2017年10月12日

天井裏から聞こえる・・・・・。

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆様、今日もお疲れ様でございます。

私も1日過ごすと、いやな事も多々ありますが、

それでも此処に戻って来れるという幸せ

を実感しております。

本当に、全然怖くない話を書き続けてきて

良かったと実感しております。

新たにコメント欄にカンボジアの方からのコメントも

頂きまして・・・・。

チョムリアップ・スオ(こんにちは)

アンコール・ワット行ってみたいですね!

それはそうと・・・・。

今日、娘が来週の修学旅行の際に、1人最低

1話だけでも怖い話を話さなくてはいけないらしく、

朝の忙しい時に、

ねぇ、お父さん、怖い話教えてよ!

と言うので、

それなら、それを持って行ってね!

と闇塗怪談を渡してやりました。

しかし、修学旅行で怖い話・・なんて、

今も昔も、そういうところは変わってないんですね(笑)

ということで、今夜も怖くない話、いってみましょう!

それでは、どうぞ~!



これは友人が体験した話である。

友人は結婚してから、なかなか子宝に恵まれず、それでも夫婦は

仲良く暮らしていた。

しかし、奥さんは時折塞ぎ込む事もあった為、彼は思い切って新築の家を購入する

事にした。

少しでも奥さんの気が紛れれば、という彼の優しさだったのだが、やはり新築の家

というのは人生でもそうそう買えるものではなく、彼にとってもかなりキツイ

買い物であったのだが、やはり喜ぶ奥さんの顔を見ていると、無理してでも

家を買って良かったと実感したのだという。

実際、狭いアパートで暮らしている時には、奥さんの頭の中は、どうして子宝に

恵まれないのだろう、という悩みで一杯になっていたらしいが、新居に住むと、

家具を買い揃えたりと忙しくなったのもあり、奥さんも変に塞ぎ込む事も無くなり、

彼はホッと胸を撫で下ろしていた。

しかし、その新居に住む様になってから3ヶ月くらいが過ぎた頃、彼の奥さんが

妙な事を言い出した。

彼の奥さんは、専業主婦であり、いつも家で家事に勤しんでいた。

当然、彼が仕事で家を空けている時には、奥さんが一人になるのだが、どうやら

その時に、奥さんは、不思議な感覚に襲われた。

それは、家の何処にいても、誰かに見られているような気がするという事だった。

しかも、それは単なる気のせいというものを通り越して、かなり確信に

近いものだった。

何故ならそれは、天井から聞こえてくる音として、常に奥さんが移動する所へ

付いてきたからだ。

その音はまるで天井裏を何かが這って移動している様な音であり、

ズスッ・・・ズズッ・・・。

と奥さんに付いて回った。

そして、奥さんを監視でもしているかのように、敵意に満ちた視線を

送ってくるというのだ。

しかし、その姿はおろか、どこから見られているのかも分からない状態。

最初は、彼を心配させたくない、と黙っていた奥さんも、やはり我慢しきれなくなって

彼に相談した。

その話を聞いたとき、彼は、きっと思い過ごしだろうと思ったのだが、それでも

奥さんを安心させる為に、押入れの中に在る天井裏への上り口から懐中電灯で

照らしたりして確認

するのだが、やはり、そこには誰もおらず、暗闇が広がっているだけだった。

そして、その事を奥さんに話すと、一応は納得したようで、とにかく気にしない様に

努める事にした。

しかし、それでも、天井からの音は消える事はなかった。

それどころか、這いずるような音に混じって、女の苦しそうな呼吸音が聞こえてくる

ようになってしまう。

そして、そのうち奥さんは食欲もなくなりどんどんと痩せていった。

そんな奥さんの姿が見ていられなくなった彼は一時的に奥さんを実家に

帰してのんびりと過ごすように奨めた。

そして、実際、実家に戻った奥さんはそれまでの体調不良が嘘の様に回復し、

食欲も戻った。

彼はその姿を見て喜んだが、ずっと実家に住まわせておく事など出来る訳もなく、

早く事態を解決しようと模索した。

しかし、彼が家にいても全く異変は感じられず、天井からも何も聞こえず、

気配すら感じなかった。

そんな時、彼女の奥さんから連絡が入った。

どうやら、実家に居ても、変な視線を感じるようになったというのである。

そこで、彼は奥さんを実家から呼び戻した。

そして、常に奥さんの側に居る様にして、その音が聞こえるのを待った。

しかし、やはり彼がいると、その音は奥さんにも聞こえないようだった。

どうすれば良いんだろうか?

