2017年08月14日

迷い家(まよいが)というもの

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆様、今日も1日、お疲れ様でございます。

今日の金沢は、大変過ごしやすく、自宅警備員の

仕事もはかどりました(笑)

ちなみに私はウイスキーしか飲みません。

全然マニアックでも格好良くもない銘柄ですが、

JIM BEAMの黒ラベルが一番好きですね(笑)

色々とコメントで質問など頂いているようですが、

ます、千葉県ON11様、

金沢、いや石川県を満喫して頂いているようで、

とても嬉しく思います。

来年こそは、一緒に飲みたいものですが、

カエルの被り物をしていると、私は間違いなく避けて

通りますので(笑)

帰りの道中も、お気をつけてくださいませ!

それと、ミニ子様、

ファミチキとナゲット、ありがとうございました。

ただ、出来れば、まだ暑いので、

珈琲シュークリームだけは、冷蔵庫に置いていって

頂けると助かります(笑)

それと、自殺霊は成仏出来ないのか?というご質問を

頂きましたが、私にはよく分かりませんが、Aさんを含め、

知り合いの霊能者さん達も、口を揃えて、成仏できない!

と言っております。

だから、自殺は絶対にするべきではないのかな、と私は

思っております。

ただ、自殺霊でも、楽しそうに満足そうに過ごしている霊も

確かに存在しますので、要は気持ちの問題。

まあ、人間と一緒ですよね。

ドラマ化や映画化されるから、Aさんにばれますけど

大丈夫?との質問ですが、そんな予定は、これっぽっちも

ありませんので(涙)

それから、浄化と消滅の光?の違いについての質問

ですが、正直、私にも分かりません。ごめんなさい。

ただ、Aさんも姫も、その時の精神状態や状況によって、

光の色も、白かったり、青かったり、赤かったり、黒っぽかったり

しますね。

でも、夢の中で、そのような体験をされたのだとしたら、かなりの

確率で霊能力がとても強いのかもしれませんね。

よく、Aさんも言ってますので。

夢と現実は表裏一体のもので、同じですよ、と。

修行されるか、そのままにするかは、ご自身で

お考え頂ければ、と思いますが(笑)

というか、今日は質問に答えていたら、前書きが~(泣)

ということで、さっさといってみましょう!

ちなみに、怖いタイプとそうでないタイプを

織り交ぜてお送りしております(笑)

今日は怖いタイプかもしれません(笑)

怖くない話。

それでは、どうぞ~!


これは俺の友人が体験した話である。

彼は山登りを趣味としている。

もっとも、冬は危険だから決して登らない、自称、なんちゃって登山、らしいが。

それでも、夏を中心にしてかなり多くの山に登るのだが、それはトレッキング感覚

で登れる山だったり、重装備のうえで、難所を幾つも越えていくような本格的な

登山まで幅広く登っており、冬場以外は彼と会う事も出来ないくらいだ。

そんな彼が体験した不思議というよりも、恐ろしい話を書きたいと思う。

その時の彼は、1人で北アルプスへ登山に行ったという。

季節は夏。

2泊3日の予定で、入山届けも提出し、登り始めた。

北アルプスは、過去に何度も登ったらしいが、やはり素晴らしい山が連なっており、

俺には詳しい事はわからないが、何度登っても飽きるどころか、更に登りたく

なってしまうのだという。

それに、実際、夏の北アルプスは、天候が悪い時以外は、かなり大勢の登山者達で

賑わっており、既に顔見知りになった、他の登山者から声を掛けられたりして、

決して孤独ではないのだという。

ただ、やはりあまり沢山の人と一緒だと興ざめしてしまうそうで、彼はその時は

いつもとは違うルートで登っていた。

1日目が無事に終わり、2日目に入る。

2日目も順調にこなしていたが、夕方になると、突然、強風と豪雨、そして雷が

襲ってきた。

まだ、予定していた山小屋まではかなりの距離があった為、彼は、ビバークしようと

したのだが、風、雨、ともに強烈で、雷も、かなり近い。

彼は姿勢を低くしたまま、滑落しないように身長に避難出来る場所を探した。

すると、前方に、うっすらと明かりが見えた。

それも、明らかに、小屋の窓から洩れているような明かりだった。

彼は、

こんな処に、小屋なんか、在ったかな?

