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2016年01月15日

家の隣には病院があった!

サインディスプレイ部  営業のKです。

寒い割には、あまり雪は降らなかったみたいですね。

でも、スキー場は、やっと営業開始出来たみたいで、良かったですね。

ちなみに、自分は、昔、複雑骨折してから、スキーを辞めた

根性無しです。

という訳で、今夜も飲み会、新年会です。

出発前に、怖い話、アップしていきます。

それでは。



自分はかなり昔、小さい頃から今の場所に住んでいる。

元々は事情があって鶴来の方に住んでいたのだが、確か、保育園に

あがる頃には、もう既に今の場所に住んでいたと思う。

だから、幼稚園、小学校、中学、高校、大学とずっと今の場所に建つ

家で過ごしてきた事になる。

社会人になって、数年後には、親が別の場所に新築を購入した為、

それからしばらくの間は、その家で暮らすことになる。

そして、その間は、借家として、第三者に賃貸していた。

だが、兄が結婚して同居し始めると、実家にも居づらくなり、元々

住んでいたこの場所に一人で住むようになった。

で、その後、自分も結婚するわけだが、そのまま、今の場所に

家を建て替えして住むようになり、現在に至る。

で、その場所、つまり、今、俺が住んでいる場所なのだが、数年前まで

隣には、病院があった。

その病院は、俺が最初にこの場所に引っ越してきたのと、ほぼ同時期に

現在の場所に移転してきたものであった。

一応、入院施設も完備した5階建てであり、家族の居住スペースも

兼ねていた。

というのも、その病院には、2人の姉妹がおり、歳も近かった為、俺と兄の

兄弟と昔はよく遊んでおり、その内部にも入った事があったから。

だが、中学生になると、姉妹は付属中というエリートコースへ進み、

俺達兄弟は、庶民的?コースへ進んだ為、それ以後、会話をする事も

無くなってしまった。

そして、その後、その病院は、ある噂により、衰退の一途をたどる。

まあ、その、ある噂にはあえて触れないが、とにかく、その病院は

ある意味、廃墟化してしまう。

病院が開いているのは、昼間の2~3時間のみ。

その他の時間は、???

