2018年01月01日

停まっている車の屋根には・・・。

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆様、

新年あけまして

おめでとうございます。

本年も何卒宜しくお願い致します。

読者の皆様方のご多幸を心より

お祈り申し上げます。



ということで、いよいよ2018年が

スタートしました。

此処にお立ち寄りになられる皆様方

それぞれに、様々な事情や環境が

あるとは思いますが、お互いに頑張って

いきましょう!

皆様の頑張りや元気が私の原動力に

なっておりますし、逆に私の書く拙い話が、

皆様方の楽しみや元気の素になる事が

出来れば本当に最高です。

今年一年もそんな感じでヨロシク・・・です!

我が家の正月は、1日の朝は、妻が用意した

お手製の豪華?おせちが並びます。

全て妻の手作りですので、本当に頭が下がります。

うちの娘はといえば、そのおせちに対して、

私、おせちって苦手~、と言いながらも、

人一倍食べ散らかした挙句、妻と巨大エビフライの

取り合いをしておりました(涙)

そして、喧嘩をしているのかと思えば、先ほど、

日帰りの風呂とマッサージに妻と娘は一緒に

出掛けて行きました。

カラオケも行くそうです(泣)

ということで、今は自宅に1人きりでのんびりと

ブログを書いております。

今年もこんな感じて過ぎていくんだろうなぁ、と

思いつつ、

まあ、こんな幸せも有りかな・・・・と少しだけ

幸せな気分のお正月です。

それでは、元旦には全く相応しくないのですが、

怖くない話、いってみましょう!

