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2017年10月29日

続・受け継がれてきた人形

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆さん、今日もお疲れ様です。

毎週、台風がやってきておりますが、これから

台風が通るコースにいらっしゃる方、十分に

お気をつけください。

そして、既に台風が通過し、被害を受けた方には

心よりお見舞い申し上げます。

それでは、今夜も怖くない話、いってみましょう。

少しだけ長いですが(笑)

それでは、どうぞ~!



先日、受け継がれてきた、いわくつきの人形の話を書いた。

コメントでも、何とかならないのか?という趣旨の内容を頂いていた。

実は、あの話には続きがある。

ちょっとした事情があって、それを書く事を迷っていたのだが、やはり俺自身が

もやもやしてしまいそうなので、書いてしまう。

前回、“現時点では、彼女の身に、不幸は起こってはいない”

として話を締めくくった。

しかし、その現時点というのは、あまりに短かった。

燃やし、土に埋めた人形が、再び家に戻ってきてから、ちょうど1週間目の

ある日、彼女は夢の中にその人形が出てきた、と連絡してきた。

いや、それはもしかすると夢などではなかったのかもしれない。

彼女が眠っていると、ふと何かの気配を感じて目を覚ました。

すると、そこは何故か昭和の初期、ちょうど戦争の最中にある東京だった。

道や川には沢山の人が灰になって倒れている。

彼女は、これは東京空襲の場面だと気付いたという。

そして、灰になって焼け死んでいる人達の中に、彼女は倒れていた。

そこは、とても熱く皮膚が焼けるような感覚があった。

そして、そこに横たわった彼女の横に、ちょうど彼女の顔を見下ろすように

立っているおかっぱ頭の女の子がいた。

そして、その女の子が大事そうに腕にかかえていたのが、あの市松人形

だったという。

その女の子は、地獄絵図と化した大地に横たわり動けなくなっている彼女の顔を

ジッと見つめていた。

そして、人形も彼女を怖い顔で見つめており、その二つがリンクしているように

感じたという。

彼女は、どうやら空襲で負った怪我が火傷のせいで全く動けなくなっており、

話す事も侭ならなかった。

彼女は、その女の子と人形が恐ろしくて仕方がなかった。

だから、心の中で、

早く何処かへ行って!

と願い続けたが、女の子と人形は、全く動こうとはしなかった。

一体、いつまでこんな時間が続くの?

と思った。

しかし、次の瞬間、それは突然終わる。

空から何かが降ってきて、大きな爆発音がした。

そして、その炎と爆風が、女の子と人形を一瞬で吹き飛ばした。

彼女は、それを呆然と見ていた。

そして、あの爆発で、どうして自分が無事でいられたのか、不思議で

仕方なかった。

辺りには、何かが焼けるような嫌な臭いが充満し、煙と炎が視界を遮る。

しかし、その煙が薄くなっていくと、そこには何かがいた。

それは、爆風で死んだ女の子と、それを見下ろす市松人形の姿だった。

そして、人形はしばらく女の子を見つめた後、そこから遠ざかっていくのが

見えた。

彼女はホッとしていた。

女の子には申し訳なかったが、あの市松人形がその場から消えてくれたのは

正直、嬉しかった。

そして、それと同時に、どうして今、自分はこんな場面を見せられているのか、と

必死に考えていた。

すると、背後から、小さな女の子の声がした。

彼女は、動かない体で、必死に声がした方を見た。

すると、そこには、先ほど遠ざかって行った筈の市松人形が立っていた。

そして、相変わらず、恐ろしい顔で、

なんで、あんたが生きてるの?

