2017年08月29日

一族にとり憑いた怨霊というもの。

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆さん、今日も1日、お疲れ様でした!

あっ、まだお仕事中の方は、どうか

頑張ってくださいませ!

まず、今日は昨日の訂正を・・・。

昨日のブログで、埼玉から来られた方にお土産を頂いた、という

話を書き、出来れば、今後は会社に来るのは止めて欲しい、という

内容を書いてしまいましたが、どうやら、私の勘違いも在ったようです。

その男性に対応してくれた当社の社長婦人から話を聞き、更に

コメント欄にお詫びまで頂いたのですが、どうやら、その男性はもともと

金沢のご出身であり、現在は仕事で埼玉に在住されており、

以前はよくうちの店にも買い物しに来て頂いていたようであり、

今回も、帰省の際、懐かしくなって、お店にお寄り頂き、更に

お店でお買い物までして頂いた様です。

社長夫人の話では、とても礼儀正しく真面目そうな方で、

嫌な感じはひとつも無かったとの事でした。

そして、それは、頂いたコメントからも十分伝わりましたので、

ここにお詫びして、訂正させて頂きます。

もしも、嫌な思いをさせてしまっているとしたら、本当に

申し訳ございません。

私の思慮不足が原因です。

これに懲りずに、またブログにコメント等頂けると

嬉しいです。

勿論、非掲載でも構いませんので・・・・。

ということで、今後とも宜しくお願い致します。

では、怖くない話、いってみましょう!

今日は幼少の頃のAさんのお話です。

どんな人間にも可愛い時期が在るのだと

再認識して頂けると思います(笑)

それでは、どうぞ~!






これはAさんから聞いた話である。

そして、現在のように性格が捻じ曲がっていない頃のAさんの体験談だ。

その頃、Aさんは、毎晩同じ夢を見ていた。

その夢とは、・・・・。

目が覚めると、洞窟の中にいる。

当然明かりなど在る筈もなく視界が確保出来ない。

だから、泣きながらその場にしゃがみこむ事しか出来なかった。

どうしてこんな場所に居るのか、全く理解出来ない。

そのうち、暗闇に目が慣れてくると、このまま此処にいてはいけない、と

思い始める。

そして、Aさんは、暗闇の中を歩き始める。

その洞窟の中は、地面に水が溜まっている場所もあるらしく、Aさんは

転んで泣きべそをかきながらも、必死に歩き続ける。

すると、突然、足元の感蝕が変わった。

それまでの、ぺチャッという音から、パキッという音へ。

Aさんは歩くのを止めた。

今、自分が歩く度に、何かが割れている。

そう感じたから・・・・。

そして、ゆっくりとしゃがみこむと、目を凝らしてよく見てみる。

すると、それは紛れもなく人骨だった。

今、自分は地面の上に無数に散乱している人骨の上を歩いている。

そう思うと、もう歩けなくなってしまった。

すると、突然、暗闇の奥から声が聞こえる。

おや、誰か居るのかい?・・・・・・。

大人の女の声だった。

Aさんは泣き出しそうになっていた感情を必死に堪えた。

自分が進んで行く前方に間違いなく、誰かいる・・・・。

そして、無数に散らばった人骨は、きっと、その声の主が食べた人間の骸なのか?

そう思うと、恐ろしくて仕方なかった。

Aさんは、手で必死に口を押さえ声が出るのを我慢した。

それは、自分が今此処にいる事が相手に判ってしまったら、自分もきっと

食べられてしまう・・・。

そう感じたからだ。

すると、またしても、声が聞こえる。

○○(Aさんの名前)かい?

そこに居るんだね~

もう限界だった。

Aさんは、音が立つのも忘れてその場から必死になって元来た暗闇の中を

早足で逃げた。

パキッ、パキッ・・・。

歩く度に、人骨が割れるような音が聞こえる。

Aさんは、心の中で、

ごめんなさい。ごめんなさい。

と人骨たちに謝りながら、必死に逃げた。

そして、頭の中は完全にパニックになっていた。

どうして、あの女は私の名前を知っているの?

どうして、この人達は、あの女に食べられなくてはいけなかったの?

考えれば考えるほど、得体の知れない恐怖が襲ってきた。

すると、早足で逃げるAさんの後ろから、再び声が聞こえた。

どうして逃げるんだい?

