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2017年10月26日

後ろから追いてくるのは・・・。

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆さん、お疲れ様です!

10月も残すところ、数日となりました。

本当に一年の経つのは早すぎますね。

11月になると、毎年恒例のクリスマスライブ用に

ボーカルのオーディションが行われます。

バイト代が高額なので、いつも沢山のボーカル

希望者がやってきます。

カラオケが上手くでも、バンドのボーカルとなると、

かなり難しいんですよね。

皆さん、なんで私が不合格なの?

という不満一杯の顔で退場していきます。

ちなみに、私達演奏側が着るトナカイの着ぐるみも、

そろそろもっと通気性の良いものに変えて欲しいですね。

毎年、一晩で汗びっしょりになってしまいます(涙)

ちなみに、うちの大監督も11月は大忙しだそうで、

毎週の土日がコスプレイベントで埋まっているそうです(涙)

そして、娘も、自分でコスプレ衣装を作る事に目覚めた

ようで、毎晩、隣の部屋から、電気ミシンの音と、時折聞こえる

あっ、とか、しまった、とか、え~、という声が邪魔で

最近睡眠不足です(笑)

ということで、今夜も怖くない話、いってみましょう!

それでは、どうぞ~!




これは知人から聞いた話である。

彼は、別に悪い人間ではないのだが、考え方が古いというか、

少し男女を区別する所があった。

それはある意味、些細な事なのかもしれないが、やはりお付き合いを

するうえではかなりの障害になることもある。

その中でも、特に目立ったのが、とにかくそれがたとえデート

だとしても、相手の女性には、彼の数メートル後ろを歩かせる、

というものだった。

だから、彼にはなかなか長続きする彼女というのは現れなかった。

そして、実際に彼にも悪気があるわけでもないので、付き合いが

長続きしない理由というものを彼は自覚してはいなかった。

そんなある日、彼に新しい彼女ができた。

そして、何故かその彼女は、自分から進んで、横に並ぼうとはせず、

いつも彼の数メートル後ろから彼に追いて歩いた。

食事の時でも、決して自分から先に食べ事はせず、買い物の時も

率先して自ら荷物を持つという具合だった。

傍から見ていて、何か不自然な感じは否めなかったが、それでも

彼にとっては最高の彼女が現れたものだ、と俺達も付き合いが

ずっと続く事を祈った。

そんなある日、彼はお互いに仕事帰りに落ち合って、花火でも見ながら

のんびり歩こうか、という事になった。

車を停める所も無さそうなので、かなり離れた場所に車で待ち合わせ、

そして、そこから歩いて花火がよく見えるポイントまで歩く、という

予定だった。

その時何故か彼は仕事が予定よりも早く終わり、1時間近くも早く

待ち合わせ場所に着いてしまった。

どうやって、時間を潰そうかと思案していると、何故か彼女も、既に

待ち合わせ場所に来ていた。

彼は驚いたが、これ幸いと、彼女に駆け寄ると、そのまま歩道を

歩き出した。

相変わらず彼女は、彼から少し離れて、後を追いてくる。

彼は時々、彼女に話しかけるのだが、彼女は、うん、とかはい、しか

答えなかった。

花火の打ち上げ場所までかなり近づいてきていた。

花火がパッと夜空に開き、それから少し遅れてドーンという音が響き渡る。

彼にとっては至福の時だったのかもしれない。

その時、彼の携帯が鳴った。

携帯をポケットから取り出し、確認すると、彼女からの着信だった。

え?・・・・なんで?

彼は一瞬、そう思ったが、きっと彼女がいたずらですぐ後ろから

電話を掛けてきたのだと思った。

彼は電話に出た。

すると、

あっ、もしもし・・・今どこにいるの?

私、今、待ち合わせの場所に着いたんだけど、いないんだもん・・・。

別に遅刻もしてないのに、もしかして、先に行っちゃった?

そう言われた。

とういうことだ?

