2016年01月31日

尾行した夜の怪

サインディスプレイ部  営業のKです。

明日からは、もう2月。

早いものですね。

2月には、バレンタインデーがありますので、毎年

憂鬱になりますね。

いや、だって、チョコレートが集まりすぎて家に持って帰る

のも大変なんですから・・・・・・・・・嘘です(泣)

最近は娘からのチョコもなくなり、唯一貰えるのは、

コンビニで買い物したついでに貰えるチョコのみ!(涙)

ということで、2月は大嫌いな月かもしれませんが、まあ

バレンタインデーなどという行事には目もくれずに、

今日も元気に怖い話、いってみます。




これは、かなり昔に女性の友達と体験した話である。

その女性とは、お互いに彼氏と彼女が居たのだが、なんとなく

気が合うというか、よく飲みに行ったりカラオケに行ったりしては、

お互いのパートナーの愚痴とか相談をしていた。

その女性を仮にAさんとする。

Aさんの彼氏はかなりの浮気性らしく、色んな軽い噂も絶えないと

いう状況であり、特に最近は、Aさんと会う時間も取れないようで

電話で話すだけの関係になってしまっている様だった。

ただ、その噂というのが、色んな所で色んな人に、Aさんとは別の

女性と楽しそうにしているのを目撃されているという致命的なもの。

なので、いつもAさんと会うと、まず、彼氏についての相談という

パターンが殆どだった。

そんなAさんであるが、その事について彼氏に問いただすのだが、

彼氏が一枚上手なのか、うまく話を誤魔化されてしまい、なかなか

埒が明かない。

それどころか、真顔で問い詰めると、彼氏は本気で不思議そうな顔

をするのだという。

それなら、という事で、俺の登場となる。

つまり、俺の車に同乗して、彼氏の行動をしっかりと把握したい。

そして、もしも浮気の証拠が見つかった時には、きちんと話をして

別れたいという本気モードのお願いだったから、俺も渋々、協力

する事にした。

だが、やはり他人のプライバシーを覗き見るのは気が引けるし、なにより

俺が協力して、彼氏と別れたなんて事になるのは本当に避けたかった。

が、実際に尾行を始めると、あっさりと、そしてあからさまに彼氏は、浮気

の現場をまざまざと見せつける。

その日は会社が終わった彼氏を尾行するというもの。

Aさんと待ち合わせて、俺の車で彼氏の車を尾行する。

すると、ある本屋の駐車場で一人の女性を助手席に乗せた。

そして、車は移動し、レストランに入る。

そして、レストランに入るお金がない俺達は、ひたすらじっと待つ事に。

その間も、俺はAさんに、

もう証拠としては十分だと思うし、更に、衝撃的な瞬間を見て更に

傷つかないうちに、つまり、今、レストランから出てくる彼氏に声を

掛けちゃえば?

と提案したのだが、

いや、もっと決定的な現場を押さえないと!

と意気込むAさん。

その顔には、あまり悲しさと悲壮感が感じられなかったので、まあ好きにすれば、

と、その後も探偵ごっこに付き合わされた。

そんなAさんの気持ちを知ってか知らずか、彼氏は、レストランから出ると

車を発進させ、バイパスの近くにある、ラブホテルに入る。

さすがに、そこも入る訳にはいかず、そのままホテルの駐車場の出入り口の

すぐ近くに車を停める。

今度ばかりは、さすがにAさんといえど、ショックは隠せないようで、

しばらく俺の車内は無言の空間に変わる。

重い雰囲気が車に流れており、最悪の状態。

正直、勘弁してくれ~というのが俺の本音だったのだが。

それから、彼氏が出てくるのを待っていたが、なかなか出てこない。

1時間、2時間、3時間。

そうこうしていると、悲しみは怒りに変わるようで、Aさんの

やる気スイッチがオンになり、怒りの導火線に火がついてしまう。

後は、ご勝手にどうぞ!でも、俺は巻き込まないでね。

とだけ言うと、俺は完全に観戦者の立場に。

そして、そろそろ4時間が経とうとした頃に彼氏の車が出てきた。

Aさんが言う。

こんなところで痴話喧嘩する気は無いから、私は、もう一度だけ、この距離から

彼氏の助手席に座ってる女の顔をしっかりと確認するから、その後、

彼氏の車を追いかけて、そして、なんとかして彼氏の車停車させてね。

出来る?

