに近づき、そしてゆっくりと妻の布団を

めくってみる。

すると、そこに寝ていたのは紛れもなく彼の妻だった。

彼はホッと胸をなでおろし、優しく妻の体を揺さぶった。

すると、妻はすぐに起きて眠そうな顔で彼を見て、こう言った。

どうしたの?

すると、彼は優しくこう言った。

どうしたの?じゃないだろ。

慰安旅行はどうしたの?

すると、妻は、体を少し起こしながら、こう言った。

なんか、体調が悪くなってしまって・・・。

だから、沖縄行きの飛行機には乗らなかったの。

電話で話したのは、貴方をびっくりさせようかと思って・・・。

でも、帰宅したら凄く眠たくなって、そのまま寝ちゃって・・・。

ごめんね。と。

それを聞いて彼も安心し納得した。

それで、

謝る必要無いよ。

眠たいんだろ?ぐっすりおやすみ。

そう言って妻に再び布団をかける。

すると、妻は、怖い夢を見てしまったから、一緒のベッドで寝てもいい?

と聞いてきた。

彼は、勿論!と答えると、妻を彼のベッドに招きいれた。

ベッドに入ると、彼の妻は安心したのか、すぐにスースーと寝息を立てる。

それを見て、彼も急に眠たくなってしまい、そのまま深い眠りに就いた。

それからどれくらいの時間が経過したのだろうか。

彼は、線香のような匂いで目が覚める。

そして、寝室の中は、うっすらと靄がかかったようになっている。

時計を確認する。

時刻は午前4時をまわっていた。

あいかわらず背中には寝ている彼の妻の体が寄り添っている。

しかし、それは異様に冷たかった。

彼の背中に当たっている妻の体からは体温という物が全く感じられない。

彼は、その時再び恐怖に駆られてしまう。

今、彼の横で寝ているのは、本当に彼の妻なのか?と。

そこで、彼は妻を起こさないようゆっくりと体を妻のほうへと向ける。

彼は心臓が止まるかと思った。

そこに寝ていたのは妻ではなく、見知らぬ老婆だった。

白髪がかなり抜け落ち、ガリガリに痩せ細った顔に目だけが異様にギラギラ

していた。

そして、体からは強烈な線香の匂いがしている。

そして、その老婆が、まるで彼が振り向くのを待っていたかのように、

ニンマリと笑い、彼の顔を見つめていた。

彼はまるで蛇に睨まれたカエルのように身動き出来なくなってしまう。

それは金縛りというものではなく、明らかに生死の境にいる恐怖から

くるものだった。

彼は瞬きする事も出来ず、そのまま老婆と至近距離で見つめあう事になる。

1人じゃ寂しいだろ?

あたしも寂しくてね~

そう言ってゲラゲラと笑う老婆。

そして、次の瞬間、老婆の手が彼の右胸の辺りをまさぐる。

最初、何をしているのか、全く分らなかった。

しかし、それはすぐに激痛となって彼に悟らせる事になる。

どうやら、老婆は指を肋骨の間から突き入れて心臓を握りつぶそうと

しているようであった。

普通なら在り得ない事であり、出来る筈もないのだが、その激痛が

それが可能である事を証明していた。

一緒に行こうかね~

その言葉を聞いたのを最後に彼は、もう死ぬのか、と思いながら意識を

失ってしまう。

それから、彼が次に目を覚ましたのは、既に正午に近づいた時刻。

ハッと目が覚めた彼は、慌てて周りを見渡した。

彼はいつものように寝室で寝ている。

妻はおらず、一人ぼっちで・・・。

だが、それ以外はいつもと変わらぬ光景だった。

彼は夢かと思ったのだが、とっさに服を脱ぎ、右胸を確認してみた。

そこには、細い何かが食い込んだような痕がアザとなって残っていた。

やはり夢ではなかったのか?

彼は一気に血の気が引いたが、何より妻が心配だったので、急いで妻に

電話をかけると、電話の向こうからはいつもの元気な妻の声が聞こえてきた。

どうしたの?

と聞いてくる妻に、彼は昨夜起こった事を話す事は出来なかった。

その後、その話を彼から聞いた俺は、いつものように、霊能者Aさんに

尋ねてみた。

謝礼として、喫茶店でチョコレートパフェを奢らされながら・・・。

こんな事があったんだけど、彼は大丈夫なのかな?と。

すると、Aさんは、相変わらず興味なさそうにこう答えた。

ただの老人の霊のいたずらですよ。

本気だったら死んでますから。

だから、その夜だけだと思います。

もう来ないから、安心しろって言っとけばいいと思いますよ。

それにしても、Kさんの友達は気が弱いというか、気迫で霊を追い払おうという

気概のある人って居ないんですかね。

まあ、Kさんを見ていれば何となく分るような気がしますけどね。

と言って、笑っていた。

気迫で霊が撃退できるのは、あんただけだろ?

と思ったが、当然口にはしなかった。

やはり俺にとっては悪霊よりもAさんの方が恐ろしいのかもしれない。

ちなみに、その後、彼の家では怪異は起こっていない。

その家は、金沢市南部の閑静な住宅街に建っている。


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 19:50Comments(12)

2017年06月14日

数えてはいけない階段

サインディスプレイ部 営業のKです。

皆様、今日も1日お疲れ様です。

今日、仕事から帰宅すると、娘と妻が

晩ご飯を食べている。

そして、シャワーを浴びてきた俺に妻が一言。

もうすぐ誕生日だけど、何か欲しいものある?

俺は、

え?別に要らないけどね。

あっ、駅弁食べたいかも。

大友楼の駅弁!

そう言うと、

うん。分ったよ。

といつになく素直な返事が返ってきた。

そして、俺がヨロシク~と言いながら2階へ

行こうとすると、妻が一言。

あっ、誕生日は結婚記念日でもあるから、

何買ってもらおうかな~、と。

俺は忘れていた。

俺の誕生日が夫婦の結婚記念日だったことを・・・。

欲しいもの考えとくからね~

という妻の言葉が、今はとても恐ろしい。

そういえば、一昨年はブランド品のバッグを買わされて

へそくりが消滅してしまった。

しかも、その時は、娘まで付いて来て、妻と同じブランド小物を

交わされてしまった悪夢が蘇ってきた。

あ~、どこか旅にでも出たい気分・・・・。

ちなみに、某大手芸能プロダクションのお誘いは断りました。

まあ、分不相応ということで・・・・。

ということで、今日で10日連続。

まあ、これくらいが限界かもしれませんが・・・。

とりあえず、怖くない話、いってみます。



最近、やたらと数字にまつわる話を多く書いている気がするが、

まあ、今回もそういう感じの話である。

それは、とある大きな病院であり、そして屋上に上る階段が

ちょうど13段ある。

そして、その階段の段数を数えながらのぼると、生きてその病院

からは出られないのだという。

そんな病院に、俺とAさんの共通の友人が入院した。

彼は、俺やAさんと同じく、音楽を趣味としている男で、所属している

バンドこそ違えど、日頃は大人しく常に敬語で喋り、暗めの人間。

しかし、ひとたびライブになると、まるで別人のように弾けまくる。

その二面性の為、彼の周りはいつも友達で溢れている。

そんな彼だったから、まあ当然のように俺やAさんとも仲は良かった。

その彼が、前述の病院へ入院した。

金沢市内にある、それなりに大きな病院だ。

そして、今から話す内容は彼が無事に退院した時に話してくれたものである。

最初に言っておくが、彼には霊感など皆無である。

だが、その病院に入院する時、とても嫌な予感がした。

まるで、そこから生きて出られないような・・・。

ちなみに、彼が入院したのは左足の骨折だった。

仕事中の事故で負った怪我なのだが、どう考えても生死に係わる怪我ではない。

それなのに、彼がそう感じたのは、その噂のせいなのかもしれない。

その病院は、他の病院と違い、屋上へ登ることが出来た。

しかし、6階から屋上へと上る階段が何故か13段ある。

そして、その階段をのぼる時に、段数を数えてしまうと、生きてその病院を

出られない。

死因は手術の失敗の場合もあれば、自殺の場合もある。

とにかく皆死んでしまい生き残って病院を出た者はいないという事だった。

だから、彼は入院すると、担当になった看護師に早速その話の事を聞いてみた。

すると、看護師さんは笑って

そんなの嘘に決まってるじゃないですか。

都市伝説です。都市伝説。

そう言うので、彼は更に

それじゃ、過去に原因不明の手術ミスとか自殺も、発生していないんですね?