そう言った。

そして、それを聞いた瞬間、彼女の意識は飛んでしまい、気が付くと

朝になっていた。

とても嫌な気分だったという。

そして、その夢を見てからが彼女にとっての地獄の始まりだった。

家で料理をしていると、突然、変な方向に力がかかり、彼女は左手の小指を

骨に包丁が食い込むほど切ってしまう。

会社で仕事をしていたとき、一番落差のある大きな階段で彼女は突然バランスを

崩した。

それは、背後から誰かに押されたようだった。

しかし、その時は運良く、偶然通りかかった男性社員に助けられ彼女自身は怪我を

しなかった。

しかし、その数日後、その時、彼女を助けてくれた男性社員が、何の前触れも

無く、職場の窓から飛び降りた。

一命は取り留めたが、かなりの酷い怪我を負った。

それから、彼女は、責任を感じ会社に休職願いを出した。

そして、その初日に、家の階段から落ちて、1階の床に体を叩きつけられた。

結局は肋骨の骨折たけで済んだのだが、彼女にはもう考える余裕は無かった。

再び、その人形を抱え、車に乗ると、急いで家を出た。

遺書らしきメモまで残して・・・。

どうやら、その時は、彼女はその人形と心中するつもりだったらしい。

誰の邪魔も入らない山の中で、体を石にくくり付けて、ガソリンをかぶり、

その人形と一緒に焼身自殺をしようと考えていた。

しかし、その移動途中、彼女は、トラックと衝突し、救急車で

搬送された。

彼女の夫から連絡を貰った俺は急いで病院に駆けつけると、そこには事故で

全身火傷と何箇所もの骨を骨折した彼女がICUに入っていた。

そして、彼女のベッドの隣には、相変わらず、傷1つ付いていない市松人形が

置かれていた。

彼女の夫から聞いた話では、命が助かる見込みは50パーセントも無いと

言われたということだった。

その時、俺自身の中の何かがぶち切れた。

許せない!

そんな気持ちしか無かった。

俺は、急いでAさんに連絡を取り、いつもの喫茶店で待ち合わせた。

約束の時間よりもかなり早い時刻に喫茶店に着いたのだが、Aさんも、それと

ほぼ同時に喫茶店に入ってきた。

俺が深刻な顔をしているのを見て、Aさんは、

いやいや、久しぶりですね。

今日は何を奢ってくれるんですか?(笑)

といつも以上に明るく、俺は少しムッとしてしまった。

そして、話を切り出そうとする俺に対して、まるで茶化すようにおどけるAさん。

とりあえず、いつものように、特大パフェを二つ頼み、ご満悦のAさん。

そして、ムッとしている俺にAさんが囁いた。

ほんと、馬鹿ですよね?

あの人形の前で、敵意を剥きだしにしたんでしょ?

さっきから、ずっと側でKさんと私を見張ってます・・・。

だから・・・下手な事は絶対に言ってはいけません!

それだけ言うと、Aさんは運ばれてきた特大パフェを嬉しそうに口へと運ぶ。

俺は、ふと考えた。

確かにいつものAさんは、こんなにハイテンションではない。

だとすると、本当に演技なのか・・・と。

それにしても、凄まじい食いっぷりと嬉しそうな顔を見ていると、何故か

笑えてくる。

そして、Aさんは、特大パフェ二つを完食すると、今度は特大スパゲティを

追加注文した。

俺は、Aさんに顔を近づけて、

まだ演技続けないとダメなの?

と聞くと、Aさんは、

いえ、もうどこかに行ってしまいました。

大丈夫です。

というので、

それじゃ、スパゲティは何の為に?

と聞くと、

ああ、単にお腹が空いていたので(笑)

と返してきた。

俺は少し呆れ顔で、Aさんが食べるスパゲティが凄まじいスピードで減っていく

のを見ていたが、気にせず食べ続けるAさんは、あっという間に完食してしまう。

すると、突然、

出ましょうか?

と言って席を立つ。

そこからは、Aさんの車に乗せてもらう。

どうやらAさんの車は、それ自体に強力な結界が張られているとの事で、その車の中

なら、何を話しても大丈夫だということだった。

だから、俺はそのまま駐車場に車を停めたまま、話をするのか、と思っていたが、

予想を反して、Aさんは車を発進させた。

俺がどこに行くの?

と聞くと、

どうしても寄らないといけない処があるので・・・。

とだけ答えた。

俺はもしかすると、何か秘策でもあるのかと思い、そのまま助手席に乗っていると、

車は、とあるケーキ屋の前で停車した。

すると、Aさんは、

私は車の中で待ってますから、Kさんが買ってきてくださいね!

私は、イチゴショートとティラミスとマロンケーキ、それとシュークリームを

それぞれ2個で!

と言ってくるので、俺が

もしかして、どうしても寄らないといけない場所ってこのケーキ屋じゃないよね?

と聞くと、Aさんは涼しい顔で視線を逸らせた。

もう完全に呆れてしまった俺だったが、やはり彼女を助けるとしたらAさんの

力は必要不可欠のものだった。

だから、言われるままに、指定されたケーキを買って車に戻ってくると、Aさんは

満面の笑みで迎えてくれた。

俺は、嫌味で、

いつも、それくらい明るい顔してると、すぐに彼氏出来るんだろうけどね!

