2017年12月31日

人柱・・・というもの。

サインディスプレイ部  営業のKです。

理由がありまして、本当に久しぶりの更新

になります。

2017年も、残り数時間となりました。

そこで・・・。


ミニ子様、中西様、はる様、TO様、まってぃん様、

埼玉のS様、みゅー様、にじちゃん様、AN様、

優曇華様、吒枳尼天様、片町のバイク野郎 様、

水芭蕉様、柊様、怖がりビビりの怪談好き様、

柿の精は、梨の精版で大昔読んでしまいました様、

ゆき潤様、ぴょんうさぎ様、野崎様、まあちん様、

ジルドレ様、とも様、ひで様、もちのすた様、旅人様、

浮かれ☆とんちき様、ちんぱん様、じん様、はるむ様、

Aさんのファンクラブ12番様、はるた冬雲様、ポコ様、

あでゅう様、OZ様、きなこもち様、M様、かのん様、

にゃんだー様、彼岸花様、KIN様、のんたん様、

しゃねる様、ガロちゃん様、Tommy様、愛読者様、

T.T様、瀬田様、はな様、まめたろう様、かっち様、

ゆみ様、セトナ様、大阪のY様、二階堂二千夏様、

いなばっち様、のの様、キミナ様、tomoa24様、

真由美様、ちまちま様、ゆみ様、やまま様、やすじ様、

ばばろあ様、神奈川のT様、三平様、OSN43様、はっと様、

ひまわり様、K-BOLAN様、上海より様、りんりんふぁーむ様、

おしょうとちんねん様、ぷう様、式神様、スラム街の悪夢様、

大豆様、まーママ様、かずさん様、陽菜mama様、シュフの掟様、

笑福亭きたる様、ナス様、みさとん様、水溜り様、けろよん様、

ゆず飛様、夕陽様、オスカー様、イニシャルD様、りょう様、cha様、

浮かれとんちき様、tae.hime様、兵庫県のK様、ろくがつ様、

赤毛のmamabu~様、遷宮様、夜の釣り人様、tori様、

のりたま様、すー様、うるるん様、にこ様、りせっち様、

みゅう様、塗香大好き様、ON11様、ゆんころ様、

助勤巫女様、アリス様、さつき様、亜季実様、シンヤ様、

万年初心者ハードロックファン様、へーさん様、やすじ様、

るな!様、りん様、さまーず様、ホタルイカ様、村人A様、

くま様、配達のN様、マッスル爺様、北米様、マーまま様、

毎日訪問している傍観者様、ナス様、プレンダン様、

くらげ様、よよよ様、ぷうあーる様、沙羅様、理秋様、

KM様、伸二様、安寿様、TK様、コアラのマーチ様、

うどんとラーメンが好きです様、ヤス様、おれんじ様、

越後のみーさん様、ベルみかん様、はまぐり様、

うさぎのダンス様、シュガー様、グリンゴスロコス様、

在北陸老人様、青子様、クレア様、ポコ様、

Gureiny様、宮川様、くみくみ様、シンヤ様、ぶんぶん様、

NINA様、ししまる子様、マアボウ様、フッキー様、

KAZU様、ポッキー様、媛っ子様、泰山木様、匿名希望様、

ぼんご様、普通のおばさん様、横浜のK様、もりす様、

ふかひれてい様、ほしかわ様、たかまる様、jim様、

フレブルわんこ様、さっちゃん様、ちまちま様、

けいたんママ様、Sさん様、助六様、ちゃみ様、

KANAZAWA様、振り向けば腰抜け様、ムーコ様、

くみくみ様、きくりん様、コバルトブルーの空様、

アリア社長、通りすがり様、勇者様、ちドジん様、

ぶんぶん様、有宮様、ふくざくら様、はっしー様、

三毛様、つぼみ様、ビートたけし様、Hinamama様、

チープー様、信歩様、ちゃみ様、イッシー様、

待ってます様、ギルガメシュ射手座様、けものフレンズ様、

MISAKI様、検索から来ました様、名無し様、一郎様、

dino様、Bikke兄様、田中様、Zonbe様、大豆様、

ブロスワン様、けもフレ大好き君様、boss様、メリコ様、

ろくがつ様、mana様、ハルです様、高橋様、ベル美様、

ごんたぼんた様、雲外様、ろくさーぬの旦那さん様、

伊藤様、かぼす様、ほしかわ様、オレガノ様、

サッカー小僧様、営業M様、pata様、trf様、べにあづま様、

なみ様、エルエヌ様、taisho様、あまみん様、ねじ様、

もとワンゲル様、きえ様、神奈川茄子様、ポコ様、

大阪けろた様、りょうちゃん様、JUNK様、しのしの様、

千葉県の舞様、南海様、まめぶた様、メリコ様、

ガラケーちゃん様、ジュンジュン様、銀ロード様、Kさんへ様、

ディーオン様、初めまして様、らめ様、taka様、

たばた様、練馬区民様・・・etc

いつも暖かいコメントを頂きまして、心より

感謝しております。

(本来でしたら、今年コメントを頂いた方のお名前を

全て書きたかったのですが、断念しました(涙)

10月以降にコメントを頂けた方のお名前だけを

書かせて頂きましたが、抜けていたり、誤字などが

ありましたらお許しください(汗))

また、コメントは書き込まなくても沢山の方々が

お読みいただいているのも十分承知しております。

皆様には感謝してもしきれない位の気持ちで

いっぱいです。

本当にありがとうございました。

今年は本も出版出来ましたし、どんどん読者の数が

増えていったというのに、かなりお休み期間を多く

とってしまいました。

さらに年末は、多忙に加えて、体調も思わしくなく、

さらにいつもブログの話を書いているパソコンが

突然、お亡くなりになってしまいました。

本日、ようやく復旧出来ましたが、書き溜めていた

話は全て消えてしまいました。

が、しかし、来年はコンスタントに無理せず、

怖くない話を更新出来る様に頑張りますので、

何卒、宜しくお願い致します。

それでは、皆様、本年も色々とご苦労様でございました。

もう少しで始まる2018年が皆様にとりまして、

良い年になりますように・・・。

それあえずですが、急いで書いた話を1話アップ

させて頂きます。

宜しければ、どうぞ。

それでは、怖くない話、いってみましょう!

どうぞ~!




これは知人の女性が体験した話である。

昔は城や橋などを建てる際には、人柱というものを使われた。

人柱とは、城や橋などを建立する際に、土台となる土や柱の下に、生きたまま

人間をお供えするということ。

人を生き埋めにする事によって、その柱に魂を宿らせ永年の安泰を願うもの

らしいが、ある意味、人身御供と同じであり、人柱として選ばれた者達は、

決して喜んで生き埋めにされたはずもなく、きっと想像を絶する程の苦しみの

中で、凄まじい恨みを残して死んでいったことだろう。

勿論、人柱という悪しき風習は現代においては実行する者など居る筈もないが、

江戸時代までは、当然のように行われてきたというのも事実である。

俺の住む北陸という地にも、人柱によって建てられた城や橋というものが、

いまだに残されている。

それは、観光の1つとして、看板によって人柱が行われた事を説明している

場所も少なくなく、俺もそういうものを読むと心が痛くなる。

しかし、必要以上に同情する事も、あまり良くない事かもしれない。

知人の女性は、福井県のとある場所にて、人柱の説明が書かれた

掲示板を見たらしい。

そして、それまで人柱というものを知らなかった彼女は、その恐ろしい習わしに

恐怖し同情し、涙を流した。

それは、もしかすると、その説明文を読んだ者としては、いたって普通の事

なのかもしれない。

しかし、彼女はそれ以上の感情を抱いてしまう。

可哀想に・・・・。

私が代わってあげられたら・・・・。

そう感じたという。

それから、彼女の周辺で怪異が起こり始める。

車で金沢に帰る時から、まるで何かが背中に張り付いているような違和感が

あった。

背中から肩にかけてずっしりと重く感じ、何故か急に生きているのが辛くなった。

そして、毎夜、同じような夢を見るようになる。

それは、いかにも古めかしい農民のような着物を着た女が夢に出てきては、

泣いているというものだった。

その夢でも彼女は恐ろしいというよりも可哀相という感情を持ってしまう。

すると、その女はもう夢には出てこなくなった。

しかし、その代わり、彼女が起きている時、気がつけばその女が彼女を

じっと見つめていた。

そして、あろうことか、彼女はある日、その女に近づいていって聞いた。

夢に出てきた方ですよね?

何か御用ですか?と。

すると、その女は、

お前が代わってくれると言うたからな・・・・。

その目は夢の中で泣いていた女の悲しそうな顔ではなく、ギラギラとした

獲物を狙うような目に変わっていた。

さすがに、怖くなった彼女は、

ごめんなさい・・・・。

と言って、その場から走り去った。

彼女はそれで大丈夫だと思ったらしいが、そんなに簡単には許して

くれるはずもなかった。

それから彼女は、更に至る所でその女の姿を目撃するようになる。

そして、どうやらその姿は彼女にしか見えていない様であり、その女の

出現パターンはどんどんと大胆になっていく。

更に、彼女は、まるで夢遊病者の様に無意識のうちに行動する事が増える。

それは徒歩だったりバスを使ったり、マイカーを使ったりと様々だったが、

気がつくと彼女はある場所に向かう途中だった。

それは福井県にある、彼女が以前訪ねた、人柱の説明看板が設置されていた

城跡だった。

彼女は病院で診てもらったりしたらしいが、脳には異常は見られなかった。

そして、そんなある日、彼女は車を運転し会社に向かっていたのだが、また

意識が飛んでしまい、気がつくと福井県の某所まで来ていた。

それは、もうあと数キロで、その城跡に着いてしまうという場所だった。

そして、気がついた時、どうやら彼女の助手席には、例の女が座っていたらしい。

さすがに恐ろしくなった彼女は俺に助けを求めてきた。

あの城跡に戻ってしまったら、私はあの女と交替させられるような気がする・・・。

そう言っていた。

俺はいつものAさんに相談した。

その時はAさんは相当忙しかったらしく、

今からその彼女を連れて来れますか?

と聞いてきたので、俺は即答し、彼女を待ち合わせの場所へと連れて行った。

Aさんは、待ち合わせの場所に先に着いており、俺に目配せをして

彼女の車に乗り込む。

そして、

エーッ戸、今から喋る言葉は貴女にではなくて、その女性に話しかけてるので、

返答しなくて結構ですから・・・・。

そう言って、ゆっくりと喋り出した。

そして、説得にも似た言葉を掛けていたのだが、どうも埒が明かない。

更に時計を何度も見て、時間が気になるようだった。

そして、さすがに我慢の限界だったのか、Aさんは、

優しく言ってるうちに言う事聞けば?

さすがの私も貴女の事を消すと寝覚めが悪いから。

でも、そんなに彼女にしがみつくっていうのなら、やるよ・・。

とドスの効いた声で呟く。

その瞬間、彼女は意識を失って運転席に倒れ込んだ。

それを見た俺が、

大丈夫?

と言うと、Aさんは、

ようやく消えてくれたみたいですね。

もう大丈夫だと思いますが、念の為、彼女にもこの護符をしばらく身に付ける

ように言っといてください。

そう言って、さっさと車から出て、帰ってしまった。

その後、目を覚ました彼女は断片的に記憶を失っていたが、どうやら

その女からは解放されたようだった。

その後、彼女の身に怪異は発生していない。
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 19:40Comments(51)

2017年12月23日

小さな彼女のクリスマス

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆様、お疲れ様です。

シェケナ・ベイベィ・・・・・・・・。

クリスマス・ライブも今夜が5日目。

色んな意味で恐怖の最終日が

近づいております(笑)

あっ、そういえば、まだクリスマスケーキを

買ってなかった(汗)

やはり、家族に何と言われようと、ケーキと

チキンとシャンパンのあるクリスマスが

大好きですね。

ということで、今夜も怖くない話、いってみましょう!

私はそろそろ出掛けます。

いざ、ライブに!

それでは、どうぞ~!



これは児童養護施設に勤めている知人から聞いた話。

その養護施設というのは、何らかの理由で家族と一緒に生活出来なくなった

未成年の子供達が其処で先生達の管理のもとに共同生活をし、学校に

通っている。

家族と暮らせなくなった理由というのは様々であり、死別や虐待、そして

親に子供を育てる能力が皆無であるなど、どれも悲しい理由だった。

どの子供も最初は心を閉ざして塞ぎ込んでいるらしいが、それでも同じ年代の

似たような境遇の子供達の集まりということもあり、次第に心を開き、

生活をエンジョイしてくれるようになるのだという。

しかし、そんな中にもやはり例外は存在する。

その女の子は小学5年。

一人っ子ということもあり、幼い頃から両親に大切に育てられてきた。

それはちょうど小学2年生の頃だった。

仕事に向かう母親が車で事故を起こし、そのまま他界してしまう。

その後、しばらくは父親と2人で暮らしていたのだが、半年もしないうちに

父親が見知らぬ女性と再婚してしまう。

それでも、父親はいつも彼女に優しくしてくれていたのだが、突然の病気で

あっけなく他界してしまう。

それからは義理の母親である女性と暮らす事になるのだが、その女性は

すぐに好きな男性が出来たらしく、どうやら彼女の存在が邪魔になってしまう。

だから、言葉では書きつくせないほどのイジメや虐待を繰り返し、挙句の果てに

近所の通報により、児童養護施設に保護される形で施設に入所してきた。

その時には体は痩せ細り至る所には火傷とアザが残されていたという。

そんな地獄のような日々が彼女を変えてしまったのかもしれない。

施設に入ってどれだけ経っても、彼女は誰とも話そうともせず、朝起きて

小学校へ行き、帰ってからは1人部屋の中で過ごし、夜は早めに寝る。

こんな生活を毎日変わらず続けるだけの日々だった。

だから、彼女はよく言えば大人びているとも言えるが、どこか陰のある暗く

近づき難い雰囲気を持っていたので、尚更、彼女に近づこうとする友達も

誰一人として居なかった。

先生達はそんな彼女を気遣い、出来るだけ暖かく接したのだが、それでもやはり

彼女の心の氷を溶かす事は出来なかった。

そんな彼女にも、好きな事があった。

それは、死んだ両親と一緒に笑っている絵を書く事。

そして、クリスマスのプレゼントを1人で思い描く事。

それは彼女の人生の中でもっとも幸せだった時期の思い出に他ならなかった。

その二つの事をしているときだけ彼女は幸せそうな顔で笑っていた。

そんな気持ちが分かってしまうと、逆に先生達もその思い出に踏み入る事は

出来ず、ただ黙って見守るしかなかったという。

そして、その年のクリスマスイブの日。

彼女は施設内で行われるクリスマス・パーティにも参加する事なく、部屋に

1人で篭もって、両親との絵を描きながら、今年はどんなクリスマスプレゼント

を貰おうかと思い描いていた。

それは彼女にとっては、唯一の幸せな時間であり、奇跡をじっと待っていた

のかもしれない。

そして、奇跡が起こった。

彼女が1人で部屋に居ると、誰かが窓をノックした。

不思議そうな顔で彼女が窓に近づきカーテンを開けると、そこには死んだ筈の

お母さんとお父さんが笑って立っていた。

彼女は驚き、それでも嬉しくて急いで窓を開けて両親を部屋の中に入れた。

両親は彼女の記憶のまま、歳も取らず彼女の前に現れた。

ごめんね。

寂しい思いをさせてしまって・・・・。

辛かっただろうね・・・。

そんな言葉を掛けて貰いながら、両親は彼女を抱きしめて優しく頭を

撫でてくれた。

よく頑張ったから、好きなプレゼントを言ってごらん?

そう言われて彼女は、ずっと前から欲しかった彼女が書いた絵を飾る額と

大きな熊のぬいぐるみをおねだりした。

すると、まるでそれが分かっていたかのように、父親は隠し持っていた大きな紙袋

から綺麗に包装された箱を二つ取り出して彼女に渡した。

嬉しそうに彼女がその箱を開けると、可愛い素敵な絵画用の額と抱えられない位の

大きさのクマのぬいぐるみが現れた。

彼女は、嬉しくて嬉しくて、それまで我慢してきたのを取り返すかの様に、ベッタリと

両親に甘えた。

そして、色んな話をして、好きな歌も一緒に唄った。

しかし、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうもので、いよいよ日付が変わる

時刻になった時、両親は彼女にこう告げた。

もう帰らなくちゃ・・・。

また来年来るから、それまで良い子にしていられる?

