2018年01月10日

公園

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆様、お疲れ様です。

今日も新年の挨拶回りで色々と走り回って

おりました。

こちら金沢は雪が降っております。

明日の朝までにどれくらい積もるのか?

そういえば、昔は金沢も、雪が降ると学校が休みに

なったりするくらいの豪雪地帯でした。

雪が降ると、歩道は完全に無くなってしまい、

歩行者は全て車道を歩いてましたね。

屋根雪を下ろしてから、下に溜まった雪の中へ

ダイブするのが子供の頃の楽しみでした。

家の前の道路に雪が1メートル以上積もり、

そこに出入りする為に、家の前に雪の

階段を造ったり・・・・。

まあ、最近は雪も少なくなって楽になりましたが、

そういう時代の頃が懐かしく感じる事も有ります。

そういう話をうちの娘にすると、凄く羨ましいみたいです。

理由は学校が休みになるから(涙)

家の前の雪かきもろくにした事が無い奴が

ホント・・・・よく言います(笑)

それでは、遅くなりましたが今夜も怖くない話。

いってみましょう。

それでは、どうぞ~!



これは知人が体験した話である。

彼女は法律事務所に勤めているのだが、仕事が終わり、帰宅してから

ジョギングするのが日課になっていた。

ジョギングといっても、近所を走る程度であり、走っていると顔見知りにも

会ったりして少しも怖くないのだという。

そんな彼女が体験した話を書きたいと思う。

その日は仕事で少しの残業があり、いつもより帰宅するのが遅くなった。

とはいえ、独身の彼女にとって、時間は有り余っているらしく、その日も

少し遅めだがジョギングをする事にした。

いつものコースをいつものペースで走る。

そして、ジョギングを終えてからのシャワーとビールが彼女の楽しみ

になっていた。

近所を走るとはいえ、走る距離はそれなりで、時間にすると40分~1時間

程かけて走るというのだから、俺には到底出来ない。

そして、ジョギングコースの後半には、公園があるそうで、彼女はいつも

その公園に寄って時間をつぶす。

なんでも、誰もいない公園というのが、彼女にはツボにはまるらしく、

1人でブランコに乗ったり滑り台から滑り降りたりしていると、

まるで子供の頃に戻ったようで、とても楽しいそうだ。

だから、その日もいつもの公園に彼女は立ち寄った。

たまにアベックが居たりして、のんびり出来ない時もあるらしいが、その時は

いつも通り誰もおらず、彼女はひとまずベンチに座ってタオルで汗を拭き、

いつも持ち歩いているペットボトルで喉をうるわした。

そして、いざ、いつもの様にブランコでも乗ろうかと思ってベンチから立ち上がった時、

ちょうど正面にあるベンチに誰かが座っているのが見えた。

女性だった・・・。

彼女は、きっと自分と同じようにジョギングかウオーキングのついでに寄った

のだろうと思い、軽く会釈した。

しかし、見ていなかったのか、相手の女性は何の反応も無かった。

彼女は、他に人がいるのなら、今日はブランコに乗るのは諦めよう、と思い、

そのまま横を向いて公園から出ようとした。

その時、急に耳鳴りがした。

それまでに体験した事の無いほどの強い耳鳴りだった。

そして、その瞬間、彼女の体は全く動かなくなってしまう。

え?・・・・・どうして?

彼女は焦って体に力を込めるのだが、まるで自分の体ではない感覚で全く

力が入らない。

そして、彼女はしばらくそんな状態でもがき続けていた。

しかし、どうしても体が動かない彼女は、仕方なく、先ほど向かいの

ベンチに座っていた女性に助けを求める事にした。

あの・・・・すみません。

実は・・・・

そこまで言って彼女は言葉を発するのを止めた。

彼女はその時、ハッと思い出した。

先ほど向かいのベンチに座っていた女性は、ジョギングなどしていたのではない。

何故なら、彼女が着ていた服は、どうみても喪服にしか見えなかったから。

だとしたら、どうしても服を着た女の人がこんな夜更けに1人で公園のベンチに

座っているのだろう・・・・。

そんなモノがいるとしたら・・・・。

だとしたら、今私が動けないのは金縛りなの?・・・・・。

そして、今彼女の視界に入っているもの全てがまるで死んでいるかのような

世界になっていた。

家々の明かりは完全に消えて真っ暗であり、通りを走る車も1台もいなかった。

唯一、点いているのは古い自動販売機の灯かりがぼんやりと灯っているだけ。

そう考えた時、彼女は一気に恐怖に支配された。

恐ろしくて目を閉じたかったが、そんな事をして、目を開けたとき、

あの女の顔が目の前にあったら・・・・。

そんなモノを見てしまったら、きっとショック死してしまうような気がした。

だから、彼女は目をキョロキョロさせて出来るだけ情報を集めようとした。

しかし、それよりも早く彼女の耳に、ある音が聞こえてきた。

ジャリ・・・ジャリ・・・・。

それは何かが公園のアスファルト部分を歩いてくる音に聞こえた。

間違いない・・・あの女だ・・・。

彼女の恐怖心は更に高まる。

彼女は心の中で必死に、

来ないで・・・来ないで・・・・お願いだから!

と祈り続けたが、そのアスファルトを擦るような足音はどんどん近づいて来る。

彼女は必死に、知っている限りのお経らしきものを唱えてみる事にした。

しかし、知っているのは冒頭の部分だけで、彼女はその冒頭部分を繰り返す

しかなかった。

と、気がつくと、先ほど聞こえていた足音が聞こえなくなっている。

彼女は一瞬、ホッとしたが、すぐに体の金縛りが解けていないことに気付く。

すると、その時、彼女の真横から声が聞こえた。

その声は、彼女の真横に立ち耳元で話している声に聞こえた。

彼女は先ほどの女が自分のすぐ真横に立って顔を近づけている様子を

想像してしまい、恐怖で歯がカチカチと音を立てて震えた。

誰かいるの?

待ってる人いるの?

その声は確かにそう言った。

彼女は必死に目を閉じて、顔を上下に大きく振った。

待っている人など彼女のマンションにはいなかったが、もしも居ないと

言ってしまったら、このまま何処かへ連れて行かれてしまう・・・。

そんな気がしたという。

彼女は、それから顔を立てに振り続けながら、

ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・・

と言い続けた。

すると、フッと体から力が抜けてそのまま公園のアスファルトの上に倒れこんだ。

体が動くようになっていた。

家々の灯かりも、通りの車もいつも通りに戻っていた。

彼女は、そのまま一気に立ち上がって公園を一気に飛び出すと、そのまま

止まらずに自宅マンションまで帰った。

その日の夜はそのまま恐怖で明かりを点けたまま一睡も出来なかった。

しかし、運良く、その後に怪異は発生していない。

そして、彼女のジョギングは夜ではなく、朝走る事に変えて、更にコースまで

変えてしまったということだ。
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 21:20Comments(30)