と言うと、

だから、何度言えば分かるんですか?

彼氏が居ないのは、私が欲していないからだって言ってるじゃないですか?

私の彼氏になりたい男なんて、沢山居過ぎて、キャンセル待ち状態なんですから(笑)

と返してくる。

それから、Aさんは、車を近くの公園に停めた。

そして、嬉しそうにケーキを1つ手に取ると、

それで、彼女の具合はどうなんですか?

と切り出してきた。

俺は、そこから順を追って説明をした。

彼女が負った厄災の事。

そして、現在は死の淵を彷徨っている事。

そして、その傍らには、あの人形が、置かれていた事。

そして、彼女がもしも助かったなら、今度は彼女の夫が、彼女に代わって

あの人形を浄化させたいと思っている事。

そして、彼女にどんな後遺症が残り、火傷の痕が消えなくても、夫はずっと

彼女を支え続けるつもりだ、という事も・・・。

それを聞いたAさんは、

まあ、そんな感じですよね。やっぱり・・・。

とため息混じりにつぶやく。

だから、俺は聞いてみた。

やっぱり無理なのかな?Aさんでも・・・・・。

すると、

まあ、私も死にたくはないですからね・・・・・。

と言葉を濁した。

そこで、俺は、

それじゃ、Aさんと姫が力を合わせたら、どうなの?

と聞くと、

姫はまだ女子高生なんですよ?

それに、私も、まだ結婚前の女の子ですからね~?

と言ったきり、しばらく何かを考えていた。

そして、顔を上げて俺の方を見ながら、

まあ、うってつけの人が居ない訳ではないんですけど・・・・。

と少し浮かない顔をする。

俺は、その“うってつけの人”という言葉に食いついて、更に話を続ける。

そんな人が居るの?

それじゃ、早速その人に頼んでみてくれない?

と言うと、Aさんは更に気が進まないという顔をして、

はいはい。分かりましたよ。

でも、忙しい人だから、ダメ元で聞いてみますね・・・・。

と言ってその日はお開きにした。

そして、後日、Aさんから連絡が入った。

それは、その“うってつけの人”がやはりダメだった!

というものだった。

電話口で、

そっか・・・・しょうがないよね・・・・。

と暗い声を出して言うと、Aさんが

分かってるって言ったじゃないですか?

私だって、あれからずっと彼女を助けたいと思って色々と調べたりしてたんですから。

それに、その人に電話した際に、対人形の対処の仕方も教えてもらいましたから。

だから、とりあえずは、やってみましょう!

と言ってくれた。

それからは、姫も参加して富山の住職の寺でミーティングになった。

だから、俺は姫の高校まで迎えに行き、姫を後部座席に乗せてそのままお寺へと

車を走らせた。

しかし、姫と2人で車に乗っていると、いつも困惑する事がある。

それは、姫がどちらに話しかけているのか、分からない時があるから・・・。

どちらに、というのは勿論、俺なのか、それとも俺の守護霊なのか、ということ。

だから、最近では、いつも、話しかける前に、これから話しかける相手がどちら

なのかを冒頭に言ってもらう事にしている。

ねぇ、Kさんとか、ねぇ、Kさんの守護霊ちゃん・・・とか。

まあ、そんな事はどうでも良いのだが、その時にとても興味深い事を姫から聞いた。

それは、姫のある一言から始まったのだが・・・。

それにしても、Kさんの守護霊ちゃんって凄いですよね~。

もしも、Aさんにも、これくらいの守護霊ちゃんが付いていたら、とんでもなく

凄い事になりそうなんですけどねぇ(笑)

その言葉に思わず反応した俺は、すぐにこう返した。

そういえばさ、Aさんの守護霊ってどんな感じなの?

やっぱりワガママだったり、上から目線だったりするの?

と聞くと、

あれ~、知らなかったんですか?

Aさんには守護霊って付いてはいないんですよ~。

だから、たまにAさんもKさんから借りてるじゃないですか?

