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2016年02月08日

その喫茶店には近づくな!

サインディスプレイ部  営業のKです。

今日は忙しかったです。

そして、明日は更に、もっと忙しくなる予定です。

皆様、体調には十分お気をつけくださいませ!

それでは、怖くない話、スタートです。



金沢市にある、とある喫茶店。

その喫茶店での体験を今夜は話してみたいと思う。

俺が趣味で音楽をやっているのは、以前、書いたかもしれないが、

実際、ハートロックからパンクロック、そしてジャズまで

俺の趣味とは関係なしで、色んなバンドに在籍させられている。

まあこれは、行きつけの楽器屋さんから、頼まれたり、知り合い

から頼まれたり、となかなか断りきれない理由があって、

現在に至る。

が、その中でも、自分が、もっとも力を入れているのが、

アコギ2本での歌なしのオリジナル曲をまったりと演奏するという

スタイル。

もっとも、お互いに、ギターを色々と持ち替えたり、フルアコギター

やガットギターを使用したり、たまには女性ボーカルも入れてみたりと

好き勝手にやらせてもらっている。

そんなスタイルだから、大きな会場というよりも、どちらかというと

小さな場所、特に、喫茶店にお願いして演奏させて貰ったりするのが、

とても楽しくてハマッている。

その喫茶店も、いつも生演奏が聞けるような店ではなく、何となく

雰囲気の良さそうな店を見つけると、そこの店主にお願いして、

演奏させてもらうというゲリラ的なライブであるから、おのずと

どこか懐かしい様なふるい喫茶店ということになる。

そのライブもそこそこ数をこなしていると、雰囲気の良い店は

あらかた利用してしまったという状態になる。

同じ店ではライブはしないという変な信条があるため、実際、

お店探しには苦労する。

だから、人づてに、こんな店がある、という情報を聞きつけると、

すぐにチェックしに行くというのが、いつものパターン。

今回の話に出てくる喫茶店もそんな感じで見つけた店である。

場所とか店名は、ご迷惑を掛けないように当然伏せておくが。

その店は、全て木造の古き良き時代の喫茶店という趣。

店内も、古めかしいテーブルと年季の入った椅子。

メニューも、食事類は無く、飲み物のみであり、その飲み物

も、基本的には、コーヒーのみ、という願っても無い様な、

もの凄く好みの店だった。

そして、店にいるのもマスター一人であり、俺たちが店を気に入り、

ライブの話を持ちかけると、二つ返事で快諾してくれた。

そんな、どちらかというと、殺風景で時代に逆行したような

店ではあるが、俺たちと似た趣向の人もいるようで、いつも

そこそこの客がその店に来ていた。

そして、その日、俺達は、リハーサルを兼ねてその店を

訪れた。

店内を見渡すと、まだ早い時間のせいか、お客さんは一人もいない。

マスターに挨拶を終えると、早速、PAのチェック。

音質のバランスを色んなパターンでチェックする。

で、ふと、気付くと、店の隅にある席に一人の女性が座っている。

誰かが店に入ってきた音はしなかったのだが、確かにその席には

女性が座っていた。

だが、マスターは知らん顔で、注文を取りにいく様子も無い。

もしかして、マスターの奥さんか、もしかしたら不定期の店員さん

なのかもしれない、と思い、それなら、ということでセッティング

を兼ねた練習にも力が入る。

それにしても、綺麗な女性だった。

小さく整った顔に、長く綺麗な髪。

完璧な顔って本当にあるんだな~とか思いつつ、たまにチラチラと

その女性に目を配った。

それにしても、完璧過ぎる顔だった。

まるで、作り物のように・・・。

そして、その感想は、次第に恐怖へと変わっていく。

その女性を見るたびに、座っている席が違うのだ。

移動する暇も無いほど、わずかな時間でも、少しでも目を離すと

その女は、テーブルを移動していた。

そして、それに伴って、俺たちと、その女の距離も・・・。

そう、少しずつ、確実に俺たちに近づいて来ている。

しかも、それは普段は全く見えない人である、相方にも、しっかりと

見えている様だった。

そして、その女性は、ついに俺達が演奏している目の前のテーブル

までやって来た。

さすがに、相方も気味が悪くなったのか、俺に目配せをしている。

まあ、大丈夫だと思うから、もう少し続けようか!と俺が合図し、

視線を女に戻した瞬間、その女の顔が目の前にあった。

もう鼻と鼻がぶつかりそうな位の至近距離。

俺は、思わず、ウワっと声を上げて、演奏を止めた。

俺は、こういう事に免疫の無い相方が心配になり、そちらを見た。

すると、相方は、なにやら、体と顔を強張らせて、小刻みに

震えている。

