2018年01月05日

ファーストコンタクト

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆様、お疲れ様です。

今日は仕事始めでした。

で、午後からは、会社の新年会。

ちなみに、明日も仕事です(涙)

それはそうと、今日、帰宅すると、うちの大監督が

必死に勉強中。

どうしたのか、と聞くと、妻から3月の東京のコミケに

行かせて貰う条件として、次の試験で平均90点

以上を取れ!と言われたらしい。

日本史が苦手な大監督は、私に聞いてきた。

もしも日本史が0点だったら、他の4教科で

満点とれば大丈夫だよね?と。

5教科500点中400点だと平均80点にしかならない

事に気付いていない大監督。

日本史以前に数学の勉強をした方が良いのでは?

と思ったが、口には出せなかった。

頑張れ!大監督(笑)

ということで、今夜もいってみます。

怖くない話。

それでは、どうぞ~!







それは、数年前の夏の事だった。

知人の紹介で、とある人物から、彼が所有・管理している廃旅館の

心霊騒ぎを何とかして欲しいと頼まれて俺とAさんは、金沢市のとある

場所に来ていた。

どうやら、そこは例の目撃談が後を絶たず、その為か、かなり多くの

若者達が、その廃旅館に肝試しに来るという状態になっていた。

その廃旅館は、こんな辺鄙な場所に在っても客が来ないだろ?

と思われる場所に建っていた。

車も通らず民家も無い。

そんな場所だから、尚更、肝試しのメッカになってしまったのかもしれない。

そして、俺達がその場所に到着した時、先に別のグループが来ていた。

沢山の自転車が停まっていたので、そのグループが中高生のグループ

である事は容易に想像出来た。

Aさんは、相変わらずつまらなさそうに辺りを見回していたが、その自転車の

数を見て、

こんなんじゃ、日本の将来も不安だらけですね。

こんな事してる暇があったら、さっさと家に帰って勉強した方が良い、という

簡単な事もわからないんですかね?

と先生らしい言葉を口にしていた。

そうしていると、建物から数人の女子高生らしいグループが出てきた。

建物の中には何も出なかったらしく、

やっぱり単なる噂だったね!

せっかく○○さんにも付いて来てもらったのにね!

などと話している。

それを聞いて、俺はAさんに言った。

なんか拍子抜けしちゃったね?

やっぱり此処には何も居ないみたいだし・・・・。

すると、Aさんが返してきた。

本当に馬鹿ですよね。

あんな子供の話をまともに受け取ってどうするんですか?

それに・・・・。

そこまで、言うとAさんは無言のまま、その女子高生グループに近づいていく。

俺は、それを見て、てっきり立場上、高校生を叱りにいくのだと思って見ていた。

しかし、そうではなかった。

Aさんは、その女子高生の中の一人に声をかけた。

あなた・・・・本当は見えてたでしょ?

その女子校生は、そのグループの中でも異彩を放っていた。

他のメンバーがどちらかというと、今風の女子高生達なのだが、その1人

だけは、何処か大人びたというか、落ち着いており、冷たい雰囲気が

漂っていた。

きっと、心霊スポットにいくという事で無理やり連れてこられたというところか。

何が言いたいんですか?

おばさん・・・・・。

その女子高生はAさんにそう返した。

実は、この時が、Aさんと姫の初めての出会いだった。

おばさん・・・と言われ、Aさんがキレたと俺は思った。

しかし、Aさんは

別に・・・ただ気になったから・・・・・。

そう言って、Aさんは俺のところに戻ってくる。

俺が、

おばさん・・・・って言われてもキレなくなったんだ?

Aさんも大人になったんだね~(笑)

と言うと、Aさんは、

その言葉、Kさんがもう一度言ったら・・・・殺しますから・・・。

それよりも、あの娘、凄いかもしれないですよ。

あんな娘と心霊スポットに行っても絶対に霊なんか姿を現しませんよ。

怖くて、隠れちゃいますね。間違いなく。

それに、この廃旅館、やっぱりやば過ぎますね・・・。

さっきからずっとこちらを警戒してます。

それは私だけじゃなくて・・・・。

そう言うと、再び先ほどの女子高生グループに近づいていく。

そして、

貴女達・・・・どこの高校なのかな?

私も教師なんだけど、あんまりこういう場所に出入りしてると、内申書に

響く事になるかもね。

Aさんの上から目線の言葉に更に拍車がかかる。

それを聞いて、そのグループが帰ろうとした時、Aさんが声を掛ける。

貴女・・・・貴女だけは残ってくれる?

そう言われた女子高生は、しばらく???としていたが、すぐに

どうして私だけが残らなくちゃいけないんですか?

と冷たい目で言い返してきた。

すると、Aさんは、

別に大した事じゃないんだけど・・・・。

貴女、見えるみたいだから、力を貸して貰おうと思ってね!

すると、

別に私見えてませんから!

