2015年07月07日

追いてくる女!

サインディスプレイ部 営業のKです。

細田塗料のネット販売、絶賛稼動中です。

是非、ご利用くださいませ。

そんなこんなで、誰も待ってはいない怖い話、いってしまいます。ごめん。


週末には、よく片町へ飲みに出る。

あくまで、一週間のストレス解消の為であり、決して深酒はしない。

そして、健康の為に出来るだけ歩く事にしている。

片町に出る時は、殆ど歩いてゆく。

そして、雨の降っていない帰り道も出来るだけ歩く事にしている。

今日は、そんな風に、飲んでからの帰り道に起こった出来事。

その日も、行き付けの店、数軒で一人で飲んでから、いつもなら

タクシーで帰るところだが、その日は結構飲んでしまって夜風が

とても気持ち良かったので、そのまま歩いて帰ることにした。

いつもは、帰り道には、大通りを通るのだが、その日は何故か

車の通らないひっそりした道を通ってのんびり帰りたくなった。

そこで、大通りを避けて、ひと気の無い道へ。

時間は、午前1時半~2時くらいだったと思う。

片町から自宅まで早足で歩くと、大体40分位。

でも、その日は、鼻歌を歌いながらのんびりと、車が1台通れる

位の細い道をゆっくりと歩いていった。

その道は、自分の中学時代の校下でもあり、昔から変わらないね~とか

一人で探索しつつ、歩いていた。

その時、前方から誰かが歩いてくるのが見えた。

こんな時間に?

自分も歩いているのだが、こんな時間に誰かと寂しい道ですれ違うのは

あまり気分の良いものではない。

しかも、前方から歩いてくるのは、女だった。

白いワンピースに長い髪、そしてはっきりと覚えている赤い靴。

出来るだけ相手とすれ違う時に距離がとれるように、出来るだけ道の

端に寄って歩く。

近づいてきて気付いたのだが、どうやらその女も俺と同じ様に、鼻歌

を口ずさみながら歩いているようだ。

きっと、飲み屋で働いている女性だろうな。酔って良い気分で歩いてるに

違いない、と勝手に判断した。

そう思ってしまうと、怖さとかは消えてしまい、なんか飲んで夜道を

歩いて帰る仲間の様な意識が生まれた。

そして、俺は、後で後悔する事を仕出かしてしまう。

こともあろうに、声を掛けてしまった。

こんな細い道で、突然前方から歩いてくる男に声を掛けられるのは、きっと

怖いに違いない。だから、そっと通り過ぎよう。

そんな心配りは、出来なかった。

大きく明るい声で、

こんばんは!と挨拶する俺。

さすがに、言ってからまずかったかな、と思ったのだが、予想を反した

反応が返ってきた。

こんばんは!と明るい声が。

俺は思わず、立ち止まってしまい、振返ってその女を見た。

そして、心臓が止まるかと思った。

振り向いた俺の顔のすぐ目の前に、その女の顔があった。

しかも、明るい挨拶の声からは想像も出来ないような悲しい暗い顔。

俺は驚いて、思わず、その場から飛びのいてしまった。

そして、その女は、そのまま、何も言わずじーっとこちらを睨んでいる。

しまった!まずい!

そう思うが早いか、そのまま身を反転させて、早足で歩き出す俺。

ついてくるなよ!頼むから。

そう願いつつ、足を速める。

しかし、その願いは、次の瞬間、あっさりと報われなかった事を知る。

俺の足音に重なるようにして、もう1つの足音が聞こえた。

女物の靴の音。

コツコツと俺と歩数を合わせるかのように歩いてくる。

そして、聞こえてくる鼻歌のような声。

そして、時折、その歌が途切れると、何か言ってくる。

いつもと違う道使うからだよ。ふふふ。

見えてるんでしょ?

なんで、この女は俺がいつも歩いて帰る道を知っているんだ?と

考えると、更に恐怖が増した。

歩行者でも自転車でもタクシーでも良いから何か来てくれ!

そう願い続けたが、いっこうに何もやってくる筈もない。

しかし、もう少し歩けば、駅前の開けた場所に出る。

そこまでの辛抱だ!と自分に言い聞かせる。

そして、駅前に。

しかし、人はおろか、タクシーすら停まっていない。

何故?