Kさんの守護霊ちゃんを(笑)

そう言って笑っていた。

その時、俺は初めて知った。

Aさんに守護霊が居ないのだということを・・・・。

そういえば、Aさんがたまに、最近は守護霊がついていない人もいるんですよね、と

言っていたのは、自分も含めての事だったのかと気付かされた。

まあ、もしも守護霊がいたとしたら、あんなにひねくれた性格には

なっていないのかもしれないが・・・。

そんな話をしていると、ようやくお寺に着いた。

寺に着くと、既にAさんが来ており、住職と何やら難しい顔で

話し込んでいる。

それだと下手すると、命を落としかねないよ・・・・。

これなら何とか、最低でも道連れには出来ると思うんですよ・・・。

と何やら物騒な話をしている。

しかし、そこに姫が加わり、

Aさん、そしてご住職・・・。

本当にご無沙汰しております。

今日は私などもお話に加えて頂いて本当に感謝しております・・・。

などと話しだすから、場の雰囲気が一気にのどかなものになってしまった。

それでも、話が人形の浄化というものになると、さすがにその場に居た

者全ての顔に緊張が走る。

やはり、それほど危険な除霊ということなのか?

話を聞いていると、どうやら、人形を浄化する際には、人形に見られても、

そして自分が人形を見ても駄目だということだった。

それはかなり難しいことになりそうだった。

作戦はこうだった。

彼女の夫に頼んで、あの人形をある場所に持ってきてもらう。

そして、そこに入ると同時に姫が強力な結界を張る。

そこで、動けなくなった人形に、Aさんが浄化の行を行う。

そして、浄化が済んだ人形は、強力な御札と共に、気を込めた鉄の箱に

水晶と一緒に納めて、重しと共に海中深く沈める、というものだった。

そうすれば、人形も長い年月の間に浄化されるだろうということだった。

作戦が決まってからは、行動が早かった。

何しろ、彼女の命が懸かっているのだから、全員が必死だった。

俺は彼女の夫に頼んで、人形を、水気の無い、山の中腹にある小屋まで

持ってきてもらうことにした。

夫は、彼女を助ける為だと聞くと、積極的に協力してくれた。

俺が、先に現地に行くと、既にAさんと姫が来ており、火を起こして

何かを焼いて食べていた。

焼いも・・・だった。

それにしても、この緊張感の無さは、何度体験しても慣れることは無い。

そして、キャンプファイヤーよろしく、Aさんは、持ってきた食材を

どんどんと火に入れる。

それは巨大なソーセージだったり、焼き鳥だったり・・・・。

情けなくて言葉も出ない。

そんな俺の気持ちを察したのか、Aさんが、

あっ、ご苦労様ですね。

大丈夫ですって!

戦いの前の腹ごしらえ・・・ですから。

そう言われたが、何の説得力も無かった。

そんな事をしていると、彼女の夫が車でやって来た。

手には、人形が入れられているであろう木箱を抱えていた。

さすがに、それを見た途端、Aさんと姫の顔つきが変わる。

いくよ!

というAさんに、

はい!

と姫が答えた。

まさに、この2人は最強のペアなのかもしれない。

夫が指示されたとおりに、木箱を持って小屋の中に入る。

そして、出てきた夫と入れ替わるように、Aさんが中へと入っていく。

俺は危険という事で、遠巻きにその様子を見ていた。

いつものように、白く眩い光が小屋を包んでいく。

その時、いつもとは違う声が聞こえる。

それは、明らかにAさんの悲鳴にも似た絶叫だった。

それでも、Aさんは、必死に人形と闘っているようで、俺はしばらく

様子を窺っていた。

すると、姫が大声で俺に叫んだ。

あの・・・Aさん、危険です。

私も力を貸したいんですけど、Aさんからは、絶対に最後までこの

結界は解くな!って言われてるので・・・。

私、どうしたらいいですか?

そんな叫びだった。

しかし、姫の初めて聞く大声に、とんでもなくまずい状況だと理解した。

しかし、俺にはどうしようもなかった。

やはり、あの人形には手を出すべきではなかったのか?

しかし、今の状況に巻き込んでしまったのは俺だった。

俺は意を決して、何とかAさんだけでも助けに行く事にした。

Aさんが劣勢になる相手に、俺が何も出来る事は無い。

ただ、このままだとAさんが・・・・。

俺は、恐怖を押し殺して、一歩踏み出した。

すると、突然、ポンと方を叩かれた。

それは見たこともないスーツ姿の男性だった。

そして、

話には聞いていたけど、凄まじい結界だな~

とか、

それにしても、あれほど言っておいたのに・・・。

まだまだ・・・だな。

と独り言を言っている。

そして、その男性は、そのままAさんが居る小屋の方へと近づいていき、

あっさりと小屋の中へ入っていく。

俺は何が起こったのか、わからず、ただ呆然と立ち尽くしていたが、

しばらくすると、小屋のドアが開いて、その男性が出てきた。

その手にはしっかりと人形が握られていた。

そして、少し遅れて、しかめっ面のAさんが出てきた。

かなり反撃をくらったらしく、その姿はとても痛々しいものだった。

そして、Aさんが口を開く。

来るなら来るって最初から言ってよ!

