2017年08月10日

真夜中の保育園

サインディスプレイ部  営業のKです。

いつも、ご愛顧頂きまして、本当にありがとうございます。

弊社、細田塗料㈱は、8月11日~8月16日まで

夏季休業となります。

8月17日からは、通常通り、営業致しますので、

何卒宜しくお願い致します。



ということで、皆様、お疲れ様です。

会社のブログできっちりと仕事を

こなしたところで、いつものように、怖くない話を

スタート致します。

お盆休みの間に、1日2話のペースで書き溜めを

したいと目論んでおりますが、まあ、無理ですね(笑)

コメント欄で、Aさんが、閉じ込めたり、浄化したり、消滅させたり、

する時の基準って、どんなの?

という質問がありました。

実は、私も興味があったので、以前、Aさんに質問した事が

あります。

その際、何か難しい話をしていましたが、一言でいうと、

その時の気分というか、インスピレーションだという事が

判りました。

確かに、とんでもない悪霊の場合は、消滅させるらしいのですが、

それ以外は、思いつき・・・・というか、その時の気分次第みたいですね。

だから、Aさんの機嫌が悪い時に出会った悪霊達は、ある意味、

可哀相過ぎるかもしれませんね(笑)

それから、ファミマの話題で盛り上がってるみたいですが、

私がファミマで好きなのは、ファミコロとつくね串ですね。

実は家の前に、ファミマが在ったりします(笑)

元々はサークルKでしたが(笑)

そして、ちなみに、コメントに書かれていたのと同じように、

うちの娘も、夏休みが終わるのを、まるで世界が滅亡

するかのごとく、嘆いていました(笑)

学生さんは、誰も似たり寄ったりなのかも・・・・(笑)

ということで、今夜も怖くない話、いってみましょう!

それでは、どうぞ~!



これは、俺の友人が体験した話である。

保育園という場所は、昼間は幼い子供達で溢れ、元気一杯の声や、

泣きじゃくる子供の声など、とにかく賑やかな場所という印象がある。

しかし、そういう昼間賑やかな場所ほど、夜になると、全く違った場所

へと変貌してしまう。

実は、俺にも何度か不思議な経験がある。

何処の保育園かは絶対に書けないのだが、俺がよく車を停めて休憩をとる

公園があるのだが、その隣には保育園がある。

それは仕事の帰りだったり、ライブの帰りだったりと様々なのだが、そこで

休憩する時はいつも時刻は深夜12時を廻っている事が多い。

そして、いつもそこで目にするものがある。

真っ暗な保育園の中で、誰かが灯りを持って各部屋を見回っているようであり、

暗闇の中を灯りだけが、ゆっくりと移動している。

最初は、誰かが残ってるのか?大変だな~、保母さんも・・・。

と呑気に考えていたのだが、やはり冷静に考えると、不思議なのである。

よく、帰りが遅い親のお迎えを保母さんが子供と一緒に待っているという話を

聞いたりするが、さすがに深夜12時ともなると、それは考えられない。

更に、入り口の扉が閉められ、建物全体の電気を消した状態で、見回りをする

必要など考えられない。

もっとも、泥棒・・・ということであれば、それもあり得るのかもしれないが、

深夜の保育園にそこまでして盗みたいものなど存在しないだろう。

そして、最近、気付いたことなのだが、その灯りは、まるで横に向かって

平行移動するかのように、上下動が全く無く、移動している。

歩いているのではなく、浮いて移動しているとしか考えられない。

そして、ここ何回かは、俺がその灯りの移動を観察していると、その灯りが

しばらく停止し、その後、こちらに向かって移動してくるようになった。

更に、その灯りに浮かび上がるシルエットは、とても大きく細い女に見えた。

だから、それからは、もう、その公園には行かないようにしている。

また、こんな事もあった。

うちの娘が保育園に通っている時のこと。

妻から電話があり、残業でまだまだ遅くなりそうだから、娘を迎えに行って

欲しい、という連絡だった。

俺は仕事を早めに切り上げて、娘が待つ保育園に向かった。

保育園に着くと、建物の明かりの殆どが消されており、2階の一番奥の部屋にだけ

灯りが灯っていた。

俺は、娘が泣いているんじゃないか、と思い、急いで保育園の中へと入る。

インターホンで、迎えに来た事を告げると、入り口のオートロックが

解除された。

そして、靴を脱ぎ、スリッパに履き替えて、そそくさと2階へと階段をあがった。

すると、階段で、1人の保母さんとすれ違う。

見たことも無い保母さんだったのだが、一応、

こんばんは。お疲れ様です!

