2018年02月06日

一番最後の筈・・・・。

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆様、お疲れ様です。

そして、私も疲れました(涙)

ここまで、雪かきに追われる日々を過ごしたのは

本当に何年ぶりでしょうか?

夜寝て、朝が来て、外の様子を見るのが

怖いですね!

今朝も車を出せるようにするのに、2時間ほど

かかりました。

もう雪をどかすスペースがありません。

今日はうちの大監督が、休校でしたので、ちゃんと

雪かきを完了させておくように言ってあったんですが、

加賀市まで営業に回り、帰宅すると、雪かきが

されておらず、何故か巨大なカマクラが・・・。

車を駐車出来ない程の巨大なカマクラを一体

何時間かけて製作したのだろうか?

というより、どれだけカマクラが好きなんだ?(泣)

それから暫くして帰宅した妻に、怒られてました。

でも、お隣の福井県はもっと大変な雪みたいですから、

これくらいで凹んでたら駄目ですね。

ちなみに、金沢では、ほっともっとや、かつやが

閉店しております。

コンビニにもあまりお弁当が並んでおりません。

加賀市のお客さんの駐車場


私の部屋から見た隣の屋根


ちなみに、現在もしんしんと雪が降り積もっております(涙)

明日の朝には大台の1メートル超えかも・・・。

ということで、昨晩は仕事の新年会でしたが、

今夜はやります。

怖くない話。

それでは、どうぞ~




これは俺が体験した話である。

その時俺はボーイスカウトの小学生版である、カブスカウトというものに

入っていた。

毎週末に、お寺に集まってはお参りをしたり、近くの大きな公民館で

手旗やロープの使い方など、今となってはあまり利用価値が無さそうな

事に真剣に取り組んでいた。

そんな中でもやはり楽しいのは夏に行われるキャンプだった。

そして、その夏のキャンプは県内の山の中のキャンプ場に一泊二日の

日程で行われたのだが、その中でもやはり楽しみだったのが肝試し。

特にその年は、別の団体であるガールスカウトと一緒に肝試しをする、

ということで、俺は密かに、そして俄然ヤル気を出していた。

キャンプには親達も同行するのだが、あくまで子供達の自主性を尊重

する為に、あまり口出しはしてこない。

そして、その時は、ガールスカウトの女の子達も一緒にカレーや鍋などを

作って和気藹々と楽しんで料理を作った。

そして、夕食も終わり、いよいよ肝試しの時間。

まずは、指導者の大人から、本当か嘘か分からないような微妙な怖い話

を聞かされた。

そして、父兄達が、おばけ役として順路に散らばっていよいよ肝試しが

スタートした。

だが、その時、くじ引きの運の悪さから俺は最後尾という順番になっしまった。

肝試しは2人が一組になって決められた順路を回るのだが、俺は最後尾に

なったお陰で、1人で順路を回る羽目に・・・。

ガールスカウトさん達とのラブラブな肝試しを思い描いていた俺は、その時点で

失望のどん底に落とされてしまう。

それに、何故俺だけが、1人で肝試しに望まなければいけないんだ!

と恐れおののいていたが、後輩の手前、怖がっている態度もする事が

出来ず、俺は寡黙に自分の番が来るのを待つしかなかった。

肝試し自体は、父兄の方達がかなり頑張っているのか、至る所から

驚いた様な叫び声やら泣き声やらが聞こえてくる。

それでも、それまでの全ての組が、しっかりと順路を回って帰って来ていた。

俺は、

どう?・・・怖かった?

と、まるで駐車の順番待ちの小学生の様な質問を繰り返していた。

そうして、自分の順番が近づいて来ると、あれほどつまらなく感じた冒頭の怖い話

も、それなりに恐怖を助長してくれるから、溜まったものではなかった。

そんなこんなで、俺の番がやってきた。

俺よりも早くスタートした組が、まだ、順路の途中にいる筈だったから、

俺はまるで駆け足で回るようにして順路を急いだ。

出来る事なら、前の組の仲間に追いつきたかった。

ただ、俺の順番が最後ということもあり、おばけ役の大人達もあまり

力が入っていなかったのか、

君が最後だよね?