と語気を強めた。

そして、畳み掛けるように言い放つ。

この人(俺)の守護霊に手伝って貰った方が良いんじゃないですか?

私なんかよりも役に立ちそうだけど?

そう言われ、Aさんは、ニンマリと笑って、答える。

あら?この人(俺)の守護霊が見えてるんだ?

なんだ・・・やっぱり見える力持ってるんじゃない(笑)

それを聞いて、その女子高生は少しムッとした顔をする。

その反応を見て、Aさんは嬉しそうに、こう続ける。

私も見えるんだよね。

貴女と同じように・・・。

でも、今の状態じゃ、それってただの宝の持ち腐れなんだよね。

そう・・・私と違って・・・。

どう、私と勝負してみない?

あそこに入って、どちらが無事に出てこれるかってね。

私1人の力では大変だけど、貴女と力を合わせれば、きっとうまくいくと

思うの!

どう・・・やってみる?

Aさんの様子を見ていると、まるで宝物でも見つけたように目が輝いている。

こんなAさんを見るのは初めてのことだった。

しかし、その女子高生はといえば、相変わらず冷めた表情で、

そんな事やって、私に何の得があるんですか?

それに、貴女が先生だっていうのも、胡散臭いし・・・。

それに、私、小さな頃から、力を使っては駄目だって教えられてきたんです。

それをなんで貴女の言葉にそそのかされて、いちいち行動しなくちゃいけない

んですか?

馬鹿馬鹿しい・・・・。

そう言って履き捨てるように言った。

そこで、俺が口を挟む。

あのね・・・この人が先生だっていうのは本当だよ。

まあ、性格には問題あるけどね。

でも、もしもそういう能力があるのを自分でも知ってるんだとしたら、それはきっと

その力を使うっていう使命みたいなものを・・・

と言ったところで、Aさんが、更に口を挟む。

Kさんは、黙っててくれますか?

私は霊能者・・いや、そういう力を持った者同士で話をしてるんですから。

そもそも、Kさんはこの娘に憑いているモノが全て見えてないでしょ?

そう言われて、俺はその場でシュンとなる。

しかし、その言葉を聞いた、その女子高生は明らかにそれに反応していた。

もしかして、貴女も霊能者なんですか?

そして、私に力を貸してくれているモノ達の姿が見えてるって事?

だとしたら、教えてください。

以前、私を診てくれたある霊能力者は、知らない方が良いって・・・。

でも、私はやっぱり知りたいんです。

私って、昔から怪我も病気もしたことなくて・・・。

交通事故に遭った時も、私は怪我1つせず、相手の車は大きく潰れてて・・。

だから、私は知りたいんです。

何が私を・・・。

そう言おうとした時、Aさんが割ってはいる。

はいはい。

わかりましたよ。

でもね。

ひとつ言っとくけど私は霊能力者じゃないからね!

そういう呼ばれ方は嫌いなのよね。

でも、貴女の気持ちは私にもよく分かるよ。

まあ、どうやら私とはレベルが違うみたいだけどね。

それじゃ、着いて来てね。

貴女の本当に力を引き出してあげるから・・・。

ちゃんと見ててね!

そう言って、Aさんは、その女子高生を連れて廃旅館の中へと入っていく。

俺が付いて行こうとすると、冷たい声で、

あっKさんは邪魔になりますから・・・。

と言われ、その場で立ち尽くす俺。

しかし、まじまじと見ると、目の前の廃旅館は、先ほどとは完全に様子が違い、

おどろおどろしい雰囲気と、俺にでも分かるくらいの痛みを伴うほどの

殺気を放出している。

やっぱり、その娘連れていくのは危険なんじゃないの?

そう言おうとして、俺は言葉が出なかった。

Aさんと、その女子高生は、それぞれが白と青のオーラの様なものに

包まれていた。

そして、そのまま廃旅館の中へと入っていく。

旅館の中が白と青の光で照らされているのが見えた。

そして、30秒もしないうちに、2人はその廃旅館から出てくる。

その時点で、もうその廃旅館からは何の気配も感じなくなっており、まるで

ほのぼのとした雰囲気さえ漂わせている。

そして、出てきた二人なのだが・・・。

完全に、その女子校生はAさんにベッタリと懐いていた。

お姉さま・・・凄いです!

先ほどまではAさんの事を、『おばさん』と呼んでいたような気がしたのだが。

結局、その場は連絡先を交換して、その女子高生と別れた。

そして、帰りの道すがら、Aさんが俺に話してきた。

あの娘、やっばり凄いですね。

磨き甲斐があるというか・・・。

今のままでも相当なものですけど、それなりに修練したら・・。

もう想像を絶してますね。

と。

あっ、それから彼女、Kさんの守護霊の事、気に入ったみたいです。

良かったですね。

そう言われ、何が良かったのか、全く理解出来ない俺だった。

それから、その2人がとんでもない力をもって、ありえない力に対峙していく

事になる。

これが、Aさんと姫とのファーストコンタクトである。
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 20:33Comments(33)