後で聞いた話では、その時、相方は、突然の金縛りに遭い、

体が動かせなかったという。

そして、それからが地獄だった。

その女の顔は、間近で見ると、一つ一つのパーツこそ、整っているが、

そのバランスはどこか異様であり、肌の色も、白いのを通り越して

青白く、その全身は、まるで水から這い上がってきたかのように、

ベトベトしており、常にポタポタと、何かの液体が垂れ落ちていた。

さすがに、その至近距離の恐怖に俺も体が硬直してしまい、何も

出来なかった。

それ様子を見て取ると、その女は嬉しそうな笑みを浮かべて、俺の

顔を至近距離から舐めまわす様に、覗き込む。

その時の死臭にも似た臭い息と、髪や服から、俺の顔や手に

垂れ落ちるネバネバした液体は、俺の恐怖を増幅させる。

そして、その女は、次の瞬間、自分の首を両手で掴むと、

ボキっという嫌な音をさせて、水から、ほぼ90度以上に

曲げた。

そして、その首は、力なく、ダラーンと垂れ下がり、俺たちを見ている。

さすがのグロい展開に、目を避けようとしていると、それがとても

嬉しいのか、その女は、キャッキャッと笑った。

そして、次の瞬間、その女は、自分の手首をテーブルに押し付け、

力を込めると、再び、ボキっという嫌な音が・・・。

再び、目を背ける俺達を見て、その女は嬉しそうに笑った。

こいつ、何考えてるんだ?

というより、一体、何がしたいんだ?

そう思っていると、その女は、再び、顔を近づけて、ゲタゲタと

嬉しそうに笑う。

そして、それからは、もうグロい瞬間のオンパレードであり、

手の指、足の骨、それこそ、折れる所の骨は全て、自分で折ってしまい、

耳を引きちぎる、髪を思いっきり引っ張って、ブチブチと自らで

抜いていく。

もう綺麗な顔はどこにもなく、死霊と呼ぶにふさわしい顔になっている。

そして、これだけの事をしながら、マスターは全く気付く素振りも無く、

きっと、この光景は、マスターには見えていないのだと悟る。

そして、一通りの事を終えると、ケラケラと笑いながら、今度は相方に

近づいていった。

折れた手足でズルっズルっと這いながら。

そして、相変わらず、金縛りで動けない相方の小指に手を掛けた。

そして、次の瞬間、嫌な音を立てて、相方の小指は折られた。

嬉しそうにゲタゲタと笑う、あの女の顔は忘れられない。

しかし、相方は、金縛りで、身をよじることも、声を出す事も

出来ないようだった。

そして、今度は、相方の薬指に手を掛ける女。

全部の指を折るつもりなのか?

一体、何の恨みが?

そう思い、とっさに怒りで俺は大声を出してしまう。

いい加減にしろ!

その声と、同時に、店に数人のグループが入ってきた。

その途端、急に、その女は、忽然と消えた。

何の痕跡も残さずに。

そして、残されたのは、折られた指を押さえる相方と、俺の怒鳴り声に

呆然としているマスターと客だけであった。

それから、急いで、その店に事情を話し、ライブの中止を

お願いして、その店を出た。

相方は、今も、小指のリハビリ中である。

そして、当然であるが、もう、その店には近づくつもりは毛頭ない。

この恐怖の喫茶店は、金沢市内に実在する。





Posted by 細田塗料株式会社 at 19:51│Comments(2)
この記事へのコメント
営業のKさん

前記事と言い今回の記事と言い、めちゃくちゃ怖い体験じゃないですか!
何の因果もない人達に危害を加える・・・骨折をさせたり、自殺にまで追い込む・・・いやそんな事を可能にするなんて、まさに悪霊(悪魔)ですね。

「リング」や「呪怨」て言うホラー映画も現実味がおびてきます。
以前に書かれていましたが、私も「仄暗い水の底から」と言う映画、怖かったですよ・・・怖がりなのにホラー映画を見たがる、これも幼少期に「あなたの知らない世界」を、夏場は布団の中から、冬場はコタツの中から夢中で見ていた世代の定めでしょうか(笑
題名は忘れましたが、役所広司と風吹ジュンが出演していたホラー映画?も、私は好きです。

それでは、今回の次回も更新を楽しみにしております。
Posted by 中西 at 2016年02月08日 21:30
中西様、こんばんは。
確かに怖い体験でした。
ただ、自分の体を壊していくのを幻として見せたかったんだと思いますが、相方の指が折れたのは、紛れもない事実ですから。
確かに、自分も怖がりなのに、ホラー好きですね。
”あなたの知らない世界!の再現シーンは、トラウマになりました。(笑)
役所さんと風吹さんが共演された映画は、確か、”降霊”でしたか?確かに楽しめた映画ですよね。
また、頑張って書かせて頂きますので宜しくお願い致します。
Posted by 細田塗料K at 2016年02月08日 22:02
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