2017年11月17日

:指輪というもの

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆様、お疲れ様です!

明日は少し早いですが、会社の車を

スタッドレスに交換します。

ちなみに、うちの妻の車は、いつも

私と娘の2人で交換しています。

ジャッキアップし、タイヤを外すのは

私の役目。

そして、冬用タイヤの溝に詰まった小石を

取り除くのが娘の役目なんですが、

その作業が事の他楽しいらしく

なかなかタイヤを運んでこない娘。

1人でやれば10分で終わる作業が

娘と一緒にやると、30分以上かかります(涙)

今年もタイヤ交換頑張るからね~と妻に

宣言していた娘。

タイヤ交換後に、ホットケーキを焼いて貰う

約束をとりつけてました(笑)

ちなみに、明日は友達大勢でカラオケ

だそうです。

勉強はどうなってますか?

大監督?

ということで、2夜連続でアップします。

怖くない話。

それでは、どうぞ~!



彼は数年前に離婚した。

夫婦間に子供はいなかったので、離婚もスムーズに行くと思われたが、

奥さんの方がどうしても承諾しなかったらしく調停もなかなか

進まなかった。

しかし、離婚の話し合いを始めてから、ちょうど2年経った頃、

奥さんがある条件のもとで、離婚に同意したのだという。

それは、離婚しても決して結婚指輪は外さない事、というものだった。

彼はとにかく早く離婚したかったので、言われるままにその条件を飲んだ。

しかし、その時の奥さんの少し気がふれたような気持ちの悪い笑みが

忘れられなかった。

そして、無事に離婚が成立してから、ちょうど1ヵ月後、元奥さんは

自ら命を絶った。

電車に飛び込んでの自殺だったが、バラバラになった体をかき集めると

その指にはしっかりと結婚指輪がはめられたままだったという。

さすがの彼もしばらくは落ち込んでしまったが、時間の経過とともに

少しずつ元気になっていく。

そして、そうなると、やはり気になるのは結婚指輪だった。

亡くなった奥さんには申し訳ないとは思ったが、やはり自殺した人と

同じ指輪をはめ続けるというのは気持ちが悪かった。

そこで、彼はある日、思い立った様に結婚指輪を外してしまおうとした。

しかし、何故か指輪は抜けなかった。

それまでも、スポーツをする際など、指輪を外した事もあったのだが、

今度は何をしても指輪は抜けない。

そこで彼は病院にも行ったのだが、それでも指輪はまるで指と癒着している

かのように抜ける気配すら無かった。

彼は仕方なくその指輪をはめ続けるしかなかった。

しかし、その指輪をはめて生活をしていると、それまでには無かった問題が

起こり始める。

それは指輪がまるで指を締め付けメカのような激痛が走るという事。

最初、それは1ヶ月に一度くらいの頻度だった。

だが、どんどんとその頻度は増していき、半年位経つと一日に数回は

その激痛に襲われるようになってしまう。

そして、その頻度が増すにしたがって彼はある事に気付いた。

それは、指輪が締め付けている間、ずっと耳元で、

ねぇ、思い出した?

という奥さんの声が聞こえるという事だった。

これは亡くなった妻の呪いなのか?

彼は恐れ慄いた。

それでも、何とか気持ちを奮い立たせて生活の為、仕事に精を出した。

仕事をしている時だけは、その指輪の事は思い出さないというのも、

その理由かもしれないが・・・・・・。

しかし、ある日、彼は訪問した取引先で、こんな事を言われた。

しかも、帰り際に、わざわざ担当者が走り寄って来て・・・。

いつも連れてくる女の方は誰なんですか?

私がこんな事を言うのは筋違いかもしれませんが、あんな女性を

連れて会社を回っていたら、今に誰も相手にされなくなりますよ?

そんな言葉だった。

だから、彼は他の取引先にも電話を掛けて、その事について聞いてみると、

やはり、彼が訪問する際、必ず女性が同行してくるのだが、その女性は

座る事もせず、ただ部屋の端に立ったまま、彼の事をじっと睨んでいる

という事だった。

もしかすると、いや、間違いなく、あいつは死んでからもずっと俺の側に

いるんだ・・・・・・。

そう思うと、彼は恐怖で居ても立ってもいられず、すぐに病院へと向かった。

そして、医者に事情を説明すると、指輪がはめられた指を切断して欲しい、

と頼み込んだ。

当然、医者は笑いながら断った。

通常ならば指輪を切断するのが当たり前だから・・・。

しかし、彼があまりにも真剣に頼み続けており、

真顔で、亡くなった妻の呪いだと説明したこと。

更に、断られたら、もう自分は死ぬしかないんです!

という言葉が決め手となって、事前に承諾書にサインさせられた後、

緊急手術で、彼の指は切断された。

その手術の際も、実は麻酔で寝ている彼に内緒で指輪を切断

しようとしたらしいのだが、何故か全く歯が立たない。

更に突然、照明が消えるなど様々な怪異が起こったらしく、

もしかしたら呪いというのも本当かもしれない、と

いう事になり、彼の意志通り、指を切断する事に

決まったという事らしい。

その後、彼の身には怪異は発生していない。
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 20:04Comments(15)