2013年08月26日

幽霊初体験!

営業のKです。

いよいよ、最後の5話目です。

大学時代は神戸市で過ごした。

名前は伏せておくが、その大学は結構、自殺者が多く、女子トイレの鏡に

落ちていく姿が映るとの事で、鏡が全て外されていた。

あれは、大学三回生の頃だった。

友達の寮で盛り上がり、帰る頃には時刻は午前2時を回っていた。

いつものように、自分のバイクの横に立ちセルスターターを回す。

ところが、セルが回らない。

あれ?と思い、寮に戻って友人を呼ぼうと顔を上げた瞬間、視界に1人の女性が映った。

その寮は、大学の敷地に隣接するように建っており、そこでの幽霊目撃談は多かった。

前方30メートル位だろうか。

地面とガードレールの間から女性がこちらを見ている。

ガードレールの向こう側は緩いスロープ状の通路になっており、人がそこに建てば、

丁度、ガードレールの下に顔がくる高さになる。

この時、恥ずかしながら、人生で初めて腰が抜けるというのを体験した。

その瞬間は、無音の世界になり、明かりの無い筈のその場所に立つ女性の顔が

何故かはっきり見えた。

別に怖い顔をしている訳ではないが、その普通さがかえって恐怖心を掻き立てた。

腰を抜かして、後ろにひっくり返り、そのまま手だけで後ずさりしている自分。

そして、ガードレールの間から手招きをする女性。

絶対にこの世のものではないという確信があった。

友人を呼ぼうにも声も出ないが、きっとその瞬間は、俺とその女性だけが存在する空間

である事が何故か確信できた。

助けを求めるように、友人の部屋の明かりに目をやり、そしてその女性に視線を戻す。

すると、女性はガードレールの外側。

つまり、今自分がいる道路の延長線上に立っていた。

足もあったし、衣服も普通。

そして、笑っていた。

そして、そのまま、歩くわけではないのに、ゆっくりとこちらに近づいて来る。

もうパニック状態で後ずさりしながら、一心に念仏を唱える。

目は閉じたまま。見てはいけない物と自己防衛本能がそうさせた。

そうしてもがいていると、ふっと、無音状態が消えた。

恐る恐る目を開けると、目の前には、只の暗闇と虫の無く声。

何とか、バイクまで戻り、セルを回すと今度は一回でエンジンが始動。

そのまま、友人の部屋に行き、今起こった事を一気に話していた。

大学での心霊体験はこれが最初だが、これを境にしてかなりの年数、数々の心霊体験を

する事になる。


Posted by 細田塗料株式会社 at 22:32│Comments(1)
この記事へのコメント
営業のKさん

なぜ女子トイレから全ての鏡が取り外される事になったのか、その経緯は未来の記事(微笑)で読みましたが・・・なんでセルモーターが回らないのか、不思議ですね。
その時の状況ですが、キーオンでニュートラルランプ点灯など、メーターパネルは始動していたのですか?・・・ふむふむ、もちろんキルスイッチはオンですね?・・・ふむふむ、実は私の所有していたZXー11C3も順調にメンテナンスして、いざ出陣と言う朝に・・・セルモーターが回らなかったり、セルは回るがエンジン始動しなかったり・・・嫌われていたんですかね(笑
Kさんがよく記載される、景色は変わらずとも無音無人の異空間状態・・・不思議ですね。
Posted by 中西 at 2017年04月10日 20:47
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