2017年08月11日

毎年見る同じ夢

サインディスプレイ部  営業のKです。

里帰り中の方も、お仕事の方も、自宅で引きこもりの方も、

宿題中の方も、ファミチキを揚げている方も・・・・。

皆様、残暑お見舞い申し上げます。

本当はお盆の時期は毎年、長崎の友人の所へ

大学時代の友人達とバイクでツーリングするのが

恒例だったんですが、今回は辞めておきました。

そして、今は、ニューカレドニアの空の下、

このブログをアップしております。

エメラルドグリーンの海が心を癒してくれます。

皆様も、是非ニューカレ・・・・・嘘です(涙)

実はうちの妻はお盆休みが無く、ずっと仕事です。

で、朝おきると、お風呂掃除とトイレ掃除、そして

洗濯物の取り込み、と新たな洗濯、および干し、

レンジ掃除とハムスターのケージ掃除、

そして、買い物メモが置いてありました。

はい。

勿論、全て完了させました。

やはり、怖いので・・・・(泣)

ここまでくると、明日は何やらされるんだろ?

と楽しみになってきます。

うちの娘は、勉強もせずに、劇の台詞覚えと、

WiiUのスプラトゥーンでひとり盛り上がってましたが、

妻が帰ってくる直前には、しっかり勉強してました、と

言わんばかりに、勉強モードに切り替えてました。

あの演技力なら、アカデミー賞も夢ではないかも(笑)

さあて、私は今夜の夕食のマクドナルドの

東京ローストビーフバーガーと

大阪ビーフカツバーガー

でも買ってきましょうかね(笑)

ということで、お約束通り、今夜も1話アップさせて

頂きます。

先日、コメントで夢の話をして欲しい、との事でしたので、

夢に関する怖くない話です。

それでは、どうぞ~!



