2018年11月09日

都市伝説

世の中には都市伝説というものが沢山ある。



そんな中でも誰にでも挑戦出来そうなのが、山小屋、というもの。



きっと誰でも聞いた事はあると思うのだが、山小屋の中で、


4人kが大学生が遭難し、寝て凍死しないようにと、


とあるゲームを始める。



それぞれ、四隅であるA/B/C/Dという地点に立つ。



そして、A地点の者がボールをB地点に持っていく。



そして、B地点の者がそのボールを更にC地点の者に持っていく。



そして、C地点の者はD地点へ。



そして、最後にD地点の者が始点であるA地点にボールを持っていくと



誰かがそのボールを受け取る、というものである。



勿論、始点にいたAは、B地点に既に移動してしまっているから、



A地点には誰もいる筈が無いのに・・・・である。



この検証実験をやる時には、明かりの無い暗闇が必須となる。



部屋の様子が分かってしまったら、何にもならないのだから。



実は俺も以前、この検証実験をやった事がある。



場所は友人の家の倉庫だったと記憶しているが、その時には当然の



事ながら何度やってもA地点には誰もいなかった。



当然といえば当然のことなのだが、10回以上やった最後に、



友人の1人が、



やっぱり何も出ないじゃん。



おーい。ボール、早く取りに来いよ~



と大声で叫んだ途端、突然、倉庫の重たい扉がドーン!と叩かれ凄まじい



音がした。慌てて全員で倉庫の外へ逃げ出したが、当然外には



誰もおらず、あの凄まじい音は何だったのか?と



しばらく震えが止まらなかった記憶がある。



試しに誰かがそのドアを叩いてみたのだが、どんなに強く叩いても



あれほどの大きな音は出なかった。



それ以来、俺は1つの考えを持っている。



それは、その都市伝説は、紛れもなく降霊術の1つではないか、という



考えである。



真っ暗な暗闇の中で、明らかに誰もいないはずのスペースを作り、皆が



そのスペースに誰かがいるのではないか、と恐怖する。



その明らかに誰もいないはず・・・・・というものは、霊が



最も好む場所のひとつだと思えるからだ。



そして、これは俺の友人が体験した話である。



彼は趣味で登山をしていた。



そして、ちょうど、世にも不思議な~の映画版が公開された時分だった。



ある飲み会で、そういう話になった時、友人の1人が彼に聞いた。



お前は山に行って、そういう事をやったことは無いのか?と。



すると、彼は、無いよ!と答えた。



それを聞いた友人たちは、皆揃って、



それじゃ、今度山に行く時には、ちゃんと山小屋でこれを検証



してきてくれよ、と頼んだ。



彼は、



えん。よく分からないけど、分かったよ。



でも、山小屋で4人が揃うなんてなかなか無いからな~



と言っていた。



しかし、律儀な彼はその時の約束を憶えていたようだ。



ある夏の日、彼は生憎の雨天の中、中部地方のとある山に登った。



2泊3日の行程だった。



何が起こっても大丈夫なように、彼はしっかりとした計画を立て



荷物にも余裕を持たせて山に入った。



しかし、1日目、朝からずっと雨だったらしく、彼はずぶ濡れに



なりながら、その日宿泊する予定の山小屋を目指した。



ずっと雨が降り続いていたから彼は以前、友人たちと交わした約束は



果たせないだろうな、と思っていた。



何故なら、いくら夏だとはいえ、これだけ雨天が続く中を登山する



者など、そうそう居ない事を知っていたからである。



こんな状態で登山するのは、余程の登山マニアか孤独愛好家ぐらいの



者だろうと思っていたから。



そして、彼は雨の中をマイペースで歩き続け、夕方には山小屋に到着した。



時刻は、まだ午後6時前だったが、辺りはかなり暗くなっていた。



そして、その暗さの中に、山小屋からは弱弱しい明かりが漏れていた。



こんな雨の中、誰か山小屋にいるのか?



彼は不思議に思ったが、それでも山小屋のドアをノックし、開ける時には



こんばんは~!



ひどい雨ですよね~!