そしたら、私もこんな目に遭わなくて良かったのに!

すると、その男性が口を開いた。

だから、こうやって持てって教えたでしょ?

それに、人形には、絶対に背後から近づく事!

見られたらお終いだって。

その為にも、水晶を上手く使えって言ってあったでしょ?

何回も言ったと思うんだけどね~

と返す。

姫は何とか無事なAさんを見て泣きそうな顔をしている。

そして、Aさんに手厳しい言葉をかけるその男性を睨んでいた。

すると、Aさんが、

あっ、姫ちゃん、大丈夫!

この人、一応、私の師匠みたいな感じだから・・・。

あっ、それからKさん、この人が人形の浄化にうってつけの奴ですから。

と言う。

俺は、師匠という言葉に反応してしまい、その男性を思わず凝視する。

すると、その男性は、俺の方へと近づいてきて、名刺を差し出す。

そこには、かなり有名な会社の名前と、それなりの役職が明記されていた。

俺も思わず、名刺を差し出した。

すると、

ああ、貴方が、噂のKさんですか?

いつも、Aから、色々と聞いてますよ。

かなりの馬鹿だと聞いてましたが(笑)

あのAに馬鹿と呼ばれるくらいですから相当なものなんでしょうね(笑)

と柔らかくも、キツイ言葉を並べてくる。

まあ、返す言葉は無かったので、俺はそのまま、その言葉を受け止めた。

実際、そう言われたが少しも頭にはこなかった。

不思議な人物だ。

そして、

どうやら、仕事の出張の途中で、何やら嫌な予感がしたとのことで、

此処に寄ってくれたとのことだった。

それにしても、これほど簡単にあの人形が浄化できるなんて・・・。

そして、姫にも挨拶を終えると、そのまま送ってもらったタクシーに

乗って、慌しくその場を去っていった。

その後、Aさんから聞いた話では、

強力な霊能者ではあるが、普通に会社に勤め、仕事をしている事。

そして、年に何度かは、同じ志を持った霊能者達で、全国を浄化して

回っている事。

そして、Aさんに霊能者としての技術や心得を教えてくれた師匠であるという

事が判った。

それを聞いて、俺は思わず、

Aさんって、師匠に対してもタメ口なんだね?

と聞くと、

尊敬するのと、喋り方は比例しませんから・・・。

と言っていた。

それから、俺達は、全く反応が無くなった人形を用意してあった

鉄製の箱に入れ、御札、水晶とともに封印した。

それから痕はAさんに任せたのだが、きっと何処かの海に沈めたのだろう。

そして、彼女はその後、奇跡的に回復し、今では普通の生活が送れるまでに

回復している。

それにしても、まだまだこの日本には、とてつもない霊能者というものが、

いるようである。



Posted by 細田塗料株式会社 at 20:15│Comments(22)
この記事へのコメント
あんたはなぜ生きてるの、に反応しました私。

あんた、は、人体じゃなくてその女性にくっていていた霊。だから爆風でも飛ばされない。
隠れ蓑にしてる霊はその女性にくっていておけば安泰で離れないから、女性を突き落としたりするしかなくて巻き添えくってたのかなと。

連続してけがする方、いますからね。
損保屋さんが、自分は体験ないけど話はいくつか聞きます、調べても故意でなくあきらかな事故で年に3回事故にあう方いたりします。だそうなんです。

最近は私も、だそうなんです。話が段々増えてますけど今まであれこれ聞いていた話と符号することが多いんで、闇塗、もとい、やみつき怪談になっております。

怖いからおなかすいた。パフェ私にも下さーい!
Posted by はるた夏雲 at 2017年10月29日 20:53
ん〜すっきりしたような?こんばんは!すっかりこの話わすれてましたわ!たしかAさんの力でなんとかと言った気がしますが、結局は他人事なんですよね!だからこれからはAさんだ姫だと言わない事にします!霊能者てなった者にしかわからない苦痛や苦労がいっぱいあるんですよね、今回の方はどうにかたすかったが、そんな事くりかえしてたら身が持ちませんもんね!か弱気乙女2人?の将来もありますし!kさん、Aさんと姫にはたらふく食べてもらって下さい、カニとフグの美味しい季節ですよ(๑╹ω╹๑ )
Posted by Aさんのファンクラブ12番 at 2017年10月29日 21:04
K様こんばんわ、連日の更新お疲れ様&ありがとうございます。