俺は、はいはい、と頷く。

そして、彼氏の車がホテルから出てきて、俺の車のすぐ前を通り過ぎる。

勿論、俺の車に乗るAさんは、身を乗り出さんばかりにフロントガラス

にくっ付いている。

そして、しっかりと、その女性の顔をしっかりと目に焼き付けた。

そして、Aさんは、固まってしまう。

そして、小刻みに震えている。

そこで、俺は言った。

どした?固まって。それに、怒りで震えてるみたいだし。

そんなに凄い美人?それとも知り合いの女性だったとか?

そんな俺の言葉はスルーされる。

そして、すぐにその車の後を追いかけようとした俺に、Aさんは、

強く制止する。

もう追いかけなくて良いから。

もう忘れるから。

確かに、彼氏の車を追いかけて修羅場を見たくはない俺は、二つ返事で

了解した。

そして、Aさんの家まで車を走らせる。

ただ、その間も、Aさんは、ずっと震えており、さすがに俺としても

気の利いた言葉のひとつも言わなくては、と思い、

まあ、こういう事は早く判ったほうが良かったと思うし、それに、

Aさんなら、すぐに新しい彼氏みつかると思うよ、と何の慰めにも

ならない言葉を言ってしまう。

うるさい!とキレられるかと思ったが、Aさんは、小さな声で

こう応えた。

あのさ、言っても信じて貰えないかもしれないんだけど・・・・。

さっき、彼氏の車の助手席に乗っていたのは、私の幼馴染でね。

小中高と、ずっと一緒だった子でさ。

彼氏と付き合う時にも、きちんと紹介したんだ。

ただね。彼氏を紹介した時に、その子も彼氏の事、一目ぼれしてしまった

みたいで・・・・。

それからは、その子とは疎遠になっちゃって。

俺は、なるほどね。それで、その子がどうしても彼氏さんと付き合いたくて

ちょっかいを出してしまったということね、と勝手に納得していると、

Aさんは、更に続けた。

でもね。

その子、去年死んじゃってるの!

ある病気で!

彼氏の車のナンバーを見間違える訳もないし、幼馴染の顔を見間違う筈も

ないでしょ。

それに、今、私が見てるのを知ってるかのように、その子、私の顔を

見て、ニターっと笑ったの!

それに、彼氏は、かなりやつれて痩せ細っていて、目のクマも酷かった。

こんな事ってあるのかな?

だから、さっきから震えてるのは、怖くて震えてるの。

もしかして、私、恨まれてるのかな?

もう関わらない方が良いのかな?

そう聞かれて、俺は

当たり前でしょ!と即答した。

その後、彼氏がどうなったかは定かではないが、Aさんは、今は

結婚されて、子沢山の幸せな家庭を築いている。

ただ、ご主人さんと一緒に写真に写ると、きまって何かが写り込むらしい。

そして、それは女性の顔であり、例の女性に酷似しているという。

俺はきちんとした御祓いを勧めた。

その女性の死霊は、今もどこかで蠢いているのかもしれない。

昔あった本当の話である。




Posted by 細田塗料株式会社 at 18:25│Comments(2)
この記事へのコメント
営業のKさん

探偵業務まで、地元で大活躍のKさんですね(笑

それは愛情なんでしょうか・・・先にKさんの同窓会に参加する亡き女性の記事もありましたが、世の中、本当に不思議ですね。
Posted by 中西 at 2017年05月17日 19:39
営業のKさん

探偵業務まで、地元で大活躍のKさんですね(笑

それは愛情なんでしょうか・・・先にKさんの同窓会に参加する亡き女性の記事もありましたが、世の中、本当に不思議ですね。
Posted by 中西 at 2017年05月17日 19:39
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