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2016年02月02日

犀川大橋の下には・・・。

サインディスプレイ゛部  営業のKです。

昨日から、どうも体調が思わしくないです。

なので、今夜も、一話あっぷしてから

寝ることにします。

皆様、おやすみなさい。



昔から、郷土の文豪達も愛して止まなかった犀川。

同じく金沢市内を流れる浅野川が女川と呼ばれるのに対して、

犀川は、男川と呼ばれるらしい。

そして、勿論、金沢市のナイトスポットである片町の横を

流れる、金沢市民には、最もポピュラーな河川だと思う。

その犀川に架かる犀川大橋。

昼間は観光客で賑わい、夜は、カップルの待ち合わせ場所として、

そして、夜の街で働く人達の息抜きスポットとして活気がある。

ただ、俺にとっての犀川、特に犀川大橋は、ある意味、とても

怖い場所として位置づけられている。

最近、観光用に改装されたが、その認識は変わらない。

実際、記憶にある方も少なくないと思うのだが、犀川大橋にいた

人が、何かが川に落ちるような音を聞いて、辺りを見回すと、

橋の欄干の横に、靴が揃えて置かれており、自殺か?として、

その近辺を潜ったりして探索したが、それらしい痕跡が

発見されなかったというニュースがあった。

そして、俺の記憶では、同じ様なニュースが、昔からその場所

で起こっている様な気がする。

そして、そのどれもが、自殺などの人が川に飛び込んだという

痕跡を何も発見出来ずに終わっているようである。

では何故、俺が、犀川大橋という川を怖い場所として認識している

のかといえば、何か、説明のつかない何かが蠢いていると感じている

からである。

確かに朝の犀川は、散歩する人、そしてジョギングする人にとって、

爽やかな気分にさせてくれる川である事に異論はない。

が、夜になると、その様相は一変する。

夜になると、犀川全体が暗い雰囲気を醸し出し、そして何より、

犀川大橋の下辺りになると、すぐ横の片町の華やかさとは対照的に

暗く淀み、どこまでも沈んでいくような得体の知れない深さすら

感じる。

実際、それは俺の単なる個人的主観に他ならないのだが、過去に

俺は、その場所で幾つかの奇怪な体験をしている。

今日は、その話をしてみたいと思う。

その日、俺は、デートか何かで、女の子と大橋の上で待ち合わせ

していた。

時刻は、夕刻だったと思う。

その待ち合わせ場所に少し早く来過ぎてしまった俺は、時間潰しの

為に、大橋の欄干にもたれ掛かり、上流である山の方を見ていた。

すると、背後から声がした。

最初は、誰かが話しているのかと思ったので、無視していると、

こっちこっち、ここだよ~

と声が聞こえた。

えっ、と思い振り向くが、そこには当然何もあるはずもない。

すると、今度は、

違う違う、下だよ、下~と声がするので、俺は不思議そうに

真下にある川面を見つめた。

すると、そこには、人に似ている何かが、川面から顔だけを

出して、俺を見上げていた。

何これ?

それが、俺の第一印象だった。

そして、それは、

もっと顔近づけてよ~、と訳の分からない事を言う。

その容姿は、かなり気持ち悪く、例えるなら、水死して、時間が

経過したような顔。

そんなだから、男女の区別もつかなかった。

それに、今何が起こってる?と理解出来なかった俺は、あまり顔を

出さないようにしながら、欄干ギリギリの所から、再び下を見た。

すると、突然、大きな手が下から出てきて、俺の顔をかすめた。

もう少しで掴まれてた。

俺は、本気で恐怖した。

すると、下のほうから、キャッキャッと笑う声が聞こえ、そして

次第に、その声は聞こえなくなった。

また、ある時は、俺が、橋の上から、静かな川面を眺めていると、

向こうから、何か大きな物体が流れてくる。

最初は、本当に大きな魚か何かに見えた。

だが、それは、紛れも無く人間だった。

人間の女性が、白い着物を着て、仰向けの状態で、向こうから近づいて

くるのである。

そして、近くまで来て、気付いたが、その仰向けの女性は、顔も

水の中に沈んだ状態で、しかも、まるで、直立不動に立っているかの

様な姿勢で、代わり流れのままに、流れてきていた。

だから、もしかしたら、水死体?と思った。

だが、その女は、目をキョロキョロさせ、口もパクパクと動かしながら

流されていた。

生きてるのか?

そう思った途端、得体の知れない悪寒が走る。

そして、それは、ちょうど大橋の真下に来て、俺の視界から消える。

怖いものみたさ、というものだろうか。

俺は、すぐ横にある信号を渡り、橋の道路を挟んだ反対側に向かう。

そして、川を見渡したのだが、もうその女の姿は、どこにも

見つからなかった。

あれらが、何だったのかは、いまだに分らないが、不思議であり、

怖くもあり、そして、いまだに説明のつかない経験である。

もしかして、犀川大橋の真下には、夜になると、異界と現世を

つなぐ穴が川底に発生し、だからこそ、自殺された方も、

見つからず、また、異形のモノ達の姿も見えてしまうのかも

しれないと考えてしまう。

だからこそ、この川にも縁のある、泉鏡花が、高野聖などの

独特の世界観で怪奇の世界を表現出来たのでは、と思えて止まない。





Posted by 細田塗料株式会社 at 20:10│Comments(2)
この記事へのコメント
営業のKさん

いや〜今日も暑い福岡、しかも雨が降りませんから、乾燥しています。
ただ、夕方からの風は涼しさを届けてくれますが。

>犀川
何度か記事に登場していますが、不気味ですね。
しかしまぁ〜鯉や鮒の様に、亡者が川の流れに身を任せる場所って・・・兵庫じゃ加古川という一級河川がありますが、その名の付く地域じゃ猟奇事件が数あるとか・・・真相の程は知りませんが。

くれぐれもご自愛下さい。
Posted by 中西 at 2017年05月21日 21:32
Kさん初めまして、とても楽しく拝見させてもらっています。

以前、犀川大橋近くの和食店で働いていたのを思い出しながら読ませてもらいました。片町は賑やかなのに大橋を渡るとほとんど人気も無くなって静かだった事を覚えています。
僕のいた頃は大橋辺りは客待ちのタクシーが列をなしてて怖いと思った事は無いですが、夜中に茶屋街を通って帰る時は少し怖かった気がしますね。

石川県には怖いスポットがたくさんあるんだなって普段使ってた道や料理の飾りに野草を採ってた場所も危険地帯だったのでは?と昔を懐かしみながらこれからも楽しく拝見いたしますね(*´∀`)
Posted by 通りすがり at 2017年09月12日 10:32
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