と聞いたのだが、看護士さんは、一瞬、無言になり、そして

とにかく、屋上に行かなければ大丈夫ですよ!

とだけ言って部屋を出て行き、その後は、何度その話を振っても、うまくかわされた。

しかし、彼が入院して2日後位から、彼は変な夢を見るようになる。

とても綺麗で彼の理想とするような美しい女性がいつも夢の中に現れる。

その時、彼は6階の廊下に立っており、いつも屋上へとあがっていく

その女性の後姿を見つめており、彼女が屋上のドアの向こうに消えると、

ハッと目が覚める。

そんな夢を毎晩みてしまう。

そして、そのうち彼は本気で夢の中に出で来る女性に恋をしてしまう。

それから、数日が過ぎると、彼はまるで夢遊病者のように1人でふらふらと

病室を出て行き、ハッと気が付くと6階から屋上へと上る階段の前に

立っていた。

自分では病室を出た事すら覚えてはいないのだが、毎晩、そんな事を繰り返す

うちに、次第に彼には一つの考えが浮かんでしまう。

もしかして、屋上へ上る階段を上り、その先のドアを開けると、そこには

憧れの彼女が待っていてくれるのではないか?と。

そこで、彼はある日の晩、皆が寝静まった時刻に、こっそりと病室を

抜け出し、6階へと向かった。

しかし、後になって考えると、それはまるで何かに導かれているかのようだった

と彼は言う。

エレベータにのろうとすると、彼の病室がある階で既にエレベータが待機

しており、彼はそのままエレベータに乗り込み、6階で降りた。

すると、エレベータはまるで彼の退路を絶つかのように、すぐにドアが閉まり、

そしてすぐに下降していったらしい。

そして、彼が降りた6階は、まるで昼間のように明るく、そしてその明かりも

彼が通過した場所から、順に消えていき、彼の背後には漆黒の闇が広がっていた。

普通ならこの時点で不気味だと感じるのであろうが、その時の彼は、とにかく

憧れの彼女に会いたいという気持ちしか無かった。

そして、ギブスをした足を引き摺りながら進むと、目の前に屋上へ続く階段が

現れた。

あれほど恐れていた階段だったが、その時の彼の頭の中らは速く階段をの上りたい

という気持ちしかなかったというから不思議である。

彼は、杖をうまく使いながらゆっくりと階段を上っていった。

1段1段、踏みしめるように段数を数えながら・・・・。

本来、彼がもっとも忌み嫌い恐れていた事を彼はその時実行してしまう。

そして、最後の13段目を上ったとき、目の前に大きく重い扉が現れた。

彼は、いよいよ夢に見た彼女に会えると確信し、一気にその扉に手を掛け、

前方へと押し開けた。

彼の目に飛び込んできたのは、屋上の景色とはかけ離れた広い草原。

その中に彼は1人で立っていた。

彼は、そんな事も気に留めず、キョロキョロと必死になって彼女の姿を

探した。

すると、前方に、あの彼女が手招きしている。

彼は足を引き摺りながらも急いで彼女の元へと急ぐ。

そして、彼女の元へたどり着くと、どうやら彼女が悲しそうな顔をしている。

よく見てみると、可愛い帽子を前方にある小川に落としてしまったらしい。

彼女は、彼の手を取り、小川の近くまで連れて行くと、その帽子を指差した。

やはり、その帽子を拾って欲しいという事だった。

彼はお安い御用とばかりに、ギプスをした足で小川に向かって歩き出した。

その時、彼の携帯が鳴った。

着信を見ると、それはAさんからだったという。

電話に出た彼は、

どうしました?こんな時間に・・・・。

と尋ねると、Aさんは、こう言ったのだという。

良かった。

携帯持っててくれて。

とりあえず、今居る場所で180度振り返って、少し進んでください。

説明は後でしますから・・・・。

それを聞いて、かれは

あの・・・・帽子取ってあげてからでも良いですか?

と返すと、

あのですね。

帽子取ったら死にますよ。

だから、とにかく言う事を聞いてください。

とAさんが言ったのだが、それがとても切実な言い方に聞こえたので、

彼は、Aさんの言うとおり、180度振り返り、そのまま2~3歩進んでみた。

すると、草原だった筈の景色は、既に病院の屋上に戻っていた。

すると、

ヒョヒョヒョヒョッという気持ち悪い笑い声が聞こえた。

固まってしまった彼に電話の向こうからAさんが、優しくこう言った。

悪霊だと思います。

大丈夫ですから、目を閉じて、その場にしゃがんでください。

そして、その携帯を今笑っているヤツの方へ向けてください。

それで終わりますから・・・・。

そう諭すように言われ、彼はAさんの指示に従った。

それから、何が起こったのかは見ていなかったので分らないそうだが、

しばらくすると、その笑い声は完全に消えていった。

恐る恐る目を開けて、携帯を耳に当てると、

もう終わりました。

大丈夫ですよ。

よく頑張りましたね。

それでは、おやすみなさい。

そう言って電話は切れた。

その後、彼は、先程彼が立っていたであろう場所を見てみたらしいが、そこに

屋上の金網が切れた場所であり、彼は、屋上の縁に立たされていたらしい。

そして、そこから前に進むと、間違いなく落ちて地面に叩きつけられていた、と

話していた。

それ以後、退院の日まで、彼はその夢を見る事はなくなった。

そして、それからは、彼は口癖のように

Aさんは命の恩人。

しかも、あんなに不安な状態の自分に対して、優しく接してくれて・・・。

女神のような女性だ。

と褒めちぎる。

もしも、それが本当だとしたら、彼と俺に対する態度の違いは何処からくるものなのか、

一度聞いてみたいものだ、と思っているが、きっと

そんなの当たり前じゃないですか~(笑)

と笑って誤魔化されるのが目に見えてしまうので止めておく事にした。


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 21:35Comments(15)

2017年06月13日

溺れている人を助けてはいけない!

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆様、こんばんは。

常連様をはじめ、初めての方からのコメントも沢山

頂き、本当に感謝の極みです。

更に会社に直接お手紙を頂く方もいらっしゃいます。

その中によく書かれていますが、ブログを読むように

なって体調が優れないという言葉を頂きます。

ただ、今、ブログに書いている話は、私の周りの人間

なら誰でも知っている話です。

そして、私は、話を読んだり聞いたりすると、何かの

害が及ぶ様な話は、自分自身でも大嫌いです。

ですから、現在書かせて頂いている話は、全て

安全を確認したうえでの話しですので、ご安心ください。

もしも、私の話しを読んで怪異や体調不良が起こったとしたら、

それはたぶん気のせい・・・・なのかもしれません。

本当に危険な話は、絶対に書きませんが、30話くらい

あると思います。

それは、また、オフ会の時にでも(まあ、オフ会の予定は永遠にありませんが)

それでは、今夜が9日連続のアップになります。

これも、安全な話ですので、どうぞ!


