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2016年01月19日

金沢市にある幽霊小路!

サインディスプレイ部  営業のKです。

一気に寒くなりましたね。

明日の朝までには、かなり雪が積もるんでしょうかね?

今朝でさえ、田んぼに落ちてる車や、歩道に乗り上げてる車を

何台か見かけましたので、皆様も、明日はより一層

お気をつけくださいませ!

それでは、怖い話、いきます!



金沢市内の寺町とか野町の周辺には、昔から色んな噂があった。

確かに寺町には、ミイラが安置されていたり、歴史が随所に残されている

し、寺町と言うだけあって、お寺の数も多い場所だとは思うのだが。

例えば、有名なW坂もしかり、昔書いた幽霊マンションの話も、ここら辺

にあるマンションの話である。

実際、金沢は他の都市と違い、大戦中も空襲というものとは無縁で

あった為、昔ながらの細い道が今も残っている。

そして、その寺町近辺は、特に細く長い道が入り組んでおり、

取り合えず、進んでみようと車を進めると結局は行き止まりという

パターンの道が本当に多い。

そんな道であるから、幽霊話としては、最高のネタになるのかも

しれないのだが。

で、今回、お話しするのは、幽霊小路といわれていた場所の話。

もしかすると、俺の中学だけの呼び名だったのかもしれないのだが、

場所的には、寺町と野町のちょうど中間くらいにある。

中学生の頃は、その辺り一帯が完全に校下に含まれていたので、かなりの

頻度で、その幽霊小路の話を耳にした。

ある者は、歩いていて、前を歩く女性を追い越した途端、ふっと

消えたり、またある者は前から歩いてくる女性とすれ違い様に、

消えてしまったという。

要は、自分の姿を見せておいてから、ふっと消えるのだという。

この話は、自分の兄の時代、いやもっと古い時代から現在進行形で

発生し続けている現象であるらしかった。

で、ここからが、俺の体験談になる。

やはり、その当時から、心霊とか不思議系には、とても興味があった

俺は、当然のごとく、友達数人と連れ立って、その幽霊小路に出掛けた。

いつ出現しても、逃げられるようにと、全員が自転車を押して歩き、

いつでも逃げられる体勢で望んだのはいうまでもない。

実際、自分達が想像していた幽霊なるものは、江戸時代のような着物を

着た細い女性というイメージであったのだが、体験したソレは、

想像とは、かなり違うものであった。

その日は、晴れた良い天気だった。

実は、それ以前も、何度か、雨の日や曇りの日、そして夕方や夜に

その幽霊小路に足を運んでいたのだが、結局、何も起こらなかった。

しかし、それでは、クラスで話すにも話のネタが無さ過ぎる。

なので、何とか、その片鱗だけでも遭遇できれば、というのが

本音だった。

しかし、その日は、前述のとおり、爽やかな晴れの日。

雨や夜の状態でも、遭遇しないものに、正直、遭遇できるとは

思ってもみなかった。

そして、それは、突然、俺達の前に現れた。

といっても、最初は、全く気付かず、普通の通行人だと、思い込んでいた。

最初、それに気付いたのは友人の一人だった。

前方から、薄いブルーのワンピースを着た女の人が歩いてくる。

日傘をさして、ゆっくりと。

日傘から垣間見える顔は、とても美人であり、細くはなかったが、

中肉中背であり、身長はとても高く見えた。

やはり思春期であり、美人を見ると格好付けたくなるのは、しょうがない事

であり、俺たちは、最初、ガヤガヤと雑談していたのだが、その綺麗な

女性を意識して、全員が無口になっていた。

わざと、前方の女性には興味が無いかのように、視線を逸らしつつ、

歩いてゆく。

そして、暫くすると、友人の一人がボソッと呟いた。

おい。あの女の人、ちょっと背が高過ぎないか?

全員が前方を凝視した。

すると、先程まで離れており、背が高いとは思ったが、それほど異常には

感じなかったのだが、近づくにつれて、その身長の高さは、明らかに

異常といえるものだった。

ゆうに2メーター以上あったと思う。

そして、それは、俺達に近づいて来るにつれて、更にどんどん大きく

なっていく。

その場に居る全員が、これが霊の女の幽霊に違いない!と確信した。

しかし、確信したが、俺達にはどうすることもできず、全員が、無事に

すれ違う事を願った。

女は、もうすぐ前方まで来ている。

そして、日傘から見える口元は、うっすらと、笑っていたように見えた。

少しづつ道の端に寄るようにして歩き、その女との距離をとろうとした。

その女は、何事も無いかのように、まっすぐ歩き、いよいよ俺達と

すれ違うところまで来る。

異様な大きさだった。

人間とは、とても思えないような大きさ。

そして、すれ違う時、クスっと笑うような声が聞こえた。

話によれば、すれ違った後、消える筈だった。

俺たちは、すれ違ってから、数歩、そのまま進み、そーっと後ろを

振返ってみた。

だが、それは、まだそこに居た。

体を反転させ、俺達の方を向いている。

しかし、そこにいるソレは、先程までの普通の女性ではなく、薄汚く

汚れた白い着物を着た女だった。

顔も爛れ、目は無いようにも見えた。

体は、痩せ細り、骨と皮だけという感じだったが、髪だけは、しっかりと

日本髪に結われていた。

身長も、先ほどの巨大さではなく、普通の背丈であったが、それが、

反って、恐怖を増幅させていた。

そして、その女は、少し猫背ではあるが、ボーっと立ってこちらを見つめていた。

悲しそうであり、威嚇する様子も無く。

が、次の瞬間、それは突然、豹変する。

悲鳴にも似た声を上げつつ、こちらに向かって早足で歩き出した。

俺たちは、用意した自転車で、サーっと逃げる予定だったが、そういう時は

体が全くいう事を聞かず、結局、自転車を放置して逃げ出してしまう。

もう誰も後ろは振返れなかった。

誰が転ぼうが、躓こうが、自分の事だけを考えて命からがら走った。

その間も、その女の声は、ぐんぐん近づいて来ている。

そして、なんとか全員が、その小路から、曲がった場所に出た時、

その声は、消えた。

暫く呆然としていたが、その後、そーっとその場所を見てみると、

俺達の自転車だけが、転がっていた。

中学時代の怖かった思い出である。

この幽霊小路は実在する。





Posted by 細田塗料株式会社 at 21:18│Comments(4)
この記事へのコメント
こんばんは

いつも楽しく布団の中で拝見
させていただいております。
毎日寝る前の楽しみに
なっております。
がんばって続けて下さいね。
Posted by たまご at 2016年01月19日 22:20
たまご様、おはようございます。
いつも布団の中でお読み頂いているとの事で、本当にありがとうございます。しかし、寝る前の楽しみといわれると、自分の話がいかに怖くないか、が良く分かります。体験や見聞きした事をいかに怖い文章にするか、努力していきますので、拙いブログですが宜しくお願い致します。
Posted by 細田塗料K at 2016年01月20日 08:41
営業のKさん

今日の福岡、午前は曇り空もありましたが午後は晴天、今は爽やかな風が吹いています。

思春期の願望でそう見えるのか・・・もしくは亡者が反応を楽しんでいるのか・・・せっかく逃走用自転車まで用意したのに、それを使わす走り出す・・・人間の性ですね、たぶん想定訓練してなきゃ無理ですよね(笑
Posted by 中西 at 2017年05月17日 17:37
八尺様や、アクロバットサラサラを思い出しました。
Posted by ちはるる at 2017年06月16日 14:50
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