それでは、どうぞ~




これは友人が体験した話である。

友人は市内のマンションに1人で住んでいる。

マンション自体は8階建てらしいのだが、高いところが苦手な彼は

3階という中途半端な高さの階の部屋を選んだ。

高い場所に行くと、不安になったり眩暈がするという彼には3階という

高さはちょうど良いのかもしれない。

しかし、困る事もあるのだという。

それは夜景が見えない事と、夏には蚊の襲来を受けてしまうという事。

もっとも、高層階は値段も高いらしく現実的ではないとしても、

やはりそれなりの高層マンションに住んでいるのだから、夜景も楽しみたいし、

蚊の襲来も受けたくないのだという。

しかし、3階に住んでいて、もっとも困るのは外からの騒音だ。

その中途半端な高さゆえ、交通量が多い時などは、かなりうるさい。

そして、何より鬱陶しいのは、夜間、エンジンをかけたままの車だという。

車を暖気しているのか、それとも何処かから帰って来て車の中で何かを

しているのかは分からないが、夜間、それも午後10時を回ってからの

車の音はかなり耳につくらしい。

彼の部屋はちょうど駐車場に面しており、それゆえ、駐車場でエンジンを

かけたままの車がいると、テレビは聞き取り難くなり、壁をつたって振動まで

伝わってくるようで深い極まりない。

そんな感じだから、彼は深夜10時を回ってから駐車場でエンジンをかけたまま

にしている車を見つけると、すぐに窓を開けて確認するそうだ。

そして、次にその持ち主に会った時には、丁寧に注意する。

関係が悪くなり住み難くならない程度にうまくクレームを入れるのだそうだ。

以前までは・・・・。

実は彼はある事があってから、窓から外を確認するのを止めてしまった。

そして、それはこんな話らしい・・・。

彼はその日、仕事が休みだったらしく部屋に篭もって溜め込んでいた

レンタルDVDを見ていたらしい。

昼頃から鑑賞を始め、夜も晩ご飯を手持ちのインスタント食品で済ませる

程のめり込んでDVDを見ていた。

そして、夜の11時を回った頃、窓の下から車の音が聞こえだす。

その頃には、車の持ち主に文句をいうのが楽しみになっていた彼は、急いで

窓に駆け寄ると勢いよく窓を開けた。

其処に停まっていた車は、それまでに彼が見た事がない車種だった。

大型の国産のセダンだが、マフラーの音がかなり煩い。

その大きな音は振動となってマンションの壁を伝って、彼の部屋まで

響いてくるほどだったらしい。

しばらくは暗闇に目が慣れず、よく見えなかったらしいのだが、じっと

見ているうちに次第にはっきりと見えてきた。

そこで、彼はいったいどの部屋の住人の車なのかと、まじまじと目を

凝らした。

そして、思わず、えっ?と小さな声を上げてしまう。

それは思わず自分の目を疑ってしまうようなものだった。

なんと、そこには車の屋根に張りついて車内を覗き込む女がいたのだ。

顔は見える筈もないのだが、着ているワンピースや長い髪が、ソレが

女であると彼に判断させた。

最初、何か目の錯覚か、誰かの悪戯だと思ったらしい。

だから、彼は何度も何度もその車の屋根に目を凝らした。

しかし、それは見る度に彼に恐怖心を与え続けていく。

その女は水色のワンピースを着た髪の長い女だった。

しかし、見れば見るほど、その姿は明らかに人間とは思えないものだと

いう確信に変わっていく。

大きな車の屋根の上にうつ伏せの状態で乗り、その両手はしっかりと

ピラーまで届き、更に足はまるで軟体動物の手足のように、ベッタリと

窓に張り付いていた。

そして、そこから長い首が伸び、その顔は窓に逆さに張りつく様にして、

車内を覗いている。

そして、長い髪は、まるでそれだけても意志を持つかのように、うねうねと

屋根の上を動き回っていた。

彼はその時、確信したという。

これは、見てはいけないものなのだと・・・。

いつもの単なるアベックや暖機などではなく、もっと危険な何か・・・。

彼は冷たい汗が流れるのを感じ、車から視線を外し、室内にそっと戻ろうとした。

その時、突然、窓下の車ののエンジンが止まり、それと同時にドアが開き、そして

慌てて閉まる大きな音と誰かが走り出す音が聞こえた。

更に悲鳴にも似た声まで聞こえてきたらしい。

やっぱり・・・・・・。

彼は頭が危険信号を送っているのも顧みず、つい好奇心に負けて再び、窓に

近づいて下を覗き込んだ。

彼は思わず、ヒッという声を上げた。

そこには、車の屋根に張りついたまま、ありえない角度で彼の部屋のほうを

覗き込む女の顔があったから。

さすがの彼も、それを見て反射的に窓を閉め鍵をかけてカーテンを

閉じた。

そして、何事も無かったかのように、再びDVDプレーヤーの再生ボタンを

押した。

しかし、その時の彼はもう、DVD鑑賞に集中など出来る筈もなく、

ひたすら速く響く心臓を落ち着かせるのでやっとの状態だった。

すると、突然、窓からコツコツという音が聞こえる。

それは、まるで誰かが窓を手の甲で叩いているようにしか聞こえなかったが、

3階にある彼の部屋の窓を叩ける人間などいる筈がなかった。

もし、そんなものがいるとしたら・・・・・。

そう考えると、更に恐怖が増していき彼はパニックになってしまう。

夜間という時間帯もお構い無しに、彼はその音が聞こえなくなる位に

DVDの音量を上げた。

他の部屋の住人には申し訳なかったが、その音を聞いているだけで彼は

気が狂ってしまいそうな気がしていたから。

すると、突然、彼の部屋の玄関のインターフォンが鳴った。

ドキっとした彼だったが、もしも誰かがこの部屋に文句でも言いに来てくれたの

だとしたら、それはそれで不思議と心強かった。

彼は、DVDの音量を少し下げた。

相変わらず、窓からはコツコツという音が聞こえている。

だとしたら、きっとインターフォンを押したのは、他の部屋の住民だろう・・・。

彼はそう思い、急いでリビングにあるインターフォンのモニターを見た。

そこには、見た事もない気持ち悪い顔の女が映っていた。

あの女だ・・・・。

彼はそう思い、その場にへたり込む。

すると、それと同時にロックしてあった玄関の鍵がカチャっと開いて音がした。

彼はリビングにへたり込んだ状態で、リビングと玄関を繋ぐ廊下を覗き込んだ。

そこには、ゆっくりと開くドアと、少しだけ宙に浮いた状態で彼の部屋に

入ってくる先ほどの女が見えた。

そして、その瞬間、彼は意識を失った。

その時、彼が何をされたかは不明なのだが、朝、目を覚ますと、濡れた

裸足の足跡が部屋のフローリングの上に残されており、閉めた筈の

窓やカーテンが全開になっていた。

更に、誰が流したのか、彼の窓の下にある駐車スペースに車を停めると

死ぬという噂が広まり、その場所に車を停める者は誰も居なくなった。

彼にとっては良かったと思えるかもしれないが、その噂というのが、

その場所に車を停めると、上の階、つまり3階の彼の部屋から女が

恐ろしい顔で下を覗き込んでいるというものだったので、彼は

取るものもとりあえず、急いでその部屋から引っ越したという。

そして、これは後日談だが、彼がその部屋から引っ越してからは、

その部屋や駐車場での怪異や噂は完全に収まってしまう。

もしかしたら、いや、多分、その女は彼に憑いて別の部屋に移った

のかもしれない。

現時点で、彼に怪異は起こってはいないのだが・・・。
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 13:46Comments(38)