2017年08月06日

お盆に戻ってくるモノ

サインディスプレイ部  営業のKです。

今日は島根県で39度超え、隣の福井県でも37.5度と

猛暑が続いておりますが、皆様、お元気でしょうか?

私は、といえば、昨晩はライブがぢょうど24時に

終了し、そのままそのお店の接待?で午前3時

まで飲んでおりました。

そのせいか、何故か、怖くない話のタイピングが

進みません。

スランプ?・・・・というか、元々そうなんですが・・・。

ちなみに、コメント欄で、よく沢山の話を覚えてますね?

という質問を頂きますが、基本的に、ライフワークとして

怖くない話を書こうと思った時から、過去に遡って聞いたり

体験した話を、ノートにまとめてあります。

そして、それは、危険な話と完全に区別しつつ、どんどん

増えていっております。

その中から、今日はどの話を書こうかな、と決めて

出来るだけ似たような話が続かないようにしております。

そして、もしも以前にも読んだような話だな~と思っても

決してダブったりして居る訳ではなく、実話を忠実に

書いているだけですので・・・・。

そのような、大切なノートですから、いつも床の間にある金庫

の中に大切に保管してあります(嘘です)

それとそうと、うちの娘ですが、コメントで、もしかして

太ってる?という書き込みがありましたので、その旨を

娘に伝えたところ、超ナイスバディだって、言っといて!

と言われましたので、ここに書かせて頂きます。

まあ、確かにあれだけ食べてるのに、何故かスリムなんですよね。

まあ、確かにダンスとかもよく踊ってますし、体動かすのは

好きみたいですので・・・・・。

ということで、ただのスリムではなくて、ナイスバディだそう

ですので、今後とも宜しくお願い致します。

ということで、今夜も、なかなか進まない中で書き上げた

つまらないはな・・・・いえ、怖くない話。

いってみましょう!

どうぞ~!


これは友人が体験した話である。

彼女は夫と子供ふたりの家族構成であり、金沢市内の一戸建てに居住している。

彼女の職業は、とあるネットビジネスであり、その殆どの仕事を自宅のパソコン

でこなしている。

そして、忙しい時などは、徹夜で作業をすることも多々あるのだという。

更に、彼女にはある程度の霊感があった。

それは、見えるまではいかないまでも、敏感に霊がいる事を感じ取る事が

出来てしまう。

そんな彼女がもっとも嫌う季節がお盆の時期だという。

とにかく、自宅に居ても外出していても、至るところで霊の存在を感じてしまう

からだ。

普通、お盆の時期に現れる霊というのは、ご先祖様だったり、亡くなった

親族だったりするのでは?という印象が強いが、彼女曰くそうではないのだという。

そして、ある日、彼女が住む町内会で盆踊りが開催された。

彼女は2人の子供を連れて、盆踊りに出かけた。

近くの小学校のグラントで開かれている盆踊りには、夜店も並び、それなりの

人で賑わっていた。

子供達ふたりは、会場で会った友達達と、どこかへ行ってしまい、彼女はひとり

ポツンと取り残された。

しかし、元々は田舎の出身である彼女は、実は盆踊りがとても好きらしく、

一人になったのを、これ幸いとさっさと盆踊りの輪に加わった。

踊り始めると、すぐに周りに合わせて踊ることが出来た。

そして、しばらく踊っていると、不思議な事に気付く。

踊っている輪の中に、お面をつけている人がいるのだ。

その面はキツネだったり、ひよっとこだったりと様々だったが、何故か、他の人が

白っぽい浴衣を着て踊っているのに対して、黒一色の浴衣を着ている。

どこかの踊りのサークルなのかなぁ?

そんな事を思っていたが、細かい事は気にしないタイプの彼女は、そのまま楽しく

踊り続けた。

そして、ふと、気付くと、その踊りの輪は、彼女を除く全ての人が、黒い浴衣の人

ばかりになってしまう。

あれ?

と思いながら、回りを見ると、何故かあれだけ沢山いた人も、そして夜店すら

消えてしまっていた。

え?なんで?

彼女は動揺してしまう。

そして、すぐに踊りを止めて、その踊りの輪から離れようとした。

しかし、何故か体が踊ることをやめてくれなかった。

彼女はパニックになってしまい、その場で大声を出した。

誰か~!

