2017年08月30日

その看護師さんは・・・・。

サインディスプレイ部  営業のKてず。

皆様、今日も1日、お疲れ様でした!

今日の金沢は、とても過ごしやすい1日でした。

あまりに過ごしやすかったので、昨晩は、うっかりと

パソコンの前で寝落ちしておりました(涙)

ところで、中国の読者の方もいらっしゃるようで・・・。

ニーハオ!シェィシェイ!チンジャオロース・・・・・。

このブログは中国当局の検閲には引っ掛からないのだろうか?

それと、県民賞でも観光誘致賞でも、貰えるものなら何でも

ウエルカム・・・です(笑)

そして、最近、中西様のお名前がどんどん長くなっているようですので、

とりあえず、放置させて頂きます(笑)

それと、最近は、読者の皆さんが、ご自分の体験談を

書き込んで頂いており、いつも楽しく読ませて

頂いております。

でも、怖い話は苦手なので、出来るだけ怖くない内容のもので

お願い致します(泣)

それでは、我が家のリビングでは今、9月の文化祭での

屋台?の食券をめぐって、妻と娘の激しい攻防戦が

続いておりますが、気にしないで、今夜もいってみましょう!

怖くない話・・・。

それでは、どうぞ~!



これは友人が体験した話である。

彼はある時、金沢市内の病院に入院した。

車を運転していての自損事故だった。

ただ、スピードが出ていた状態で、電柱にぶつかってしまった為、やはり怪我の

程度は酷く、右足の骨折と全身打撲により、救急車で運ばれてしまう。

結局、数日後に右足の手術を行い、そのまま1ヶ月ほどの入院となった。

手術後はしばらく寝たきりの状態になった。

そうなると、やはり頼みの綱は、看護師さんだったという。

いつも病院で診察を受ける時などは、よく世話になっていたが、実際に

入院し不便な生活を送ってみると、そのありがたさが痛感出来た。

とにかく、いつでも動き回っており、常に患者さん達の状態に目を

光らせている。

特に彼のように足を骨折し、入院した者にとっては、慣れないうちは、

その全ての行動が看護師さんの補助無しでは、出来ない。

そして、看護師さん達にもやはりローテーション?というものがあるらしく、

何人かの看護師さんが交代で彼の世話をしてくれた。

本当は1人の看護師さんに専属でというのが一番なのかもしれないが、当然

看護師さんが不眠不休で彼の世話に従事出来る訳もなく、夜勤とか早番とかの

ローテーションの中で、最大限に接してくれるのだから、そんな贅沢が

通らない事など当然理解していた。

だが、どうやら、そうとは限らなかったらしい。

彼が入院してから、最初に彼の前に現れた看護師さんは、とにかく話好きだった。

そして、痛みはどうですか?

手術は心配要りませんからね(笑)

などと明るく話しかけてくれたらしい。

ただ、確かに看護師の服は着ているが、特に医療行為は行わず、ただ彼に話しかけ、

話を聞き、頷き、笑うというだけであったが、それでも、心細い入院生活の中では

とても慰めになったという。

そして、その看護師さんは、それこそ毎日、同じ時間に来てくれた。

あまりにも、何も医療行為をしてくれないので、冗談で、

本当に看護師さんの免許持ってるの?(笑)

と聞いた事があるのだが、その時も、

あっ、私って注射とか、本当に下手なんで(笑)

と笑って誤魔化されたという。

ただ、一体いつ休んでいるのだろう?と不思議に思って、ある日、

別の看護師さんが来た時に尋ねてみた。

いつも来てくれる、あの看護師さんはいつ休まれてるんですか?と。

すると、その看護師さんは???と不思議そうな顔をして、○○さんの

担当は、今は私だけですけど?

