2018年03月06日

ビルの屋上

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆様、お疲れ様です。

最近、コメント欄にミニ子さんを気遣って

常連さん達の暖かいコメントが書き込まれてます。

それを見ると、何か、グッとくるものがあります。

思えば、会社のブログにろくでもない怖くない話を

書き綴るようになり、ねとらぼで取り上げられ、

ヤフーニュースに取り上げられ、とあっという間に

読者さん達の数が膨大なものになりました。

確か、1日で70万PVという日もありましたね(笑)

そんな感じで膨れ上がった読者様の数も、きっと

ずくに少なくなるだろうと思っていたら、かなりの

PV数をずっと維持している。

これはもう奇跡に近いと思ってます。

承認してからコメントが反映される仕組みにしてから、

『読み終わったら削除してください』と書かれており、

その内容には、とても言葉には現せない程の暖かい言葉や

力強い言葉、そして私の身体を案じて、いつも立派なお香を

送り続けてくれた方もいらっしゃいます。

本当に、感謝の言葉も見つからない程です。

そんなブログも会社のHPの中で書けるのもあと少し。

何か卒業という気持ちが湧いてきてしまします。

勿論、ライフワークとして書いておりますので、私がもしも

退職すれば、どのみち会社のブログには書けなくなるのですが、

それでも、少なからずブログの移転と共に、離れていかれる

読者の方もいるのだろうと思うと、複雑な気持ちです。

ただ、1つだけいえる事は移転先でブログを書くという事は

それまでの様に会社に護られながら呑気に書いていられる

訳ではないということ。

全ては自己責任。

確かに身の引き締まる思いですが、それ故、会社に迷惑を

掛ける事も無くなりますので、より一層、怖くない話にも

磨きをかけなくては、と思っている所存です。

ちなみに、今日から明後日まで高校入試の為、休校と

なっている大監督は、相変わらず呑気に歌を歌いながら

踊っております。隣の部屋で(笑)

それでは、今夜もいきます。

怖くない話。

それでは、どうぞ~!




その日俺はある場所に向かう為にバスに乗っていた。

確か、知人のライブに呼ばれて、会場に向かっていたと記憶している。

20分ほどバスに乗り、最寄のバス停で降り、そこからは徒歩での移動

だった。

いつもは車での移動ばかりだから、歩いているとついつい周りの景色を

必要以上にキョロキョロと眺めてしまう。

こんな所に公園があったんだ・・・・とか

此処も昔は空き地だったのにな・・・・などと思いを巡らせながら

歩いていると何故か、頭上がやけに気になってしまった。

そして、立ち止まり、上を見上げると、歩いていく道なりに大きなビルが

立ち並んでいる。

ここら辺のビルってこんなに大きかったんだ・・・。

そんな事を考えながら更にあたりのビルを見回していると、誰かがビルの

屋上に立っているのが見えた。

別にビルの屋上に人が立っていたとしても普通ならそのまま気にも留めない

のだが、その時見えたのは、ビルの屋上の一番外側ギリギリの場所に立ち

眼下を見ている初老の男性の姿だった。

その姿はまるで思い詰めて今にも飛び降りそうな感じに見えた。

俺はしばらくその男から目が離せなくなった。

かなりの高さが在るにも拘らず何故かその男の顔まではっきりと見える様な

気がした。

まるで、何かに絶望しまるで生気の無い顔で虚ろな表情を浮かべている。

すると、一瞬、その男と目が合った様な気がした。

そして、その時、その男は少しだけ笑ったように見えた。

ヤバイ!

そう思うと同時に俺は走り出していた。

先程見せた男の笑い顔は、まるでこの世で最後に出会った者に対する惜別の

笑顔にしか見えなかった。

俺は人並みを掻き分けながら、その男がいるビルまでたどり着くと、急いで

エレベータに乗り込んだ。

そして、最上階まで昇ると、エレベータから降りて、暗い廊下を歩く。

すると、どうやら屋上に出られるような鉄製のドアを見つけた。

俺は急いでドアに飛びつき開けようとすると、何故か鍵が掛かっている。

何故鍵が掛かってるんだ?

