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2015年08月04日

能登島にまつわる怖い話(体験版)

サインディスプレイ部 営業のKです。

暑い日が続きますね。

暑いと、怖い話の閲覧が増えますので、嬉しい限りです。

まあ、相変わらず、クーラーの壊れた自室に篭もって、書いてる自分って

何なんだろうって思ってしまいます。

それでは、スタートです。

石川県の能登。

そこに能登半島と能登島を結ぶ能登島大橋という大きな橋が架かっている。

まだ、出来てから30年余りというから、以前の島民は、きっと大変だった筈だ。

能登島には、水族館もあり、ジンベイザメの巨大水槽があったり、イルカと触れ合えたり

できることから、休日になると家族連れで賑わうレジャースポットである。

釣り好きも集まるが、以前は、かなり大きなサメがこの橋から撮影され大騒ぎになった事

がある。

ただし、それは、あくまで昼間の話であり、夜には、この島はガラリと変貌する。

島には、当然、島民が住んではいるのだが、人口自体は少なく、夜は圧倒的な自然と暗闇

が支配する世界になる。

街灯もまばらであり、道という道、そして橋、全てが真っ暗であり、車の通行もまばらだ。

まず、この橋のちょうど中央部分では、よく女性の霊が目撃されている。

橋から身を投げた女性なのかは分からないが、夜ではなく、丁度、日が暮れかかった頃、

海の方ではなく、通過する車を前のめりになりながら、じっと見ているという事だ。

そして、その女の霊を目撃して者は多いが、不思議と顔は思い出せないという。

かつて、俺も悪友達と、心霊スポット巡りと称して、その橋に立つという女を見に行った事が

あった。

時間が遅くなり、暗くなってしまったせいか、橋の上に立つという女は見る事が出来なかった。

だが、急に小声で、アソコ見てみろ!という友人の指差す方を見てみると、海面をスーっと

立ったまま移動する女性らしき姿を見ることになった。

そして、その女は暗闇に紛れるように、段々と見えなくなった。

しかし、その後姿はやはり不気味であり、正直、橋の上でご対面しなくて良かったと

心底、思ったのを覚えている。

そして、他には、能登島の道路を来るまで走っているとどこからか、おーい、とか

呼ばれることがあるという。

そして、その言葉に応えてしまったり、名前を言ってしまうと、そのまま、あちらの

世界に連れて行かれて戻って来れなくなるという。

まあ、それは未検証であるが・・・。

そして、大橋の能登半島側には、本来は遊泳禁止なのだが、夏場には涼を求めてか、

若者が泳ぎに来る。

結構、近くに小さな島が点在しており、ついついその島に泳いで渡ってみたくなる。

しかし、どれだけ泳いでも島には近づけず、疲れてきた途端、誰かに足をつかまれ、

海の中にひきずり込まれそうになるという。

実際に、これで命を落とした者もいるという話だが。

ということで、これも悪友達と、検証。

実際に泳ぎだすと、夜の海は、当然真っ暗であり、突然、海中から得体の知れないモノに

食べられたら・・・などという不安が募った。

その時は、当然、溺れ防止として、各自、泳げない訳ではないのだが、補助用具として

ビート板(今の呼び方は知りませんが、要するに、それに掴まっていれば、沈みません)を

持参。

年の為、一人を陸地に残し、一番近そうな島をめがけて泳ぎだした。

さすがに、プールと違い、海はなかなか前に進まない。

それでも、何とか時間をかけて、一人が島に到着した。

したのだが、彼曰く、無人の筈の島から、人の読経のような声が聞こえたという。

慌てて、全員で反転し、今来た海を陸地目指して泳ぎだした。

だが、行きと違い、帰りの行程は普通ではなかった。

陸地に向かって泳いでいるのに、気が付くと、先程、一人の友人が上陸した島が

すぐ背後に見える。

別に波が高いとか流れが速いとかいう問題ではなく・・・。

どれだけ泳いだだろうか、今は、持参したビート板だけが頼りだった。

そのうち、一人の友人が、突然、何かに足をつかまれたと絶叫する。

気のせいだろ?魚か何かだろ?この状況でこわいことというなよ!