すると、後方から聞こえてくる笑い声。

その声は、もう若い女性の声ではなく、男とも女とも判断出来ないような

低くしわがれた声だった。

これは、本当にまずいぞ!

そう思った俺は、道を変更して、大通りの方へ早足というより、半分走る

位のスピードで向かった。

そして、大通りへ。

しかし、そこには、車一台も走っていない異世界しか存在しなかった。

ぐへへ、ぐふふ。

そんな笑い声が、また耳元から聞こえる。

逃げなくては!

もう酔いはすっかり醒めてしまい、逃げなくては!という思いしかない。

すぐに、また早足で方向転換して、更に大股で歩く。

しかし、不思議な事に、その女は常に俺と重なるように靴音を

響かせていたのだが、もう靴音は聞こえなかった。

消えたのか?

いや、間違いなくついて来てる。現に、町にはまだ車一台も走ってこないし、

何より、背後から感じる気配は、更に強くなっていた。

そして、歩きながらも、後方を確認する俺。

やはり居た。浮いている。歩くのではなく、少し浮いて、そのまま

平行移動する感じ、だった。

きっと、あの時、声を掛けなければ、見えてるとは悟られなかった筈だ。

自分の馬鹿さ加減を悔いた。

が、今更どうしようもない。

そして、もうひとつ、気なることがあった。

俺自身、あの女に見覚えがあった。

だが、思い出せなかった。

とにかく俺には、その女からひたすら逃げて歩き続けるしかなかった。

幸か不幸か、酔いが醒めたお陰で歩いている足にはふらつきもなく、

快調に歩を進める事ができた。

走ってみるか!