俺の話によく登場しているAさんから、よく聞かされる言葉

がある。

それは、溺れてる人を見ても、反射的に助けに行っては駄目ですよ!

という事だ。

別に溺れている人を見かけても放っておけ、とかいうのでもないし、

溺れている人を助ける時は、共倒れになる危険があるから、気を

付けなさい、という話でもない。

それは過去にAさんが体験したものらしいのだが・・・・。

その日、Aさんは友人達と海水浴に来ていた。

真夏の暑さをなんとか出来れば・・・という一心から。

しかし、そんな気持ちで海水浴に来ていたのはAさんだけだったようで、

結局は、夏の恋を求めて、海に繰り出したというメンバーばかりだった。

実は、Aさん、見た事はないが(見たくもない、ともいう)スタイルも良いらしく

海の中であれ、浜辺であれ、色んな男性に声をかけられてしまう。

普通なら喜ぶところなのだが、そこはAさん。

そういう鬱陶しいのが大嫌いという性格なので、声を掛けてくる男性達を

言葉の暴力という辛辣な言葉で撃沈しまくった。

そして、気がつくと、他の友人達は、すっかりパートナーを見つけて

ラブラブ状態。

普通なら、そこで後悔したり、勿体無い事をしたと思うのだろうが、

Aさんがその時感じたのは、

何か、お腹空いたかも・・・・

という事だったらしい。

そこで、海の家をはしごして、美味しそうなものを買い込み、友人達と座る筈の

ビーチマットへとやって来る。

しかし、いざ食べようと思うと、またしても知らない男がまとわりついてくる。

そして、その男達を言葉のナイフで蹴散らした後、人気の無い場所で

食べようと辺りを見回していた。

すると、岩場の方には人気が全く無い事を発見する。

嬉しくなったAさんは、そそくさと岩場の方へと向かう。

(この人は、いったい海へ何をしにやってきたのだろうか?)

持ちきれない程のポテトフライやいか焼き、たこ焼き、からあげなどを持った

まま、岩場を進むのは大変なのだと力説していた。

(別に俺が頼んで岩場で食べてくれ、と言った記憶は無いのだが・・・・)

そして、ちょうど座りやすそうな岩を見つけて、其処に陣取り、勢い良く食べ出す。

その時は、からあげよりも、いか焼きの方が美味しかったと力説していた。

すると、何処からか

助けて~

という声が聞こえてきた。

声の主を探すと、海の中で1人の子供が波に見え隠れしながら必死にもがいている

のを見つけた。

常日頃から、鬼とか悪魔と呼ばれている(俺がそう呼んでいるだけだが)Aさんとはいえ、

さすがに溺れている子供を見て放ってはおけなかったらしい。

食べるのを中止して、羽織っていた服を脱ぎ捨てて、すばやく海へと飛び込む。

泳ぐのも得意らしく、グングンと溺れている子供へと近づいていく。

しかし、少し疑問に感じる要素もあったのだという。

何故、あんなに幼い男の子なのに、親が近くに居ないのか?

そして、何故、あの子供は服を着たまま溺れているのか?

しかし、そんな疑問について考えている余裕はなかった。

だから、Aさんは人命救助のため、かなり高い波の中を、懸命に泳いだ。

泳いでも泳いでも、波に体を戻されてしまうという状態のなか、Aさんは

何とか、その子供の元へと泳ぎ着いた。

しかし、その時には自分が溺れてしまいそうなほど、体力を消耗していた。

それでも、Aさんは、その子供を抱きかかえて陸の方へと戻ろうとした。

その時、その子供がAさんに抱きついてきた。

余程怖かったのか、と思い、その子供の顔を見ると、その顔はニターっと

笑っていたという。

Aさんは、何かおかしい、と感じた。

すると、次の瞬間、Aさんに抱きついた子供の体が突然重くなった。

いや、重くなったというレベルではなく、一気にAさんの体は水中へと

引きずり込まれる。

子供の手をほどこうとしても、その力はとても強く、Aさんの体は、どんどん

海の深みへと沈んでいった。

どんどん視界が暗くなっていき、息も限界に達していた。

すると、Aさんの体には、その子供だけではなく、沢山の男や女、そして、子供達が

無数に手足を掴み、海の底へと連れて行こうとしていたという。

Aさんは為す術なく、海の底へと足が着いてしまう。

見上げると、海面は遥か遠くに見える。

それでも、Aさんにまとわり付いたモノ達は、いっこうに手を離そうとはしない。

Aさんは、段々と意識が遠のいていき、もうじき死ぬんだな、と感じたという。

ここまで聞いたとき、俺はこう言った。

で、そのままAさんは海のもくずと消えたんだ?

すると、冷たい声で、

海のもくずになってたとしたら、誰がKさんを助けてくれるんですか?

そう言うと、話を続ける。

もう駄目だと思い意識が飛びかけたとき、声が聞こえたんですよ。

まだ、ダメだよ。しっかりしなさいって。

すると、突然、息が苦しくなくなり、力もみなぎってきた。

Aさんは、まとわり付いていた手をなかば強引に振りほどくと、海の上を

目指して泳いだ。

しかし、海面はまだ遥か上にあり、海の底からAさんを追ってくるモノの気配も

感じたので、少し不安になった。

そしたら、また足を掴まれたんですよ。

とAさんは言った。

だから、俺は

そこから、また海の底に引きずりこまれたの?

と聞くと、

いえ、思いっきり、顔を蹴飛ばしてやりましたね。

舐めるなって・・・・。

何か息が苦しくなくなると、無性に腹が立ってきて・・・。

それで、俺は更に聞いてみた。

で、結局どうなったの?

すると、Aさんは少し照れくさそうな顔をしながらこう言った。

だから言ったじゃないですか。

無性に腹が立った、って。

だから、消滅させてやりました。

あっ、成仏じゃなくて消滅ですから。

救いようが無い悪霊だったので・・・。

だから、無に返しました。

更に質問しようとした俺だったが、なんとなく消滅という意味がわかったので、

恐ろしくなってしまい、それ以上聞けなかった。

ある意味では、Aさんは悪霊より怖いのかもしれないと実感した。


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 20:22Comments(14)

2017年06月12日

1人で留守番した夜に。

サインディスプレイ部  営業のKです。

今週は大切な納品が一週間続くという大事な週。

怖い話の連続アップ記録も途絶えるかもしれません。

ところで、今日は突然のメールで、誰でも知っている

関西の大手芸能プロダクションから、出演オファーが

ありました。

というか、芸人になった覚えはないのですが・・・・。

しかも、大勢の人の前で何を話せというのか?

はい。私には無理ですね。

明日、ちゃんと断ります。丁寧に。

勿体無いような気もしますが、身の程を知るのも

大切ですから・・・・。

それでは、今夜も怖くない話、いってみます。

Aさんは登場しません。

というか、私がAさんの事を勝手にブログに書いてるのを

知ったら、たぶん、ケーキ100年分くらい請求されるんでしょうね(涙)

よく、あれで学校の先・・・・・・・おっと危ない。

それでは、どうぞ~!