そんな事を考えながら、その夜はそのまま、家の寝室で寝る事にした。

彼が一緒という事もあって、奥さんはすぐに軽い寝息を立て始める。

そして、そのまま彼も眠りに就いたのだが、何故か真夜中の午前2時過ぎに

彼は突然、目を覚ました。

まるで、危険を察知するかのように・・・。

そして、ふと、隣のベッドで寝ている奥さんの方を見た時、彼は思わず声を

あげてしまいそうになった。

そこには、天井からぶら下がるように、1人の女が奥さんを掴もうと手を伸ばしていた。

彼も見たこともない女だったが、白い着物を着て、ギラギラした大きな目で奥さんを

睨みつけているその様子は、とても人間とは思えなかった。

しかし、恥ずかしながら、最初、それを見た時、全く声が出なかったという。

決して金縛りなどというものではなく、恐怖で声が出なかったのだ。

しかし、その女の両手は、今にも奥さんの首を掴もうとしている。

彼は、渾身の力を込めて叫んだ!

お前!何してるんだ!と。

すると、その女は何故か逃げるように天井に吸い込まれるように消えていった。

彼は慌てて奥さんを揺り起こした。

すると、涙を流した状態の奥さんが、彼に抱きついてきた。

どうやら、奥さんは、先ほどの女が天井から降りてくる一部始終を

目撃していたのだが、

金縛りに遭い、声も出なかったということだった。

それから、彼ら夫婦は、家を出て、ファミレスに行き、朝が来るのを待った。

そして、夜が明けると同時に俺に相談してきた。

そして、話を聞いた俺は、早速彼の家に向かった。

そして、家の中をグルグルと見て回っていると、やはり俺にも何かの気配が

感じられた。

そして、それは凄まじい程の敵意として感じられ、俺は鳥肌がたった。

ただ、そのまま帰るわけにもいかず、彼ら夫婦が見守る中で、天井裏に

上がってみる事にした。

そして、押入れにはいり、いよいよ天井裏に上ろうとした時、突然、俺の

携帯が鳴った。

発信者は、Aさんと表示されていた。

俺は、すぐに電話に出ると、

いや、気が合うね!

もう少ししたら、電話でお願いしようと思ってたところなんだよね・・・。

と言うと、

とりあえず、すぐに其処から出てください。

今すぐにですよ!

そして、そのまま私が来るまで、外で待っててくださいね!

あっ、それと、この電話は家から出るまでは、このまま切らないでください。

電話が繋がっていれば、何とか護れると思いますので・・・。

そう言われ、俺と彼ら夫婦は、そのまま急いで家の外へ退避した。

そして、家の外に出てから、彼の家の住所をAさんに教えると、電話を切った。

彼ら夫婦は、

突然、どうしたんだ?

と怪訝な顔をしていたが、

まあ、今に分かるから・・・もう少し待ってくれ!

とだけ言って、そのまま俺達は外で待機した。

が、肝心のAさんはなかなかやって来ない。

家に入るな、と言われているから、外で待ち続けるしかなく、俺達は、そのまま

寒空の中、外で待ち続けた。

すると、いつもの真っ赤な外車でAさんがやって来た。

電話を切ってから、既に2時間以上経過していた。

俺は、Aさんの顔を見るなり、

あのね~・・・どれだけ待たせるの?

と言うと、Aさんは、

え?すぐ行くって言いましたか?