そんな感じだった。

そして、実は、俺の部屋は、その病院に面していたので、部屋で

寝転がっていても、ギターを弾いていても、ふと顔を上げると、

いつも、その病院が視界に入ってしまう。

すると、最上階の5階の部屋の窓が開いており、いつも照明の明かりが漏れていた。

部屋の壁なども少し見えており、少し女の子っぽい趣味に感じた。

その日以来、いつ見ても、その部屋の窓は開いており、常に明かりが

漏れていた。

朝であろうと、昼であろうと、そして夜であろうと。

だから、昔、遊んだ事のある姉妹のうちのどちらかが、あの部屋に住んでいるのかな、

とずっと思っていた。

そんなある日の朝、いつもの様にカーテンを開けた際、ふと見ると、いつもの

病院の最上階の窓が開いており、そこからクラシックらしき音楽が聞こえていた。

やはり勉強の出来る方は、聞く音楽も高尚なんだな、と思い

何気に聞き入っていると、突然、窓から女性の顔が突き出てきた。

突き出てきたという表現も変かもしれないが、本当に突然、ニョキっという

感じで、長い首と顔が出てきた。

あまり突然だったので、思わず、ビクっとなってしまったが、まあお隣さん

でもあるし、一応、こんにちは、という意味で会釈をした。

が、その女性は、完全な無表情で、ジッとこちらを見つめているだけ。

なんか感じ悪いな!と思いつつ、窓から離れる俺。

そして、色々と部屋で用事を済ませたり、外出したりと忙しく動いた。

で、夜になって、部屋のカーテンを閉めようと、窓に近づく。

そして、ふと、思い出し、例の部屋の窓を見た。

びっくりした。

朝と全く同じ状態で、その女性は、窓からまがい首を出している。

だが、まあ単なる偶然だろ、くらいにしか感じなかったのだが。

その後も、やはり気になった俺は、30分おき位に、その部屋の窓を

見てみた。

が、いつ見ても、その女性は、窓から長い首を出して、こちらを見ている。

さすがに、マネキンなのかも?と思い、まじまじと見てみるが、

確かに瞬きもするし、僅かに動きもあるので、人間には間違いなかった。

ただ、人間の女性にしろ、なんにしろ、常識はずれのものとは、あまり

近づきたくない、と考え、それからは、自分部屋の窓は、病院側ではなく、

別の窓を開けるようになった。

暫くすると、そんな事もすっかり忘れて、普通の生活に戻った。

だが、病院側の窓だけは、不思議と開ける気にならなかった。

そして、その年の夏前だったと思うが、台風が来た際、急にテレビの

映りが極端に悪くなった。

実は、隣に5階建ての病院が立った際、やはり建物の影響でテレビの

映りが悪くなり、その病院に頼んでテレビのアンテナは病院の屋上に

設置させて貰っていた。

だから、今回も、テレビの映りを直す為に、昼間、病院の診察時間中

に、病院の屋上に設置してあるアンテナを調整させて欲しいとの旨を

病院の院長にお願いした。

勿論、二つ返事で、OKして貰い、院長と一緒に、屋上へと登る。

屋上までの階段を二人で上りつつ、久しぶりということもあり、色々と

話してみた。

すると、診療時間以外は、その病院は無人であることが分かった。

確かに院長の言うとおり、診察室のある1階から上、つまり2階以上は、

古く埃がかぶった家具などが放置されたりしており、完全に廃墟と化していた。

すると、突然、あの5階の窓からの女性の顔が浮かんだ。

なので、いまさら、という気持ちもあったのだが、勇気を出して聞いてみた。

すると、

見て分かると思うが、今のこの病院は、完全に無人だし、そんな事は

あり得ないよ。

しかも、2階から上の電源は、配電も落としてあるし、また、警備会社の

セキュリティも一応、設置してある。

だから、誰かが、その部屋に入ることも不可能な筈だよ、と。

そして、間隔を置いて、最後に一言付け加えた。

それに、昔、住んでいた娘二人は、一人は外国で生活しているし、そしてね。

もう一人の末の娘は、原因は言えないが、ある事故で死んでしまったんだよ。

昔は、ちょうど君が見たという部屋で生活してたんだが。

だから、まあ、もしかしたら、その死んだ娘が懐かしくて、その部屋に

来てるのかもしれないな、と。

その後、そそくさと、屋上のアンテナを直し、さっさと病院を出た。

そして、その日の夜。

もう夜中の1時も回ったころ、ある異変に気付く。

その夜は、ずっとヘッドフォンで音楽を聴いており、気付くのが遅れた

のだが、音楽が止んだ時、窓がガタガタと震えているのが聞こえた。

いつもは使わない病院側の窓手であった。

風が強いのか?

そう思い、窓のロックがしっかり掛かっているか確認する為に、窓の

カーテンをサッと開いた。

すると、そこには、窓に顔を近づけるようにして窓を開けろと

言わんばかりに、サッシ窓を叩く女がいた。

その女は、間違いなく、あの窓から見えていた、あの女性だった。

ただ、あの時の無表情とは違い、必死に口をパクパクさせながら、

その目は明らかに、怒っていた。

そして、最初、窓の外に浮かんでいるのかと思った女性は、どうやら、

例の5階の窓から、首だけを伸ばし、そして、窓には、頭をゴンゴンぶつけていた。

その顔は、かなり大きく、通常の人間の顔とは比較にならない程だった。

俺は、とっさに窓を閉めた。

見てはいけないもの、だと感じた。

そして、意識が同調しても危険だと。

そのまま、動悸が収まらない状態であったが、何とか、自分自身に、

何事もなかったと言い聞かせるように、再び音楽を聴くことにする。

先程よりも、大音量で。

その後、何度か、ヘッドフォンをずらして、音を確認したが、窓に

頭をぶつけている音は、ずっと消えなかった。

そして、そのまま知らぬ間に寝入ってしまい、朝になると、その音は

消えていた。

そして、それ以後、俺がその窓のカーテンを開けることは完全に無くなった。

それから、数年後、その病院は取り壊される事になり、今では、別の

平屋の建物が建っている。

が、俺は、今でも、かつて病院が建っていた場所の窓を開けることが

出来ないでいる。

その廃病院は、実在した。




Posted by 細田塗料株式会社 at 20:10│Comments(1)
この記事へのコメント
営業のKさん

そんなゴムゴム体質の女性を垣間見て、それを忘れて普通の生活に戻る様な体験じゃないんですが・・・(笑

Kさんの懐の深さにグッツジュブ!
Posted by 中西 at 2017年05月15日 20:32
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