と聞かれ、

はい。そうです。

と答えると、隠れていた場所から姿を現し、そしてそのままスタート地点

へと帰っていく。

実は、これが一番恐ろしかった。

肝試しというと、確かに回る者も怖いのだが、それでもおばけ役の大人達が

近くにいる、ということがどれほど心強かったか・・・。

それが、俺が通り過ぎると、皆、そのままスタート地点へ帰ってしまう。

ということは、もう、そこには誰も居なくなってしまう。

その事が俺にとっては、より恐怖心を掻き立てられた。

だから、俺は出来るだけ早く回れるようにと、必死に早歩きをしていた。

そして、ある地点まで来た時、俺の恐怖はピークを迎える。

そこは、大人達が隠れて脅かす場所の最後の地点だった。

其処から先は、道の奥にある無人のお寺まで行って、あらかじめそこに用意

されている番号札を持ってこなくてはいけなかったから・・・。

例のごとく、俺が最後の組だと判ると、大人達はゾロゾロとその場から撤収していった。

俺はもう恐怖で泣きたい気持ちを何とか堪えつつ、それでも早足でお寺を

目指して必死に走った。

お寺には誰が用意したロウソクの灯かりが揺れていた。

俺はお寺に着くと、とりあえず、番号札をやみくもに掴み、その場から

ダッシュで折り返す。

実は、指定された番号を持ち帰らなければいけないのだが、俺にはもう

そんな余裕は無かった。

早く、みんなの元に戻りたかった。

そこで、たとえ違った番号札を持ち帰って笑われても構わないと思っていた。

すると、俺の後方からペタペタという音が聞こえてくる。

俺は最初、何かの聞き間違いだと思い、1度立ち止まってその音を聞いた。

ペタッペタッ・・・。

それは確かに誰かの足音、それも裸足の足音に聞こえた。

俺は一瞬、誰か大人がやってきたのかな、とも思ったが、何か胸騒ぎがする。

俺は、心の中で、ウワァ!と叫びながら再び走り出した。

前方の暗闇が恐ろしかったが、それよりも後方が気になっていた。

耳は完全に後方からの音に集中している。

すると、いつしかペタッペタッという音は、タッタッタッタッという

走っている様な音に変わっていた。

間違いなく誰かが後ろから追いかけてきている。

それが恐ろしかった。

きっと、大人達の誰かが残っていて俺を驚かそうとしているのだろうと

自分に言い聞かせた。

すると、突然、後方から声が聞こえた。

お~い!待ってよ!お~い!

それは聞いた事が無い声だった。

子供の声に聞こえたが、男とも女ともとれる声だった。

俺はもう完全にパニックになって、きっと大声を出しながら走っていた

んだと思う。

それでも、後方からの声と足音は、少しずつ確実に近づいてきていた。

転んだらお終いだ・・・・。

俺は必死に走りながらも、転ばないようにという点に置いては冷静に

走り続ける事が出来た。

火事場の馬鹿力とでも言えば良いのか、その時はとてつもなく速く走れたような

気がする。

それでも、気がつけば、後方からの足音は、もうすぐ背後から聞こえてくるように

なっていた。

そして、俺の耳元から、あの声がした。

ねぇ!待ってよ!ねぇ!

そして、何かが俺の背中を掴んだような気がした。

俺はその時、何を思ったのか、手に持っていた番号札を後方に投げ捨てた。

すると、一瞬、背後からの足音が遠のいた。

俺は

やった~!

と思い、走る足に力を込めた。

しかし、それから数秒後、凄まじい速さで何かが近づいて来るのが判った。

そして、今度はしわがれた老婆の様な声で、

待て~・・・・止まれ~・・・・。

と聞こえてくる。

少なくとも父兄の中にはお年寄りはいなかった。

だとしたら、後ろにいるのは・・・・。

そう考えると恐怖で足がすくんだ。

それでも俺は止まる事だけはしなかった。

止まったらどうなるのかは分からなかったが、それでも良い事は起こらない

という確信はあったから・・・。

すると、前方から声が聞こえてきた。

どうやらその声はカブスカウトの指導者達が迎えに来てくれた声に違いなかった。

俺はその声に励まされるようにして必死で走る。

その間、背後からは何度も俺の背中を掴もうとする手の感蝕があったが、

最後のカーブを回り、大人達の姿が見えた時には、その声も足音もすっかり

消えていた。

きっと、俺はその時、大人達の胸に飛び込んで泣いてしまったのだろう。

そのまま、その日は俺だけが、両親に連れられてそのキャンプから自宅に

帰ることになった。

その帰り道、俺は両親に俺が体験した事を話した。

両親達は、俺の話に頷きながらも、

きっと怖い怖いと思ってるから、そんな風に感じたんだよ。

と優しく諭してくれた気がするが、自宅に帰ってから着替えの際、俺の服の

背中部分についていた傷を見て、一瞬、両親の顔色が変わったのを俺は見てしまった。

もし、あの時、立ち止まっていたら・・・・。

そう考えると今でも恐ろしくなる。


  


Posted by 細田塗料株式会社 at 18:38Comments(27)