› 看板・サインスタッフブログ | 細田塗料株式会社 › 精神科病棟からの手紙

2019年06月08日

精神科病棟からの手紙

先日、精神病院に入院している友人を見舞いにいった。



俺は以前からずっと思っている事がある。



精神病院に入院させられている人達は決して社会不適合者などでは



ないという事。



そういう患者さん達に限って、純粋に生きていたり、一途に没頭出来る



ものを持っていたりする。



ただ、現代の社会で生きていくには純粋過ぎたり、多様な思考に追いて



いけないだけなのかもしれない。



だからと言って、彼らが何か劣っていると感じた事は無い。



逆に、ある事柄だけがずば抜けて秀でている場合が多かったりする。



それは美術だったり、文学だったり、と様々なのだが、実は霊的な



感受性、つまり霊感というものも、普通の人達より優れている



人が多いのだ。



先日、伺った精神病院では、実は病院内に入っただけで、酷い



頭痛に襲われてしまった。



その理由は、簡単だ。



病院内に異様に霊が多く彷徨っているのである。



勿論、何か悪霊とかそういうものではないのだろうが、あれだけ多くの



霊に囲まれるという事はなかなか体験できるものではない。



そして、精神病院というものは、その状態によって、幾つかのレベルに



病棟が分けられている。



そして、奥に進むにつれて、そこに彷徨っている霊の姿も、かなり



醜悪になる。



勿論、醜悪な姿をしているから、すなわち悪霊という訳ではないのだが、



やはり、見ていて気持ちの良いものではない。



そして、病院内に居る患者さん達には、どうやら、その姿が見えている



のだと感じた。



いや、逆に見えているからこそ、それだけの沢山の霊が集まってくるのだろう。



そして、これは知り合いの霊能者の話であるが、彼はある除霊に失敗して



現在、精神病院に入っている。



それは誰かに入れられた、というのではなく、自ら、精神病院の最も



奥にある独房的な場所に身を投じているのである。



それは何故か?



理由は、自分が霊にとり憑かれて、その霊を抑えきれなくなった状態では、



自分が、何をしでかすか、分からないから・・・・という事。



精神病院の独房なら、どれだけ暴れようが、叫ぼうが、誰にも危害を



加えなくて済む。



それが、彼が出した答えだった。



彼が以前、送って来た手紙には、こんな事が書かれていた。



精神病院の最深部は、人間が人間として生きていられる環境ではない、と。



彼が、入れられている最下層の独房では、人間が収容されている事に



なってはいるが、そこにいる者は、もう既に人間ではなくなっている。



自分をヘビだと思い込んだ者は、どんどんとその姿をヘビに近くさせていき、



その顔、その動きはまさにヘビそのもの。



食べる物も、人間らしい食べ物は一切口にせず、ネズミや小動物の死体に



手を使わずに食らいつき、飲み込んでいく。



その姿を見ていると、人間はいつでも人間を辞められるのだと痛感してしまう。



その独房では、色んな患者が収容されているが、配膳されたものを



食べているのは彼一人だけなのだという。



他の者は、皆、自分の事を、キツネや犬、猫、トカゲやヘビだと其々、



思い込んいる。



そして、そう思い込む事によって、人間はその姿を変えていく。



言葉を忘れ、糞尿を垂れ流し、思い込んでいる動物へとその要旨さえ変えていく。



そして、普通の食事が喉を通らなくなり、ついには、生きた動物しか



食べなくなっていく。



まるでペットの様に投げ込まれた小動物を捕まえて、それを生のまま



貪り食う・・・。



それはもう、何処から見ても人間には見えないのだという。



更に、自分の事を神だと思い込んでいる者などは、ずっと何も食べないで、



それでも、ずっと生きながらえている。



それでいて、やせ細っていく事も無く、それまで自分が知っている常識という



ものが何だったのかと不安にさえなってしまうりだ、と。



そして、彼がその病棟から出ない理由は他にもある。



それはどうやら、その場所には『主』と呼ばれているモノが存在している



らしい。



それは、気が付くと、病室の小窓からこちらを覗いているのだという。



そして、そこから離れると、またフラフラと舞いながら、別の病室へ



行き、そこで誰かをじっと観察する。



その姿は、病院の関係者にも見られているらしく、それがいつも



現れる夜になると、病院の関係者は、その病棟には誰も近づかなくなる。



恐ろしいのだ・・・・。



そして、この閉鎖病棟にいる職員達は、もしかすると、もう既に人間では



なくなっているのかもしれない。



だからなのかもしれない・・・・。



そこでは、深夜に廊下を行き来するストレッチャーの音がこだまする。



それは毎週という訳ではないが、金曜日の深夜によく現れるという。



彼も、一度、その様子を思わず見てしまった事があるらしいが、



ストレッチャーを押している看護師も、そして付き添う医者、そして



ストレッチャーに乗せられているモノも全て腐乱した人の形をした



化け物なのだという。



そして、そのストレッチャーが止まった病室の者は翌朝には遺体



となって発見されるらしい。



その誰もが、嬉しそうに病室の中を食い入るように見つめながら



ストレッチャーを動かし、そしてそこで出た死人はまたストレッチャーに乗せられ、



その場所から出ていく。



きっと、その死体は病院の外に出る事すらないのだろう・・・・。



彼の手紙をそこまで読んで、俺は彼にどうしても聞きたい事が出来て、



彼に手紙を書いた事がある。



そんな恐ろしいところなら、どうしてそこから逃げ出さないのか?と。



すると、彼から帰って来た手紙にはこんな事が書かれていた。



もう手遅れだと思う・・・。



此処は、もう人間の居られる場所ではなくなってしまっているのだから。



そして、俺も、此処に永く居過ぎた。



ここでは霊能力なんて何の役にも立たない。



此処そのものが、既に霊界と直結してしまっているのだから・・・。



確かに、もしも、ここから出る事が出来れば、何かが変わるかもしれない。



だが、此処から出られるのは生きたままでは無理なんだよ。



どんな強力な霊能力者を連れてきたとしても、その現実は変えられない。



誰も此処から助け出す事は出来ないんだ・・・・・。



だから、もう手紙は書かないで欲しい・・・・。



勿論、面会など、絶対に来てはいけない・・・・。



気が付かないうちに、俺もどんどんと何かを奪われている・・・・。



だから、手紙を書いたとしても、面会に来たとしても、その頃には俺はもう



知り合いさえ認識出来ないだろうから・・・・。



だから、もう俺の事は忘れて欲しい・・・。



そう書かれていた。



彼のいう事が本当なら、きっとAさんや姫を連れて行ったとしても、



其処では何の力も発揮出来ないという事なのかもしれない。



何しろ、彼は俺が知る中でも、かなりの高い能力を持った霊能者



である事は間違いないのだから・・・。


Posted by 細田塗料株式会社 at 23:06│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

count