2018年03月05日

人身事故

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆様、お疲れ様です。

もう少しでブログの引越し作業も終わりそうです。

その時には、ご報告させて頂きますので、

宜しかったらそちらも覗いてくださいね。

そして、コメント欄には良く目を通しているつもりなのですが、

削除希望とか、アップしないで!という文字を見落としている

場合が良くあるみたいです。

もしも、書き込みされた方で、気付かれた方が

いらっしゃれば、すぐに教えていただけると助かれます。

本当に申し訳ありません。

金沢は今日は1日中、雨でしたね。

これから、少しずつ暖かくなり、そして春。

花粉の季節でもありますが、やはり気持ちが

明るくなります。

まあ、一年中、明るいのも、うちには1人

居りますが(笑)

それでは、今夜も怖くない話。

いってみましょう。

こちらのブログに新しい話をアップ出来るのも

あと何回くらいだろうか・・・。

それでは、どうぞ~!





高校時代の友人に東京で就職し家庭を持っている者がいる。

現在は東京のマンションで家族4人で仲良く暮らしている。

実は高校時代から彼とは一緒に居る時間が多かった。

理由は簡単。

彼もかなりの霊感の持ち主であり、そういう点で俺とは話題を共有

出来たからだ。

たまに、実家がある金沢に戻ってくると必ず連絡があり会うのだが、俺が

一戸建ての家に住んでいるのを見ると、いつもため息をついては、

俺も金沢でずっと暮らしてれば、一戸建ての家に住めたのかなぁ・・・。

と嘆いている。

俺にしてみれば、東京でマンション暮らしをしている方が羨ましいのだが。

そんな彼は、電車に乗っているとよく飛び込み自殺に遭遇するらしい。

それは駅のホームで電車を待っている時に目の前で飛び込み自殺に遭遇する

という場合もあれば、電車に乗っていて、飛び込み自殺に遭遇する場合も

あるのだという。

そして、今回書くのは、後者の方の話である。

その日、彼は仕事で大宮市まで行く用事が出来てしまい、電車に乗った。

そして、彼が電車に乗ってから10分もしないうちに、その電車は急ブレーキを

かけた。

またか・・・・。

彼は思ったという。

ただ、その時はいつもとは少し違った。

まるで、彼が運転しているかのように、どんな風に電車に飛び込み、そして

どんな風に巻き込まれたのかが、手に取るように伝わってきたという。

そして、彼が乗る車両が、その自殺者の身体の上を通過する時にも、確かに

何かに乗り上げるような気持ちの悪い感蝕が伝わってきた。

不思議な事に、その時はまるで彼が電車に轢かれたかのように、身体が痛み、

心臓が大きく脈打っているのが耳元で大きく聞こえた。

なんなんだ?・・・・この感覚は・・・・。

そして、電車はしばらく進み、そして止まった。

電車の中、そして車外からも悲鳴の様な声が聞こえてくる。

あ~また遅刻かな・・・。

そう思った彼は、アポイントを取っていたお客さんの所へ電話で遅れる旨を

伝えようとした。

その時、突然、酷い耳鳴りがして、それから全くの無音状態になった。

電車の中には、窓に張り付いて外の様子を見ている人達で溢れかえっていたのだが、

そんな中、彼は一人でパニックになっていた。

どうして、突然・・・・。

そんな事を考えながら、必死に耳を叩いたり摩ったりしていたのだが、ふと

前方を見た時、彼は思わず固まってしまう。

そこには、窓の張りついた人の向こう側で電車を這い上がってくる何かが見えたのだ。

そして、それはすぐに自殺した女性なのだと分かったという。

身体は大きく引き裂かれ、首が皮一枚で繋がり、ダラリと垂れている。

腕も足もまともに残っている部分はひとつも無かった。

そんな女が、どうやって上って来たのかは分からないが、間違いなく少しずつ

ではあるが、電車の側面をのぼり、窓に張り付いている。

外を見ている人達には見えていないらしく、誰もその女には気付いていない。

どうして、俺にだけ見えるんだ?

