2017年08月04日

サークルの同窓会で・・・。

サインディスプレイ部  営業のKです。

今日は一際暑い1日でした。

なんか、日を追うごとに暑くなっている気がします。

あっ、皆さん、お疲れ様です。

体調、ご自愛くださいませ!

それと、出版する本の内容に関してのご質問がありました

ので、お答えいたします。

本の内容としては、本編だけになりますね。

前書きを載せてしまうと、怖い話の本ではなくなってしまいますので。

ちなみに、プロフィールとか、あとがきというのも、書かされましたので、

宜しければお読みください。

こんな感じですね。

それとそうと・・・・。

うちの娘は明日から演劇の発表コンクールだそうです。

妻は午後から仕事を早退して、観にいかされるそうです(笑)

差し入れに、ピザ15人前を持って来てね!と言われたそうです。

八百長を読めなかったくせに、グランプリと監督賞を

狙っているそうです(笑)

そして、昨日今日と、本番と同じ開錠でリハーサルだったそうですが、

エアコンは点いていなかったそうで、我が家のリビングと同じように、

会館のロビーの冷たそうな所を探っては、ピッタリくっ付いては

移動を繰り返していたそうです。

大丈夫ななのか?監督さん?

ということで、今夜も怖くない話いきましょう!

本当に怖くない話ですのでごめんなさい。

それでは、どうぞ~!


大学時代は自動車部というところに籍を置いていた。

二輪(バイク)と四輪(自動車)に分かれていたのだが、二輪は主にツーリングや

鈴鹿、中山サーキットで行われるレース活動。

そして、四輪はラリー、ジムカーナ、ダートトライアルといった競技専門に

活動していた。

通常は、どちらかひとつに絞るのだが、俺の場合、どちらにも興味があったので

二輪と四輪のどちらにも所属していた。

ただ、そのうちにやはり四輪のレースはお金が掛かるということが判ったので、

それ以後は、ほぼ二輪だけの活動になったのだが・・・・。

そして、俺は無事に4年間で卒業出来た。

しかし、それは運が良かったのかもしれない。

何故なら、自動車部、特に二輪に関して言えば、その殆どが亡くなっているのだから。

レース中の事故、ツーリング中の事故、そして街中を運転していての事故、更に

病気で亡くなった者もおり、卒業した時点で、生き残っていたのは男女合わせても

10人に満たなかった。

新入生の頃は、同期が20人以上いたのだから、運が良いというしかない。

そして、卒業してから数年後、同時の仲間で、自動車部の二輪部の同窓会的な

集まりが行われたことがあった。

場所は神戸市三ノ宮の居酒屋だったと記憶している。

その日は全国から生存している全員が集まった。

女性2人と男性が7人だった。

そして、予約しておいた部屋に通され、メニューを見ていると、お店の人が

やって来てこう言った。

ご予約の人数よりも増えたのなら、ご連絡して頂かないと・・・・。

今日はお店に空席がありますから、宜しければ、もっと広い部屋に変えましょうか?

俺達は最初何を言っているのか理解出来ず、

いえ、この部屋で大丈夫ですよ!

と答えた。

俺たちは、変な事を言う店員さんだね~と言いながら、注文する品を決めていると、

何故か先程、店員さんが持ってきた、おてふきの数がやたらと多い。

合計9人しか居ない筈なのに、何故か、おてふきが、15個も置かれている。

まあ、多い分には良いか、と思いつつ、決まったメニューを注文する為に、再び

店員さんを呼ぶ。

すると、先ず、飲み物の注文を聞かれる。

俺たちは、それぞれが、飲みたい物を店員さんに伝えた。

すると、一瞬、不思議そうな顔をしてから、再び頷くような素振りをして、

今度は、食べ物系の注文をした。

そして、部屋を出て行く店員さん。

俺たちは、何故不思議そうな顔をされなければいけないのかと逆に不思議に

感じたし、何か得体の知れない気持ち悪さを感じていた。

それでも、すぐに久しぶりに会った友人達との会話で盛り上がる。

そして、頼んだ飲み物と食べ物が運ばれてきた。

そこには、誰も頼んでいない筈の、ウイスキーとグラス、そして日本酒までもが

並べられ、食べ物はといえば、これまた、誰も頼んでいない筈のものまでが

並べられていく。

全員の顔が一瞬引きつる。

あの・・・こんなの頼んでませんけど?

誰かがそう言おうとして、1人の友人が止めた。

そして、

ああ、ありがと。これで全部ですよね。

と店員に言葉を掛ける。

またしても、店員さんは不思議そうな顔をして、部屋を出て行った。

そして、俺達だけになった時、先程、注文のクレームの言葉を遮った友人が

こう言った。

あのさ。よく見てみろよ。

俺達が頼んでいないのに、運ばれてきたものって、お酒も料理も全て死んだ

あいつらが好きだった物ばかりだと思わないか?

そう言われ、まじまじと見てみると、彼の言うとおりだった。

死んでしまった友人の中には日本酒しか飲まない奴も居たし、ウイスキーが大好きな

奴も居た。

そして、料理にしても、全て、死んだ彼らが好きだったものばかりだった。

もしかして、あいつらも来てくれてるのかな?

誰かが言った。

すると、全員がそう確信したらしく、もう薄気味悪さは消え去った。

そして、そのまま自然に飲み会がスタートした。

持ってきたグラスや日本酒も合わせ、きちんと15人分のお酒を注ぎ、乾杯した。

そして、料理も、死んだ彼らが好きだったものを真っ先に、空いている席に

並べた。

そして、それからの時間は、死んだ仲間達の話で盛り上がった。

いつもは、そういう話は避けているのだが、その時は、その話をしなければ

いけないような気持ちになってしまい、皆で生前の失敗談などを話して盛り上がる。

すると、笑う俺達の声に混じって、確かに死んだ仲間達の笑い声が確かに聞こえた。

その間、不思議な事にちゃんとグラスの酒が無くなり、日本酒も無くなってしまう。

それでも怖がる者は一人もおらず、追加のお酒を注文して、空いている席に置いた。

まるで、死んだ彼らが、そこで一緒に飲んでいるかのような不思議な飲み会だった。

いや、間違いなく、その時、その場所に彼らは戻ってきてくれていた。

まるで、あの頃と同じように、笑ってくれていた。

あいつらが死んでしまってから、空白になっていた時間が、取り戻せたような

気がした。

だから、その時間がそのままずっと続いてくれれば、と誰もが思っていた。

しかし、予定していた3時間はあっという間に過ぎた。

そして、そのままお開きとなったのだが、会計を済ませ、お店を出る時に、

俺たちは、

ありがと・・・

またな・・・・

という声を確かに聞いた。

そして、生暖かい風が突然吹いて、一気に駆け抜けていった。

そして、そこはいつもの現実世界に引き戻された。

もう帰っちゃったのかな?あいつら・・・・。

誰かがそう言ったが、確かに俺もそう感じた。

すると、そこにいた皆の目からは涙がこぼれだす。

もっともっと長い時間、あいつらと過ごしたかった。

それにしても、あんなに楽しい飲み会は初めてだったかもしれない。

また、あいつらと一緒に飲める機会があると言いかな?

と誰が言うと、

勿論、飲めるさ!

と誰かが返し、その言葉に

其処にいる全員が皆、頷いていた。

そして、あいつらは、いつも俺達の事を見てくれており、会いたがってくれている

のだと思うと、それだけで、とても幸せな気持ちになった。
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 19:43Comments(34)