食べさせておくれよ~

その声は、間違いなく先ほどよりも近くから聞こえてきた。

やっぱりあの人骨は、あの女が食べた人間の骨なんだ・・・・。

そして、確実に私を追いかけてきている・・・・。

そう思うと、居てもたってもいられず、Aさんは暗闇の中を走り出した。

体が洞窟の壁にぶつかり、酷い痛みが走ったが、もうそんな事を考えている

余裕など無かった。

しかし、どんなに必死に走っても、追いかけてくる声は、どんどん近づいて来る。

そして、前方にうっすらと光が差しているのが見えた。

Aさんは、その光に向かって最後の力を振り絞って走った。

そして、光が差し込んでいる鉄の扉まで来ると、Aさんは、必死にその鉄の扉を

こじ開けようとした。

しかし、鍵がかかっているのか、びくともしない。

Aさんは、扉をドンドンと叩きながら、

誰か助けて~

と大声で叫んだ。

しかし、全く反応が無い。

それどころか、聞こえてくるのは、すぐ近くまで迫ってきている女の笑い声だった。

ゲッゲッゲッゲッ・・・・・。

その女は低く気味の悪い声で笑った。

Aさんは、鉄の扉を背にして、もうすぐやって来る、その女の方を睨みつける。

そして、差し込んだ薄明かりの中に浮かび上がったその女の姿は、人間とはとても

呼べるようなものではなく、まさに怨霊そのもの・・・。

幼いAさんがトラウマになるには十分過ぎる異様さだった。

Aさんは、それまで出した事のないような悲鳴をあげた・・・・。

そして、いつも、そこで目が覚めた。

全身が汗でびっしょりになっており、息も切れていた。

そして、何より、不思議だったのは、悪夢という夢を見ただけの筈なのに、

Aさんの体には、夢の中で暗闇を走り、体をぶつけた場所がリアルに傷ついており、

血も流れていた事だった。

Aさんは、その夢を見た後は、必ず家族にその悪夢の内容を話した。

すると、家族は、一笑に付すわけでもなく、ただ悲しそうな顔をするだけ・・・。

だから、Aさんは、いつしか夢の事は家族には話さなくなった。

それを聞くのは家族にとって、とても辛い事のような気がしたから・・・。

ただ、その時、不思議と田舎の祖母に会わなければ・・・・と急に思い立った

らしく、Aさんは、その悪夢を見るようになって数日後、田舎の祖母の家を

訪ねた。

祖母にその話をすると、しばらく目をつむって話を聞いていた祖母が急に

真剣な顔をして、こう言ったという。

その悪夢は夢であって夢ではないんだよ。

うちの家系では、1世代に1人、必ず、強い霊力を持った子が生まれてくる。

そして、お前の世代では、お前がそれに当たるんだよ。

自分では気付いていないだろうけどね。

そして、お前が夢の中で見たのは、我が一族にとり憑いている怨霊なんだ。

そして、夢の中でお前が見た人骨は、過去に遡って、その女に取り殺された

霊力が強いご先祖たちの骨なんだろうね。

お前の叔母さんが突然死したのも、私の姉が突然死したのも、全てその怨霊のせいなんだ。

一族の者は、それが判っていても何も出来なかった。

勿論、過去にはそれに抗おうとした者もいたらしいが、皆、一緒にとりとり殺されて

しまった。

そう、今まで、誰もその怨霊には敵わなかったんだ。

古からずっと一族にとり憑いている怨霊だから、1人取り殺す度にどんどん強力に

なってしまってるんだ。

そして、誰もその怨霊が何故、我が一族にとり憑いているのかすら、全く判らない。

ただ、一族の者が、全て経済的には成功し、裕福な暮らしをしているのと何か

関係があるのかもしれないけどね。

はっきり言うよ。

今まで、その怨霊に取り殺されなかった者は誰一人として居ない。

だけど、その怨霊は、実はその世代ごとに現れる能力者を恐れて

いるのかもしれない。

だから、能力者として成長する前に、とり殺しているとしか、考えられないんだよ。

そうでなければ、わざわざ能力者だけを取り殺したりはしないだろうからね。

普通は、各世代の能力者が取り殺されるのは、皆30歳前後なんだ。

でも、お前がその若さで、その怨霊に既に狙われてしまったということは、

もしかしたら、お前の力というのは、その怨霊すら恐れてしまうくらいの

凄まじいものなのかもしれない。

だから、はっきり言うよ。

ずっと続いてきた死の連鎖に、従う必要は無いんだ。

お前はもしかしたら、突出した力を持っているのかもしれないんだからさ。

だから、思いっきり抵抗してやればいい。

無抵抗で、とり殺される必要なんてないんだから・・・・。

そして出来ることなら、この忌まわしき死の連鎖を、お前が壊しておくれ!

