2017年08月02日

午前3時の着信履歴

サインディスプレイ部  営業のKです。

今日も皆様、お疲れ様でした。

お互いに無理なくユルユルと頑張りましょう!

それと、またしても、大阪のY様より、大量の

お香を頂きました。

本当にありがとうご゛さいます。

ただ、Y様のお陰で、お香の効力も知ることが出来ましたので、

それだけでも、本当に感謝しておりますが、更にお香まで

何度も送って頂くと、申し訳なさ過ぎて・・・・。

ですから、本当にお気持ちだけで十分ですので・・・。

うまく言えませんが、宜しく願い致します。

それはそうと、すっかり忘れていましたが、8月が誕生日の

うちの娘は、今月で17歳になるそうです。

誕生プレゼントを貰おうという魂胆で、家の中でも

笑顔をふりまいております。

そういえば、誕生日とクリスマスがプレゼントを貰えるから

一番好きな日なんだそうです。

というか、まだサンタさんを信じてる高2って???

まあ、監督として頑張ってるみたいなので、何か

買ってあげないと、とは思ってますけどね。

ということで、今夜も怖くない話、スタートです。

うーん。毎日更新してるぞ。

我ながら、偉い!偉い!

それでは、どうぞ~!



これは友人の体験談である。

友人は俺よりも5歳ほど年下であるが、一戸建てに1人で住み、

独身を謳歌しているという男だ。

友人は、仕事では会社から支給されているスマホを使っている。

ただ、プライベートでもスマホを1台持っているので、仕事から帰宅すると、

仕事用のスマホは、さっさと電源を落とし充電器にセットしてしまう。

また、仕事で1日使用していると、バッテリーの残量もほとんど無くなって

しまうというのもその理由なのだが、やはり、せっかく帰宅してのんびりして

いるのに、仕事の電話等受けたくないというのが、本当の理由だそうだ。

そして、夜が明け、朝になって出勤する時に、再び仕事用のスマホの電源

を入れる。

それが彼のいつものパターンだった。

しかし、ある日、異変が起こる。

朝、仕事用のスマホの電源を入れると、午前3時ジャストに着信があった

という履歴が表示された。

発進元は非通知設定になっている。

きっと、間違い電話だろう?

そう思い、彼はその履歴をそのまま放置する。

しかし、それから毎朝、スマホの電源を入れると、必ず決まって午前3時ジャスト

に非通知からの着信履歴が表示されるようになる。

そうなると、さすがの彼も、その着信履歴に興味を抱き始める。

一体、誰が何の目的でそんな時刻に電話をかけてくるのか?

そして、会社の許可を得て、電話会社に問い合わせたが、当然、発信者の個人情報

など教えてくれる筈もない。

そこで、彼は週末の土曜日の夜、その電話を待ってみる事にする。

とりあえず、いつもの様に、夕方からは町に飲みに出た。

そして、午前1時半頃、帰宅して、その電話を待った。

待っている途中、うっかり寝てしまいそうになったので、彼は熱いシャワーを浴びて

眠気を吹き飛ばした。

そして、いよいよ午前3時が迫ってくる。

彼はスマホを手に持ったまま午前3時が来るのを待った。

そして、午前3時ジャスト・・・。

案の定、スマホに電話がかかってくる。

彼は、すぐにスマホの通話ボタンを押した。

もしもし・・・

返事が無かった。

それでも、彼は何度も、もしもし、もしもし、と呼びかける。

それでも相手からの返事は一切無かった。

そして、しばらくの沈黙の後、電話はブツッという音とともに切れてしまった。

一体何なんだ?

そう思ったが、彼はその夜は、そのまま床に就いた。

しかし、1度電話に出たのだから、もうかかってくる事は無いだろうと彼は

なんとなく安心した。

しかし、それからも電話はかかり続ける。

毎朝飽きてスマホの電源を入れると、必ず、決まって午前3時にかかってきた

着信履歴が表示されていた。

彼は少し頭に来たという。

何故、俺がこんな電話に悩まされなければいけないのか?と。

そして、彼は電話を待つようになる。

さすがに、平日はそんな時刻まで起きている訳にもいかなかったので、週末、の金曜日、

そして、土曜日の夜はいつも仮眠をとりながら、午前3時の電話に備えた。

そして、それに呼応するかのように、やはり電話はかかってくる。

きっちり、午前3時ジャストに。

そして、電話に出て、彼が、もしもし、と呼びかける。

しかし、電話の向こうからは相変わらず何の反応も無かった。

そして、いつも、そのまま沈黙の後、電話は切れた。

ただ、何度か電話に出るうちに、相手が男だという事は分かったらしい。

それは、電話の向こうから、苦しそうな男の息づかいが聞こえたからであった。

だから、彼は思ったそうである。

これは女性を狙った変質者からの電話ではないのか?と。

ただ、そうだとしたら何故男性である彼が電話に出ているのに、懲りずに電話を

かけ続けてくるのか?

その点は辻褄が合わないのだが・・・・。

そして、その翌週の土曜日の午前3時。

いつものように電話を待っていた彼は、かかってきた電話にいつものように出る。

そして、それまでの怒りが爆発した。

お前、何処にかけてるんだ?

それに何時だと思ってる?

お前みたいな変質者がいるから、こんなに変な世の中になるんだよ!