そう思った彼は思わず立ち止まり、後ろを振り返りそうになった。

しかし、後ろを振り向きかけた時、理由は判らないが、何故か後ろを

追いてきているのは、彼女ではない様な気がしたという。

それは、第六感といえるものだったのかもしれないが、とにかく

その時の彼には、後ろにいるのが彼女ではないという確信があった。

もしも本当に彼女だとしたら、ほんの側から悪戯で電話しているのだと

すれば、間違いなく、電話と同時に生の声も聞こえるはずだ。

そして、最初から感じていた違和感。

それは、歩き始めてからずっと彼女は、うん、とかはい、という

言葉しか話していない。

少なくも、彼が知っている彼女はそんなに無口ではなかった。

そして、もう1つ。

彼が待ち合わせ場所に到着した時、彼女はもう其処にいた。

しかし、それまで待ち合わせした事も何度かあったが、彼女が

待ち合わせ場所に遅れずに着いた事など一度も無かったから。

だから、彼は、そのまま立ち止まらず、歩き続けた。

そして、その間、彼はずっと彼女からの電話を切らずに

耳に充て続けた。

すると、突然、背後から声が聞こえた。

ねぇ、止まってよ・・・・。

それは、彼女の声に似てはいるが、明らかに別人に違いなかった。

何故なら、その時、彼女は電話で彼と話し続けていたのだから。

背後から、追いてきているのが、彼女では無いと、明らかになって

しまうと、急に彼は恐怖に襲われる。

こいつは誰なんだ?

どうして、俺の後ろを追いてくるんだ?

そう思うと、恐怖で彼はどんどん早足になってしまう。

しかし、それでも、背後からの声は全く離れる事なく、

ねぇ、止まってよ・・・。

と声をかけ続けてくる。

彼がその時、歩いていた道は、どちらかといえば、交通量の多い道であり、

花火があるその日も、かなりの現物客で賑わっている筈だった。

しかし、歩き始めてから、彼はいまだに誰一人として、現物客もそして、

走っている車も見ていなかった。

すると、背後から聞こえる足音が、いつのまにか、靴音ではなく、

まるで濡れた裸足の足で歩いている様に

ぺしゃ・・・ぺしゃ・・・

という音に変わっていた。

彼は、恐怖でもう何がなんだか分からなくなり、それでも背後から

歩いてくる何かから必死に逃げようと、歩くスピードをどんどんと

あげていく。

と、その時、突然、背後から、背中を、ポンッと叩かれた。

そして、それと同時に彼は、無意識に走り出してしまう。

すると、背後から、

ふふふ・・・。

という笑い声が聞こえた。

と、次の瞬間、嫌な音がして、彼の体は宙に浮かんだ。

そして、数メートル飛ばされた彼はそのまま地面に叩きつけられた。

そこで、初めて、彼は自分自身が事故に遭った事に気付いた。

痛みとともに、体が変な方向に捻じ曲げられたような気がした。

周りには沢山の人だかりが出来、いたる所から悲鳴が聞こえた。

それでも、彼は折れた骨によって力が入らない状態で、まるで

もがくように、何かから必死になって逃げようとした。

それは、勿論、背後にいたあの女から逃げようとしたらしいのだが、

彼の体は思うように動かず、ひのまま同じ場所でもがいているだけであり、

その様子は、ある意味、野次馬の目には異様な光景に映っていた。

電話の向こうからは、

どうしたの?何かあったの?

という彼女の悲痛な声が聞こえていた。

そして、現場に救急車が到着し、それを見た彼はそのまま意識を

失った。

そして、数日間、昏睡状態の後、彼は意識を取り戻した。

体のいたるところの骨は折れ、内臓にも損傷が有ったが、それでも

命に別状は無く、それから半年後に彼は退院した。

そして、その時、彼と電話で話していた彼女は、彼がちょうど事故に遭った

直後、電話の向こうから、知らない女の笑い声がずっと聞こえ続けていた、という。

結局、その女の姿は誰も見ていないのだが、もしかしたら彼はその事故で

死んでいたかも・・・と考えると、とても恐ろしくなる。

それからの彼は、彼女と歩く時には、必ず並んで歩くようにしている

という事だ。



Posted by 細田塗料株式会社 at 20:35│Comments(16)
この記事へのコメント
K様こんばんわ、連日の更新お疲れ様&ありがとうございます。

クリスマスライヴ楽しそうですね。私もポンポコ参加したいですよ(笑)
お嬢様は本格的にレイヤー道を極めて行くようで、先が楽しみです。私もスタイル良くて、今よりちょっぴり若かったら、お嬢様とレイヤー道を極めたかったです。(笑)

今回のお話。昨日に引き続き嫌な女が出ますね。女の暗い闇がいっぱいで、正直スチャラカホイなミニ子には、理解不能で気持ち悪いです。命が助かっただけ今回はマシなのかな?

