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2018年11月10日

夢の中に出てくる・・・・。

これは知人女性が体験した話。



彼女は3姉妹の末っ子。



ちょうど1歳ずつ違うだけというから、本当に仲の良い姉妹なのだろう。



昔から、いつも一緒に遊び、まるで親友の様に育ってきたのだという。



それぞれが結婚し、家庭を持ってからも、よく3人で旅行に行ったり、



美味しいものを食べにいったりと楽しい時間を共有していた。



そして、昔から、よく感じていたのが、姉妹3人が似たような夢を



見る事が多かったという事。



ただ、それ自体は特に変わったことでもなく、それが普通なのだ、と



思っていたそうだ。



そんなある日の夜、彼女は夢を見たという。



その夢の中には彼女の叔父が出てきて、じっと彼女を恨めしそうに、



そして、怖い顔で睨んでいるのだという。



どうしたの?



と聞いても、何も答えず、ただ睨んでいるだけ・・・。



その叔父さんというのは、いつも彼女の事を誰よりも可愛がって



くれていたから、彼女は目覚めてからもその夢の事が気になって



仕方なかった。



そして、それから数日後、二人の姉と会った彼女は、その夢の事を



話したという。



すると、どうやら、姉二人も、叔父さんが出てくる夢を見たのだという。



ただ、二人の姉の夢の中に出てきた叔父さんは、とてもにこやかに



笑っていたのだという。



どうして、字分の夢の中でだけ、叔父さんは怒っていたのか?



彼女は更に夢の事が気になって仕方なくなる。



そんな時、突然の訃報が彼女の耳に入る。



叔父さんが亡くなったという知らせだった。



どうやら、体調が突然悪化して病院に入院して、数日後の急死だった。



そんな夢を見たばかりだったから、彼女はかなり動揺してしまう。



そして、叔父さんの葬儀が執り行われた。



そこで、親戚が集まった際、彼女たちは、数日前に叔父が夢の中に



出てきたという話をした。



その話を聞いた親戚たちは、きっと叔父さんがお別れを言いに来たんだよ、



と言ってくれたが、もしも、そうだとしたら、尚更のこと、どうして



叔父が自分にだけ怒った顔をしていたのかが、どうしても分からない。



だから、彼女は必死に考えた。



何が叔父を怒らせてしまつたんだろう?と。



そして、彼女はある事を思い出した。



それは、3姉妹の中で彼女だけが、叔父さんから借りているものがあった、



ということだった。



借りていた物とは、古いオルゴール。



かなり貴重なものだったらしいが、アンティークな物を集めている彼女に



叔父が、



あげるわけにはいかないけど、返さなくてもよい・・・。



そう言って渡してくれた物だった。



だから、彼女はそれを叔父の家族の元に返しに行ったという。



それは、叔父がとても大切にしていたものらしく、どうして彼女に



貸していたのか、家族も不思議がった。



なにより、叔父はそのオルゴールを紛失した、と家族に説明していたから。



だから、彼女は、叔父の家族に対して、



いつも叔父さんは私の事を可愛がってくれていたから・・・。



だから、きっとそんな大切なものを私に貸してくれたんだと思う。



そう言って、そのオルゴールを家族に渡し、その場を後にした。



彼女は、これでもう叔父が夢の中に出てきて睨む事も無くなる、と



思っていた。



しかし、それからも、叔父は彼女の夢の中に現れては、何も言わず



ただ、彼女を睨みつけるだという。



彼女は困惑した。



まだ、何か足りないものがあるのかもしれない・・・・。



そう思い、必死に考える日日が続いた。



そんな時、彼女は叔母(叔父の妻)に呼び出された。



しかも、何故か、他の家族がいない昼間を指定してきたという。



もしかして、叔父が怒っている理由が分かるかもしれない、と思い、



彼女は、いそいそと、指定された時刻に叔母の家に向かった。



家に着くと、叔母は神妙な顔で出迎えてくれた。



どうしたの?



何かまずいことでもあった?



そう尋ねる彼女に、叔母は重い口を開いた。



あのね。



もの凄く言い難い事なんだけどね・・・。



先日、貴女がこのオルゴールを返しに来てくれた時、あの人が貴女の事を



可愛がってくれてたって言ってたけど・・・。



実は、あの人・・・貴女の事が大嫌いだったのよ。



それこそ、殺したい位に・・・。



だから、そんな貴女にどうして、あの人が大切なオルゴールを渡したのか、



どうしても、理解出来なくて・・・・。



それで、色々と考えてみたんだけど、どうしても、一つの答えにしか



たどり着けなくて・・・・。



それでね・・・・私もその確証を得る為に、オルゴールを色々と



調べてみたのよ・・・。



そうしたら、こんなものが出てきたの・・・・・。



そう言って、叔母は、白い紙きれを彼女に渡した。



そこには、読み取れない言葉が並んでおり、その中央に、”呪”と書かれていた。



彼女は、状況が全く把握できなかった。



なんで、こんなものが?



すると、叔母は、更に言い難そうに、こう続けた。



あの人、一時期、呪いとか、そういうものを必死で調べていたの。



私は気持ち悪いから、止めてくださいって言ったんだけど、どうやら



あの人は、止めなかったみたいね。



つまり、あの人は、貴方を呪い殺す為に、呪いを学び、そこで得た



知識で作った呪符をオルゴールに仕込んで貴女に渡したのよ。



本気で貴方を呪い殺そうとして・・・。



あなたに、何も起こらなかったのが不幸中の幸いだけど・・・・。



ただ、貴女の夢の中にあの人が出てきて、貴方を睨んでいるというのは、



何かを貴女が忘れているから、ということではなくて、きっと、あの人が



呪いをかけたのに、どうして平気なんだ!



と怒っているとしか思えないのよ。



だから、今もあの人がやめの中に出てきているのだとしたら、貴女は



もうこの家には絶対に近づいては駄目よ!



そして、然るべき場所にいって、きちんとお祓いをしてもらいなさい。



あの人、しつこい性格だったから、今もきっと、貴女を呪い殺そうと



しているんだと思うから・・・。



そう言われた。



そして、その時、叔母は、責任を持ってそのオルゴールを処分する事を



約束してくれた。



そして、彼女も、それから数日は、叔父が出てくる悪夢に悩まされたが、



然るべき、高名なお寺でお祓いをしてもらい、今はもう叔父が夢に



出て来る事も無くなったという。



ただ、彼女はそれから人間不信になってしまった。



あれ程、自分を可愛がってくれていたと思っていた叔父が、実は彼女を



呪い殺したいと思うほど憎んでいたのだから、仕方のない事かも



しれないが・・・・。



ちなみに、彼女自身、どれだけ考えてみても、3姉妹の中でどうして



自分だけがそれほど憎まれていたのか、は全く分からないと



いう事だった。


Posted by 細田塗料株式会社 at 08:44│Comments(0)
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