› 看板・サインスタッフブログ | 細田塗料株式会社 › 危険なバイトで心霊体験(完結)

2015年08月01日

危険なバイトで心霊体験(完結)

サインディスプレイ部 営業のKです。

それでは、続けます。


話を始める前に、ひとつ言っておかなければいけないのですが、自分には

霊を見たり感じたりする事は出来ても、祓うという事は出来ません。

まあ、過去に何度かは、そういう結果になった事もありましたが、

自分がやった事といえば、丁寧に霊の話を聞き、同調し、そして

成仏出来るように安らかな気持ちになるように勧めただけです。

ですから、今回の案件に関しても、ヤバイかヤバクないか、を判断して

伝える事しか出来ません。

今回も、一度現地に訪問して、とてつもなく危険という事は分かったのですが、

自分に掛かる霊的影響に耐えるのが精一杯であり、本来なら、力ずくでも、

先輩達を連れて帰るべきだったと自責の念に駆られます。

で、本題に戻りますが、実は自分が訪問し、帰った後、先輩達もヤバイという

事に焦り、慌てて、お守りとか御札とかを買い揃えたみたいでした。

ただ、本当に徳の高い方が、現地を把握した上で作ったものでないと、

効果は期待出来ないのかもしれません。

というよりも、この件に関しては、反って霊達を怒らせてしまったみたいです。

霊達といったのは、前回、現地を自分なりに見て、そこに祟っている霊は、

殺された女性一体ではなく、彼女が呼び寄せたものかは、分かりませんが、

とにかく、無数の強い怨念を持った女の霊達が、そこに居て、そこに来る人間に

対して災いをもたらそうと待ち構えている、そんな感じでした。

それは、まず、大学から戻った部屋で、はっきりと示されていました。

部屋に貼った御札が細切れに破かれ、お守りも黒く変色していたそうです。

そして、自分が唯一、提言した、部屋の四隅の盛り塩も、茶色く変色し、

あり得ない位、べたべたとした物が付着していたという事です。

さすがに、怖さの限界を超えてしまっていました。

そこで、先輩達の中に四国出身の方が居て、何とか知り合いの霊能者に頼んで

数日後にその部屋に来てもらい、しっかりとお祓いをして貰うという事に、

なっていた様なのですが、結論から言うと、間に合わなかった。

その後、その霊達は、昼夜構わず、露骨に現れるようになりました。

そんな状況下でも、そこに居続けた彼らは、既に精神の何処かが、病んで

しまっていたのかもしれません。

戸を開けると、そこに誰かが立っているのが普通になり、昼間でも、ヒソヒソと

した話し声はおろか、常に鼻歌のような歌声が聞こえていたとの事でした。

そして、入居してから、4日目、先輩達の一人から電話がありました。

あのな。お前だから、はっきり言うけど、まず2日目の時点でAが

おかしくなってしまった。声も違うし、いつもブツブツ恨み言を

呟いてる。

で、その翌日にはBがおかしくなった。

Aと同じ様な感じだ。そして、今、俺は孤立している。

気が付くと、AとBが、俺の方を伺いながら、ひそひそと何か話してる。

でも、俺が話しかけても、はぁとか気の無い返事しか返ってこないのに、

あいつらが二人で話している時は、口調こそ、ゆっくりしてるが、目が

ギラギラしていて、怖いんだ!どうすれば良い?

勿論、ここから出るのが一番なのは当然だが、あいつらを残してひとりで

出て行けない。

それに、俺が部屋の中を移動するだけで、行く先々全てで、あの女が

現れて、行く手を阻むんだ。

だから、きっと自力でここから出る事自体、無理だと思う。

だから、こんな状況下で、身を守るとしたら、何か手はあるのか?