寒さがマシマシになって来ました。体調崩さないように、お身体お大事になさって下さいませ。

再見。
Posted by マリリンミニ子 at 2017年10月26日 21:22
営業のKさん

今日は大分自動車道を走りましたが、高地では既に眼に染み入る紅葉が始まっています。
週末は、台風の影響を受けそうな福岡です。

理由のない、説明の付かない恐怖・・・こわ、怖くない話ですね。
その彼に古風な考えがあるとしても、それが命を失う程、亡者の怒りを買うとは思えませんが。
やはり、あの世の道理は分かりませんね。

それでは次回も怖くない話を楽しみにしておりますが、くれぐれもご自愛下さい。
Posted by 中西 at 2017年10月26日 21:27
K様、はじめまして(*´ω`*)

4才と2才の女の子を子育て中の主婦です!
密かにブログを拝見しておりました(*´ω`*)
ついに今日、書店にて闇塗怪談を購入しました!
子供達が寝た後のお楽しみです(笑)

娘さんのコスプレやアニメ好きなところ、とても共感してます!
私も子供が産まれる数年前まではメイド喫茶でのバイトやコスプレイベントなど、たくさんやらかしてきました(笑)
今でもアニメイトには行きます(笑)

長くなりましたが、毎日のブログ更新お疲れ様です。
お体に気をつけて、頑張ってください(*´ω`*)
Posted by ビートたけし at 2017年10月26日 22:03
こんばんは。大監督のお嬢様は段々と面白くなってると思ってるのは私だけでしょうか?コスプレ衣装の手作りですか?細かい作業かと……可愛くできるといいですね。K さん着てみてブログに載せて(笑)クリスマスライヴも成功するといいですね。
今回のお話は古風な男性の話ですね。3歩後ろを歩けなんてアッハハ~今どきいるんだ。だから幽霊に狙われたのか?悪霊のお陰で自分の考えが間違ってたことに気づいてよかったね~
お幸せに!
そうだ、他の方も言って面白いましたけどK さんの話は怖さがパワーアップしてますよ。
Posted by いなばっち at 2017年10月26日 22:05
Kさん、こんばんは。

毎晩ありがとうございます。

今夜のお話、それまでに付き合った女性の彼に対する念と言うのか、恨みと言う程ではない思いが集まって出来た者なのか、はたまた全然関係のない者か判りませんが、彼に対して悪意を持った者の仕業である事は明白ですね。
命まで取られなかったのは、不幸中の幸いであったと思います。

なんかスイマセン、分かりにくい文で。m(__)m

それでは、また次のお話を楽しみにしています。
Posted by TO at 2017年10月26日 22:07
ひぃ怖い…。
そーいえば…つぼみのレターパック届いたかな(*・ω・*)wkwk
でもお母さんが2〜3日かかるって言ってたからまだかな(*・ω・*)wkwk

つぼみは明日でテスト終わります!じゆうだぁぁぁぁぁぁぁあ!明日は早速ひとりゲーセンで太鼓やりまくろうと思います!
Posted by つぼみ at 2017年10月26日 22:34
こんばんは!前回の話は後味が悪かったのでスルーさせてもらいました!今回の話は結局なんだったのでしょうね?彼女に化けて命をうばおうだなんて最低だ!プンプン( *`ω´)!それにしても大監督にはいつもいやされております!あっ!しまった!え〜!ですか、大監督の子守唄に聞こえませんか?あ、でもミシン使ってると心配ですよね!だから寝不足か納得なっとく!
Posted by Aさんのファンクラブ12番 at 2017年10月26日 23:33
kさん、こんばんわ!今日も怖くないブログの更新ありがとうございます!
ブログを読んでいく内に大監督のご行動や体験された登場人物の方の展開やAさんとのやりとりを楽しみにしてる自分がいます。
今回の内容も途中でヒビリながら読んでいましたが体験された方がご無事でなによりでした!
Posted by t.t at 2017年10月26日 23:37
K様こんばんは٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
お嬢様の手作りコスプレ衣装、楽しみですね♪ 私も裁縫好きですよ。

今日も怖くないはずのお話、ありがとうございます!