絶叫した彼は、それでも、足元を常に気にしながら、たまに止めろよ!とか怒鳴りながら

それでも、陸地に向けて泳いだ。

そして、全員が陸地の近くまで来ると、陸に残した友人がロープを投げ入れてくれた。

全員がほっとしたのは、言うまでもない。

そして、一人また一人と陸地に上がる。

そして、先刻、絶叫した友人だけが一人残る。

その彼も、何とかロープをつかみ、ぐんぐん陸地に近づいて来る。

そして、全員で彼を引っ張り上げようとした時、彼の泳ぐ足の下に異様なものが見えた。

人だったと思う。

正確に言えば、人の形をした何か?

全員がビクっとなりながらも、最後の彼を怖がらせないようにじっと耐えた。

そして、無事に最後の彼も陸地に上がった。

そして、明るい場所に移動して、彼が見せてくれたものに更に驚愕した。

彼の左足には、しっかりと人間の手の跡が・・・。

よほど強い力で掴まなければ付かないであろう位の手の形のアザ。

流石に怖いもの知らずの悪友達もさすがに心底怖くなったのか、車のある駐車場まで

そそくさと移動する。

が、ここで、またしても問題が発生。

一人の女が必死な形相で、俺たちの車の中を覗き込んでいる。

そして、誰かが言った。

そういえば、俺達の車を止めている駐車場にも確か出るっていう噂が・・・・。

俺達は、恐怖で動けなくなっていた。

先程の泳ぎで疲れていたのもあるのだが、目の前にいるソレは、明らかに人間では

なかった。

それほど、その容姿は人間離れしていたから。

海から上がってきたかのように、ビショビショの長い髪に、風呂敷を被っているかのような

白い布をまとっている。

そして、目は大きく見開き、手足が異常に長かった。

そして、それよりも、明らかに人間と違っていたのは、まるで漫画に出てくる人間の様に

頭が、とてつもなく大きい。

3頭身くらいの感じ。

そして、自分達の周りを含め、虫達でさえも、息を殺すかのように、しんと静まり返っている。

俺達は、なんとか、このまま朝まで見つからずにいられたら・・・と祈っていた。

祈っていた筈なのだが、世の中に馬鹿はやはり居るものである。

俺達の中の一人が、多分、買ったばかりの新車に傷でも付けられたら、と思ったのだろうが、

突然、その異形の女に向かって、手に持っていたペットボトルを投げつけた。

そして、俺たちに向かって、言った。

お前達も早く投げろって!ほら、向こう側に投げて、あいつを向こうに誘導して、その隙に

車に乗って逃げようぜ!と。

開いた口が塞がらなかったが、とりあえず、彼の口を塞ぎ、再び、あの女に視線を戻す。

すると、そこに居たんだね~

その時の気持ち悪い笑い顔が今も忘れられない。

そして、ズルッズルッと何かを引き摺る様な音をさせながら、こちらに向かってくる。

俺達の背後には海しかなかった。

俺達には沈黙を守り、ソレをやり過ごすしか手はなかった。

よく聞くと、嬉しそうに鼻歌なのか、子守り歌なのかを歌っている。

俺達は、もう観念するしかなかった。

が、その時どこからか、サイレンの音が近づいてきた。

そして、パトカーが停まり、サイレンが鳴り止む。

助かったと実感した。

それから、警察の方に長々と説教され、連絡先を聞かれて開放された。

常日頃は、嫌な存在の警察も、その時の俺達には何より強い味方だと感じた。

本当に勝手なものである。

ただ、後から考えると、あの時警察官が言っていた言葉が気に掛かった。

あの場所に来たのは、ある女性からの電話通報によるものだという。

そして、その通報は、夜の海を泳いでいて危ない、というものではなく、俺達が、

危険な目に遭っている、殺されるかもしれないから、助けてやってくれ、との電話

だったという。

そして、どこの誰かも言わずに電話は切れたという。

もしかして、橋の上に立っているあの女なのか?

だとしたら、俺達は、あの女に助けられたということになる。

能登島では、きっと、昔、ここの海で命を落とした霊たちが、隙あらば、呼び込もうと

しているのかもしれない。

最後に、ここに書いた行為は、今思えば、明らかに危険極まりない違法行為であり、

絶対に真似をされないようにお願い致します。




Posted by 細田塗料株式会社 at 21:43│Comments(1)
この記事へのコメント
営業のKさん

時には自衛隊、時には警察官の登場・・・命拾いをされていますね(泣

そう言えば、ながらく泳ぐと言う行為をしていませんね・・・今日はお風呂で遠泳した気分を味わいましょうかね(笑
Posted by 中西 at 2017年05月03日 16:56
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