と明るく声を掛けた。



すると、中に居た人達がいっせいに彼の方を向いた。



山小屋の中には男性が1人と女性が二人いた。



一瞬、唖然とした顔をされたらしいが、すぐに笑顔で迎え入れて



くれたという。



そして、雨でビショビショに塗れた彼の雨具を脱がせてくれ、



ストーブの側に寄って温まるように場所を空けてくれた。



登山用の雨具を着ていたとはいえ、ずっとどしゃ降りの中を



登ってきた彼の体は、かなり体温が下がっていた。



しかし、何故かその時、彼が体を寄せていた石油ストーブは、



全く暖かく感じなかったという。



それでも、彼はほかの3人と、食事をしながら色々な話をした。



とても良い人達で、彼もすぐに打ち解けたのだが、ただ1つ



気になったのは、彼が苦しかった事と辛かった事などを話している時



には、身を乗り出すように笑って聞いてくれるのだが、面白い話や



楽しい話をすると、途端に寂しそうな顔をしたのだという。



そして、もう1つ。



どうやら、その山小屋にいた3人は仲間ではなく、あくまで単独で



山に登ってきたという事だった。



男性はともかく、女性が単独でこんな天気の山に登ってくるものなのか、と



疑念を持ったが、彼は深く考えないようにした。



それでも、彼は気にしないようにして会話を楽しんだ。



実は、その時、山小屋の中にちょうど4人居るという事には



気づいていたらしいのだが、場の雰囲気を壊しそうで、彼は



例の実験検証の事は口に出さなかった。



しかし、ある時、3人中の1人が、その都市伝説の話をし出した。



すると、他の二人もまるで、その話題を待っていたかのように、



すぐにその話で盛り上がった。



そこで、彼は仕方なく、以前、飲み会の席で友人たちからその都市段説の



検証をして来い、と言われたのだと話した。



すると、3人は目を輝かせるようらして、



それじゃ、やらなきゃ!



と口を揃えて言う。



そこで、彼は、まあ、余興にはなるかもしれないな、と思い、それに



同意したという。



検証には、ボールではなく、ロウソクを使った。



ボールなど持ってはいなかったし、何より真っ暗な山小屋の中で、明かりを



持たずに歩くのはあまりにも危険だという事になったからだ。



そして、彼は始点であるA地点に立った。



他の3人はそれぞれBとCとDの地点に分かれて立った。



それじや、いきますよ~



彼がそう大声で言っても返事は無かった。



きっと、彼を怖がらせようとしているだろう、と思った。



そして、ロウソクを持ったまま、彼は次の角であるB地点へと



ゆっくりと進んだ。



いつ消したのか、先程まで着いていた筈の石油ストーブの火も



見えなくなっていた。



彼は手に持ったロウソクが垂れてくるので、



熱い・・・熱いですよ。やっぱり。



と言いながら、B地点の女性にロウソクを渡そうとした。



しかし、B地点にはその女性の姿はなかった。



仕方なく、彼はB地点を通り過ぎてC地点へと進む。



しかし、やはり、そこに居るはずの男性の姿は何処には無かった。



もう、いい加減にしてくださいよ~



そんな事を言いながら彼は、そのままD地点へと進む。



しかし、やはり其処にいる筈の女性の姿は無かった。



さすがの彼もかなり怖くなってきてしまい、



もう勘弁してくださいよ~



俺、こういうの苦手なんですから・・・。



そう言いながら、始点であるA地点に戻る彼。



すると、そこには誰かが立っていた。



何故かロウソクの明かりは其処まで届かず、はっきりとは識別出来なかった



のだか、明らかに3人の足が見えた。



もう恐怖もかなり限界に来てていた彼は、



もう無理・・・無理ですから。



お終いにしましょう!



そう大きな声で言いながらA地点へと近づく。



すると、そこには労作の明かりで照らし出された、3人姿があった。



しかし、それは先程までの3人の男女ではなく、明らかに朽ち果て腐乱



した顔だった。



そして、その顔がロウソクの明かりの中で、ゆっくりとそして不気味に



笑った。



うわ~!



彼はロウソクを持ったまま山小屋の出口を目指して走り出す。



その瞬間、突然、山小屋の入り口のドアが開いて、そこには何かが立っていた。



そして、薄れていく意識の中で、彼は沢山の何か人間ではないモノ達が



山小屋の中へと入ってくるのをうっすらと見ていた。



そして、彼は完全に意識を失った。



それから、どれだけの時間が経過したのだろうか。



彼は酷い雨の音で目を覚ました。



もう朝になっているようだっだか、曇り空の為か、山小屋の中はまだ



薄暗い。



そして、彼は昨夜の事を思い出して、ハッと飛び起きた。



体は完全に冷え切っていて、夏とはいえそのまま寝ていれば、命も



危なかった程だった。



そして、彼の側には燃料がゼロになったままの石油ストーブと、彼の



リュックだけが転がっていた。



彼は体が衰弱し、外はどしゃ降りだったにも拘わらず、すぐに



その山小屋から飛び出した。



そして、駆け下りるようにして必死に山を降りたらしいのだが、



彼が山を降りている間、ずっと、後方からは彼を探し呼ぶ、男女の



声がずっと聞こえていたという。



これが彼が体験した都市伝説の検証である。



まあ、山小屋で検証するのは自由だが、やはりその時には1人ではなく



友人4人で山に登ることをお勧めしたい。


Posted by 細田塗料株式会社 at 21:59│Comments(0)
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