そう聞かれた。

すると、彼女理目からは涙がボロボロと流れ出し、彼女は両親にこう言った。

本当に欲しいプレゼントは、お母さんとお父さんと一緒に居られる事なの・・・。

だから、連れて行って欲しいの・・・・・。

このまま・・・・。

そう言うと、両親は優しく笑って、

ごめんね。

それだけは出来ないの・・・。

でもね。お父さんもお母さんもお前が幸せに笑っている姿を見るのが

一番幸せなんだよ。

いつも、私達はお前の側にいるんだから・・・・。

だから、毎日一人ぼっちで寂しそうに暮らしているお前を見ているのは辛いの。

お父さんとお母さんの文まで幸せになって欲しいな・・・。

そうしたら、きっとまた来年のクリスマスにも会えるんだから!

そう言われ、彼女は頭を優しく撫でられているうちに寝てしまった。

そして、目が覚めたとき、そこには両親の姿は無かったが、それでも、間違いなく

両親がくれたプレゼントは其処に置かれていた。

彼女は夢ではなかったと思うと、とても幸せな気持ちになれたという。

その翌日から彼女はまるで別人のように元気で活発な子になった。

いつも笑顔を絶やさず、誰にでも優しくした。

それは、彼女が両親と交わした約束なのだから・・・。

そして、それを守っていれば、きっとまたお母さんとお父さんに会えるのだから。

そして、彼女が元気になってからもクリスマスイブの夜だけは、誰も

彼女に近寄ろうとはしなかった。

それは彼女が両親と会える大切な時間だと知っているから。

それからも、毎年、彼女の部屋には、誰も用意していない筈の特別なプレゼントが

増えていっているということである。

彼女が幸せな人生を送る様に祈らずにはいられない。
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 18:28Comments(18)

2017年12月22日

寝台列車・・・・。

サインディスプレイ部 営業のKです。

皆様、お疲れ様です。

私もお疲れ様・・・です(涙)

昨日は唐突に話に入ってしまい、大変

失礼致しました。

クリスマス・ライブは25日まで。

だから、今夜がちょうど4日目の中日です。

ちなみに、昨晩終わったのが午後11時半で

片付けをし帰宅したのが午前0時くらいでした。

誰もいないと思っていたリビングに入ると、

大監督がファンヒーターの前で熟睡中。

放っておこうと思ったのですが、そのままに

しておくと、朝にはしっかりと燻製と化して

いそうでしたので、とりあえず起こしました。

こんなとこで寝たら駄目でしょ?

と言って起こすと、目を充血させながら、

あっ、おかえり、サンタさん終わったの?

全然寝てないから大丈夫!

ちょっと考え事してただけだから(笑)

と言い残しゾンビのように、色んな場所に

ぶつかりながら、自室へと

戻っていきました(涙)

ということで、今夜も怖くない話、いってみましょう!

あまりにも怖くなさ過ぎたら言ってください。

それでは、どうぞ~!




寝台列車というものに乗った事はあるだろうか?

鉄道ファンならずとも寝台という言葉にはどこか興味を持ってしまう。

これは東京から札幌までの寝台列車を利用した友人の話である。

特に鉄道マニアという訳でもなかった彼が寝台列車を選んだのはやはり

金額を考慮してのことだった。

その時は結婚して以来、初めての夫婦での旅行゛ったから、彼としては

本当なら豪華客船での旅をプレゼントしてあげたかったのだが、やはり

その金額はおいそれと手の出るものではなく、それならば、ということで

寝台列車を利用しての旅行に決定した。

金沢から東京までを高速バスを利用して移動し、東京に一泊してから、

いよいよ寝台列車の旅がスタートした。

特にスイート客席というわけでもなかったが、それでも普通の列車とは

乗り心地やサービスも雲泥の差であり、彼ら夫婦は快適に旅行を楽しんでいた。

そして、部屋で寝ている時、ふと彼だけが目を覚ましてしまう。

そこで彼は妻を起こさない様に静かに部屋から出て、ラウンジ車両に移動

する事にした。

時刻は既に午前1時を回っていた。

通路に出ると、人が誰もいなかった。

確か満員乗車のはずであり、人が沢山乗っている列車も、この時間になると

誰もいないのか、という変わった風情を感じつつ彼は通路を歩き始めた。

そして、とある駅を通過する際、不思議な光景を目にする。

明かりが消え、うっすらとした駅のホームに誰かが立っていた。

通常、普通の動体視力ではそんなものをはっきり確認する事は難しいのだが、

何故かその時ははっきりとその姿が見えた。

真っ暗なホームに、真っ赤なドレスのような服を着た女が、まるで列車の到着を

待っているかのように立っていたのだ。

その女は、とても派手に見えたのと同時に、何故か目が合った様に感じたという。

彼は、

あの女はなんだったんだろうか?

と考えながら、ラウンジのある車両に向かった。

それにしても、これだけ長い通路を誰ともすれ違わずに歩いていると、まるで

自分だけが、この列車に乗っているかのような気分になるから不思議だ。

そして、ようやく、最後尾のラウンジ車両に到着し、ドアを開けたとき、

彼は固まった。

最初、そこには誰も居ない様に見えた。

しかし、よく見ると、ラウンジのシートの上に誰かが座っている。

彼は軽く会釈しようとして、また固まった。

それは、先ほど通過した真っ暗な駅のホームに立っていた女と瓜二つだったから。

他人の空似だろうと思ったが、その女が彼に向かって微笑みかけた時、彼は

思わず身を翻し、ラウンジ車両から出ていた。

そう、あのホームで見た女もあんな感じで微笑みかけていたのだった。

それを見た時、それは他人の空似などてはなく、同一人物だと確信した。

しかし、ホームに居た人間が通過する列車に乗れるわけが無かった。

もしも、そんな事が出来るとしたら、それは人間ではなく幽霊・・・。

そう考えると、彼は一気に恐怖に押しつぶされそうになる。

走るようにして通路を進み、振り返ると思わず彼は悲鳴を上げた。

振り返った彼が見たのは、通路の後ろから彼を追いかけるようにして

進んでくるあの女だった。

それは走っているというよりも、まるで宙に少し浮かんだ状態で

こちらに向かって滑ってくるように見えた。

風情があると感じた通路の人気の無さも、こうなってしまうと恐怖を

助長するものでしかなかった。

彼は、必死になって走った。

もう他の乗客から、ウルサイ!と怒鳴られても良いと思った。

いや、むしろ、そうなれば俺は助かるかもしれない・・・と。

そして、自分達夫婦の客室まで来ると、電磁キーを使い、中へ入ろうとするが、

なかなか、解除出来ない。

迫ってくる女をチラチラと見ながら、彼は必死にキーカードを通す。

そして、間一髪、何とか部屋の中へ入る事が出来た。

しばらく、部屋の中で乱れた呼吸を整えていると、突然ドアがドンドンと

叩かれた。

彼は再び凍りつく。

ただ、その時彼は思ったという。

もしも、あの通過駅に居る女と目を合わせたのが原因だとしたら、このまま

妻まで危険な目に遭わせる訳にはいかない、と。

そこで、彼は意を決して、ドアを開け、ドアの向こうにいる相手に体当たり

するようにして外へ出た。

其処にいたのは、列車の乗務員だった。

乗務員は、彼に構うことなく、客室に入った。

そして、

良かったです。ご無事で・・・。

と口を開いた。

どうやら、運転席から、彼が宿泊している客室の窓に何かが張り付いている

のが見えたのだという。

それは、どうやら人間のようであり危険を感じた乗務員が、わざわざ

彼らの客室まで来てくれたとのことだった。

彼は、その乗務員にお礼を言った後で、奥さんには聞こえないように、

窓に張り付いていたのって、どんな奴でしたか?

もしかして、真っ赤なドレスを着た女・・・・とか?

と尋ねると、乗務員は黙って頷いたという事だ。
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 12:19Comments(11)

2017年12月21日

心霊スポットとAさん

これは俺が某心霊スポットに行った時の話である。

その時、俺は友人に誘われて隣県の某心霊スポットに行く事になった。

そこは、山の中腹にある駐車場。

そして、女の幽霊が出るのだという。

何台もの車がスクラップになり、怪我人も出ているとの事だったので、

俺は保険としてAさんを連れ出そうと考えた。

しかし、心霊スポットなど大嫌いなAさんを納得させるのは簡単ではない。

そこで、俺達は、夜景が綺麗な場所があるから・・・ということで、

Aさんを誘うと、不思議な事に二つ返事でOKしてくれた。

車には、俺と男友達が2人、そしてAさんと、その女友達一人という

計5人だった。

どうせなら、ということで、早めに出発し、観光をしつつグルメも堪能した。

そして、夜9時頃に、予定通り心霊スポットと言われている山の中の

駐車場に到着した。

実は、この時、駐車場には車がかなり停車していた。

しかし、少しずつ霧が出てくると、1台、また1台と帰っていき、結局、

俺達の車が1台ポツンと駐車場に残された。

そこで、初めて俺たちは車から降りた。

何故か霧がどんどんと濃くなっていくのが不安感を煽る。

Aさんと、その友達も車から降りて夜景が見える場所まで来たのだが、

元々景色などには全く関心が無いAさんは、眠たそうにあくびをし、

その友達は、何故か霧で全く見えない夜景をスマホで撮影していた。

実は、Aさんの友達というのもかなりの霊感の持ち主であり、以前、

Aさんと共に何度か助けてもらった事があった。

その2人が、のんびりとしているので、俺達は、

本当に出るのか?

と心配になってくる。

その駐車場は、変わった形をしており、楕円のような形をしており、

真ん中は広いが、端に行くにしたがってどんどん狭くなっている。

そこで、俺達は逃げるという事を想定せず、駐車場の一番端に車を停めてしまう。

そろそろ、寒くなってきたから車の中に入ろうか・・・・。

誰かが言った言葉に全員が車の中へと入っていく。

そして、車のドアをロックして、何気ない世間話をして時間を潰す。

もっとも、Aさんは、いかにも退屈といった感じで、後部座席で眠そうにしている。

変化に気づいたのは、それから間もなくのこと。

辺りが完全に霧に包まれてしまう。

恐れおののく俺たちとは対照的に、

幻想的だ~

と喜んでいるAさんと友達。

すると、前方の霧だけが少し晴れていく。

霧が無くなった場所には、何故か1人の女が立っている。

その女は車に背中を向けたまま微動だにしない。

白っぽいワンピースを着た女は、裸足のまま俯き立っている。

そこで、俺達は初めて車のヘッドライトを点けて、その女を照らした。

ゆっくりと振り返る女。

その女の顔は、まさにホラー映画顔負けの特殊メイクを施したかのように、

不気味で恐ろしい。

目は真っ赤に腫れあがり、口からはポタポタと何かが垂れており、まるで

車に引かれたかのように血だらけであり、顔も至る所が切れたり、アザに

なったりしている。

そして、その時、気付いた。

今、俺達がいる場所からでは、その女が邪魔で逃げられないということを。

その女は、ヨタヨタした動きでこちらに近づいてきて、車のボンネットまで

来ると、そのまま車を這い上がろうとしてきた。

ヤバイ・・・・。

その瞬間、俺達はその女ではなく、全員がAさんを見つめていた。

何とかしてくれ・・・と。

すると、面倒くさそうにAさんがシートから体を起こす。

そして、一言。

車のエンジンはかかってるんでしょ?

そして、相手は実体があるタイプ。

しかも、どう見ても人間じゃない・・・。

だとしたら、やる事は1つだけでしょ・・・。

そう言うと、運転手に非情の指示を出した。

車でこのまま轢いてしまえ・・・と。

さすがに躊躇していた運転手の友人だったが、Aさんから、

は・・・や・・・・・く。

という脅迫めいた声が放たれると、ギアをドライブに入れて、そのままアクセルを

踏んだ。

思いっきり車に突き飛ばされる女。

その姿はまるで実体のある人間に思えてしまい、思わずアクセルを緩めてしまう。

すると、Aさんから、再度、激が飛ぶ。

そのまま・・・アクセル緩めないで!

しかし、どうやら手遅れだったようで、車のエンジンが音も無く止まった。

一瞬、静寂に包まれたが、すぐに車の下から、ガリガリという音が聞こえてくる。

どうする・・・。

エンジンかからないよ・・・。

そう言って、慌てふためいている俺たちを見て、Aさんとその友達が、

あ~あ・・・・面倒くさ!

そう言って目を合わせると、何を思ったのか、車のドアを開ける。

ちょ・・・ちょっと。

という俺達に、

あー、いちいちうるさい。

と言いながら、車から降りた2人は、しっかりとドアを閉めて、霧の中へと

消えていった。

それから、5分ほど静寂が続いた。

さすがに俺も少し心配になった時、突然、後部座席のドアが開かれ、2人が

後部座席へと入ってきた。

そして、

ああ・・もうすみましたから・・・。

早く帰りましょうか・・・。

そう言って、車のキーを回させると、一発でエンジンはかかった。

そのまま、車をゆっくりと走らせると、どうやら霧に包まれていたのは、

ごく狭い範囲だけだったようで、俺達はすぐに視界を確保できた。

そして、そのまま山を下りて帰路についたのだが、車から降りた後、あの女との

間で何があったのか、は誰も恐ろしくて聞けなかった。

いや、それよりも、皆、実感していたのかもしれない。

その時、後部座席に乗せていたのは、幽霊なんかよりもとてつもなく危険な

2人の女性だということを・・・。
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 17:16Comments(9)

2017年12月20日

スキューバダイビング

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆様、お疲れ様です。

クリスマスライブ2日目・・・です。

遅れそうなので、取り急ぎ1話

上げさせて貰います。

それでは、どうぞ~!




