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2018年11月09日

人間なのか?霊なのか?

これは俺が体験?した話である。



俺はよくAさんに都合良く呼び出されそして奢らされている。



給料日前、財布の中身が苦しくなってくると特に・・・だ。



実家がお金持ちなんだから、実家で何か食べさせて貰えば?



と言うと、



お金持ちなのは実家であって、私ではありませんから・・・。



それに、Kさんだって、こんな美人と一緒に食事とかケーキを



食べに来ていたら、きっと回りの人達は皆、羨ましがってる、と



思いますけどね・・・。



と平気で言ってのける。



俺に言わせれば、確かに美人なのかもしれないが、大食い選手権じゃ



あるましい、きっと回りの人達は、



一体どれだけ食べれば気が済むんだ?



と思って、俺を哀れみの目で見ているとしか思えない。



一度、Aさんに、その手のイベントに出てみれば?



沢山食べられるから、きっとAさんにとっては幸せだよ?



と言うと、



私は大食いをしたいんじゃなくて、色んな物を食べたいだけです。



しかも、ちゃんと味わって食べたいから、大食いは私には向きませんね!



そう言っていたが、それも俺に言わせると、



ただ、好き嫌いがあるだけ・・・・。



それにもしも、時間無制限の大食いコンテストがあったら、間違いなく



優勝出来るんじゃないの?



と思ってしまう。



まあ、その点に関しては、いつも何かと面倒なことを頼んでいるから、



仕方のない事なのかもしれないが、やはり困るのは、Aさんと一緒にいると



俺の霊感が異常に研ぎ澄まされてしまい、通常は見えない様なモノまで



普通に見えてしまうという事である。



俺は体調の差によってばらつきはあるが、日頃はそれほど頻繁に



霊を目撃する事はない。



しかし、Aさんと一緒にいると、いかに、この世の中には霊というモノが



普通に存在しているのかと思い知らされる。



それこそ、全ての空間で霊が居ない場所は無いのではないか、と思えるほど。



ただ、確かに普通の霊というのは、その殆どが無害な存在であり、生きていた



頃と同じ生活を繰り返そうとしているだけ・・・なのだが。



だから、恐怖という物は、あまり感じないる



たまに、事故で亡くなった方や酷い死因で亡くなった方の霊を見ると



それなりに直視し難い容姿をしているのだが、それでも何か悪さを



してくる訳ではなく、怖さは感じない。



ただし、1つだけ厳守している事がある。



それは、決して霊と視線を合わせない事・・・。



霊というものは、霊同士、お互いが見えているのか、は分からないが、



確かに霊同士が、道端で井戸端会議をしているのは見たことがない。



だから、Aさんに、



霊が見えるからといって喜んでジロジロ見ていると間違いなく寄って来て



面倒くさい事になりますから・・・。



別にKさんが1人の時は勝手にしてくれれば良いんですけど、少なくとも



私と一緒に居る時には、絶対に霊と視線は合わせないでくださいよ!



と言われてからは、霊とは視線を合わせないようにしている。



いや、実際には俺自身も霊を見ているのだが、相手がこちらを見た時、



自然に視線を外すという行為がうまくなったのかもしれない。



よく営業は相手の目を見て話すのが基本だ、と言われてきたが、



その真逆な行為というわけだ。



しかし、実際にはAさんと居ると、霊は間違いなく寄って来ない。



いや、逆に視線が合ってもあっちから逃げて行ってしまう。



Aさんと一緒にいる俺と視線が合って、それでも寄って来る霊というのは



余程のチャレンジャーかとんでもない悪霊しかいないのは過去の経験から



証明済みだ。



ただ、霊感が上がるれば上がるほど、俺の様な素人には生きている人との



判別が難しくなる。



そして、以前、こんな事があった。



その日、俺は市内にある喫茶店にAさんと来ていた。



電話が掛かってきて俺は呼び出された。



そういえば、あの時の謝礼がまだ残ってましたよね?と。



だから、俺はAさんを喫茶店に連れて行った。



ここのパスタとグラタンは最高だから・・・と。



Aさんは高級イタリアンを要求したが、そんな店でたらふく食べられたのでは



俺の小遣いはすぐに底を突いてしまう。



しかし、やはり喫茶店とはいえ、Aさんの注文する量はハンパではなかった。



一応、俺の行きつけの店であり事前にマスターにも安くして貰うように



頼んでいたのだが、結局、1つのテーブルでは料理が並びきらず、



マスターが慌ててもう1つテーブルを連結してくれた程だった。



目の前に並んだ沢山の料理を見て幸せそうに笑うAさんを



見ていると、日頃の高飛車なイメージが消え、可愛くさえ



感じるから不思議だ。



そして、食べている時はいつも機嫌が良い。



そして、いつもより口数が増える。



Kさん、最近、仕事は調子良いんですか?



(Aさんには関係ないでしょ?)



Kさん、最近、ギター上手くなりましたよね?



(キーボードしか知らないAさんに言われたくないけどね・・・。



というか、以前は下手だったということか?)



Kさん、ちゃんと修行してますか?



立派な霊能者になれませんよ?



いつまでもお荷物扱いされたくないでしょ?



(お荷物なの?俺って・・・・。



というか、誰が霊能者になりたいって言った?



いや、それよりも、Aさんは自分の事、霊能者じゃないっていつも



言ってなかったっけ?



