2013年08月26日

八尺様?

営業のKです。

3話目です。


最近、ネットで、怖い話のランキングなどで、常に上位に位置している話がある。

八尺様という話である。

機会があればお読み頂きたい。

自分も知人から教えて貰ったのだが、その感想としては、怖いというより、俺も似た

ような物を見たことがある、というのが強く思い出された。

今から、10年位前になると思う。

市から山に向かう途中に高原に登れる道がある。

通常、高原には、あるロープウェイを利用して、上がっていく。だから、

車では行く事が出来ない。

ただし、この道を使うと、裏側の斜面に来るまで登ることが出来る。

通常、この道は、狭く、曲がりくねっており、且つ、万が一の際にも、竹やぶがあり、

クッションの役割を果たしてくれる事から、大学のラリー部などが、曜日を決めて、

許可を貰い、ラリーの練習に使うような道である。

そんな場所だから、当然、自殺する者も後を絶たないのであるが。

で、その日、自分は、休みの日にラリーの練習をするべく、獅子吼高原でひたすら

車を走らせていた。しかし、その日は何故かとても疲れており、どこか、邪魔されずに

今すぐ眠れる場所を探していた。

そして、思いついたのが、登る道のちょうど中腹にある更に細い道を

上っていった場所である。

以前、友人と遊びに来た時に、昼寝用にと、目をつけていた場所だ。

案の定、そこは、とても静かで、自分は、すぐに深い眠りに就いた。

どれくらい、ぐっすり熟睡してしまったのだろうか。

じっとりと嫌な汗をかいていた。

で、虫の声で目が覚めた。

辺りは完全な闇である。

時計を見る。夜の10時半を少し回っていたと記憶している。

眠ろうと、ここに車を停めたのが、午後4時頃だったと思うので、なんと、6時間以上寝ていた

事になる。

で、家族にメールをする。

今から帰ります。大体、20分位かかりそうです。よろしく。

メールが届いたのを確認すると、早くここから出発しなければ、寝ていたシートを一気

に起こした。

、エンジンをかけようと、前方を見たとき、それらは目に飛び込んできた。

最初は、熊か?と思った。

しかし、それにしては、背丈が大きすぎる。

自分の車は、草むらの陰になるように停車させていた。

そして、草むらの陰から、月の光に照らされて見えるそれは、明らかに、背丈が2メートル、

いや、もっとあったと思う。それが、全部で5人。

一番、背丈の大きいそれを4人で囲むようにして、ゆっくりとゆっくりとそれは、全身していた。

何かの儀式のように。

幽霊の平行移動の動きではなく、ちゃんと、足で動いているような動き。

それにしても、遅い。これでは、ここから、動けない。

で、俺は、友達ににメールした。

何かおかしい。今、獅子孔の上にいる。いますぐ、何人かで、ここに来れるか?

そう、メールした。

が、ずっと、メールは転送状態で、送る事が出来ないようだ。

俺は、電波状態が悪いのか?と思い、体の向きを変えてみた。

その時、車がギッと音をたてた。

前方を歩く5人の動きが止まった。

5人の体がこちらに向けられる。

俺は息を殺して、固まった。

そして、万が一、見つかった場合を考え、窓とドアのロックが掛かっている事を、

音を立てない様に慎重に確認した。

その時である。

携帯にメールが届く。

今、すぐそばまで来ている。

だから、何処にいるのか、教えろ。

ありえなかった。

だいたい、さっきのメールも届いていない筈。

それじゃ、今のメールは?

もしかして、奴らが俺の居場所を

探る為に?でも、なんで、そんな事が出来る?あいつらは、なんなんだ?

その後にも、メールは届き続けた。

ただ、そのメールは見なかった。

奴らがとても、狡猾に思えたし、きっと奴らは、自分が動かないと、俺の居場所を

見つけることが出来ない理由があるんだろう、と勝手に解釈したから。

いや、そう願うしかなかった。

だが、案の定、奴らは、元の場所から、移動して、俺を見つけようとはしなかった。

逆に、俺は、全ての動きを止め、息を殺し、絶対に音を立ててはいけないという確信があった。

どれだけ、時間が経ったのだろう。

近づいて来る車の音ではっと我にかえった。

ラリーの練習に来た車に違いない。

どんどん、近づいてきて、その大きな大光量のヘッドライトが見て取れる位まで近づいてきた。

すると、それらは、竹やぶの方へ消えていった。

自分は、今しかないと思い、エンジンスタート。

その車が急゛レーキをかけなくてはいけないようなタイミングでわざと道路に飛び出した。

そこからは、正直、あまり記憶がはっきりとはしていない。

ただ、その車が来なかったら、自分は、あのまま、奴らに見つからずに我慢できたか、

という事を考えると、怖くなった。

でも、あれは、あの山の主か何かなのだろうか?

今でも、わからないままである。




Posted by 細田塗料株式会社 at 22:05│Comments(1)
この記事へのコメント
営業のKさん

八尺様は私も何度か読みましたよ、見たんじゃなくて(笑

もう人間としては、身長が異様に高い、手足が長い、首の間接が究極に柔軟、他にも具体的に色々と・・・Kさんの記事で詳しく知る事になりましたよ(泣
テレビにラジオ、携帯電話にパソコン・・・何でもござれですもんね(泣
Posted by 中西 at 2017年04月09日 22:36
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