と思ったが、非常事態だったので、躊躇せず、その明かりを目指した。

そして、その明かりに近づくにつれ、明かりの詳細が分かった。

それは、山小屋などではなく、屋敷といっても良いくらいの大きなペンション

のような建物だった。

そこの2階の部屋の窓から明かりが洩れているのだ。

彼は、余程疲れていたのだろう。

慎重派の彼にしては珍しく、躊躇せずに、そのペンションのドアを開けた。

木製の白いドアは、少しだけ、ギーという音を立てて開いた。

中は、テーブルと椅子が置かれており、休憩所のようだったが、誰も

おらず、真っ暗だった。

建物の中は、とても山にある施設とは思えない程、とてもお洒落な造りになって

おり、まるで、ドラマや映画に出てくるような洋館を思われる。

ただ、先程、2階の部屋に明かりが点いていたのに、館内は、まるで

ずっと無人だったかのように静まり返っている。

目の前に伸びている廊下も、完全な暗闇へと続いており、まるで、その暗闇に

何かが潜んで、こちらを見ているかのような恐怖を感じる。

だから、彼は大声で叫んでみた。

こんにちは~!誰かいらっしゃいませんか~!

彼は、それを5回ほど繰り返した。

しかし、彼の声は暗闇に消えていくのみで、全く何の反応も無かった。

彼は、どうしようかと迷ったが、さすがに、その建物から出て、再び、雨と風の

中に戻れば、命の危険もある、と考え、

すみませ~ん!お邪魔します!入らせて頂きますね~!

と大声で2階の部屋に居るであろう、誰かに叫んだ。

そして、その休憩場所のような所で、荷物を床に置き、椅子に座って外の天気

が回復するのを待つ事にした。

しかし、そこで待っていると、部屋の中がとても寒いことに気付く。

夏だというのに、まるで、真冬の山にいるようだった。

彼のその時の装備は、夏用だったので、その寒さはとても耐えられるものではなかった。

しかし、この家には誰かがいるのだろうが、全く反応が無い以上、勝手に家の中を

歩き回れば、トラブルになってしまうと思い、躊躇していたのだが、やはり限界が

来てしまう。

彼はリュックから懐中電灯を取り出すと、それを片手に、目の前に伸びた廊下を

歩いていった。

すみませ~ん・・・・誰かいませんか~

そういいながら。

そして、廊下の左右にあるドアを素通りして、2階へと続く階段までたどり着くと

そのまま階段をのぼり、2階にある、先程明かりが点いていたと思われる部屋に

行こうと思った。

階段をのぼって行くと、ギシギシと音を立てた。

だから、2階に居る人に怪しまれないように、敢えて大きな声で、

すみませ~ん!誰か居ませんか~!

と呼びかけるが、相変わらず返事は無かった。

そして、2階に到着。

2階も廊下があり、懐中電灯で照らすと、部屋のドアらしく物が、合わせて

3枚ある事が見て取れた。

そして、先程、外から見た時には、ちょうど真ん中の部屋から明かりが洩れていた

ので、彼は躊躇せずに、真ん中のドアノブに手を掛けた。

すみません。お呼びしても返事が無かったので・・・。

そう言おうとして、彼は止めた。

部屋の中は、既に真っ暗で、誰も居そうな気配が感じられなかったから。

そして、そのままゆっくりとドアを開けると、懐中電灯で部屋の明かりの

スイッチを探し、押してみる。

しかし、カチッという音はするが、全く明かりは点かなかった。

さっきは間違いなく、この部屋から明かりが洩れていた筈なのに・・・・。

彼はそう思い、懐中電灯で部屋の中を照らしてみた。

そして、彼は愕然としてしまう。

その部屋の照明器具は電球が全て取り外されており、明かりが点くはずはなかった。

それでは、先程、自分が見た明かりは何だったのか?