と言うと、小さく会釈してくれる。

暗い感じの保母さんだな・・・と思いながら、2階へ上り、そのまま

廊下を歩いていくと、一番手前の教室?に誰かが居る。

もしかして、うちの娘か?

と思い、まじまじと見ると、娘より少し幼く見える女の子だった。

そして、その女の子は、暗い部屋の中で、ひとりで床にペタンと座り込み

指で何かを数えているようだった。

どうしたの?こんな暗い部屋で・・・・。

もしかして、お母さんを待ってるのかな?

と言うと、

首を横に振った。

しかし、俺はそれ以上は、聞かなかった。

その幼い女の子からは、得体の知れない恐怖が感じられ、全身に鳥肌が

立ってしまったから。

だから、俺は一番奥の部屋に向かって脇目も振らず小走りで飛び込んだ。

すると、そこには、うちの娘と、保母さん1人が一緒に楽しそうに遊んでいた。

そして、

いや~、本当にすみません。

急に妻が迎えに来れなくなって・・・。

こんな時間まで娘の世話をさせてしまって・・・・・。

それも、他の先生まで残っててくれてるなんて・・・・・。

と言うと、その保母さんは不思議そうな顔をした後、少し気味悪そうに

あの・・・今、この保育園に残ってるのは、娘さんと私だけなんですけど・・・。

と言われてしまった。

そして、当然のごとく、他の部屋にも、子供は1人も残っていない、という。

それでも、一応、調べなくては、という事になり、先程、幼い女の子が居た教室

を見に行くと、そこには、誰かが1人で遊んでいたような、お手玉が残されていた。

あの子供と、すれ違った女性は一体誰?

そこからは、3人で一塊に体を寄せ合って、保育園から逃げ帰ったのを覚えている。

そして、ここから書くのが、保母さんをしている友人の話。

やはり、保母さんも大掛かりな年中行事の前になると、大忙しのようであり、

その夜も、保母さん数人で居残り、せっせとクリスマス会の準備をしていた。

時刻は11時を廻っており、そろそろ明日に備えて帰ろうという事になった。

そして、全員で揃って保育園を出て、帰路についたのだが、ちょうど彼女が

自宅に到着した時、ふと忘れ物をした事に気付いた。

それは、家に持ち帰って続きをやろうと思っていたクリスマスカードの整理

だったらしいのだが、どうやら、それと一緒に自分のプライベートな携帯も

忘れてきてしまい、彼女は取りに戻ろうかと悩んだらしい。

それは、夜、1人で保育園に残っていると、幽霊をみてしまうという噂が

あったからだそうだ。

勿論、彼女は見たことは無かったのだが、過去にそれを見た人は誰もが皆、

仕事熱心で真面目な保母さんばかりであり、とても嘘を言う様な人達では

なかった。

しかし、結局、彼女は保育園に携帯を取りに戻る事にした。

保育園に戻ると、時刻は既に午前0時を廻っていた。

先程まで皆と作業をしていた保育所も、1人で入るとなると、異様に暗く

重苦しい。

彼女は、怖かったので、車のエンジンをかけたままにして、保育所の入り口

の鍵を解錠した。

そして、ドアを開く。

一瞬、笑い声のようなものが聞こえた気がして、思わず固まった。

しかし、ここまで来て引き返すわけにはいかない。

彼女は、勇気を振り絞って事務室まで行くと、建物全ての明かりを点けた。

その明るさで幾分怖さは和らいだが、シーンと静まり返った保育園は、昼間との

ギャップのせいか、異様に恐ろしかった。

だから、彼女は自分に言い聞かせた。

何もでない。何も居ない。もしも何か見たとしても、それは気のせい・・・・。

こんな感じに。

そして、わざと大きな足音を立て、わざと誰に話しかけるでもなく大声で動いた。

さー、さっさと2階の部屋に行って!

階段もさささっと上って!

