2017年11月01日

隔離された墓というもの。

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆さん、お疲れ様です。

いよいよ11月ですね!

昨日は、細田塗料㈱60周年パーティーが

予定通り行われ、高級中華食べ放題の他、

お土産まで頂きました。

そこからは、バラバラでカラオケに行く者、

私のように他の場所へ飲みに行く者と

様々でした。

私は当然、昨日のブログに書いたお店で

1人で午前2時まで飲んでました。

これで、たったの3000円は安すぎます(笑)

ということで、今夜も怖くない話、いってみましょう!

それでは、どうぞ~!



これは俺が体験した話である。

墓というものは、亡くなった方の家であり、それを生きている者達が、

掃除したりお参りしたりして、ずっと関わっていくものだと俺は理解

している。

だから、お寺の中にあったり、霊園という場所にまとめられていたりする

のかもしれない。

そう、つまりお墓というものは、決して建てて終わり、というものではない。

しかし、これから書く話は、そういうお墓とは、まるで意味合いが違うもの

なのかもしれない。

それは、元々は俺が見つけたものではなかった。

心霊スポット好きな友人が本当に偶然に見つけたものなのである。

そして、それは白山市の山の中に在る。

たぶん、山菜取りの人が行き着く場所でもないし、登山者や農家の人が

偶然見つけてしまう場所とも違う。

まさに、人が全く近づけない場所に存在するお墓なのである。

実際、そのお墓を見つけた友人も、バイクで林道を走っていて、誤まって

道を踏み外して、緩い崖の下へと落ちて、そこから、何とか徒歩で下山

しようとして偶然、見つけたという事らしい。

そして、その話を聞いた若かりし俺は、早速、彼にその場所を教えてくれ、と

頼み込んだ。

しかし、何故か彼は頑なに拒否する。

そんな感じで、俺と同じように、その場所に行ってみたいと彼に頼み込む者が

後を絶たなくなってしまったが、ソレでも彼の首を縦に振らせる事は出来なかった。

しかし、その中の一人が、

本当はそんな墓なんか見つけてないんじゃないの?

と言った時、さすがの彼も、嘘の汚名を受けるのは我慢出来なかったらしく、

しぶしぶ了解してくれた。

そして、いよいよ、その墓を案内する当日になると、総勢で15人くらいの

希望者が殺到し、さながら、何処かへ遠足にでも行くような大所帯になってしまった。

これだけの大所帯なら、怖いという感覚も無くなるだろうと思っていたのだが、

やはり彼は、その墓には決して近づこうとはせず、かなり遠くから、俺達の様子を

見守っていた。

そして、件の墓に着いたとき、総勢15人くらいの大所帯が一斉に沈黙してしまう。

誰も喋ろうとはしなかった。

それは、明らかにヤバイ場所である事が、誰にでもすぐに感じ取れたのだから。

だから、遠巻きにその墓を呆然と眺めていたのだが、それでも恐怖が拭いきれず、

すぐにその場から全員が撤収してしまった。

そんな危険な場所なのである。

彼が行きたくないと思うのも無理は無いと思った。

少なくとも、俺は二度と近づきたくは無い。

しかし、彼がその場所に近づきたくない理由はどうやら、もっと恐ろしい理由

らしい。

それが、これから書く話になる。

最初に書いたように彼は偶然、その場所を発見した。

それは、草藁を掻き分けて進んだ先にある、突然開けた場所にあった。

最初、彼はそれがお墓だとは気付かなかった。

しかし、それが人為的に造られたものである事はなんとなく分かったらしい。

だから、彼は思った。

これは凄いものを見つけてしまったのかもしれない!