友人にスキューバダイビングをやっている男がいる。

趣味といえば聞こえた良いが、初めはほんの興味本位で始めた

スキューバダイビングだが、彼の場合、すっかりその魅力に取り憑かれてしまい、

最近ではスキューバをする為に仕事をしているのだ、と本人が言っていた。

勿論、俺はそんな高尚な趣味をした事はないから想像もつかないのだが、

海の中を潜っていると、日常では決してお目にかかれないものと遭遇したり、

誰もいない海の底まで潜ったりすると、生きている事が実感できるそうであり、

そんな体験は他では出来ないといつも言っている。

実際、スキューバダイビングというものは、酸素ボンベを背負って海の中を

泳ぎ潜るわけだが、基本をマスターし、セオリーを守らないと、それこそ

命を落とす場合もあるらしい。

そんな彼だが、日本の沖縄をはじめ、世界中の海で潜ってきたらしいのだが、

ここ数年はずっと小笠原の父島辺りで潜る事が多いそうだ。

沖縄も確かに素晴らしいらしいが、彼の個人的な感想では、小笠原のほうが、

まだ手付かずの場所が多く残っており、興味をそそられるのだそうだ。

クジラに遭ったり、イルカに遭ったり、そしてサメに遭う事もあるらしいのだが、

彼が最も興味を持ち、且つ、恐れているのは他のものだという。

それは、言葉で言うのは難しいのだが、海の中に突如として現れる洞窟

らしきものなのだという。

洞窟らしきもの・・・と書いたのは、それが本当に洞窟なのか、は分からないから。

ただ、数ヶ月前に潜った時に見つからなかったり、時には前日に潜った時には

見つからなかった洞窟が海の底でぽっかりと口を開けている時があるのだという。

そんなに怖ければ近づかなければ良い、と俺も思うのだが、何か無性に

惹きつけられるものが、そこには在るそうだ。

だから、彼はついついその洞窟に近づいてしまう。

ライトで照らしても、何も見えない暗闇が続いている。

普通、海の中に洞窟のようなものが在る場合には、その中は魚のねぐらになっている

筈らしいのだが、そこには生というものが全く感じられない。

生きている自分がその洞窟の前に立つだけで、どこか息苦しささえ感じる程の

『無』が其処には存在している。

普通の人間なら、そこで諦めるのだろうが、彼はそうではなかった。

洞窟の前に来て、奥を覗いていた時、彼はその洞窟がいったい何処まで

続いているのか、知りたくなったらしい。

俺はスキューバの映像を見ると思う事がある。

それは、きっとスキューバをしている人達は、知らぬ間に自分が空さえ飛べる

人間になっていると錯覚してしまうのではないか、という事である。

海底を地面だと考えれば、其処から海面までを自由に浮かび沈み泳ぎ

回れるのだから、そう思っても仕方ないのだが・・・。

ただ、彼の場合、その傾向が強いのかもしれない。

日頃の大人しく怖がりの彼を知る俺には仮のそういう冒険心は図り知る事は

出来ないから・・・。

そして、彼はその時の為に常備している大型のライトを持ち、洞窟の中へ

入っていく。

入り口から数メートルしか来ていないのに、何かを感じたらしい。

それは、無数の誰かから、じっと見られているような視線だった。

彼は何度もキョロキョロしながら、洞窟の中を更に進む。

相変わらず、小魚一匹居ない洞窟の中で彼は何かを見つけようとライトを

四方に向ける。

しかし、何も見つからない。

いや、見つからないというか、洞窟の中が何かおかしい。

それは次第に海の中というか感じではなく、何かの体内ではないか?と

感じ始める。

其処に大きな根拠は無かったのだが、何故かそんな風に思えたという。

入り口から既に20メートル位進んでしまった彼はそこでようやく

戻る決心をする。

このまま進んではいけない・・・。

本能がそう言っていた。

そして、立ち止まり、もう一度ライトを洞窟の奥深くまで照らした時、彼は

固まった。

見間違いではなかった。

そこには、海の中を浮かびながら上下に動きつつ、彼の方へ手招きする女の

姿が見えた。

薄い水色の布をまとったその女の顔は、笑っているとも怒っているともつかない

表情だったが、彼にはそれは決して見てはいけないものだと強く感じたという。

彼は反射的に体を反転して、入り口目指して泳ぎ出した。

スキューバをするうえで、慌てるという行為が命を危険に晒す事は彼自身、

よく分かっていたが、それを無視させるだけの恐怖がそこには在った。

彼は死に物狂いで泳いだ。

暗闇の中、背後から何かが追いかけて来ている様な気がした。

そして、捉まったら終わりだという確信すら在ったという。

彼はようやく入り口近くまで来ると一気にそのまま洞窟から出ようとした。

すると、その時、彼の足が何者かにつかまれた。

何かに引っ掛かったり、大型の魚に咥えられたりすれば、足を捉まれた

様な感覚になる事もあるが、その時は全く違っていた。

誰かの手の指が彼の足首にガッチリと食い込んでいるのが分かった。

彼はパニックになり、前身でバタバタともがくしかなかった。

しかし、つかまれた足はいっこうに解放してはもらえなかった。

いったい何が彼の足を掴んでいるのか・・・。

彼は、本当は目視で確かめたかったが、それは絶対にしてはならないと思った。

だから、手に持ったライトを彼の足元めがけて振りかざした。

その瞬間、彼の足を掴む手の力が一瞬、弱まり、その隙をついて彼は

脱出に成功する。

そのまま、自分を落ち着かせるようにしながら、彼は水面へと上がり、

そして、船の上へと戻った。

そして、そこで確認出来たのは、彼の足に付けられた3本しかない指の跡と

満タンだった筈の酸素ボンベがほとんど空になっていたという事実だった。

彼は今でもそういう洞窟を見つける事があるそうだが、最近では見かけたら、

すぐにスキューバを中止し、海から上がる事にしているという。
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 19:05Comments(12)

2017年12月19日

親不知・・・。

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆様、おはようございます。

今夜から毎年恒例のクリスマスライブですので、

夜は何かと時間がありませんので、

朝のうちにアップさせて頂きます。

それでは、今日も1日、頑張っていきましょう!

ということで、怖くない話、スタートです。

どうぞ~!




親不知というものを知っているだろうか?

それは歯科治療でよく聞くものではなく、新潟県の西の端に位置する

海岸地帯の事である。

親不知というところは、今でこそ、高速道路が作られ見晴らしの良い観光地

になっているが、昔は海沿いの細い道しか無く、その激しい波によって

多くの人がそのまま波に飲まれて命を落としたという難所だったようだ。

そんな場所だから、この現代においても怪異が発生するのかもしれない。

その年、俺の友人は仕事の関係で新潟県の親不知というところに宿を取った。

元々、ホテルのような施設は嫌いな彼は、民宿や旅館といった宿に好んで

宿泊するのだが、その時も彼はそういう宿を利用した。

木造の古い2階建てであり、2階が客室になっている。

ちょうど嵐が近づいていた時だったらしく、そのせいか、その日の

宿泊客は彼1人だったようだ。

宿の部屋に案内された彼は、夕食の前に風呂に入った。

温泉でもなく浴槽も広くはなかったがそれも彼の好みにもマッチしていた。

1人きりの入浴を満喫した後、彼は指定された食堂で夕飯を食べた。

広めの食堂に彼のお膳だけがポツンと置かれていて、あらためて

今夜の客は自分ひとりだけなんだと実感した。

夕食の後は部屋でのんびりとテレビを見ていたが、明日の仕事は早朝から

だということを思い出し、早めに寝る事にした。

嵐が近づいているのか、窓やドアがガタガタと揺れており、少し不安に

なったが、それでもすぐにウトウトしてきて彼は眠りに落ちた。

目が覚めたのは夜中の1時を回った頃だった。

彼はいつもなら一度寝てしまえば、朝まで起きないタイプだったが、その時は

何故かハッと目を覚ましてしまう。

その時刻に目が覚めた事がない彼は、なかなか寝付けず、しょうがないので

布団の中で持って来た本を読むことにした。

それはいわゆる、実話怪談系の文庫本だった。

何故か彼は怖い話を読んでいると眠くなってくるという習性を持っているのを

自分でも自覚していたから。

しかし、枕元の灯かりだけで、そんな嵐の晩に、怖い話を読むのは少し無理があった

のかもしれない。

彼の耳に入ってくる物音は全て誰かの足音のように聞こえ、風の音さえも誰かの

声に聞こえてきた。

彼はそそくさと怖い話の文庫本を片付けて寝る事にしたが、更に目が醒めてしまい

なかなか眠くならなかった。

それでも、布団に包まっていると、何処からか変な音が聞こえてきた。

それは、風の音に混じって聞こえてくるのだが、どうやら誰かが部屋の

襖を開けて中に入り、何かを探して部屋の中をバタバタと探し回っている

ように聞こえた。

誰だ?こんな夜更けに・・・・。

そう思ったが、実は彼はその時少しホッとしいた。

先ほど呼んだ文庫本のせいで、聞こえるもの全てが恐怖だった。

こんな夜更けとはいえ、宿の従業員が何かを探しているのだとしたら、

かなり心強かった。

しかし、次の瞬間、彼は凍りついた。

その時、彼の耳にははっきりと、

此処にもいない~・・・・此処にもいない~・・・・・。

という低い女の声が聞こえてきたから。

彼が知っている限り、その宿には、そんな声の者はいなかった。

それに、その声はまるで異常な位に耳元で大きな声として聞こえた。

彼は息を殺して、布団に包まり聞き耳を立てた。

彼が寝ている2階には8つの部屋が並んでいる。

そして、彼は右から2番目の部屋に泊まっていた。

もしも、あの声が左から順番に部屋を探すのだとしたら・・・。

そう考えると、恐怖で体がすくんだ。

彼は、何とかそのまま立ち去ってくれ!

と願ったのだがすぐにその願いは届かない事が分かった。

彼の耳には、またしても襖をパーンと開ける音が聞こえてきた。

そして、夜中だというのに、お構い無しに大きな音を立てて何かを探している。

そして、またして、

此処にもいない~

という声が聞こえてくる。

彼は必死に何をすれば良いかを考えた。

部屋から出て廊下を進もうとしても下へ降りる階段は、廊下の左端にしかなかった。

また、2階の廊下から飛び降りようかとも思ったが、下の状態がわからないのでは

危険過ぎた。

そこで、彼はとりあえず、宿の浴衣を脱いで、着てきた服に着替える事にした。

灯かりを消したまま、真っ暗な中での着替えはなかなか手こずったが、何とか

着替える事に成功した。

そして、持って来たカバンをしっかりと抱いたまま、彼は再び聞き耳を立てる。

すると、どうやら、その声の主は、もう隣の部屋まで来ているようだった。

彼はどうすれば良いか、と考えたが答えは出ず、その時、ちょうど

隣の部屋から、

此処にもいない~

という声が聞こえてきたので、とりあえず布団の中へと避難する事にした。

彼が布団に入るとほぼ同時に保谷の襖がバターンと開けられた。

そして、聞こえた。

おや・・・此処だったのかい・・・・・。

彼は頭がパニックになる。

声の主が自分の事を探しているなどとは微塵も考えてはいなかった。

しかも、自分がその宿に泊まるのは今回が初めてなのだ。

なのに、何故俺が探されなければならないのか・・・・。

しかし、彼は布団の中で震えているしか出来なかった。

すると、その声の女は、彼が寝ている布団に手を掛けて引き離そうとする。

彼もスポーツが好きで体力には自信があったが、その力は凄まじく、彼は

何度も布団を剥がされそうになった。

このままでは・・・・。

そう考えた時、彼の体は無意識に反応した。

布団を引っ張られたとき、彼はその力を利用するように、思い切り、相手に

ぶつかっていき、そのまま廊下へ出て窓の鍵を開けた。

そして、下へ飛び降りる際、彼は見た。

ビショビショに濡れた古めかしい着物を着た女が其処に立っていた。

何故か首が長く、その顔はまるで能に出てくる翁のような顔をして笑っていた。

彼はそのまま階下へと飛び降りた。

その際、下には何か薄い板のような物が積まれており、とても大きな音がしたが、

そのお陰か、彼は怪我をする事もなかった。

そして、上を見上げた彼の目には、先ほどの女が、口惜しそうな顔をしながら、

暗い廊下を移動していくのが見えた。

下に彼が落ちた際、大きな音がしたので、宿の主人達が起きて来て、彼は

助けられたのだが、その大きな音以外に、2階からの音には全く気がつかなかったという。

そして、宿をチェックアウトする際、彼は窓から飛び降りた際、壊してしまった物を

弁償すると申し出たが、それは丁寧に断られ、更に、申し訳なかったということで、

その晩の宿泊費も払わなくても良い、との申し出があった。

彼は、それ以来、出張の際には出来るだけ大きなホテルに泊まるようにしている。
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 07:21Comments(22)

2017年12月18日

ヒッチハイク・・・・。

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆様、お疲れ様です。

こちら、金沢は行きも峠を越した様ですが、

やはり雪かきは堪えます(泣)

私の営業車は4WDですので、ある意味

無敵?なのですが、走っていると、まだ

ノーマルタイヤの方もいるようで、見ていて

ハラハラしてしまいます。

それでは、今夜も怖い話、いってみましょう!

それでは、どうぞ~!



大学時代の後輩に一人旅が趣味の男がいる。

彼の一人旅のテーマはいかにしてお金を使わないか・・・・ということ。

別に彼は貧乏なわけでもなくそれなりの有名企業で管理職をしている。

だから、お金が勿体無いというよりも、その方が色んな人間と知り合えて

旅が楽しく充実するのだという。

だから、彼の一人旅は、ヒッチハイクが移動手段のメインとなる。

彼曰く、ヒッチハイク成功のコツは、とにかく明るく安全そうな人間だと

認識されるようにする事だという。

俺みたいなヒッチハイクの素人には、どうせなら、困ったような顔や

辛そうな顔をしていた方が車に乗せてもらえるのではないか?と

思ってしまうが、確かにそういう人を助けてあげたいと思う人も居る

らしいが、圧倒的に、車に乗せてやっても安全そうな人間の方が

迎え入れられやすいのだという。

そんな彼は、仕事の休みを使って、これまでにも海外を含めて沢山の

一人旅をし、ヒッチハイクをしてきた。

そんな中で、一度だけ、危険で不思議な体験をした。

今回は、その話を書きたいと思う。

その日はちょうど10年前の今ぐらいの季節だった。

その時の彼は相変わらずヒッチハイクで移動しては格安の民宿に泊まる

という感じの旅行をしていた。

場所は東北地方のとある県。

本来ならば、駅や街中のアーケードなどに間借りしてテントで寝泊り

したかったらしいが、さすがに東北は寒くそれは叶わなかった。

昼食をパンと珈琲だけで済ませた彼は、その時も次の移動を求めて

大通りに出て、走ってくる車に愛想を振りまきながら、

誰か車に同乗させてください!

という自作のプラカードを掲げて、載せてくれる車を探していた。

しかし、生憎の吹雪と土地柄もあってか、なかなか停まってくれる車は

いなかった。

もうずっと吹雪の中で立ち続けていた彼の体はかなり冷え切ってしまっていた。

こんな天候じゃ無理かもな・・・・。

そう思い、足元に置いた荷物を持ち上げようとした時、突然、一台の車が

彼の前に停車した。

その車は真っ黒なクラウンだったのだが、とても年式が古くその頃ではもう

全く見かけなくなった様な型遅れのクラウンだった。

彼が唖然として車を見ていると、助手席の窓が開いて、

お困りですか?

という声が聞こえてきた。

思わず窓に近づくと、そこにはとても温和そうな年老いた夫婦が乗っていた。

運転席に座る夫が、再び、

お困りですか?

どちらまで?

と聞いてくるので、彼は思わず、

いえ、目的地を決めていない旅ですので、どこまで行きたいというのは

無いんですが、とりあえず、ご夫婦がこれから行かれる所まで乗せて

頂けると助かります!

そう言うと、その夫婦は、不気味なほど満面の笑みで、

それなら、是非どうぞ!乗ってください!

と言ってきた。

その笑みが少し気持ち悪かったが、彼は助けに船だと思い、いそいそと

後部座席に乗り込んだ。

車の中は、それまでご夫婦が乗ってきたとは思えない程冷え切っていた。

しかも、車の中はまるで買ったばかりの新車のように素っ気無い感じだった。

しかし、彼は車に乗せてもらえるだけで幸せなことだ、と言い聞かせ、

後部座席で持参のバッグに手を乗せ腰を深く沈めた。

それからしばらくの間、彼は後部座席でバッグの中身の整理をしていた。

なにしろ、彼が車に乗ってからは、最初に声をかけてくれたのが嘘のように

車内は静まり返り、会話というものが全く無かったのだから。

せっかく乗せてくれたのに、これでは駄目だ・・・。

そう思った彼は、思い切って老夫婦に話しかけた。

ご夫婦は、この辺りにお住まいなんですか?

しかし、全く返事は無かった。

もしかして、まずい質問だったのかと思い、彼は別の話をした。

今日は酷い天候ですね・・・。

いよいよ冬到来という感じなんですかねぇ・・・・。

しかし、その言葉にも前席からの返事は無かった。

彼は、

もしかして、ご夫婦は耳が遠いのかも・・・・。

それとも、俺が何か機嫌を損ねる事でもしてしまったのか?

そんな事を考えていた。

すると、突然、前の席から声が聞こえた。

死にたいと思った事は有りませんか?

その声は夫婦が声を揃えて喋ったかのように、男と女の声がピッタリと

被さっていた。

そして、何より、その質問は彼にとっては完全に意味不明なものだった。

彼はしばらく考えた後、

すみません。

ご質問の意味がよく分からないのですが?

と聞き返した。

すると、今度は、またしても夫婦が声を合わせたかのように、

死ぬなら何処で死にたいか、と聞いてるんですよ!