ふと、俺は決心して、相手の不意をつくようにして、突然全力で走ってみた。

10秒ほど全力で走って、そのまま後方を確認する。

更にあの女は近づいていた。

走ったのはまずかったな。単に俺が疲れただけだ。まずい。

そう思ったが、既に後の祭りであり、足は疲れ、息も切れている。

本当にやばいけど、諦めたら終わりだから、と自分に言い聞かせた。

そして、ふと、気が付くと、後方から、再び女の靴音が聞こえてきた。

コツコツ。カツカツ。

今度は、俺と歩く歩数を合わせる訳ではなく、とにかくありえない速さで

靴音が聞こえてくる。

コツコツ。カツカツ。

耳に直接響いてくる。

どんどん近づいて来る靴音。

俺は最後の力を振り絞り走った。

が、無駄だった。

その靴音は走っている俺よりも速い速度で鳴り響き、その音はもう俺の

すぐ背後まで来ていた。

駄目か。

そう思ったのと同時に、その女は俺に並びかけ、そしてこちらを向いて

ニタっと笑った。

そして、そのままスーっと消えていった。

場所は、有松の交差点。

俺は助かったのか?と辺りを見回す。

車が走り、いつもの夜の町に戻っていた。

助かったという安堵感と同時に、俺は、ある事を思い出した。

そう!あの女に何故見覚えがあったのか?ということ。

その女は、以前のブログに書いたのだが、かなり昔、この有松の交差点で

遭遇した、車の助手席に座っていた女だった。

有松の交差点、そして最後に見せた嫌な笑い顔で全て思い出した。

いったい、あの女は俺に何をしたかったのかは謎だが、その後、帰り道には

必ずタクシーを使っているのは言うまでも無い。




ちなみに、以前書いたブログというのは、これなんですよ!奥さん!
あれは、自分が大学卒業したての頃だから、かれこれ20年以上前の事になる。

免許取って最初に買った車。
中古のファミリアという車だったと思う。高年式の割りに安かった。でも、
とにかく運転が楽しく毎日、用も無いのに走り回ってた。
そんなある日、友人の家で遊び、帰りが午前2時か3時だったと思う。
三馬方面から走ってきて、有松の交差点に差し掛かった。
この時間になると、さすがに車は少ないとは思うが、友人の家から、その交差点まで、一台の車ともすれ違わなかった。
で、交差点の信号は赤になる。
当然、ブレーキを踏んで減速する。
その時、ルームミラーの中に何か動いたような気がした。
やっと、後続の車がきたかな!と思い、ミラーに目をやった。
そこで、体が硬直し、思わず、ひっと声を出してしまった。
知らない女性が後部座席に座っている。
目を見開き、姿勢を正し、丁度、記念写真に写るような感じで。
ミラー越しに自分を見てはいなかったが間違いなく、女がそこにいる。
服は白っぽい洋服。
短い間に、結構細かく憶えている。
自分の目を疑いつつも、その女が自分の方を見ていなかった事で、もう一度、ミラーを確認する勇気がでた。
ミラーを見る。
するとあろうことか、今度はその女は、身を乗り出し、丁度、運転席と助手席の間、つまり、自分の肩越しまで身を乗り出し、ミラーではなく、自分を大きく開いた目で睨みつけている。
それを見た瞬間、自分は、無意識にドアを開き、転げ落ちるように車から出た。
赤信号で止まりかけとはいえ、結構危ないのだが、自分の中の何かがそうさせた。
無人の車は、ほとんど停止状態だったため、そのまま、坂になっている道路をゆっくりとバックして路肩にぶつかり止った。
その時、不思議な事だが、耳鳴りがして、尚且つ、自分の他には、この空間に誰も存在しないような無音状態になっていた。
腰が抜けた状態で、車を見る。
女は見えない。
カーコンポからの音楽たけが聞こえる。
そのまま、どれくらい経っただろう。
ふっと耳鳴りが消えた。
そうすると、今までが嘘のように、対向車線や後ろから車が結構走ってくる。
しかし、怖くて車に戻れない自分を皆、不思議そうな顔で見ている。
しかし、他の車が見えると安心する物で、もう一度、車に近づき中を確認する。いない。どこにも。
そこから、自宅まで、何とか車を走らせた。
そして、翌日、購入したカーディーラーへ電話する。
あの車で、誰か死んでませんか?
軽い衝突事故はありますが、けが人も出ていませんとの事。
親や兄弟に話すと、寝ぼけたんだろ!との事。
まあ、それならとそのまま車に乗る事に決定。
しかし、ある日、別の友人の家に遊びに行き、そのままどこかに行くので家の前でクラクションを鳴らすと、その友人が家から出てきた。
ただ、不審そうに、後部座席の方ばかり見ながら。
友人は、そのまま車には乗らず、俺のほうへ近づいてくる。
彼女できたのか?と友人。
は?何言ってるの?と俺。
だって、お前が女乗せてくるなんて。
やめてくれ。このあいだ、変な事があったばかりだから。と俺。
気持ち悪くなった俺は、車から出る。
で、友人と二人で車の中を凝視した。
誰もいない。
あれ?と友人。
だって、間違いなくいたぞ。
髪の長い、妙に姿勢の良い女が!
俺は、慌てて友人の家に入り、友人が見たであろう女の特徴を聞いた。
髪が長くて、姿勢が良くて、目を見開いている。
そして、白っぽいワンピースを着ている。
こうなったら、やる事は1つ。
友人に頼んで、一緒に車屋まで行って、そのまま理由を話し、買い戻してもらった。
結構、安く買い叩かれたが、そんな事はどうでも良かった。
もしかしたら、俺に憑いていたのかも・・・という不安もあったが、次に買った車では、怪奇現象は起こらなかった。
本当にあった話です。






Posted by 細田塗料株式会社 at 23:02│Comments(2)
この記事へのコメント
限界です!!!怖すぎる。少しソフトにして下さい
Posted by d-on131 at 2015年07月09日 12:25
営業のKさん

営業のKさん

それは憑いている、と言ってもよろしいのでしょうか(泣

人も車もない雑踏の消えた町並み、よくこんな表現をされる事がありますが、本当に不思議ですね。
映画マトリックスの仮想空間みたいな・・・考えてみれば、ラジオやテレビ、そして電話やネットの電波を最大かつ有効に利用出来るのですから、人間の五感を支配するなんて容易い事でしょうね(泣
Posted by 中西 at 2017年04月17日 19:33
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