中学生の頃、1人で留守番した事がある。

両親と兄は、母方の田舎で泊まってくるのだが、俺は翌日の朝から

どうしても外せない友達との約束があり、留守番を選んだ。

とはいえ、人生で初体験の夜を徹しての1人留守番だったから、

不安よりも興奮の方が勝っていたのかもしれない。

夕食は、母親から貰った食費で、出前を取りかなり豪勢な夕食になった。

そして、見なきゃ良いのに、夜、テレビで放送していた心霊番組を

見てしまう。

すると、再現シーンの映像が頭から離れなくなってしまい、完全にビクビクモード。

居間に居ても怖いので、自分の部屋に鍵をかけて閉じ篭る。

家中の明かりをつけたままにして、護身用の金属バットも持ち込んだ。

しかし、パソコンなど、まだこの世に無い時代。

ラジオをかけながら、読書をして過ごすが、ちょっとした物音に過敏に

反応してしまう。

とにかく怖くて金属バットを抱えながら朝が来るのを待つ事にする。

しかし、やはり睡魔には勝てず、知らないうちに寝てしまった。

そのまま、朝まで寝られれば良かったのだが・・・・。

突然、俺はドアをノックする音で目が覚めた。

ドアをノックする音は、何度か立て続けに聞こえる。

俺は、

え?何?

と返事をしてから、思い出した。

その晩は家に1人でよす晩していた事に・・・・。

そして、俺がドアに向かって声を発した事で、ノックの音は止んだ。

それから、すぐに

開けて!

という声が聞こえた。

母親の声に限りなく似ていたのだが・・・・。

すると、今度は

急用で戻ってきたの。開けて。

と聞こえてきた。

俺は、もうパニックになって、ずっと手で耳を塞いでいた。

すると、突然、

ドーン!

とドアに体当たりでもしたかのような大きな音が聞こえた。

俺は、更に体が硬直してしまい、完全に動けなくなってしまう。

すると、パタパタと部屋の前の廊下をスリッパで遠ざかっていくような

音が聞こえた。

今でも信仰心などカケラもない俺が人生で始めて神様に祈った。

助けてください、と。

すると、家の中は、また完全な無音状態になる。

足音も声も聞こえては来ない。

俺は、思わず深呼吸して、体から一気に力が抜けた。

それが霊的なものでも、泥棒だとしても、どちらにしても俺にとっては未知の

恐怖だった。

だが、ひとたび安心してしまうと、急に尿意が襲ってきた。

出来るだけ我慢しようとしたのだが、部屋から出られないと思うと、余計に

トイレに行きたくなってしまい、我慢の限界を超えてしまう。

それで、しょうがなく、俺は金属バットを握り締めたまま、ゆっくりと部屋の鍵

を開ける。

そして、恐る恐るドアを開けると、点けたままにしておいた筈の照明が消えている。

俺は更に恐怖が増していくのを感じたが、それでも、もしも泥棒だとしたら?

と考え、出来るだけ音を立てない様に廊下を進み、階段までやって来る。

階段から、下を見下ろすと、やはり照明は消えて、真っ暗な状態。

俺は、もしかして、音を立てない様にしているから、尚更怖いのかもしれないと

思い、急に大声を出し始めた。

ここにいるのか?

そこにいるのは分ってるんだよ。

といった具合に、気合の入った声を出しながら、ゆっくりと階下へと降りていく。

そして、再び、全ての照明を点け、全ての部屋を見回ったのだが、誰も見つける事は

出来なかった。

ただ、妙に玄関が気になったので、確認しに行くと、玄関の引き戸に付いている

二つの鍵が全て開いている。

俺は、念のために玄関から外に出て、家の周りも見回るが、やはり何一つ異常は無かった。

俺は、

もしかすると、全て俺の勘違いだったのかも?

と思い、急いで家の中に入り、玄関の二つの鍵を閉めた。

それでも、恐怖は払拭出来なかったので、情け無い事に、能登の田舎にいる母親に

電話してしまう。

よく覚えていないのだが、その時の俺の声は、

少し声が聞きたかっただけ・・・。

全然大丈夫だよ。

と言いながら、声は振るえ涙声になっていたらしい。

時刻は、既に午前2時を回っていたので、母親に電話してしまった事を

後悔した。

ただ、母親の声を聴いて少し安心したのか、俺は元気よく、電話から

居間の方へと振り返る。

すると、俺は、先程間違いなく占めた筈の、仏間へと続く襖の戸が

開いているのが目に入った。

そして、ゆっくりと視線を上げていくと、そこには見知らぬ女が立っていた。

頭だけが異様に大きく、ギョロっとした大きな目が笑っていた。

そこで俺の記憶は飛んでしまう。

意識を失ったのだろう。

そして、次に目を開けると、母親に揺り起こされている自分が居た。

心配そうに顔を覗き込んでいる母親は、紛れもなく本物だった。

どうやら、俺の電話の声を聞いて、居てもたってもいられず、父を説得して

車を走らせ、帰って来てくれたのだという事がわかった。

それ以後、その女の姿は、見かけることが無くなったのだが、一体

あれは何だったのか?

ちなみに、その晩、体験した怪異に関しては、一切、両親には話していない。


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 19:23Comments(7)

2017年06月11日

観覧車から見えた怪異

サインディスプレイ部  営業のKです。

今日は良い天気です。

コメントに体調のご心配をよく頂きます。

昨日の私の書き方がまずかったのか、

逆にご心配をおかけしてるみたいで。

体調は以前と比べるとかなり楽になってます。

仕事にも支障が出ておりません。

ですから、命を削って書いてる訳ではなく、

楽しんで書かせて貰っております。

これも、お読み頂ける皆様がいらっしゃるからに

他なりません。

ただ、書いている最中のラップ音や気配は

あいかわらずというか、以前より凄いです。

昨晩も、突然、背後からバキッと大きな音がして

おもわず体が硬直してしまいました。

ところで、食べても食べても太らない娘は、

今日も朝から、チャーハン大盛りとカルボナーラを

完食して、出かけて行きました。

今日は、コミケに参加してから、アニメイトに行き、

そこから、カラオケというハードスケジュールだそうです。

それくらい勉強も頑張ってくれると嬉しいんですが。

それでは、今日も早い時間に1話アップさせて頂きます。

これで、7日連続。偉いぞ。凄いぞ。頑張ったぞ・・・です。

ちなみに、明日の分も用意済みです。

それでは、どうぞ!


これはAさんと遊園地に行った時の話。

ことわっておくが、決してAさんと2人で遊園地でデートをしたわけではない。

その時は、Aさんのバンドの女性が、俺の知り合いのバンドのメンバーに

気があるということで、急遽、遊園地を使った合コン?という事になったのだ。

当日は、とある場所で食事をしてから場所を移動してパットゴルフ、そして

時間が余ったので、遊園地という流れになったのだ。

メンバーは、男性陣は独身男性が2人+俺。

女性陣は、Aさんを含めた3人の独身女性。

実はAさん、性格は置いといて、かなりのルックスである。

まあ、その性格も俺に対して酷いだけなのだが・・・・。

実際、その日、参加した独身男性は、実は全てAさん狙いだったらしい。

しかし、当のAさんは、そういう恋愛とかには全く興味がないらしく、

遊園地に行ってからも、1人で釣り掘りで釣りを楽しんだり、一人で

ジェットコースターに乗ったりしていた。

そういう俺も、1人でベンチに座って、からあげやらアメリカンドッグを

食べていただけなのだが・・・・。

そして、夕暮れになり、辺りはかなり暗くなっていた。

独身男性の皆さんも、独身女性の皆さんも、ここが勝負どころとばかりに

3組に分かれて観覧車に乗ることになった。

独身男性の狙いは、勿論、Aさん。

しかし、そういうのが面倒くさいとしか思っていないAさんは、独身男性を

避けて、俺と観覧車に乗ると言い張る。

まあ、俺も本来の目的である、カップル誕生を実現する為には、Aさんは

邪魔でしかなかったので、言われるがまま、Aさんと観覧車に乗り込んだ。

その時の独身男性2人の恨めしい顔が思い出される。

実際、遊園地に来ているカップルや若者達が考えるのは、皆同じようで、

その時の観覧車は順番待ちが出るほどの盛況ぶり。

Aさんは、観覧車に乗る前に買ってきたからあげ大盛りとコーラを持参して、

俺よりも先に観覧車へと乗り込む。

そして、俺が乗り込み座ると、

私が美人だからって変な気起こさないでくださいね・・・

そう言われ、

もしも、このまま一晩中、観覧車の中に閉じ込められたとしても、貴方にだけは

何もしない自信があるので、ご安心ください。

と返すと、

こんな美人と一緒なのに・・・。もしかして、女に興味無いとか?