と語気を荒げて叫ぶように答えてきた。

さすがの彼も少し気持ち悪くなってしまい、万が一には車から飛び降りようと

思い、窓からあたりの様子を横目で見た。

すると、気がつかないうちに車は切り立った崖の近くを走っている。

慌てた彼は、体を起こして前席に座る老夫婦に、車から降ろしてくれる

ように頼もうと身を乗り出した。

そこで彼の体は固まった。

そこには、老夫婦の姿は無く、無人の車は前方の崖めがけて走り続けていた。

呆気にとられた彼は最初、呆然としていたが、ハッと我に帰り前の席に

移動してブレーキを踏もうとした。

しかし、もう遅かった。

彼が前の席に座ったとき、同時に車は大きく傾き、そして宙に舞ったという。

彼は車が崖から落ちていく一部始終をその目で見てしまう。

車はフロント部分を下にして、真っ逆さまに海面に向かって落ちていった。

そして、海面にぶつかった瞬間、酷い衝撃とともに、彼は意識を失った。

どれくらい眠っていたのだろうか・・・・。

気がついた時、彼は車の後部座席に居た。

体はいたるところが打撲した様に痛かったし、体もまるで水でもかけられた

様に濡れていた。

しかし、そんな事よりも、彼はとにかく車から早く出たかった。

痛む体で何とか車から這い出すと、そこは人気の無い空き地らしく

彼は腰を下ろせそうな場所まで移動し振り返った。

そこには、彼が間違いなく老夫婦と一緒に乗っていたのと同じ古い型の

クラウンが停まっていた。

かなり朽ち果てた車体は、何かにぶつかったかのように大きく大破していた。

その後、彼は偶然通りかかった農家の方に助けられて病院へ搬送された。

病院での検査の結果、骨折などは無かったが、体の至る所に重度の打撲を

負っていた。

その後、2週間ほど入院した後、彼は無事に退院したらしいが、当然

すぐに自宅へと帰った。

俺が、

夢でも見たんじゃないか?

と聞くと、

まあ、確かに何が起こったのかは未だに謎なんですけどね。

でも、車の中で目覚めて時、着ていた服が濡れていたんですけど、

どうやら、それは海水だったみたいなんですよね・・・。

だから、きっとあの出来事は夢ではないと思ってます。

そう言って、彼は少し怯えたような顔をした。
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 20:07Comments(7)

2017年12月17日

かくれんぼ

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆様、お疲れ様です。

金曜日の夜から熱が出でずっと寝込んで

おりました。

なので、久しぶりの更新になります。

現在、金沢市は昨夜からの降雪でかなりの

積雪になっております。

まあ、昔は2階から出入りしなくちゃいけない程

積もった事もありますので、たいした事はないのですが。

でも、明日、出社してからの雪かきが、病み上がりの体には

不安です。

ちなみに、うちの大監督は、雪など関係なく、昨日、そして

今日とコスプレイベントに走り回っております(笑)

お馬鹿な娘ですが、こういう時には何故か癒されます(笑)

それでは、今夜はいってみましょう。

怖くない話。

それでは、どうぞ~!





これは俺が体験した話である。

誰にでも幼い頃、鬼ごっこやかくれんぼをして遊んだ記憶が一度くらいは

あると思う。

勿論、俺にも当然のごとく遊んだ記憶があるのだが、かくれんぼの関しては

ある経験後は一度もしなくなってしまった。

今回はその経験談というものを話してみたいと思う。

それは確か、小学校の3年か4年の頃だった。

いつも学校が終わると友達と暗くなるまで遊んでいた。

そして、その時も、学校が終わると、いつもの友達5~6人で校舎で

かくれんぼをしようということになった。

その時の俺はジャンケンに勝ち、隠れる側になった。

小学校とはいえ、校舎は広かったので、隠れても良いのは体育館の

1階と2階、そして自分達の教室がある3階だけというルールだった。

いつもは隠れる場所が少ない教室には絶対に隠れない俺だったが、

その時は、他の友達が皆、体育館に隠れると知って、それでは、ということで

敢えて教室を隠れる場所に選んだ。

しかし、教室に隠れるといっても、目ぼしい場所は教壇の机の下か、教室の

後ろに置かれているロッカーの中くらいしか無かった。

俺は迷わずロッカーの中を選んだ。

それはきっとかくれんぼをやるなら、見つける側の方が楽しいと思っており、

さっさと見つかって今度は見つける側をしたかっただけなのかもしれない。

だから、俺は隠れ始めてすぐに見つかるものだと確信していた。

しかし、ロッカーの中でどれだけ待っていても、誰も来ない。

それどころか、誰の声も物音も聞こえず、完全な無音状態だった。

それもあってか、どうやら俺は知らない間に眠ってしまったようだ。

ハッと目覚めるとあたりは真っ暗になっており俺は一気に恐怖に襲われた。

理由は分からなかったが、きっとかくれんぼをしていた友達は俺を

見つけられないまま、帰ってしまったのか?

だとしたら、俺は今、学校の中に1人きりで残された事になる。

それを考えると、更に恐ろしさが増した。

俺は速く此処から出なければ!と思い、ロッカーから出ようとした。

その時、何処からか誰かの声が聞こえた。

その声はどうやら廊下から聞こえてくるようであり、俺はもしかすると、

まだ友達が残っていて俺を探してくれているのかも?と思ったが、

その期待はすぐに覆される。

ロッカーの隙間から覗く俺の視界に、得体の知れないモノが映った。

それは真っ暗な廊下を列を成して歩く人の群れだった。

大人らしき背丈のモノを先頭にして、その後ろには2列になって

背丈の小さなモノ達が連なっていた。

先頭の先生らしきモノは手に提灯のようなものを持っていた。

そして、それらはまるで裸足で濡れた床を歩くようにペタッペタッ

という音を出している。

そして、それらが発している声は紛れもなく俺の名前だった。

○○く~ん・・・・○○く~ん・・・・。

何故、俺の名前を知っているのか、それとも偶然なのかはわからなかったが、

得体の知れないモノ達が、俺を探しているのかもしれないと思うだけで

体は硬直し、恐怖で涙が流れてくる。

しかし、もしもそうだとしたら、尚更このまま此処に留まるのは危険だ。

どうやら、その人らしき列は廊下を右から左に向かって進んでいる

ようだった。

本当は窓から逃げたかったが、3階の窓から飛び降りれば無事では済まないのは

子供の俺にも分かっていた。

だから、俺は出来るだけ音がしない様にロッカーの扉を開け、静かに出ると

そのまま廊下へと足音を立てない様に近づいた。

廊下に顔を出して確認すると、ぼんやりとした光が廊下のかなり向こうを

進んでいた。

そして、あいかわらず、○○く~ん、と俺の名前を呼んでいる。

俺はその列とは反対方向の右へと逃げようとした。

廊下を出来るだけ静かに歩いた。

いつも見慣れている筈の廊下も、その時は見知らぬ場所に思えて、怖かったから、

俺は窓を出来るだけ見ないように歩いた。

何故なら、窓を見たら、そこには無数の顔が張り付いている様な気がしていたから。

もう少しで、廊下の端にある階段に辿りつける・・・・。

そう思った時、突然、あの声が聞こえた。

○○く~ん・・・・○○く~ん・・・。

その俺の名前を呼ぶ声はどうやら階段の下から聞こえてくる。

俺は一瞬固まったが、それでも逃げ道が無くなった今、とりあえず先ほどの

教室に戻るしかないと思い、俺は反転し、再び教室を目指して廊下を戻る。

すると、前方から、またしても、ぼんやりとした明かりが見えた。

それは先ほど廊下を通り過ぎていった行列なのは間違いなかった。

俺は、姿を見られたら終わりだと思い、必死に教室へと戻り、先ほどの

ロッカーの中へと入る。

そして、聞き耳を立てていると、どうやら廊下の右と左から、俺の名前

を呼ぶ声が聞こえてきている。

俺は、なんとかやり過ごそうと息を殺し必死に耐えた。

しかし、それからしばらくして、ぼんやりとした光が俺が隠れている教室の

前で止まる。

そして、それからその列はゆっくりと教室の中へと入ってきた。

バレてるのか?

俺は恐怖した。

ぼんやりとした光に促されるように、ペタペタという足音が俺が隠れている

ロッカーの前に集まってくる。

そして、声を合わせる様に、

○○く~ん・・・○○く~ん・・・・・・・。

と連呼している。

俺は必死に息を殺しながらロッカーの扉を開かれないように必死に押さえた。

必死に目をつぶり、南無阿弥陀仏・・・・を唱え続けた。

すると、それが効果があったとは思えなかったが、またペタッペタッと

幾つもの足音がして、○○く~ん、と呼ぶ声が遠ざかっていく。

その声はそれからもどんどんと遠ざかっていき、そのまま聞こえなくなった。

俺はホッとして目を開けた。

助かった・・・・。

全身の力が抜けていく。

俺は、今度こそ逃げようと思い、ゆっくりとロッカーの扉を開けようとして

固まった。

そこには、何かが立っていた。

手にはぼんやりとした提灯のような物を持ち、背丈は大人のものだった。

さっきの列の先頭に居た奴だ・・・・。

そう思ったが、だとしたら俺はまだ助かってはいない。

それに、身近で見るその女の顔は、まるでキツネにそっくりで人間の女の長い

髪と相まって、とても気持ち悪いものになっていた。

俺は再び、しっかりと扉を押さえながら目を閉じた。

何処かへ行ってくれ・・・・。

助けてくれ・・・・・。

心の中で必死に願い続けた。

しかし、俺の耳には何も聞こえてこない。

もしかしたら・・・・。

そう思い、おれはロッカーの隙間を再び覗いた。

ヒッ!

俺は思わず声を出した。

そこには、ロッカーの隙間に顔をピッタリと近づけて俺を見ているあの女の

キツネの様な目があった。

そして、聞こえた。

○○くん・・・ちゃんと列に並びなさい・・・・。

それはまるで動画をスローモーション再生した時の様な、低く気持ちの悪い

声だった。

そして、俺は気を失ってしまった。

その後、俺は、暗闇の中で強い光に起こされた。

大丈夫か?

良かった・・・無事で・・・。

それは俺の親や担任の先生の声だった。

どうやら俺の帰りが遅すぎるので、探しに来てくれたとのことだった。

そして、俺は無事に帰宅する事が出来た。

その後、友達から聞いた話では、俺とかくれんぼした際、教室に隠れていた

俺の姿を誰も発見する事が出来なかったそうだ。

教室は探したが、誰も居なかった・・・・と。

俺は一体、何処でかくれんぼをしてしまったのだろうか・・・・。
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 19:32Comments(11)

2017年12月15日

中古機 ミマキJV33-130 4色仕様

売約済み!

お買い上げありがとうございました!

サインディスプレイ部 営業のKです。

今日は、新たにミマキの中古プリンタ

JV33-130をご紹介させて頂きます。



ミマキの溶剤プリンタとして、その安定感には

定評があった当機。

仕様は、4色仕様。



サーバ用パソコンとして、ノートPC。



RIPソフトとして、ラスターリンクPRO5SGが

付属致します。

基本的には、ご購入者様にて、お引取り頂く形になります。

ハイエースのハイルーフなどがあれば、楽かと思われます。

お引取りの際に、プリンタの動作チェックと使用説明を

させて頂きます。

4色仕様は人気ですので、お早目のご連絡が

宜しいかと思います。

金額は、25万円(税別)

になりますので、宜しくお願い致します。

お問い合わせはお気軽に!
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 08:12Comments(1)

2017年12月14日

深夜の仕事は背後が気になる。

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆様、お疲れ様です。

昨晩はなかなか大変な夜でした。

妻と娘の晩ご飯の用意と掃除、そして

大監督の為にお風呂の用意。

それが終わったら洗濯機を回して、

その間に、乾いている洗濯物を取り込み、

そして、新たに洗濯物を干す。

大監督が夜遅くまで起きているので、

早く寝る様に促し、妻の様子をチェック。

朝、起きてからは、朝ごはんの用意と

娘のお弁当の用意。

そして、娘を起こしてから、ゴミ出し・・・。

たまにやってみると、妻の大変さが分かりますね。

それと同時に、大監督の役立たずさも良く分かりました(笑)

ということで、今夜はちゃんとまともな話です。

怖くなかったらごめんなさい。

それでは、怖くない話、いってみましょう。

どうぞ!



これは俺の知人の話である。

彼女は陶芸家をしている。

まだ、それほど生活の糧にはなっていないので、実際には夫の収入が

生活の糧になっているのだが。

ただ、収入が少なくても、もともと陶芸が好きな彼女は、高名な陶芸作家

の元で毎日土いじりに励んでいる。

彼女にはまだ子供がいないこともあって、ついつい熱が入りすぎて

遅くなる事も多いという。

陶芸にはどれくらいの行程があるのかは、素人の俺には分からないが、

創作意欲が湧いた時などは、先生にお願いして夜遅く、いや、

下手をすると朝方まで1人作業場に残って一心不乱に思いを土に込める。

照明は点けているのだが、節約のために薄暗い中での作業になる。

そうすると、ほとんどの夜に何かが現れるそうだ。

最初の頃は、それが怖くて仕方なかった。

しかし、それが何もしてこないという事が判ると徐々に慣れていったという。

それが現れるのはだいたい夜の12時を回ってからだという。

突然、耳鳴りがして寒気がする。

すると、突然、背後に誰かが座っている気配がする。

最初は気のせいだと思い、作業に集中しようとするのだが、そうして無視

していると、まるで自己主張でもするかのように、物が落とされたり、

足音が聞こえたりするのだそうだ。

足音はまるで子供が板の間を走っているかのように、タッタッタッタッと

軽快な音だ。

だから、慣れた今では無視はせず、声をかける。

居るの、わかってるよ。

とか、

ごめんね。今忙しいから!

といった感じで。

そうすると、不思議な事に背後からの気配は消えないまでも、まるで一緒に

陶芸に集中しているかのような一体感が感じられ、怖くないそうだ。

勿論、その間、物音や足音もピタッと止む。

それならば、安心だね、と言うとそうでもないらしい。

それは一年に数回という稀なケースらしいのだが・・・・。

彼女が夜、作業をしていると、時計の針が12時を回る。

しかし、そういう時には決まって何も気配がしない。

今夜は来ないのかな?

と思いながら作業を続けていると、午前1時半を過ぎた頃、突然酷い

耳鳴りがする。

それしいつもの耳鳴りとは全く違うもので、耳が痛くなるほどだという。

そして、次に入り口の引き戸や窓がガタガタと震え出す。

そして、次には身震いするほどの寒さが来る。

すると、金縛りに遭ったように身動きが取れなくなる。

不思議な事に目以外は全く動かせない。

すると、今度は、背後からピチャピチャという足音が聞こえてくる。

そして、その足音は彼女のすぐ後ろで止まる。

耳からは苦しそうな息遣いが聞こえ、生臭い臭いが充満する。

そうなると、彼女はもう生きた心地はしなくなって、ただひたすら目を閉じて

心の中で一心不乱にお経を唱え始める。

そのお経は、彼女が知り合いの僧侶から教えて貰ったものらしいのだが、

その効果は微妙だ。

すると、突然、ダンッと立ち上がるような音がして、足音が動き出す。

それは、何故か遠回りをして、何処かへいくと思わせたようにして、

彼女の前までやって来て止まる。

その後は、彼女にとって地獄の時間になる。

それは気配などという生易しいものではなく、明らかに彼女の前にいるのが

わかるのだという。

向こうも息を殺したかのように静かにしているが、必死に目を閉じ俯いている

彼女にも、それが目の前にしゃがみ、そして彼女の顔を間近すら覗き込んでいる

事はヒシヒシと伝わってくる。

その間、再び、入り口の引き戸や窓がガタガタと震え出し、彼女に目を

開けさせようとするらしいが、彼女も必死で目を閉じ、俯き続ける。

それは朝が来るまで我慢しなければいけないというまさに地獄である。

そして、それはどうも目が潰された女らしく、着物を着た裸足の女だという。

肥大したその顔は1度見たら絶対に忘れないという。

何故なら、彼女は1度うっかり目を開けてしまい、気を失った事が

あるらしい。

朝、先生が作業場にやって来て、倒れている彼女を発見したらしいが、

その時には彼女の顔には、ベッタリとした液体が付着しており、更に

作っていた陶器も、踏み潰されているらしい。

だから、最近では夜12時を過ぎるとさっさと作業を切り上げるようにしている。

怖いのはともかくとして、せっかく造った物まで壊されたくないですから・・・。

彼女はそう言っていた。
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 20:51Comments(9)

2017年12月13日

【短編】妻の留守

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆様、お疲れ様です。

今日、帰宅すると妻が風邪で寝込んでおりまして。

家事やら看病やらで・・・・。

(娘の世話もしなくては・・・涙)

ということで、闇塗怪談を出版する際に、編集者様により

ボツになった話をアップさせて頂きます。

ごめんなさい。

明日からは頑張りますので。

それでは、怖くない話、どうぞ!