そう思ったが、それよりも今は、先程の男の安否の方が心配だった。

急いでドアのロックを外し、飛び出すように外へ出た。

外の明るさで一瞬、視界が遮られると同時に、俺は何かにつまずいてしまう。

前に倒れるように手を着くと、そこはビルの屋上のギリギリの所であり、

壊れた金網フェンスから身体が外にはみ出していた。

俺は思わず血の気が引いた。

もう少しで落ちるところだったのだから・・・。

そして、ゆっくりと周りを見回す。

しかし、先程の男の姿は何処にも見えない。

確かに、今俺が居る、この位置に男は立っていた筈である。

俺は、まさか・・・・と思い、屋上から恐る恐る下を見た。

先程、男を見てからすぐに俺はこのビルの屋上まで上がってきた。

しかし、屋上には誰もいない。

だとしたら・・・・。

俺は嫌な確信を持ったまま眼下を見下ろす。

しかし、そこには、いつも通り、通行人が行き来しているだけであり、

何の騒ぎも起こってはいなかった。

その時、まるで誰かに突き飛ばされた様な衝撃が背中に走る。

そして、俺の体は、更に屋上の外側に持っていかれる。

しかし、何とか、錆び付いた金網のフェンスに摑まり難を逃れた。

俺はもう腰が抜けてしまい、そのまま尻を突いたまま後ずさりするように

フェンスから離れた。

そして、そのまま逃げるようにビルから降りると、そそくさとライブ会場へと

急いだ。

それから数ヵ月後、偶然Aさんと、そのビルの前を通る事があった。

俺は、思い出した様に、あの時体験した事を話した。

そして、俺が、

信じないかもしれないけど、本当の話だから・・・。

と言うと、Aさんは表情一つ変えずに、

別に信じますよ。

だって、その男って、いつでもあのビルの屋上に居ますから・・・。

俺が、いつでも?なんで?と聞くと、

あれはあそこで自殺した男の霊ですからね。

自殺した者は、永遠に死ぬ間際の恐怖を繰り返し味あわなければいけないから。

だから、毎日、何度でも飛び降りるんです。

そして、地面に叩きつけられた痛みと共に、気がつくとまた屋上に立っている、

その繰り返しです。

そして、きっと1人で死ぬのに飽きたんでしょうね・・・。

一緒に自殺する相手を探してる・・・。

そんな事をすれば、もっと苦しまなければいけないのに・・・。

馬鹿ですよね。本当に・・・。

でも、良かったじゃないですか?

馬鹿は馬鹿同士、一緒に連れて行かれなくて・・・。

そう言って笑った。

それでも、納得がいかない俺は、更にこう言った。

でも、あの時見た男は、どう見ても普通の人間にしか見えなかったのに・・・。

すると、Aさんは、小馬鹿にした様な顔で、

だいたい、この位置から屋上に立っている男の表情まで見える訳が無いでしょ?

もしも、見えてたとしたら、その方が怖いですよ!

それに、屋上のあそこに在る貯水タンクですら、あんなに小さく、そして全部が

見えていないのに、その男が立っているのが見えるというのが、あの得ませんから。

だったら、きっと、その男は身長が10メートルくらいあったんですかね(笑)

そんな訳ないでしょ?

つまりはKさんに最初から良く見えるように大きくなってた・・・。

そんな感じですかね・・・・。

そう言って更に笑われてしまった。

そんな事があってから、俺はもう屋上を見ないように気をつけている。

道連れにされるのはやはり御免だから。


Posted by 細田塗料株式会社 at 22:01│Comments(18)
この記事へのコメント
おはるん、そうだよね。
汚されるのは黙ったままいられないね。
Posted by ON11 at 2018年07月09日 00:38
ファン魂。
Posted by はる at 2018年07月08日 18:16
なーんかだんだんウソっぱちに思えてくるわ
Posted by かす at 2018年06月30日 04:36
こういう話って
自殺大国日本ならではの 
話なんだと思います。
学生の頃にアメリカに留学してて、
現地の友人に
日本の怖い話で
この記事と似たような話をしたら
アメリカでは自殺関連の怖い話は
少ないんだそうです。
殆どがポルターガイストとか殺人鬼とか
悪魔とかそんな感じだそうで
でも日本は自殺関連の怖い話って
沢山ありますよね?
もう定番といって良いくらいに・・・
なんか嫌な国民性というか
文化だなぁって思いました。(笑)
ってか文化と言って良いのかなコレ・・・
Posted by なーなしさん! at 2018年05月10日 01:09
営業のKさん