これは俺とAさんの共通の友人が体験した話である。

実は彼女には姉がいたらしいのだが、ちょうど20歳の時に突然他界してしまう。

原因は急性の心臓麻痺。

原因不明の突然死の場合に最もよく使われる死因である。

実は彼女の家系の本家筋では、何故か、女性に限り早死にしていたのだという。

もっとも、男性が生まれた事など無かったそうなのだが・・・。

それも、ずっと以前の先祖から続いているらしい。

そして、その死に至る過程が奇妙だった。

その家系の本家筋である女性は、先ず、長女が生まれると、翌年の誕生日から

毎年同じ夢を見るようになる。

その夢とは、不思議な夢であり、気がつくと、大きな湖の上で、小さな木の

ボートに乗せられている。

オールもなく、ボートを漕ぐ事も出来ないので、ただ、ユラユラと湖の上を

漂っている。

すると、前方から別のボートが1艘近づいて来る。

そのボートには、1人の老婆が乗っており、彼女にこちらのボートに乗り移る

ように促す。

その老婆の容姿は、とてもではないが善人には見えないので、当然、老婆の

乗るボートに乗るのを拒む。

すると、その老婆は、

あと19回来るからね・・・・それで終わりだよ・・・。

そう言い残して、ボートを漕いで、消えてしまう。

そんな夢だった。

そんな夢を必ず、誕生日の夜に見るのだ。

そして、毎年、誕生後の夜が来る度に、同じ夢を見るのだが、あと○○回来るからね、

の部分の数字が減っていくのである。

そして、その数字は、あと1回という数字が最後になった。

つまり、あと1回と言われてから、ちょうど1年後の誕生日の夜に、その者は

必ず死んでいた。

そして、長女が死んで、更に妹がいる場合には、その翌年から、その妹が、死への

カウントダウンともいえる夢を見るようになっていった。

だから、その家では、とにかく結婚を急ぎ、死ぬ前には、しっかりと跡取りを

残させるというのが慣習になっていた。

ただし、やはり長女が、生きている間に、子供が授かる事は無かったそうであり、

常に次女や三女が、跡取りを生んだ後、すぐに亡くなるというのが当たり前に

なっていた。

そして、彼女もまた、姉が亡くなる前に、その夢の話を直接、姉から

聞かされていた。

実際、古くから、その家系に伝わるものだったので、彼女もある程度は

覚悟はしていたらしいのだが、やはり、現実に姉から夢を話を聞かされると

居ても立っても居られないほど、恐ろしかったという。

そして、彼女の姉が死んでから、次の彼女の誕生日の夜、彼女はまるで

亡くなった姉からバトンタッチされたかのように、姉が見たものと全く

同じ夢を見るようになってしまう。

そして、毎年のように同じ夢を見る誕生日の夜を、恐怖と戦いながら

過ごしてきたのだが、ついに去年の誕生日に、いよいよカウントダウンが、

あと1回と告げられてしまう。

自分はもう1年も生きられないのだ、と覚悟して生きてきたらしいが、やはり

それは普通の神経で耐えられるものではなく、ちょうど、次の誕生日の2週間前

になって、俺に相談してきた。

何故俺に相談したのかといえば、単に頼み易かっただけであり、本当に頼りたいのは

当然、Aさんだった。

しかし、友達とはいえ、Aさんは、どこかクールで話し難い印象があるらしく、

俺を通じて、頼んできたというのが本当のところだった。

最初、Aさんは、

どうして、直接頼まないんだろ?

と不機嫌だったが、実際切羽詰っている彼女を見てはいられず、結局、俺の頼みを

聞き入れて、彼女の話を聞いてくれる事になった。

そして、話を聞き終えたAさんは、珍しくコーヒーを飲みながら渋い顔をしている。

その顔を見て、いつものように、パフェでも食べている姿を見せれば、二度とAさんを

クールで頼み難いなどと思わなくなるだろうに・・・・と思った。

そして、Aさんが口を開く。

で、去年の誕生日に見た夢の中で、何か変わった事とかは無かったの?

すると、彼女は

実は去年の誕生日の夜は、夢の中でその老婆に懇願してみました。

お願いしますから、もう助けてください、と。

でも、恍惚とした笑いを浮かべただけで、そのままいつものように去っていきました。

そして、それを聞いたAさんは、こう返す。

あのね。なんで、悪いことしてないのに、謝ったり懇願したりするの?

確かに、貴女のご先祖が、その老婆に酷いことをしたらしいけど、それは貴女とは

全然関係ないじゃない?

そもそも、毎年、そんな悪夢をみさせられて、黙って死期を待つなんていう風潮を

作って受け入れてしまっている家系にも問題があるんだけど・・・。

でも、そんなに弱気な態度でいるから、どんどん図に乗って好きなように

されてるのが分からないのかな?

その老婆は、毎年、誕生日に悪夢を見せることで、どんどんと呪縛を強くしてるの。

だったら、

ふざけんな!

くらい言ってもバチは当たらないよ。

まあ、いいよ。わかった。

私が何とかしてみせるから・・・。

大体、七代先まで呪う、とか、末代まで祟ってやるとか、馬鹿じゃないの?って感じ。

本当に仕返ししたいなら、子孫にじゃなくて、本人に返せよってね。

人間でもそうでしょ。

覚えてろよ!とか、今度会った時には・・・とか言う奴に、ろくな奴は居ないし。

本人に何も出来なかった悪霊のくせに、格好つけてるんじゃないよ!ってね。

そう言い終えると、満足したのか、Aさんは静かになった。

そして、

あと、2週間も無いんだよね?

急がなきゃ・・・・。

そう言うと、準備があると言って、Aさんは、そそくさと去っていった。

それから、数日後の土曜日。

Aさんから連絡があった。

今夜、彼女の家に泊まりこんで、片をつける、という連絡だった。

今夜が彼女の誕生日だという

俺が、片をつけるって、どうするの?

というと、

夢の中では無敵だと思ってるみたいなので、その夢の中で叩きのめそうかと・・・。

というか、まあ、夢の中でしか対峙出来ない相手なので・・・。

と返してきた。

だから、俺は

彼女の夢の中に入ることなんて、出来るの?

と聞くと、

ええ、出来ますよ。まあ、私には無理ですけど、姫の力を借りれば・・・。

そう返してきた。

なんか、普通に言ってるけど、もしかしたら、俺は凄い人達と知り合いなのかも、と

思い知らされる。

そして、いよいよ、決行の土曜日。

心配になり、彼女の家に行くと、そこにはもう既にAさんが来ており、俺はある意味

驚いた。

Aさんの持ち物や醸し出す雰囲気が、決戦、というよりも、まるで、初めて

友達の家に泊まりに行く小学生のようにウキウキとしていたのだから。

そして、パジャマに着替えて、寝転んでテレビを見ているAさんは、まるで

修学旅行の夜を連想させる。

というか、緊迫感があまりにも欠如していた。

そして、俺が、

あの・・・ヤル気はあるんだよね?