彼はその晩、嫌な汗をかいて目が覚めた。

肌はじっとりと汗ばみ、寝室の空気も何故か息苦しい。

横を見ると、ベッドには彼の妻の姿がなかった。

どこにいったのか?

彼は寝ぼけた頭でボーっと考える。

すると、階下から物音がする。

どうやら妻はトイレに行っているようだ。

彼は安心して目を閉じた。

すると、寝室のドアが開き、そして閉まる音が聞こえた。

戻ってきたのか・・・・・・。

その時、彼は大切な事を思い出す。

妻は今夜は会社の慰安旅行に出掛けているということを・・・・・・。

恐る恐る目を開ける彼

目の前には、見知らぬ女が笑っていた。

その顔には眉毛も無く、ザラザラした皮膚が長い髪の間から覗いていた。

そして、聞こえる。

見いつけた・・・・。
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 19:43Comments(19)

2017年12月12日

事故現場

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆様、お疲れ様です。

こちら金沢は最低気温1度、最高気温6度

明日は、最低2度、最高5度

という状態です。

はっきり言って、寒い・・・です。

昨晩はお客さんの忘年会で、結局、午前3時

まで片町で飲んでました。

もう帰りたいオーラを出し続けていたんですが、

全く伝わりませんでしたね。

解散後は、そそくさと帰宅して寝ましたが、

今朝の寝起きは最悪でした(涙)

最近は朝の出勤時間帯でも飲酒検問やってますから、

ビクビクものでした(汗)

それでは、今夜も怖くない話、いってみましょう。

どうぞ~!



確か、数年前。

夕方の事故だったと記憶している。

通常、事故を見かけても、出来るだけ、事故車の方を見ないようにしている。

何故かと言えば、死亡事故だとすれば、気分も悪くなるし、何よりも

良くないものを連れ帰ってしまう危険があるから。

ただし、その時は、不思議と目がそちらに引き寄せられてしまった。

それは通常よりも沢山のパトカーや救急車、そして消防車まで来ており、

辺り一面が赤い回転灯で不気味に浮かび上がっていたから・・・。

とても悲惨な事故であり、車が完全にトラックの下に潜り込んでいた。

車からは路面に大量の血のような物が広がっていた。

車のドアから上の部分は完全に無くなっており、衝撃の凄まじさを

物語っていた。

あれじゃ、助かっていないな・・・・たぶん・・・・。

そして、その事故を見た俺は、運転する車の速度を落とした。

やはり、事故を見るたびに思う。

明日は我が身かもしれない・・・と。

そして、その事故現場を通り過ぎる時、俺は不思議な光景を目にする。

女性が、ぼんやりと事故現場の間近に立ち、車を見つめていた。

警察やら消防が忙しく動き回る中にあって、その女性だけは異質だった。

誰も気にしていないのか、それとも見えていないのか、とにかく

その女性は、まるで時間が止まってしまったように虚ろな目で事故車を

見ていた。

ヤバイ・・・・。

そう思った。

だから、俺は、急いでその場から立ち去ろうとした。

と、その瞬間、俺はその女性と目が合ってしまう。

まずい!

そう思った時にはもう遅かった。

酷い耳鳴りがしたかと思うと、突然ハンドルが左に取られた。

慌ててハンドルを持つ手に力を込めて何とか持ち堪えたのだが、車内が

とても嫌な空気に包まれていた。

無音・・・それで居て心臓の音だけがいように速く響いている。

俺は恐る恐るルームミラーで後部座席を確認しようとして固まった。

視線を動かした際、俺の視界には助手席に座る女が映ってしまった。

それは先ほど事故現場に立ち尽くしていた女に他ならなかった。

やっぱり・・・・。

俺はあえて気付かないフリをしたまま車を走らせる。

どうやら、その女は事故現場の様子が気になって仕方ないらしく、大きく

後ろを振り返りながら動かなかった。

俺は頭の中で必死に考えていた。

一体どうすれば良いか・・・ということを。

そして、1つの結論にたどり着く。

もう一度、あの事故現場に行くしかない・・・。

そう考えた俺は、何処か車をUターン出来そうな場所を探す。

暗闇の中、ついついスピードも出し過ぎてしまう。

その時、顔の横に何かが触れるのを感じて俺は思わず横を向いた。

そこには、先ほどの女が助手席から身を乗り出すようにして俺の顔を

覗き込む姿があった。

ひっ・・・・。

俺は思わず、小さな声を出してしまう。

そして、車を思わず路肩に停めてしまう。

すると、どうやらその女は泣いているようで、

私・・・しんだの?

どうしてこんな事に・・・。

と呟くのが聞こえる。

そして、今度は少し怒ったような口調に変わり、

痛かった・・・・痛かったの・・・。

わかる?とれくらい痛いのか・・・・。

そう言うと、自らの手を顔に持っていき、しっかりと両手で掴むと、

そのまま右へ左へ、と大きく揺すったかと思うと、一気に腕を振り下ろす。

その時、嫌な音を立てて、女の首が折れた。

俺は突然の出来事に、ただ呆然と見つめていたのだが、次の瞬間、

その女が、

これ・・・こんな感じ・・・・。

と言いながら、折れた首元を大きく捻り出した。

女の首がまるで雑巾のように絞られていき、千切れていくのが見えた。

もう、俺には限界だった。

俺は一気にドアを開けて車の外に飛び出した。

女の方は見ないようにした。

どんな状態なのかは、想像に難くなかったから・・・・。

それから、俺は呆然としたまま、その場に立ち尽くしていたが、ハッと

我に帰り、車内を見ると、もう女の姿は見えなくなっていた。

俺はその日の用事を取りやめて家に帰ることにした。

そして、その際、もう一度、先ほどの事故現場を通らなければいけない、と

思った。

何故なら、その女が俺の車ではなく、ちゃんと事故現場に戻れたのか、を

確認したかったからだ。

そして、その事故現場を再び通った時、事故車両を見つめる女の姿が見え、

俺はホッとして家に帰った。

不謹慎かもしれないが・・・・。

きっと、あの女は自分がどんな状態で死んでいるのかを知って欲しかった

のかもしれない。

俺は最後まで見る事はなかったが、きっと彼女の遺体は、体と首が・・・・。

今度からは車にもしっかりとAさんの護符を貼らなければ・・・・。


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 20:35Comments(12)

2017年12月11日

空想が一人歩きを始める。

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆様、お疲れ様です。

今夜はお客さんの忘年会の為、出かける前に

1話アップさせて頂きます。

それでは、今夜も怖くない話、

いってみましょう!

それでは、どうぞ~!




これは俺の友人の話である。

彼は漫画を書くのを趣味としている。

趣味といっても、実は昔から漫画家になるのが夢であり、仕事をしながら

漫画を描き続け、いつかプロの漫画家になるのが最終目標である。

そんな彼だから、仕事も熱中できず、出世など出来る筈も無く、

収入も少ない為、いまだに独身のままだ。

彼がいつも書いているのは、恋愛やSF系の漫画だった。

しかし、それを何度出版社に送っても、懸賞に応募しても、全く

評価されることは無かった。

自分には才能がある筈・・・・というのが彼の口癖だったが、さすがに

誰からも評価されない年月が長くなると、その自信も薄れてくる。

そこで、彼は最後の挑戦とのことで、それまでとは違うジャンルの漫画を

描き上げた。

それはホラー系の漫画であり、そこには彼がそれまで生きてきて、もしも

本当にそんなモノがいたら恐ろしいに違いない、と思っていたモノを

描ききった。

勿論、彼には心霊体験などある筈も無く、完全なる空想の世界の話である。

しかし、それを描きあげた後、意見が聞きたいとのことで、俺も読ませて

もらったのだが、正直、最後まで読む事は出来なかった。

それは面白くない、という理由からではなく、何か得体の知れない気持ち悪さを

感じたからだった。

正直、漫画に出てくる幽霊的なモノは、他の漫画にも出てくる様なモノであり、

確かに恐ろしい姿をした女だったが、それはホラー漫画では平均的なレベルの

ものだった。

しかし、読み続けていると、まるで何処かすぐ近くから、その女に見つめられている

ような圧迫感を感じてしまうのだ。

途中で読むのを止めた俺に、彼は、

どうした?

そんなに面白くないのか?

と聞いてきたが、

いや、そうじゃないんだけど・・・・。

ただ、もしかしたらこの本は危険なモノなのかもしれない・・・。

出来れば、このまま何処かのお寺にでも持ち込んで処分してもらった方が

良いのかもしれない・・・残念だけど・・・。

と答えるしか出来なかった。

それを聞いた彼は、俺の真意が伝わらなかった様で、それから彼とは疎遠になってしまう。

そして、その時もっとしっかりと彼を止めていれば・・・と俺自身、

後悔するような怪異が頻発する。

ことの始まりは、彼がその漫画を出版社に郵送で送った数日後だった。

出版社で、見知らぬ女の姿が目撃されるようになる。

トイレや給湯室はもとより、廊下やロビー、会議室、そして編集室と

いたるところで、その女が目撃された。

その手のホラー系の漫画を扱う出版社ではよくあることらしいが、どうやら

それは常識的レベルを超えていたらしく、そこに現れる女は、まさに彼が

漫画の中に描いた女の姿とそっくりだった。

更に、その出版社では、社員が次々に怪我や事故に遭ってしまい、結局

彼の漫画はすぐに彼の元に送り返されてきた。

そこには、

故意か偶然かはわかりませんが、二度と当出版社との関わりをお断りします。

そして、すぐにこの原稿を処分される事を希望します。

という内容の書面が同封されていた。

それを聞いたとき、俺は、やはり・・・・という気持ちになった。

何故なら、その漫画を読んでからというもの、常に誰かに監視されている

気配があり、そして、数日間に及び、毎夜、夢の中にあの女が出てきて、

じっと俺を睨んでいる、という状況が続いていたから・・・。

しかし、そんな現実も彼には通じなかったらしい。

彼はそれからも別の出版社に漫画の原稿を送っては、同じように、辛辣な書面と

共に原稿を送り返された。

そうなると、さすがに彼も気持ち悪くなったらしいが、苦労して描いた原稿を

捨てる勇気もなく、その原稿は彼の部屋で埃をかぶる事になる。

すると、それからは彼の友人や知人、そして近所の住人の間でも、見知らぬ気持ち悪い

女の姿を見たという噂が流れ始める。

ある者は昼間の公園で子供に声をかけているのを見た。

また、ある者は夜の駅で、ふらふらと何かを探している姿を見た。

そして、それは朝昼夜、関係なく至るところに現れるのだが、その姿はどう考えても

普通の人間には見えないもので、背丈が2メートルを超え、骨と皮だけのような

風貌で、白く汚れたコートを着ているという共通した目撃情報があった。

だから、彼はどうしてもその女の姿を自分の目で見てみたくなり、仕事を休んで

その女の姿を探し始める。

本当に見つかるのか?と思っていたが、それはいとも簡単に遭遇する事が出来た。

彼がその女に遭遇した時、その女は、公園のジャングルジムの上で、どこかの

猫を一心不乱に貪っていた。

女の口から滴る血が、その姿を一層不気味なものにしていたが、それは

彼には一目見て、彼が漫画の中に描いた女である事が直感的に分かったという。

そして、彼に気付いた女は、ニッコリと彼に笑いかけたかと思うと、まるで

蜃気楼のように消えてしまったという事だ。

現在、その漫画の原稿は、とあるお寺に厳重に保管されている。

結局、その後、彼の身の回りに怪異と実害が及ぶ事態になり、彼は俺に

相談してきた。

どうすれば良い?

と聞く彼に、俺はとあるお寺で封印することを勧めた。

そして、今、その漫画はそのお寺に封印されており、怪異は完全に収まっている。

今回の件で、俺はある話を思い出した。

それは、かの有名な四谷怪談である。

実在したお岩という女性は、夫婦円満で商売もうまくいき、幸せな人生を

送ったらしい。

それを鶴屋南北なる作者が、あくまで空想の話として、お岩さんという

女性を主人公にして四谷怪談というおどろおどろしい怪談を書き上げた。

そして、それはこの現代においても、呪われた逸話を残している。

歌舞伎役者や映画俳優が四谷怪談を演じる時、必ず於岩稲荷(神社)を

お参りするのが決まりになっている。

それは過去にそれを怠った役者や監督、関係者が不慮の死を遂げているから。

しかし、もともと江戸時代から続く、於岩稲荷(神社)というのは、夫婦円満と

商売繁盛をお願いする為の神社なのである。

だから、四谷怪談という話も、鶴屋南北という作者の空想が勝手に一人歩きを

始めた事による怪異や呪いだと思うからである。

実は、世の中にはまだまだ、この手の話が沢山存在する。

彼の漫画に拘わる怪異が永遠に封印される事を願って止まない。

  


Posted by 細田塗料株式会社 at 18:21Comments(14)

2017年12月10日

たまには・・・お気に入り動画!

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆様、わんばんこ。

本日、2回目の更新になります。

通夜の帰り道での怪異、に関するコメントで

はるた冷凍雲様より、その時のその時、

カーナビはどうなっていたのか?という質問が

ありましたが、実を言うとその時、カーナビは

ずっと青森県の竜飛崎近辺を指しておりました(泣)

勿論、妻と娘には話しておりませんが・・・・。

ちなみに、そのうちの大監督は本日の演技、

大成功のようで、現在、妻と鍋パーティ中です(笑)

そして、今夜は私のお気に入りの動画をご紹介

したいと思います。

どれも怖そうなタイトルですが、笑えます。

なので、恐れることなくご覧ください。

結構、有名な動画かもしれませんので、

知っている方も多いかもしれませんが。

それでは、どうぞ!

まずは、JAFが作ったリングの貞子をパロった動画です。

①恐怖! かからないエンジン
https://www.youtube.com/watch?v=0V_hA8ybrFU&index=1&list=PLJfKB1Jtrvvu9iCTxz_GwWz-H6gJKu1nw


②恐怖!電流地獄
https://www.youtube.com/watch?v=GQVySfBSySc&index=2&list=PLJfKB1Jtrvvu9iCTxz_GwWz-H6gJKu1nw

③恐怖!開かないドア
https://www.youtube.com/watch?v=EMW_Ru3mz5I&index=3&list=PLJfKB1Jtrvvu9iCTxz_GwWz-H6gJKu1nw

④恐怖のタイヤ交換
https://www.youtube.com/watch?v=vNGxq1XmCaY&list=PLJfKB1Jtrvvu9iCTxz_GwWz-H6gJKu1nw&index=4

⑤恐怖!動かないハンドル
https://www.youtube.com/watch?v=E4O9AYskFoc&index=5&list=PLJfKB1Jtrvvu9iCTxz_GwWz-H6gJKu1nw

⑥恐怖!灼熱地獄
https://www.youtube.com/watch?v=MmdkZpbmOr8&index=6&list=PLJfKB1Jtrvvu9iCTxz_GwWz-H6gJKu1nw

⑦恐怖!ボルト緩み事件
https://www.youtube.com/watch?v=eA3I6Jx2DsU&list=PLJfKB1Jtrvvu9iCTxz_GwWz-H6gJKu1nw&index=7

⑧恐怖のエンジンオイル
https://www.youtube.com/watch?v=Pn9cGoLyPuY&index=8&list=PLJfKB1Jtrvvu9iCTxz_GwWz-H6gJKu1nw

⑨恐怖!キーインロック
https://www.youtube.com/watch?v=QE4uv-KiXng&index=9&list=PLJfKB1Jtrvvu9iCTxz_GwWz-H6gJKu1nw

おまけ
映画エイリアンVSプレデターの公式パロディCM
https://www.youtube.com/watch?v=G8k5I_aWQKI

本当にどれも怖くありませんので(笑)

宜しかったら、どうぞ!(笑)


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 20:50Comments(4)

2017年12月10日

奇跡のクリスマスツリー

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆様、お疲れ様です。

昨晩、暇だったので、過去の記事のタグを

確認してみました。

怖い話→怖し話・・・になっていたり、

色々と間違いが多数見つかりました。

もしも、『怖い話』や『怖くない話』で検索されている方が

いらっしゃるならば、もしかすると、まだ読んでいない話が

見つかるかもしれません。

ちなみに、今日はうちの大監督の演劇の発表会です。

なんと、今回は劇の主役だそうです。

お陰で家の中が静かで落ち着きます(笑)

ということで、今日も早めの時間にいってみましょう。

怖くない話。

それでは、どうぞ~!