そう言われ、

貴女の場合、性格が問題なんでしょ。

と思ったが、口にするのは止めておいた。

最初から険悪なムードでスタートした観覧車だが、その後は、いつもの様に

ひたすら黙って耐える時間が続く。

からあげか美味しくない、とかコーラの炭酸が抜けてるとか、文句のオンパレード。

俺は、聞こえないフリをして、ボーっと外を見ていた。

すると、突然、Aさんが

あっ、こっち来ますか?

と言ってくるので、俺は、いえ、結構です、と返す。

すると、

あのですね。そういう意味じゃなくて・・・・。

Kさんの好きなモノが見えますよ。

と言う。

好きなモノって?

と俺が返すと

だって、心霊スポットとか大好きじゃないですか。

と冷たく言われる。

少しムッとしたが、もしかしたらブログのネタになるかもしれない、と思い、

え?もしかして、何か見えてるの?

と聞くと、

見えてなかったら、こっち来いなんて言わないし・・・・。

と更に冷たい言葉の暴力。

しかし、それにもめげず、

何処?

と聞くと、

えっと、座る場所交替しますか。

と言ってきたので、お言葉に甘えて、席を替わってもらう。

で、何処?

と聞くと、

此処から5台前の屋根。

とだけ答える。

俺は、順番に前方の観覧車を目で追っていく。

すると、ちょうど5台前の観覧車の屋根に、ワンピースを着た女がしがみつき、

中を覗き込んでいる。

普通なら、絶対に落ちてしまうような体勢で、その女は逆さになって窓に張りついている。

顔は見えなかったが、その背中からは、凄まじい怒りの気が感じられる。

すると、突然Aさんが口を開く。

あれって生霊です。

たぶん、あの観覧車に乗ってるのは不倫カップルで、屋根に張り付いているのが、

男性の奥さんだと思います。

凄い気が伝わってきますから。

とにかく怒ってます。

良かったですね。生霊が見られて・・・。

でも、感謝してくださいね。

私と一緒に居るから、見えるんですからね。

これで、また貸し一つということで。

そう言って、不味い不味いと言いながらからあげを頬張っている。

俺は、

まあ確かに俺1人では見えなかっただろうから、感謝しないとな。

それにしても、凄い生霊だよな。

あんな奥さんが居たんじゃ、旦那も不倫したくもなるかもな・・・・。

と心の中で呟く。

すると、俺が凝視していた女が、突然、こちらを向き、俺と目が合った。

生霊ということだったが、その女の顔は、既に人間の顔ではなく、まさに

鬼女という顔つきになっている。

俺は思わず、

やばい!

と口にすると、Aさんがすかさずこう返した。

また、要らん事したんでしょ。

あの生霊、Kさんに対して怒ってますけど?

と。

しかし、俺は心の中で旦那に同情しただけなのだが。

すると、突然Aさんが声を上げる。

来ますよ。こっちに。

何かに摑まってください。

そう言われ、俺は手摺に摑まる。

と次の瞬間、俺達が乗った観覧車が大きく揺さぶられる。

まるで、大きな何かがぶつかった様な衝撃だった。

Aさんは、少し余裕の笑いを見せながら、俺にこう言う。

ほらほら。来ましたよ。どうしましょうか。

ちゃんと自分で処理してくださいね(笑)

俺はこんな緊急事態でも、余裕の表情を見せるAさんが頼もしくもあり、そして

腹立たしくもあった。

観覧車の窓に、ベッタリと張りつき、女が睨んでいる。

そして、次の瞬間、俺達が乗る観覧車は、更に大きく揺さぶられる。

その時、事件が起こった。

Aさんが食べていたからあげ大盛りが床に転げ落ち、コーラが服に

こぼれたのだ。

そして、Aさんの顔を見ると、もうその顔には、余裕は消え、怒りの

表情に変わっている。

そして、完全に据わった目で、

大好きな服なのに・・・・。

どいて・・・・ください。

と言うので、俺は言われるままに、その場所から離れた。

すると、Aさんは、窓の外に張りついている女に向かって、俺が思いつかない

様な汚い言葉を浴びせかける。

女の顔が、更に怒りに満たされていく。

すると、Aさんは、財布の中から御札を取り出し、じっと目を閉じて、

ぶつぶつと呟くと、その御札を女が張り付いている窓へとパーンと叩きつける。

すると、その女は、ズルズルと滑り落ちるように、窓から離れ、そのまま下方へと

落ちていった。

俺は、急いで、窓から下を見ると、その女は落下しながらゆっくりと消えていった。

それから、席に戻ったAさんは、零れ落ちたからあげを拾いながら、

生霊の分際で、私に勝てると思ってるの?

と呟いていた。

それから、観覧車が地上に着くまでの時間は、機嫌の悪いAさんと無言のまま

過ごした。

その後、あの不倫カップルがどうなったのかは知る由もない。


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 12:05Comments(14)

2017年06月10日

犬と猫が見ているモノ。

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆様、いつも拙い話をお読み頂きまして本当に

ありがとうございます。

コメントで、体調のご心配をして頂く事が多いのですが、

現在はしばらく更新をストップしていた事も有り、

体調自体はだいぶ良くなりました。

ただ、やはり怖くない話を書いている時や、書いた後には

体調が優れませんね。

まあ、こればっかりは、しょうがないと諦めております。

それと、とある事情がありまして、ブログの更新を

頑張らないといけないものですから、とりあえず

頑張ります。

食べる前に飲む、ではなく、倒れる前に書くを

モットーに頑張ります。

それはそうと、今日は土曜の補習授業があった娘。

すっかり寝坊してしまい、妻から頼まれて朝早くから

学校まで送ってきました。

で、昼に帰ってきて、お腹すいたというので、

コンビニで買ってきてやるから何食べたいと聞くと

サバの味噌煮という返事が・・・。

若者なんだから、フライドチキンとかハンバーガーとか

他に食べるものあるだろ?と聞くと

だって、サバの味噌煮おいしいもん!

と言われ、買ってきました。

ちなみに、私はサバだけは、100万円くれても食べたくない

人間です。

よく周りの人からは、美味しいのに・・・・と言われますが。

ということで、今日も怖くない話いってみます。

6日連続だ~

それでは、どうぞ~!



よく猫や犬が、誰も居ない場所や空間に向かって吠えているのを

見かける。

実際に、犬や猫を飼われている方なら、心当たりはある筈だ。

それに関して、以前、知り合いの霊能者Aさんとこんな会話をした事がある。

その時は、ライブの打ち上げの席であり、誰かが犬とか猫の話しをした事に

端を発し、俺が色々と聞いてみたのだが・・・・。

あのさ、よく犬とか猫が、誰も居ない場所に向かって威嚇したり吠えたり

してるのを見かけるけど、あれって、やっぱり見えてるの?

と俺が質問すると、大好きなからあげを食べていたAさんが、面倒くさそうに

答えてくれた。

あの・・・私、からあげが大好物なんですよね。

で、私が今何食べてるか、見えてますか?

そうです。

からあげなんですよね。

それでも、邪魔しますか?