彼は、いつもの自分の霊感を恨んだが、それでもその女が電車の外にいる

限りは安全だろうと高をくくっていた。

それに、その女は何をしているのかも分からなかったから、彼はそのまま

気付かないフリをする事にした。

電車のシートに座り腕組みをして、目をつぶった。

相変わらず、耳が聞こえなかったので、少し不安はあったが、それでも

こんな場合は、気付かないフリをするのが一番だという事は、それまでの

彼の経験から十分分かっていたから・・・。

すると、突然、

ペチャっ・・・・。

という大きな音が耳に入ってくる。

彼は耳が聞こえるようになったのか、と思い、ゆっくりと目を開けた。

声も出なかった。

そこには、目の前の電車の床に、倒れ込んでいる女の姿があった。

そして、それは紛れもなく、先程窓の外を這い上がっていた女だった。

血が噴出し、千切れた身体のまま、その女は体を起こそうと喘いでいた。

千切れた手と足で踏ん張って立ち上がろうとする度に、千切れた手足から血が

飛び散り見ていられない程痛々しかったが、彼はそれから目を話す事が出来ず、

固まったままそれをじっと見ていた。

そして、その女が立ち上がり、皮一枚で繋がって、ダラリと垂れ下がっている顔で

ニンマリと笑ったのを見た時、彼は一気に立ち上がって走り出した。

相変わらず、車内の音や話し声は聞こえてこなかったが、何故か、その女が

ペチャっ・・・ペチャっ・・・

と追いかけてくる音だけは、はっきりと聞こえてきた。

彼は後ろを見ずにひた走った。

車内のほかの乗客達は、そんな彼を不思議そうな顔で眺めていたが、

彼にはそんな事を気にする余裕など無かった。

あの身体では、追いかけてくる事など出来る筈もなかった。

だとしたら、先程から聞こえてくる、ペチャっ・・・という音は何なのか?

だから、彼は走るしかなかった。

きっと、車両を進めば、何処かのドアが開いている筈・・・。

そう思っていた。

しかし、彼の希望はすぐに消えてしまう。

一番奥の車両まで来た時、そこのドアはしっかりと閉まったままだった。

彼は思わず天を仰ぎ、その場で立ち尽くした。

息が切れて心臓が今にも飛び出しそうだった。

すると、何かが彼の足に触れた。

俺はその足を恐る恐る見た。

すると、そこには、先程の女が、彼の足にまとわり付くようにして、千切れた

両手で挟みこんでいた。

彼はそのまま意識を失ったという。

そして、気がついた時、彼は救急車の中にいた。

意識を取り戻した彼に、救急隊員は、色々と聞いてきたが、結局そのまま

病院へと搬送された。

病院で診察を受け、どこにも異常が無いという結果にホッとしていると、今度は

警察がやってきた。

彼は????となったが、彼の衣服や手、そして靴が血らしきもので、真っ赤に

なっているのを見て、自分でも驚愕した。

もう彼の耳は普通に聞こえるようになっており、警察が厳しい口調で彼に職務質問

をしてきた時も、いったい何があったのかがまったく分かっていなかった。

そして、警察から聞かされた話で、彼は、言葉を失った。

意識を失った後、彼は電車から車外に出て、こともあろうか、電車に飛び込み

巻き込まれている女の身体を引っ張り出そうとしたのだという。

スーツ姿の彼が突然、素手で、自殺した女の体を1人で引っ張っている様は

異様としか言いようがなかったという。

結局、警察から厳しい叱責があり、もしかすると罪に問われるかもしれませんから、と

言い残して警察は帰って行ったが、彼はしばらくの間、そこから立ち上がることも

出来なかったという。

結局、その後、彼は積荷と割れる事は無かったのだが、その時ほど、自分に霊感が

あるという事を恨んだ事は無かったという。
  


Posted by 細田塗料株式会社 at 21:29Comments(15)