2018年02月08日

新しい・・・・家族?

サインディスプレイ部 営業のKです。

皆様、お疲れ様です。

金沢は今朝も積雪が20センチほど。

さすがにもうそれ位の積雪では全く

何も感じなくなっております(笑)

日中は雪も少ししか降らなかったのですが、

それでも街中を走れば、大きな穴が

幾つも開いており、いたるところで

車がはまって立ち往生しておりました。

立ち往生といえば、福井県。

お隣の県ですから、ずっと心配して

おりましたが、ようやく解消しそうで

嬉しいです。

でも、確か、数年前にも福井県では

雪の中、立ち往生になって自衛隊が

除雪作業に駆りだされていた様な

気がします。

もしかしたら、何か原因があるのかも

しれないですね。

でも、困った時には助け合い。

この気持ちが無ければ北陸の冬は

乗り切れませんね。

皆様も、今年の冬は、突然の大雪や

寒さには十分ご注意くださいませ。

ということで、今夜もいきます。

怖くない話。

それでは、どうぞ~!




これは知人から聞いた話である。

彼は今でこそ、石川県に住んでいるが、元々は生まれてからずっと

岡山県の倉敷市で生まれ育った。

大学も地元の大学に進んだから、生まれてからずっと倉敷市で生活していた

事になる。

大学を卒業すると地元の企業に就職し、数年後には結婚して1人息子を

授かった。

しかし、運命の悪戯なのか、子供が小学2年にあがる時、病気がちだった

奥さんが突然他界してしまう。

熱烈な恋愛の末、結婚した奥さんだったから、彼の落ち込みようも半端なもの

ではなかったようだ。

しかし、奥さんが残してくれた1人息子の為にも、しっかりしないと、と

気を取り直し、それからは息子さんと2人の生活が始まった。

両親は同じ岡山県に住んでいたが、かなり距離も遠い為、預ける事も出来ず

彼の苦労は相当なものだった。

それでも、何とか時間をやり繰りして仕事と育児を両立させていた。

しかし、ある日を境にして彼の住むマンションで異変が起こり始める。

それは、見過ごせば気がつかない程の些細な事だったのかもしれない。

夜、仕事から帰ると、朝と部屋の様子が違っていたり、無言電話が頻繁に

かかるようになったり、部屋に居ても常に誰かの視線を感じたりというもので

普通の人ならば、それに気がつかなかったのかもしれない。

しかし、彼にはほんの少しだが霊感が備わっていた。

だから、ある日、こんな実験をしてみた。

それは朝の部屋の様子を写真に撮っておき、それを帰宅してからの部屋と

照らし合わせるというものだった。

そして、その結果は、明らかに部屋に置かれた物の配置が変わっていたのだという。

勿論、泥棒や不審者という線も疑ってみたが、几帳面な彼の性格上、鍵を

掛け忘れるという事はありえなかった。

だから、彼は息子に悟られ怖がらせたりしないように、内密に色々とそのマンション

の事を調べてみた。

しかし、新築の状態で入居したマンションに、そんな曰くなど存在するはずも

無かった。

そして、マンションから出て新しい部屋を借りる余裕も彼には無い。

だから、彼は自分にこう言い聞かせた。

きっと、亡くなった妻が、自分と息子が心配になって、ちょくちょく見に来て

いるのかもしれない・・・と。

だから、彼は1度、息子に聞いてみたそうだ。

お母さんに会いたいか?

すると、息子は、少し不思議そうな顔をして、

会いたいけど、お母さん死んじゃったしね。

でも、いつか会えるんだよね?