とりあえず写真だけでも撮っておこう・・・と。

そして、持っていたスマホで撮影を開始したのだが、その途中に、『墓』という

文字を見つけて固まってしまった。

それは大きな石を何段にも積み重ねたものの上に、縦長の石が置かれ、

そこには読めない漢字で色々と書かれていたが、その中に、墓という文字を

見つけてしまったのだ。

そして、その墓らしきものは、全部で5つ在り、まともなものは1つしかなく、

他の4つは、3つが医師が崩され、もしひとつは、墓にかけられていた

しめ縄のようなものが、引き千切られていた。

いつもは、鈍感な彼も、その時はそれが何を意味するるのか、すぐに理解出来た

という事だ。

まるで隔離されるようにひっそりと人目につかないように建てられたお墓には、

きっと良くないモノが葬られており、その中の4つは既に封印が解かれている

のではないか、と。

そして、彼は咄嗟に思った。

だとしたら、こんな処に居るのは危険なのではないか・・・と。

だから、彼はすぐに墓から視線を外し、どちらの方向に逃げようかと辺りを

見回した。

そこで彼は凍りついた。

ちょうど墓の後ろにあたる場所にある木々から、何かがこちらを見ていた。

何か、と書いたのは、それがとても人間には見えなかったから。

骨と皮だけになった抜け殻のような顔が、木に隠れてこちらを覗き込むように

こちらを見ていた。

まるでガイコツに人間の皮だけを被せたようだった。

彼は息を殺してしばらくそちらの方向を見ながら固まっていたが、すぐに恐怖で

居ても経ってもいられなくなる。

彼はそのままじりじりと後ずさりしながら退路を探った。

そして、その場所から20メートルくらい離れた場所まで来ると、そいつらは

木々から姿を現した。

それは全部で3体だった。

その姿は、本当に棒切れのように細い体に、破れかけた布きれだけをまとい、

頭を上下に振るような仕草をしながら、ゆっくりと墓の方へと歩いていく。

そして、墓の前まで来ると、ウアッウアッと訳の分からない言葉を発しながら、

墓の前の土の中へと入っていった。

彼は、今自分の目の前で起こった事が理解出来なかった。

あいつらは一体何なのか?

そして、どうして墓の中に入っていったのか?

彼にもそれらがきっと墓の中に埋葬されたモノだという事だけは、何となく

推測できた。

しかし、あいつらは墓から出て何をしていたのか?

とにかく、彼には一刻も早くその場から離れる必要があった。

確か、あの墓は、5つのうちの4つが何かの封印らしきものが解かれていた。

だとしたら、あと一体はどこにいるのか?

彼は一体どの方向へ逃げれば良いのか、全く分からなかったが、それでも

あの墓に近づく勇気は無い事だけは明らかだった。

だから、彼はその墓と反対方向へと体を向けた。

その時、彼は心臓が止まるかと思ったという。

振り向いた彼の前には、何かが立っていた。

振り向いた直後、今日に視界が妨げられたが、それが何なのか、彼には分からなかった。

しかし、むせ返るような臭気を感じ、顔を上に向けると、それが大きな人だと

いう事が分かった。

その体はいように細く、そして身長は目測で2メートル以上はあった。

そして、破れた布キレを着た針金のような体の上には、まさに先ほど見た

モノ達と同じようなガイコツに人の皮が被せられたモノが乗っていた。

そして、その顔は一目見て、凄まじい怒りの顔だという事が分かった。

そして、その男に覆い被さるように体を預けられた彼は、そのまま意識を

失ってしまう。

そして、それから次に彼が目を覚ましたのは、夕暮れが迫る時刻だった。

彼は違和感を感じて体を動かそうとしたが、どうも体の自由が利かない。

そこで、体を動かそうとした時、そこが、先ほどの墓の中だということが

分かった。

首から上だけを土の上に出すようにして埋められていた。

彼は慌ててそこから脱出しようとしたが、その時、彼が前方を見ると、そこには

先ほどの3体と1体のバケモノが、じっとこちらを睨んでいた。

彼は、一刻も早くその墓から逃げ出したかったが、そんな事をすれば、前方から

こちらを睨んでいるモノ達が怒ってこちらに向かってくる様な気がした。

だから、必死でその気持ちの悪い墓の中でじっと耐え続けた。

すると、突然、ポツポツと雨が降り始め、そしてすぐに酷いどしゃ降りになった。

そして、どうやら、そのバケモノ達は雨を嫌うようで、そのままスーッと消えていく。

それを見た彼は一気に墓から出ようとするのだが、どうしても足が動かなかった。

そして、彼が視線を落とすと、そこには彼の足にしがみつくようにもがいている

先ほどのバケモノの顔があった。

彼はそれからの記憶がはっきりしないらしく、どうやってそこから脱出し、そして

どうやってその場から逃げたのかは、全く覚えていないのだという。

ただ、そこから無事に帰宅した彼は、そのまま高熱で寝込む事になった。

そして、彼は言っていた。

墓の中に埋められている時、何かを強く感じたのだという。

それは恨みとかの念であり、そいつらは皆、大昔に村の都合で山の中に埋められた

者達であり、そして、そのまま土に埋められた状態で餓死したのだ、と理解出来た。

そして、きっとそこに近づく者には、ソレ相応の呪いがかけられるのだと・・・。

そして、その言葉を裏付けるように、その後、その場所を訪れた総勢15人

以上の参加者全員が、その後、やはり、在り得無い程の高熱でうなされる事になった。

  


Posted by 細田塗料株式会社 at 20:20Comments(12)