› 看板・サインスタッフブログ | 細田塗料株式会社 › 階段を上ってくるモノ(怖い話)

2015年12月29日

階段を上ってくるモノ(怖い話)

サインディスプレイ部  営業のKです。

皆様、お久しぶりでございます。(まあ、普通のブログは書いてたんですが)

年末年始、休業のご挨拶は、きっとたぶん、誰かがアップすると思いますので、

来年からと、宣言してましたが、まあ暇ですので、今年も残り少ないですが、

気ままに、怖い話をアップしていきたいと思います。

細々とやっていきますので、良かったら読んでやってくださいね!

それでは。


これは、ある友人の話。

関西に住む大学自体の友人の話である。

彼とは、当時から何故か気が合って、社会人になり、お互いに家庭を持った今でも

付き合いは続いている。

その彼が最近、ここ何日かずっと、決って同じ夢を見たそうである。

夢の中では、決まって彼は自分の部屋で寝ているそうである。

そして、必ず途中で、夢の中で目が覚める。

その後、決まって、彼は、他の家族が寝ているであろう同じ2階の寝室を見て回る。

だが、彼の他には誰もいないそうである。

そして、突然、ある音が聞こえてくる。

階段をのぼって来る者がいるのだ。

いつも、夢の中で、誰かが2階にある俺の寝室に向かって階段を上がり始める。

夢であるから、所々は、はっきりとはしていないし、姿を見た訳でもなかった。

だが、彼にはそれが悪意に満ちたおぞましいモノだということが直感として

理解できたそうである。

だから、彼はいつも来ないでくれ!と祈りながらその足音に耳を澄ませた。

そして、いつもそんな状態で、うなされる様に目を覚ます。

よくある悪夢という奴なのだろうが。

ただ、1つ問題があった。

その階段を上ってくるモノの足音が、夢を見るたびに一段づつ増えてきていた。

しかも、その夢は、毎晩みているから、毎日、一段づつ増えている事になる。

夢の中に出てくるのは、いつも自分の家と、その階段。

それならということで、彼は、昼間、自宅の階段の段数を数えてみたそうである。

彼の家の階段は、中間に踊り場があり、ちょうど90度に曲がっていた。

階段の数は全部で14段。

そして、昨夜、見た夢に出てきたのは、丁度8段目まで上がって来る音。

それならば、中間の踊り場は過ぎているから、きっと夢の中でも、その足音の正体をが

見えてもおかしくないのに、足音の主の姿は、全く見えなかったという。

たかが夢。

だが、彼が見る夢は、彼の日常生活にも影響を与えるほどになっていた。

半ば、ノイローゼのようになってしまっていた。

で、俺に相談してきた。

俺は、事情を聞いて、あるお寺の霊能者の方に頼んで、祈祷した護符とお守りを彼に渡した。

すると、その日から、彼は、例の夢を見なくなったそうである。

喜んで電話をくれた彼の声が、凄く嬉しそうだったのを覚えている。

が、話はここで終わりではなかった。

それから、彼はその夢を数日間見なかったそうである。

しかし、ある晩、突然、その夢は再び彼を襲う事になる。

しかも、彼が夢を見なかった間も、階段を上るカウントダウンは、きっちりと進んでいた

ようであり、彼が、その夢を再び、見た時には、階段を上る足音は、13段目まで

来ていたそうである。

その翌日、彼から電話が掛かってきて、その話を聞くと、俺は愕然とした。

そして、俺が、何か力になれないか?

何かして欲しいことは無いのか?

と問いかけると、彼はお礼を言い、そして言った。

夢の中では、家族が忽然と姿を消してしまうから事、それが一番怖かったんだけど、

実際には、家族は、俺以外は全員夢も見ないし、何も起こっていない。

だから、これは、もしかしたら、俺だけに対する何かの啓示かもしれないし。

だから、明日、もしも同じ夢を見てしまったら、俺自身で、部屋のドアを開けて

そこに何があるのか、きちんと確かめてみるよ。

案外、天使がご褒美をもってきてくれるのかもかもしれないしね(笑)

そう言い切る彼に、少しホッとしたのだが、それでも、嫌な予感は拭えず、

絶対に無理するなよ、と。

とにかく、護符とお守りだけは、寝るときも肌身離さないでいてくれ。

そして、それでも、何か

起こった時は、とにかく自分の事だけを考えて、格好つけないで逃げろ!

そして、命だけは何があっても護れよ!