と、自分を鼓舞するかのように・・・・。

そして、携帯が入った袋を置き忘れてきたと思われる2階の部屋へと向かう。

その部屋は、階段を上った廊下を右に行った3番目にある教室だった。

彼女は、少し小走り気味に、その教室まで行くと、案の定、そこには袋が置かれており、

その中にはしっかりと彼女の携帯も入っていた。

彼女は、元気一杯に振り返り、教室から出ようとした時、教室のドアから

1人の女が体半分だけ出した格好で、立ったままこちらを見つめていた。

と、その瞬間、建物の明かりが一斉に消えてしまう。

先程見たモノと、明かりが消えた事で、彼女は、一瞬思考が停止してしまったが、

すぐに我に帰り、大声で悲鳴をあげる。

そして、暗闇の中、ドアから離れる為、後退し、窓に背中をつける様にしていると、

少しづつ目が慣れてきた。

そして、もう一度、ドアの方を確認すると、そこには誰もいない。

ただの見間違い!

彼女は自分にそう言い聞かせ、わざと大声でこう言った。

ふさけんなよ!誰が電気消してんだよ!

とても昼間の園児達には聞かせられないような汚い言葉だったが、それでも、

彼女自身を勇気付ける手助けにはなった。

あくまで、誰か他の人が悪戯で電気を消した、と思いたかったから。

更に、彼女は、

誰だよ。電気消したの?いい加減にしろよ!

と怒鳴ったのだか、その時、その声に混じって、ワ・タ・シ、という声が

聞こえた。

ハッとして彼女が背後を振り向くと、其処には、窓の外から彼女に手招きを

している女が窓に張りついていた。

そこは2階の窓だ。

更に、

こ・っ・ち・・・・こ・・・っ・・・ち

と繰り返す声が聞こえた。

その女は肩まである髪を風に揺らせながら、歪な笑いを浮かべた。

そこで、彼女はパニックになってしまう。

窓から飛びのいた彼女は、そのままダッシュして廊下へ飛び出した。

すると、そこには、先程、体半分だけを見せていた女が、正座して座っていた。

先程、ドアから体半分しか見せていないのだと思っていた、その女は、体そのものが

半分しか、存在していなかった。

それでも、正座したままの状態で、ニタリと笑いながら、彼女に手招きをする。

その女の横を通り抜けないと、1階へと続く階段には辿りつけないのだが、やはり

彼女には、その女の横を通り抜ける勇気は無かった。

すると、今度は、先程、彼女が居た教室から、パタンという音が聞こえてくる。

ハッとして振り返ると、先程、窓の外に張り付いていた女が、教室の中へ入って

来ていた。

そして、突然、聞こえる沢山の子供の声。

もう気が狂いそうだった。

前方からは、体が半分しかない女が、廊下を這うようにして近づいて来る。

彼女は、急いで窓を開けて、そこから外に飛び降りようとした。

しかし、下半身が異様に重くびくとも動かない。

恐る恐る自分の足元を見ると、そこには、沢山の子供たちが、まるで彼女に

遊んで欲しがってでもいるかのように、まとわり点いていたが、その子供達の顔は

どれも、焼け爛れたように崩れてしまっていた。

彼女は、必死にその子供達を振りほどこうとしたが、それは全く離れようとしない。

そして、気配を感じて顔を上げると、そこには、彼女の顔を覗き込むようにしている

2人の女の顔があった。

うっすらと笑っていたという。

そこで、彼女は意識を失った。

そして、次に目を覚ますと、警察に揺り起こされているところだった。

保育園の駐車場にエンジンがかかったままの車が停まっているという通報を

受けた警察官2人が、保育所を見回りに来て、倒れて気を失っている彼女を

発見したらしい。

そして、警察が彼女を発見した時には、保育所には、ちゃんと明かりは点いていた

という。

結局、その後、保育園の園長も呼ばれて、かなりの問題になった。

そして、園長に、何か心当たりが無いかと詰め寄った彼女だが、口篭るだけで

何も語らない園長に辟易してしまい、彼女はそのままその保育園を辞めた。

そして、今は他の保育園で働いている彼女は、こうも言っていた。

他の保育園に移ってよく分かったんだけど、保育園という場所には、どこでも

多かれ少なかれ、この手の話が存在するのよ。

そして、それは単なる噂ではなく、現実に現在進行形で起こっている事なのよ、と。

ちなみに、彼女が怪異を体験した保育園は今も金沢市にしっかりと現存している。


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 20:36Comments(33)