2017年10月07日

側にいて護ってくれているもの。

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆様、今日もお疲れ様です。

今日は仕事でした。

で、これからお客さんと片町飲み・・・です。

ところで、昨日の金沢オフ会に当社の営業Mさんが

参加されたという未確認情報を今日聞きました(笑)

本当なら面白いんですけどね(笑)

ということで、出かける前に1話アップさせて

頂きますね!

それでは、怖くない話、どうぞ~!




猫や犬などの動物が、どれだけ叱ってもずっと飼い主の側を離れようと

しない事がある、とよく話しに聞く。

そういう時には、もしかしたら、危険から飼い主を護ろうとしている

のかもしれない。

そして、これは友人が体験した話である。

友人は、猫を飼っている。

結婚もせず、自由に生きているのだが。

本当は犬が飼いたかったらしいのだが、やはり朝夕の散歩は負担であり、仕事の

関係上、実行出来そうもなかったので、やむなく猫を飼う事にしたのだという。

しかし、1度飼ってみると、自由気ままな過ごし方や、いつもは呼んでも来ない

癖に、都合の良い時にだけ擦り寄ってくる身勝手さがとても可愛く思えてきて、

彼は、家に帰るといつも猫にちょっかいをだしては、爪を立てられていた。

そんな彼の猫も既に飼い始めて20年以上が経過していた。

実際、喜んで寄って来るのは、食事の時だけてあり、それ以外は、いつも

好きな場所で日向ぼっこをしたり、外へ出かけていったりと好き勝手に

行動していたらしい。

だから彼はいつも言っていた。

完全に俺の片思いなんだよな・・・。

少しは大切にしている気持ちが伝わってるのか不安になるよ・・・、と。

しかし、そういう気持ちはしっかりと伝わるものなのかもしれない。

そんな彼がある時、沖縄へと旅行に出かけた。

沖縄県内の色々な観光名所を巡るのと同時に、有名な心霊スポットにもついつい

勢いで出かけてしまった。

それも、不思議な話なのだが・・・。

彼が那覇市内で昼飯を食べていると、別に店内が混んでいる訳でもないのに、

突然、1人の女性が声をかけてきた。

そして、

相席してもよろしいですか?

と聞いてきた。

良くみると、とても美しい女性であり、彼は即答でOKしたという。

1つのテーブルで一緒に食事をしながら色々な話をした。

そして、どうやら彼女も彼と同じように、一人旅で沖縄にやってきたという

事だったが、話しながらマジマジと見ていると、彼女は顔が美しいだけでなく、

スタイルも良く、そして性格も明るいという彼にとっては理想とする女性像そのもの

であった。

こんな女性と付き合えたら最高なんだけどな・・・・。

などと思っていると、彼女から意外な提案が為されたという。

それは、彼女は是非、沖縄にある、心霊スポットに行ってみたいのだが、

やはり1人では怖いので一緒に行ってくれませんか?

