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2016年01月28日

天狗の森の近くに血の川がある。

サインディスプレイ部  営業のKです。

今日は、当社よりUVプリンタを納めさせて頂いたお客様から

パソコンの調子が悪いとの連絡があり、とり急ぎ、加賀市の山中へ。

原因究明に時間が掛かりましたが、取りあえず無事復旧!

帰りに、総湯にでも入ってきたかったのですが、次の約束の

時間が、すぐそこまで迫っていましたので、あえなく断念(涙)

なかなかハードな1日でした。

決して、怖い話の事ばかり考えて仕事してない訳ではありません。

そして、明日の夜は、またしても接待新年会です。

頑張ります!

という訳で、怖い話、どうぞ!



天狗の森から、それほど遠くない場所に、血の川という川がある。

昔、一向一揆の際、沢山の方が殺され、川が血で真っ赤に染まった事から、血の川と

呼ばれているという。

また、この川のすぐ隣にある会社の社長から聞いた話では、今でも河童が目撃される事

があるという。

不思議な川である。

ただ、天狗の森や、この血の川の他にも、金腐川など、なにか曰くのありそうな

地名が、この辺りには本当に多い。

実は、先日、この川沿いにある公園で休憩したことがあった。

この公園は、晴れた昼間などは、近くの園児も来ていたりと、本当にのどかな

公園である。

ここには、一人用にしてはかなり大きなトイレが常設されており、お客さんの

所に行く前に、そのトイレを利用する事も多い。

円筒状の形をしており、設備も完備されてなかなか使い勝手の良い

トイレなのである。

ただ、夏の間は、トイレの中の至る所にカエルが張り付いており、幽霊よりも

カエルが嫌いな俺にとっては、完全に禁忌の場所であるのだが。

だから、俺が、そのトイレを利用するのは、カエルがいないであろう寒い時期

だけということになる。

その時、俺は、急に腹の調子が悪くなり、そこから一番近かった、そのトイレ

に駆け込んだ。

トイレの入り口はスライド式のかなり重たいドアがついており、トイレットペーパー

の残量を確認し、その思いスライドドアを閉めた。

ガーという音の後に、ゴーンという重たい音。

このドアに挟まれたら無事ではすまないな、とくだらない事を考えつつ、用を足す。

トイレの中は、声がとても響く。

そして、その思いドアのせいか、外部の音が殆ど入ってこない。

俺は、その時、不思議な音に気がつく。

ズルズルっと這いずるような音。

もしかして、まだカエルが・・・・・。

そう思って身を堅くしたが、どうもその音は外から聞こえてくるようだ。

しかし、外を走る車の音すら、入り込まないのに?

一体何の音だ?

そう思い、耳と目に神経を集中させる。

すると、どうやら、その音はトイレの屋根から聞こえてきているようだ。

屋根の上を動いているのか?猫とか?

いや、しかし、その音は紛れもなく、這っているものが、なにかを擦っている

ような音に他ならない。

そして、俺は、トイレの厚手の曇りガラス越しに、見てしまった。

女が、トイレの屋根や壁を這いずり回っている。

そして、中の様子を伺うように、曇りガラスに顔を近づけたとき、俺と目が会ってしまう。

勿論、曇りガラスのだから、確信は無いが、俺はそう確信した。

すると、突然、辺りが暗くなる。

太陽が雨雲に隠れたかのように。

そして、突然、強い雨と強い風が。

トイレの思いドアは、風に押されて、ゴーンゴーンと音を立てている。

このままトイレの中に居るか、それとも外に出るか?

一体、どちらが安全なのか?