この場をお借りして

dinoさん

お久しぶりです。
こちらこそ、宜しくお願いします。
Posted by 中西 at 2018年03月07日 20:02
K様、コメント欄お借りしますね。


中西様

お祝いのお言葉ありがとうございます。
「出来る事を出来るだけ精一杯」……大切にしたいリーダー語録がまた増えました。
一緒に頑張ろうというニュアンスのことを言って下さるのが自分にはとても嬉しいです。
頑張ります。
Posted by 彼岸花 at 2018年03月07日 18:42
営業のKさん

少しヒンヤリとした風が吹き、曇り空の福岡です。

引っ越し間近ですか・・・それにしても、色々ありましたね(汗
今後も・・・でしょうが、宜しくお願いします。

自殺とその後・・・勉強になります。
身の回りの苦しみや悲しみと別れる為の選択だったのに、その後もとどまりもがき続けなければならない・・・怖くないですね(汗

この場をお借りして

彼岸花さん

おめでとうございます。
職場が決まり、良かったですね。
出来る事を出来るだけ精一杯、頑張ってください!
もちろん、私も頑張ります!

それでは次回も怖くない話を楽しみにしておりますが、くれぐれもご自愛下さい。
Posted by 中西 at 2018年03月07日 12:06
おはようございます。

昨日の人身事故もそうですが…他者を巻き込みたいと言う感じが多いですね。

前にあった踏み切り事故?自殺?も呪のような感じになってたり。

怖いです。

なんか…締めれない?言葉がみつからないので…。。。

お仕事、頑張りましょう。
Posted by にじちゃん at 2018年03月07日 10:30
K様、おはようございます。
久々にコメントします。
毎朝、このブログをチェックし仕事を始めるのが日課になっております。仕事柄プリンターの紹介の時などもスペックをしっかりと読ませて貰っております。
ですので、ブログのお引越しは少し寂しですね。
引越し先も変わらず読ませていただきます。
よろしくお願いいたします。

中西様
お引越し先でも、よろしくお願いいたします。
Posted by dino at 2018年03月07日 09:37
ひとつ前のコメントですが、

×訊いてくださいませ
○訊いてみてくださいませ

脱字失礼しました。
お目汚し申し訳ありません。
Posted by 彼岸花 at 2018年03月07日 08:51
K様、再度コメント失礼します。

自殺は絶対にしてはいけない事だと(頭を過ったこともある者として)強く思ったのは事実ですが……

学校や会社、あるいは家庭での暴力(敢えていじめという表現は致しません)、病気、収入面など様々な理由で「生きることから逃げるために死を選ばざるを得なかった」方は大勢いらっしゃる筈です。
そのような方たちが救われる手立てはないのでしょうか?
何というか、あまりにも気の毒で。

機会がありましたらAさんに訊いてくださいませ。
Posted by 彼岸花 at 2018年03月07日 08:48
K様おはようございます。

何処に移転されても、勿論ついていきますよ(←字面だけ見るとなんだかお化けみたいですね)!

お優しいK様のこと。諸々のことを人一倍気にされたり不安に思われることもあるかと思います。が、どうか圧倒的多数の善意を信じていただけたら……。うまくお伝えできなくて歯痒いですが。
体調が思わしくないときは無理なさらないで下さいね。
私もK様のブログに救われている者の一人です。今回の記事でもあらためて「どんなに辛くても自殺は絶対にいけない」と思えましたし、いつも何か恩返しできたら…と思っています。


さて、私事ですが「歴○博物館」の記事にコメントさせていただいた就活の件。来月からその事業所で働くことになりました。
なぜか就業場所が記されていない自治体の謎求人に問い合わせてから僅か四日。あれよあれよという間に事が運び、面接後すぐに内定の連絡が来ました。余程の人材不足か、はたまた。
任期付の仕事ではありますが、自分の身になると信じて一所懸命やるつもりです。
今度こそ正社員になるつもりで就活していた筈なのに。あるいは、暫く失業保険暮らしもいいかも…などと考えていた筈だったのに。
またも、歴史の神様につかまった!という感覚です。