すると、その途端、それまで聞こえていた音楽がピタッと途絶え、踊っている

全員が彼女の方を向いて、見つめていた。

彼女はまるで異世界にでも迷いこんだような気分になってしまい、その場から

逃げ出そうとしたが、それも叶わなかった。

彼女は、周りから見つめる得体の知れない視線に恐怖し、そのまま、その場で

しゃがみこんでしまう。

両手で目を覆いながら、必死に考えた。

どうすればいい?どうやったら出られる?と。

すると、ボソボソという話し声が聞こえてきて、

ダレカマヨイコンダ・・・・。

ニガスマイゾ・・・・。

と聞こえたような気がした。

彼女は、もうその場にしゃがみこんだまま、大声でキャー!と叫ぶしかなかった。

すると、背後からポンポンと誰かが肩を叩いた。

振り返ると、そこには、彼女の2人の子供が心配そうな顔で立っていた。

ママ、どうしたの?

彼女はハッと我に帰ると、そこには、先程までの異世界は消えており、人手賑わう

夜店も並んでいるいつもの風景だった。

戻ってこれた・・・・。

そう思うと、彼女の目からは自然に涙がこぼれた。

彼女は更に心配そうに見つめる二人の子供達を抱きしめると、そそくさとその場から

立ち去り、自宅へと帰った。

自宅に帰ると、家に居た夫に、先程、体験した話をした。

しかし、

寝ぼけてたんじゃないか?(笑)

と一笑に付されてしまう。

彼女自身もそう言われてしまうと、

確かに最近疲れてたからなぁ~・・・・。

と思い、自分にそう言い聞かせた。

そして、その日の夜は、元々は仕事をする予定だったのだが、何となく起きているのが

怖かったので、早く寝る事にした。

いつもは一度寝てしまうと、絶対朝まで起きない彼女なのだが、その夜は何故か目が

覚めてしまった。

時計を見ると、時刻は午前2時を少し廻っていた。

だから、もう一度寝ようとするのだが、なかなか寝付けない。

そして布団の中でぼんやりしていると、トイレに行きたくなってしまった。

彼女は横で寝ている夫を起こさない様に静かにベッドから出て、寝室のドアを

廊下に出た。

そして、廊下の電気を点け静かに階段を下りる。

そして、1階につき、何気なくリビングの方をチラッと見た彼女は、その場で

固まってしまう。

真っ暗なリビング。

そして、そこにある4人架けのテーブルに誰かが座っていた。

それは、まるで浴衣を着たマネキンのように、背筋を伸ばし、その顔には

紛れもなく、盆踊りの時に見たキツネなどのお面を被っていた。

あの時の恐怖が一瞬で蘇った彼女は、逃げるようにトイレへと入り鍵をかけた。

高鳴る心臓の鼓動が耳元で大きく聞こえる。

どうして?・・・・。

すると、彼女はあの盆踊りの輪の中で聞こえた言葉を思い出した。

ニガスマイゾ・・・・・。

逃がさない?・・・・まだ諦めていないって事?

それじゃ、私を迎えに来たっていうの?

でも、なんで私なの?・・・・・。

彼女は必死になって思い出そうとするが、あの盆踊りの輪にいた者達からは、先祖や

親戚から感じるような優しさは伝わってこなかった。

感じたのは、獲物を見つけたような恍惚・・・・だった。

逃げなければ・・・・でも、どうすればいい?

彼女は必死になって考えた。

このまま、窓から逃げるか・・・・。

いや、それでは残された家族に危険が・・・・。

考えがまとまらないまま、彼女がトイレの中で立ち尽くしていると、

急にトイレのドアがコンコンとノックされる。

彼女はビクッとなって、固まり、神経を耳に集中する。

すると、ドアの向こうから、

○○ちゃん、ごめんなさいね。驚かせてしまって・・・・。

お盆に戻ってきて・・・・一目だけでも○○ちゃんに会いたくなって・・・・。

それは、紛れもなく数年前に亡くなった彼女の祖母の声だった。

その声を聞くと、それまで感じていた恐怖は一瞬で吹き飛んでしまい、彼女も

亡くなった祖母に会いたいという気持ちでいっぱいになる。

その時には、もう盆踊りの時に感じた恐怖や違和感も、そして、何故リビングに

4人が座っているのかという事もすっかり忘れてしまっていた。

彼女はゆっくりとトイレの鍵を開けた。

そして、ゆっくり確かめるようにドアを開いた。

しかし、そこにはもう祖母の姿は見えなかった。

おばあちゃん、どこなの?