いや、それ以前にお客さんと約束した時刻に遅れる訳にはいかない。

俺は、意を決して、トイレのドアの鍵を外し、ドアを横に引いた。

が、ドアは、全く動かなかった。

ドアの向こうから、誰かがドアを押さえているかのように。

そして、それは何度やっても変わらなかった。

そこで俺は、トイレの鍵をもう一度掛ける。

いや、鍵を掛けるような音を出したといった方が正解だろう。

鍵が掛かっていると思えば、向こう側からドアを押さえている奴も油断して

力を緩めるはずだ、という単純な考えだった。

が、それは功を奏した。

もう一度横に引くと、思いドアは一気に開いた。

そして、俺は一気に車まで走ろうとダッシュした。

そして、あるモノにぶつかった。

思わず、あっすみません、と言ってしまったのだが、

その時の感触は、なにか得体の知れない、かつて経験したことのない感触。

そして、それは、とてつもなく冷たかった。

一瞬しか見ていないが、それは、びっしょりと濡れた細い女。

雨で濡れたというより、まるで水の中から這い出てきたような濡れ方。

俺は、一気に背中に悪寒が走る。

そして、一気に車に入り、ドアをロックした。

すると、その女は、意に介さずといった感じで、そのまま川の方にペタペタと歩いていく。

そして、川の中に足からスルリと入っていった。

すると、先程までの悪天候が嘘のように、風と雨が止み、太陽も顔を出す。

そうなると、先程までの得体の知れない怖さは、不思議と消えてしまい、

俺は、車を降りて、先程、あの女が入っていった川の横まで走った。

何のために川の側まで走ったのかは、自分でもよく分からない。

ただ、そのお陰で、俺は、あるものを目にしてしまう。

それは、その公園の横を流れる血の川という川に浮かぶ女。

体は、仰向けなのだが、しっかりと沈んでいる。

水の中に沈む女は、そのままスーッと川の流れに逆らうようにして、

そのままの姿勢で、進んでいき、そして視界から消えた。

アレが地元の方が今でも見るという河童の類なのか、それとも、全く別の

何かなのかは、よく分からないが、これが俺が体験した全てである。

確かに怖い話もよく聞いたり、体験したりする土地かもしれないが、

なんとなく昔からの伝承とか言い伝えがしっかりと根付いている土地として、

ずっと、このまま残ってくれれば、と思う場所である。

この血の川は、当然、実際する。





Posted by 細田塗料株式会社 at 20:14│Comments(4)
この記事へのコメント
営業のKさん

今日も怖いですよ・・・(泣

私も公衆トイレは良く利用します・・・と言うのも、日に二度三度と催す便意・・・この厄介な時と場所を選ばぬ「出してくれ〜」と訴える生理現象を私は我慢できない体質?なんですよ(笑

だから、仕事で訪れた代理店事務所や現場トイレ、その道中の公衆トイレは良く利用します・・・恥ずかしながら、便にまつわる失敗談は多々ありますが・・・。

私の住む福岡筑後地方にも「大刀洗」なんて意味深な名称の河川がありますし、大分の日田から耶馬溪にぬける国道沿いの河川には河童伝説があります、確か。
それにしても不思議なのは、Kさんの記事にも「霧」の発生と心霊体験がセットになる事も多く、今回は突然の雨と風ですから・・・と言う事は霊体はある意味、局所の天候を操る事が出来る、その能力があると言う事ですもんね・・・いや〜奥が深いですね。
実際に自身が心霊体験をしているとなると、そんな暢気な事も言ってられませんが、本当に勉強になります。

またまた気温が上がって来ましたね。
この気候の変化で体調なと崩されぬ様にお気を付け下さい。
それでは更なる記事の更新を楽しみにしております。
無理なく継続される事を切に願っております。
Posted by 中西 at 2016年01月28日 21:37
こんばんは。血の川、金腐川、通学路でした。当時は、血の川は少しよどんでいましたけど、木船が浮かんでたりしてました。とても懐かしく読ませていただきました。応援しております。
Posted by かずお at 2016年01月28日 22:47
中西様、こんばんは。
いつも、ありがとうございます。
トイレにまつわる体験や話は、面白い話、怖い話に関わらず、本当に多いですよね。
中西様だけではなく、人が生活するうえで欠かせない場所だからかもしれませんが。
今は本当に無理なく書けてますので、ご安心ください。お気遣い頂き、感謝致します。
Posted by 細田塗料K at 2016年01月30日 18:33
かずお様、こんばんは。
お久しぶりでございます。
そして、お読み頂き、ありがとうございます。
木越近辺が通学路だったんですね。
昔は、転校した友達が木越だったんですが、夏だったせいか、自転車で辿りつくまでに、道路に苦手な大きなカエルの車に轢かれた死骸が無数にありまして、正直トラウマになりましたが、今はなんとなく自然も豊かで好きな街です。私も。今後ともブログ、宜しくお願い致します。
Posted by 細田塗料K at 2016年01月30日 18:38
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