と言って、さっさと病室を出て行った。

そして、入院が長くなると、それなりに知り合いの入院患者さんも増えたのだが、

彼らと話してみると、やはり、彼らのところにも、その看護師さんは

頻繁に来ているようだった。

そして、やはり医療行為は一切無く、話したりするだけらしいのだが、それでも

皆、その看護師さんの事が好きで、とても癒されているというのがよく分かった。

そして、皆、口を揃えて言っていたのが、

きっと、あの看護師さんは、この世の人ではないんだよ!

という事だった。

最初は、皆で彼をだまそうとしているのだと思った。

しかし、そう言われてみると、思い当たる事が多過ぎる。

病院で、この世の者ではない、と聞くと、どうしても患者をあの世に連れて行こうと

しているのでは?と思いがちだが、その看護師さんの行動には、そんな部分は

全く無かった。

それどころか、手術前、不安になっている患者さんのところで、励ましている

姿を見たり、手術室まで付き添っていく姿を見たり、はたまた、小さな子供と

楽しそうに笑っている姿を見ていると、別に生きていても死んでいても

どっちでも良いかな、と思える位に、いつも癒されてしまうのである。

そして、ある時、1人の患者さんと知り合いになった。

彼はガンの末期であり、既に余命を宣告された身だった。

自分から彼に話してくれたのだから、間違いないのだろう。

だが、その言動からは、弱弱しさとか、辛そうな様子が全く感じられない。

それどころか、生きる活力に満ちているようにさえ、見えた。

だから、彼は聞いてみた。

どうしたら、そんなに気丈にいられるんですか?と。

すると、その患者さんは、笑ってこう言った。

実は以前は、全てが嫌になり、自暴自棄になっていたんだ。

なんで、自分だけがこんな目に遭わなくてはいけないのだ、と。

そして、自殺すら考えるようになってしまったんだ・・・・。

すると、あの看護師さんが来て、僕を叱るんだよ。

きっと貴方が辛い以上に、周りの家族はもっと辛いんですよ、と。

そして、いつかは誰もが死ぬんです。

これは自然の摂理だから避けようが無い。

でも、世の中には、突然の交通事故で死んでしまう人もいるんですよ。

それに比べたら、もしかしたら貴方は幸せなのかもしれないって。

だって、愛する者達に、ちゃんとサヨナラも言えるし、思い出だって残せる。

余命を宣告されたのは、勿論辛い事だけど、その残された時間をどういう風に使うか

ということで、残りの人生の満足感、そしてあの世に行ってからの安心感が違って

くるんですよ。

どうせなら、良い思い出を残してあげてください。

残された家族が、それからも生きていけるように・・・・。

そう言われ、目が覚めたんだよ。

それに、あの看護師さんの話だと、あの世もまんざらでもないみたいだしね!

そう言って笑った。

そして、こう続けた。

此処にいる患者さん達も、きっとあの看護師さんが、この世の者ではない事は、

気付いていると思うけど・・・・。

でも、少なくとも自分にとっては、あの看護師さん以上の看護師はいないんだよ。

だって、あの看護師さんは、涙を流しながら、一生懸命に僕の事を叱り、そして

説得してくれたんだから・・・・。

それを聞いた彼は、やはりそうなのか、と納得した。

そして、彼の退院の日、見送りに出てきてくれた看護師さん達に混じって、あの

看護師さんもいたらしい。

そして、ずっと、嬉しそうに涙を流しながら、ずっと手を振り続けてくれたのだという。

そして、これは後日談なのだが、彼の子供が急な高熱を出したらしく、彼が

子供を病院へ連れて行った。

すると、まだその看護師さんは、その病院に居り、熱で苦しそうにしている

子供の側で、一生懸命に励ましてくれたのだという。

相変わらず、医療行為は行わないままで・・・・。

そして、どうやら、その看護師さんには、彼の姿はもう見えていなかったらしい。

きっと、何らかの病気や怪我で困っている人の姿だけが、あの看護師さん

の目に映るのかもしれない(笑)

彼は笑いながら、嬉しそうに、そう言っていた。
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 20:07Comments(31)