そう思い、彼女は、部屋の電気も点けず、リビングへと入った。

明かりを点けてしまったら、祖母が消えてしまう・・・・。

そんな気がしたから。

リビングに入ると、すぐテーブルに駆け寄ったが、そこにも誰も座っていない。

すると、背後から急に声が聞こえた。

ここだよ~・・・・・。

あけてしまったねぇ~・・・・。

その声は明らかに祖母の声ではなかった。

ハッとして振り返った彼女が見たのは、リビングの風呂へリングの上に

正座した黒い浴衣を着た、10人以上の姿。

そして、そのモノ達は、ゆっくりと立ち上がると、被っていたお面を外した。

そこに並んだどの顔にも見覚えがなかった。

いや、というよりも、それらの顔は全て、恐ろしい鬼のような顔に見えた。

おばあちゃんは?

彼女は、それらのモノに叫んだ。

すると、

そうだね~

あいたいね~

いっしょにくるかい~

と甲高い声でゆっくりと答えた。

彼女は、その時初めて、騙された!と気付いた。

そして、再びトイレに逃げ込もうと視線をトイレに向けると、トイレのある

廊下には、まるで整然と1列に並んだように、お面を被った浴衣着の者達が立っている。

逃げられない・・・・・。

彼女はそう悟った。

リビングの中に居るそれらの顔がニタリと笑ったように感じた。

そして、摺り足であるくように、ゆっくりと彼女に近づいて来る。

電気を点ければ・・・・・消えるかも・・・・。

そう思い、彼女は急いでリビングの電気をつけようとするが、全く反応しない。

すると、近づいて来るそれらは、可笑しくてたまらないという感じで、

ゲラゲラと笑ってくる。

もう駄目・・・。

そう思った時、彼女は以前、俺から貰った護符を思い出したそうだ。

彼女は急いで、仕事用のバッグの中から、護符を取り出すと、それらに

向けて、かざした。

すると、突然、リビングの明かりが点いたのと同時に、それらの姿は、

ゆっくりと消えていった。

口惜しそうに顔を歪めながら・・・・・。

その後には、いつものリビングに戻っていたが、さすがにその夜は、夫を

起こして、そのまま朝まで付き合ってもらったそうだ。

そして、その後、彼女の周りでは怪異は起こらなかったそうだが、やはり

1年後のお盆にも、また、それらのモノがやって来そうで恐ろしい、と

話していた。

だから、俺は、その話をAさんにしてみた。

すると、Aさん。

少し呆れたような顔をして、こう言った。

なんか、護符を沢山欲しいっていうからKさんにいつもあげてますけど、もしかして、

いろんな人に配ってませんか?

本当に私を何かの便利屋と勘違いしてませんか?

今度から有料にしないといけませんかね(笑)

それと、その彼女ですけど、まあ運が悪かったというか、ちょうど波長が合ってしまった

だけですから、気にしなくて良いと思いますよ。

お盆っていうのは、昔から、亡くなった人が唯一現世に戻れる貴重な期間であると

ともに、人間と霊体が共存してしまうという危険な時期でもあるんですよね。

今回の霊達は、きっとお盆帰りに乗じて戻ってきてしまった悪霊たちでしょうね。

しかも、戻ってきた霊は、決して身分を明かしたり、お面を取ってはいけないのに、

それらは、それも破ってしまった。

それだけで、もうアウトです。

二度と現世には戻ってこれませんね。

霊界には霊界のルールという物がちゃんと存在してるみたいですから・・・。

それにしても、亡くなったおばあちゃんの声色を使うなんて、低級の悪霊が

やりそうな事ですよね・・・・。

私はそういうの・・・絶対に許しませんから・・・。

そして、最後にこう言った。

確かに、それらの霊達を弱らせたのは、あの護符の力だと思いますけど、リビングの

電気を点けて、彼女を助けたのは、きっと、声色を真似された、本物の

彼女のおばあさんだと思いますよ。

だから、彼女に伝えてあげてくださいね。

貴女はいつもおばあさんに護られてるんですよって。

それを聞いて俺は、Aさんも少しは優しいところがあるんだね~

と思ったが、その気持ちも、その後に、護符の代金として奢らされた

特大パフェ2つによって、あれは単なる思い過ごしだと確信した。
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 18:06Comments(25)