と、彼に伝えた。

そして、結局、その晩、彼は夢を見る事になる。

あの夢の続きである。

そして、あの足音はいつもより大きくゆっくりした速さで聞こえたそうである。

そして、きっちり14段ある階段を上りきったところで、彼は夢から醒めたそうである。

いつもの夢の中で起きるのではなく、本当に目が覚めたらしい。

その目覚めは、何か本能的に危険を察知した時のように、心臓の鼓動が大きく速くなり、

体中に冷や汗のような嫌な汗をかいていた。

そして最も、いつもと違っているのは、夢から醒めた今も、2階の廊下を摺り足で進む様な音が

聞こえている事。

誰かが歩いてるのか?

しかも、足を滑らすようにしているようだし、衣擦れの音も聞こえる。

彼は、女性、しかも着物みたいな長い衣服を纏った女性を想像したという。

確かに得たいの知れない怖さはあったのだが、その時は不思議と渡された

護符とお守りが心強く感じられ、怖いけど見たいという気持ちも強かったという。

彼はベッドから起き、護身用のバットを握り締める。

そうしていると、その摺り足の足音は、2階の廊下を探るように移動した後、丁度彼の

部屋のドアの前で止まったそうだ。

そして、彼は、俺に宣言した様に、意を決して、部屋のドアを開けようとドアノブに手を掛ける。

が、ドアは、彼がノブに手を掛けるより早く、勝手に向こう側にスーっと開いたという。

そして、そこには、細く痩せ細った女が、直立不動で立っていたという。

いつの時代かは分からないが、薄汚れた着物を着た背の高い女性。

その身長は180センチ近い彼よりも、かなり高く見えたという。

その顔は、長い髪の毛に隠れて細部までは見えなかったらしいが、どこか作り物のようであり、

その両方の目はえぐられたように無くなっていたという。

ただ、その肌の白さ、いや白いというより青白い肌の色からは生気というものは全く

感じることが出来なかったという。

そして、少し俯き加減に

笑うその口元は、得体の知れない恐怖を感じたという。

そして、その姿からは、もの凄い憎悪の念と、殺意がはっきりと感じられたという。

そして、今にも自分の上に覆い被さってくる。

そんな確信があったという。

そして、目の前のソレが、護身用のバットが、本物の日本刀に変わったとしても、

とても太刀打ちできるようなモノではないと本能的にすぐに分かったという。

彼は、バットをその女に投げつけ、そのまま、振返り、窓を開けて、外へと飛び出した。

そこが、家の2階である事は理解していたが、そんな事はどうでも良かったという。

今、目の前にいるソレと同じ空間に居る事が何より耐えられなかった。

それこそ、死んだほうがマシ、と本気で思ったらしい。

結局、彼は死ぬことはなく、骨折と打撲で入院する事になった。

2階から飛び降りる際、ブロック塀に思いっきりぶつかり、地面に着地した。

足の骨と腕の骨、そして肋骨も折れたらしいが、そんな痛みよりも、彼は今、自分が

飛び出してきた2階の窓を見た。

その窓には、あの女が、身を乗り出して彼を掴もうと手を伸ばしているのが見えた。

そのおぞましい姿は、一生忘れられないだろうと言っていた。

そして、彼はその女から逃げなくては、と感じ、必死にもがきながら道路を這いずっていた

ところを、通りかかった車の運転手に助けられる事になる。

そして、その瞬間、彼は意識を失い、後のことは覚えていないという。

その後、入院先から電話があり、今話した通りの話しを聞いた。

そして、約束どおり、命は護ったぞ!と

言われた時には、良かった、と涙がこぼれてしまった。

それ以後、彼はその夢を見る事は無くなったそうである。

そして、いまだに、あんな女には見覚えもなく、恨まれる心当たりもないと断言していた。

彼は、ただ運が悪かっただけ?

だとすると、あの女は、誰の夢の中に出てきてもおかしくないという事なのか?

この話は紛れも無い実話である。






Posted by 細田塗料株式会社 at 21:17│Comments(2)
この記事へのコメント
営業のKさん

初志貫徹!気の済むまでコメントをさせて頂きます(笑

これは・・・無視も出来ないし、罵声怒声を浴びせる状況でもないですね(泣
金沢名物「護身用バット」でも・・・敵う気がしません。

そのご友人が無事で何よりです。
Posted by 中西 at 2017年05月14日 21:22
本当にバット持ってる人多いな
Posted by 田崎  at 2017年05月18日 11:34
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

count