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2013年10月23日

開かずの間という恐怖!

営業のKです。

取り敢えず、ふと、思い出したので怖い話をひとつ。

この世には、開かずの間というものが本当に存在し、そこには決して触れてはいけないという話。

大学は神戸で過ごしたが、1~2回生の頃は、大学の近くの寮に住んでいた。

結構、大きめの寮で建物は全部で5棟ほどあった。

そして、その中でも部屋が4つしかない一番古い建物を選んだ。

何故なら、とにかく格安で、月の家賃がたしか9500円だったと思う。

で、当然、新寮生の歓迎会で先輩から脅かされた。

あの建物は2階があってな。そこに1つだけ窓があるんだけど、そこから、よく女が下を覗いているんだぞ。

よくあんな幽霊部屋に住む気になったよなぁ?とこんな感じ。

でも、どうせ、バイトもあるし、寝るのに使うだけですから関係ないですよ。とあしらっていたのだが。

それから、色々とあったのは事実だ。

部屋が頻繁にノックされるが、ドアを開けても誰もいない、とか使っていない筈の2階から、

変な音や声が聞こえたり。でも、慣れというのは恐ろしい物で、そのうちそれが普通になってしまっていた。

ただ、隣に住む同級生にとっては、そんな簡単なものではなかったらしい。

彼は岡山県の出身で小さい頃から色んなものを見ていた様だが、そんな奴がバイトもせずに部屋に篭って

勉学の毎日を送っていたのだから、怪異現象に遭遇する機会も自ずと増えてしまうのは、当然と言えば当然なのだが。

その建物は安いだけあって、共同浴槽に共同トイレ、そして共同の炊事場と今では考えられないような劣悪な環境

だったのだが、彼は良く言っていた。

風呂に入っていると、女が覗いてくる、そしてトイレに入っているとドアをドンドン叩かれてリ、炊事場で調理していると、

後ろに女が立っていたりする、と。

まあ、俺はそういう目にあったことが無かったので、そりゃ、たいへんだな、と単なる他人事でしかなかったのだが。

しかし、ある時から、彼がどんどん痩せていった。聞くと、夜は女が部屋にやってきて、ずっと首を絞めてくるので、

全く寝ていないというのである。

彼とは趣味や性格も違い、一緒に遊ぶという間柄ではなかったのだが、いつも真面目に大学の講義に出席し、

試験前には、二つ返事で、ノートをコピーしてくれた彼には、いつも感謝の気持ちがあった。

それに、彼の痩せ方があまりに異常だったので、それじゃ、俺が、一晩お前の部屋で見張っててやるから安心しな!

と軽い気持ちで言ってしまった。

そして、その晩、彼の部屋に行き少し話していると、彼は疲れからか、すぐに寝てしまった。

なんだ、ちゃんと寝られるんじゃないか!そう思った時、はっと気が付いた。

何かが階段を下りてくる。

彼の部屋は、4つの部屋の一番端にあり、部屋の中を階段の一部が通っているという過酷な構造になっていた。

その木製の階段をギシギシと降りてくる音が確かに聞こえる。

まさか、彼が言ってたのは本当なのか!

そう考えていると、階段を降りる音が消える。廊下まで降りてきたのか?

そして、その音が消えると同時に彼がうなされだした。いや、苦しみ出したと言った方が正しいかもしれない。

そして、ごめんなさい!、とか殺さないで!とか助けてください!、とか必死に叫び出した。

俺は、只事ではないと感じ、彼の顔を強く叩いて起こした。

起き上がった彼は、苦しそうに喉を押さえながら涙を流していた。そして、首にははっきりと手の痕があった。

その時、彼の部屋のドアから、大きな音がした。しかも、一定の間隔で何度も。

叩いているというよりも、おそらく思いっきり蹴っているような音。

今まで、自分の部屋に居て、こんな音は聞いた事が無い。

正直、俺も1人にはなりたくなかったのでその晩は彼と二人で一睡もせずに起きていた。

そして、明るくなると、行動を開始した。

階段を降りてこられないようにバリケードを作る。

そして、近くの神社でお札を用意して貰い、階段の至るところに貼った。

素人の自分達に考えられるのはこの程度だが、この行為が更に事態を悪化させた。

彼は相変わらずなのだが、今度は自分も標的にされたようだった。

最初は、トイレに入っているとノックされた。

また、炊事場で料理をしている自分の後ろに女が立っているのが何度か目撃された。

そして、自分の部屋のドアへのノックも日ごとに増えていった。

最初は、無視するようにしていたのだが、そうすると、ノックの音が叩くような音になり

我慢出来るレベルではなくなった。

で、ドアを開けると、誰もいない・・・・の繰り返し。

しかし、ある日の晩、ノックされて、廊下に出てみると、今度は自分の部屋の中から

ドアを叩くような音がした。

からかったいるのか、それとも、単に怖がらせたいのか?