その日、友人は完全に道に迷っていた。

世間はクリスマスで盛り上がっているというのに、彼にはそんな余裕

など微塵も無かった。

いや、嫌な事を忘れる為に、彼には仕事に没頭するしかなかったのかもしれない。

彼は仲間内でも誰よりも早く結婚し、可愛い子供にも恵まれた。

仕事は、コンピュータ関係の会社でシステムエンジニアという花形とも

いえる職種に就いていた。

収入にも恵まれ、綺麗な奥さんと、可愛い一人娘。

本当に、絵に書いた様な幸せな家庭だった。

しかし、ある日を境にして、彼の人生は大きく狂い始める。

交通事故で、まだ小学校低学年だった娘さんが亡くなったのだ。

その時、彼は仕事で遠方に出かけており、知らせを聞いて駆けつけた時には

娘さんは既に亡くなっていた。

そして、それが奥さんには許せなかったらしく、それから間もなく彼に

離婚届が突きつけられた。

彼は、何とか思い留まらせる事が出来ないものか、と説得したが、

奥さんの意志は固く、彼は離婚を受け入れた。

ただ、彼が娘さんの死に目に会えなかったのは不可抗力であり、なにより、

その事を一番悔いているのは紛れもない彼自身だった。

だから、彼は娘を失った悲しみと妻と別れた悲しみ、そして、娘さんの死に目に

間に合わなかった負い目を背負いながら生きていく事になった。

彼はその時点で自暴自棄になっていたのかもしれない。

すぐに、それまで勤めていた会社を辞めて、それまでのキャリアとは

全く関係の無い職業へと転職した。

収入も少なく、かなりの肉体労働を伴う仕事は、彼自身、辛いものだったが、

そんな環境の中でがむしゃらに仕事に精を出している時だけは、それらの悲しみ

や辛さを忘れる事が出来た。

そんな感じだった。

そして、その時の彼は、クリスマスイブの夜だというのに、まだ営業車の中にいた。

もっとも、今の自宅であるアパートに戻っても、何もする事は無く、逆に

クリスマスの賑やかさが彼には苦痛でしかなかったのだから、仕方ない

のかもしれないが・・・。

遠方への出張の帰り道、あいにくの大雪に遭ってしまい、道は渋滞で完全に

マヒしていた。

トラックや営業車が数珠なりに連なった渋滞の列は、どれだけ待っていても

いっこうに進まなかった。

それに、彼の車は、すでにガソリンの残量にかなり不安があった。

このまま、渋滞の中で、ガソリンが切れてエンジンが止まったら・・・。

勿論、その時の彼は、凍死する事など全く恐れてはいなかったが、それでも、

自分の車が止まってしまっては他の車に迷惑が掛かる。

それならば・・・。

そう思ったのが、間違いの始まりだった。

彼は、見ず知らずの道であるにもかかわらず、現在停まっている国道を

外れて、脇道に入っていった。

確かに、方向的には間違いなかったのかもしれないが、彼が入った脇道は、

進んでいくうちに、二股、そして三股と分岐しており、更に道はどんどんと

細くなっていく。

更に、大雪の為、どこまでが道なのか、全く分からなくなっていた。

道を振り外せば、間違いなく影下に落ちてしまう・・・そんな状況だった。

どこまで行っても、他の車の轍さえも無く、さすがの彼も不安に襲われる。

もうずく亡くなった娘の三回忌。

それだけはきちんとしてあげたかった。

だから、彼は眠い目を擦りながら必死に運転を続けた。

しかし、相変わらず、道は車がようやく1台通れる位の道幅しかなく、

更に幾重にも分岐している。

更に、どうやら、彼はその山道をグルグルと回っているらしく、走っているうちに、

先ほど自分の車が通ったタイヤの跡を発見する。

どうなってるんだ?

いよいよ、寝残りのガソリンも残り少なくなっていた。

その時、彼は自分の車が先ほど通ったタイヤの跡に並んで、小さな子供の靴跡を

見つける。

こんな夜更けに、こんな山の中で?

彼は不思議に思ったが、次の瞬間、彼の目に信じられないものが飛び込んでくる。

それは、亡くなったはずの彼の一人娘の姿だった。

娘は、わざわざ車のヘッドライトが照らす場所まで出てきて、彼に両手を振って

笑いかけてくれた。

彼は、夢なのか?と思い、車を降りようとしたが、それを見た娘は、大きく

首を横に振って、降りてきては駄目だと言う。

そして、彼に背中を向けると、そのままテクテクと歩き出し、少し離れると、

彼に手招きをして合図してきた。

彼は何が起こっているのか、全く理解出来なかったが、それでも娘の言うとおり、

車から降りずに、娘の後を追いていくことにした。

少し歩いてはこちらを向き、手招きする。

その姿は、娘が生まれて初めて雪を見て、大はしゃぎしていた時に着ていた

防寒用の子供服と子供用のブーツを履いた愛らしい姿だった。

その姿を見ていると、それまでの不安感は何処かへ消えてしまい、可愛い娘の姿を

追う事だけに集中していた。

娘が自分を何処に連れて行こうとしているのか?

そんな事はどうでも良かった。

死に目に会えなかった一人娘に会えた事が彼には言葉に出来ない位に

嬉しかった。

そうしていると、今度は前方に大きな明かりが見えた。

すると、娘はもう振り返らずに、その明かり目指して走り出した。

彼は慌てて車の速度を上げて、娘を追いかけるのだが、何故か娘の走る速さは

人間離れしており、彼はやっとの思いで娘に追いていった。

それから、どれ位走っただろうか・・・・。

突然、娘が立ち止まる。

そして、彼の車に走り寄って来ると、小さな指で前方を指差した。

そして、小さな指で運転席の窓ガラスに、

パパ・・・だいすき

と書いてくれた。

それを見た彼が再び車から降りようとしたのだが、娘は悲しそうな顔で、

再び、首を横に振った。

それでも、彼が我慢しきれないでいると、何処からが娘の声が聞こえてきた。

パパ・・・あのひかりにむかって・・・。

さよならだよ・・・。

そう聞こえた。

彼は、とにかく娘の言うとおりにしようと思い、そこから一気に車を走らせた。

バックミラーを見ると、小さな娘がいつまでも小さな手を振っているのが見えて

涙が止まらなかった。

それでも、必死に、娘が指し示した光に向かって車を走らせていくと、彼の目の前には

突然、大きなクリスマスツリーが現れた。

色んな光がキラキラと点滅するとても大きなツリーだった。

彼は、それを見た時、もしかすると天国に来たのかも、と思ったらしいが、

どうやら、そこは大きなショッピングセンターに展示されている

クリスマスツリーだということがわかった。

彼はしばらくそのツリーに見とれていたが、やはり娘は自分を助ける為に

出てきてくれたのだ、と思うと、再び涙が止まらなくなった。

そこからは、彼は渋滞に巻き込まれる事も無く、無事にアパートに

戻る事が出来たという。

そして、娘さんが起こした奇跡はそれだけではなかったらしく、その後、

離婚した奥さんと再び籍を入れ、今は夫婦仲良く暮らしているということだ。

何故なら、娘さんの一番の願いは、パパとママに自分の分まで仲良く一緒に

暮らして欲しいというものだったのだから・・・。
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 15:20Comments(18)

2017年12月09日

通夜の帰り道での怪異

サインディスプレイ部  営業Kです。

皆様、お疲れ様です。

先日、通夜の帰りに家族に起こった

怪異に関しては、アップ出来ないと

書きましたが、編集者様のご好意で、

皆さんが読みたいでしょうからどうぞ!

との言葉を頂きましたので、本日、

アップさせて頂きます。

(という事で、この話は本には載せられません)

皆さんも、やはり忘年会の方も多いみたい

ですが、体調にはお気をつけください。

まあ、私が言っても説得力は無いと思いますが(笑)

ちなみに、私は来週の忘年会ラッシュに備えて

今夜はおとなしく家で過ごします。

まあ、本当はクリスマスライブの練習が全然

出来ていないから・・・なんですけどね(涙)

ということで、今日は早めにいってみましょう。

怖くない話。

それでは、どうぞ!




これは俺と家族がつい昨日、体験した話である。

母方の祖母が亡くなった。

能登の田舎町に生まれ、そして生きてきた祖母は結局、その狭い

地域の中だけで一生を過ごした。

高齢になってからは痴呆との闘いの中で余生を過ごしてきた祖母だったが

たまに記憶が戻った時などは、相変わらず俺たち孫を心配し

可愛がってくれた。

そんな祖母が98年という長い生涯を閉じたのだ。

かなり変則的な日程での葬儀となったが、それでも参列しない

訳にはいかなかった。

そして、それは日曜日の夜に執り行われた通夜の夜の事だった。

通夜は、午後8時には終わり、それから親戚とのやり取りも

あって、通夜会場から帰る頃にはもう時刻は午後の10時を

回っていた。

金沢から能登まで延びる自動車道。

そして、その道を下りてからは、県道を1時間ほど走らなければ

ならなかった。

そして、当然、帰りも、行きの行程を戻る事になる。

そして、会場を出る頃にはまだ11月の半ばだというのにかなり激しく

雪が舞い出した。

道路はみるみるうちに雪で白くなったが、念の為にとスタッドレスタイヤに

履き変えてきて正解だった。

そんな雪を見て、後部座席の妻が言った。

もしかしたら、おばあさんがあなたに帰って欲しくないのかもね。

確かに、そう言われれば、そうなのかもしれない。

その日のうちに帰るのは翌日の朝から仕事の予定が山積している俺と

その家族だけだったのだから。

車は順調に走っていた。

元来た道を戻るだけなのだから簡単な話だ。

本来ならば・・・。

自動車道を降りてから県道を道なりに走るだけ。

だから、道を間違う事などありえない。

しかし、俺は突然知らない道に迷い込む。

その時には後部座席にいる妻も娘も疲れの為か、ぐっすりと眠っていた。

そんな状況の中で俺は、気が付くと知らない場所を走っていた。

仕事で営業をしているから、こんな田舎の裏道にもそこそこ精通している

つもりだったのだが、その場所には全く見覚えが無かった。

というよりも、その県道は海沿いを走っている道であり、山など

近くに存在していない。

それなのに、気がつくと、俺はどう考えても山の中の細く暗い道を

ヘッドライトの明かりだけを頼りにひたすら車を走らせていた。

民家など在るはずも無く、外灯もない。

そして、道はどんどん細くなっていき傾斜も急になっていく。

さすがの俺もその時点で車を停めてUターンする事にした。

しかし、道幅はかなり狭く、何度も切り返してようやくUターン出来た。

よし、戻るぞ!と思った瞬間、俺の視界に何かが映りこむ。

それは、こんな山の中には居る筈も無い女性の姿だった。

細い道で崖を背にして俯いたまま道路の方を向いている。

白いワンピースが暗闇の中に浮かびあがり、不自然さが更に増していた。

胸まで伸びた髪で顔は見えなかったが、俺にはそれがすぐに人外のモノ

だと確信出来た。

俺は一瞬躊躇したが、道を戻るにはその女の横を通る以外に選択支はない。

俺は、出来るだけその女の姿が視界に入らないように、ヘッドランプの明かりを

ハイビームからロービームに変えて一気に車を発進させた。

車が近づいた時、一瞬、その女の顔が動いたかのように見えたが、

何事も無く、車はその女の横を通過できた。

そこで俺は再びヘッドライトの明かりをハイビームへと切り替えて、ひたすら

山道を下っていった。

しかし、どうもおかしい。

どれだけ下っても民家はおろか外灯の1つも見えてこない。

そんな事をしているうちに、俺は知らぬ間に再び道に迷う。

間違った道を戻っているのだから、いつか大きな県道に出るだろうと確信

していたが、それもあっけなく覆される。

俺はまたしても山道を登っていた。

しかも、どんどんと道が狭くなり傾斜もきつくなる。

更に、俺は今走っている道が、先ほど迷い込み走っていた山道と同じに

見えて仕方なかった。

そして、その疑念はすぐに確信へと変わった。

先ほど迷っていた時にUターンした場所と全く同じ景色の場所に出てしまったのだ。

俺は背中にベッタリと嫌な汗をかいていた。

しかし、俺はもうUターンする事は考えていなかった。

何故かUターンしても好み力は抜け出せない・・・。

そんな気がしていたから。

車はどんどんと狭くなる道を走り続けた。

しかし、山道であるならば、きっと山頂から別の降りる道が存在

している筈だ。

そんな何の根拠も無い希望におれは賭けていた。

しかし、俺が運転する車がたどり着いたのは、車1台がようやく通れる

道幅の前にある大きな石の前だった。

理由は分からないが、その石は、道を完全に塞ぐ形で其処に置かれていた。

そうとなれば、もう引き返すしか道は残されていなかった。

俺はヘッドライトを下向きにし、ギアをバックに入れて後ろ向きのまま

山道を下り出した。

シートから身を乗り出し完全に後ろを向いて俺は後方を目視で確認しながら

それなりの速度で山道を下った。

ゆっくりとした速度で降りた方が安全なのはわかっていたが、やはり

完全に暗闇に閉ざされた山道をゆっくりと降りるのは恐怖でしかなかったから、

俺は全神経を集中して、必死に山道を降りていた。

その時、突然、後部座席で寝ていた筈の妻と娘から悲鳴があがった。

前・・・・前!

何かを必死に訴えかけていた。

俺は少し速度を緩め、顔を車のフロントガラスに向けた。

すると、そこには、ゆっくりと歩いてこちらに近づいて来る1人の女

が映っていた。

それは白いワンピースを着た女であり、髪の長さも同じだったので、先ほどの

道で出くわした女と同じモノだとすぐに分かった。

しかし、何かがおかしかった。

いや、不自然と言った方が良いのかもしれない。

その女はゆっくりと歩く動作しかしていないにもかかわらず、それなりの

速度で下り続ける車に追いついてきていた。

そして、俺にはその女の顔がうっすらと笑っている様に見えた。

背筋に寒気が走った。

俺はもう前など見ている余裕はなく、ひたすら運転に集中した。

もしも、あの女に追いつかれたら・・・。

そう考えると、もう逃げるしか手は無かった。

後部座席からは、あいかわらず、

きゃー・・・もっと速く・・・・近づいて来るよ。・・・お父さん・・・。

そんな声が聞こえていたのだが、その声は突然ピタッと聞こえなくなった。

しかし、俺にはそんな事を気にしている余裕などなかった。

バックでの運転も慣れてくるとそれなりに速度を上げて走れるもので、

俺は自分でも驚くほどの速度で山道を下っていった。

そして、20分くらい下ったところで、1軒のコンビニの明かりが見えた。

やっと出られた・・・・。

そう思うと疲れが一気に押し寄せた。

とりあえず、コンビニの駐車場に車を停めて、俺は車外に出た。

すると、慌てて妻と娘も車外に飛び出してくる。

そして、開口一番・・・。

怖かったね・・・・助かって良かった!

そして、俺達はコンビニで熱い缶コーヒーを買って再び車に戻った。

そして、そこからは妻と娘が無言だった事を除けば、順調に走り、

そして無事に自宅へとたどり着いた。

そして、家の中に入るなり、妻と娘が大声を出した。

よくあんな状態で運転出来るね?と。

そして、話を聞いてみると、

山道を車が下りている時、あの女が運転席の窓に張りついていたそうで、

妻と娘はただひたすら恐怖し俯いていたという。

そしてコンビニから出た途端、またしても俺が運転する

助手席に山道で見た女が乗っていたそうだ。

そして、じっと俺の顔を間近から覗き込んでいたということだった。

そんな事は知る由もなかった俺は、それを聞いて再び恐怖に押しつぶされそうになった。

ちなみに、その女の姿は自宅近くまで来ると、消えてしまった、ということだった。

本当に追いてきていなければ良いのだが・・・・。
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 14:40Comments(27)

2017年12月08日

神戸市鈴蘭台での・・・。

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆様、お疲れ様です。

昨晩はお客さんの忘年会でいつもの

片町で飲み明かしてきました。

ちなみに、来週の月曜も忘年会、そして、

週末など関係なく怒涛の忘年会ラッシュが

待っております。

そして、毎年恒例のクリスマス・ライブも

予定通り行われますので、かなりの

ハードスケジュール・・・です。

ちなみに、うちの大監督は、来週に演劇の

発表会があるらしく、土日も学校・・だそうです。

ちなみに、最近、外国からの宅急便が我が家に

毎日のように届きます。

勿論、荷受人は、大監督の名前が・・・。

どうやら、ネットでこっそり(バレバレですが)

コスプレの衣装や小道具を買い漁っているようです。

まあ、熱中できるものがあるのは良い事なのですが、

購入資金はいったい何処から?(涙)

これくらい勉強も頑張ってくれると嬉しいのですが。

ということで、今夜はいってみましょう。

怖くない話。

神戸の大学生時代の話になります。

それでは、どうぞ!