これでも、シャワー浴びて、お洒落ランチも程ほどに切り上げて来たんですけどね?

と言われてしまう。

彼ら夫婦も、俺とAさんのやり取りを聞いて、ただ呆然と見守っていたが、

俺が、

ああ、この人は、霊的な力だけは凄い人だから、安心してくれ!

と言うと、ホッとした顔をしてくれた。

すると、またAさんが

ところで、本当に危なっかしいんですけど?

さっき、自分が何をしようとしていたか、分かってるんですか?

下手したら死んでましたよ・・・・。

本当に忙しいのに・・・・。

そう言われ、俺は思わず、ゾッとしてしまう。

相変わらず、面倒くさそうなAさんだったが、やはり新築の家という物

には少しは興味もあるらしく、彼の案内で家中を案内してもらった。

そして、家を一回りした後で、Aさんは彼にこう言った。

やはり天井裏に居ますね。

古い時代の女の人です。

でも、時間が経ち過ぎて、今ではもう人の姿はしていませんね。

どうして、新築の家にそんなものが居るのか、謎なんですけど、居るのは事実

なので・・・・。

でも、たぶん、すぐに解決出来ると思いますよ。

それで、早速なんですが、天井裏にのぼれますか?

そう言われた彼は、ポカンとした顔で、

僕が・・・ですか?

と聞き返す。

すると、Aさんは、

ええ、貴方じゃないとダメなんです。

どうやら、貴方にはその女は手出しする気は無いみたいですから・・・。

その女の霊が狙っているのは間違いなく、貴方の奥さんなんです。

だったら、貴方が行かなくっちゃ!

そう言われ、彼は大きく頷き、2階の客間の押入れにある天井裏への上り口に向かった。

そして、

本当に大丈夫なんですよね?

と不安そうに天井裏に消えていった。

そして、彼が天井裏を移動していくのを見守りながら、

間違いなく、天井裏のどこかに、古い木箱がある筈なんです。

だから、それを見つけてください!

そう指示した。

そして、しばらく待っていると、天井裏から、

あったぞ~!

という彼の声が聞こえてきた。

彼はよほど天井裏が怖かったのか、その声が聞こえてから、ドタドタと走るようにして

天井を移動し、その木箱を持って、俺達が待つ2階の客間へと降りてきた。

そして、それをAさんに手渡すと、大きく肩で深呼吸した。

彼が天井裏から持って降りてきたのは、ちょうどお重のような形をした黒い木箱だった。

Aさんは、その木箱を両手で持つと、目をつぶって何かをつぶやいた。

そして、それを床に置いて木箱の蓋を開けた。

そこには、とても古い真っ赤なクシが見え、その下には大量の長い髪の毛が

溢れんばかりに詰められていた。

Aさんは、箱の中身を確認すると、少し顔をこわばらせて、

これは、私が処分しておきます。

良いですね!

と言うと、彼ら夫婦は大きく頷いていた。

それから、その箱はAさんによって処分されたらしいのだが、その方法に

ついては教えてくれなかった。

だから、俺は聞いてみた。

あの時、箱の中身を見た時、顔をこわばらせてたみたいだけど、そんなに

ヤバイものだったの?と。

すると、Aさんは、

ええ、とてもヤバイですね。あれは・・・・。

だから、処分なんて出来る訳も無いので・・・・。

だから、今は封印している・・・・って感じですかね。

と答えた。

それでも、俺がしつこく聞こうとすると、

いや、聞かない方が絶対に良いですよ。

聞いたら、もう後戻り出来なくなるかもしれませんから・・・・。

そう言って笑った。

ちなみに、その後、彼ら夫婦の周りで怪異は一切発生しなくなった。

そして、あの一件の後、すぐに子宝にも恵まれた。

彼は、もしかすると、あの女の霊が、子宝にも関係していたのかも・・・。

と言っていたが、確かに単なる偶然とは片付けられないものが、そこにはあった。
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 20:39Comments(20)