2018年02月01日

捜索・・・・。

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆様、お疲れ様です。

今日のニュースで九州が大雪との映像を

見て驚きました。

九州は暖かい場所という意識しか無かったので。

もしも、こちらをお読みの方で被害に遭われた

方には心よりお見舞い申し上げます。

また、明日の朝は東京でも積雪の予想。

通勤などの際は、大変だと思いますが、

くれぐれも安全第一でお過ごしくださいませ。

しかし、こちら金沢は全く雪が降る気配が

ありません。

不思議な冬ですね。今年は。

それから、ついに竹書房さんのサイトで

『闇塗怪談』の第2弾の告知がされております。

http://kyofu.takeshobo.co.jp/release

出版の夢は叶いましたので、今回で

出版は終わりにするつもりです。

実は今回第2弾の話を頂いた時も、かなり

悩みました。

やはり、何も知らない方達から"創作"とか"作り話"

などと酷評されるのは辛かったものですから。

だから、一度は担当者にお断りをしたんですが、

ご担当者の暖かいご配慮と励まし、そしてこちらの

読者の皆様の暖かい評価のお陰で、今回また

第2弾を出版するに至りました。

が、やはり、私の居場所は、ブログの世界であって

プロ作家の世界ではない、という確信を得ましたので、

今回が最後になると思います。

ですので、また宜しければ皆様に

お読み頂けると嬉しいです。

当然、新作書き下ろしも多数掲載されます。

勿論、サインと記念品もしっかりと対応させて

頂きます(笑)

ということで、今夜もいきます。

怖くない話。

明日は新年会ですので、もしかしたら

アップ出来ないかもしれません。

ごめんなさい。

それでは、どうぞ。





これはとあるお店で意気投合し一緒に飲んだ男性から聞いた話である。

彼は今でこそ普通の会社で働いているそうだが、以前は人命救助を

主に行う仕事に従事していた。

それが、具体的に警察なのか、民間の会社なのか、はよく覚えていない

のだが、とても印象に残った話であり、ここに書きたいと思う。

海であれ山であれ、誰かが行方不明になると当然捜索隊が出される。

ただし、それは通常は決められた期間のみの捜索になるらしく、

それ以上の捜索を希望する場合は、別途高額なお金を支払っての

捜索に切り替わるらしい。

実際、行方不明になってから数日が経過すると、関係者の殆どは

行方不明者の生存を諦めてしまう。

当然、海や冬山などで遭難した場合、数日も生き残れると考える方が

異常である。

それでも、家族や恋人にとっては、そんな状況でも決して、生存を

諦めたりはしない。

いや、生存は無理でも、せめてご遺体だけでも早く暖かい場所に連れて来て

あげたいと思うのかもしれないが。

そして、彼の場合、捜索は常にヘリコプターに乗り込んで行っていた。

実際、天候にも左右され、尚且つ、広大な中から、行方不明者の姿を

見つけるのは容易ではない。

というよりも、かなり不可能に近いのかもしれない。

しかし、それでも彼は何人もの行方不明者を発見したのだという。

そして、それは、決して彼の能力ではないのだという。

何日も大掛かりな捜索隊が駆り出され、一丸となって捜索を展開する。

そんな時には起こらない奇跡が、何日も見つからず、それでも家族らの

強い希望で捜索を続行している時。

それも、その日が捜索の最後の日という時に限って、それは起こるのだという。

それは、山であれ、海であれ、同じなのだという。

ヘリコプターからずっと眼下を凝視し続けるというのもかなり辛い。

それでも、何とか家族の期待に応えるべく彼は常に全力を尽くした。

そうしていると、眼下に誰かが、大きく手を振っているのが見えるのだという。

普通、海の中や山で、そんな事をしてもなかなか、目に留まるものではない。

しかし、そういう場合は、何故かピンポイントで其処に目がいく。

そして、慌ててヘリコプターを降下させ救助に入る。

しかし、もうその時には、その行方不明者は全て亡くなっているという。

また、ヘリで捜索中に何処からか、声が聞こえることもある。

ここです。此処にいます・・。

そのまままっすぐ・・・・。

間違いなくそう聞こえる。

そして、その声に導かれるようにしてヘリを飛ばすと、必ず行方不明者を

発見出来る。

勿論、その時も例外なく亡くなっているそうだが。

ただ、普通に考えれば不思議で、在り得ないと思える奇跡なのだが、彼らは

どうして亡くなった要救助者が手を振ったり、声を聞かせたり出来たのか、

という事を考えない様にしているという。

それが、自然なのだと・・・・。

見つけて欲しい者と見つけたい者の気持ちが呼び合ったのだ・・・・。

きっと、それほど見つけて欲しかったのだろう、と純粋に考えるだけだという。

そして、行方不明者のご遺体を家族の待つ待機所に連れ帰っても、家族は

感謝こそすれ、罵倒する者はいないという。

そして、亡くなって戻ってきた家族に、精一杯温かい言葉を掛ける。

よく頑張ったな・・・。

もう安心してゆっくり休め・・・と。

本当に不思議な話だが、その話を聞いていて、人間の持つ魂の強さと

家族の暖かさ、そして、命の不思議を感じずにはいられない。
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 20:45Comments(30)