まあ良いです。

えっと、なんでしたっけ。

犬とか猫が霊を見えるのか、って質問でしたよね。

そんなの見えるに決まってるじゃないですか。

犬とか猫に拘わらず、動物なら大体のものは見えてると思いますよ。

鹿や熊、馬や牛だって見えてます。

だから、自分のテリトリーに現れた不審な霊を追い出そうとしたり、飼い主を

守る目的で、吠えたり威嚇したりするんですよ。

だから、自分の犬や猫じゃなくても親切にしてあげると、きっと守って貰えます。

もともと、犬も猫も霊感が鋭い生き物ですし、動物霊としての地位もかなり

高いので・・・・。

だから、敵に回すと厄介です。

味方につけておかないと・・・・。

でもね。

私達人間だって、生まれてきたときにはたぶん殆どの赤ちゃんが見えてます。

赤ちゃんだって、誰も居ない空間に、手を振ったり笑ったりしてるでしょ。

あれは、まあ怖いモノが来てても、それを認識できないのと、抵抗する術が

無いので、愛想を振りまくか、泣いて助けを呼ぶしかないからなんですよ。

でも、段々と成長するうちに、殆どの人が見えなくなっちゃいますけどね。

でも、たまに居るんですよね。

赤ちゃんの頃から、ずっと見え続けたまま大人になる人が・・・・。

まあ、私もそういう1人なんですけどね。

だから、私の幼少期のようにあまり笑わない子供は、そういう怖いモノが

ずっと見えてるのかもしれません。

実際、おぞましい姿の霊達が、いつも私の周りを取り囲んでましたから。

だから、ずっと見え続けて生きてきた人は、それなりに経験値も高いので、

霊的な能力が高かったり、霊能者になったりするんです。

あっ、ちなみにテレビに出てる霊能者の殆どはインチキですから・・・。

本当に霊的能力が高い人は、絶対にあんな危ない事しませんから。

だって、本物の怖さを知ってるわけですから。

それと、私の事を霊能者と勘違いして、色々と厄介ごとを頼んでくる人も

いるんですけど、私は霊能者なんかじゃないですから・・・。

ただ、人より霊が見えて、それが怖かったから、お寺でお経なんかを覚えただけ。

だから、私なんかより、強い守護霊がついている人の方が実は強い筈です。

まあ、無駄に強い守護霊がついてる方も1人知ってますけど(笑)

そう言われて、俺は

それじゃ、ここにいる奴らの全員の守護霊がAさんには見えてるの?

と聞くと、

まあ、見えますけどね。

でも、全員じゃないです。

最近は守護霊が1人もついていない人もかなりいるので・・・・。

でも、それって本当は凄く危険なんですよ。

霊的な危険を察知する感覚も無ければ、霊的な防御もゼロの状態です。

そんな人が心霊スポットなんか行ったら間違いなく呪い殺されます。

ちなみに、霊感がゼロというのと守護霊がいないのとは別物です。

だから、霊感がゼロで、且つ強力な守護霊がついている人は無敵かも。

あっ、話を戻しますけど、そういう霊感が無い人や守護霊がいない人は

犬や猫を飼って、いつも身近に置いておくのが良いです。

犬や猫は霊感が強いので、それが突然吠えたり威嚇しだしたら、さっさと

その場から離れれば良いわけですから。

よく化け猫って話を聞くと思うんですけど、猫はある一定の年齢になると化けます。

まあ、見た目は変わらないかもしれませんけどね。

別に化け猫って聞いても怖がる必要は無くて、霊力がとても高くなるんです。

だから、それまでに大切に育てていれば、きっと、とてつもなく強い味方になります。

でも、それまでに、猫の恨みを買うような育て方をしてしまうと、逆に祟られます。

こんな感じですね。

あっ、それとKさんが飼っているハムスターという生き物は霊的な能力はありませんので、

残念でしたね(笑)

そう言ってケラケラと笑っていた。

俺は更に質問を続けようと思ったが、その時には既にAさんは、からあげに食いついて

いたので、それ以上は聞けなかった。


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 13:49Comments(11)

2017年06月09日

年に一度の大切な夜

>サインディスプレイ部  営業のKです。

今日の夜は、お客さんと片町飲みですので、

早めに1話アップさせて頂きます。

これで、5日連続の更新。

凄いです。アッパレです。

あっ、コメントで誉めて頂いた皆様、

本当に感謝です。

励みになります。

それでは、怖くない話、どうぞ~!


これは俺が行きつけにしているジャズバーの話である。

店にご迷惑が掛かるといけないので店名は伏せておく。

実は、このジャズバー、元々はロックしか聴かなかった俺にジャズの

素晴らしさを教えてくれた店でもある。

その店は平日は、ジャズのレコードが流れていたり、ジャズピアノの

生演奏が聴ける感じなのだが、週末はやはり客も多いせいか、ジャズバンド

の生演奏が聴ける。

特に敷居が高いということもなく、誰でもジャズが好きならOKという、

そんなノリの店なのである。

俺も最初にその店を知り合いと一緒に訪れた際、ロックしかやった事が

無いにも拘わらず、バンドの中で一緒に演奏させてくれた。

その時は、どうしてもフレーズがロック調になってしまい、恥ずかしい

思いをしたのを覚えている。

そして、その店なのだが、年に一度だけ、曜日は関係なく、バンドの生演奏が

聴ける日がある。

その日は、昔、その店で働いていた男性の命日。

とても気さくで、優しく、とにかくジャズが大好きという彼だったのだが、

ある日、不慮の事故で亡くなってしまった。

そして、その彼もバンドではギターとかベースを担当していたので、

俺も彼にジャズギターやジャズベースの弾き方を一から教えて貰った。

そして、それからは、俺がその店に行くと、嬉しそうな顔で迎え入れてくれ、

いつも、取りあえずセッションでもしよう、と突然のバンド演奏が始まる、という

感じだった。

だから、彼が事故で亡くなったと聞いたときには本当にショックだったし、

しばらくの間は、現実の事だとは、思う事も出来なかった。

そして、彼が亡くなってからも、俺は度々呼ばれては、その店で

ジャズを演奏するようになる。

いつも、彼だったら、こんなフレーズを弾くだろうな、とか考えながら

演奏していると、まるですぐ横で、彼が一緒に演奏しているような錯覚に陥る。

で、話を戻すと、年に一度だけ、その店ではジャズバンドの演奏が行われるのだが、

その時は、とにかく凄いお客さんの数で、お店に入りきらない程になる。

その彼の命日の日というのは、とにかく朝から不思議な事が起こる。

その命日というのは夏なのだが、お店のオーナーがお店に来ると、既にクーラーが

ついていたり、トイレが綺麗に掃除されていたり・・・・。

ただ、誰もそれを気味悪く思う者は居ない。

ああ、彼が来てるんだな。

そう感じるだけ。

そして、本番の夜の生バンドの演奏なのであるが、それは変則的な構成になる。

ピアノとボーカル、ギターとドラム、そして、サックス。

そうベース無しでの演奏になるのだ。

その時にはいつも俺が呼ばれてギターを弾かせてもらうのだが、とにかく

暖かい演奏であり、すこぶる評判は良い。

そして、ベースが居ない筈のそのバンドで、しっかりとベースの音が聞こえる。

ウッドベースを弾いているような暖かい低音。

普通に考えれば、何故ベースが居ないのに、ベースの音が聞こえるんだ?