そう言われた。

その時、Aさんは、とてつもない恐怖を感じるとともに、私がそんな

呪いみたいなものを断ち切ってやる、という強い決意をしたのだという。

それからのAさんは、独学でお経を覚え、粗塩や御札なども買い揃えて、

その時が来るのに備えた。

そんなものが通用するのかはわからなかったが、それでも、何か準備をしていないと

恐怖に押し潰されそうになってしまったから。

そして、何処に出歩くときも常に、それらを携帯するようになった。

そして、その日は突然やってきた。

学校が休みの日曜日、Aさんは、いつものように、近くのお寺まで新しい御札を

貰いに出かけた。

そのお寺の住職は、Aさんを見るなり、その秘めた能力を見抜きかなり驚いたらしい。

そして、Aさんから、何故御札が必要なのかという話を聞くと更に驚いた。

だから、Aさんに、すぐに仏門に入って、その力を更に磨き上げるように奨めた。

しかし、Aさんは、そんな時間の余裕は無いこと、そして、この住職は自分が

教えを請うべき人ではない、と感じたらしい。

確かに、霊能力は、しっかりしたものを持っているようだったが、それは護りの力

だったという。

そして、Aさんが欲していたのは攻撃出来る能力に他ならなかった。

本気で、一族にかけられた呪いを、自分ひとりで何とかしてやろう、と考えて

いたらしい。

だから、丁重に、お断りをした。

すると、それでも、良いから、とにかく、毎日新しい御札を毎日取りに来なさい、と

言われた。

こんな自分の力でも少しは君の力になれるかもしれないから・・・・と。

確かに、その住職の御札は、ある程度、自分の身を護ってくれそうな気がしたので、

Aさんは、毎日、そのお寺にせっせと通うようになる。

そして、その日もいつも通りそのお寺に向かった。

いつもの道を使い、いつもの時間に自宅を出た。

しかし、周りの様子がいつもとは完全に違っていた。

自宅を出てから、誰ともすれ違わない・・・・。

しかし、Aさんは、そのままお寺に向かって歩き続ける。

そして、ビルの間を抜けて、いつものように近道をしようとした時、突然、

雷が轟き、辺りが暗くなった。

そして、突然、激しい耳鳴りがAさんを襲った。

思わずその場にしゃがみこみ、耳を塞いだ。

そして、また急に耳鳴りが止んだ。

Aさんは恐る恐る目を開けた。

すると、そこに、いつも夢に出てくる洞窟の中であった。

それはまさにいつもの悪夢がスタートする場面に他ならなかった。

しかし、今回は夢の中などではない事はAさんが一番よく理解していた。

いつも、夢の中なら、恐れおののき、泣きそうになっていたAさんも、その時は

完全に違っていた。

ポケットをまさぐると、粗塩の袋もあり、御守りもあった。

そして、何よりも、この日の為に、Aさんは、自分なりに努力していた。

お経を覚え、精神集中の鍛錬をし、なにより、恐怖に負けないだけの精神力を

養ってきた。

だから、Aさんは、しっかりとした足取りで歩き出し、そして自分に言い聞かせる。

今日は私が追いかけられるんじゃない・・・・。

私が、あの怨霊を追いかけ回して退治してやるんだと・・・・。

そう思うと、恐怖は一瞬で消えた。

Aさんは、ポケットに忍ばせていた小型の懐中電灯をつけ、辺りを見回す。

すると、洞窟の壁一面が、血が飛び散った様に、真っ赤に染まっている。

更に、自分が夢の中で、水溜りの上を歩いていると思っていたのが、実は地面に

溜まった血だまりの中を歩いていたんだと分かった。

しかし、そんな事でも、その時のAさんの決心を鈍らせる事は出来なかった。

Aさんは、出来るだけ足音を立てない様に歩いた。

何とか、不意打ちを仕掛けて、あの怨霊を退治しようと思っていたから。

夢の通りならば、この方向に進めば、あの怨霊の住処に着く筈・・・。

そう考えて、Aさんは一心不乱に歩く。

そして、懐中電灯の明かりも消した。

不意打ちをかけるのに、明かりは邪魔だったし、何より、ライトの光はいざという時

の武器になると確信していたから・・・・。

そして、暗闇の中をゆっくりと歩いていくと、足元の感蝕が変わった。

これは、いつもの人骨のエリアだ・・・・。

そう思ったAさんは、その場で一旦立ち止まり、その人骨に向かって手を合わせた。