と聞くと、

勿論ですよ。

でも、どうせなら、修学旅行気分を満喫した方が楽しいじゃないですか!

とヘラヘラと笑っている。

そして、もうそろそろ寝ますから、さっさと帰ってくださいね。

そろそろ、姫と約束した時間が近づいてるので・・・。

と返してきた。

俺は、

まあ、それなりにちゃんと準備と根回しはしてるんだ・・・・・。

と思い、心配そうな顔の彼女を残して、そのまま帰路についた。

そして、翌日、再び、彼女の家に行くと、彼女は満面の笑みで迎えてくれた。

そして、昨夜見た夢の事を色々と話してくれた。

その夜はAさんに言われるまま、手を繋いで寝たらしい。

そして、彼女は、その悪夢を見てしまう。

ただ、いつもの悪夢と違っていたのは、彼女が乗るボートには、Aさんも一緒に

乗っていたということだった。

あっ、本当に夢の中に入れた。

やっぱり凄いわ。あの娘!

と言っていたが、そのうちに、霊の老婆が乗ったボートがいつものように突然

姿を現した。

恐ろしさで、ガタガタと震え出す彼女にAさんは、

大丈夫だから!

強気でいけば良いからね。

まあ、見てなさいって!

と彼女を勇気付けた。

例によって、その老婆のボートはゆっくりと滑るように湖の上を近づいて来る。

そして、ある程度まで近づいた時、彼女と一緒にボートに乗っているAさんを

見つけて、しばらく呆然とした顔をしていたように見えたという。

そして、老婆が言葉を発する前に、Aさんから口を開いた。

あのさ。

たまには此方のボートに乗ってみなよ?

というか、そちらのボートには絶対に、乗せないからね。

どうせ、今年は無理やりに、そちらのボートに乗せて、あっちの世界に連れて行く

算段だったとは思うけどね。

でも、無理だよ。

あんたより、私の方が強いから!

そう言うと、老婆の顔は見る見るうちに、怒り狂い、更に邪悪な顔になっていく。

すると、Aさんが、

あっ、怒った?

うん。怒った顔の方が、それっぽいかも(笑)

でも、私の方が強いっていうのは本当だからね。

逃げ帰るなら、今のうちだよ~!

と完全に、その老婆を小馬鹿にしていたという。

そして、怒り狂った老婆がボートを彼女とAさんが乗るボートにピッタリとくっ付く

場所まで寄せると、老婆は、此方のボートに足をかけた。

双方のボートが大きく揺れた。

すると、Aさんは、待ってましたとばかりに、更に此方のボートを大きく揺らし

更に老婆の足をとって、そのまま湖の中へと突き落とした。

しかし、老婆は、その湖全体が自分のテリトリーだとでも言いたげに、余裕の

表情で、湖から上半身を出したまま、浮かんでいた。

すると、Aさんは、目を閉じて、一心不乱に何かを呟く。

すると、その老婆の周りに、大きな渦のようなものが現れて、そのまま老婆を

飲み込んでいったという。

おのれ・・・末代まで恨んでやるぞ・・・・・。

と老婆が言いかけたのを遮るように、Aさんが言った。

あんたなんかに、私らの未来を変えられて堪るかって・・・。

恨むんなら、まず自分の無力さを恨みなさいね!

そう言うと、

沈んでいく、老婆を見ようともせずに、そのまま手で水をかいて、ボートを反転させ、

不思議な光が見える方向へと進めていった。

そして、その光に包まれる所まで行くと、そのまま、意識が遠くなり、目が覚めると

朝になっていたという。

そして、代々の女性達が死んできた夜を、無事に抜けられた事が嬉しくて、涙が

流れたという。

そして、俺に、

今回の事で、なんかとてもAさんという存在が身近に感じられるようになった。

それにしても、凄い女性ですよね・・・・。

と感慨深げに言ってきた。

俺は、

まあね。そうかもね。

とだけ返した。

その後、彼女を含め、妹さんにも、悪夢は起こっていない。
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 19:45Comments(38)