というものだった。

彼は、そういう類は大の苦手だったのだが、それでも、その女性に頼まれると、

断るわけにもいかなくなり、結局、食事が終わってから一緒に心霊スポット

を回る事になってしまった。

その日の午後は完全に、それだけに費やされたという。

しかし、確かに怖かったが、何も出る事は無く、無事に心霊スポットの探索は

終了した。

そして、今度は、本州に戻ったら、お会いしましょう、と言ってお互いのメルアド

を交換した。

それから、彼は通常の沖縄旅行をこなし、翌々日には、沖縄から戻ってきた。

それから、少しずつ彼の身の回りで、危険な出来事が起き始める。

階段から落ちたり、突然落ちてきた照明が当たりそうになったり・・・。

それし数えればきりがない程だったが、何故かその時には、飼い猫が側にいて

彼の行く手を阻むような行為をした為に大事には至らなかった。

そして、そんなある日、突然、彼の住む家に、沖縄で出会った女性が訪ねてきた。

実際、彼は何度か彼女から教えて貰ったメルアドにメールを送ってみたのだが、

一度も返信がなかったので、たぶん、嘘のメルアドを教えられたか、そもそも

俺に会う気は無いのだろうと、完全に諦めていた。

そんな彼女が突然、彼の家を訪ねてきてくれた。

彼は舞い上がってしまい、すぐに玄関のドアを開けて彼女を家の中へと招き入れた。

しかし、彼女は、その美しさこそ、そのままだったが、どこか感じが変わっていた。

うまく説明できないが、まるで作り物のマネキンのような無機質な顔に感じられた

という。

それに沖縄で会った時のような明るさは微塵も感じられず、無口で怖い感じ

すらした。

それでも、嬉しさで頭が混乱していた彼には、そんな事はどうでも良かった。

そんな彼に対して、彼女は突然、変わった質問をしてきた。

どこも怪我はしていないんですか?と。

彼はきょとんとした顔で、その言葉を聞いていたのだがその時少し冷静に頭が

回るようになっていたのかもしれない。

彼は、おかしな事に気付いた。

それと、

どうして、彼女は彼が何度も危険な目に遭っている事をしっているのか?

そして、

どうして、メルアドしか知らない彼女が、この家にやって来れたのか?

という事だった。

彼は背中に冷たい汗が流れるのを感じた。

そして、それと同時に、目の前にいるこの女はいったい何者なのか、と。

そう思って見ると、その女の顔は、美しいというよりも、欠点が無さ過ぎて

かえって不気味な顔に思えてくる。

すると、それを察したのか、その女の口元が少しだけ笑ったように見えた。

それは、言葉では到底説明など出来ないような恐怖を感じたという。

どうして、俺は、この女をいとも簡単に家の中に入れてしまったのだろうか、と

自分を責めた。

すると、その女は突然、ソファーから立ち上がり、彼を見下ろすように睨んだ。

そして、

どうして怪我のひとつもしていないの!

とボソッとつぶやいた。

彼は恐怖で固まってしまう。

その時、どこからともなく、彼が飼っている猫が彼に走り寄ってきた。

彼は猫に危険が及ばないように、何度も猫に向こうへ行くように手で押しのけようと

した。

しかし、猫は頑として彼の横から動こうとはしなかった。

それどころか、彼の体にピタリと体をくっつけて、その女の方をジッと見ている。

そうなると、完全に彼は蚊帳の外という状態になってしまい、その女と猫は、

じっと睨みあっているのを呆然と見つめるのみ。

すると、次の瞬間、その女は、どんどんと顔が溶けていくように、まるで別人の

顔になっていく。

それは、まるで死人の顔が腐乱していくのを連想させた。

そして、それを見た猫も、尻尾を立て、牙を剥いて、女に向かって唸り出した。

彼は、恐怖で意識が遠くなっていったが、完全に意識が飛んでしまう直前、その猫が

尻尾を二つに割り、巨大な猫として、その女に飛び掛っていくのを見た。

そして、その瞬間、完全に意識を失ってしまう。

それからどれだけの時間が経過しただろうか・・・。

彼が目を覚ますと、彼の横でいつものように猫が、のんびりと昼寝をしていた。

彼は先ほど見た光景が、夢であるように感じた。

さっき見た化け猫は、お前じゃないのか?

それとも、本当に夢を見ていたのか?

そう思ってしまうくらい、日常的な平和過ぎる時間が流れていた。

そして、彼はハッと思いつき、急いでモニター付きのインターホンの記録画像を

確認してみることにした。

もしも、夢でないのだとしたら、先ほどの女が、インターホンに記録

されている筈だった。

彼は急いで再生ボタンを押した。

すると、そこには、顔が腐り崩れ落ちた緑色の顔がはっきりと写っていた。

彼はその画像をすぐに消去した。

あくまで夢として片付けたかったのかもしれない。

そして、考えた。

もしかすると、猫が自分を助けてくれたのかもしれない・・・と。

そうでなければ、先ほどの猫の行動は説明がつかなかったから。

それからは、彼はより一層、猫を可愛がるようになった。

そして、相変わらず、猫は迷惑そうに、それでも、いつも彼のそばから

離れずに、日向ぼっこをしているということだ。

  


Posted by 細田塗料株式会社 at 18:41Comments(31)