そんなある日、決定的な事があった。

いつものように、風呂を沸かそうと、共同の浴室のドアを開けた。

そして、そこには、見知らぬ女性・・・いや、生きた人間には到底見えないものが

浴槽の中に立っていた。

実際に姿を見たのは、ショックだった。

そこで、徹底的に対処する事にする。

今では考えられないような行動力と度胸。

まず、大学のバイク仲間を出来るだけ多く集めた。こういう場合、人数は少しでも多いほうが良い。

興味本位か、正義感からか、人数はすぐに10人ほど集まった。

そして、ある行動を開始した。

2人を階下の警備?として、階段の下に残して、残りの9人で、2階を探索するのである。

何故なら、全ての始まりは、階段を上がった2階から起こっているから。

決行は勿論、昼間。それでも全員が懐中電灯と武器になるバットなどを片手に2階への階段を上る。

あの女は、いつもこの階段を降りてきてるんだ、と思うと、嫌な気持ちになった。

確か、一歩ごとにギシギシとした音が発生している。

そして,2階に到着。案の定、照明らしき物は無い。懐中電灯で、ぞれぞれが至る所を照らした。

そこにあった物。

とても古い明治時代のものと思われる教科書。

古い着物が着物掛けに掛かったままで放置。

そして、古い木製の鏡台。

全てが埃にまみれていた。

そんな中で1人が扉らしき物を見つけた。

らしき物と書いたのは、その扉が、全体を隠すように、土壁のようなもので塗り固められていたから。

冷静に考えてみると、確かにこの建物の構造からすると、この扉の向こうに1つの部屋があっても何ら不思議な事ではない。

しかも、外から見える木製の格子付の窓も、今、自分達がいる場所には無い。
そこから推測すると、当然、この扉の向こうには部屋があって、そこに窓が存在すると考えるのが普通である。

そして、その窓からは、頻繁に女性が目撃されている。

自分達は、何か嫌な気分になっていた。

そう、もしかしたら、自分達は触れてはいけないものに近づこうとしているのかも?

その時、である。

突然、とてつもなく大きな音がした。

間違いなく、その扉の向こうから。

何かを蹴り飛ばすような音。いや、ドアに体当たりでもしたかのような音?

そして、その音に混じって聞こえる女の笑い声。

それを、その場に居る全員が聞いた。

自分達は、得体の知れないアレが、今にもその扉をすり抜けて、こちら側に出てくるような怖さに襲われ、

その場を後にした。

そしてその後、自分は、その寮から、別のワンルームマンションに移った。

勿論、引越しの日まで、部屋に戻ることはなかった。

しかし、前述の隣部屋の彼は、そのまま残るという事だった。

必死で止めたのだが、彼のうっすらと笑う顔に、意味がわからない恐怖を感じ、それ以上の説得はしなかった。

その後、彼とは、大学のキャンパスでも会う事は無かった。

今も無事でいてくれれば、と思っている。

そして、これは後日談なのだが、その後、発生する阪神・淡路大震災でその建物も倒壊したそうだ。

そして、これは、あくまで現地の近くに住む友人から聞いた話なのだが、・・・・・・。

倒壊した建物を撤去していた業者が原因不明の死を遂げたそうである。

そして、明らかに、相当古いミイラ化した正体不明の遺体も見つかったということである。





Posted by 細田塗料株式会社 at 23:02│Comments(2)
この記事へのコメント
営業のKさん

考えてみれば、いわゆるクレーマーですよね。
関係のない他人様に、知ったこっちゃないイチャモンをつけてくる。
で、命まで獲るってか・・・怒りが沸々とわいて来ますが。
神戸地震の処理にも影響があった訳ですか・・・その岡山の方、今はどうしていらっしゃるのか(泣
Posted by 中西 at 2017年04月11日 20:44
Kさん
私、開かずの間には出会ったことないですけど、開かずの公衆トイレ(?)には出会ったことありますよ。他府県のある寺の境内で。
その公衆トイレは入り口が完全に塞がれていて入り口がない状態でした。それを見た時は、うわー開かずの公衆トイレだー、と思いましたが特に気に留めずに広い境内を1人で散策していました。
その時ふとそのトイレの窓から強い視線を感じて立ち止まりました。入り口が塞がれた状態なのに、窓だって閉じられているはず…へんなの…と思いましたが、私の頭に浮かんだのはそのトイレの窓からまっすぐに私を見てくる1人の男性でした。…あぁ、この人は自殺してるんだなと。
もう喉から手が出るくらい私と目を合わせたがっているのはわかりました。振り返る私を待っている視線、一瞬その視線の主を確認してみようかと迷う私…。
でも私、生きている人間でも霊でも邪悪な視線、悪意を含んだ視線ってホント好きじゃないんですよね!だから振り返らずにそこをあとにしました。(…目を合わせていたらどうなっていたのかなぁ?)
あ、その公衆トイレは現在はもうありませんから。

身近な人には絶対に話さないことを書かせて頂きました。ごめんなさい。では〜。
Posted by 武ポンヌ at 2017年07月18日 19:21
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