2019年06月08日

Aさんと金縛り

富山の住職と以前、こんな話をしたことがある。



霊というのは、そもそも実体が無い筈なのに、触れたり物理的な



攻撃が可能なのか?と。



そして、住職の経験からいえば、霊は人間に対して物理的な攻撃こそ



出来ないらしいが、触ったりしてくるモノも確かに存在するらしい。



そして、逆に、人間も、霊に対して、触ったり出来る場合もあるのだという。



そのルールはどうなっているのか、は分からないが、人間の中には



霊に対して、物理的な攻撃が出来る者もいるらしい。



そして、それには、霊を恐れない心、そして、霊に対して物理的な



攻撃が可能だと信じる心が最低限必要らしい。



そう聞いて、俺は住職に聞き返した。



そんな奴いるの?と。



すると、住職は笑いながら、こう言った。



そんな奴なんて、お前のすぐ側にいるじゃないか、と。



そう言われて、俺はすぐに思い当たる人物がいた。



勿論、Aさんである。



確かに姫も、霊に対する攻撃力は、Aさんよりも上かもしれない。



しかし、姫の場合、常に霊を恐れているし、そもそも持っている力と



守護霊が強すぎて、霊が近づいてくる事はないのだろう。



それ対して、Aさんは、霊というものを全く恐れてはいない。



というか、人間も霊も同じだと思っている。



だから、人間に対して物理的な攻撃が出来るのならば、当然、霊に



対しても出来るはずだ、と思っているのは容易に想像できる。



そして、このブログを読みに来てくれている読者の方なら、もしかして



誰でもが体験した事があるかもりしない、金縛り。



勿論、俺も数多く体験している。



そして、やはり姫はある時以降、金縛りというものに遭った事がないらしい。



しかし、意外なのは、あのAさんが結構、金縛りの体験があるということ。



そんな度胸のある霊が存在する事自体が、信じられないというのが



本音なのだか・・・。



実は、Aさんは、幼い頃から、金縛りに遭っていたということだ。



もっとも、その頃は今のようにひねくれた性格ではなかったようで、



現れた霊の話を親身に聞いてあげたりしていたそうだ。



そして、時を経て、それなりに、ひねくれてくると、金縛りへの



対応も変わってきたらしい。



基本的には無視をするらしい。



どうせ、危害は加えられないと高をくくって・・・。



しかし、あまりにも、しつこいと、ガバッ起きて、霊に向かって



説教を始めるらしい。



その説教を聞かされている霊というのも少し可哀相な気もするが・・・。



そして、機嫌が悪い時には、大声で怒鳴るのだという。



ふざけるな!



舐めてんのか!



と言った具合に。



そして、疲れていたり、凄く眠かったりした時に金縛りに遭うと、



完全に物理的な攻撃にでるらしい。



足で蹴ったり、胸ぐらを掴んだり、そして殴ったり・・・。



顔をビンタしたり、頭を叩くなどというのは日常茶飯事だそうだ。



何故、そんな事をするのか、といえば、



何度言っても聞かないから・・・だという。



そういう悪い霊には言葉で言っても通じないのだから体?で分からせる



しかないのだという。



それにしても、そんな物理的な攻撃が可能なのか?と聞くと、



え?不可能だと考える方がおかしいでしょ?



と言ってくる。



それにしても、足で蹴られ、頭をどつかれて、正座させられ説教を



延々と聞かされている霊の姿を想像すると、少し笑えてしまう。



しかし、やはり厄介な場合も過去には在ったそうだ。



それは、在り来たりな、Aさんの霊力の高さを知らずに近寄って来る霊とは



根本的に違い、Aさんの能力を十分理解していながら、それでも近づいてくる



霊なのだという。



そもそも、Aさんは通常、金縛り状態になる事が無い。



しかし、そういう霊力の強い悪霊になると、さずかのAさんもしっかりと



金縛り状態になってしまい一瞬焦ってしまうそうだ。



しかし、Aさんが、金縛り状態になってしまったとしても、それはあくまで



寝ている無防備な状態だったり、寝ぼけている場合だけらしく、目が覚めた



状態ならば、金縛りを解く事など造作もない事だという。



しかし、そこはひねくれたAさん。



しばらくは金縛りに掛っているフリを続けるのだという。



そうして、上に乗って来た途端に、それを払いのける。



調子に乗ってるんじゃないよ!と。



振り払われた霊が、何が起こったか、分からず呆気に取られている顔を



観るのが楽しいそうだ。



そして、ゆっくりと起き上がり、霊の着ている服を掴み、締めあげる。



なめてんのか?



いい度胸してるじゃないか?



と、まるでヤクザまがいの言葉で恫喝する。



それから、難癖をつけて、色々と霊に指図するというのだから、それこそ



ヤクザさんよりもタチが悪い。



ただ、そんな話を聞いた俺が、



そんな事出来るのってAさんだけじゃないの?



そもそもそれだけの力があれば、何やっても怖くないもんね?



と言うと、Aさんは、それは違うと力説する。



そもそも霊が怖いって誰が決めたんですか?



向こうは元々人間だから、生きている人間の事は良く分かってる。



でも、生きている人間は、まだ霊になった体験が無いから、霊とはどういう



ものなのかが分からない。



要は、未知の存在が怖いだけ・・・・。



人間が勝手に霊を恐れてるだけなんですよね。



分からないから、怖いっていう理論で。



ただね…人間同士だって怖い人はいるじゃないですか?



怒ってる人、暴力的な人、とか、Kさんも怖いでしょ?



だったら、霊が目の前に出てきたら、そういう風にしてやればいいんです!



霊の前で、やみくもに怖がるんじゃなくて、やせ我慢でもいいから、怒ったり



暴言を吐けばいい・・・・。



そうすれば、霊だって、逆に怖がって向こうから逃げていきますから・・・・。



もっといえば、霊だって生きている人間の事が怖いんですから。



だから、むやみやたらに怖がっていると、面白がって霊も更にちょっかいを



出してくる。



こうなると、もう単なる悪循環ですから・・・・。



だから、別に霊能力が無くたって毅然とした態度で霊と対峙すればいい。



そんな面倒くさい人間の所なんてさっさと離れていきますから・・・。



そう言っていた。



まあ、その話には一理あるとは思うのだが、やはり霊を常に恐れさせ、まるで



家政婦のように便利に使っているAさんが一番恐ろしい存在なのかもしれない。


Posted by 細田塗料株式会社 at 22:40│Comments(0)
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