と、まくしたてた。

それまでは、もしかしたら、お客さんかも?という懸念もあったのだが、その時には

そんな事など、もう、どうでも良くなってしまっていた。

しかし、その時、ほんの偶然が彼に悪寒を走らせる。

ちょうど、その時、家の横を救急車がサイレンを鳴らしながら通りすぎていった。

そして、その時、彼は凍りついた。

まさにその時、窓の外から聞こえてくるサイレンの音と、電話を通して聞こえてくる

サイレンの音が共鳴したのだ。

彼は、それまでの強気な姿勢が完全に消えてしまい、思わず口篭ってしまう。

それは、少なくとも、彼に毎夜、午前3時に電話をかけてくるのが、近所の人間

かもしれない、と彼に悟らせたからに他ならない。

そして、彼にはもう1つ、不安があった。

それは、彼の電話が、相手に発信番号が表示されないように設定してある、と

いうこと。

つまり、彼の自宅電話から電話した場合にも、相手には非通知とし表示される。

何か冷たい汗が背中に流れるのがわかった。

彼の頭は既に恐怖に支配されていた。

しかし、1度、疑念を持ってしまうと、更に恐怖が増していく。

だから、彼はその時、確かめなければならなかった。

彼にスマホに毎夜午前3時に電話をかけてきているのが、彼の家にある

固定電話ではない、という事を。

だから、彼は、恐怖を振り切るようにして、自宅の固定電話へと電話をかけた。

彼の部屋は2階にあるのだが、すぐに1階のリビングに置いてある固定電話が

鳴り始めるのが聞こえてきた。

彼は祈った。

誰も電話に出ないでくれ・・・・・と。

1コール、2コール、3コール・・・・ガチャ。

誰かが電話に出た。

もう彼の頭は完全にパニック状態になっていた。

この家には俺しかいない。

そして、俺は2階にいる。

それじゃ、電話に出たやつは、一体誰なんだ?

人間はパニック状態になると、不可思議な行動をとるものなのか・・・。

彼は、電話に出た相手に、思わず、

もしもし・・・・・。

と言ってしまう。

そして、しばらくの沈黙の後、

も~し~も~し~・・・・。

と返ってきた。

低い男の声だった。

彼は、その時、恐怖で歯がかみ合わず、ガチガチと震えていたという。

すると、電話が切れた。

彼は、息を殺し、耳を済ませて、1階へと聞き耳を立てた。

すると、突然、誰かが階段を上ってくるような音が聞こえてきた。

ギシッ、ギシッ・・・・。

それは、ゆっくりと踏みしめる様にのぼってくるような音で、彼には今、その

見知らぬモノが、階段の何処にいるのかが手に取るようにわかった。

彼は、近くに在ったゴルフクラブを手に取り身構えた。

泥棒なのか、それとも・・・・。

それが、たぶん後者だという事は彼にはもう分かっていた。

だから、ゴルフクラブが通用するとは思わなかったが、それでも何も武器として

持っていないよりは、遥かに心強かった。

彼はいざという時に、外へと飛び降りられるようにと、窓を全開にした。

何故か、通りの車は完全に途絶えていた。

その間も、ゆっくりと確実に、それは、階段をのぼってきている。

彼は、迷っていた。

それが、階段を上りきる前に、窓から飛び降りるか?

確かに怪我はするだろうが、死ぬ事はないだろう。

それとも、相手の姿を確認してから、闘うか逃げるか、を決めるか?

しかし、やはり人間というものは簡単に窓から飛び降りる勇気など持ち合わせては

いないようだ。

そして、その時、彼は大きなミスを犯している事に気付く。

それは、彼の家の部屋には全て鍵がかけられるようになっているのだが、彼はその時、

その鍵をかけるのを忘れていた。

まあ、確かに一軒屋で1人暮らしをしていて、鍵をかけなければいけないような

事態に遭遇する事は皆無なのだから、しょうがないのかもしれない。

彼は、立っていた窓際から、ドアに走り寄って鍵をかけようとした。

と、その時、突然、階段をダッダッダッと一気に駆け上がるような音が聞こえる。

そして、その音に驚きながらも、ドアに手を伸ばし鍵をかけようとする彼は、手で

ドアの鍵を探ろうとするのだが、鍵はおろか、ドアの感蝕すら感じなかった。

そして、彼がそーっと顔をあげると、そこには、見知らぬ男が立っていた。

作業服のような服を着て、薄ら笑いを浮かべるその男の目には、白目しか存在

していなかった。

彼はその場で失神してしまった。

そして、朝が来て、彼が目覚めると、彼はドアに寄りかかるようにして寝ていた。

そこには、いつもと変わらない平和な休日の朝が広がっていた。

夢・・・だったりか?

そう思い、起き上がろうとすると、指に激痛が走った。

恐る恐る自分の指を見ると、彼の指はあらぬ方向へと曲げられていた。

彼は、すぐに救急車を呼び、病院へと搬送された。

検査の結果、彼の左手の中指は、複雑骨折していた。

そして、首にも、絞められたような痕がある事が分かった。

それから、警察が彼の家を色々と調べたらしいが、不審なモノは見つからなかった。

つまり、外部から誰かが侵入した形跡は無かったということだ。

そして、電話を調べた警察が、毎晩、自宅の電話機から、彼のスマホに電話が

かけられていたという履歴を見つけた。

毎夜、午前3時に・・・・。

それから、彼は、家と彼自身を御祓いして貰い、家の固定電話も解約した。

そして、それからは怪異は発生していないという。
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 19:45Comments(30)