クリスマスライブ、私も行ってみたいです。でもなんか出るんですよね??
練習も頑張ってください★
Posted by ちまちま at 2017年10月26日 23:42
私は常に男性より前を歩いてました!
えっへん!(笑)
(だってたいていの人より私の方が歩くの早いんだもん)

今回は、女性に合わせて歩くことが出来るようになって良かったですね!(違)

昔の、男性に虐げられていた女性の怨念だろうか…。
怨念受ける程のことでもないけど。
Posted by クレア at 2017年10月27日 01:39
K様、皆様、おはようございます!

時になりすまして、人を欺く霊さんの力が純粋に素晴らしいと日々思います。人も霊さんも良い悪い両方いますが、悪い方はどちらもタチが悪いですね。おそロシア、、、、
すみません、なぜかこれをまた使いたくなってしまいました。
どうもごめんなサウジアラビアm(._.)m

まだ酔いが残ってるのかもしれませんが気にせずですね。

それでは、皆様も今日一日頑張りまっしょい♪٩( 'ω' )و
Posted by ON11 at 2017年10月27日 08:23
おはようございます。

助かって良かった。

彼女との付き合い方をこんな出来事で見直すなんて…複雑かも?でも…隣の方が良いですよね。

突然?気付く?周りの変化。

あれは…霊的な者の…力の大きさにもあると思うんですけど。

数メートルとか個人とか制限はありそうですが。呪術?幻術的な物ですよね?
後、綺麗な女性に化けるのも。

だから、突然人の中に出た感じになる?

彼女の前を歩く彼を見て…見掛けて、彼女に成りすまし…運良ければ連れて行こう。みたいな感じがします?

あんまり、関わりたく無いですね。
Posted by にじちゃん at 2017年10月27日 09:57
K様 読者の皆様

こんにちは、ばばろあです。
今回のお話、彼女の生霊だあああああ!
【妄想】
彼女は、彼の三歩後ろを歩きながら、
(今ドキ男尊女卑なんて・・・)と、沸々と湧き上がる
思いを常々募らせていたのだった・・・とか。
もしくは、彼女を護っていた守護霊様が、
(彼女にかわってお仕置きよ)とばかりに、彼女に化けて出てみた・・・とか。

クリスマスライブのオーディション大会もたしか曰くがありましたよね。
大監督、衣装の手作りまでやってしまうとは本格的ですね。
好きなことに夢中になるところはK様譲りでしょうか。
思いっきり楽しんでくださいね!
Posted by ばばろあ at 2017年10月27日 11:43
K様、皆様こんにちは!

これは突然悪霊に狙われたんでしょうか。。
前兆もなく突然襲われるとは。
防ぎようがないですね(怖)

しかし、人が大勢いるはずなのにいない!
というのは良くありますが不思議ですね~

たまたま誰もいなかったから襲われたのか、
霊の仕業なのか。。
う~ん不思議です(-_-)

それでは失礼致します。
Posted by まってぃん at 2017年10月27日 12:40
昔付き合ってた彼氏を思い出しました。

デートの時、私は可愛いけれど足に合わないヒールの高い靴を履いていてめちゃくちゃ足が痛かった。でも彼はズンズン先を歩いていって私に遅いと言う。私は足が痛くて速く歩けないと言ったら、彼は、
なんでそんな靴履いて来るんだよ、 と言った。

・・・他にも色々あって別れたけれど、

思い出すと腹の底から怒りがふつふつと・・・

元カレ、呪ってやるぅ・・・・・・!!


・・・・・・やだなぁ、冗談ですよ?( '° ▽ °' )
Posted by 怨霊浮かれとんちき at 2017年10月27日 22:43
Kさんこんばんは!

娘ちゃんコスプレ衣装製作にハマったのですね。裁縫が苦手は私‥娘ちゃん尊敬の眼差しです。
(୨୧ ❛ᴗ❛)✧

うちの旦那の事を友人は昭和初期の男かっ!と言うけど…今回の話を読んで、無いわぁ〜と思いましたね。

自分の理想を押し付け過ぎると酷い目に遭うよ?って言う話?なのかな?
σ(・´ω・`*)?

スゴい怪我されても、命に別状なくて良かったです。
連日更新ご苦労様でした☆彡
Posted by tomoa24 at 2017年10月30日 20:10
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