となると思うのだが、その日聴きに来るお客さんは、全て彼の事を知っている

方ばかりであり、まるで聞こえるのが当然のように、ベースの音に聞き惚れている。

涙を流して聴いているお客さんや、彼の名前を連呼しているお客さんもいる。

そう。

その日の主役は、あくまで彼であり、他のバンドメンバーは、皆、脇役だと

認識している。

それでも、楽しいから、毎年、その日が来るのを楽しみにしている。

そして、毎年、彼の為に、カウンターに彼が好きだったバーボンのロックを

グラスに入れておくのだが、気がつくと、そのグラスは空になっている。

今年も、夏が来れば、彼に会える。

そう思うと、ギターの練習にも力が入る。

俺にとっても、かげかえのない、待ち遠しい夜がもうすぐ来る。


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 13:09Comments(12)

2017年06月08日

日本画が趣味の友人の話

サインディスプレイ部  営業のKです。

今朝は何故か早い時間に目が覚めてしまい、リビングに

行くと、何故か、いつも時間ギリギリまで寝ている娘が

起きているではないですか。

どしたの?

と聞くと、

いや、怖い夢みたから・・・・と娘。

どんな怖い夢?と聞くと

オバケの夢だったらしい。

で、どんなオバケだった?とブログの題材にしようと思い尋ねると


こんなオバケだったそうです(涙)

お前、高2にもなって、こんなの怖いの?

と聞くと、だってオバケじゃん?

との返事でした。

ちなみに、その後、安心してソファーで眠りについた娘ですが、

お母さんが起きてきたら伝えといて、とのことで、

カレーライスと、たらこスパゲティ大盛りを告げたあと、

すぐに熟睡モードに突入しました。

最近、朝食、しょぼいから・・・・。

という捨て台詞を残して・・・・。

ということで、今夜も怖くない話、やります。

4日連続、我ながら凄い快挙です。

誰か誉めてください(涙)

それでは、どうぞ~!



友人に趣味で絵画をやっている男がいる。

日本画をメインにやっているそうで、展覧会で入賞もしているから、

それなりにセンスは良いのかもしれない。

それに、日本画を描く専用の部屋もあるというのだから羨ましい。

実は何度か実際に日本画を書くところを見せてもらったことがあるのだが、

絵を描き始める前に、とにかく準備が大変だな、という印象が強い。

顔料を皿?の上でこね回して、色を作り、それで絵を描いていくわけだが、

やはり時間がかかるそうで、書き始めから完成まで1年以上掛かっている

という作品もざらにあるのだという。

油絵とかの方が楽なんじゃないの?

という俺に、

準備を含めた全ての過程が楽しいんだよ!

と彼。

そういう俺も実は、一枚気に入った絵があったので、お願いして五千円で

売ってもらった。

普通は友達からお金取らないもんだけど?

と嫌味を言うと、

あのな。五千円なんて材料費にもならないんだけどな。

本当は10万以上貰いたいくらいだよ。

と彼。

ちなみに、その日本画は、今も我が家のリビングの壁に掛かっている。

そんな彼だが、以前、俺に相談してきた事があった。

その相談の内容とは、こんな感じだった。

ある時、彼は知り合いの画家から、高価で貴重な日本画専用の筆を買った。

その筆は、元々、知り合いの持ち物だったわけではなく、高名な日本画家が

生前使用していた筆なのだという。

彼は、その筆をかなり無理して購入する。

そして、その筆を使って日本画を描いてみると、とても書き易く、タッチも

素晴らしいものであり、とても筆が進んだらしい。

だから、すっかりその筆を気に入ってしまった。

更に、その筆を使って描くと、まるで別人のように上達した作品が書けたらしい。

と、そこまでは良かったのだが、その後不可解な事が起こりだす。

その不可解な事とは、彼が仕事から帰宅し、寝るまでの時間を使って、せっせと

絵を書き進める。

だが、翌日、帰宅して、再び、絵を描こうとすると、どうも変だというのだ。

書いた本人にしか分らないような微細な違いなのかもしれないのだが、

彼が言うには明らかに、誰かが自分の描いた絵に手を加えているのだそうだ。

それも、彼が使えない様な高度な技法で修正されているのだ。

しかも、彼家族には絵を描く者は彼以外には1人もいない。

では、一体誰が?

だから、彼はある日、目印になるように、描いている絵の隅に、小さな汚れを

付けたらしい。

これが修正されず、そのまま残っているなら、彼の思い違い、気のせいで

説明がつく。

そう思ったから。

だが、翌日、仕事から帰り、絵を見に行くと、汚れは綺麗に修正されていた。

それからは、彼は毎晩、絵を描き終えると、必ず1枚だけ写真を撮影して、

翌日の夜に、違いを確認するようになった。

不可解で怖いというよりも、自分の作品に勝手に手を加えられているという

怒りの方が強かった。

しかし、やはり写真を撮りだしてからも、彼の絵は修正され続ける。

もうそこには怒りしかなく、絶対に犯人を突き止めてやる、と決意する。

そこで、彼はある日、仕事を早退して帰宅し、静かにいつも絵を描いている

部屋へと向かった。

彼の家は共働きであり、日中、家には誰もいない。

それなのに、家の中に入ると、まるでつい今まで人が其処に居たような

不思議な感覚がリビングにもキッチンにも満ちていた。

もしかして、泥棒なのか?

そう思った彼は、いっそう物音を立てないように、息を殺して家の中を

移動した。

階段も、出来る限り静かに上った。

そして、廊下の突き当たりの部屋が彼の絵画専門の部屋だった。

彼は、ゆっくりと床がきしむ音もたてない様にして滑るように進む。

すると、朝はしっかり閉めていった筈のドアが開いていた。

彼は、そーっとドアに近づき、ドアの隙間から部屋の中を見た。

彼は心臓が止まるかと思ったらしい。

そこには、長い髪を後ろで束ねた1人の女が、ぎらぎらした顔で、彼の絵に

手を加えていた。

そして、時おり、チェッとかくそっ、とか言葉を発している。

彼には意味が分らなかった。

この女は何者で、一体ここで何をしているのか?

彼は一瞬、ドアの隙間から離れ、これからどうすれば良いかを思案した。

やはり、怒鳴って部屋に入っていくべきだろうか?

それとも、このまま気付かれないようにそっと家から出て行くべきか?

それくらい、危険な存在に感じたらしく、もしも精神異常者やサイコパス系の

人間だったら・・・・・。

そう考えると、急に怖くなってしまい、彼は、このまま静かに家を出て警察を

呼ぶという選択をした。

そこで、彼はそーっと体を廊下の方へ向けようとした。

そして、その時、ドアの隙間に何かが立っているのが見えた。

先程の女だった。

束ねていた髪をほどいたのか、長い髪を前に垂らした女が、ドアの隙間のすぐそばに

立ち、彼を睨んでいた。

彼の顔とその女の顔は、50センチ位の距離しかなく、その女の顔は、

憎悪や怒りに満ちた顔だったという。

彼は思わず、うわっと声を上げて廊下の方へ飛びのいた。

すると、その女の手は、しっかりと下ろされているにもかかわらず、ドアが

勝手にゆっくりと開いていく。

その女の身長は、180センチ近くある彼よりも更に高く、その痩せた体型と

合わさって、異様なほど高い身長に感じた。

彼は、その時、人生で初めて腰が抜けてしまい、廊下に倒れたまま、手だけを

ジタバタと動かしていた。

殺される・・・・・

そう感じたという。

しかし、その女は、そのまま彼にうっすらと笑みを浮かべると、そのまま

スーッと壁の中へと消えていった。

彼は、恐怖で声も出せず、そのまま手だけで移動し、何とか、家の外へと

逃げる事が出来た。

そして、そのまま家族が帰って来るまで、家の外で放心状態のまま過ごした。

その後、家族が帰ってきたのを確認すると、彼にその筆を売ってくれた知人を

呼びつけ、そのまま筆を持って帰ってもらった。

全ての怪異は、その筆が家に来てから起こっている事に気付いたから。

その後、彼の知り合いに聞いてみたらしいのたが、その筆の前の持ち主は

女性ではなく、曰くつきの筆ではないということが確認出来た。

では、あの女は、一体どういう繋がりで、彼の家に現れたのか?