いや、そんな事よりも、修行なんか元々する気無いから・・・・)



とこんな感じで俺はいつも無言装い心の声で抵抗している。



そんな空気を察したのか、Aさんが俺にこう質問してきた。



Kさん、本当にコーヒーだけで良いんですか?



好きな物何でも頼んでくださいね!



(注文したくても、これ以上はテーブルに乗らないでしょうが?



というか、Aさんに言われる筋合いは無い気がするが・・・・



いや、そもそもAさんが好きな物頼み過ぎでしょ?



もう少し遠慮というものは無いのか?)



暇そうだからクイズ出してあげますね!



これも修行の一環ですから真剣に答えてくださいね!



(だから修行する気は無いっての・・・・。



しかもクイズって・・・・。



俺はお子ちゃまか?)



まあまあ、そんな顔しないで(笑)



それじゃ、クイズ出しますね!



あの右奥のテーブルですけど、今しがた客が二人座りましたけど、



そのうち、どちらが人間なのか、当ててくださいね!



そう言われた。



確かに店の右奥のテーブルには男女のカップルらしき二人が



席に座っていた。



そのどちらも30代位に見えた。



だが、特に変わった所も無い普通のカップルにしか見えないのだが・・・。



いや、そう言われてみれば、その二人の男女は席についてから



一言も会話をしていなかった。



だから、俺はこう尋ねた。



どちらが人間なのか、ってことはどちらかが人間じゃないの?



見た目はいたって普通のカップルに見えるけど・・・・。



すると、Aさんは、楽しそうな顔でパスタを頬張りながら、



当たり前じゃないですか?



そうじゃなきゃ、クイズが成立しないでしょ?



そう返してくる。



俺はつい負けん気を出してしまい、必死にその二人の男女を



悟られない様に観察した。



男女、どちらも現代風の服装をしているし髪形も普通。



服装の季節感も、変なところは無い。



顔はどうかといえば、明らかに美男美女のカップルであり



暗い雰囲気も無く、二人それぞれがメニュー表を見ている。



まあ、無理やりおかしな点を探すとすると、その二人の男女が



あまりにも美男美女過ぎるということだろうか・・・。



だから、俺はAさんに言った。



もしかして、Aさん、俺を引っ掛けようとしてる?



あんなにはっきり見える霊なんて見たこと無いし・・・。



それにおかしな点も一つも無い。



だから、答えはどちらもちゃんとした人間・・・てしょ?



と自信満々に・・・。



すると、Aさんは口いっぱいのパスタを飲み込むと、呆れた様に



こう言った。



Kさん、仕事は営業ですよね?



そんなに観察力が無くてよく営業なんて仕事出来てますよね?



あっ、そうか・・・・だから出世しないんだ(笑)



そう言われてさすがに俺はムッとしたが、それを見てAさんが



こう続けた。



いいですか?



さっきからあの二人の所にお店の人が一度も行って無いでしょ?



注文はともかくとして、水くらいは運ぶでしょ?



そう言って、目の前に置いてある水の入ったグラスを俺の目の前で



揺らして見せる。



そして、また続ける。



少なくとも、客が見せに入ってきたら、水くらいは最初に運びます。



でも、あの二人には水すら運ばれていない。



ということは、つまりあの男女のカップルはどちらも霊。



そういうことになります。



まあ、私くらいになると、一目見ただけでもすぐに判るんですけどね!



だから、Kさんもちゃんと修行を怠らないようにしないとね・・・。



そう勝ち誇った様に言われてしまった。



しかし、そう言われて、俺は一瞬、



俺もちゃんと修行とかした方が良いのかな?



このままじゃ、いつまで経っても馬鹿にされそうだし・・・。



そう思っていたとき、突然、



いらっしゃいませ!



という声が聞こえた。



振り返ると、マスターがそのテーブルに水を置いている。



俺は唖然としてAさんの顔を見た。



すると、Aさんも、



なんで?



と、呆気に取られた顔をしている。



そして、俺はその男女のテーブルを思わず凝視してしまった。



Aさんの言った事が本当なのかを確認する為に・・・。



しかし、あまりにも、長時間見つめてしまったからだろう。



気が付けば、その男女ともしっかりと目が合ってしまっていた。



すると、次の瞬間、その男女は俺に向かって少しだけ会釈をした。



そして、そのままゆっくりと薄くなっていき、そのまま



消えてしまった。



テーブルには手付かずの水だけが残されていた。



すると、Aさんが突然笑い出した。



そして、



あのマスターって良い人ですね。



そして、かなりしっかりと「視える人」なんですね(笑)



そう言われて俺は思い出した。



この店のマスターは、確かに霊感が強かったという事を・・・。



そして、心優しいマスターは、いつもあのカップルの霊が来ると



ちゃんと水を出してあげているのだ、という事を後で聞いた。



そして、Aさんがテーブルの料理を完食し、俺たちが店を出る時、



マスターがこう言った。



Kさん、凄い人と知り合いだよね・・・・。



日本有数の霊能者さんなの?



と聞かれ、俺が、



まあ、大食いと性格の悪さは日本有数かもしれないけど・・・。



と言うと、Aさんは、ムッとした顔をして



いえ、霊能者じゃないんですよ(笑)



普通の若手美人女教師・・・です!



お間違いなく・・・・。



そう言って、マスターに大爆笑されていた。



その後、会計の際には、予想を超える金額に、俺の財布は殆ど



空の状態になってしまったのは言うまでもない。


Posted by 細田塗料株式会社 at 23:20│Comments(0)
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