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2013年06月28日

(改)肝試しで起こった怪異。

中学生の頃である。

たぶん、夏休み期間だったと思うが。

学校の行事で、バス旅行に行った事があった。

1泊2日の日程で、古い使われていない民家に宿泊し、

自炊などを体験するという内容だった。

本当に田舎であり、宿となる民家も、とても古く

正直、テンションが一気に下がった。

しかし、男女全員が私服であり、開放感があったのも

事実だった。

そんな中で、一番楽しみにしていたのは、肝試し。

当然、準備もかなり前から行い、本番を迎えた。

俺は、脅かす幽霊役だったので、かつらに、メイク、そして

ボロボロの白い服と気合が入っていたのを記憶している。

しかし、本番前に先生から

ここは、お前達が知っているように、火葬してお墓に入るのではなくて、

古来からある土葬、つまり人は死ぬとそのまま、土に埋められる。

つまり、死体がそのまま埋められて、そして、そのまま土に返るんだ。

だから、そんなに気合入れなくても、この話を聞いただけで、

肝試しをする生徒は、十分怖いと思うからな。

そんなに、頑張って怖がらせなくてもいいぞ!

というありがたい?お言葉が。

って、そんな話を聞いてしまうと、脅かす側も、

既に恐怖の頂点になってしまった。

しかし、その話はどうやら本当らしく、おばけ役として下見を

していると、土が盛り上がっているところが、いくつもあった。

どうやら、それが死体が土葬されている場所であるらしい。

かくして、肝試しがスタート。

予想通り、いや予想以上に怖がってくれる。

調子に乗って、やりすぎる奴らもいたので、先生から注意を

受けるほどであった。

そして、無事、肝試しは終了。

確かに、待っている間は、怖かったが、一旦、スタートしてしまうと、

土葬のことなど記憶から消えていた。

そして、何ともいえない達成感。

最後に幽霊役が全員出てきて、記念撮影という事になった。

すると、肝試しの参加者達から、何か変だ!という声が。

どうも、脅かしていた人数が少なすぎるというのだ。

よくよく、聞いてみると、脅かす場所には、それぞれ二人以上が

立っており、勿論、その中には大人も混じっていたというのだ。

しかし、オバケ役だった俺達には、それぞれが、それぞれの

担当した場所に1人で隠れていたのは紛れもない事実だった。

だから、そんな事は絶対にない、と言い張るオバケ役の俺達

だったが、ある生徒の一言で、全員の血の気が引いた。

お前らが脅かしているのは、みえみえの幽霊で全然怖く

なかったけど、お前らの後ろに立っていた幽霊役が怖かった!

という事だった。

しかし・・・である。それは違う。

幽霊役は1ヶ所に1人だけ。

先生も参加していない。

だから、俺達オバケ役の後ろに誰も居る筈がないんだ!

そう言う俺に、ある生徒が言った。

そういうお前の後ろにも、もうひとり立っていたじゃないか?

もう返す言葉が見つからなかった。

俺達、オバケ役の生徒は、あんな寂しい場所で、

本物の幽霊と一緒に過ごしていたというのか。

その夜、恐怖で眠れなかったのは、本物の幽霊と一緒に、

幽霊役をしていた俺達であった。


Posted by 細田塗料株式会社 at 23:24│Comments(2)
この記事へのコメント
営業のKさん

脅かし役である生徒に迷惑にならないように、その後ろで脅かし役に徹していた・・・プロフェッショナルですね・・・てか本物ですからね(泣
Posted by 中西 at 2017年04月05日 18:54
普通なら、別の場所や窓に現れてもいいのに、
立っていた意図は、賑やかなので見に来た、一緒に参加しよーと立ってみたと害がない部類ならおもしろいんですけど(笑)

でも日本は100%火葬だと思ってたので、以前土葬の廃村の記事もありましたが、私知らない事が多すぎる。
Posted by メチャ✩ at 2017年07月04日 11:43
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