2018年11月10日

いびきの原因

これは仕事関係の知人から聞いた話である。



彼は、所謂、中年太りという体型であり、寝ているといつも



イビキをかいてしまうらしい。



若い頃にはイビキなどまったくかかなかったそうで、本人も、



たかがイビキと気にも留めていなかった。



しかし、ある時、テレビの医学番組でイビキが取り上げられており、



イビキがとても危険なものだと知った奥さんから専門医を



受診するように促された。



そこで、仕方なく総合病院の専門医を受診したのだが、先ずは、



自分のイビキがどれ程のものなのか、録音して聞いてみましょう、と



言われ、小さな録音機を渡された。



そして、その日の夜、寝る前に録音機のスイッチを入れてそのまま



朝まで寝た。



そして、それを数日後、病院に持って行くと、かなり酷いイビキを



かいている事が自覚出来た。



そして、医者から言われたのが、睡眠時無呼吸症候群という病名



だった。



睡眠中に非呼吸が止まってしまう症状らしく、最悪の場合、死に至る



事もある、と説明された。



そして、週末の休みを利用して病院に一泊だけの入院をして



器具を装着して改善する、という治療方法が決まった。



週末、病院に行くと1人部屋に入院させられた。



やはり、イビキが他の患者の迷惑になるからだろうか・・・。



病室に入ると、のんびりと過ごしていたが、夜になると大掛かりな



器具を取り付けられて強制的に?寝かせられた。



初めての入院ということで、なかなか寝付けないかと思っていたが、



日頃の疲れもあり、すぐに熟睡できたという。



そして、朝になって目が覚めると、朝食の後、医師に呼ばれた。



そして、医師はこう言ったという。



○○さん、貴方は睡眠時無呼吸症候群ではありませんでした。



ですから、この病院では改善させてあげる事は出来なくなりました。



それを聞いた彼は、医師の言っている意味が全く理解できず、



医師に食い下がったという。



睡眠時に呼吸が止まるんですよね?



それって、危険な症状なんですよね?と。



すると、医師は、



確かに睡眠時に呼吸が止まるのは間違いありませんが、どうやら



その原因は、医学の及ぶ範囲ではありません・・・。



残念ですが・・・。



そう言って頭を下げたという。



彼自身は納得出来なかったが、仕方なく帰り支度をしていると、



1人の看護師が近づいてきて、こう言った。



○○さん、本当に申し訳ありませんね。



でも、私を含めて数人の看護師がみてしまったんですよ。



だから、病院ではなく、別の方法を探してみた方が良いと



思いますよ。



そう、出来るだけ早くに・・・。



そう言われて、彼は更に訳が分からなくなったらしいのだが、



彼の不思議そうな顔を見て、その看護師がこう言った。



一度、夜寝ていらっしゃるところをカメラで撮影してみると



理由がお分かりになると思いますよ、と。



そこで、彼は自宅に戻ると、すぐに赤外線のついた監視カメラを



友人から借りて、それを自分の寝室にセットした。



そして、撮影したのがこんな映像だった。



彼が寝ている。



かなり寝相は悪いのだが、イビキは全くかいていない。



彼は撮影した映像を早送りで見ていたが、午前2時頃になると、異変が



起こり始める。



突然、画面にノイズが走る。



そして、ノイズが収まった時、彼が寝ている枕元に、1人の女が座っていた。



女はまるで、特撮映像のように、画面の中で現れたり消えたりを



繰り返す。



そして、彼の寝顔を覗きこむような動きをしたかと思った瞬間、



彼の上に覆いかぶさる様に乗ってくる女。



暗い部屋の中で、女の着ている白い着物だけが、はっきりと



浮かび上がっている。



そして、彼の上をまるでほふく前進でもするかのように、その女は



這いずり回る。



すると、寝ている彼が苦しそうにイビキをかき始める。



そして、その後、彼の胸の上に乗ったかと思うと、白い両手



が彼の首に伸びた。



そして、彼は息をしなくなった。



そこまで見て、彼は思わず再生を停止した。



彼は自分がイビキをかいていた原因を知った。



それも、最も恐ろしい原因を・・・・。



翌日、彼は仕事を休んで、高名なお寺に出向き、住職に



話した。



撮影した監視カメラの内容を・・・・。



すると、その住職は全て分かっている様で、すぐに



迎い入れてくれた。



そして、それから丸一日、お経を聞かされることになった。



彼は日頃はお経を聞くと、眠たくなってしまうのだが、何故か



その時は、とても苦しく感じ、そしてお経が終わる頃には



体がとても軽くなっていた。



まるで、それまでの自分が鉛でも背負っていた感じる程に・・・。



そして、彼はそれ以後、イビキは一切かかなくなったという。



その平穏がいつまで続くのかは分からないが・・・。


Posted by 細田塗料株式会社 at 00:19│Comments(0)
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