その後、彼の家には、怪異は発生していないが、気を利かした彼の知り合いが、

その筆を別の人物に高値で売り、そのお金を彼に返してくれたらしい。

もしかすると、今もその筆の女は、別の画家の家で、ひっそりと絵を描き続けて

いるのかもしれない。


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 22:29Comments(8)

2017年06月07日

最終バスの話。

サインディスプレイ部  営業のKです。

今日、お客さんの所に行くと、女性社員で

雑貨屋さんの話で盛り上がっていた。

その中の一番年配の女性が、俺を見て

口を開いた。

それまでは聞く側に徹していたその女性は、

俺の顔を見て、何やら思い出した様だった。

そういえば、Kさんの家の近くに雑貨屋さん、あったよね?

確か、ゾンビ・・・っていう名前の店だったかな。

結構品揃えも良くて、私もよく通ってたわ。

それを聞いてその場に居る者は固まった。

雑貨屋さんでゾンビ・・・ですか?

なかなかチャレンジャーな店名ではあるが・・・。

その後も、その女性は、昔を懐かしむように、

その雑貨屋の話を続ける。

随所に、ゾンビという名前も交えながら・・・。

その時、俺は、思い出した。

そういえば、昔、俺の家の近くに、雑貨屋さんが

在ったが、その店の名前は確か・・・・・・バンビ

もしかして、ゾンビとバンビを間違えているのか?

さすがに、その場で思い出した店の名前を口には出来ず、

何気なくその場を立ち去ろうとしたが、運悪く、その女性達の中の

1人が思い出してしまったようで、

それって、もしかして、バンビの事?

ゾンビを連呼していた女性は恥ずかしさで顔が真っ赤。

俺は、逃げるようにその時から立ち去ったのは言うまでもない。

前説が長くなってごめんなさい。

ということで、今夜も怖くない話、いきます。

3人連投です。エライ!

それでは、どうぞ~!



現在は家の周りにマンションやら塾が建ってしまい、窓から見える景色も

変わってしまったのだが、以前は俺の部屋の窓からは、バス停が見えた。

古いバス停だが、ちゃんと屋根も付いており朝夕はかなりのバス待ちの

人々で混みあっている。

しかし、夜になると、やはり誰もいないバス停に灯りが灯っているのは

不気味だった。

そして、その日は自宅へ仕事を持ち帰り、せっせと書類を作っていた。

時刻は既に午前1時近くになっていた。

俺は、気分転換に窓際に行って景色を眺める。

いつもと同じ風景だったが、ただ一つだけ違うことがあった。

それは、バス停に女性が1人バスを待っているのだ。

そんな時刻だから、バスなど来る筈もないのだが、間違いなく

女性が1人ポツンと立ってバスを待っていた。

ベージュのコートを着た髪の長い女性だった。

最初は、雨が降っていたので、もしかしたら雨宿りしているのかもしれない、と

思ったのだが、何度も時計を見たり時刻表を見ている動作をする。

こんな時間にバスが来る訳ないのに、分らないのかな?

教えてあげたほうが良いのかも・・・・

そう思ったが、やはりそういう時間帯だから、少し不気味に感じてしまい、

そのまま見守る事にする。

そして、これはその女性を見ている時に気付いた事なのだが、どうやら、

その女性の姿は俺以外の人にも見えているようで、バス停の前を

通るタクシーが何台もブレーキを踏んでいるのが見えた。

俺はいつしか、その女性がいったい何時までそのバス停で待つのか?という

ことに興味が移っていく。

既に仕事の事はすっかり忘れて、ただジッとその女性の動向を見つめていた。

すると、今日に耳鳴りのような音が聞こえて、車の往来が無くなる。

すると、ありえないことに、真っ黒なバスが向こうからゆっくりと近づいて来る。

そして、そのバス停の前に停車し、再び発進した時には、その女性の姿は

見えなくなっていた。

なんでこんな時刻にバスが来るんだ?

俺は、理解出来ない状況に混乱したままで、呆然とそのバスを見つめ続けた。

すると、ちょうどバスが俺の部屋の窓の近くを通るとき、その女性がそのバスに

乗っているのが見えた。

そして、その女性以外にも、座る席が全て埋まるくらいの乗客がそのバスに

乗っている事に気付いた。

そして、その乗客の顔が一斉に、部屋の窓から見下ろしている俺を

見上げるように顔を動かした。

その中には当然、先程の女性の顔もあったが、その不気味な笑い顔に

思わず隠れるように姿勢を低くした。

それ以後は、決して夜のバス停を見ないようにした。

今は見えなくなってホッとしているというのが本音だ。

そして、バスに関する話で、もう1つ。

これはつい先日の話。

俺は、週末、家でのんびりしていると、お客さんから電話が掛かってきた。

今、片町にいるから、すぐに来い、という。

仕方なく、俺は服を着替え、バスの時刻表を見ると、何とか最終のバスに

間に合いそうだった。

急いで家を出て、バス停に到着すると、ちょうど、金沢駅行きのバスが

バス停に停まった。

このバスに乗れば、途中の片町で降りれば良いだけ・・・。

俺は、ラッキーとばかりにそのはすに飛び乗った。

しかし、最終バスということで、乗客は俺の他にはもう1人乗っているだけ。

こんなんじゃ、バス会社も赤字だろうな。

そんな事を思いながら、俺は、ちょうど真ん中あたりの席に座った。

だが、次の停留所で、もう1人だけの乗客も降りてしまった。

なんか、貸切みたいで申し訳ないな、と思いながら、バスに揺られていると、

急に、ピンポーンという音がして、前方の掲示板に、停まります、という

文字が表示される。

あれ?まだ乗客が乗ってたのか?

と思い、車内を見渡すと、やはり誰もいない。

でも、俺はボタン押してないんだけどな~

と思っていると、表示通り、バスが停車した。

だが、しばらく待っても誰も降りていかないので、バスは再び走り出す。

だが、すぐにピンポーンという音が・・・。

そして、表示板の文字が、停まります、に変わり、またしてもバスは停車する。

そして、誰も降りないのでまた発進する。

俺の家から、片町の停留所まで、5箇所の停留所があるのだが、その全てで、

ボタンが押され、バスが停まるのを繰り返した。

バスの運転手さん、絶対に俺がいたずらで押してると思ってるだろうな?

と思っていると、目的の片町に到着。

俺は、何故か気恥ずかしそうに、そそくさとバスを降りようとする。

すると、バスの運転手さんが、意外な言葉をかけてきた。

よくある事ですから、気にしないでくださいね。

貴方がいたずらしたなんて、これっぽっちも思ってませんので・・・。

そう言われ、

あの・・・よくあることなんですか?

と聞くと、

最終バスなんかでは、いつもの事なんですよ。

でも、誰も降りないからといって、停まらないわけにもいかなくて・・・。

停まらないで、そのまま素通りなんかしちゃうと、もっと怖いことが起きますから。

でも、今夜は、ここまでお客さんが付き合ってくれたので正直助かりました。

と礼を言われてしまった。

その後、バスを降りて、何気にそのバスが走り出すのを見ていると、

バスの後部座席に、1人の女性が座っているのが見えた。

バス業界では、日常茶飯事の怪異らしいのだが・・・。


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 21:02Comments(7)