2016年02月04日

階段に立つ女!

サインディスプレイ部  営業のKです。

今日は忙しかったです。

そして、明日も忙しい予定です。

更に、土曜も仕事です。

そして、夜は、また新年会(涙)

頑張ります!

それでは、怖い話(あまり怖くないですが)

どうぞ!



仕事で伺う会社での話である。

俺は、運動不足解消の為に、エレベータがある場合でも、

基本的には、階段を利用する。

ただ、1軒だけ、どうしても階段を利用したくない会社が

存在する。

その会社は、金沢市内にあるのだが、まあ至って普通の会社。

挨拶もしっかりとしているし、社内も明るい雰囲気であり、

俺にとっては、理想的な会社なのであるが、唯一、ある場所

だけは、避けて通る様になった。

階段である。

勿論、最初は、他の会社に訪問した時の様に、階段を利用

していた。

しかし、ある時、ある事があってからは、その階段は、使わない

というよりも、使えなくなってしまった。

実際、営業周りをしていると、階段に、見えてはいけないモノが

見えてしまうという会社は、沢山存在する。

ただ、普通は、あっまた、居る、あっ、今日は居ないといった

感じで、それこそ、空気のように、そこに佇んでいるだけ、と

いうパターンが殆どなのである。

ただ、その会社の場合、違った。

いや、確かに最初は、きっと同じだったと思うのだが、ある時俺が

ミスを犯して以来、俺にとっては禁忌の場所になってしまった。

その会社に初めて伺った時、俺はいつものように階段を使い、

3階へと上がっていった。

すると、2階と3階の間の踊り場で、一人の女性が壁の方を向いて

立っていた。

それは、まるで実体があるかの様に、はっきりと立体的に見えた。

あっ、この会社にも居るのか!

何故、俺がそう思ったかというと、先ず、会社の制服を着ていない事、

そして、白いが薄汚れた死装束を着ていた事、そして、異様に痩せ細り、

それこそ骨と皮だけという状態であったから。

ただ、壁に向かい立っているだけであり、危険とは無縁に思えた。

実際、後ろを通り過ぎる時も、微動だにせず、まるでマネキンの様に

立っているだけ。

なんで、死装束を着た女性の霊が、会社に居るのか?は謎であったが、

まあ、たぶん、昔、この場所に病院か何かが建ってたのかも?位に

しか思わなかった。

そんなこんなで、その会社に行く度に、いつもその女性は階段に

立っていた。

が、ある日、忘れ物をした俺を追いかけてきてくれたお客さんが、

階段の降り口で俺を呼び止めた。

○○さん、忘れ物!

あっ、すみません。

システム手帳が無いと、商売にならないでしょ(笑)

本当ですよね。気を付けます(笑)

そんな会話を交わし、お客さんは、その場から去っていった。

そして、俺が再び階段を降り始め、踊り場を過ぎようとした時、

階段の上から突然、声がした。

○○さん。

か細く小さな声だったが、紛れもなく女性の声であり、まだ忘れ物が

有ったのかな、と思った俺は、元気に

その声に応えてしまった。

はい?

が、振返っても誰も居ない。

そして、いつもは壁の方を向いている例の女性が、ニターっと

笑っている。

正直焦ってしまった。

名前を覚えられ、更に、その呼びかけにも応えてしまう。

それが、どれだけ危険な事かは、過去の経験で判っていたから。

そして、俺の顔のすぐ横には、既にその女の顔が近づいていた。

そして、至近距離からもう一度、名前を呼ばれる。

が、その場は、気付かないフリをして、慌てたように階段を下りた。

そんな事があってから、俺は、何となくその会社を避けるようになり、

殆どの用事を電話で済ませるようになった。

が、やはり電話だけでは、対応出来ない用件もあり、ある日、俺は

再び、その会社を訪問する。

が、間隔が空いたせいか、不思議と怖さは忘れており、いつも通り、

階段を利用してしまう。

1階、2階と上がっていき、3階へと向かう。

そして、例の踊り場に差し掛かると、あの女が立っていた。

いつもの様に壁の方は向かず、壁を背にして立っていた。

しかし、その視線は、特に俺に向く訳でもなく、まっすぐに宙を見て

微動だにせず、立っていた。

大丈夫かな!