天国で・・・・。

そう言われ、彼は特に何も感じずにその言葉を聞き流した。

そして、父兄参観の後、父兄懇談が行われた時、先生から言われた言葉に

彼は凍りついた。

先生は、後ろの壁に貼られた子供達の書いた絵の中から、彼の息子が書いた

絵を指差しながらこう言った。

奥様が亡くなられたと聞いていたんですが、再婚なされたんですね。

○○君も、最近はそのせいか、とても元気で・・・。

そう言われ、彼は思わず立ち上がって、その絵の側へと駆け寄った。

そして、まじまじと見た、息子が書いた絵には、『かぞく』という

タイトルが付けられており、そこには息子さんを挟み込むようにして

彼自身と1人の女性が描かれていた。

そして、その女性が彼の亡くなった妻ではない事は明らかだった。

彼の妻は出会ったときから、いつもショートカットの髪型であり、髪を伸ばした

姿を見た事は一度も無かった。

そして、その女性は身長が彼よりもかなり高く描かれており、目の部分は

真っ黒に塗りつぶされ、何故か片腕が欠落していた。

子供の書いた絵に、そこまでのリアルを求めるのは無理な話かとも思ったが、

彼の顔にはしっかりと白目と黒目が描かれており、両腕もきちんと書かれている。

彼はそのまま会社に早退の連絡を入れ、急いで息子が下校してからの時間を過ごしている

学童クラブに迎えに行った。

そして、帰りの車の中で、彼は息子さんに聞いた。

あのさ・・・○○が書いた絵を見たんだけどな。

あそこに描かれている女の人ってお母さんなのかな?

すると、息子さんははっきりとこう言ったという。

ううん。お母さんじゃないよ。

でも、お母さんが死んでからずっと家に居るよ。

お父さんより、ずっと背が高い女の人。

で、その女の人が、もうすぐお父さんと僕を一緒にお母さんのところまで

連れて行ってくれるんだってさ!

そう言った息子さんは満面の笑みで笑った。

しかし、それから彼は息子さんを両親の元に連れて行き、妻のお墓を

供養してくれているお寺に向かった。

すると、そのお寺の住職は、

何か大変な事が起きています。

お話をお聞きして、私が忠告出来るのは1つだけです。

もうその部屋に1度たりとも戻ってはいけません。

貴方も、そして息子さんも・・・。

もし戻ってしまったら、二度とこちらの世界には戻ってこられないでしょう。

だから、勿体無いと思うかもしれませんが、誰か取り合いの方に部屋の家財道具

の処分を任せて、貴方と息子さんは一刻も早くこの土地から離れなければ

いけません。

そして、もう倉敷、いや岡山県には戻らない方が良いでしょう。

それほど、強力な悪霊です・・・。

奥さんのお墓は私がしっかりと護ります。

だから、ご安心ください。

そう言われた。

普通なら信じ難い話なのかもしれないが、彼はその話を全て信じた。

それは彼が霊感があったからなのかもしれないが、実は彼は少し前から

気付いていたようだ。

彼と息子が少しずつやつれてきており、このままではいずれ重い病気に

かかってしまうという事を。

そして、彼は取るものもとりあえず、突然、移動願いを出して、石川県に

移り住んだ。

会社は色々と難癖をつけたが、彼の気迫に押され、会社も渋々転勤を容認した。

そして。それから石川県での生活がスタートした彼だが、転勤後は怪異は

全く起こらなくなった。

それで、彼も少し緊張感が溶けてしまったのかもしれないのだが、1度

広島への出張の際、つい懐かしくなって、その頃住んでいた倉敷の町を

見に行ったらしい。

そして、以前、息子さんと住んでいたマンションにも・・・・。

そこは、車で通り過ぎる様にして、見たらしいのだが、彼が住んでいた部屋には

当然、新しい住人が入居しており、洗濯物も干してあったらしいが、その近くの

窓から、じっとこちらを睨みつけている女の姿を目撃してしまう。

着物らしき服装を着た髪の長い女だったらしいが、痩せ衰え、天井に頭が

付くのではないか、と思えるほど背の高い女が、目だけをギラギラさせて

彼の方を睨んでいた。

まるで、彼が来るのを知っていたかのように・・・。

そのおぞましい姿は今でも忘れられない、と彼は言う。

そして、今でも彼はその女の悪霊の影に怯えながら生活している。

そのせいか、俺にこんな事を聞いてきた。

その女がまた俺と息子の前に現れたら、どうしたら良いと思う?

だから、俺はこう答えた。

その時はすぐに電話してくれれば良いよ。

どんな悪霊が来ても相手にさえならない程の霊能者を知ってるから。

まあ、性格には問題あるけどな。

そう言われホッとした彼の顔を見ながら、

そんな日が来なければ良いな、と強く思った。

  


Posted by 細田塗料株式会社 at 19:59Comments(18)