しかし、その家が無人と分かれば、ある意味、気持ちは楽になった。

彼は部屋の中で、何か暖を取れそうな物が無いかと物色する。

すると、机の上に、乱雑に置かれている新聞を見つける。

新聞を燃やせば、体を温められる・・・・。

そう思い、新聞を手に取ると、その新聞はやけに古めかしい。

だから、彼は新聞の発行された年月日を確認した。

すると、そこには、昭和20年8月15日(水)と書かれている。

何故、そんな古い新聞がこんな処に無造作に置かれているんだ?

彼は、訳の分からない薄気味悪さを感じた。

それは、その部屋の中に置かれているラジオや家具などが、まるで終戦当時の頃

に使われていたような古いものばかりだったからだ。

そして、

この家に居てはいけない・・・・。

一刻も早く、この家から逃げなければ・・・・。

と強く感じた。

彼は、後ろを振り向き、ドアへ向かおうとした。

すると、突然、ドアがコンコンとノックされる。

彼はビクッとして、硬直した。

もしかして、誰か居たのか?

そう思ったが、先程確認した時には、家の中は完全に真っ暗だった。

そんな家に人が居る筈かない。

もしも、居るとしたら・・・・。

そう考えると、恐怖が体に広がっていく。

彼は、聞き間違いかもしれないと、耳を澄ませた。

すると、今度は

ドン!ドン!ドン!

とドアが叩かれる音がした。

彼は、何処か隠れる場所が無いかと部屋の中を見渡した。

懐中電灯の明かりでは、よく見えなかったが、机の横にあるタンスの陰になら、

どうやら隠れることが出来そうだった。

彼は足音を立てない様に、静かにタンスへと近づき、その影に身を隠した。

懐中電灯の明かりも消した。

そして、彼は祈った。

部屋の中に入って来ないでくれ・・・・と。

しかし、その願いは叶わず、彼がタンスの横に隠れるのを待っていたかのように、

部屋のドアは、ギーッと音をたてながらゆっくりと開けられるのが分かった。

彼は、恐怖で目を開けている事が出来なかった。

だから、タンスの影に隠れたまま、目を閉じ、耳に全神経を集中させた。

硬い靴底のようなものを履いた音が聞こえた。

そして、それは、どうやら彼が隠れているタンスの横にある机の前に立ち、

ジッとしているようだった。

彼は息を殺してジッと耐え続けた。

とても長い時間に感じたが、しばらくすると、ソレは、ゴツゴツという足音をさせながら

部屋から出て行ったのが分かった。

そして、またギーッという音がしてドアが閉められる。

彼は、今のうちに窓から逃げられないか、と思い、懐中電灯の明かりを再び点けて、

足音を立てない様に、タンスの陰から静かに出た。

心臓が止まるかと思った。

そこには、まるで黒っぽい服を着ているような男が、すぐ目の前に立っていた。

そして、それはよく見ると間違いなく軍服であり、ドラマや映画で見たことのある

戦争当時のものだった。

彼は、まるで蛇に睨まれた蛙のように、固まっていた。

そして、その男も、生気のない顔で彼をじっと見つめていた。

どうすればいい?

彼は必死で考えた。

しかし、答えはひとつしか考えられなかった。

彼は、ウォーッという大声を出しながら、前方に立つ男に突進していき、何とか

ドアまで辿りついた。

そして、躊躇せず、彼はドアを開け、廊下へと飛び出した。

廊下に、あいつの仲間がいたら・・・・。

そう考えたが、廊下は、先程彼が通った時のままで、真っ暗で何の気配も感じない。

彼は、一気に階段まで走ると、一気に1階まで駆け下りる。

1階まで降りると、最初に彼が居た、休憩所のような場所へと走った。

荷物を持って、さっさと外へ逃げなければ・・・・。

彼は、そう思っていた。

しかし、休憩所までくると、彼の荷物が消えていた。

その荷物の中には、彼がこれまでに買い揃えてきた登山グッズや食料、そして

携帯やカメラまで入っていた。

くそっ!