今回のお話、皆さん素敵過ぎです。それ以外何も言えません。
ささくれた心がじんわり暖かくなりました。

素敵なお話をありがとうございます。

体調崩さないように、お身体お大事になさって下さい。
Posted by マリリンミニ子 at 2017年10月29日 21:20
営業のKさん

九州の南の海上を進む台風ですが、沖縄や鹿児島には被害を及ぼしている様子です。
今後の進路によっては東京にも接近しそうですから、皆さん、お気を付け下さい。

大東亜戦争末期、制海、制空権も失った我が国は、局地戦闘も空しく都市への空襲を安易に受ける事と成りました。
焼夷弾による無差別な焼き付くし・・・軍事基地や工場を攻めると言うよりも、民間人への虐殺行為ですね。
こちら福岡でも、東洋一の陸軍航空施設のあった太刀洗地域は、大規模な空襲を受けています。
戦争・・・私達が忘れてはならない歴史ですね。

彼女のご無事が何よりです。

それでは次回も怖くない話を楽しみしておりますが、くれぐれもご自愛下さい。
Posted by 中西 at 2017年10月29日 21:38
こんばんは。台風は去っていきました。被害もなく。姑はカラオケ発表会に張り切っていきました(笑)
今回のお話、続きをありがとうございます。調子が悪くなったら休憩してくださいね。A さん、姫、住職に新メンバーのダンディー師匠登場ですか?沈着冷静に的確な人なようでA さんにも馬鹿発言、K さんにも。これくらいの発言で負けてたら今のA さんは存在しないですもんね。K さん弟子なんですから我慢してあげてね(笑)
それにしても市松人形は東京空襲の時点で存在して祟っていたんですね。
ダンディー師匠様に興味津々の私 アハッ
Posted by いなばっち at 2017年10月29日 21:43
Kさん、こんばんは。

やはり、話の続きがありましたね。
人形には空襲で亡くなった、人形の持ち主の女の子の霊の他に、同じように亡くなった人達の霊が、憑いていたように思えます。
大勢の無念がひとつになり、悪霊と化したのでは。
人形は魂が宿ると言いますが、後味の悪い嫌な事柄でしたね。

それでは、また次のお話を楽しみにしています。
Posted by TO at 2017年10月29日 21:45
Aさまの師匠というニューキャラが!
爽やかに毒舌を言える俳優さん…誰がいいかな…。
そしてAさまには守護霊さまいないのですね。
私にはいるんだろうか。
そして結局あの人形はなんでその家系にとりついてたんだろう。
旦那さまも義父母もとても良い人というのは、その後で命を奪うときに彼女に悲しませるために
人形が仕組んだのかなあ?
Posted by クレア at 2017年10月29日 21:47
こんばんは。

Kさん、かっこいい!そうこなくっちゃ。。。
それにしても、水戸黄門さんみたいに全国を旅して悪い霊らを懲らしめている人たちがいるなんて、感激します。だから、日本って素晴らしい国なのかも。。。(^_-)-☆
Posted by まーくん at 2017年10月29日 22:00
Kさんへ
毎日楽しみに読んでいます。
毎日私に楽しみをくださりありがとうございます
無理はなさらずにぃ~

こちらは、金沢マラソンに息子の担任の先生を応援しに行き無事に会えましたぁ~で、その足で主催しているカラオケオフ会に合流~10時からでしたが、遅刻して10時16分につきました~15時までのはずが…いまからなら行けたのに…ひとりカラオケしようかな?と言う人がおり、可哀想になり時間延長で23時で終了しました。生まれて初めてほぼ10時~23時までカラオケしましたーひそかに?まだ歌えます!(笑)今日はホルモンバランスがいいようです。感謝です。出入りはありましたが、大人14人小人3人!
14…4…(笑)さすがここに通うだけのことある数字!
そしてー興奮がおさまらず眠くない…
丑三つ時前には寝たいなぁ~
あ!雨が強くなってきたー
Posted by みさとん at 2017年10月30日 01:35
お久しぶり?です。はるです。
スーツのダンディー師匠がAさん師匠とは。こんなすごい人がお仕事されているのだから 宇宙人も身近でハンバーガーつくっておられるに違いない。 それにしても人形が強すぎてびっくりです。……ここよんでると、ほんとに 今この瞬間ポエッと死んじゃっても………後悔と未練リラクシングない毎日。
人様に迷惑書けずに、好きなことして
小亀たすけて昇天でもいいです。人のためにつかってもたらいいな。少し寝落ちしてました。みさすみまけん
Posted by はる at 2017年10月30日 01:39
おはようございます。前日のメール 睡魔と闘い一時間かけてあのクオリティ。お目の汚しいたしました。

