2016年02月06日

踏み切りに立つ女!

サインディスプレイ部 営業のKです。

昨日は、ついつい忙しくて疲れてしまい、ライフワークである

怖い話をアップ出来ませんでした。

そういう時の為に、書き溜めて置かないといけないな、とは

思いつつ、記憶を思い出しながら書いていると、なかなか

怖いものがありまして・・・・。

基本、超怖がりですので(キッパリ!)

それでは、今日もユルユルと怖い話いってみます!



その日、俺は、バンドの練習があり、帰りが遅くなった。

ライブも近いということで、ついつい力が入り過ぎてしまい、

その踏み切りを通りかかったのは、もう午前1時を過ぎていた。

その踏み切りは、御経塚の近くにあるのだが、列車の飛び込み自殺

が、何度か発生しており、夜には出来るだけ通るのを避けていた

のだが、早く家に帰って寝たいと思い、ついつい近道を選択し、

この踏み切りを通る羽目になった。

自業自得なのであるが・・・。

朝や夕方には、長い渋滞の列が出来るその踏み切りも、さすがに

深夜1時を回ると、俺の他に、車はいない。

そして、踏み切りの遮断機はおり、カンカンと煩い音が暗闇に

響いている。

それにしても、こんな時間に遮断機が下りるという事は、たぶん、

というか、間違いなく、貨物列車である。

だとすると、この遮断機があがるまでは、まだ時間は掛かるかもしれない、と

思い、車のライトをスモールライトに切り替えた。

すると、昔、この近くに住んでいた友人の話を思い出す。

ある日、この踏切で飛び込み自殺があり、駅員と警察が総出で

粉々になった遺体を回収した。

が、どうしても首だけは見つからなかった。

なので、夜が明けて、線路内だけでなく、総がかりで、周りの民家を

訪問し、一軒一軒、虱潰しに、首から上の部分を探したそうだ。

そして、結局、その時は、捜索から数日後に、民家の屋根にある首が

発見される事になったそうである。

首がそれほど高く遠く飛ばされるほどだから、その時の事故の瞬間には、

停車中の人や車や自転車が血しぶきで見まみれになったそうだ。

そんな話を思い出しつつ、

首が見つかった家の人は、さぞかし嫌な気分だったろうし、血しぶきが

かかった人も、それこそ、一生消えないトラウマになってるだろうな、と

考えていた。

そして、相変わらず、遮断機は、下りたままである。

それにしても、なんで列車が通る何分も前から遮断機を降ろす必要が

あるのか?とJRにクレームでも入れてやろうか、等と馬鹿な事を

考えていた。

そして、その時、ふと前方を見ると、踏み切りの向こう側にひとりの

女性が立っていた。

こんな夜更けに?

そう思っていると、列車が踏み切りに近づいてきたのか、急に辺りが、

ガタガタと騒がしくなる。

やっと、遮断機が上がるのか、

いやいや、貨物列車は、結構長いから、通過にも時間が掛かるかも?

そう思っていると、突然、前方の女性が、遮断機を潜るような動きをした。

最初は、何をしたいのか、分からなかったのだが、よく見ると、その女の

顔は、俺の方を見ながら、ニコニコと笑っていた。

飛び込むつもりなのか?

そう思った俺は、深夜もはばからず、思いっきりクラクションを鳴らした。

そして、近づいてくる列車の運転手にも、その女が見えているらしく、

列車の大きな警笛が鳴り響いた。

が、次の瞬間、その女は、列車に飛び込んだ。

薄ら笑いを浮かべながら。

嫌なものを見た、というのが俺の本音だった。

が、不思議な事に、列車は、警笛こそ鳴らしたものの、そのままスピード

も落とさず、通り過ぎていった。

しかも、飛び込んだ筈の女の体も、そこには、転がってはいなかった。

幻でも見たのか?

そう思い、しばらく呆然としている俺に、突然、後部座席から

声がする。

ちゃんと見てくれた?

驚いたでしょ。

もの凄く痛いんだよ。

その声に反応しルームミラーを見ると、そこには、今目の前で飛び込んだ

筈の女が、後部座席に座っていた。

悲しそうでも笑った顔でもなく、とても、無感情な顔で。

ウワッと声を上げて、車から転げ出る俺。

すると、また踏み切りの遮断機が目の前で下りてくる。

そして、カンカンと煩い音が。

心臓が、大きく鼓動している。

が、ふと目を上げると、再び、踏み切りの向こう側に、今、車の

後部座席にいた女が立っていた。

その顔は、うっすらと笑い、小さく手を振っていた。

俺は、もう、この踏み切りに一秒も居たくなかったので、そのまま

バックして、方向転換し、その踏切から遠ざかった。

遠ざかる車のバックミラー越しに、その女がまだ立っているのが見えた。

それ以来、その踏み切りは、夜間は利用しない様にしている。

そして、その話をすると、ある飛び込み自殺があってから、あの踏み切りでは

女の霊がたびたび目撃されており、列車の運転手の間でも有名らしい、と

いう話を友人から聞いた。

その踏み切りでは、今夜も、その女が飛び込み続けているのだろうか?

この踏み切りは実在する。




Posted by 細田塗料株式会社 at 19:01│Comments(2)
この記事へのコメント
営業のKさん

今日も・・・めっちゃ怖いですね(泣

それにしても、至る所で怖い思いをされていますね。
他人事で申し訳ないですが、本当に霊感が無くて良かったと考える私です。

私なんて公衆トイレで一人用を足している時に、「ジャー」と自動洗浄が流れるだけで鳥肌者の怖がりですから(泣

それでは、次回の更新を楽しみにしております。
Posted by 中西 at 2016年02月06日 22:03
中西様、こんにちは。
何故か不思議なもので、霊などの怪奇現象は、一度遭遇すると、それこそ連続して見てしまうのですが、ある日を境にして、見なくなったりしますね。
あっ、ブログにも書いてますが、私もかなりのビビリで怖がりですので、同じだと思いますよ(笑)
勿論、トイレの自動洗浄は、心臓に悪過ぎますよね。
次回の話も宜しくお願い致します。
Posted by 細田塗料K at 2016年02月07日 15:30
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