そして、

私があいつを退治しますから、安らかに眠ってください・・・・。

と心の中で呟いた。

すると、突然、大きな笑い声が聞こえた。

ゲッゲッゲッゲッ・・・・。

ハッとして身構えるAさんの前方には、いつも夢に出てくる怨霊が背中を向けて

立っていた。

Aさんは、粗塩の袋を取り出すと、その背中めがけて投げつけた。

すると、

おや、何かしたのかい?(笑)とその怨霊は笑った。

次に、御守りを手に持って、その怨霊に向かってかざす。

すると、

そんなのじゃ、退治されてやれないねぇ(笑)と笑う。

そして、Aさんは、次に、必死になって覚えたお経を一心不乱に唱えた。

すると、

あ~、心地良いねぇ~(笑)

昔、私に向かって同じ事をした奴もいたけど、もう骨になってるねぇ(笑)

と笑われてしまう。

そして、万策尽きたAさんが呆然と立ち尽くしていると、その怨霊が

おや、もうお終いかい・・・・。

と言いながら、Aさんの方を向いた。

Aさんは、最後の手とはがりに、懐中電灯の明かりで、その怨霊の顔を照らした。

その眩しさで怯むはずだった。

しかし、結果として、その怨霊の恐ろしい顔をはっきりと浮き上がらせてしまう

事になる。

その姿は夢で見たものとは、完全にレベルが違っていた。

まさに死霊という感じの凄まじい姿。

そして、その醜い顔は、おぞましく笑っていた。

Aさんは、今なら絶対に出さないであろう、悲鳴をあげて、その場から

逃げ出した。

前方をライトで照らしながら走り続けた。

そして、かなり走った後、背後を振り向きライトで照らした。

すると、其処には、先程の怨霊が、宙に浮きながら、手招きをしていた。

おや、もう逃げないのかい・・・・それなら、もうこっちにおいで・・・。

その時、Aさんは、もう逃げられないと悟ったという。

すると、不思議な事に、開き直ったのか、先程感じた恐怖が薄らいでいく。

Aさんは、言った。

あんたが、どれだけ強くても、私が此処で殺されても、きっと子孫の誰かが

きっとあんたを退治してくれるんだ!

だから、怖くないよ。おばさん。

ただではやられないからね。

用心して、かかってきなさい!

と現在にも通じるような強気の上から目線の発言をしてしまう。

すると、その怨霊が

おや、そうかい。楽しみだねぇ・・・・。

こんなに弱いのにねぇ・・・・。

と言ってきた。

この言葉にAさんは切れたらしい。

その瞬間、どうにかして、この怨霊に一矢報いたいと強く願った。

すると、Aさんの体が、青白く光りだし、その怨霊の方へと流れ出す。

その時、怨霊はこう言った。

まだ、こんな力を隠していたのかい・・・・。

でも、今ならまだ私の方が上だからねぇ・・・・

そして、ゆっくりとAさんの方へと近づいて来る。

その時、Aさんは、心の中で呟いていた。

私はこんなのに勝てると思っていたのか・・・・。

こんなのに勝てるわけないよ・・・・。

そして、諦めかけた時、耳元で、

おいおい、諦めるの早すぎるだろ・・・・。

という声が聞こえた。

ハッとして顔を上げたAさんが見たものは、洞窟の中を、巨大な青い光がこちらに

向かって押し寄せてくる光景だった。

青い光だが、とても暖かい気を感じたという。

そして、その光に気付くと、その怨霊は、慌てふためいて逃げようとしたが、

すぐにその光に包まれて、燃え尽きるように消滅してしまった。

そして、その青い光が消えると、そこはもういつもの通いなれた道の上だった。

そして、Aさんは、お寺には行かず、そのまま自宅に帰った。

もう、あの怨霊は退治された事がAさんには分かっていたし、何より、すぐに

やらなければいけない事が見つかったのだから・・・。

それは、洞窟の中で聞こえた霊能者の声。

そして、自分はその人のもとで修行しなければ・・・という宿命を感じたという。

そして、それを話すと、両親も承諾してくれたので、その後、Aさんは単身、

東北に転校し、その霊能者のもとで修行させてもらうことになる。

そして、そこで、今のような凄まじい能力とともに、ひねくれた性格を身に付けて

帰ってくる事になる。


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 20:58Comments(57)