みさすみまけん→すみませんです。
まさか、 みさとん様の次で この挨拶のやらかし…
みさとん様すみませぬ……!!
Posted by はる at 2017年10月30日 08:11
kさんこんにちは。

今日もインパクトのあるお話、ありがとうございました。Aさんが手こずる程の相手をさらっと処置するスーツの男性。正にお見事です!

それにしても東京って確かに沢山の人が亡くなった場所ですよね。関東大震災もありましたし。東京は何度か行ってますが、二箇所程、とても怖いところがあります。
大都会東京にもかかわらず、その場所だけは周囲から大勢の人たちがジッと見つめてる気配がして耐えられません。
妙に静かなのも不思議です。勿論家が多数あるんですが、なんか静まり返ってるような感じなんです。おかしいですよね、電車もそばをひっきりなしに通っているはずなのに。

未だにふと思い出しては、なんとも言えず怖くなっております(笑)
Posted by まあちん at 2017年10月30日 09:41
おはようございます。

解決したんですね。

友人の方も回復で良かったです。

そんなに古くからの…誰かの念を受け継ぐってやっぱり理不尽。

昭和初期?だから「お前の末代まで呪ってやる!」みたいな事があったのでしょうか?

新しい?お師匠さんも…スゴい方なんですね。

今、やってるアニメのリュウさんって霊能者を思い出しました。アニメですが、妖怪とかその他色々がひれ伏してしまうって感じの人なんですけどね。

なんか思い出しました。

今日は夕方が寒いとか…体調に気を付けて下さい。
Posted by にじちゃん at 2017年10月30日 10:02
K様 読者の皆様

こんにちは、ばばろあです。
今回の市松人形のお話、あれからどうなさったのか気になっておりました。
なんとか封印でき、彼女も回復なさったとのことで安心しました。
あとは、封印が解けないことを祈るばかりです。

はる様
久しぶりに登場したかと思いきや、意味不明で笑っちゃいました♪
きっとお疲れなんですね。
K様はじめ読者の皆様、これから年末に向けて忙しくなるとは思いますが、
ここで息抜きしながら頑張ってください!

あと、自宅のタブレットからだと投稿できないみたいです。(霊障?)
Posted by ばばろあ at 2017年10月30日 10:34
K様、皆様、こんにちは!

人形がどれほど、ゴイスーなのかわかりました。
日本人形が霊さん宿らずとも怖いのは仕方ないですね。
朝読んで怖かったけど、おはるんのやらかしコメントにほっこりできてよかったです♪
Posted by ON 1 1 at 2017年10月30日 11:45
流石に師匠だけあってΣ(゚Д゚)スゲェ!!余裕すら感じられる(手際が良いんですね)
Posted by イニシャルD at 2017年10月30日 12:30
kさん
いつも会社の休み時間に読ませていただいてます。
私は石川県のお隣 富山市に住んでいますが、富山にそんなお寺があるんですね。
Aさんと姫とAさんの師匠の活躍ですっきりしたので、午後からも頑張れそうです。
Aさんも頑張って下さいね(^^)
Posted by M at 2017年10月30日 13:20
K様、皆様こんばんは。

ご友人の方がご無事でなによりです。
しかし人形というのは怖いですね。。
Aさん、Aさんの師匠、姫の3人がかりとは。

そして海に沈めるなんて映画でしか見た事無かったから
ビックリです(@_@)

でも普通に名刺交換したのには
思わずクスッとしてしまいました(笑)

凄い霊能力者の方って皆様普通に仕事している方が多いんですかね??
ちょっと気になりました。。

それでは失礼致します。
Posted by まってぃん at 2017年10月30日 19:08
お久しぶりで御邪魔させて頂きます、優曇華で御座います。

今回のK様のお話の中で女性が夢に見た、東京大空襲につきまして少々(御若い読者の方には御存知でない方もいらっしゃるかと思われますもので)