これは俺の大学時代の友人の話である。

大学時代は、ろくに大学にも顔を出さず、バイクとバイトに明け暮れていた。

神戸という土地柄なのか、やはり走るのは六甲山が多かった。

裏六甲や芦有がメインであり、夕方になると、自宅組、を含めて、皆が六甲山

目指して走った。

そんな中に、1人の友人がいた。

実家が西区の伊川谷であり、六甲山に来る時にはいつも鈴蘭台という街を

経由して来ていた。

彼の乗るバイクは、カワサキの1100cc。

派手さはないが、堅実な走りでとても速かったのを記憶している。

実は、彼は1度、クラブのツーリング時に、トラックと正面衝突をし、バイクは

廃車になったが、彼は無傷という偉業を達成した事でも知られていた。

その日も彼は大学の授業が無かったので昼間からバイトに入り、夕方には

自宅に戻ってバイクで出掛ける準備をした。

そして、夕飯を食べ、夜8時頃には六甲山を目指して自宅を出発した。

やはり昼間はバイクの数が異様に多く気持ちよく走れないのだが、夜ともなれば

走っているのは、かなりの常連達ばかりであり、その中には大学の友人達も

いる為、夜に六甲山を走る事は彼の日課になってしまっていた。

通常、西区辺りから六甲山を目指す場合、国道2号線を走るのが普通

なのだが、彼の場合、六甲山に至るまでの行程も楽しみの一つであり、

いつも敢えて山越えの道になる鈴蘭台経由の道を選んだ。

しかし、その日はいつもとは違っていた。

彼が走る道すがら、車や人には一切すれ違わなかった。

確かに当時は新興住宅地という印象が強かった地域だが、それまでに

そんな事は経験した事は無かった。

今日は不思議な日だなぁ・・・。

彼はそんな事を考えながら、それでもしっかりとバイクを走らせていた。

暗闇の中をバイクの明かりだけを頼りに走った。

まるでゴーストタウンの中を彼1人だけが走っているかのように、

バイクの音だけが町中に響いていた。

と、突然、彼の目の前を何かが横切った。

たぶん小動物の類か子供のどちらかだと思ったという。

彼は思いっきりブレーキをかけた。

すると、路面に砂でも浮いていたのか、その瞬間、バイクはあっけなくバランスを

崩し、彼はバイクから放り出されてしまう。

スピードはそれほど出ていなかった筈だが、路面に叩きつけられた彼の体は

至るところから激痛が走っていた。

腕と足を動かそうとしたが、全く動かなかった。

きっと骨が折れているのだと思った。

確かにそれほどの痛みだった。

彼は、天を仰ぎ道路に仰向けになった。

声を出そうとしたがヘルメットを脱げない状態では大声など出しても

周りの民家に聞こえる可能性は低かった。

だから、彼はそのまま仰向けで誰かが通りかかるのを待つ事にした。

実際、道路に倒れたままでは二重事故の危険もあったのだが、手足が全く

動かない状態では、そうするしか方法はなかった。

どれだけ時間が経ったのだろうか・・・。

幾ら待っても誰もその場所を通りかかる者は居なかった。

季節は冬。

雪は降っていないとはいえ、かなりの寒さであり、実際彼の体温は急速に

奪われていく。

彼はその時、初めて凍死の恐怖というものを感じた。

全身に革ツナギとグローブ、そしてブーツ、ヘルメットを纏っていたが、

革製品など冷え始めたらどんどんと体温を奪っていくらしい。

冷たさによって痛みもほとんど感じなくなっていた。

すると、その時、道路の向こうから何かが近づいて来る。

それは遠目に見ると、まるで子供達の集団下校の様に見えたという。

子供でも誰でも良いから、早く気付いて欲しい・・・・・。

彼はそう思いながら、近づいて来る一団をじっと見ていた。

しかし、その一団の姿がはっきりと見えたとき、彼は声を掛ける事は出来なかった。

何故なら、こちらに向かって歩いてくるのは、僧侶の一団だったのだから。

しかも、その誰もが汚い布キレだけを体に纏い、そしてお経のようなものを

唱えながら歩いてくるのだ。

だから、その時彼は、救助よりも恐怖が勝ってしまった。

僧侶達は、言葉では上手く説明出来ないほど、不気味な雰囲気を醸し出していた。

その身長はまるでお地蔵様のように低く、それでいて、お経を唱える声は

まるで地の底から響いてくるように低く凄みがあった。

そんな僧侶が2例に並んだ状態で20人ほど歩いてくるのだから、

恐怖で固まってしまうのも仕方なかった。

だから、彼はその一団が通り過ぎるのを待つ事にした。

早く通り過ぎてくれ・・・・。

そう思い、出来るだけ目立たないようにその場に体を伏せる。

だが、その一団が彼のすぐ側までやってきた時、彼は更なる恐怖で

言葉を失う。

彼の前を通り過ぎる僧侶、一人ひとりが、倒れている彼の顔を覗き込む様に

しながら通っていくのだ。

それでも、彼はジッと堪えていたらしい。

しかし、その一団が通り過ぎようとした時、彼の体は何かに引き摺られた。

一体何が起こっているのか、全く分からなかったという。

しかし、その一団の最後の僧侶が通り過ぎたと同時に彼の体はまるで

体のどこかにロープでもくくり付けられたかのように、突然体を

持って行かれた。

彼はそこそこ大柄な男であったが、その体をまるで人形でも引き摺る

かのように、いとも簡単に引き摺っていくのだ。

僧侶の歩く速度は速くなかったので、擦り傷が出来る程ではなかったが、

それでも彼を恐怖のどん底に突き落とすには十分だった。

彼は自分の体を目視して、いったい何処にロープをかけられているのか、を

確かめようとしたが、どこにもそんなモノはかけられていなかった。

例えるならまるで強力な磁石で引きつけられてているかのような感覚。

それに気付いた時には、自分のバイクからかなり離れた場所まで来ていた。

そして、もう少し進むと、ガードレールも無い様な山の中へ入ってしまう、と

いうところで、彼は何とか身をよじり、ガードレールに腕を絡める事に

成功した。

それでも、彼の体は何かに引き付けられる様に凄まじい力で引っ張られていたが、

彼は、死に物狂いで必死にガードレールに絡めた腕に力を込め続けた。

と、突然、彼の体を引っ張る力が消えた。

彼は何が起こったのかと、顔を上げて確認しようとした。

その時、彼の目に映ったのは、彼を取り囲むように間近で

彼の顔を覗き込んでいる沢山の僧侶達の顔だった。

その顔には目というものは無く、おびただしく爛れた肌と腐って落ちかけている

耳、そして、その口元の形からはそれらのモノ達が怒っているのが如実に

伝わってきたという。

彼はその瞬間、意識を失った。

そして、次に目が覚めたのは病院へ搬送される救急車の中だった。

また後日、分かった事なのだが、その時、彼の血足は骨折などしていなかったらしく、

何故動かなくなっていたのかは謎だという。

そして、転倒したバイクには車体の至るところにベタベタとした黒い手の跡が

残されていたということである。
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 19:33Comments(15)

2017年12月06日

ボーイスカウトでの体験談

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆様、お疲れ様でございます。

こちら、金沢は、いかにも冬到来・・といった感じで

寒い1日になりました。

うちの大監督は、今日は寒いにもかかわらず、

薄着で学校に行き、寒い寒いと言いながら、

ご帰宅。

そのまま、妻を説得して、暖かいものを食べに行ったのですが、

帰って来てから、

何食べたの?うどん?ラーメン?

と聞くと、

焼肉・・・・という答えが返ってきました(涙)

まあ、確かに焼肉も暖かい、というか熱いですけどね。

妻をうまく丸め込む話術だけは、さすが、

大監督です(泣)

あっ、ちなみに明日は仕事関係の忘年会です。

アップ出来なかったらごめんなさい。

ということで、今夜も怖くない話、いってみましょう。

それでは、どうぞ!




これは俺が体験した話である。

かなり以前、子供の頃にはボーイスカウトというものに入っていた。

ロープの結び方や手旗信号、そしてアウトドアでの生活などを体験させてくれる

ものであり、そこではマナーや礼儀というものも教えられた気がする。

そして、これはそんなボーイスカウトの行事の一環として、石川県の穴水という

所で行われた合同ミーティングに参加した時の話である。

それは北陸三県のボーイスカウト団体が一同に集まるというイベントであり、

その時もかなりの人数が集まっていた。

昼間はそれぞれが幾つかのチームに分かれて自然の中で自然のものを

出来る限り利用して食事を作りそれを競い合ったり、色々な

レクリエーションで盛り上がった。

その後、夜に備えて、テントを張る準備に入る。

さすがにそれだけ大勢が集まってキャンプを張っていると、まるで

何も無い地面の上に色んな色の花が咲いたようにとても綺麗だった

のを覚えている。

その後は、夜になるまでテントの中で自由行動。

そして、いよいよ夜になると、巨大なキャンプファイヤーを囲んで

様々なレクリエーションが行われた。

その後、各ボーイスカウト隊による歌や踊りのパフォーマンスが行われた。

今にして思えば、決してレベルの高いものではなかったが、キャンプファイヤーの

火の周りで行われると、それがとても楽しく思えたのだから不思議だ。

その後、最後の企画として、全員が輪になってキャンプファイヤーを

囲むようにして手を繋ぎ、色んな歌や簡単な踊りが行われた。

その時、誰かが言った。

何か、人数増えていないか?

絶対に多過ぎるだろ?

その言葉は手を繋いだ輪の中へ一気に広まっていく。

火に照らされただけの明かりの中で、全員が疑心暗鬼に周りを見渡す。

確かに、昼間見た時は、ボーイスカウトの人数は200名ほどだった。

しかし、今、手を繋いでいる輪には、どう少なく見ても500人以上の

人間が居るのがわかる。

そのうち、キャンプファイヤーの輪の至る所から悲鳴のような声が聞こえ、

その場は一気にパニック状態になった。

その場を取り仕切る大人達にも、その異常さが伝わったのか、突然、

手を繋ぐのをすぐに止めて、それぞれのテントに入るように指示が出た。

その時、俺を含めて、数人が見てしまった。

暗闇の中を、林の中へと帰っていく集団を・・・。

暗くてよく見えなかったが、人間のシルエットをしたそれらは、まるで

生気の無い動きで、ゆっくりと森の中へと消えていった。

その後、キャンプファイヤーは中止になり、それぞれがテントの中で

就寝するように指示が出た。

俺たちは、恐怖で目が冴えてしまい、全く眠りにつけなかった。

そして、そのうち、キャンプファイヤーの火が完全に消えてしまったのだろう。

辺りが一気に漆黒の闇に変わる。

すると、テントの周りをゴソゴソと動き回る音が聞こえてきた。

俺たちは、その誰もが森の中へ消えていったモノ達の事を思い出し、

恐怖に体が震えた。

と、突然、暗闇の中で大きな悲鳴が聞こえた。

しかも、至る所から・・・・。

もしかしたら、あいつらに誰かが連れて行かれたのか?

そう思うと、居ても立ってもいられなかった。

すると、突然、またキャンプファイヤーの火が点され、辺りがうっすらと

明るくなった。

その後、大人達がテントに回ってきて、キャンプファイヤーの周りで

朝が来るまで待機するように言われた。

俺たちは、我先にとキャンプファイヤーの火の周りに集まり、体を寄せ合いながら

朝が来るまで震えていた。

そして、無事、朝が来ると、急いでその場から撤収の指示が出された。

その時の大人達の困惑した、疲れ果てた顔を見ると、昨夜の出来事が

更に恐ろしいものだったのだと実感した。

その後、何処かのグループのボーイスカウトが数人行方不明だという噂が

たったのだが、その事を尋ねても、どの大人達も話を逸らし答えてはくれなかった。


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 20:16Comments(19)

2017年12月04日

車の窓に・・・・。

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆様、お疲れ様です。

最近ではすっかり元気を取り戻したうちの大監督は

現在テスト期間中です。

で、明日で試験が終わるので、帰りにカラオケ三昧

だそうです(涙)

でも、相変わらず1人では寝られないみたいで、

何かと理由を付けて妻のベッドに転がり込んでます(笑)

それはそうと、ブログの再開に関して沢山の暖かいコメントを

頂きまして本当にありがとうございます。

もしかすると、また何かの怪異に遭ってしまい、ブログを

お休みする事があるかもしれませんが、決して辞める事は

ありませんので、長い目で見てやってください。

ユルユルと更新していきますので、宜しくお願い致します。

それでは、短いですがこんんやも怖くない話、

いってみましょう!

似たような話はあると思うのですが、これも私が

直に聞いた実話ですのでご理解ください。

それでは、どうぞ!



おれの友人にとても車好きな男がいる。

だから、それまでは常にスポーツタイプの車に乗っていたのだが、

結婚し、子供が生まれると、やはり何かと不便になった。

そこで、大人数が快適に乗れるワゴン車を中古で探した。

ただワゴン車というのはそれなりに人気があるらしく、なかなか

予算内で車を見つける事が出来なかった。

そんなある日、偶然通りかかった中古車屋に、ありえない値段の

ワゴン車が売られており、彼は思わず店に飛び込んだ。

まだ新しい部類の人気車種が、相場の半値以下で売られていたのだから、

それも仕方ないのかもしれない。

彼は、とりあえず車を見せて貰うと、汚れも無く程度は良かった。

そこで、他の客に買われては大変と、その場で契約をしてしまう。

車が納車されると、家族は大喜びでその車を歓迎したが、子供達

から、少し変な臭いがする、という声もあがった。

そして、それから2ヶ月が過ぎ、寒い季節がやってきた。

出勤の為、車に乗り込みエンジンをかける。

窓ガラスはすっかり曇ってしまっており、彼はエアコンをつけて

曇りが消えるのを待った。

すると、車の窓ガラスの至る所に、指で書いた様な文字を発見した。

ごめんなさい

たすけて

出して

彼は誰かの悪戯だと思い、車外へ出て、その文字を消そうとした。

その時、初めて気付いた。

文字は車外から見ると反転しており、そして消す事も出来なかった。

彼は思わず立ち尽くした。

この文字は車内から書かれている・・・・・・。

そして、それを確かめる為に、ドアを開け、文字を手のひらで擦ると

あっさりと消えた。

やはり・・・・・・。

完全に固まってしまった彼の視界に、まさに今、新たに文字が書き込まれる。

うしろ・・・みて・・・。

彼はそのまま後ろを振り返らずに車を降りて、すぐに中古車屋を呼び、

言い値で買い取ってもらったそうだ。

その車は今もきっと何処かの中古車屋に並んでいるか、もしくは、

誰かの愛車として所有されているのかもしれない。
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 20:25Comments(16)

2017年12月03日

除霊・・・ではなく完全消去。

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆様、本当に本当にお久しぶりです。

そして、今日も1日お疲れ様でした。

前回のブログをアップしてから、怪異は続き、

怖くない話を書くどころではありませんでした。

その間、沢山の皆様に、ご心配頂くとともに、

励ましのお言葉も頂きまして、心より

御礼申しあげます。

結局はAさんに頼んで・・・・・解決したのですが、

やはりその間の怪異がたたってか、体調は、

いまだに優れません。

今後は、いつも通り、更新していきたいと

思っておりますが、体調と相談しながら

ゆるゆると進めて行きたいと思っております。

その点、ご理解頂けると幸いです。

尚、通夜の帰路に何が起こったのか?に

関しましては、編集者によりまして

採用されてしまいましたので、大変

申し訳ありませんが、当分の間、アップ

する事は出来ません。

勿論、本を買わなくても読めるように何らかの

方法を考えるつもりです。

そして、今夜の怖くない話は、前回のブログアップ

からの経緯と解決までをまとめてみました。

うまく書けているか、不安ですが、ありのままに

書きましたので、宜しければお読みください。

ちなみに、妻と娘はもうすっかり元気です。

そして、昨日は第3回金沢オフ会が開催されたようで、

もうすっかり常連化している当社の営業Mさんも

参加されたようです。

ちなみに、私にはお誘いがありませんでしたが(涙)

最後に、繰り返しになりますが、

ご心配をお掛けした事をお詫びすると共に、

暖かいコメントを頂いた事で、またブログを再開

出来た事に対して深く御礼申し上げます。

それと、大阪のY様、今回の色々と助けて頂き、

ありがとうございました。

それでは、今夜は久しぶりに怖くない話、いってみましょう。

それでは、どうぞ~!