そう聞かれても、付け焼刃で、あんな悪霊に対抗できる術が有る筈もなく、

俺は、一言、念仏でもなんでも、取り合えず知っているものを適当に

唱えながら、一気に外に飛び出すしかないですよ。

とだけ伝えた。

先輩の、落胆した声が、俺にも辛かった。

そんな電話の最中も、電話の後ろからは、女の声で、ゲラゲラ笑う声や

からかう様な声が大きく鳴り響いていた。

そして、その晩、事態はクライマックスを迎えた。

電話を掛けてきた先輩は夜中に、苦しくて目を覚ます。

目を開けると、Aさんが、自分の上に馬乗りになり、首を絞めている。

そして、必死にもがきながら、横を見ると、Bさんが、首を吊る用意を

黙々と始めていた。

やめろ!とA、Bに呼びかけたが、全く反応がなく、締められている手を

なんとか、掴むのが精一杯だったそうだ。

そして、Bさんが、部屋の中に首吊り用の準備を整え終わった時、壁の中、

そして、ベランダからも、無数の女達が現れた。

壁の中からすーっと現れるもの、床から、スーッと浮かび上がってくるもの。

女達はみな満足そうに気味の悪い薄笑いを浮かべている。

そして3人を囲むようにして、その包囲網は小さくなっていく。

その時、Bさんが自分の首に縄をかけ、Aさんにも、首に縄を掛ける様に

促した。

Aさんが、縄を貰う為に、片手を離したとき、首を絞められていた先輩は、

とっさに、飛び起きると、訳の分からないお経のようなものを唱えながら、

ベランダへ走った。

そして、ベランダの手摺にぶらさがり、何とか下に降りられないか、と

探っていた。

すると、例の女達が、一気に彼を捕まえて、引き釣りあげようとしたそうだ。

彼は、取り合えず、それらの手を振りほどき、そして、当然のように、

地面へと落下していった。

しかし、運が良かったのか、彼はちょうど下に駐車されていた車の屋根に落下

した。

凄い音で、住民が起きだすのが分かると同時に助かったのか、という安堵と

痛みで彼は意識を失った。

そして、目が覚めると、そこは病院であった。

その後、警察から聞いた話では、現場に駆けつけた警察官が部屋で見たのは、

首を吊って絶命しているBさんと、首を吊ったBさんの足を嬉しそうに引っ張る

Aさんの姿だったそうである。

結局、Bさんは自殺、Aさんは、精神に異常があり、入院。

車の上に落ちて、九死に一生を得た先輩は、結局、両足と片手の骨折だけで

すんだ。

その後、亡くなったBさんの両親が、バイト元の不動産会社とAさんたちを

相手取り、訴訟を起こした。

起こしたのだが、結局、そのような事例が真実として認定されるはずも

なく、和解という形で結審したと思う。

その後、そのマンションは、住民がどんどんと転出してしまい、数年後には

取り壊されてしまう。

バイトは、汗水たらして働くのが一番。

楽して、高額なバイトには、いつか、しっぺ返しがあるかもしれません。

皆さんもお気をつけくださいね!






アギョウサンサギョウゴ

つまり、五十音のあ行の3番目→う
          さ行の5番目→そ

つまり、うそです、という事(つまらなさ過ぎて、ごめんなさい)


Posted by 細田塗料株式会社 at 09:22│Comments(4)
この記事へのコメント
三話完結。マジ、ヤバクないんですか・・・?読なきゃぁよかった!?最近夜中に耳鳴りするのですが・・・・・・・・・・!!!
Posted by d-on131 at 2015年08月01日 20:05
いつも、自己満足のみのブログをお読み頂いて本当にありがとうございます。
この話は、神戸のタウン誌とか新聞にも載りましたので、大丈夫ですよ。ご安心ください。
第一、関わった自分も、五体満足で生きておりますので(笑)
Posted by 細田塗料株式会社細田塗料株式会社 at 2015年08月01日 21:13
営業のKさん

季節は春・・・気温は初夏?の昨日でしたが、今日は雨、肌寒い福岡です。

亡者の虜となり命や正気を失う、かたや危機を脱して生還する・・・その境目は何でしょうか?
生まれた時に死は確定していますが、まさか亡者に・・・それも因果なのでしょうか?

世の中、不思議ですね。
Posted by 中西 at 2017年04月26日 20:12
芦屋は目の鼻の先にあり、六麓荘経由で毎日バスで通っております。
まったく知りませんでした。驚
どこあたりにあった話なんだろぅ、、、

タウン誌…ぐぐっちゃおーかなぁ(笑)
Posted by メチャ✩ at 2017年06月26日 21:16
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

count