彼は、そう履き捨てると、そのまま入り口のドアに走り寄り、ドアノブに手を

かけた。

荷物が入ったリュックを諦めるのは辛かったが、命の方が大切なのは

明白だった。

彼はドアノブを回し、ドアを前方へ押した。

しかし、ドアはびくともしなかった。

あれ?もししかして、引くんだったかな?

そう思い、ドアを引いてみるが、やはりドアは全く開こうとしなかった。

おいおい、冗談じゃないぞ!

彼は、何度もドアを押したり引いたりするが、やはりドアは何かで固定されているか

のように、全く動かなかった。

なんで開かないんだ?

さっきは、ちゃんと開いただろ?

そんな事を考えていると、突然、2階から、音が聞こえた。

ギーッ・・・バタン。ギーッ・・・バタン。

そんな音が、全部で6回聞こえた。

それは、彼が2階の部屋から出た時に聞こえた音と同じ音だった。

あいつ、いや、あいつらが来る?

6回聞こえたという事は、少なくとも6人が部屋から出てきたということか?

彼の頭は、一気に恐怖に支配されてしまう。

すると、突然、2階から、まるで2階の廊下を行進して歩くかのような綺麗に

揃った靴音が聞こえてくる。

そして、それは、廊下を階段まで歩くと、今度は、階段を下りてくる音が

聞こえてきた。

彼は、登山服に装備していたピッケルを手に持った。

勿論、こんな時に使うために持っている訳ではなかったが、それでも、ピッケル

という、武器になり得る物を手にしているというだけで、少し心に余裕が出る。

そして、彼は考えた。

ここは一体どこで、あいつらは、ここで何をしているのか?と。

そして、あいつらから逃げる、いや、助かる為には何をすれば良いのか?

新聞には、ちょうど終戦の日の日付になっていた。

ということは、その時のまま、時間が止まっている?

そして、あいつらは軍服を着ていた。

そこから、導き出せる答えは・・・・・。

彼は必死に考え続けた。

すると、あいつらが階段を降りきって、廊下に整列しているのが見えた。

懐中電灯で照らそうかとも思ったが、逆に刺激してしまいそうなので止めた。

ただ、暗闇に慣れた目で確認しただけでも、あいつらの数は、6人どころではなく、

軽く10人以上は居るようだった。

そして、階段を降りた所で整列したまま、じっとこちらを見つめている。

彼はピッケルを持つ手に力を込めた。

すると、誰が合図したわけでもなく、あいつらは、突然、軍刀を抜いて、それを

上に構えた格好で、彼に向かって行進し始める。

ザッザッザッザッという揃った靴音に、一瞬、彼は聞き惚れてしまったが、

今はそれどころではなかった。

しかし、軍刀を抜かれた時点で、ピッケルではどうしようもない事は明らかだった。

彼は、なかば観念した気持ちで、目を閉じて、じっと足音が近づいて来るのを

聞いていた。

が、その時、何故かは分からないが、ある言葉を思いつき、彼は思いついたまま、

それを言葉にした。

天皇陛下万歳!

大日本帝国万歳!

自分でも、こんなに大きな声が出せるものだ、と驚いた。

そして、その瞬間、足音が聞こえなくなっていた。

彼は、ゆっくりと目を開けた。

すると、そこは、いつもの山の景色が広がっており、嵐もすっかりと収まっていた。

彼は、何が起こったのか、理解出来なかったが、其処にいると、またあの建物が

目の前に現れそうな気がして、そそくさと、そこから退散した。

そして、そのまま無事に山を下りることが出来たという。

勿論、その後、彼の身に怪異は起こっていないが、ある時、登山仲間と話していたとき、

それは、迷い家、というものではないか、と言われた。

それについては、誰も詳しい事は分からないそうだが、突然、不特定の場所に

現れては消える、というものらしく、山だけではなく、色んな場所に

現れるのだという。

そして、家にはいった者は、そのままその家と共に、消えてしまうという

話だった。

彼は、何とか助かって良かった、と胸をなでおろしたが、それにしても、

あの家に居た、軍服の男達は、いったい何者なのか?そして、どうして、

自分が助かったのか、が全く分からないと話していた。

迷い家。

出来れば出会いたくないものだ。
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 19:30Comments(20)