通夜の帰り道に怪異に遭遇して以来、体調はおろか、怪異にも

悩まされている。

実際、その霊が自宅近くまで車に乗っていた事は分かっていたのだが、

その後、姿は見えなくなっていたので、軽く考えていたのかもしれない。

ただ、家に戻った際、玄関に用意しておいた粗塩(我が家ではいつもそうしている)

を体に振りかけても問題が無かったし、その日の夜も娘が怖がって妻のベッドに

もぐりこんで寝たと言う事以外は変わった事は起こらなかった。

やはり、以前、家の中全体が怪異に見舞われた時、Aさんの指示通りに家の中に

特製?の護符を貼ったお陰で、それ以来怪異は収まっていたので、きっと家の中には

入れないのだろうと高をくくっていた。

しかし、翌日から怪異は発生した。

最初、朝起きて階段を下り、ふと玄関を見ると、そこに女性がひとり立っていた。

きっと町内会の人だと思ったが、それにしても朝早くから大変だな、と

思ったくらいのものだった。

しかし、リビングに行き、妻にその事を訪ねると、

え?誰それ?そんな人来てないよ・・・・。

と言われ玄関に行くと、妻の言うとおり、其処には誰も居なかった。

その時は、きっと何かの見間違いだろう、と話は終わった。

しかし、それからが大変だった。

2階の廊下、階段、そして浴室・・・。

至る所でその女の姿を見てしまう様になる。

しかし、あくまで俺にしか見えないのならいつか居なくなるだろう・・。

そんな風に思っていたのだが、事態はそれほど楽観的なものではなかった。

家の照明が色んな場所で球切れして点かなくなった。

そして、その電球を交換している時に、何気に見た娘の体が震えていた。

そこで初めて娘から話を聞かされたのだが、どうやらその女を目撃しているのは

俺だけではなく、妻と娘も同様にそれを見ていたというのである。

あの夜以来、娘はずっと妻と一緒に寝ていたが、その時にも、その女がベッドの

横に現れて、娘の腕を掴んだらしい。

しかし、妻は娘に対して、お父さんには言っちゃダメ!と言い聞かせたという。

俺が人一倍心配症だから・・・という理由で。

しかし、その話を娘から聞いたとき、俺の意志は固まっていた。

もう、Aさんに頼むしかないのだと・・・・。

そう決心した当日、早速Aさんに電話した。

何度か電話をかけるが、なかなか繋がらない。

そこでメッセージを残して連絡を待つ事にした。

すると、しばらくしてAさんから電話が入る。

俺が電話に出ると、どうやらまだ職場にいるらしく、小声で答えてくる。

そろそろ電話をかけてくるかなって思ってましたよ。

その声は少し笑っており、俺は肩の力が抜けていくのを感じた。

そして、いつもの喫茶店で待ち合わせの約束をして、俺は電話を切った。

そして、約束の時刻が近くなったので俺はいつもの喫茶店に車を走らせる。

喫茶店に着くと、どうやらAさんが先に到着していたようで、彼女の赤い

フランス車が停まっている。

そして、俺が店の中に入ると、一際目立つテーブルがあった。

俺は思わずホッとしてしまった。

そこにはAさんだけでなく姫までもが来てくれていた。

相変わらず、Aさんは楽しそうにメニューに見入っていたが、姫は俺の姿を

見つけると、慌てて席から立ち上がり挨拶してくれる。

この度は本当に大変な目に遭われて・・・・・。

悲しそうな顔でいつもの丁寧な言葉をかけてくれる姫。

俺も片手を上げて挨拶し席に座るが、Aさんはメニューから視線を逸らさないまま、

片手で面倒くさそうに挨拶してくれた。

どうやら俺の不幸より食事が大事な様だ(泣)

俺が席に座ると、店員さんが注文を取りに来たのだが相変わらずAさんは

どれを食べようかと迷っているらしく、なかなか注文してくれない。

そこで、俺と姫は珈琲を注文。

そして、Aさんには、

迷ってるのなら全部食べれば?

と言うと、一気に明るい顔になり、畳み掛けるように注文を告げた。

さすがの大量注文に目を丸くしてメモしていたが、どうやらそれだけの数の

料理は今のテーブルには乗りきらないようで、席の移動をお願いされた。

そして、店員さんが席から離れると、いよいよ本題を切り出そうとした。

しかし、Aさんが、

はいはい。分かってますよ。

しかし、酷いのに目を付けられましたよね?

まあ、まだ何も出来ないとは思いますけど・・・。

そう言ってきた。

それを聞いて、俺は、きっとAさんの事だから全てお見通しなんだろうと察した。

だから、俺は、

で、どうすれば良いんだろうか?

と聞くと、

まあ、Kさんは異常に強い守護霊のお陰で、その霊も手は出せないと思います。

ただ・・・奥さんと娘さんが心配ですね。

そう言われた。そして、

家に行ければ良いんですけど、Kさんって私達みたいな霊能者と付き合いがある事を

家族に知られるのを異様に嫌がりますからね・・・。

そう言われ、俺は言葉を失った。

確かに俺は家族には、こういう人間関係を知られたくはなかった。

それは、俺を見る目が変わるのも嫌だったが、何よりも、そういうもので現在も

家が護られているなどと知られたくはなかったからに他ならない。

確かに以前、かなり根をつめて深夜から朝方にかけて怖い話を書き溜めて

いた時に怒った怪異の際には、いつもの富山の住職から貰った護符では

全く効果が無く、藁にもすがる思いでAさんに頼み込み、駄目元を

承知で家の至るところに、Aさん特製の護符を貼ってみた結果、怪異は

パタッと無くなってしまい、それどころか、家の中がとても明るくなった

という経緯はある。

だが、やはり、そんな護符で護られている等ということを家族が知って

しまえば、やはり気持ちの良いものではないだろう。

だから、俺はAさんにこう頼んでみた。

もしかしたら、以前造って貰った護符の効力が落ちてきているのかもしれない。

だから、新しい護符を作ってくれれば、きっと怪異も収まると思うんだけど?

すると、Aさんは、

あいかわらず救いようが無いほどのお馬鹿さんですよね?

そんな風にいつもボーっとしてるから変なものに目を付けられるん

ですよ。

さっき、”酷いのに目を付けられた”って言ったのを聞いてなかったんですか?

それに私の護符は効力が落ちるなんて事はありませんから。

つまり、私の護符でも防ぐ事が出来ないレベルのモノが憑いてきてしまった・・・。

普通は考えられない事なんですけど・・・。

そういう事になりますね(笑)

そんなに悲観的な現実を笑いながら話すAさんに少し腹が立った。

すると、すかさず姫が、

Aさんもさっきまでは本当に心配していたんですよ。

勿論、私も・・・。

出来る事は何でもさせてもらうつもりですから・・・。

そう言ってニッコリと笑いかけてくれる。

きっとAさんも姫も少しでも俺の恐怖を和らげようとしているのだろうと

その時気付く。

そこまで話したとき、Aさんが頼んだ大量の料理が運ばれてくる。

あの細い体の何処にこれだけの料理が収納されるのか・・・・。

これは食べ終わるまでは話にならないと思い、Aさんが食べ終わるまで

待つ事にする。

その間、姫と話してみたのだが、どうやら今回我が家で怪異を引き起こしている

相手というのはかなり厄介なものらしい事が理解出来た。

ある意味、御祓いというものに免疫でもあるかのように、霊力や気に

対する抵抗力が強いらしい。

しかも、過去にも幾つかの家庭を消滅させたほどの力があるらしく、

それがその女の楽しみになってしまっており、邪魔するものは

全て呪い殺すのだと・・・・。

そうしていると、Aさんが大量の料理を完食。

満足そうな顔で、

で、何の話でしたっけ?

と言ってのける。

あいかわらず、この性格は何とかならないものか・・・。

それを聞いて、ツボにはまったのか、姫が堪えきれずに笑い出してしまう。

こんな2人が、現実には、俺が知る中では最強の霊能者の2人であるという

ことが不思議に思えてくる。

というか、これからそんな忌み嫌われたモノと対峙するにしては、あまりにも

自然で普通だった。

そう俺は過去に何度も見てきているはずだ。

この2人が、そしてAさんが、凄まじい力で相手を叩き潰す場面を。

俺は改めて、今、この2人が俺の見方についていてくれるという事に

感謝するしかなかった。

しかし、俺は、こう続けた。

護符じゃ無理だとしたらどうするの?

Aさんなんか家の中に入れたら、ここぞとばかりに家の家具とか破壊しそうだけど?

と言うと、Aさんは、

家の家具なんか破壊しませんけどね。

あれはストレスが溜まってる時だけです(キッパリ)

というか、すぐには何も出来ないんですけどね。

えっと・・・その女の霊は明らかに悪霊です。

そして、Kさんのおばあさんが黄泉路に立たれた時に、こちらの世界に

入ってきてしまって・・・。

だから、おばあさんが今は必死に押さえ込んでくれてるんですけどね。

でも、残念な事に、力には圧倒的な差があって・・・。

でも、初七日までは何出来ないんですよ。その女も。

逆に言えば、初七日を過ぎなければ、こちらからも手を出せません。

もしも、手を出してしまえば、Kさんのおばあさんまで巻き込んでしまうから。

だから、今、見えてるのは、その女の幻影に過ぎません。

もっと恐ろしい事が起こるのは初七日を過ぎてから・・・。

だから、それまでにこちらも備えておかないといけないですね・・・。

そう言われた。

俺は驚いてしまい、Aさんに聞いた。

初七日を過ぎたら、もっと恐ろしい事が起こるって・・・。

いったい何か起こるの?

すると、Aさんは、

そんな事、判る訳ないじゃないですか・・・。

でも、下手をすると死人すら出かねない・・・。

それくらいの力がある悪霊だって事です。

そう言われ、俺は少し落ち込んだ。

すると、それを見て、Aさんが続ける。

その為に、私と姫が此処に来てるんじゃないですか?

大丈夫ですよ。

私と姫の力を見くびってもらっては困ります(笑)

ただ、今回は、しばらくの間、私が奥様に、そして姫が娘さんに気を送る

事になります。

私と姫が送る護りの気ですから、どんなモノも破れない筈です。

そうすれば、奥さんと娘さんは大丈夫なんですが、もしかしたらKさんだけは

怖い思いをするかもしれません。

いや、間違いなく怖い・・・・いや命の危険にさらされると思います。

まあ、そんだけ強い守護霊がいれば、殺される事はありませんけど(笑)

最悪、手足の1本か2本は失うかもしれませんけど(笑)

そう言われた。

すると、姫が、

そんな手足の1本か2本なんて、心配要らないですよ~

悪くても骨折して入院するくらいだと思いますから元気だしてくださいね(笑)

とニッコリ笑いながらフォローする。

まあ、全くフォローになっていなかったが・・・・。

しかし、何となくそう言われて俺は元気を取り戻せた。

妻と娘にあの女が近づけないだけでも、一安心だから。

しかし、それからが大変だった。

俺は本当に日常生活の至る所で、その女の姿を見るようになってしまう。

仕事中、運転中、そして家の中、何処にいて何をしていても、常に視界の中に

その女の姿があった。

パソコンに向かい、現状を報告しようとブログの画面を開くと、

まるで、今すぐ殺してやろうか・・・・とでも言いたげな顔で

俺に顔を近づけてくる。

道路に突き飛ばされた事も、階段から突き落とされた事もあったが、

守護霊のお陰なのか、大事には至らなかった。

また、寝ている時や仕事中に、腕を掴まれたりもしたが、それ以上の事は

出来ないようだった。

だから、Aさんがいつも言っている、強い守護霊というものの力を信じて

出来るだけ気にしない様に生活した。

見えたりするだけで、守護霊に護られた俺にはきっと

出だしは出来ないのだろう・・・。

そう考えるようになった。

しかし、それから数日後、ちょうど初七日を1週間ほど過ぎた頃だったと思う。

俺が仕事中、苦手とする高い場所へ行く用事が出来た。

元々、高所恐怖症である俺は、出来るだけ高所に行くのを避けているのだが、

その時は、お客さんからの希望で不具合の原因を調べる為に、ビルの屋上へ昇り、

そこから更にはしごを使い、10メートルほど昇らなければならなかった。

正直、辞退したい気持ちで一杯だったが、仕事である以上、ワガママは

許されない。

俺は屋上へと昇ると、はしごをしっかりと固定し、ゆっくりと上っていく。

そして、はしごの最上段まで昇ってきた時、それは現れた。

最初は、足が動かなくなった。

いつもの高所恐怖症で体が硬直してしまったのか、とも思ったが、どうも

様子が違う。

俺はゆっくりとはしごを見下ろした。

すると、そこには俺の足を掴むようにして、あの女が笑っていた。

とても不気味な笑い顔だった。

俺は、恐怖した。

こんな場所で、こんな奴に出くわしたら、命が幾つあっても足りない。

すると、その女は俺の足を掴んだまま、大きくはしごを揺さぶった。

俺は必死にはしごにしがみつき、振り落とされないようにした。

もしも、こんな高さから地面に落ちたら・・・。

それは想像に難くなかった。

俺は自然に叫んでいた。

俺があんたに何かしたのか?

もしも、そうなら謝るから・・・・。

そう言った途端、その女は更に薄気味悪い笑顔を浮かべると、ゆっくりと

はしごを昇ってきた。

殺される・・・・。

本気でそう思った。

と、その瞬間、遠くから眩しい光が近づいて来る。

あっと思った瞬間、突然眩しい光が俺とその女を包んだ。

断末魔の叫びを残して、その女の姿が白い光の中に消えていった。

それと同時に俺も一瞬目がくらみ、はしごを踏み外しそうになる。

俺は、ガクガクした足で何とかはしごを降りると、突然携帯が鳴った。

Aさんからだった。

俺は、

今のAさん?

はしごから落ちるところだったけど?

と言うと、

Aさんは元気そうな声で、

落ちなかったんだから、結果オーライということで(笑)

ところで、どうですか?

言ったとおり大丈夫だったでしょ?

今回は、独断で、Kさんに囮というか、エサになってもらいました。

本当は奥さんと娘さんと同時に、Kさんにも気を送って加護する事も

出来たんですけどね。

あちらもなかなか狡猾で、実体を現してくれなったので・・・。

だから、Kさんの守護霊だけでは護りきれない相手だと

判ってましたがあえて、Kさんをフリーにしてみたんですが、

まあ間一髪でしたけど、助かって良かったですね。

女は、完全に消しておきましたからもう心配はありませんよ(笑)

あっ、それとこれはかなりの貸しになりますから、その点はお忘れなく!

そう言って、電話は切れた。

確かに、それ以後、家での怪異は完全に消えた。

後日、聞いた話だが、あの時の白い光は、Aさんと姫の渾身の気が

合わさったものらしく、それなら、どんな悪霊もひとたまりも

無いのは容易に想像出来た。

そして、これは余談だが、現在、我が家にはAさんの護符と合わせて

姫が初めて作ってみたという護符も貼られている。

Aさんが姫に教えながら作った試作品的なものらしいのだが、それがまたとても

効力があるのが実感出来る。

それは、Aさん、曰く、

やっぱり姫の力って、護りにもとてつもなく強い力を発揮しますね!

Kさんの家は、もう霊的に要塞化してますよ(笑)

という言葉からも判る。

だとしたら、俺があれほど危険な目に遭わなくても、姫の護符を貼った

だけでも解決出来たのでは?

と思うのだが、そんな文句を言う度胸は無いのが情けない。


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 17:15Comments(51)