そう思った。

そして、俺が踊り場に足を掛けようとする、その時、その女は、

突然、顔を俺に向けた。

そして、

ねぇ、見えてるよね?

聞こえてるよね?

そう声を掛けてきた。

俺は、目を合わせないように、急いで会談を駆け上がろうとした。

と、次の瞬間、後ろから抱きつかれる。

思わず、ヒッ、と声を出してしまう俺。

その声に、

ほらね。

そして、その顔は、とても嬉しそうだった。

俺の体は、一気に重くなり、階段を上ることが出来なかった。

その時、俺は、心の中で、九字の呪文を唱えた。

ある霊能力者から教わった、取り敢えずの緊急対処法。

すると、体は急に軽くなり、何とか階段を上り3階へと到着した。

そして、チラっと下を見ると、

怒りと憎しみに満ちた顔で俺を睨む女の顔があった。

見なかったことにしよう、と急いでお客さんの部署へと向かう。

そして、用件を済ませてから、部屋を出ると、生憎、エレベータが

突然の故障で使用禁止になっている。

なので、俺は、怖さもあり、もう一度、お客さんの部署に戻り、

お客さんにそれらしい理由をつけて、一緒に下まで来て貰う事にする。

そして階段を下りようとしたのだが、先程までいた、おの女の姿は、

もうそこには無かった。

???となりつつも、まあ、居ないに越したことは無いと機嫌よく

お客さんと話しながら、階段を下りていく。

3階、2階、1階と階段を下りて行くが、相変わらず、例の女の

姿は無い。

俺はもう完全に安心して、1階へと繋がる階段の踊り場を曲がった。

その時、突然、背後から、突き飛ばされた。

そして、突き飛ばされたのは、俺ではなく、お客さん。

落ちていくのが、まるでスローモーションの様に目に飛び込んでくる。

そして、俺の横で、満足そうにニタニタと笑う女。

1階の床にカーペットが敷いてあったこと、そしてお客さんが

年齢も若く、それなりに運動神経も良かったのが幸いして、

大事には至らなかったが、結構酷い打撲をしてしまう。

急いで駆け下りて助け起こす俺の目に、スぅーっと上に上がり、

そのまま壁の中に消えていく女が見えた。

あの薄ら笑いを浮かべた顔で!

それ以来、俺は、その会社に行くと、絶対に階段は利用しない。

が、あの時以来、頻繁に、その会社のエレベータが故障で使用禁止

になっているのは、単なる偶然だろうか。

勿論、そういう場合は、さっさと断念するのだが・・・。

俺には、あの女が俺を呼び寄せているように思えてならない。

その会社の階段の女は、今も実在する。




Posted by 細田塗料株式会社 at 21:13│Comments(2)
この記事へのコメント
営業のKさん

お仕事、ご苦労様です。
私も忙しく、なかなか休みがとれません・・・私は貧乏暇なしですが(泣
頑張りましょう!お互いに!

>あまり怖くない

いやいや充分に怖いですって!
記事に良くある、妙に身長が高く手足が長い、妙に頭が大きい、時には普通に、時にはグロテスク・・・霊の様相も十色なんですね。

しかし、見えているKさんを突き飛ばすのでなく、言わば無関係の方を突き飛ばす事が出来るのですね・・・悪意その物です。

前回の記事、私も兵庫に出張した場合、まだまだ健在な母と必ず墓参りに行きます。
けれども墓地での不思議体験はなく、残念ですが今は亡き父も、夢枕にも現れませんよ。

それでは、次回の更新を楽しみにしております。
Posted by 中西 at 2016年02月04日 22:28
中西様、こんにちは。
お疲れ様です。
いつも、ありがとうございます。
霊といっても、人間と同じで、良いモノもいれば、
邪悪なモノもいると思います。
生きている方が亡くなって霊魂になれば、
きっと人間に害をなさない良い霊になるのかも
しれませんね。分りませんが。
これからも、宜しくお願いしますね!
Posted by 細田塗料K at 2016年02月05日 12:57
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