1945年、寒さの残る3月の東京。
2年前には東京市から特別区へと変わった35区(23区に統合・再編されるのは戦後の1947年)の東側である隅田川沿いや江戸川沿いを中心に、小さな町工場が多く立ち並んでいました。
10日へと日付が変わったばかりの深夜に、一帯は空襲に見舞われました。
飛来したのはアメリカ陸軍航空軍司令官ルメイ少将麾下の3個航空団・B-29爆撃機325機。投下された焼夷弾は38万発以上。
アメリカが『ミーティングハウス2号作戦』と呼んだこの空襲で発生した死者・行方不明者は8万人とも10万人ともいわれ、被災家屋は27万棟弱。被災者は100万人を超えたと言われております。単独空襲による犠牲者数は未だに世界史上最大なのだとか。

燃え盛る建物や巨大な火災旋風から逃れようと川へ向かう人々。燃える炎に酸素を奪われ酸欠で倒れる人。行く道の傍らには幾つも黒焦げになった犠牲者が転がり、漸く目にした川面は、その川に落ちた焼夷弾から漏れたガソリンなどに引火して炎が上がっていたそうです。それでも飛び込まざるを得ず、待っているのは3月初旬の冷たい川の水。溺死された方は勿論、冷たい水で凍死された方も多いそうです。

本来なら真夜中の夜闇で黒い筈の空が、途方も無い規模の炎で赤く照らされている状態。川に浸かり、寒さに震えながら赤い空を眺めて漸く朝を迎え生き延びた人が見たものは、見渡す限り一面の焼け野原。所々に残る建物の残骸以外には何も無い光景。
焼失面積は実に41平方㎞(35区の1/3超。現在でいえば江東区全域よりもやや広い範囲)に及びました。

たった一晩で家や財産を失い、親兄弟や親類を失い、職場や学校を失い、残ったのは自分の命だけ。しかし命があればまだ良い方で、先に述べたように命さえ保てなかった方が何万人もおられたのです。

アメリカ軍は軍需品を生産する町工場が攻撃目標であるとしていますし、それが在る意味『戦争』というものなのだと理解もしています。
しかし理不尽に命を奪われた無辜の方々を思うと誰彼となく恨みたくなる気持ちも解らないではありません。


長い上に暗く悲惨な話となりました。
今回はこの辺りで失礼させて頂きますが、拙文を読まれた方(とりわけ御若い読者の方)はどうぞ心の片隅にでもこの空襲についての話を残して頂けたら幸甚で御座います。
ではまたいずれ……
Posted by 優曇華 at 2017年10月30日 20:05
Kさんこんばんは!(最新号は明日にします(〃_ _)σ∥)

続・受け継がれてきた人形
いろいろありすぎたんですね…ジワジワと精神的だけじゃなく、少しでも関わった人に危害を与える、酷いし追い込みますね。
A姉御と姫コンビでも苦戦…まさかのA姉御の師匠登場!登場の仕方は一緒で格好良いですね。
(((o(♡´▽`♡)o)))

これだけの霊能者を集結させる、Kさんが一番凄いんですけどね。
大変でしたが、友人様の代で断ち切れて本当に良かったです。

あとA姉御が守護霊が居ないのは驚きましたね。

モヤモヤから開放させてくれてありがとうございました。読み終わり心地よい疲労感です。
連日更新ありがとうございます。
☆彡
Posted by tomoa24 at 2017年10月30日 21:52
 K様、皆様、お疲れ様です。

 K様、A様、姫様、師匠様、今回は本当にお疲れ様でした。
この理不尽な話はとても気になっていました。
また、悲しい結末を迎えるのではないかと・・・

怪我をされた女の人も、助けてくれた会社の方も早くケガが直り、元気に普通の暮らしができます様に!

どのような曰くで彼女の家に棲み付くことになったのかはわかりませんが、同じ様な怪異が二度と災いを起こす事が無い様に祈っています。

皆様が幸せであります様に・・・
Posted by 上海より at 2017年11月01日 04:05
お好み焼きがお好きなんですか?
今回は、どうなっちゃうのかとヒヤヒヤしましたがAさんのお師匠さんが登場されたのですね!

あと、人形って作られた時に魂を吹き込むと言いますし、安易に霊が憑きやすいと聞きますから怖いですね
Posted by t.t at 2017年11月01日 11:00
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