取り急ぎ、出勤前の書き込み(^_^;)
ドタバタ失礼しました。
Posted by 彼岸花 at 2018年03月07日 06:32
K様。こんばんは!
いつも楽しく拝見しています!
昨日の話といい今日の話も霊感がある人は大変だなって思いました。
特に昨日の人身事故は怖かったです(ToT)

ここから移動しても私は拝見します。頑張って下さいね( ´∀`)

ちなみに私にも高校2年の娘がいます笑
Posted by うろん at 2018年03月07日 03:23
こんばんは。
Kサン。大丈夫ですか?
何だか…気のせいかもしれませんが、ブログの移行が決まってから…

何て言えば良いのか分からないですが。
とにかく、ずっと応援してます。
お話の内容もですが、そこから伝わるお人柄。そして、Kサンのご友人の皆様。
全て含めて大好きです。

今日のお話ですが…
確かに自分の命を絶つ行為は決していい事ではないのは分かります。
しかし、そうするしか無かった人や、人に恵まれず希望を見出せなかった人など、理由はそれぞれだと思います。

それでも、自殺者は何度も辛い事を亡くなってからも続けねばならないのでしょうか…自業自得と思いますが、いつかは解放してあげたいと思ってしまうのは甘いのでしょうか?
Posted by 笙琉 at 2018年03月07日 01:59
K様、皆様こんばんは!

いよいよお引越し間近なのですね。
私は変わらずK様に憑いて・・・
いや、着いていきます(笑)
宜しくお願い致しますm(_ _)m

K様のお話を読むようになってから、
ビルの屋上を見る癖がついてしまいました。。
今のところ何も見てはいませんが(汗)

それと、やはり自分で命を絶つと
とても辛い結果になるのですね。
勉強になりますm(_ _)m

それでは失礼致します。
Posted by まってぃん at 2018年03月07日 00:51
こんばんは!kさんがそうやって気になる事があると、きほん霊ですよね!でも何で気づかないんでしょうか?てか霊能者の方のブログみてると急性憑依だったかな?酒が好きでやめられないとか、男は女をそして女は男をやめられないというのは霊が憑依して、一緒に楽しんでるらしいです!だから何でもほどほどにということらしいのですが、kさんの場合なにが目的で霊が近寄ってくるんでしょうか?あ、そうそう体を鍛えてる人や自分や人に厳しい人は霊が嫌うらしいですから、kさんやっぱり修行ですよ!でも酒のみながらお菓子たべてスマホで映画やアニメみてゲームするって、やめられまへんよね!ライフワークですもんね!
Posted by Aさんのファンクラブ12番 at 2018年03月07日 00:36
K様、こんばんは

受験が終わって学校に行く目的が勉強から人狼に変わっている今日この頃です(笑)

自殺した人の霊はずっとその場に止まらなければならないというのは聞いたことがありますが、死ぬ間際の痛みを永遠に感じなければならないのですね。Kさんもそれに巻き込まれなくて良かったです。

寒暖差が激しいですが、体調にはお気をつけください
Posted by trf at 2018年03月06日 22:59
K様皆様こんばんは

やはり自殺をすると、一瞬は苦しみから逃れられる気になるけど、ず~っと苦しみ続けるんですね。

私は自殺なんかしないぞ!

今のところする予定はないけど。

屋上とか、なんとなく気になってふと見上げてしまうことありますよね。

そんな時に、見えてしまったらどうしたらいいのでしょうか?

スルーが一番なんでしょうかね。

本物の?人間ぽかったら、助けに行かなくてはいけないし、違いが私には分からなさそうです。

パニックになって、その人の大きさとか分からなくなりそうですね。

いつもお話ありがとうございます!

場所が変わっても、私も追いかけて行きたいと思っています。

本当にK様、ご家族様、こちらの読者の方々皆様良いかたばかりなので、このご縁がまだまだ続けばいいのになぁ。

と思っています。
これからも、どうぞよろしくお願いします!
Posted by ぷぅ at 2018年03月06日 22:34
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

count